JPH03135131A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH03135131A
JPH03135131A JP27268989A JP27268989A JPH03135131A JP H03135131 A JPH03135131 A JP H03135131A JP 27268989 A JP27268989 A JP 27268989A JP 27268989 A JP27268989 A JP 27268989A JP H03135131 A JPH03135131 A JP H03135131A
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JP
Japan
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address
time
value
frame
node
Prior art date
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JP27268989A
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Inventor
Katsuhiko Murata
雄彦 村田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接続された複数の電子装置がそれぞれ自己に
割り当てられたアドレスに基づいて通信を行う通信網に
おいて、他の装置の通信に障害を起こすことなく、効率
良い通信処理を実現できる電子装置に関する。
[従来技術] 従来、ある電子装置に送信要求が生じると、通信網がそ
こに接続されている他の装置の通信に使用されているか
否かの判断が行われていた。ここで、通信網が通信に使
用されておらず空き状態であった場合は、その空き状態
が他の装置間の通信が本当に終了したことによるのか、
1つの通信の途中に存在する送受信の単なる切れ目に過
ぎないのかを確認するため、所定時間の間その空き状態
が継続するか否かを検出する必要があった。しかし、こ
の空き状態検出のための所定時間が他の装置においても
同一であると、所定時間後には、複数の装置が同時に送
信を開始することになり、互いの通信に障害が生じてし
まう。従って、この空き状態の継続の検出が行われる所
定時間を各装置間で異ならせる必要がある。このため、
電子装置内で乱数を発生させ、得られた乱数に基づいて
算出された時間の間、この空き状態が継続するか否かの
検出が行われていた。そして、この乱数に基づいた時間
の間、空き状態が継続した場合に、その電子装置の送信
が開始されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、通信網が他の装置の通信により使用中で
あるため、完全な空き状態となるまで待機する必要が生
じた場合は、その度毎に、乱数を発生させて他の装置と
は異なる待機時間を算出しなければならず、送信開始に
至るまでの処理が複雑だった。特に、1つの通信網に接
続される装置の数で多くなり、その通信網が使用中とな
る時間が増大して来ると、送信開始前に待機が必要とな
る回数も多くなる。このようになってくると、乱数を発
生させて待機時間を算出する回数も煩雑にならざるを得
ず、送信を開始するまでの処理時間も増大し不都合であ
った。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、同一の通信網に接続されている他の装置の通
信に何ら支障を与えることなく、簡単な処理により、で
きるだけ短時間で自己の送信を開始することが可能な電
子装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の電子装置は、自己の
アドレスを設定するアドレス設定手段と、通信網の空き
状態を検出する空き状態検出の手段と、この空き状態が
第1の所定時間の間、継続しているか否かを判断する基
本継続手段と、自己のアドレスの設定時に発生された値
に基づいた所定の演算により第2の所定時間に対応する
値を算出する算出手段と、この第2の所定時間に対応す
る値を記憶する記憶手段と、基本継続は判断手段により
空き状態の継続が判断された後も、記憶手段に記憶され
ている値に対応する第2の所定時間の間、更にそのまま
空き状態が継続しているか否かを判断する付加継続判断
手段と、この付加継続手段により、空き状態の継続が判
断されたことに基づいて自己の送信を開始する送信手段
とを備えている。
〔作用〕
アドレス設定手段によるアドレス設定時に発生された値
に基づいて、算出手段により第2の所定時間に対応する
値が算出されると、この値は記憶手段に記憶される。そ
して、通信網の空き状態が空き状態検出手段により検出
され、その空き状態が第1の所定時間の間、継続したこ
とが基本継続判断手段により判断されると、更に第2の
所定時間の間、この空き状態がそのまま継続しているか
否かが判断される。ここで、第2の所定時間は記憶手段
に記憶されている値に対応している。そして、通信網が
第2の所定時間の間も引き続き空き状態であった場合は
、送信手段により自己の送信が開始される。
[実施例〕 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
ネットワーク上でフレーム化したデータを交換するため
の規約は種々あるが、その中の一つHDLC(High
