JPH02228315A - ウレタン樹脂組成物 - Google Patents

ウレタン樹脂組成物

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JPH02228315A
JPH02228315A JP1049626A JP4962689A JPH02228315A JP H02228315 A JPH02228315 A JP H02228315A JP 1049626 A JP1049626 A JP 1049626A JP 4962689 A JP4962689 A JP 4962689A JP H02228315 A JPH02228315 A JP H02228315A
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JP
Japan
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urethane resin
castor oil
phosphate
parts
resin composition
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Pending
Application number
JP1049626A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Obara
小原 正且
Eiji Omori
英二 大森
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02228315A publication Critical patent/JPH02228315A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウレタン樹脂組成物に関し、低粘度で作業性が
良く、かつ難燃性及び耐湿熱性に優れた硬化物を与える
ウレタン樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ウレタン樹脂は、水酸基を含むポリオール化合物とイソ
シアネート化合物を反応させることによって得られる。
このウレタン樹脂のポリオール成分としてはヒマシ油、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール及び
ポリブタジェンポリオールが一般的に知られている。特
にヒマシ油及びポリブタジェンポリオールは耐水性や電
気特性の優れた可とう性を与える素材であり、例えば電
気・電子部品封止用のウレタン樹脂のポリオール成分と
して用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、最近、電気・電子部品に対する高信頼性
化及び製造工程の省力化がますます要求されるようにな
り、それに伴って封止用樹脂に対する高信頼性化及び作
業性向上の要求もきびしくなり、ヒマシ油或いはポリブ
タジェンポリオールをポリオール成分としたウレタン樹
脂よりも低粘度で注型作業性が良く、かつIF性と耐湿
熱性のバランスのとれたウレタン樹脂が強く要望されて
いる。
ヒマシ油を主成分としたウレタン樹脂は、ポリブタジェ
ンポリオールを主成分としたつ・レタン樹脂よりも粘度
が低く、注型作業性に優れるが、耐湿熱性に劣り、また
、ポリブタジエンポリオールを主成分とした軟質タイプ
のウレタン樹脂は、伸長性及び耐湿熱性に優れているが
、プラスチックの難燃性試験UL94に準じて難燃性試
験を行うと、燃焼時間が長く、更に液だれにより綿に着
火し、その難燃性レベルはUL94V−2相当であり、
UL94V−0相当を要求される分野では、使用制限を
受けるという問題がある。
本発明は、上記ヒマシ油脂いはポリブタジェンポリオー
ルを用いたウレタン樹脂組成物の問題点を解決し、低粘
度で注型作業性が良く、かつ難燃性及び耐湿熱性に優れ
たウレタン樹脂組成物を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、ポリオール成分
としてヒマシ油とヒマシ油エステル交換物を併用するこ
とにより、ヒマシ油の低粘度、電気特性等の特長を活か
し、かつ難燃性、耐湿熱性の優れた硬化物を与えるウレ
タン樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に到達
した。
すなわち本発明は、水酸基含有化合物(A)、リン酸エ
ステル(B)及びポリイソシアネート(C)を含有する
ウレタン樹脂組成物において、水酸基含有化合物(A)
がヒマシ油(A2)25〜75重量部及びヒマシ油エス
テル交換物(A2)75〜25重量部からなるウレタン
樹脂組成物に関する。
本発明における水酸基含有化合物(A)の成分であるヒ
マシ油(Aυとは、リシノール酸(12−ヒドロキシオ
レイン酸)を主成分とするトリグリセリドであり、その
構成脂肪酸の約90重量%がリシノール酸である。残り
のほとんどの脂肪酸は、水酸基を持たないため、ヒマシ
油は分子内に約2.7の水酸基を持つ植物油脂である。
また、ヒマシ油エステル交換物は、既に公知の化合物で
あり、ヒマシ油と水酸基を実質上官しない天然油脂との
エステル交換反応物であり、例えば商品名11RIC−
Y−403(便秘製油社製)が挙げられる。水酸基を実
質上官しない天然油脂としては、例えばアマニ油、桐油
、大豆油等が用いられる。
上記(A1)と(A2)の配合比率は、(A2)25〜
75重量部、(Aり75〜25重量部の範囲であり、好
ましくは(A2)40〜60重量部、(A2)60〜4
0重量部である。(AI)25重量部未満或いは(AZ
)が75重量部を越える配合比率では、充分な耐湿熱性
を有する硬化物が得られず、また( A I)が75重
量部を越えるか又は(Aりが25重量部未満の配合比率
では、粘度が高く、注型作業性に劣り、また硬化物が硬
くなり、機械特性等が低下する傾向にある。
本発明におけるリゾ酸エステル(B)とは、本発明にお
けるウレタン樹脂組成物の難燃剤及び可塑剤成分として
有効なものであり、例えばトリフェニルホスフェート、
トIJクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェ
ート、タレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジ
フェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェー
ト、トリスクロロエチルホスフェート、トリスジクロロ
プロピルホスフェート等のリン酸エステル又は上記リン
酸エステルの縮合物などが挙げられる。これらは単独で
又は2種類以上混合して用いられるが、上述のものに限
定されるものではない。このリン酸エステル(B)の配
合比率は、広く変えられるが、水酸基含有化合物(A)
100重量部に対して10〜50重量部の範囲から選択
