JPH03138161A

JPH03138161A - サーマル記録装置

Info

Publication number: JPH03138161A
Application number: JP1277732A
Authority: JP
Inventors: Tadao Goto; 後藤　任男
Original assignee: Mutoh Industries Ltd
Current assignee: Mutoh Industries Ltd
Priority date: 1989-10-25
Filing date: 1989-10-25
Publication date: 1991-06-12
Also published as: DE4033322C2; US5138336A; DE4033322A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、感熱記録装置及び熱転写記録装置等のサーマ
ル記録装置に関し、特に大型記録紙を記録するのに好適
のサーマル記録装置に関する。

［従来の技術］従来から、例えばＡＯ１Ａｌサイズ等の大型記録紙に対
して作画を行なう自動製図機等では、所謂ペンプロッタ
と並んで、作画の高速性、低騒音性及び保守の容易性等
からアレイ構造を有するインライン型のサーマルヘッド
を使用したサーマル記録装置が使用されている。この種
のサーマル記録装置では、ＡＯ，Ａｌサイズに対応した
長尺のサーマルヘッドの実用化が、その製造時の歩留ま
り、製造コスト及び保守性等を考慮すると、困難である
ため、現在のところ専らＡ３サイズ用ヘッド等の普及品
をライン方向に複数つなぎ合わせて大面積の記録を行な
うようにしている。この場合、サーマルヘッド相互の継
目部分での記録画像の連続性を確保する必要がある。

従来は、第７図に示すように、隣接して配置された複数
のプラテンローラ６１，８２の夫々に、サーマルヘッド
６３．６４を対向配置させ、これらサーマルヘッド６３
．８４の発熱抵抗体６５゜６６によって夫々決定される
有効記録領域Ａ、　Ｂがライン方向に連続するように、
サーマルヘッド８３．６４をプラテンローラ６１．６２
の軸方向に夫々ずらして取り付けるようにしている。そ
して、連続記録紙６７を図中矢印方向に移動させながら
発熱抵抗体８５．８８を選択的に通電させ、ｆｉＸ　域
Ａ　側をサーマルヘッド６３で、また領域Ｂ側をサーマ
ルヘッド６４で夫々記録するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上述した従来のサーマル記録装置では、
プラテンローラをサーマルヘッドに対応させて複数本設
けなくてはならないため、装置が大型化すると共に、コ
ストアップになるという欠点があった。

本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって
、装置の小型化及び低価格化を図ることが可能なサーマ
ル記録装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明に係るサーマル記録装置は、プラテンローラとサ
ーマルヘッドとを記録紙を介して当接させると共に、前
記プラテンローラと前記サーマルヘッドとの間で記録紙
を移動させながら記録を行なうサーマル記録装置におい
て、１本のプラテンローラに対し、その周方向の異なる
位置に、その軸方向にずらして複数のサーマルヘッドを
取り付けたことを特徴とする。

［作用］本発明によれば、１本のプラテンローラの周方向の異な
る位置に、複数のサーマルヘッドを軸方向にずらして取
り付けることにより、１本のプラテンローラに対して複
数のサーマルヘッドを空間的に互いに干渉することなく
取り付けることができる。このため、プラテンローラの
数を従来よりも削減することができ、しかも、サーマル
ヘッドが、この１本のプラテンローラの周囲に配置され
ることになるので、これらヘッド部分の占有空間を極め
て小さくすることができ、スペースの有効利用により装
置の大幅な小型化を図ることができると共に、部品点数
の削減によりコスト低減を図ることができる。

［実施例コ以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例について説
明する。

第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例に係るサーマ
ル記録装置の構成を示す図である。

第８図において、ケース本体１は、内部に記録機構を収
容するもので、その両サイドの側壁２ａ。

２ｂの上端部には、上面カバー４が開閉自在に取り付け
られている。ケース本体１内部の向かって手前側には、
例えば記録後のカッティングによってＡ１サイズの規格
紙を生成することが可能な幅を持つ感熱紙からなる連続
記録紙５がホルダ６にロール状に巻回されて収容されて
いる。この連続記録紙５の向かって奥側には、第４図に
示すように、送りローラ７，８が配置されている。この
送りローラ７，８の更に奥側には、水平方向に延びるガ
イド９が取り付けられており、更にその奥には、プラテ
ンローラ１０が配置されている。このプラテンローラ１
０の上方には、ガイド１１．１２、送りローラ１３．１
４、ガイド１５、送りローラ１Ｂ、１？、ガイド１８．
１９及びガイド２０がこの順に配置されている。

送りローラ７ｊ　８，１３．１４．１８．１７及びプラ
テンローラ１０は、第３図に示すように、側板３ａ、３
ｂによって軸支されている。また、側壁２ａと側板３ａ
との間にはモータ２１が設けられており、このモータ２
１の駆動力が図示しない伝達機構を介して上記ホルダ８
、送りローラ７゜８．１３，１４．１８．１７及びプラ
テンローラ１０に伝えられるようになっている。