level  Data  LinkControl)
のフレームフォーマットを用いた実施例を示す。
HDLCのフレームフォーマットは、例えば第5図に示
すようにフラグB (FLAG−B)21と呼ばれる特
定の同期パターンにはさまれたデータ列で始まり、フラ
グB21の後にはアドレス部(ID部とも呼ぶ)22と
コントロール部23と情報部24と、FC8(Fram
e  Check5equence)25が続き、フラ
グE (FLAG−E)26で終わる。
アドレス部22は、送信されたフレームの受は取り先を
示すもので、ネットワーク上に接続されている受は取り
先のデータ処理装置(Agent或いはNodeとも称
すが、以下Nodeと称す)に割り当てられているアド
レス(ID)を表わす。
すなわち、このアドレスと一致するアドレスが割り当て
られているNodeだけがこのフレームを受は取る。
コントロール部23は、種々の約束が可能であるが、本
実施例ではフレームの送信元のNodeに割り当てられ
るアドレスを表わすものとする。
情報部24は種々の制御要素や送信の実質的内容として
の画像データ、文字データなどのエリアである。
FCSは、フラグB21より後のデータ列に伝送ミスが
無いかどうかの判定のためのビット列、すなわちフレー
ム検査シーケレンスである。
フラグE26はフレームの終結を示す同期パターンであ
る。
以上のフレームフォーマットを用いると、このフレーム
の受信先と送信元が明確になっているため、互いにデー
タの交換を行うことができる。複数のNodeが存在す
るネックワーク上で1対1のデータ交換が可能となるた
めには、各Node間で重複がないように各Nodeヘ
アドレスを割付けなければならない。
次に第1図及び第7図を参照して本実施例の通信装置の
構成を説明する。
SCC(Serial  Communication
  Controller)1はZilogZ8530
SCCや、NECμPD72001等の製品化されてい
る通信制御チップでネットワークのケーブル(bus)
9に対するデータの送受信や、送信されてきたフレーム
のフラグB21、フラグE26の検出などを行なったり
する。
5CCIの内部は、5CC1全体のコントロールを行な
うコントロール部6と送信ボート7、受信ポート8等よ
り成る。コントロール部6には、フレームのクロック信
号の検出に基づいて制御されるクロックミスビット(c
lock  missing ”t)6a、ハントビッ
ト(huntbit)6b等が設けられている。
CPU2には、動作のプログラムが書き込まれたROM
l0及び各処理において使用されるタイマ12が接続さ
れている。また、Nodeに割り当てるアドレスを設定
する際に使用される反復カウンタllaや選択フラグ1
1b1送信要求が発生した時の処理に使用されるWA 
I Tメモリ11C1タイマレジスタ11d1ループカ
ウンタ11e等として動作するワーキング用のRAMI
Iが接続されている。更にこのCPU2には、5CC1
、不揮発性RAM (NVRAM)3、液晶表示装置(
liquid  crystal  display)
4、スイッチパネル5が接続されており、CPU2はこ
れらの各素子をコントロールする。
不揮発性RAM3は、そのNodeに割り当てられてい
るアドレスを電源OFF後も保持するためのメモリであ
る。液晶表示装置4は、アドレスや各種メツセージを表
示するものである。スイッチパネル5には、そのNod
eに割り当てられるアドレスの設定時に操作されるC0
NTINUEキー5 a s選択キー5b、下矢印キー
5c、上矢印キー5d、セットキー5e等が設けられて
いる。
次に、第1図乃至第4図を参照して本実施例の通信装置
の動作を説明する。
CPU2は、不揮発性RAM3あるいはスイッチパネル
らよりアドレスの値を得て、それを5CC1に設定する
。これによって、それ以後5CC1は、アドレス部22
に設定された値が5CC1に設定されたアドレスと、同
じ値、またはグローバルアドレス、すなわち8bitす
べての値が1(FFH:以下この“H”が付加されてい
る場合はHexadecimal  Codeであるこ
とを表わす)であるフレームのみの受信が可能となる。
5CC1は送信されで来たフレームを受信すると、CP
U2へ割り込みをかける。これによってCPU2は受信
されたフレームに基づいた処理を開始する。
ここで、次の様なフレームを約束する。
■情報部が1byteで81H(Hexadec im
a l  Code)が設定されているフレームは、ア
ドレスの問い合せフレームであり、ENQフレームと呼
ぶ。
■情報部が1byteで82H(Hexadec im
a I  Code)が設定されているフレームは、■
の問い合せに対する応答フレームであり、送信元アドレ
スと同じアドレスが割り当てられているNodeがその
旨を示すためにENQフレームの送信元に返送するフレ
ームであってACKフレームと呼ぶ。
つまり、あるNodeがENQフレームをネットワーク
上へ送信した後ACKフレームを受信すれば、ENQN
−フレーム中した自己のアドレスは既にネックワーク上
の他のNodeに割り当てられていることがわかる。5
CC1で受信されたフレームのコントロール部23や情
報部24に設定されている内容はCPU2によって認識
される。
第4図に示すようにネットワーク上に新たに接続した新
規参入Node35からENQフレームを送信する際、
フレームのアドレス部22に設定する受信先のアドレス
は新規参入Node35に割り当てようとするアドレス
であってもよいし、グローバルアドレスであってもよい
