JPH0312860Y2 - - Google Patents

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JPH0312860Y2
JPH0312860Y2 JP8105685U JP8105685U JPH0312860Y2 JP H0312860 Y2 JPH0312860 Y2 JP H0312860Y2 JP 8105685 U JP8105685 U JP 8105685U JP 8105685 U JP8105685 U JP 8105685U JP H0312860 Y2 JPH0312860 Y2 JP H0312860Y2
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foaming
foam
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は泡洗式トイレツト装置、より詳しくは
泡を用いるトイレツト装置の発泡タンクの発泡部
の改良に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は第5図及び第6図に示される実公昭
59−7436号の泡洗式便器を開発したものであり、
図において、51は便器本体、52は液槽、53
は第一発泡槽、54は第二発泡槽、55は第一発
泡槽53と第一給泡路57を連通する給泡管、5
6,56は第二発泡槽54と第二給泡路58,5
8を連通する給泡管、59,60は第一発泡槽5
3及び第二発泡槽54の液中にそれぞれ配置され
たエアーストーンである。液槽52の上方には界
面活性剤容器(図示されない)が連結され、そこ
から界面活性剤が滴下し、液槽52内の水に混入
する。
第一発泡槽53内のエアーストーン59には常
時空気が供給され、発生した泡は第一給泡路57
より便器本体51の前半内面を常時洗つて、排便
口61へ流下する。また、用便後タイマーにより
一定時間第二発泡槽54内のエアーストーン60
に空気を供給することにより多量の泡を発生さ
せ、第二給泡路58,58より便器本体51の後
半内面に供給し、紙や汚物と共に前記泡は排便口
61へ流下する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第5図及び第6図に示した泡洗式トイレツト装
置は家庭用と業務用とが製造販売されているが、
使用後タイマーの押ボタンスイツチを押してから
紙や汚物等を排出するために必要な泡供給時間は
家庭用のもので約50秒、業務用のもので約75秒か
かり、この泡供給時間を短縮するについて本願の
考案者は研究を続けてきた。すなわち、使用者に
とつては使用後押ボタンスイツチを押してから速
やかに便槽内へ紙や汚物等が排出することを希望
するものであり、いつまでも視野内にあることを
好まない。
また、従来のものでは便器後部(排便口61の
周りの部分)を完全に洗浄するには時間がかか
り、特に、軽い泡(水分の少ない泡)の上に紙が
乗ると、洗浄のための泡を流してもその泡は紙の
乗つた軽い泡の下を流れてなかなかこの紙を排出
することができず、その解決が要望されていた。
常時泡を供給するための第一発砲槽53と用便
後に泡を供給するための第二発砲槽24の2つの
発砲槽が必要となり、必要に応じて短時間に多量
の安定した泡を発生供給するのに十分な容量の第
二発砲槽54を共に内在させるには発泡タンク5
2の容量が小さく、その結果途中で消泡してしま
つたり液体のまま供給してしまつて充分な洗浄効
果が得られないことが起こつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解消した発泡タンクを提
供するもので、その手段は、便器本体の前部に外
設する箱状の発泡タンク内に上部と側部が閉じら
れた発泡室を設け、該発泡室は開放された下端よ
り少しの立ち上がり部を形成し水平断面積S2が大
なる発泡室下部と、その上方にほぼ水平な段部に
より連結され、水平断面積S1が小なる立ち上がり
部で形成される発泡室上部とからなるものであつ
て、発泡室上端に前部泡送管を接続し、発泡タン
ク下底を貫通し発泡室内上方で開口する後部泡送
管を設け、発泡室内下方の水中には2種類に出力
制御されるエアーポンプに空気供給管を介して連
結する空気供給体を設けたことを特徴とする泡洗
式トイレツト装置の発泡タンクによつてなされ、
更に前記発泡室12の水平断面積の大きさを、発
泡室上部14の水平断面積S1は50〜65cm2、発泡
室下部13の水平断面積S2は160cm2以上に設定し
てもよく、また、前記発泡室にはその上方から発
泡室のほぼ中央まで延び、発泡室を横切る仕切板
を設けてもよい。
〔作用〕
上記の装置においては、定常時には発泡室内下
方の液中に配設した空気供給体の1つに空気を連
続的に供給して発生させた泡を、前部及び後部泡
送管で便器内に供給して汚物等の付着を防止す
る。また、便器使用後にボタンを押すと、タイマ
ーにより一定時間定常時に供給したよりも多量の
空気を空気供給体2つに各々供給して大量の泡を
