JPH0313054B2 - - Google Patents

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JPH0313054B2
JPH0313054B2 JP5171882A JP5171882A JPH0313054B2 JP H0313054 B2 JPH0313054 B2 JP H0313054B2 JP 5171882 A JP5171882 A JP 5171882A JP 5171882 A JP5171882 A JP 5171882A JP H0313054 B2 JPH0313054 B2 JP H0313054B2
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JP
Japan
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tie bar
compression
mold
die plate
pressure
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JP5171882A
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JPS58167139A (ja
Inventor
Shunsuke Matsuda
Katsuaki Mitani
Hironori Yoda
Kesaji Nishizawa
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5171882A priority Critical patent/JPS58167139A/ja
Publication of JPS58167139A publication Critical patent/JPS58167139A/ja
Publication of JPH0313054B2 publication Critical patent/JPH0313054B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は射出圧縮成形装置に関する。
射出成形においては、金型構造によつて厳密に
固定されたキヤビテイー中へ溶融樹脂を射出充填
し、ゲート部の細い部分が固化するまで保圧と呼
ばれる操作によつて射出シリンダよりスプルやラ
ンナ部の樹脂を介して圧力を付加し、キヤビテイ
ー部の樹脂が逆流しないようにし、ゲート固化後
はキヤビテイー内樹脂のもつ熱量を金型へ伝熱し
て冷却させ製品とすることが行なわれる。
溶融した樹脂の密度は、固体の密度より小さい
のが通常であつて、溶融した樹脂が固化していく
につれて体積が小さくなつていき、すなわち、収
縮が起こる。一例としてφ100mm、肉厚10mmの製
品を考え、樹脂密度が溶融状態で1.17、固体状態
で1.20であるとして、溶融状態の体積がキヤビテ
イーの体積(78.54c.c.)と等しい状態から固化し
常温になると、76.57c.c.となる。仮にいまこの減
少した体積を厚さ方向だけに収縮が起こるとする
と、出来上つた製品の厚さは9.75mmとなり、0.25
mmの肉厚不足となる。
このような収縮に対処するため、金型がパーテ
イングラインでわずかに開くまでオーバパツクし
てやる方法が検討され、その際の金型開き量を制
御する方法(特開昭50−39351号)や、オーバパ
ツクしやすいようなキヤビテイーを用いる
Rolinx法(“New concept in injection
molding、Rolinx process extended
application of plastics”Plastics、30、330、
Apr.(1965))が提案されている。また金型内に
キヤビテイーコアを前進後退できるように小さな
油圧シリンダを埋めこんでおくか、エジエクタ用
シリンダを用いるかして、意識的にキヤビテイー
を大きくして射出し、充填完了後油圧シリンダを
前進させてキヤビテイーを小さくし、所定の厚さ
の成形品を得ることが提案され、マイクロモルダ
ー法として知られている(H.Holt:“New
techniques in shrinkage control”SPE J.