することが特に好ましい、リン酸エステル(B)がl0
m1部未満では充分な難燃性が得られず、また50重量
部を超えると、硬化物の耐湿熱性が低下する傾向にある
本発明におけるポリイソシアネート(C)は、水酸基含
有化合物(A)の硬化削出して用いられる。このような
ポリイソシアネート(C)としては、トリレンジイソシ
アネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタ
レンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ジ
フェニルスルホンジイソシアネート、トリフェニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチル
シクロヘキシルイソシアネート、3−イソシアネートエ
チル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシア
ネート、3−イソシアネートエチル−3,5,5−トリ
エチルシクロヘキシルイソシアネート、ジフェニルプロ
パンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、
シクロヘキシリレンジイソシアネート、3,3′−ジイ
ソシアネートジプロピルエーテル、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、ジフェニルエーテル−4゜4′−
ジイソシアネート等のポリイソシアネート、または上記
イソシアネートをフェノール類、オキシム類、イミド類
、メルカプタン類、アルコール類、ε−カプロラクタム
、エチレンイミン、αピロリドン、マロン酸ジエチル、
亜硫酸水素ナトリウム、ホウ酸等でブロック化したもの
などが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上混合
して用いられるが、上述のものに限定されるものではな
い。
ポリイソシアネート(C)の配合比率は、ポリイソシア
ネート(C)中のイソシアネート基が水酸基含有化合物
(A)中の水酸基の総量に対して0.8〜1.3当量の
比率になるようにすることが、ウレタン樹脂組成物の充
分な硬化性及び絶縁性を得る上から好ましい。
硬化は常温硬化又は加熱硬化によって行うことができる
なお、本発明のウレタン樹脂組成物には、粘度及び硬化
物の硬度を適切に調整するため、短鎖ジオール、短鎖ト
リオール及び長鎖ジオールの少なくとも1種を水酸基含
有化合物(A)として併用することができる。短鎖ジオ
ールとしては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール
、N、N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン、
ブタンジオール等があり、短鎖トリオールとしては、1
゜2.6−ヘキサンジオール、グリセリン、長鎖ジオー
ルとしては、ポリプロピレングリコール等がある。
また、本発明になるウレタン樹脂組成物には、リン化合
物、ハロゲン化合物、酸化アンチモン等の難燃剤、フタ
ル酸エステル、セバシン酸エステル等の可塑剤、合成ゼ
オライト、タルク、シリカ粉、アルミナ、酸化チタン等
の充填剤、顔料、染料などの各種の添加剤を必要に応じ
て配合してもよい。
本発明のウレタン樹脂組成物は、注型用組成物、含浸用
組成物、塗料、接着剤などの用途に有用である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、下
記側中の「部」は、特に断らない限り「重量部」を意味
する。
実施例1 ヒマシ油50部、ヒマシ油エステル交換物(伊応製油社
製、商品名: URIC−Y −403) 50部、ト
リクレジルホスフェート20部及び変性液状4゜4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン
社製、商品名:ミリオネートMTL)47.2部を混合
して5+maHg以下の減圧下で真空脱泡を行った後、
80°Cで2時間加熱して硬化させ、第1表に示すそれ
ぞれの試験片を作成した。
実施例2 ヒマシ油50部、ヒマシ油エステル交換物(便秘製油社
製、商品名: URIC−Y −403) 37.5部
、ポリプロピレングリコール(分子量1000)12.
5部、トリクレジルホスフェート20部及び変性液状4
,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリ
ウレタン社製、商品名:ミリオネートMTL)45.4
部を混合して5mmHg以下の減圧下で真空脱泡を行っ
た後、80°Cで2時間加熱して硬化させ、第1表に示
すそれぞれの試験片を作成した。
比較例1 ヒマシ油30部、1,4−ポリブタジェンポリオール(
出光石油化学社製、商品名: Po1y bd R−4
5)IT )70部、トリクレジルホスフェート20部
及び変性液状4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(日本ポリウレタン社製、商品2二ミリオネートM
TL)24.5部を混合して5III1111g以下の
減圧下で真空脱泡を行った後、80°Cで2時間加熱し
て硬化させ、第1表に示すそれぞれの試験片を作成した
第1表から本発明におけるウレタン樹脂組成物は、ポリ
ブタジェンポリオールを用いたウレタン樹脂組成物より
も低粘度であり、また得られた硬化物は難燃性、耐湿熱
性に優れていることが明ら硬化物硬度:JIS  K 
 6301に準拠して測定した。
体積抵抗率:JIS  C2105に準拠して測定した
難燃性: U L (Undervriters La
boratory Inc)難焼性試験法に準拠して測
定した。
耐湿熱性:硬化物(直径60MX10胴)を121℃、
2気圧の条件下に放置し、各時間 毎の硬化物硬度(23°C)をJIS K  6301に準拠して測定した。
〔発明の効果〕
本発明になるウレタン樹脂組成物は、低粘度で作業性が
良く、かつその硬化物は難燃性及び耐湿熱性に優れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水酸基含有化合物(A)、リン酸エステル(B)及
    びポリイソシアネート(C)を含有するウレタン樹脂組
    成物において、水酸基含有化合物(A)がヒマシ油(A
    _1)25〜75重量部及びヒマシ油エステル交換物(
    A_2)75〜25重量部からなるウレタン樹脂組成物
JP1049626A 1989-03-01 1989-03-01 ウレタン樹脂組成物 Pending JPH02228315A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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