発生させる。すると、急激な泡の発生によつて発
泡室内水面は急激に低下して発泡室の段部よりも
下がり、このとき発泡室内水面と発泡室外水面と
の水位差で前部泡送管及び後部泡送管より泡が大
量に放出される。その後すぐに、段部のすぐ下あ
たりまで水面が上昇してバランスがとれる。この
ように発泡室下部は急激な泡下がりによる発泡室
からの泡の洩れを防ぐ機能を有する。また、洗浄
に関しては、前部泡送管及び後部泡送管より勢い
のある泡が短時間のうちに大量に便器内に供給さ
れるので紙などが残ることがなく、更に便器後部
にも水分の多い泡が供給されるので便器後部の洗
浄をも十分に行うものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図と第2図に本考案にかかる発泡タンクが
正面断面図と平面図で示され、図において、11
は発泡タンク、12は発泡室、を示す。発泡タン
クの外形は上方が開いたほぼ箱型のもので、その
中に上部と側部が閉じられた発泡室12が形成さ
れている。
発泡室12の第1図に見て右側(発泡タンクの
中心に向かう側)下方には発泡室下部13と発泡
室上部14とが段差をなす如くにほぼ水平な段部
15によつて連結される。発泡室12内には発泡
タンク11下底を貫通し発泡室上部14の上方で
開口し、便器後部に連絡する後部泡送管16が垂
設されている。
発泡室12内下方には2個の空気供給体19が
配置され、それらには供給管20が連結されてい
る。なお第1図において、供給管20は模式的に
線で示す。発泡室12の上端には便器の前部に連
絡する前部泡送管21が配置されている。
一つの実施例において、発泡室12の下端と発
泡タンク下底との間隙17の高さH1は10mm、発
泡室下部13の高さH2は55mm、発泡室下部の上
側から発泡室12の上側すなわち発泡室上部まで
の高さH3は120mm、発泡室下部13の横方向
(第1図と第2図に見て左右方向)長さW1と縦
方向(第2図に見て上下方向)長さD1とは260
mmと80mm、発泡室上部14の横方向長さW2と縦
方向長さD2とは150mmと40mm、後部泡送管16
の内径は25mm、前部泡送管21の内径は16mm、後
部泡送管の高さH4は155mmに設定したところ、
非使用状態で発泡タンク11内の水面WLの高さ
は140mmであり、後部泡送管16の水面WLから
上に出ている部分の高さH5は15mmとなつた。ま
た、発泡室上部14の水平断面積S1は60cm2、発
泡室下部13の水平断面積S2は208cm2と設定し
た。
以上説明した発泡タンク11は第3図aにまた
発泡室12は同図bにそれぞれ部分的切欠斜視図
で示され、第3図bと次の第4図において白抜と
黒の矢印は前部泡送管21と後部泡送管16を通
してそれぞれ供給される泡の通路を示す。
第4図に第3図の発泡タンク11が取り付けら
れた便器23が縮尺を小にして示され、図におい
て24は排便口を模式的に示し、それが位置する
部分が便器の後部、その反対側部分が便器の前部
である。便器23は、前部泡送管21からの泡は
便器の前部に、後部泡送管16からの泡は便器の
後部に供給される如き構成が便器の上方縁に沿つ
て設けられている。
使用において、定常時は空気供給体19のいず
れか一方に常時または間歇的に空気を送り、便器
23内を泡で覆い、潤滑性を保つて汚物等の付着
を防止する。
図示しないボタンを押して洗浄するときは、2
つの空気供給体から同時に大風量の空気が送り込
まれ、そのとき発生した大量の泡で便器23内を
洗浄する。このとき、軽い泡は便器前部に、水分
の多い泡は便器後部に供給されるが、水分の多い
泡は泡の通路に設けた複数の切欠部25から流れ
て洗浄力を増加し、紙や汚物等を押し流し、更
に、洗浄時間が30秒に短縮された。加えて、便器
前部に落された紙も軽い泡ごと流された。
発泡室上部14の断面を狭くしてあるので無駄
な泡を造ることがなく、便器23内への供給に対
して速応性がある。また、ボタンを押したとき、
一時的な泡下がりによる発泡室12からの泡のあ
ふれを防止するために、発泡室12の下方部分は
第1図に示されるように広くして大量に空気を供
給したときでも泡は外に出る前に発泡室下部13
内に先ず充満するので泡が外に出て図示せぬが発
泡タンク11内で発泡室12より上方に設けたエ
アーポンプやタイマー等の機械が濡れるのが防止
される。
ここで、発泡室12の水平断面積について、ボ
タンを押した後の空気供給体19への空気の総供
給量を6〜14l/分の範囲内に設定した実験結果
を基に記述すると、発泡室上部14の水平断面積
S1を50cm2未満とすると、ボタンを押した後発生
する泡により泡の水分が増して発泡室内の水を便
器内に不要に流出させてしまうことになり、反対
に65cm2超とすると、ボタンを押してから泡が便
器内に供給される迄に時間がかかり本考案の目的
とする30秒台で洗浄することができない。このこ
とから、発泡室上部14の水平断面積S1は50〜65
cm2が効果的である。また、発泡室下部13の水
平断面積S2は水平断面積S1が50cm2のとき水平断