P519、Jun.(1964))。
勿論、最も初歩的な方法は、この収縮を見込ん
でキヤビテイーを大きく設計することであるが、
肉厚製品、偏肉であるような製品などの場合、こ
のような設計は事実上下可能であり、トライアン
ドエラーの繰り返しをおこなうことが必要であ
る。
前記のオーバパツクの方法も高射出圧を要する
という欠点とともに、製品が偏肉である場合には
収縮の小さい肉薄部で収縮補正効果が制限される
ことが認められている。マイクロモルダー法の場
合には、シリンダラムの前進は収縮にともなつて
起こり、移動コア側の製品面が精度良く出来上る
ものの対面の精度は充分でない。
かかる現況に鑑み、型締力を用いて圧縮操作を
行ないうる射出圧縮成形法がENGEL社
(LUDWIG ENGEL KG MACHINEN
FABRIK,A−4311 SCHWERTBERG
AUSTRIA)により提案されているが、この方
法はトグル式の型締力を圧縮圧として用いるよう
に、射出工程ではトグルを完全に伸ばしきらない
ように保持し、圧縮工程で伸ばしきるという画期
的なものである。
しかしながら、トグルによる圧縮方法では、圧
縮圧の制御ができないという欠点がある。圧縮圧
の制御が必要であることは「樹脂に付加される圧
力−樹脂の比容−樹脂の温度」の関係を示す
PVT曲線により次のようにして説明できよう。
横軸に樹脂温度Tをとり、縦軸に樹脂の比容Vを
とり、一定の付加圧力P(反作用としての樹脂の
圧力と考えても良い)のもとでの樹脂のV,Tの
関係を示したのが第1図のPVT曲線である。
前述のような射出圧縮成形装置を用いて、金型
のキヤビテイーに樹脂を射出し圧縮し取出すまで
をこのグラフの上で追つてみよう。射出一次圧終
了点を(V→P)Aで示すと、射出によつて樹脂
温度が下がりながら樹脂圧力が増大する過程A−
Bがあり、保圧が完了しても樹脂温度は下りつづ
け、外からの圧力がないので体積が収縮し圧力の
低い時の比容となるため過程B−Cをたどる。こ
こで逆流に配慮しつつトグルを伸ばし切つて圧縮
操作を行なうと、樹脂温度がほとんど冷えない間
に樹脂圧力が増大し、過程C−Dとなる。この時
トグルが伸び切つているとすると、その後は樹脂
温度が下がり、圧力が減少するという過程がD−
Eである。このとき収容が低下するので、樹脂は
動かされることになり、流動性が悪くなつた状態
で樹脂に圧力を付加するため歪を生じる。この後
取出し温度に達して金型を開くと、樹脂圧力は外
部圧力が減少するため比容を増大させる過程E−
Fとなり、大気圧の中で樹脂温度が常温となる過
程F−Gがそれに続き成形が完了する。
この場合の成形収縮率はEとGの比容の差から
求めることができる。トグルによる圧縮方法では
腕の長さが固定されているため位置決めによつて
圧力を調節するが、その圧力は金型温度、タイバ
ー温度、位置の設定によつて異なるためその圧力
を固定することが困難である。このため圧縮圧力
を制御するのが困難で、PVT曲線上で言えばト
グルを伸ばし切つた状態での終点がDであるのか
D′であるのか不明であり制御することもできな
い。
一方、直圧方式の油圧による圧縮方法では、そ
の最大圧縮圧は厳密に調整することができ、第2
図のように樹脂温度が低下するに伴ない樹脂の比
容が一定となるように圧縮圧力を低下させる制御
をするならば、固化していく過程で樹脂は全く変
形しないので歪が生じることもない。このことは
第2図の上のA〜Gの工程を追つていけば一定の
成形収縮率を有する成形が可能なことを示してい
る。この場合キヤビテイーと樹脂の体積の違いは
DとGの比容の違いになる。キヤビテイーの体積
を一定に保つ制御は可能なので、これによりサイ
クルからサイクルへ一定の成形収縮率を有する成
形が可能になる。
以上の考察から、本発明は直圧式の圧縮を可能
ならしめる射出圧縮成形装置を提案するもので、 (1) いかにしてキヤビテイーの体積を大きくする
か、またその制御をどうするか、 (2) いかにして製品を取出すための型の開閉をス
ムーズに行なうか、 (3) いかにして圧縮の制御が可能な圧縮工程を得
るか、 の問題点を解決することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、シリンダ
ラムが可動側ダイプレートに直結された長ストロ
ークの金型開閉用の第1の油圧シリンダと、前記
第1の油圧シリンダが固定され、かつ成形機ベツ
