JPH0643963Y2 - 回転型電気部品 - Google Patents
回転型電気部品Info
- Publication number
- JPH0643963Y2 JPH0643963Y2 JP1984058307U JP5830784U JPH0643963Y2 JP H0643963 Y2 JPH0643963 Y2 JP H0643963Y2 JP 1984058307 U JP1984058307 U JP 1984058307U JP 5830784 U JP5830784 U JP 5830784U JP H0643963 Y2 JPH0643963 Y2 JP H0643963Y2
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- rotary
- slider
- shaft
- rotary shaft
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は回転型電気部品の改良に関し、特に、その回転
軸と摺動子の相対的位置関係の微調整を可能にした回転
型電気部品に関する。
軸と摺動子の相対的位置関係の微調整を可能にした回転
型電気部品に関する。
[従来技術] 以下、従来の回転型電気部品の説明として、これが用い
られた第1図〜第4図に示すステックタイプのスイッチ
について説明する。第1図〜第4図に示すように底面部
が開放された絶縁物から成る筐体2の側面2a,2bにそれ
ぞれ回転型スイッチ3,4が取付けられ、この回転型スイ
ッチ3,4は前記筐体2の上面2cに設けられた皿状の凹部2
dより突出した共通操作軸5によって作動されるように
なっている。また、この回転型スイッチ3,4の摺動子受
け6a,6aがそれぞれ一体に形成された回転軸6,6の端部6
b,6bが筐体2内に交差状に配置された連動部7,8の一端
部7a,8aにそれぞれ嵌合されている。共通操作軸5の作
動軸5aはピン9によって連動部8の軸心方向と直交して
軸支されるとともに、作動軸5aの先端は連動部7の長手
方向に設けられたスリット状の案内孔7bに係合されてい
る(第2図参照)。回転型スイッチ3,4の回転軸6,6は、
その端部6b,6bが連動部7,8の一端部7a,8aにそれぞれ嵌
合している。回転型スイッチ3,4の摺動子受け6aには1
組の突部6c,6cが突設され、この突部6c,6cが嵌め込まれ
る孔10a,10aを穿設した摺動子10が固着されている。一
方、この摺動子受け6aの反対の面には周縁に円弧状の凸
部6dが一体に形成されている。更に回転軸6の他端部6e
には、コイルバネ11のコイル部11aが嵌められるように
なっている。このコイルバネ11はコイル部11aと腕部11
b,11cから成り、この腕部11b,11cは回転軸6の円弧状の
凸部6dに係止されている。そして、共通操作軸5の未動
作時には腕部11b,11cの先端部はカバー12の切欠き12aに
弾性をもって係止されている。このカバー12は円筒状で
縁にコイルバネ11の腕部11b,11cの先端部を係止する切
欠き12aと複数の突片12b…が形成され、回転軸5を支持
する前側板13と後側板14とを突片12b…を折曲げて固定
されている。15は摺動子10が接触する接触体15a,15b,15
cを形成した基板である(第3図、第4図参照)。
られた第1図〜第4図に示すステックタイプのスイッチ
について説明する。第1図〜第4図に示すように底面部
が開放された絶縁物から成る筐体2の側面2a,2bにそれ
ぞれ回転型スイッチ3,4が取付けられ、この回転型スイ
ッチ3,4は前記筐体2の上面2cに設けられた皿状の凹部2
dより突出した共通操作軸5によって作動されるように
なっている。また、この回転型スイッチ3,4の摺動子受
け6a,6aがそれぞれ一体に形成された回転軸6,6の端部6
b,6bが筐体2内に交差状に配置された連動部7,8の一端
部7a,8aにそれぞれ嵌合されている。共通操作軸5の作
動軸5aはピン9によって連動部8の軸心方向と直交して
軸支されるとともに、作動軸5aの先端は連動部7の長手
方向に設けられたスリット状の案内孔7bに係合されてい
る(第2図参照)。回転型スイッチ3,4の回転軸6,6は、
その端部6b,6bが連動部7,8の一端部7a,8aにそれぞれ嵌
合している。回転型スイッチ3,4の摺動子受け6aには1
組の突部6c,6cが突設され、この突部6c,6cが嵌め込まれ
る孔10a,10aを穿設した摺動子10が固着されている。一