。どちらの場合もENQフレームは他のすべてのNod
e31゜32.33.34へ達する。しかし、前者の場
合、受信動作が行なわれるのは、フレームのアドレス部
22に設定されたアドレスと一致するアドレスが割り当
てられているNode3Bにおいてのみである一方、後
者のようにアドレス部22ヘゲローバルアドレスを設定
した場合は、ネックワーク上のすべてのNode31,
32,33.34で受信動作が行われる。ネットワーク
全体の効率から考えると前者のように、新規参入Nod
e35に割り当てようとするアドレスをアドレス部22
へ設定する方が割り当てられているアドレスの一致しな
いNode31,32,33,34.では余計な処理を
しなくてすみ、実用性が高い。
次に第5図のフローチャートに従って新規参入Node
35にアドレスが割り当てられる処理を説明する。
ステップ110で電源スィッチがONされると、このN
odeは自動的にオン・ライン状態となる。
次にステップ115へ進み、選択フラグ11bがクリア
される。次にステップ120へ進み、新規参入Node
35のCPU2により不揮発性RAM3より、前回の電
源ON時に書き込まれていたアドレスが読み出される。
尚、新規参入Node35が、今回始めて使用されるも
のである場合は、不揮発性RAM3に書き込まれている
初期設定アドレスが読み出される。次にステップ130
へ進み、読み出されたアドレスが5CCIに設定される
。次にステップ140へ進み、CPU2は反復カウンタ
llaへ100を設定する。次にステップ150へ進み
、CPU2は、5CCIに対し、ENQフレームを送信
させるためにフレームの各エレメントへ送信先アドレス
、自己へ割り当てようとしているアドレス、ENQフレ
ームであることを示す81Hの値を順次セットしてゆく
。ここで、自己に割り当てようとするアドレス、すなわ
ち、自己の仮のアドレスをAEH(Hexadec i
ma I  Code)とすると、フレームのアドレス
部及びコントロール部に設定される値はAEHとなり、
ENQフレームは第6図(a)に示すようになる。尚、
送信先をすべてのNodeとする場合は、アドレス部に
グローバルアドレスFFHが設定されることになり、E
NQフレームは第6図(b)のようになる。5CC1は
SCC内部で発生するクロックに従ってENQフレーム
を構成するフラグBからフラグEまでの各エレメントを
順次ケーブル9上に送り出す。送信が終ると、ステップ
160へ進み、ステップ150で送信しfニー E N
 Qフレームに対する応答としてACKフレームが所定
時間内に返信されてきたか否かが判断される。本実施例
においてこの所定時間は、400マイクロ秒(μ5ec
)に、付加待機時間が加算された値となっている。この
付加待機時間には、送信元の新規参入Node35の仮
の自己割り当てアドレスの値に応じて、100マイクロ
秒から800マイクロ秒までの100マイクロ秒単位で
異なる8種類の時間から予め割り当てられた1つの時間
が対応している。このステップ160でACKフレーム
が返信されて来てないと判断されると、ステップ170
へ進み、反復カウンタllaから1が減算される。次に
ステップ180へ進み、反復カウンタllaの値が零で
あるか否かが判断される。零でない場合は再びステップ
150へ行き、ENQフレームの送信を再び行う。次に
再びステップ160へ行き、ACKフレームが所定時間
内に受信されたか否かが判断される。このような、EN
Qフレームの送信及びそれに対する応答であるACKフ
レームの受信の確認は、このACKフレームが受信され
るまで、最大100回まで同様に繰り返される。そして
、ENQフレームの100回の送信に対する応答として
ACKフレームが所定時間内に受信されることが1度も
起こらなかった場合、そのネットワーク上には、その新
規参入Node35が自己に割り当てようとしている仮
のアドレスを既に割り当てられている他のNodeは存
在しないと判断される。次にステップ190へ進み、こ
の新規参入Node35のCPU2は、不揮発性RAM
3に書き込まれているこの仮のアドレスを自己に割り当
てられる正式なアドレスとして、他の初期設定を行う。
一方、ステップ160において、ステップ150でのE
NQフレームの送信から所定時間内にACKフレームが
受信された場合は、ステップ200へ進む。第4図に示
す例では、新規参入Node35に割り当てようとした
アドレスが既にN。
de33に割り当てられており、Mode33から新規
参入Node35へACKフレームが送信されてきてい
る。尚、ステップ150で第6図(a)或いは(b)の
ようなENQフレームを送信した場合、ステップ160
で受信されるACKフレームは、第6図(C)に示すよ
うなフレームとなる。ステップ200では、新規参入M
ode35が自己に割り当てようとした仮のアドレスが
既に他のNodeに割り当てられていることを示すメツ
セージ“ID  C0NFLICT”と、オペレータに
次の操作としてC0NTl NUEキー5aの押下を促
すメツセージ“PRESS  C0NTINUE”とが
表示装置4に交互に表示される。次にステップ210へ
進み、スイッチパネル5からオペレータによるキー人力
があるか否かが判断される。ここでキー人力がない場合
はそのまま待機状態となる。従って、オペレータによっ
てキー人力が行われない限り、新規参入Node35の
処理は全く進まない。
一方、キー人力があった場合は、ステップ220へ進み
、スイッチパネルでONされたキーがC0NTINUE
キー5aであるか否かが判断される。C0NTINUE