ドに固定されるとともに、タイバーを支持するタ
イバー支持盤と、前記タイバー支持盤に固定さ
れ、かつ前記タイバーの一端をシリンダラムとす
る圧縮用の第2の油圧シリンダと、前記成形機ベ
ツド上を摺動可能であり、かつ前記タイバーが固
定された固定側ダイプレートと、前記タイバー支
持盤と前記可動側ダイプレートとの間に設けられ
た長さ変更可能な調整手段と、さらに前記タイバ
ー支持盤と前記可動側ダイプレートとの間に前記
調整手段を介して挿脱可能に設けられたキーとを
具備し、射出圧縮時には前記キーを前記調整手段
と前記可動側ダイプレートまたは前記タイバー支
持盤とに当接するように挿入し、製品取出し時に
は取り外すように構成したものである。
第3図は本発明の射出圧縮成形装置における各
工程別のダイプレート間距離、タイバー支持盤と
可動側ダイプレートとの距離、タイバー長の相関
関係を示し、これを用いて本発明の概念を説明す
る。
第3図aは低圧の型締時における各プレート間
の距離を示しており、タイバー長さはlである。
固定側ダイプレート1と可動側ダイプレート2の
距離l′は金型厚さに対応する。可動側ダイプレー
ト2と成形機ベツドに固定されたタイバー支持盤
3の距離l″はシリンダラムによる可動側ダイプレ
ート2の移動によつて可変できるようになつてい
る。この間に、l″の距離を厳密に設定できる距離
設定手段を設けて射出時にはシリンダラムを後退
させ、後退限で停止させる。この時の各配置は第
3図bのようになる。
金型はパーテイングラインP,Lまたは他の型
板間でわずかに開き、金型厚さを(l′+δ)とす
る。このδを圧縮しろという。その際l″を(l″−
δ)とすれば上記の設定が可能である。
射出時には射出圧力がかかつても(l″−δ)と
lを保持するようになつていることが本発明の一
つの特徴である。射出時には、射出圧力によつて
キヤビテイー容積はわずかに大きくなり、これに
よりlがわずかに伸び、(l″−δ)がわずかに圧
縮されるが、ここでは無視している。
射出後の圧縮工程に必要な圧縮シリンダを、タ
イバー支持盤3上にあつてタイバー端をシリンダ
ラムとするるように設けておき、シリンダの固定
側ダイプレートの方に高圧の油を送り、シリンダ
ラムを後退させると、第3図cのように、結果的
にlは短かくなつて(l−δ)となり、ダイプレ
ート間距離の部分はl′となり、射出時の(l′+δ)
からl′に圧縮されることになる。このときタイバ
ー固定盤3を成形機ベツドに固定しておき、固定
側ダイプレート1をベツド上をスライドできるよ
うにしておくと、圧縮工程により、固定側ダイプ
レート1はタイバー支持盤3の方へ引つ張られ
る。
本発明は、射出充填時に射出圧力がかかつても
可動側ダイプレート2とタイバー支持盤3の距離
を(l″−δ)に維持する手段に関するもので、射
出後に圧縮操作をタイバー支持盤3上に設けられ
てタイバー自身をシリンダラムとするような圧縮
用油圧シリンダにより実行でき、製品を取出すた
めの型開や次のサイクルのための型閉は自由にで
き、さらに圧縮しろをミクロン(μm)単位で精
密に設定できる手段を可動側ダイプレート2とタ
イバー支持盤3との間に設けた射出圧縮成形装置
に関するものである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本発明における圧縮しろを設定手段をモデル
的に表わしたのが第4図aであり、第4図bは第
4図aのX−X矢視図である。固定側ダイプレー
ト1と可動側ダイプレート2の間に金型がおかれ
ており、固定側の取付け板4、型板5と可動側の
型板6とでキヤビテイー7が構成されている。可
動側型板6はエジエクタ機構を組みこむために複
雑な構造になるのが簡単なために省略している。
固定側ダイプレート1と成形機ベツドに固定され
たタイバー支持盤3のそれぞれの四隅の間にかけ
わたされたタイバー13はその一端をタイバー支
持盤3に固定された圧縮用油圧シリンダ14のシ
リンダラムとし、他端は固定側ダイプレート1に
固定され、可動側ダイプレート2はタイバー支持
盤3に取付けられた型開閉シリンダ9の型開閉シ
リンダラム8に直結されてタイバー13に沿つて
移動可能であり、タイバー支持盤3と可動側ダイ
プレート2の間に圧縮しろ設定の手段が設けらて
いる。各シリンダ内の破線部は油が送られている
側を示している。
第4図aにおいて、キー10がタイバー支持盤