方、この摺動子受け6aの反対の面には周縁に円弧状の凸
部6dが一体に形成されている。更に回転軸6の他端部6e
には、コイルバネ11のコイル部11aが嵌められるように
なっている。このコイルバネ11はコイル部11aと腕部11
b,11cから成り、この腕部11b,11cは回転軸6の円弧状の
凸部6dに係止されている。そして、共通操作軸5の未動
作時には腕部11b,11cの先端部はカバー12の切欠き12aに
弾性をもって係止されている。このカバー12は円筒状で
縁にコイルバネ11の腕部11b,11cの先端部を係止する切
欠き12aと複数の突片12b…が形成され、回転軸5を支持
する前側板13と後側板14とを突片12b…を折曲げて固定
されている。15は摺動子10が接触する接触体15a,15b,15
cを形成した基板である(第3図、第4図参照)。
しかしながら、上記の従来例では、摺動子10が固着され
た摺動子受け6aが回転軸6に一体に形成されているの
で、回転軸6の部品精度および基板15の接触体15a,15b
の位置精度が組立後の相対位置に影響を及ぼし、共通操
作軸5の回動方向により、摺動子10と接触体15a,15bと
が接触し、閉状態となる共通操作軸5の角度に誤差を生
じ易く、延いては製品の価値を大きく減ずる等の欠点が
あった。
た摺動子受け6aが回転軸6に一体に形成されているの
で、回転軸6の部品精度および基板15の接触体15a,15b
の位置精度が組立後の相対位置に影響を及ぼし、共通操
作軸5の回動方向により、摺動子10と接触体15a,15bと
が接触し、閉状態となる共通操作軸5の角度に誤差を生
じ易く、延いては製品の価値を大きく減ずる等の欠点が
あった。
従って、本考案は個々の部品の精度を上げることなく、
各接触体を閉状態等とする共通操作軸の回動角度誤差の
極めて少ない回転型電気部品を提供することにある。
各接触体を閉状態等とする共通操作軸の回動角度誤差の
極めて少ない回転型電気部品を提供することにある。
[考案の構成] 接触部と該接触部上を摺動する摺動子とを有する回転型
電気部品において、 径方向に突出した複数の小突起を設けた周囲を有する第
1の部材と、該第1の部材の複数の小突起に係る内周面
をもち前記第1の部材の周面に半固定状に嵌合する嵌合
部材を有する第2の部材を具備し、前記第1の部材に前
記摺動子を備え、前記第2の部材に回転軸を備えるとと
もに、前記第1の部材の周縁には外側に面した突片を設
け、前記第2の部材に形成した回転鍔部の周面に、前記
突片を前記回転軸の回転方向に微動可能に収める凹部を
設けたことを特徴とする。
電気部品において、 径方向に突出した複数の小突起を設けた周囲を有する第
1の部材と、該第1の部材の複数の小突起に係る内周面
をもち前記第1の部材の周面に半固定状に嵌合する嵌合
部材を有する第2の部材を具備し、前記第1の部材に前
記摺動子を備え、前記第2の部材に回転軸を備えるとと
もに、前記第1の部材の周縁には外側に面した突片を設
け、前記第2の部材に形成した回転鍔部の周面に、前記
突片を前記回転軸の回転方向に微動可能に収める凹部を
設けたことを特徴とする。
以下、本考案の1実施例を第5図〜第9図により説明す
る。なお、第1図〜第4図と同一部品もしくは均等部品
には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。
る。なお、第1図〜第4図と同一部品もしくは均等部品
には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。
17は筐体2の1側面に取付けられた回転型スイッチで、
この回転型スイッチ17は第1の部材である摺動子受け19
を有している。この摺動子受け19は合成樹脂から成り、
鍔部19aと、その両面に円筒部19f,19gがそれぞれ形成さ
れ、この鍔部19aの一面19bには1組の突部19c,19cが突
設され、鍔部19aの他面19dには外縁に鍔部19aの他面19d
に垂直な突片19eが設けられている。この突片19eはその
基部が鍔部19aの他面19d上に段部をもって結合され、こ
の鍔部19aの段部に隣接する部分には切欠き19i,19iが設
けられており、突片19eはその凸方向にT字状を呈し、
その断面は略三日月状を成している。また、該突片19e
の1側面は、後述するカバー側と対向しており、すなわ
ち外側に面している。摺動子受け19の円筒部19fの外周
面には径方向に複数の断面円弧状の小突起19h…が設け
