JPS61249728A - 射出成形用金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は１例えばプラスチック光学部品の成形に好適す
る射出成形用金型に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近時、レンズ、プリズム等の光学部品は、軽量化、低価
格化を目的としてプラスチック化されつつある。゛とこ
ろで、第２図は、プラスチック光学部品の射出成形に使
用されている従来の金型を示している。この金型は、固
定成形型（Ａ）と可動成形型（Ｂ）とからなっていて、
これら成形型（Ａ）、（Ｂ）ツバ−ティング面（Ｃ）側
には、キャビティ（Ｄ）・・・が形成さ、れている。そ
して、溶融樹脂（Ｅ）は、スプルー（Ｆ）、ランナー（
Ｇ）・・・及びゲート（Ｈ）・・・を経由して、キャビ
ティ（Ｄ）・・・に圧入されるようになっている。また
、成形型（Ｂ）のキャビティ（Ｄ）・・・形成部位には
、棒状のコア（Ｉ）・・・が嵌挿されそいる。

しかしながら、上記従来の金型では、キャビティ（Ｄ）
・・・Ｋ充填された溶融樹脂（Ｅ）の冷却時の収縮に基
因して、ヒケ・凹％　（８１ｎｋ　ｍａｒｋ　）、巣（
ｐｏｒｏｓ口ｙ）ｓ空洞（ｖｏｉｄ）、ソリ、曲シ１等
の光学部品としては致命的な欠陥が発生する。そのため
１歩留も低くなっている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情を顧慮してなされたもので。

高精度の光学部品を成形することのできる射出成形用金
型を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

ゲートシール期間中、キャビティを形成するコアを前進
させて、溶融樹脂の収縮による欠陥発生を防止するよう
にしたものである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図は、この実施例の射出成形用金型を示している。

この射出成形用金型は、固定して設けられる固定側金型
部（１）と、この固定側金型部（１）に対して、矢印（
２ａ）、　（２ｂ）方向に進退自在に設けられる可動側
金型部（３）とからなっている。しかして。

固定側金型部（１）は、板状の型板（４）と、この型板
（４）の背部に一体的に連設され図示せぬ型締機構に着
脱自在に取付けられた取付板（５）と、これら型板（４
）と取付板（５）に貫設されたスプルーブシュ（６）と
、型板（４）に嵌着９固定されたコア（７）とからなっ
ている。

一方、可動側金型部（３）は、型板（４）に接離自在に
対向して設けられた型板（８）と、この型板（８）の背
部に一体的に連設された受板（９）と、この受板（９）
の背部に連設され図示せぬ型締機構に着脱自在に取付け
られた取付板０〔と、型板（８）に矢印（２ａ）、　（
２ｂ）方向に摺動自在に嵌着されコア（力とともに例え
ばレンズなどの精密光学部品が成形されるキャビティ（
１１）を形成するコアａ２と、受板（９）に設けられた
中空部（９ａ）に内設され且つコア（１りの後端部を支
持して矢印（２ａ）方向に加圧する加圧′装置（ｌ□□
□とから構成されている。上記コアαつは、型板（８）
中を軸方向（矢印（２ａ）、　（２ｂ）方向）に摺動す
る円柱をなす本体部αａと、この本体部Ｑ１１）の後端
部に同軸に連設された円柱をなすラム部（１５＋とから
なっている。そして、加圧装置Ｑ３）には、シリンダ（
図示せず）が内股されていて、このシリンダにラム部（
１！９が軸方向に摺動自在に嵌挿されている。また、中
空部（９ａ）内壁には、ストッパｔｔｅが突設され、こ
のストッパＯｅにラム部αつの前端面が当接して、コア
０りの前進を規制するようになっている。そして、シリ
ンダに作動油が圧入されることにより、ラム部α最を矢
印（２り方向に加圧するようになっている。この加圧装
置０は、外部に離間して設けられた油圧源αηに弁機構
Ｈを介して可撓性の油管（ｔＭＪ）により接続されてい
る。そして、弁機構α樽は、この油管（Ｉ５’４）の作
動油の導通を開閉させる弁制御機構α１ＫｉｌＵ気的に
接続されている。この弁制御機構（１１及び油圧源αｎ
は、射出成形装置の電気制御部（２）に電気的に接続さ
れている。上記油管（１７ＩＬ）は、加圧装置（１濠に
着脱自在に接続されている。さらに、型板（４）、（８
）のパーティング面Ｑυ側には、キャビティαυと、ス
プルーブシュ（６）によ勺形成されたスプルー（２３と
を結び、ランナー（ハ）及びゲー）　（２４）を形成す
る溝（ハ）、　（２５１が凹設されている。