3に取付けられた11と12からなる圧縮しろ設
定のための調整手段と可動側ダイプレート2との
間に挿入されるとともに、このキー10は可動側
ダイプレート2上に、型開閉シリンダラム8に外
嵌してその周りを回動可能に設けられ、シリンダ
ラム8が後退した状態が第4図a上部の射出時の
状態であり、第3図bの状態になる。第4図a下
部の図はタイバー13の一端をシリンダラムとし
た圧縮用油圧シリンダ14の前側に高圧油が送ら
れ、タイバー13を介して固定側ダイプレート1
が引つ張られ、タイバー長が短かくなり、ダイプ
レート間距離がこの操作によつて縮まり、わずか
に大きく設定されていたキヤビテイー容積は製品
所定の厚みとなる。ここで、キヤビテイー内に樹
脂を射出するためのノズル15は所定圧力で固定
側の取付け板4に押し付けられており、固定側ダ
イプレート1の移動に追従して移動するように構
成されている。
樹脂が冷却するにつれて圧縮圧を落としてい
き、圧縮が完了したら圧縮用油圧シリンダ14の
後側に油を送つてタイバー13を長くし、かつキ
ー10を回転させ、たとえば第4図bに示すよう
な十字型のキー10を圧縮しろ設定のための調整
手段11に設けた孔部16に対応させて第5図下
部のようにキー10をはずし、型開閉シリンダラ
ム8を後退させて、製品取出しのために金型を開
く。製品取出しが完了したら再び射出可能な状態
とするように、型開閉シリンダラム8を前進さ
せ、キー10を差し入れ、型開閉シリンダラム8
を後退させ、射出可能な状態とする。これが第5
図上部の図である。このときのキー10の回転
は、たとえば可動側ダイプレート上に油圧または
エアシリンダをダイプレート表面に平行に設け
て、キー10を回転させることにより実現でき
る。
調整手段11,12、キー10は第4図a及び
第5図に示したようなシリンダラム8を中心とす
るように一組配置したり、その他タイバーを中心
とするように配置したり、タイバーやシリンダラ
ム以外の空間に配置したりすることが可能であ
る。また調整手段11,12は可動側ダイプレー
ト2に取付けられてもよい。
第6図aでは、キー10の数が2個の場合につ
いて、圧縮しろ設定のための調整手段11,12
に、該調整手段と縦並びの取付け棒16に取付け
られたキー10が取付け棒16を中心に回転して
さしこまれた状態の位置関係を示している。第6
図bでは、取付け棒16は調整手段と横並びにな
つている。いずれの場合も、たとえば可動側ダイ
プレート2に油圧またはエアシリンダーをダイプ
レート表面に平行に設けてキー10を回転駆動す
ることにより実現できる。第6図cではキー10
は1個で、シリンダラム8に取付けられ、調整手
段11,12に挿し込まれるようになつている。
この挿し込む力は油圧シリンダ、エアシリンダや
モータなどによつて適宜付加することができる。
圧縮しろ設定のための調節手段の数は2個に限定
されず数個設定することができるし、第6図cの
ように一体物として構成することができる。
第7図aは型開閉シリンダラムの外周に4本の
足をもち型開閉ストローク以上の長さをもつブロ
ツクをキーとして用いる場合で、圧縮しろ設定の
ための調整手段としてはbやcのようにaの4本
の足があたる位置と、45゜回転させるとあたらな
くなつて自由に内部に入り込む位置とに切換える
ことができ、型の自由な開閉ができるようにな
る。また調整手段11,12とキー10の形状を
第8図のようにすることも有効である。
第6図、第7図、第8図に用いられるキーは回
転型であつたが、エアシリンダや油圧シリンダに
より駆動されるスライド型のキーが用いられう
る。その例は第9図に示されている。型開閉シリ
ンダラム8の外周に、圧縮しろ設定のための調整
手段11,12に相当する円環20が設けられ、
そこへキー21が油圧シリンダ22に駆動され
て、ガイド23に沿つてスライドし、図の破線で
示された位置まで来ると、キーが充分に挿入され
たことになる。この場合の構成を横からみると第
9図bのようになつており、キー21がシリンダ
ラム8から離れた状態では型の開閉は自由にでき
る。油圧シリンダ22はタイバー支持盤3、可動
側ダイプレート2あるいはタイバー上に固定する
ことができる。
以上射出時に高圧型締をせずして所定の厚さの
圧縮しろをとつた射出を行ない、後に製品取出し
のための自由な型の開閉を行ないうる手段につい
て詳細に説明した。