られている。
この回転型スイッチ17は第1の部材である摺動子受け19
を有している。この摺動子受け19は合成樹脂から成り、
鍔部19aと、その両面に円筒部19f,19gがそれぞれ形成さ
れ、この鍔部19aの一面19bには1組の突部19c,19cが突
設され、鍔部19aの他面19dには外縁に鍔部19aの他面19d
に垂直な突片19eが設けられている。この突片19eはその
基部が鍔部19aの他面19d上に段部をもって結合され、こ
の鍔部19aの段部に隣接する部分には切欠き19i,19iが設
けられており、突片19eはその凸方向にT字状を呈し、
その断面は略三日月状を成している。また、該突片19e
の1側面は、後述するカバー側と対向しており、すなわ
ち外側に面している。摺動子受け19の円筒部19fの外周
面には径方向に複数の断面円弧状の小突起19h…が設け
られている。
摺動子受け19はその円筒部19f,19gを介して第2の部材
である回転軸18の軸部18aに嵌合されるようになってい
る。この回転軸18は合成樹脂から成り、軸部18aと鍔部1
8cが設けられている。軸部18aはその一端部18bに連動部
7,8の一端部7a,8aが嵌合され、他端部18gにはコイルバ
ネ25のコイル部25aが嵌められている。回転軸18の鍔部1
8cの端部18b側の面には軸心方向に沿って円筒部18dが設
けられており、この円筒部18dの成す内径は、前記摺動
子受け19の複数の小突起19h…の頂部で成す径よりも若
干小さく形成され、この複数の小突起19h…を有する円
筒部19fと回転軸18の円筒部18dとの嵌合により、回転軸
18と摺動子受け19とは半固定の状態となっている。回転
軸18の鍔部18cの外周面には凹部18eが形成されている。
この凹部18eの鍔部18cの周方向の幅は2段に形成され、
その狭い幅の部分が摺動子受け19の突片19eの幅よりも
若干大きく設けられている。この凹部18eには摺動子受
け19の突片19eが位置され、この突片19eの移動が凹部18
e内でのみ可能に成されている。また、この凹部18eは、
共通操作軸5が回転型スイッチ16,17に対し中心位置に
位置しているとき、回転軸18の軸方向に垂直で後述する
カバー20の側面に設けた小孔20cと回転軸18の軸心を結
ぶ直線上またはその近辺に位置されている。
である回転軸18の軸部18aに嵌合されるようになってい
る。この回転軸18は合成樹脂から成り、軸部18aと鍔部1
8cが設けられている。軸部18aはその一端部18bに連動部
7,8の一端部7a,8aが嵌合され、他端部18gにはコイルバ
ネ25のコイル部25aが嵌められている。回転軸18の鍔部1
8cの端部18b側の面には軸心方向に沿って円筒部18dが設
けられており、この円筒部18dの成す内径は、前記摺動
子受け19の複数の小突起19h…の頂部で成す径よりも若
干小さく形成され、この複数の小突起19h…を有する円
筒部19fと回転軸18の円筒部18dとの嵌合により、回転軸
18と摺動子受け19とは半固定の状態となっている。回転
軸18の鍔部18cの外周面には凹部18eが形成されている。
この凹部18eの鍔部18cの周方向の幅は2段に形成され、
その狭い幅の部分が摺動子受け19の突片19eの幅よりも
若干大きく設けられている。この凹部18eには摺動子受
け19の突片19eが位置され、この突片19eの移動が凹部18
e内でのみ可能に成されている。また、この凹部18eは、
共通操作軸5が回転型スイッチ16,17に対し中心位置に
位置しているとき、回転軸18の軸方向に垂直で後述する
カバー20の側面に設けた小孔20cと回転軸18の軸心を結
ぶ直線上またはその近辺に位置されている。
回転軸18の鍔部18cの他端部18g側の面には円弧状の凸部
18fが形成されており、この凸部18fにはコイルバネ25の
腕部25b,25cが係止されている。コイルバネ25はコイル
部25aと腕部25b,25cを有し、共通操作軸5を中心位置に
復帰させるバネで、コイル部25aを回転軸18の他端部18g
に嵌め、腕部25b,25cを回転軸18の円弧状の凸部18fに係
止してあると共に、共通操作軸5の未動作時にはカバー
20の切欠き20aに弾力をもって係止されている。
18fが形成されており、この凸部18fにはコイルバネ25の
腕部25b,25cが係止されている。コイルバネ25はコイル
部25aと腕部25b,25cを有し、共通操作軸5を中心位置に
復帰させるバネで、コイル部25aを回転軸18の他端部18g