しかして、上記構成の射出成形金型において。

まず、型締機構により固定型金型部（１）に対しで可動
側金型部（３）を矢印（２ａ）方向に前進させ、型板（
４）。

（８）を密接させる。つぎに、射出成形機のノズル（ハ
）から溶融樹脂（５）を、スプルーｅ３１ランナー（ハ
）及びゲート（ハ）を介してキャビティＱｌ）に圧入す
る。ついで、キャビティα０が溶融樹脂（５）によ多充
填されゲートシールに入ると同時に電気制御部（２１）
から弁制御機構ＯＩ及び油圧源ａＤに制御信号ＳＣが出
力される。

すると、この弁制御機構翰からは、制御信号ＳＶが弁機
構０団に印加される。すると、弁が開成して油圧源αη
からは作動油が油管（＋７４）を介して加圧装置（１３
１に供給される。その結果、コア（１りは矢印（２ａ）
方向にストッパσ６）によシラム部（１５＋が規制され
るまで前進する。このときの前進量は、あらかじめ圧縮
代となるように調整されている。しかして、ゲートシー
ル期間が終了しキャビティ（１１）内の溶融樹脂（５）
が冷却・固化すると、再び電気制御部−から制御信号Ｓ
Ｃ′が、弁機構（ｌ槌及び油圧源αηに印加される。

その結果油圧源ａηが減圧して、コアａりが原位置まで
矢印（２ｂ）方向に後退したのち、弁機構（１８が閉成
する。ついで、型板（４）に対して型板（８）を矢印（
２ｂ）方向に後退させ、キャビティ（Ｉυにて成形され
た成形品を取出す。

このように、この実施例の射出成形用金型は。

ゲートシール期間、コア（８）をキャビティ（１１）側
に圧縮代だけ前進させるようにしているので、溶融樹脂
（財）の収縮によるヒケ、ソリ等の種々の欠陥の発生を
防止できる。よって、高品質の成形品を、複雑かつ高価
な装置を用いることなく、高歩留で成形できるようにな
るので、プラスチック光学部品の製造に適合したものと
なる。

なお、上記実施例におけるキャビティの数は。

任意に設定してよい。さらに、上記実施例においては、
加圧装置α階の動力源として油圧シリンダを利用してい
るが、空気圧シリンダ、リンク機構等でもよい。さらに
また、コア（力は省略し、型板（４）にキャビティ（１
１）”＠形成するための四部を直接形成してもよい。ま
た、コアａ２を固定し、コア（７）を加圧装置により軸
方向に摺動させるようＫしてもよい。さらに、コア（力
、α４の両方ともキャビティａυに向って変位させるよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明の射出成形用金型は、キャビティに充填された溶
融樹脂の収縮に基因する各種欠陥の発生を防止できる。

それゆえ、高品質の射出成形品を。

複雑かつ高価な装置を用いることなく、高歩留で成形す
ることができるようになる。したがって。

本発明をプラスチック光学部品の製造に適用した場合、
格別の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の射出成形用金型の構成図、
第２図は従来技術の説明図である。 （４）：型板（固定側型板）、（８）：型板（可動側型
板）。 ａｌ）：キャピティ、Ｑ４：コ　ア。 （１騰：加圧装置。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定して設けられる固定側型板と、上記固定側型板とと
   もに溶融樹脂が充填されるキャビティを形成し且つ上記
   固定側型板に対して進退自在に設けられた可動側型板と
   、上記固定側型板又は上記可動側型板のうちいずれか一
   方に嵌着され上記キャビティを形成するコアと、上記コ
   アと上記キャビティ側に加圧して所定量変位させる加圧
   装置とを具備することを特徴とする射出成形用金型。