次に、圧縮しろδの設定を行なう方法として、 (i) 圧縮しろ設定のための調整手段を棒の長さや
円環の長さを直接変化させるように構成して行
なう。
(ii) 圧縮しろ設定のための調整手段を一定の長さ
の棒の取付け位置を変化させるように構成して
行なう。
ことが考えられる。
第1の方法のときにはロツドの先端にマイクロ
メータヘツドを取付けることによつてミクロン単
位の長さの調節が可能である。すなわちマイクロ
メータヘツドでそれぞれの棒の長さを等しくする
ように調節すれば良い。マイクロメータヘツドの
代用としては精密ネジを用いることができる。こ
の場合ミクロン単位の設定をするためには、ネジ
径を大きくとるとか、あるいは角度割り出しの機
構が良いものでなければ、数個のロツド長のバラ
ンスをとることが困難である。
第10図aはキーが長さを変えうる場合もある
ことを示している。しかしbの馬蹄形のキーでは
長さを調整する機能を持たせることは困難であ
る。
第2の方法は、調整手段をロツド24で構成
し、その取付け位置を調節することによるもの
で、モデル的には第11図に示されているよう
に、ネジ部のしめこみによつて結果的にロツド長
Lが変る。
このことを用いた一例としては第11図bに示
すように、外周にネジ部をもち、タイバー支持盤
3に結合されている位置調整ベース25に、内周
にネジ部を有する位置調整板26を取付けるとロ
ツド長の変化はタイバー支持盤3と位置調整板2
6との間の〓間として調整しろΔLが得られ、有
効ロツド長はLとなる。圧縮しろ調整手段のロツ
ド24は全数の長さを一定長にそろえておき、取
付けはバネ27で位置調整板26に押しつける方
法をとつている。この方法によるときは、位置調
整ベース25の径を大きくとることができるので
精度の良い調整が可能である。たとえばφ400mm
のベースでかつネジのピツチが3mmであれば、外
周での距離10mmあたり24μmの前進後退が可能で
かつ変化が直線的で非常にコントロールしやす
い。第7図に示された一体型のロツドの場合には
大きな径のネジを用いることができるので、棒の
長さそのものを調節する方式の方が扱いやすい。
第12図に第7図cの構造を用いてロツド長変
更を可能にする場合の構造を示す。第7図cの構
造は圧縮しろ調整棒をそのロツド部32を調整ネ
ジ板31に取付けたもので代替させており、この
調整ネジ板31を調整ベース30に取付けると第
4図の圧縮しろ設定のための調整手段11と12
の長さの和は、30,31,32の組み立てた長
さLに相当し、Lは30と31のネジ嵌着部によ
つてΔLだけ可変できる。ΔLは 最大金型厚−最小金型厚+圧縮しろδ まで必要であるが近似的には 最大金型厚−最小金型厚 で表わされる。
以上述べたごとく、本発明は射出成形装置にお
いて、射出時には圧縮しろをとるためにタイバー
の支持盤と可動側ダイプレートの距離を一定にす
る調整手段とキーにより、金型内キヤビテイーの
厚さを増して体積を増大でき、しかも圧縮しろの
維持は型開閉シリンダの型締め力によらずに、前
記調整手段とキーによつて維持でき、キヤビテイ
ー内に充填完了後は、圧縮用油圧シリンダの型締
力を用いて圧縮を行なえ、かつ製品取出しのため
の型の開閉は自由に行なえるようにしたことによ
り、固化していく過程で樹脂は全く変形せず、歪
の生じない製品を得ることができるものである。
なお本発明になる成形装置を用いて、第4図a
下部の状態で発泡剤を含んだ樹脂を射出し、次に
第4図a上部のように金型を開くと射出された樹
脂が発泡して射出発泡成形を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は樹脂に付加される圧力をパラメータと
して、樹脂温度に対する比容の変化を示したいわ
ゆるPVT曲線上で、トグル式の圧縮工程により
射出圧縮成形を行なつたときの変化を示した図、
第2図は同じPVT曲線上で、直圧式の圧縮工程
により射出圧縮成形を行なつたときの理想的な過
程を示した図、第3図は本発明の射出圧縮成形装
置を用いるときの低圧型締時a、射出時b、圧縮
時cの3プレート間の距離関係を示した図、第4
図aは本発明における圧縮しろ設定手段をモデル
的に表したもので、上部に射出時の各要素の配置
を、下部に圧縮時の配置を示した図、第4図bは
第4図aのX−X矢視図、第5図は上部の射出時
の配置と、下部のエジエクシヨンのための型開時