に嵌め、腕部25b,25cを回転軸18の円弧状の凸部18fに係
止してあると共に、共通操作軸5の未動作時にはカバー
20の切欠き20aに弾力をもって係止されている。
カバー20は円筒形状で円周面の縁にコイルバネ25の腕部
25b,25cを係止する切欠き20aが設けられ、側面には小孔
20cが穿設されている。また、カバー20の両円周上には
突片20b…が形成されており、回転軸18を保持する前側
板21と後側板22とを突片20b…を折曲げて固定してあ
る。カバー20と前側板21との間には絶縁物から成る基板
23が介在しており、この基板23には導電材からなる接触
体23a,23b,23cが設けられており、共通操作軸5の回動
により、この接触体23a,23b,23c上を摺動子24が摺動す
る。
25b,25cを係止する切欠き20aが設けられ、側面には小孔
20cが穿設されている。また、カバー20の両円周上には
突片20b…が形成されており、回転軸18を保持する前側
板21と後側板22とを突片20b…を折曲げて固定してあ
る。カバー20と前側板21との間には絶縁物から成る基板
23が介在しており、この基板23には導電材からなる接触
体23a,23b,23cが設けられており、共通操作軸5の回動
により、この接触体23a,23b,23c上を摺動子24が摺動す
る。
摺動子24は、摺動子受け19の鍔部19aに形成された1組
の突部19c,19cに対向する位置に1組の孔24a,24aを有
し、この孔24a,24aを摺動子受け19の突部19c,19cに嵌挿
し、更に突部19c,19cを熱してめ、摺動子24を摺動子
受け19に固着している。
の突部19c,19cに対向する位置に1組の孔24a,24aを有
し、この孔24a,24aを摺動子受け19の突部19c,19cに嵌挿
し、更に突部19c,19cを熱してめ、摺動子24を摺動子
受け19に固着している。
次に上記構成によるスイッチの動作を説明する。
共通操作軸5が未動作のときはこの共通操作軸5は各回
転型スイッチ16,17に対して中心位置に位置し、各回転
型スイッチ16,17の摺動子24の一片24bは第6図に示す基
板23の接触体23a,23b間に位置しており、摺動子24は接
触体23a,23bとは導通しておらず、スイッチは開の状態
にある。次に、共通操作軸5を第5図の紙面に対し手前
側に回動すると、この共通操作軸5の作動軸5aは第5図
の紙面に対し向う側に移動し、それに伴ない連動部8も
同方向に回動する。回転軸18はその端部18bが連動部8
の一端部8aと嵌合しているので回転軸18に半固定された
摺動子受け19に固着されている摺動子24も回転軸18を介
して回動して第6図に示す基板23の接触体23aと接触
し、この接触体23aと摺動子24とは導通状態となる。回
転軸18の回動と同時にカバー20の切欠き20aに係止して
いたコイルバネ25の腕部25cの先端は回転軸18の円弧状
の凸部18fにより、第7図A方向に押圧され、カバー20
の切欠き20aの縁から離れるが腕部25bは切欠き20aの縁
に弾接したままである。従って、共通操作軸5への押圧
を除くと、腕部25cはコイルバネ25の弾力により、円弧
状の凸部18fを押圧して回動駆18を前とは逆方向に回動
させ、共通操作軸5を元の中心位置に自動的に戻し、第
7図の状態となる。上記では共通操作軸5を第5図の紙
面に対し手前側に回動した場合を例にとったが、各回転
型スイッチ16,17は摺動子24と導通して閉状態となる接
触体23a,23bをそれぞれ備えているので、共通操作軸5
を任意の方向に回動することにより、8種類の閉状態を
得ることができる。
転型スイッチ16,17に対して中心位置に位置し、各回転
型スイッチ16,17の摺動子24の一片24bは第6図に示す基
板23の接触体23a,23b間に位置しており、摺動子24は接
触体23a,23bとは導通しておらず、スイッチは開の状態
にある。次に、共通操作軸5を第5図の紙面に対し手前
側に回動すると、この共通操作軸5の作動軸5aは第5図
の紙面に対し向う側に移動し、それに伴ない連動部8も
同方向に回動する。回転軸18はその端部18bが連動部8
の一端部8aと嵌合しているので回転軸18に半固定された
摺動子受け19に固着されている摺動子24も回転軸18を介
して回動して第6図に示す基板23の接触体23aと接触
し、この接触体23aと摺動子24とは導通状態となる。回
転軸18の回動と同時にカバー20の切欠き20aに係止して