キー5aがONされたのであれば、ステップ230へ進
みCPU2は不揮発性RAM3に書き込まれているアド
レスの値を1だけ減算した値に書き換える。次に再びス
テップ120へ進み、ステップ180までの処理を行う
ことにより、ステップ230で不揮発性RAM3へ書き
込まれた新たな仮は己割り当てアドレスが他のNode
へ既に割り当てられているか否かの確認が前述と同様に
して行われる。すなわち、オペレータによってC0NT
INUEキー5aがONされたことを契機として、現在
不揮発性RAM3に書き込まれている仮の自己割り当て
アドレスが自動的に1だけ減算され、この結果得られた
新たな仮のアドレスについて、他のNodeに既に割り
当てられているか否かの確認が実行される。
一方、ステップ220の判断でONされたキーがC0N
TINUEキー5aでない場合はステップ240へ進み
、選択キー5bがONされたか否かが判断される。選択
キー5bがONされた場合はステップ250へ進み、選
択フラグllbがセットされる。次にステップ260へ
進み、不揮発性RAM3に現在書き込まれている新規参
入N。
de35の仮の自己割り当てアドレスが液晶表示装置4
に表示される。不揮発性RAM3に書き込まれているア
ドレスがAEHである場合は、ステップ260での液晶
表示装置4における表示は第6図に示すようになる。
次に再びステップ210へ行き、次のキー人力があるま
で待機状態となる。
一方、ステップ240で入力されたキーが選択キーでは
ないと判断された場合はステップ270へ進み、選択フ
ラグ11bがセットされているか否かが判断される。選
択フラグがセットされている場合はステップ280へ進
み、入力されたキーが上矢印キー5cであるか否かが判
断される。上矢印キー5cである場合はステップ290
へ進み、不揮発性RAM3に書き込まれている自己割り
当てアドレスが1減算されたアドレスに書き換えられる
。次にステップ260へ行き、現在、不揮発性RAM3
に書き込まれているアドレス、すなわち、ステップ29
0で1減算された後のアドレスの値が液晶表示装置4に
表示される。次に再びステップ210へ行き、次のキー
人力があるまで待機状態となる。
一方、ステップ280で入力されたキーが上矢印キー5
0でなかった場合はステップ300へ進み、入力された
キーが上矢印キー5dであるか否かが判断される。上矢
印キー5dである場合はステップ310へ進み、不揮発
性RAM3に書き込まれている自己割り当てアドレスが
1加算されたアドレスに書き換えられる。次にステップ
260へ行き、現在不揮発性RAM3に書き込まれてい
るアドレス、すなわち、ステップ310で1加算された
後のアドレスの値が液晶表示装置4に表示される。次に
再びステップ210へ行き、次のキー人力があるまで待
機状態となる。
また、ステップ300で入力されたキーが上矢印キーで
はないと判断された場合はステップ320へ進み、入力
されたキーがセットキー5eであるか否かが判断される
セットキー5eである場合は再びステップ115へ行く
。このような、ステップ240からステップ320まで
の処理により、オペレータは選択キー5bを入力した後
の上矢印キー5C或いは上矢印キー5dの入力によって
液晶表示装置4で逐−値を確認しながら新たな仮の自己
割り当てアドレスを所望の値に設定することができる。
つまり、オペレータが、所望の仮の自己割り当てアドレ
スを液晶表示装置4に表示させておき、セットキー5e
を人力することによって、液晶表示装置4に表示されて
いるアドレスが既にネットワーク上の他のNodeに割
り当てられているか否かの確認の処理が前述と同様にし
て実行される。
一方、ステップ320で入力されたキーがセットキー5
eではないと判断された場合、及びステップ270で選
択フラグllbがセットされていないと判断された場合
にキー人力されているキーは、自己割り当てアドレスの
設定には関与しないので、ステップ330へ進み、その
キー人力に応じた他の処理を行った後、再びステップ2
10へ行き次のキー人力があるまで待機状態となる。
以上に述べたように本実施例では、新規参入Node3
5に割り当てようとしたアドレスが他のNodeに既に
割り当てられていた場合、その旨が“ID  C0NF
LICT”という表示によりオペレータに報知される。
従ってオペレータは、スイッチパネル5のキー操作によ
り新たなアドレスをその値を把握しながら新規参入No
de35に設定し、他のNodeに既に割り当てられて
いるアドレスとの重複の有無について再度確認すること
ができる。この際の動作は、オペレータがC0NTIN
UEキー5aを押下した場合は1だけ減算された新たな
アドレスが自動的に再送信され名。また、オペレータが
選択キー5bを押下した場合は、更に上矢印キー5c或
いは上矢印キー5dを押下して液晶表示装置4に表示さ
れるアドレスを確認しながら所望のアドレスを設定しセ
ットキー5eを押下することによりこの新たなアドレス
の再送信される。
このように簡単な操作により、オペレータの意志が反映
された新たなアドレスについて、他のNodeに既に割
り当てられているか否かの確認が繰り返され、そのアド
レスがまだ他のN o d e l::割り当てられて
いなければ新規参入Node35の自己のアドレスとし
て登録されるので非常に操作性が良い。従って、自己の
アドレスの値を利用した処理を行う際、その値はいつで
もオペレータにより把握されているため、この処理を支
障なくスムーズに進めることができ、非常に便利である
ここまでは、すでにあるネットワーク上にN。