プラテンローラ１０の周囲には、第１図に示すように、
Ａ３サイズのサーマルヘッド２２．２３及び押えローラ
２４，２５が配設されている。サーマルヘッド２２は、
プラテンローラ１０の下面に当接するように配置され、
サーマルヘッド２３は、プラテンローラ１０の奥側の側
面に当接するように配置されている。従って、これらサ
ーマルヘッド２２．２３は、第４図からも明らかなよう
に、その主面が互いに略９０″をなす関係に配置された
ものとなっている。そして、サーマルヘッド２２は、プ
ラテンローラ１道の向かって左側、サーマルヘッド２３
は、プラテンローラ１０の向かって右側に配置され、こ
れらは、その発熱抵抗体２６．２７がライン方向に連続
するように、−部が水平方向に重複する位置に配置され
ている。

また、これらサーマルヘッド２２．２３のフレキシブル
ケーブル２８．２９は、図示しない記録制御回路に接続
されている。

このように、サーマルヘッド２２がプラテンローラ１０
の下側に配置され、サーマルヘッド２３が、フレキシブ
ルケーブル２９側を下にしてプラテンローラ１０の側面
部に配置されることにより、上部のスペースを広くとる
ことができ、上部空間の有効活用が可能になる。

一方、押えローラ２４．２５は、プラテンローラ１０に
対してサーマルヘッド２２．２３が夫々偏って当接する
ことによるプラテンローラ１０の傾きを防止するための
もので、プラテンローラ１０の中央部に対して各サーマ
ルヘッド２２．２３と対称な位置に夫々配置されている
。

サーマルヘッド２２．２３は、第１図に示すような支持
装置３０によって固定されている。この支持装置３０を
第２図に示す。即ち、上面に左右方向（ライン方向）に
延びる溝を形成してなる断面コ字状のベース３１の上記
溝部には、このベース３１に対して前後（記録紙５の移
動方向）に移動可能な移動体３２が嵌合されている。こ
の移動体３２の上面にも掘り込みがなされており、この
掘り込み部に、移動体３２に対して左右方向に移動可能
な移動体３３が嵌合されている。この移動体３３に前述
したサーマルヘッド２２．２３が固定されるようになっ
ている。

この支持装置３０においては、ベース３１に螺合された
ネジ３４によって移動体３２を前後に移動させることに
より、サーマルヘッド２２．２３の記録紙移動方向の位
置を調整し、その左右に配置されたネジ３５．３８によ
って移動体３２のプラテンローラ１０に対する傾きを調
整することができる。さらに、移動体３２の側部に螺合
されたネジ３７によって移動体３３の左右方向、つまり
サーマルヘッド２２．２３のライン方向の位置を調整す
ることができる。そして、ネジ３８にょうて、移動体３
２をベース３１に固定すると共に、ベース３１の下面中
央部に突設された取付は部３９を、ネジ４０によってケ
ース本体１に適当な角度で取り付けることにより、サー
マルヘッド２２゜２３の相互の位置関係及びこれらとプ
ラテンローラ１０との位置関係を正確に設定することが
できる。

プラテンローラ１０は、第４図に示すように、連続記録
紙５のセツティング前では、図中２点鎖線で示すように
、サーマルヘッド２２．２３のいずれからも離間する位
置に移動するようになっている。一方、上面カバー４の
内側には、加圧ローラ４１が突設されており、この加圧
ローラ４１が、上面カバー４を閉じたときにプラテンロ
ーラ１０をサーマルヘッド２２．２３側に押しつけるよ
うになっている。加圧ローラ４１は、上面カバー４の内
側に向かって突設された支持部４２にスライド自在に取
り付けられたアーム４３と、このアーム４３の先端に回
転自在に取り付けられたローラ本体４４と、アーム４３
と支持部４２との間にプラテンローラ１０を押しつける
際の押圧力を付与するバネ４５とにより構成されている
。また、上面カバー４の両端には、上面カバー４をケー
ス本体１に固定するための開閉レバー４６が設けられて
いる。

一方、第４図に示すように、送りローラ１３゜１４と送
りローラ１８，１７との間には、ループカッター５１が
設けられている。ループカッター５１は、回転駆動部（
第３図参照）５２から図示しないワイヤを介して伝達さ
れた駆動力でレール５３に沿ってライン方向に移動し、
連続記録紙５をカッティングして、Ａｌサイズの規格紙
を生成する。

また、この装置には、３つのセンサ５５，５８゜５７が
設けられている。センサ５５は、送りローラ７，８とプ
ラテンローラ１０との間に設置され、紙切れを検出する
。センサ５６は、プラテンローラ１０と送りローラ１３
．１４との間に設置され、記録紙５の前端を検出する。

