JPH03137115A - 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物 - Google Patents

電気絶縁封止用ポリウレタン組成物

Info

Publication number
JPH03137115A
JPH03137115A JP27485589A JP27485589A JPH03137115A JP H03137115 A JPH03137115 A JP H03137115A JP 27485589 A JP27485589 A JP 27485589A JP 27485589 A JP27485589 A JP 27485589A JP H03137115 A JPH03137115 A JP H03137115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
castor oil
polyol
pts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27485589A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Inada
稔 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP27485589A priority Critical patent/JPH03137115A/ja
Publication of JPH03137115A publication Critical patent/JPH03137115A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、番マシ油系ウレタン樹脂組成物に関し、更に
詳しくは高圧トランス部品等に使用するるものセある。
〔従来の技術〕
高圧トランスコイル部品等の絶縁注型用に使用される樹
脂組成物としては、従来エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン樹脂等が用いられているが、エポキシ樹脂
、ポリエステル樹脂の両者は硬度が硬くて冷熱サイクル
がかかるような条件下では歪を吸収できなくてクラツク
が生ずる欠陥があり、またシリコン樹脂は硬度が軟くて
柔軟性ある反面透湿性があるため絶縁物としての目的に
使用するには満足な結果が得られぬうえ高価であり、い
ずれも実用上満足のいくものではなかった。
一方、ウレタン系絶縁材料としてポリエステル系、ポリ
エーテル系の材料が存在するが、いずれも耐水性が悪く
、絶縁材料としての使用上充分な絶縁性能がないうえ誘
電特性も悪く、高圧トランスコイル、テレビ用のフライ
バックトランス等の注型用樹脂としては使用されていな
い。
高圧トランスコイル用の注型樹脂組成物とじては、難燃
性はUL規格94に合格するものであり、吸水率は0.
15%以下、コイル等に含浸させるため粘度は25°C
で2500cps以下、電気特性は体積固有抵抗値が2
5°Cで1×10+!Ω・Ω以上、誘電率が23 ’C
で4.5 (10KHz)以下で、高温においても変動
が少なく温度依存性の少ないものであることが要求され
る。
更に、環境温度および動作時の発熱等により高温あるい
は低温になった場合、樹脂自体が応力に耐え、クランク
等の発生あるいはコイルケース類との接着不良を防止し
て本来のコイルとしての性能を低下させないものである
必要がある。
本発明者等は、各種樹脂組成物につき鋭意研究した結果
、上記諸条件を満足する絶縁用注型樹脂組成物を開発し
たものである。
〔発明の目的〕
本発明は、ポリウレタン樹脂組成物で複数の特定ポリヒ
ドロキシ化合物を併用配合することにより、従来のポリ
ウレタン樹脂の間社点を解消し、電気特性に優れ、難燃
性、低粘度に伴なうコイル含浸性に優れており、安定化
効果が得られることを目的とする。
〔発明の構成] 本発明は、(A)ポリヒドロキシ化合物として、水酸基
当量200以下のヒマシ油系ポリオール70〜90重量
部及び水酸基当量200以上のヒマシ油系ポリオール3
0〜10重量部を併用したポリオール、及び (B)上記(A)のポリオール組成物100重量部に対
し粒度5〜15μの水和アルミナ250〜320重量部
、更に (C)ポリイソシアネート化合物を配合してなることを
特徴とする電気絶縁封止用ポリウレタン組成物である。
本発明において、ヒマシ油系ポリオールとはりシルイン
酸と多価アルコールとのエステル化物をいい、具体的に
はグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトールなどの多価アルコールとリシルイン酸とのエス
テル化物、前記多価アルコールにプロピレンオキサイド
及び/又はエチレンオキサイドを付加させ、次にリシル
イン酸を反応させて得られるエステル化物、あるいはリ
シルイン酸と多価アルコールを反応させて得られるエス
テル化物にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオ
キサイドを付加させて得られる生成物等である。
その中でも水酸基当量が110〜340のジオールまた
はトリオールが好ましく使用される。
ポリウレタン反応物は水酸基含有液状ヒマシ油系ポリオ
ールの単独もしくは2種以上とポリイソシアネート化合
物との反応(ウレタン反応)により得ることが出来るが
、本発明においては、水酸基当量が200以下のヒマシ
油系ポリオールと水酸基当量が200以上のヒマシ油系
ポリオールを併用する。
水酸基当量が200以下のヒマシ油系ポリオールは柔軟
な硬度を保ち、且つ、低粘度で作業性がよいという利点
がある。一方の200以上のヒマシ油系ポリオールは種
々の電気特性に優れている。
ポットライフや作業性をよくするために低粘度化を図る
場合や、耐水性、電気特性、引張及び引裂強度の°利点
を十分に発現させるためには、特に2種併用する効果が
大きい。
両者の割合は、前者70〜90重量部に対し、後者10
〜30重量部が好ましい、この範囲において、調和のと
れた特性を有する組成物となる。
次に、本発明においてポリイソシアネートとしては、特
に限定するものではないが、トリレンジイソシアネート