deを追加する手順を示したが、以下にオペレータが新
たにネットワークを作っていく場合、すなわち、複数個
のNodeをネットワークのケーブルに順に接続してい
く場合を説明する。
オペレータは、まずケーブルへ最初に接続するNode
の電源をONする。次にオペレータは、第5図のステッ
プ240からステップ320までと同様な処理、すなわ
ち、選択キー5bと押下した後で、上矢印キー5c或い
は上矢印キー5dを押下して所望の自己割り当てアドレ
スを液晶表示装置4を見ながら設定した後でセットキー
5eを押下する。オペレータは次にこのModeをケー
ブルに接続する。オペレータは、次にケーブルに接続す
るNodeについても、同種な操作で自己割り当てアド
レスを設定する。この際、今回設定する自己割り当てア
ドレスは、以前に接続したNodeのアドレスとは異な
るアドレスをオペレータの考えに従って設定すれば良い
。このような自己割り当てアドレスの設定を繰り返すこ
とによってオペレータの意志通リアドレスがネットワー
クに接続されるすべてのNodeに対して割り当てられ
ることになる。
また、既に他のNodeがネットワークに接続されてい
る場合、オペレータは、新たに接続するNodeに対し
てネットワークに既に接続されているNodeのアドレ
スとは異なるアドレスを液晶表示装置4を見ながら上矢
印キー50や上矢印キー5dの操作により設定した後で
、そのNodeをネットワークへ接続すれば良い。この
場合、ENQフレーム及びACKフレームの送受信はネ
ットワーク上に発生しない。従って、既にネットワーク
に接続されているNode間の通信を妨げるといった弊
害は起こらない。
更に、このようにネットワークに接続する前に各Nod
eに対してその自己割り当てアドレスを設定できること
は、それらのNodeの出荷時に非常に役立つ。つまり
、複数のNodeを同一出荷先へ出荷する場合には、出
荷前にそれぞれのNode間で異なるアドレスを前述と
同様な操作により、液晶表示装置4を見ながら不揮発性
RAM3に予め設定しておけば、Nodeの購入者は、
それぞれのNodeへ重複のないようにアドレスを設定
するといった手間から解放され非常に便利である。
次に、Nodeからネットワークのケーブル9ヘフレー
ムを出力しようとした時に、ケーブル9が既に他のNo
de間の通信で使用中であった場合における通信の衝突
回避処理について説明する。
ケーブル9が他のNodeから送信されたフレームの転
送により使用中であるか否かのチエツクは、第1図に示
す5CCIが備えているDPLL(Digital  
Phase  LockedLoop)機能を利用して
行われる。これは、5CCIが、ケーブル9上を転送さ
れて来る第3図に示すようなフレームのフラグB21或
いはフラグE26を受信ボート8においてサーチし、こ
のようなフラグB21或いはフラグE26のクロック信
号に同期するという機能である。
5CCIは受信ボート8においてクロック信号の無い状
態が検出されると、5CC1内のクロックミスビット(
clock  missing  bi t)6aをセ
ットし、また、フラグB21或いはフラグE26に同期
すると、5CC1内のハントビット(hunt  bi
 t)6bをセットする。
5CCIは送信要求が発生する前から、受信ボート8に
おいてフレームの受信をCPU2の動作とは独立して行
っている。従って、CPU2は送信要求の発生時に、こ
れらクロックミスビット6a及びハントビット6bの状
態を検出することによって、ケーブル9が使用中である
か否かを判断することができる。
つまり、CPU2がクロックミスビット6aがセットさ
れていることを検出してから所定時間後にハントビット
6bがセットされていることを検出した場合は、この所
定時間内にフラグB21がケーブル9を通過していたこ
とになる。従って、この所定時間が、最短のフレームが
ケーブル9を通過するのに要する時間より短ければ、ハ
ントビット6bがセットされていることが検出された時
点で、ケーブル9は他のNodeの通信に使用中である
ことになる。
本実施例では、CPU2はまず、不発揮性RAM3から
そのNodeに割り当てられているアドレスを読み出す
。そして、このアドレスの値に基、づいて、ケーブル9
が送信に使用されなくなってから自己のフレームを送信
するまでの待機時間の一部である付加待機時間が設定さ
れる。この付加待機時間の設定は、本実施例の通信装置
を構成しているタイマ12やCPU2の実行速度によっ
て定められる基本時間(以下、1ショット時間と称す)
に、そのNodeのアドレス値に基づく係数を乗じて行
われる。本実施例における1ショット時間は、フレーム
中のフラグB21の伝送に要する時間よりやや長めであ
る50マイクロ秒としている。そして、この50マイク
ロ秒という時間は、CPU2が所定の命令コードを実行
することにより作り出されている。
ここで、ネットワークに接続可能なNodeの最大数を
16個とし、各Nodeに1から16までの整数値がア
ドレスとして割り付けられるようにする。このアドレス
値1に対して2ショット時間(50マイクロ秒X2−1
00マイクロ秒)を割り当てる。各Modeの付加待機
時間を設定するために1ショット時間に乗する係数をW
A I T。
そのNodeのアドレス値をIDで表わすと、WAIT
−(ID−1)X2となる。これによって算出された各
係数WA I Tをそれぞれ1ショット時間に乗するこ
とによって、16個のNodeには、0から1500マ
イクロ秒まで100マイクロ秒ずつ異なる16種類の付