いたコイルバネ25の腕部25cの先端は回転軸18の円弧状
の凸部18fにより、第7図A方向に押圧され、カバー20
の切欠き20aの縁から離れるが腕部25bは切欠き20aの縁
に弾接したままである。従って、共通操作軸5への押圧
を除くと、腕部25cはコイルバネ25の弾力により、円弧
状の凸部18fを押圧して回動駆18を前とは逆方向に回動
させ、共通操作軸5を元の中心位置に自動的に戻し、第
7図の状態となる。上記では共通操作軸5を第5図の紙
面に対し手前側に回動した場合を例にとったが、各回転
型スイッチ16,17は摺動子24と導通して閉状態となる接
触体23a,23bをそれぞれ備えているので、共通操作軸5
を任意の方向に回動することにより、8種類の閉状態を
得ることができる。
次に上記スイッチの摺動子24の一片24bと基板23の接触
体23a,23bの相対位置の調整方法について説明すると、
各回転型スイッチ16,17の摺動子24を固着した摺動子受
け19は共通操作軸5と連動する回転軸18と半固定状態に
あるため、各回転型スイッチ16,17について、カバー20
の小孔20cから、図示していないが棒状の部材を挿入し
摺動子受け19の突片19eを係止しておき、共通操作軸5
を回動させて、摺動子24の一片24bを基板23の接触体23
a,23b間の中間点に位置させることができる。
体23a,23bの相対位置の調整方法について説明すると、
各回転型スイッチ16,17の摺動子24を固着した摺動子受
け19は共通操作軸5と連動する回転軸18と半固定状態に
あるため、各回転型スイッチ16,17について、カバー20
の小孔20cから、図示していないが棒状の部材を挿入し
摺動子受け19の突片19eを係止しておき、共通操作軸5
を回動させて、摺動子24の一片24bを基板23の接触体23
a,23b間の中間点に位置させることができる。
本考案は上記したとおり、径方向に突出した複数の小突
起を設けた周面を有する第1の部材と、該第1の部材の
複数の小突起に係る内周面をもち前記第1の部材の周面
に半固定状に嵌合する嵌合部材を有する第2の部材を具
備し、前記第1あるいは前記第2の部材の一方に前記摺
動子を備え、他方に回転軸を備えるとともに、前記第1
の部材の周縁には外側に面した突片を設けるとともに、
前記第2の部材に形成した回転鍔部の周面には前記突片
を回転方向に微動可能に収めた凹部を設けたので、突片
を外側の面から操作して前記第1の部材の操作ができ、
また回転軸を備えた第2の部材も操作可能であるから、
前記第1と第2の部材の相対的な取付角度を調整するこ
とが可能となる。従って、個々の部品の精度を上げるこ
となく、前記第1と第2の部材の回転角度誤差の極めて
少ない回転型電気部品を提供することができる。なお、
共通操作軸が自動復帰するスティックタイプのスイッチ
に本考案を適用すれば、共通操作軸が中心位置に復帰し
たときスイッチが閉状態となるスティックタイプのスイ
ッチを容易に製造することができる。
起を設けた周面を有する第1の部材と、該第1の部材の
複数の小突起に係る内周面をもち前記第1の部材の周面
に半固定状に嵌合する嵌合部材を有する第2の部材を具
備し、前記第1あるいは前記第2の部材の一方に前記摺
動子を備え、他方に回転軸を備えるとともに、前記第1
の部材の周縁には外側に面した突片を設けるとともに、
前記第2の部材に形成した回転鍔部の周面には前記突片
を回転方向に微動可能に収めた凹部を設けたので、突片
を外側の面から操作して前記第1の部材の操作ができ、
また回転軸を備えた第2の部材も操作可能であるから、
前記第1と第2の部材の相対的な取付角度を調整するこ
とが可能となる。従って、個々の部品の精度を上げるこ
となく、前記第1と第2の部材の回転角度誤差の極めて
少ない回転型電気部品を提供することができる。なお、
共通操作軸が自動復帰するスティックタイプのスイッチ
に本考案を適用すれば、共通操作軸が中心位置に復帰し
たときスイッチが閉状態となるスティックタイプのスイ
ッチを容易に製造することができる。
第1図〜第4図は従来例を示す図で、第1図はスイッチ
の外観斜視図、第2図は同中央部断側面図、第3図は回
転型スイッチの分解斜視図、第4図aは回転軸、コイル
バネ、摺動子の状態を示す正面図、同bは同側面図であ
る。 第5図〜第9図は本考案の1実施例を示し、第5図はス
イッチの中央部断側面図、第6図は回転型スイッチの分
解斜視図、第7図aは回転軸、摺動子受け、コイルバ