、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルスルホンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、3−
イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキシルイソシアネート、3−イソシアネートエチル−
3,5,5−) IJ メチルシクロヘキシルイソシア
ネート、3−イソシアネートエチル−3,5,5−)リ
エチルシクロヘキシルイソシアネート、ジフェニルプロ
パンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、
シクロヘキシレンジイソシアネート、3.3”−ジイソ
シアネートジプロピルエーテルトリフェニルメタントリ
イソシアネート、ジフェニルエチル−4,4°−ジイソ
シアネートなどがある。
ヒマシ油系ポリオールとポリイソシアネートの配合割合
は、ポリイソシアネート中のイソシアネート基がポリオ
ールの水酸基に対し0.8〜1.4当量となる様にする
のが十分な硬化が図られるので好ましい。
可塑剤として、イソシアネート基に不活性な可塑剤であ
るトリー2−エチルへキシルトリメリテート(トリメリ
ット酸・エステル)を配合することができる。これは耐
熱性、耐石ケン水抽出性が特に優れ、電気特性も極めて
良好なものである。上記ヒマシ油系ポリオール100重
量部に対し60重量部より大きいと難燃性が悪くドリッ
プの発生があり、40重量部より小さいと上記特性の向
上が不十分であり、耐吸水性もやや劣るようになる。
水酸化アルミニウムは、レジン硬化物の耐アーク性、耐
トラツキング性、難燃性を向上させる充填剤として必須
のものであり、上記ヒマシ油系ポリオール100重量部
に対し250〜320重量部であ漬。320重量部を越
えるとレジン組成物の粘度が著しく高くコイル含浸が困
難になるとともに、レジンの保存性が悪く、分離、沈澱
が生じる。一方、250重量部以下であると上記特性向
上が望めず、難燃性が低下する。
〔実施例〕
次に実施例により本発明の電気絶縁封止用ポリウレタン
組成物を更に詳細に説明する。
実施例1 ヒマシ油系ポリオールとして[ポリキャスター#10.
  (伊藤製油製、水酸基価160、粘度2500cp
s/25°C)100重量部と「ニーリックH−81」
同社製、水酸基価340、粘度1200cps/25°
C)20重量部及び可塑剤トリー2−エチルへキシルト
リメリテート65重量部と難燃可塑剤トリアリールホス
フェート40重量部、水和アルミナ(日本軽金属製)3
20重量部を攪拌機で5分間攪拌し、この配合物にポリ
イソシアネートとして、ジフェニルメタンジイソシアネ
ートをNGO10H当量が1.05(58重量部)とな
る様に配合し、2分間攪拌し、直ちに型わくに流し込み
温度80℃で3時間硬化し、ポリウレタン硬化物を得た
実施例2 ヒマシ油系ポリオールとして「ポリキャスター#10J
IQO重量部と’−L  ’)yりH8b20重量部及
びそれに可塑剤としてトリー2−エチルへキシルトリメ
リテート60重量部及び難燃性可塑剤トリアリールホス
フェート40重量部水和アルミナ300重量部を配合し
、以後、実施例1と同様にしてポリウレタン硬化物を得
た。
実施例3 ヒマシ油系ポリオールとして「ポリキャスター#10J
100重量部と「ユーリシクH−81J20重量部及び
可塑剤としてトリー2−エチルへキシルトリメリテート
45重量部及び難燃性可塑剤トリアリールホスフェート
40重量部、水和アルミナ250重量部を配合し、以後
実施例1と同様にしてポリウレタン硬化物を得た。
比較例1 ヒマシ油系ポリオールとして「ポリキャスター#10J
100重量部と「ニーリックH−81J20重量部及び
可塑剤としてトリー2−エチルへキシルトリメリテート
60重量部及び難燃性可塑剤トリアリニルホスフェート
40重量部とアルミナ(平均粒度5μ、昭和電工製)3
20重量部を配合し、以後、実施例1と同様にしてポリ
ウレタン硬化物を得た。
比較例2 ヒマシ油系ポリオールとして「ポリキャスター#10J
 100重量部と「ニーリックH−81J10重量部、
及び可塑剤ジオクチルフタレート60重量部に難燃性可
塑剤トリアリールホスフェート40重量部及び水和アル
ミナ320重量部を配合し、以後実施例1と同様にして
ポリウレタン硬化物を得た。
各実施例および比較例に於て得られた混合物の性蛯を下
記の試験及び評価方法に従って測定し、それらの結果を
第1表に示す。
粘度 E)(D型粘度計により25°Cで粘度測定する。
電気特性 体積固有抵抗と誘電率を測定し、両者とも良好なものは
電気特性「良好」とし、一方でも普通であれば「普通」
として評価する。
体積固有抵抗はJIS−C−2105の方法により25
°Cで測定、1×10I′Ω・1以上のものを「良好」
、1×10′3Ω・1以上のものを「普通」とする。
誘電率はJIS−C−2105に記載の方法により測定
し、10KHzで23゛Cにおいて3.5以下のもの「
良好jとし、3.5〜4.5のものを「普通」とする。
難燃性 UL規格94に記載された方法に従い燃焼テストを行い
、難燃度を表わす、UL規格94V−0に合格するもの
は「難燃」とし、不合格のものは「不適格」とする。
硬度 JIS硬度、スプリング式硬度計(■上島製作所)使用
し、ショアAにより常温25°Cにて測定す2゜ 吸水率 魚沸吸水津はJIS−C−2105(7)方法により1
00’C”C2時間の処理にて記載の方法により測定す
る。
〔発明の効果〕
ポリオールとしてヒマシ油系ポリオールを使用しており
、ヒマシ油系ポリオールは水酸基当量の大きいものと小
さいものを組合わせることにより、柔軟な硬度を保ち、
且つ、低粘度て作業性の良好なこと及び電気特性、耐水
性向上の利点゛がある。
また、水和アルミナを使用することにより粘度調和を保
ちつつ、難燃性(UL94V−0相当)及びコイルへの
含浸性が良好となる。
更に、トリー2−エチルへキシルトリメリテート等の可
塑剤を配合すれば電気特性を更に良くすることができる
特詐出願人  住友ベークライト株式会社手続補正書(
自発) 平成1年12月