加待機時間が割り当てられる。しかも、各付加待機時間
は、各Nodeのアドレスに基づいているので重複して
割り当てられることもない。このような係数WAITの
算出は、各Modeにおいて送信動作を開始する前に行
われる。そして算出された係数WAITはWAITメモ
リ11Cへ書き込まれる。
次に、Nodeにおいて送信要求が発生してから、他の
Node間の通信との衝突を回避して自己の送信を開始
するまでの動作を、第8図のフローチャートを参照して
説明する。
送信要求が発生すると、まずステップ501で、CPU
2によりハントビット6bがセットされているか否かが
判断される。ここで、ハントビット6bがセットされて
いる場合はステップ502へ進み、ハントビット6bが
クリアされる。
タイマ12の値がCPU2により読み出されてタイマレ
ジスタ11dへ書き込まれる。次にステップ505へ進
み、ハントビット6bがセットされているか否かが判断
される。ハントビット6bがセットされていない場合は
ステップ506へ進む。ここで、CPU2により、タイ
マ12の値がステップ504と同様にして読み出され、
タイマレジスタlldに書き込まれている値に対応する
時刻から現在までの経過時間が算出される。次にステッ
プ507へ進み、ステップ506で算出された経過時間
が40ミリ秒以上であるか否かが判断される。ここにお
ける40ミリ秒という時間は、最長のフレームが転送さ
れるのに要する時間(約20ミリ秒)に、適当な時間を
付加してマージンを見込んだ時間である。
ハントビット6bは、5CC1がフレームを構成してい
るフラグB21或いはフラグE26を受信してそのクロ
ック信号に同期した時にセットされるビットである。従
って、ステップ505でハントビット6bがセットされ
ていないと判断されているということは、5CC1にお
いて現在受信されている信号が1つのフレームからフラ
グB21とフラグE26を除いた残りの部分の信号であ
る場合か、或いはフレームとフレームとの間で何も受信
されていない場合かのどちらかということになる。
ステップ507で経過時間が40ミリ秒に達していない
と判断された場合は、再びステップ505へ行き、ハン
トビット6bがセットされているか否かの判断が行われ
る。ここでハントビット6bがセットされていない場合
は、ステップ506及びステップ507の処理が前述と
同様に行われる。結局、ハントビット6bがセットされ
ない限り経過時間が40ミリ秒に達するまでステップ5
05からステップ507までの処理が繰り返される。そ
してこの反復処理の結果、ハントビット6bがセットさ
れないままステップ507で経過時間が40ミリ秒以上
であると判断された場合は、最長のフレームであっても
完全に通過してしまうのに十分な時間がステップ502
でハントビット6bがクリアされてから経過している。
従って、5CCIが、1つのフレームのフラグB21及
びフラグE26以外の残りの部分を受信しているのでは
なく、フレームとフレームとの間の何も受信していない
状態にあるということになる。
尚、本実施例のネットワークでは、フレームとフレーム
との間隔は、1つの送信(ダイアログ)内では最長でも
200マイクロ秒(インターフレームギャップ)以内に
留めている。また、独立した別々の通信と通信との間で
は最短でも400マイクロ秒(インターダイアログギャ
ップ)以上分離するように条件が定められている。つま
り、1つのフレームが通過してから少なくとも400マ
イクロ秒間(インターダイアログギャップ)は別のフレ
ームが検出されない状態が経過しなければ、他の通信は
開始できないことになっている。このような条件を考慮
すると、ハントビット6bが40ミリ秒間にわたってセ
ットされずにクリアされたままであるということは、現
在ネットワークは5CCIの接続点において、1つの送
信が通過してしまい、且つ次の送信が未着である完全な
遊び状態にあるということになる。
このような状態にある時、すなわち、ステップ507で
経過時間が40ミリ秒以上であると判断された場合はス
テップ508へ進む。ここで、予め算出されてWA I
 Tメモリ11cに書き込まれていた係数WA I T
が、ループカウンタlleへ書き込まれる。次にステッ
プ509へ進み、ループカウンタ11eの値が零である
か否かが判断される。ここでループカウンタlleの値
が零である場合は、ステップ510へ進み、自己のフレ
ームの送信を開始する。つまり、このNodeに設定さ
れた付加待機時間は、このNodeに割り付けられたア
ドレス(LD)に基づいて算出された係数WAITが零
であるため、やはり零となっている。
一方、ステップ509でループカウンタlleの値が零
でないと判断された場合はステップ511へ進み、1シ
ョット時間の間荷機する。次にステップ512へ進み、
ハントビット6bがセットされているか否かが判断され
る。ここでハントビット6bがセットされていない場合
はステップ513へ進み、ループカウンタ11eから1
が減算される。次にステップ509へ行き、ループカウ
ンタlleの値が零であるか否かが判断される。
ここでループカウンタ11eの値が零である場合はステ
ップ510へ行き、送信が開始される。
一方、ステップ509でループカウンタ11eの値が零
でないと判断された場合は、ステップ511からステッ
プ513までの処理が行われる。
これらの処理は、ステップ509でループカウンタ11
eの値が零であると判断されるまで繰り返される。そし
てループカウンタlieの値が零となって初めてステッ
プ510へ行き、送信が開始される。すなわち、各No