における配置とを比較した図、第6図はキーの数
が2個と1個の場合について、圧縮しろ設定のた
めの調整手段とキーの相対配置を示した図、第7
図は調整手段やキーを一体ものとして構成する場
合の例を示した図、第8図は一体ものの回転型の
キーとそれに適した調整手段の配置を示した図、
第9図はスライド型のキーを示し、中心の円環状
をはさむように両側からスライドしてくるところ
を示した図、第10図は長さが変えられるキーの
モデル図、第11図はロツドの取付位置を調節す
ることによつて圧縮しろの微小設定を行なうこと
を示し、aはタイバーの支持盤にネジ部をもつロ
ツドを螺合して長さLを調節する例、bは位置調
整ベースを設けてそれとタイバー支持盤との距離
を変えることで調整する例を示す図、第12図は
第7図cの構造を用いてロツド長を変更する場合
の例を示す図である。 1…固定側ダイプレート、2…可動側ダイプレ
ート、3…タイバー支持盤、5,6…型板、7…
キヤビテイー、8…型開閉シリンダラム、9…型
開閉シリンダ、10…キー、11,12…圧縮し
ろ設定のための調整手段、13…タイバー、14
…圧縮用油圧シリンダ、24…調整ロツド、25
…位置調整ベース、26…位置調整板、27…バ
ネ、30…調整ベース、31…調整ネジ板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダラムが可動側ダイプレートに直結さ
    れた長ストロークの金型開閉用の第1の油圧シリ
    ンダと、前記第1の油圧シリンダが固定され、か
    つ成形機ベツドに固定されるとともに、タイバー
    を支持するタイバー支持盤と、前記タイバー支持
    盤に固定され、かつ前記タイバーの一端をシリン
    ダラムとする圧縮用の第2の油圧シリンダと、前
    記成形機ベツド上を摺動可能であり、かつ前記タ
    イバーが固定された固定側ダイプレートと、前記
    タイバー支持盤と前記可動側ダイプレートとの間
    に設けられた長さ変更可能な調整手段と、さらに
    前記タイバー支持盤と前記可動側ダイプレートと
    の間に前記調整手段を介して挿脱可能に設けられ
    たキーとを具備し、射出圧縮時には前記キーを前
    記調整手段と前記可動側ダイプレートまたは前記
    タイバー支持盤とに当接するように挿入し、製品
    取出し時には取り外すように構成した射出圧縮成
    形装置。
JP5171882A 1982-03-29 1982-03-29 射出圧縮成形装置 Granted JPS58167139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171882A JPS58167139A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 射出圧縮成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171882A JPS58167139A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 射出圧縮成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167139A JPS58167139A (ja) 1983-10-03
JPH0313054B2 true JPH0313054B2 (ja) 1991-02-21

Family

ID=12894666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5171882A Granted JPS58167139A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 射出圧縮成形装置

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JP (1) JPS58167139A (ja)

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JPS58167139A (ja) 1983-10-03

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