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(A)ポリヒドロキシ化合物として、水酸基当量2
    00以下のヒマシ油系ポリオール70〜90重量部及び
    水酸基当量200以上のヒマシ油系ポリオール30〜1
    0重量部を併用したポリオール及び (B)上記(A)のポリオール組成物100重量部に対
    し粒度5〜15μの水和アルミナ250〜320重量部
    、更に (C)ポリイソシアネート化合物を配合してなることを
    特徴とする電気絶縁封止用ポリウレタン組成物。
JP27485589A 1989-10-24 1989-10-24 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物 Pending JPH03137115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27485589A JPH03137115A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27485589A JPH03137115A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03137115A true JPH03137115A (ja) 1991-06-11

Family

ID=17547515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27485589A Pending JPH03137115A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03137115A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005056892A1 (ja) * 2003-12-12 2005-06-23 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha 高強度ポリエチレン繊維
JP6157709B1 (ja) * 2016-09-30 2017-07-05 サンユレック株式会社 ポリウレタン樹脂組成物
JP2022086248A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社コバヤシ 不織布用接着剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005056892A1 (ja) * 2003-12-12 2005-06-23 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha 高強度ポリエチレン繊維
JP6157709B1 (ja) * 2016-09-30 2017-07-05 サンユレック株式会社 ポリウレタン樹脂組成物
JP2018053169A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 サンユレック株式会社 ポリウレタン樹脂組成物
JP2022086248A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社コバヤシ 不織布用接着剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03137115A (ja) 電気絶縁封止用ポリウレタン組成物
JPS6155521B2 (ja)
JP3018730B2 (ja) 電気機器の製造法
US4324837A (en) Self-bonding magnet wire
JP3275056B2 (ja) ウレタン樹脂組成物
JPH0346005B2 (ja)
JPS6131416A (ja) 熱硬化性レジン組成物
JP3227823B2 (ja) 電気機器の製造方法
JPH05247169A (ja) ポリウレタン樹脂組成物
JPH02202908A (ja) ウレタン組成物
JPS6042467A (ja) 有機・無機複合系電気絶縁塗料及び電気絶縁電線
JPS6217845B2 (ja)
JPS58118835A (ja) 熱硬化性レジン組成物
JPS59191206A (ja) フライバツクトランスの製造方法
JPH1160938A (ja) 防湿絶縁処理組成物及びこれを用いた電気電子部品
JPH02228315A (ja) ウレタン樹脂組成物
JPH02202909A (ja) ウレタン組成物
JPS6172016A (ja) 熱硬化性レジン組成物
JPH11166032A (ja) 電装部品用防湿防水性樹脂組成物
JPS58188116A (ja) フライバツクトランスの製造法
JPS6227490B2 (ja)
JPS5842614A (ja) 熱硬化性レジン組成物
JPH0713181B2 (ja) 難燃性エポキシ樹脂組成物
JPS6047410A (ja) フライバックトランスの製造法
Okada et al. New highly reliable heat resistant magnet wire and epoxy potting compound system for electrical devices