deは、自己に割り付けられているアドレス(ID)に
基づいて算出された係数WA I Tに応じて、それぞ
れ異なる付加待機時間の経過後、送信を開始することに
なる。
一方、ステップ512でハントビット6bがセットされ
ていると判断された場合は、付加待機時間の間に他のN
odeが送信したフレームのフラグに5CCIが同期し
たことになる。すなわち、ネットワーク上においてこの
Nodeの接続点に他のNodeから送信されたフレー
ムが達し、ケーブル9が使用中になったことを示してい
る。従って、他のNodeから送信されたフレームがこ
の接続点を通過してしまい、ケーブル9が遊び状態とな
ったことを確認してから所定時間の待機を行う必要があ
る。このため、ステップ502へ行き、以降の処理を行
う。
一方、ステップ505でハントビット6bがセットされ
ていると判断された場合は、5CCIがケーブル9上を
転送されているフレームのフラグB21或いはフラグE
26のどちらかに同期していることになる。5CC1が
どちらのフラグに同期しているかを判断するため、まず
ステップ514へ進み、クロックミスビット6aがクリ
アされる。次にステップ515へ進み、CPU2は1シ
ョット時間だけ待機する。つまり、CPU2はフラグが
5CCIの受信ポート8を通過してしまうまで待機する
次にステップ516へ進み、クロックミスビット6aが
セットされているか否かがCPU2により判断される。
ここでクロックミスビットがセットされていない場合は
、受信ボート8においてフラグの通過後もまだフレーム
の他の部分が存在していることになる。従って、ステッ
プ505でハントビット6bがセットされていたのは、
フレームの先頭部のフラグB21が受信されたためであ
ることになる。よって、再びステップ502へ行き、そ
のフレームの完全な通過を確認するための処理を開始す
る。
一方、ステップ516でクロックミスピット6aがセッ
トされていると判断された場合は、フラグの検出後にお
いてフレームの他の部分は検出されていないことになる
。従って、ステップ505でハントビット6bがセット
されていたのは、フレームの末尾部のフラグE26が受
信されたためであることになる。よって、現在このNo
deは、フレームとフレームとの間の何も受信していな
い状態にある。言い換えれば、ケーブル9は他のNod
eの通信には使用されておらず、遊び状態にあることに
なる。
この場合はステップ517へ進み、CPU2はまず基本
待機時間だけ待機する。この基本待機時間は、1つの通
信が終了してから次の通信を開始するまでに最低限必要
な間隔、すなわち、インターダイアログギャップ(In
ter  Dial。
g  Gap)である400マイクロ秒としている。
次にステップ518へ進み、ハントビット6bがセット
されているか否かが判断される。ここでハントビット6
bがセットされていない場合は、ケーブル9が他のMo
deの通信には使用されていないことになる。つまり、
ステップ518では、インターダイアログギャップの間
、ケーブル9が使用されない遊び状態が継続するか否か
が判断される。
このステップ518でハントビット6bがセットれてい
ないと判断された場合は、ステップ508へ進む。すな
わち、このNodeは、ステップ508からステップ5
13までの処理による付加待機時間に対応する待機状態
となる。
一方、ステップ518でハントビット6bがセットされ
ていると判断されるということは、このNodeが基本
待機時間に対応する待機状態にある間に、ケーブル9が
他のNodeの通信により使用中となってしまったこと
を示す。この場合はステップ502へ行き、他の通信が
終了してケーブル9が使用中ではなくなることを確認す
るための処理が開始される。
また、N0deにおいて送信要求が発生した時、ステッ
プ501でハンビット6bがセットされていないと判断
された場合は、現在ケーブル9は他のNodeの通信に
は使用されていないことになる。この場合はステップ5
17へ行く。そして、CPU2は前述と同様な処理によ
り、まず基本待機時間に対応する待機から処理を進めて
いく。
以上の実施例においては、各Nodeに割り付けられた
アドレス(ID)毎に異なる係数WAITを演算により
設定した。ここで、各Nodeのアドレスを、付加待機
時間の値としてそのまま用いても支障がないような値に
より設定した場合、この演算は元の値をそのまま演算結
果として採用するという内容の演算となる。
また、これらのアドレスを複数のグループに分けて、各
グループ間で異なる係数WA I Tを設定することも
可能である。
例えば、各Nodeへ割り付は可能なアドレスをOOH
からFFHまでとする。そして、これら256個のアド
レスを8個のグループに分けるとする。係数WA I 
Tは、例えばWAIT−(IDAND  07H)Xn
と表わすことができる。
ここで、n−5とすれば、0から1500マイクロ秒ま
での250マイクロ秒ずつ異なる8種類の付加待機時間
を設定することができる。
ID−5EHの場合は、5EH−01011110であ
り07H−00000111であるので、(ID  A
ND  07H)−00000110−6となる。従っ
て、WAIT−6X5−30となる。
ID−62Hの場合は、62H−01100010であ
るので、(ID  AND  07H)−000000
10−2となる。従って、WA I T〜2X5−10
となる。
また、以上の実施例においては、付加待機時間の算出は
自己のアドレス値を直接利用したが、乱数発生回路を付
加し、自己のアドレス設定時にこの乱数発生回路により