更にセンサ５７は、送りローラ１８，１７の下流に設置
されており、紙詰まりを検出する。

次に、このように構成されたサーマル記録装置の動作に
ついて説明する。

先ず、連続記録紙５をセツティングする際には、上面カ
バー４を開ける。上面カバー４を開けると、プラテンロ
ーラ１０が加圧ローラ４１から解放され、サーマルヘッ
ド２２．２３から離間して記録紙のセツティングが可能
な状態になる。こ・の状態で、記録紙５の前端部を送り
ローラ７，８、ガイド９を介してプラテンローラ１０の
位置まで移動させる。そして、プラテンローラ１０とサ
ーマルヘッド２２．２３との間の隙間に記録紙５を挿入
したのち、上面カバー４を閉じる。これにより、加圧ロ
ーラ４１によってプラテンローラ１０がサーマルヘッド
２２．２３側に押しつけられ、セツティングが完了する
。

記録を開始すると、モータ２１が回転を開始し、その駆
動力がホルダ６、送りローラ７．８，１３゜１４．１θ
、１７及びプラテンローラ１０に伝達されるので、記録
紙５は、ガイド１１，１２、送りローラ１３，１４、ガ
イド１５、送りローラ１６．１７及びガイド１８，１９
を介して上面カバー４から外部に排出される。

連続記録紙５の移動に伴って、サーマルヘッド２２．２
３は、図示しない情報処理装置からのデータに基づく発
熱抵抗体２６．２７の選択的な通電によって、所定の感
熱記録画像を記録紙５上に形成する。このとき、記録画
像の左側の部分は、サーマルヘッド２２によって形成さ
れ、同じく右側の部分は、サーマルヘッド２３によって
形成される。そして、両画像の継目部分の記録の連続性
は、第２図に示した支持装置３０による位置調整によっ
て、正確に確保することが可能になる。

Ａ１サイズに対応した記録画像が形成されると、記録紙
５のフィードが一時停止され、ループカッター５１が作
動して、記録紙５をカッティングする。そして、記録紙
５の前端は、再びセンサ５６の位置までバックフィード
され、次の記録が開始される。

このように、本実施例の装置によれば、複数のサーマル
ヘッド２２．２３を１本のプラテンローラ１０に当設さ
せ、しかも記録の連続性を確保することができるので、
装置の小型化とコスト低減とを図ることができる。

ところで、記録開始時においては、プラテンローラ１０
と両サーマルヘッド２２．２３との間に連続記録紙５が
介在している必要がある関係上、この装置では、プラテ
ンローラ１０と下流側のサーマルヘッド２３との当接点
からプラテンローラ１０と上流側のサーマルヘッド２２
との当接点までのスペースが記録されないデッドスペー
スとなる。従来の装置では、第７図に示すように、プラ
テンローラ８１，１３２の直径以上のデッドスペースが
形成されてしまうので、記録紙の作−画節囲が狭くなる
という欠点があった。この点、本実施例の装置によれば
、このデッドスペースをプラテンローラ１０の直径より
も小さくすることができ、有効作画範囲を拡大すること
ができる。

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば第５図（ａ）に示すように、サーマルヘッド
２２．２３を、両者の先端側が対向するような位置関係
で配置するようにすれば、両ヘッド２２．２３の空間的
な干渉を更に防止することができ、両者の位置調整が前
述した実施例よりも容易になる。

また、例えば第５図（ｂ）に示すように、サーマルヘッ
ド２２．２３の主面のなす角度を大きくすることにより
、前述したデッドスペースを更に縮小することができる
。

また、サーマルヘッドの数も前述した例に限定されるも
のではなく、例えば第６図に示すように、３つのへ３サ
イズのサーマルヘッド５８，５９゜６０を使用して、Ａ
Ｏサイズの記録を行なう場合にも、本発明を適用可能で
あることはいうまでもない。

なお、本発明は、感熱紙を利用した感熱記録装置のみな
らず、熱溶融性インク及び熱昇華性インク等を利用した
熱転写記録装置にも適用可能である。

［発明の効果コ以上説明したように、本発明によれば、１本のプラテン
ローラの周方向の異なる位置に、複数のサーマルヘッド
を軸方向にずらして取り付けるようにしたので、部品点
数を削減することができると共に、ヘッド部分の占有空
間を小さくすることができる。このため、装置の小型化
とコスト低減とを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例に係るサーマ
ル記録装置の構成を示す図で、第１図はその要部を示す
斜視図、第２図はサーマルヘッドの支持装置を示す斜視
図、第３図は外観斜視図、第４図は縦断面図、第５図（
ａ）、（ｂ）は本発明の第２及び第３の実施例の要部を
夫々示す側面図、第６図は本発明の第４の実施例の要部
を示す平面図、第７図は従来のサーマル記録装置の一部
を示す平面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラテンローラとサーマルヘッドとを記録紙を介
して当接させると共に、前記プラテンローラと前記サー
マルヘッドとの間で記録紙を移動させながら記録を行な
うサーマル記録装置において、１本のプラテンローラに
対し、その周方向の異なる位置に、その軸方向にずらし
て複数のサーマルヘッドを取り付けたことを特徴とする
サーマル記録装置。