面積S2を190cm2未満、水平断面積S1が65cm2のと
き水平断面積S2を160cm2未満とするとボタンを押
した後発生する泡により発泡室下部13に下がつ
て来る泡が空気供給体19にまで至り、洗浄に不
適当な泡が発生したり発泡室12の下から泡が溢
れたりする。このことから、発泡室下部13の水
平断面積S2は160cm2以上必要である。
なお、一般的な便器の大きさに相対すると、発
泡タンク11底の水平断面積はほぼ230cm2である
ので発泡室下部13の水平断面積S2は220cm2迄に
制限されるが、効果としてはこれに制限されるも
のではない。以上のことから発泡室12の水平断
面積の大きさを、発泡室上部14の水平断面積S1
は50〜65cm2、発泡室下部13の水平断面積S2
160cm2以上に設定すると効果的である。
本考案の他の実施例においては、発泡室12に
第1図に二点鎖点で示す如く発泡室の上部からほ
ぼその中央部まで延び、かつ、発泡室を横切る仕
切板26を設けた。こうすると、従来例と同様
に、泡は常時後部泡送管16を通して便器23の
後部にのみ供給され、ボタンを押して大量の泡が
発生したときに泡は前部泡送管21を通つて便器
の前部にも供給されるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、泡洗式ト
イレツト装置において、定常時に適切な泡を安定
した状態で供給するだけでなく、使用後の洗浄時
には洗浄時間が短縮され、便器後部に水分の多い
泡が供給されるので、紙や汚物の便器への付着が
あつてもそれは十分に洗浄され、便器の前部の紙
も軽い泡と共に流せるようになり、泡洗式トイレ
ツト装置の清潔な使用が保証され、かつ、水を節
約するのに効果大である。また、発泡室が1つと
なるのでコスト低減となる他、発泡タンク内が簡
素化され掃除やメンテナンスが容易にできる効果
をも有する。なお、本考案の適用範囲は上記した
寸法の装置に限定されるものではなく、考案の原
理が採用される変型例にも及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案にかかる発泡タンクの
正面断面図と平面図、第3図aとbは前記発泡タ
ンクと発泡部の一部切欠した斜視図、第4図は本
考案にかかる発泡タンクを取り付けた便器の斜視
図、第5図と第6図は従来例泡洗式トイレツトの
一部切欠した斜視図と平面図である。 図中、11……発泡タンク、12……発泡室、
13……発泡室下部、14……発泡室上部、15
……段部、16……後部泡送管、17……間隙、
19……空気供給体、20……空気供給管、21
……前部泡送管、23……便器、24……排便
口、25……切欠部、26……仕切板、をそれぞ
れ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 便器23本体の前部に外設する箱状の発泡タ
    ンク11内に上部と側部が閉じられた発泡室1
    2を設け、該発泡室12は開放された下端より
    少しの立ち上がり部を形成し水平断面積S2が大
    なる発泡室下部13と、その上方に水平断面積
    S1が小なる立ち上がり部で形成される発泡室上
    部14とがほぼ水平な段部15により連結され
    るものであつて、発泡室12上端に前部泡送管
    21を接続し、また発泡タンク11下底を貫通
    し発泡室12内上方で開口する後部泡送管16
    を垂設し、発泡室12内下方の水中には2種類
    に出力制御されるエアーポンプに空気供給管2
    0を介して連結した空気供給体19を配設した
    ことを特徴とする泡洗式トイレツト装置。 (2) 前記発泡室12の水平断面積の大きさを、発
    泡室上部14の水平断面積S1は50〜65cm2、発
    泡室下部13の水平断面積S2は160cm2以上に設
    定したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の泡洗式トイレツト装置。 (3) 前記発泡室12にはその上方から発泡室12
    のほぼ中央まで延び、発泡室上部14を横切る
    仕切板26が設けられた実用新案登録請求の範
    囲第1項あるいは第2項記載の泡洗式トイレツ
    ト装置。
JP8105685U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0312860Y2 (ja)

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JPS61198379U JPS61198379U (ja) 1986-12-11
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JP4696403B2 (ja) * 2001-05-15 2011-06-08 パナソニック株式会社 便器用泡発生装置

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