乱数を発生させ、得られた乱数に対して所定演算を実行
して付加待機時間を設定することもできる。このように
して設定された付加待機時間は、乱数に基づいているの
で、この付加待機時間が各通信装置間で同一となる確率
は非常に低い、従って、前述の実施例と同様に、自己の
送信が他の通信装置間の通信と衝突してしまうことを回
避でき、効率良い通信処理を実現できる。
以上に詳述したように、ケーブル9上で1つの送信の完
了が検出されてから、少なくとも、基本待機時間と付加
待機時間とが加算された時間の間、他の送信によりケー
ブル9が使用されない状態が継続した場合のみ、自己の
送信が行われる。従って、すべてのNodeにおいて同
一の付加待機時間が設定されるネットワークに比較して
、自己の送信が他のNodeの通信と衝突して通信障害
が起こる可能性が低く、信顆性が高い。
しかも、ネットワークの条件として定められている通信
と通信の間に最低限必要な間隔を基本待機時間として、
ケーブル9の空き状態が検出されてから、まず待機し、
空き状態が継続していた場合は、他のNodeとは異な
る付加待機時間の間、空き状態が継続するか否かの判断
を行うようにしている。従ってケーブル9の状態を確認
する処理の回数を低く抑えることが可能であるため、通
信以外のそのNode自体の処理を遅延させてしまうよ
うな影響も最小限に抑えられ、そのNode全体の処理
時間を減少させることができ非常に好都合である。
また、付加待機時間は、1つの通信装置において、−度
設定された像はそのまま変化させずに固定値として処理
される。従って、ケーブル9が使用“中であった時の待
機処理毎に付加待機時間を算出し直す必要はなく、簡単
な処理により通信の衝突を回避でき、非常に好都合であ
る。
また、このような通信の衝突を回避する処理は、データ
を送信する場合だけでなく、前述したようなNodeの
自己のアドレスの設定時におけるENQフレーム及びA
CKフレームの送信時にも、行うことになる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明の電子装
置は、通信網が他の装置により使用中であった場合、そ
の通信網が空き状態となったことが検出されてから継続
して待機する時間を、自己のアドレスの設定時に発生さ
れた値に基づいた所定の演算により算出された値を記憶
しておき、この値に対応する時間として設定している。
従って、通信網が完全に空き状態となるまで待機する必
要が生じる度毎に、いちいち待機時間を算出し直す必要
がなく、記憶手段の値に対応した固定の時間に基づいて
単純な待機処理を行うことができる。
よって、この待機処理のために電子装置にかかる負担を
軽減できる。このため、通信処理以外の電子装置自体に
おける他の処理に及ぼす影響が低く抑えられ、これらの
処理が要する時間も短縮でき、非常に好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図乃至第8図は本発明を
具体化した一実施例を示すもので、第2図はデータ処理
装置の通信制御部の構成を示すブロック図、第3図はH
DLCに準拠したフレームフォーマットを示す図、第4
図はACKフレームの送出を示す図、第5図(a)及び
(b)はアドレスの設定の処理を示すフローチャート、
第6図(a)及び(b)はENQフレームの例を示す図
、第6図(C)はACKフレームの例を示す図、第7図
はアドレスの表示例を示す図、第8図は送信要求発生か
ら送信開始までの処理を示すフローチャートである。 図中、1はシリアルコミュニケーションコントローラ、
2はCPU、3は不発揮性RAM、4は液晶表示装置、
5はスイッチパネル、6はコントロール部、7は送信ボ
ート、8は受信ボート、11はRAMである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、接続された通信網における自己のアドレスを複数の
    値から選択的に設定するアドレス設定手段と、 前記通信網が、現在、その通信網に接続されている他の
    装置の通信に使用されていない空き状態にあるか否かを
    検出する空き状態検出手段と、自己の通信要求の発生後
    、前記空き状態検出手段により検出されている空き状態
    が第1の所定時間の間、継続しているか否かを判断する
    基本継続手段と、 前記自己のアドレスの設定時に発生された値に基づいた
    所定の演算により第2の所定時間に対応する値を算出す
    る算出手段と、 算出された前記第2の所定時間に対応する値を記憶する
    記憶手段と、 前記基本継続判断手段により前記空き状態の継続が判断
    された後も、前記記憶手段に記憶されている値に対応す
    る第2の所定時間の間、更にそのまま前記空き状態が継
    続しているか否かを判断する付加継続判断手段と、 前記付加継続判断手段により、空き状態の継続が判断さ
    れたことに基づいて自己の送信を開始する送信手段 とを備えたことを特徴とする電子装置。
JP27268989A 1989-10-19 1989-10-19 電子装置 Pending JPH03135131A (ja)

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JP27268989A JPH03135131A (ja) 1989-10-19 1989-10-19 電子装置

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