ネ、摺動子の状態を示す正面図、同bは同側面図、第8
図は回転軸の断側面図、第9図aは摺動子受けの正面
図、同bは同断側面図である。 18……回転軸 18a……軸部 18d……円筒部 19……摺動子受け 19f……円筒部 19h……小突起 23a,23b,23c……接触体 24……摺動子
の外観斜視図、第2図は同中央部断側面図、第3図は回
転型スイッチの分解斜視図、第4図aは回転軸、コイル
バネ、摺動子の状態を示す正面図、同bは同側面図であ
る。 第5図〜第9図は本考案の1実施例を示し、第5図はス
イッチの中央部断側面図、第6図は回転型スイッチの分
解斜視図、第7図aは回転軸、摺動子受け、コイルバ
ネ、摺動子の状態を示す正面図、同bは同側面図、第8
図は回転軸の断側面図、第9図aは摺動子受けの正面
図、同bは同断側面図である。 18……回転軸 18a……軸部 18d……円筒部 19……摺動子受け 19f……円筒部 19h……小突起 23a,23b,23c……接触体 24……摺動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−93979(JP,A) (社)発明協会編[機械要素便覧〈固 着〉](昭55−9−25)頁622,FIG 2743
Claims (1)
- 【請求項1】接触部と該接触部上を摺動する摺動子とを
有する回転型電気部品において、 径方向に突出した複数の小突起を設けた周面を有する第
1の部材と、該第1の部材の複数の小突起に係る内周面
をもち前記第1の部材の周面に半固定状に嵌合する嵌合
部材を有する第2の部材を具備し、前記第1の部材に前
記摺動子を備え、前記第2の部材に回転軸を備えるとと
もに、前記第1の部材の周縁には外側に面した突片を設
け、前記第2の部材に形成した回転鍔部の周面に、前記
突片を前記回転軸の回転方向に微動可能に収める凹部を
設けたことを特徴とする回転型電気部品
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984058307U JPH0643963Y2 (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 回転型電気部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984058307U JPH0643963Y2 (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 回転型電気部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60174150U JPS60174150U (ja) | 1985-11-18 |
JPH0643963Y2 true JPH0643963Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=30583685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984058307U Expired - Lifetime JPH0643963Y2 (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 回転型電気部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643963Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5293979A (en) * | 1976-02-03 | 1977-08-08 | Omron Tateisi Electronics Co | Rotary switch |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP1984058307U patent/JPH0643963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
(社)発明協会編[機械要素便覧〈固着〉(昭55−9−25)頁622,FIG2743 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60174150U (ja) | 1985-11-18 |
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