JPH03127070A - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及びその製造方法

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JPH03127070A
JPH03127070A JP1267000A JP26700089A JPH03127070A JP H03127070 A JPH03127070 A JP H03127070A JP 1267000 A JP1267000 A JP 1267000A JP 26700089 A JP26700089 A JP 26700089A JP H03127070 A JPH03127070 A JP H03127070A
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toner
particles
weight
polymer
polymer emulsion
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Application number
JP1267000A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimoyama
宏 下山
Toshiro Tokuno
敏郎 得能
Tatsuo Imafuku
今福 達夫
Masaki Tsujihiro
昌己 辻廣
Hideki Ota
大田 英樹
Nobuhiro Hirano
暢宏 平野
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真法や静電印刷法等に用いる静電荷像
現像用トナーに関し、より詳細には、球状で表面に凹凸
が形成されたクリーニング特性に優れた静電荷像現像用
トナー及びその製造方法に関する。
(従来技術) 電子写真法の分野では、静電像を可視像化する目的でト
ナーを使用している。このトナー粒子は、樹脂媒質巾着
色剤、要すれば電荷制御剤等の他の配合剤を配合してな
る一定粒度範囲、例えば1乃至30μmの粒径範囲とし
たものからなっており、樹脂媒質としては所望の検電性
と結着性とを備えた樹脂、例えばスチレン系樹脂等が使
用され、着色剤としてはカーボンブラックや他の有機系
または無機系の着色顔料が使用される。
電子写真用トナーの最も代表的な製法は、前述した樹脂
媒質と着色剤とを溶融混練し、この混練組成物を分級し
て一定の粒度範囲に揃える工程からなる。しかしながら
、この粉砕・分級により得られたトナーの収率は極めて
低く、また、装置自体も多大な設備を必要として、トナ
ーの製造コストを極めて高いものにしている。更に、得
られるトナーは粒子の形状が不規則であるために、トナ
ーの流動性が概して低く、ブロッキングを発生し易いと
いう欠点も認められている。
そこで、粉砕工程を含まずに直接的にトナー粒子を得る
方法として、例えば特公昭36−10231号公報、特
公昭51−14895号公報、特公昭53−17735
号公報、特公昭51−17736号公報、特公昭53−
17737号公報、特公昭47−51830号公報に記
載されているように、懸濁重合法によるトナーの製法が
提案されている。これらは所謂懸濁重合法によるもので
あって、重合性単量体、重合開始剤及び着色剤を主成分
とする重合組成物を、水性分散媒中に懸濁し、重合反応
を行って、直接的にトナーを製造するものである。この
方法は、生成されるトナー粒子の形状が球状であって流
動性に優れており、しかも製造工程が簡略であってコス
トも低くなるという長所を有する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この懸濁重合法によって直接的に得られ
たトナーは、形状が球状であるためにクリーニング性に
劣るという問題点を有している。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、その目
的は形状が球状で流動性、帯電性、現像性に優れ、しか
もクリーニング性が顕著に向上した静電荷像現像用トナ
ーの製造方法を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、表面に粒径が不均斉な高分
子微粒子が結合し、凹凸が形成された上記の電子写真特
性に優れた静電荷像現像用トナーを提供することにある
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、水中で一方の極性に帯電し得るモノマ
ー組成物を、水中で逆極性に帯電している粒径の分散度
(D25/Dts)が1.8以上の不均斉な高分子エマ
ルジョンからなる分散媒中に分散させ重合開始剤の存在
下に重合させて重合体粒子を得ることを特徴とする静電
荷像現像用トナーの製造方法が提供される。
更に、本発明によれば、全体として、体積基準のメジア
ン径(D50)が3乃至20μmの範囲にある球状粒子
であって、該球状粒子は一方の帯電極性を有し、且つ定
着性を有する熱可塑性重合体コアと、該コアの表面に帯
電極性を異にする粒径の分散度(Dgs/Dy5)が1
.8以上の不均斉な高分子微粒子が結合されており、球
状粒子表面に実質的に凹凸が形成されていることを特徴
とする静電荷像現像用トナーが提供される。
(作用) 本発明は、重合性組成物の懸濁重合に粒径が不均斉で重
合性IJl威物との帯電極性が互いに逆となる高分子エ
マルジョンを分散剤として重合反応を行ってトナーを得
ることに特徴を有するものである。
一般に、油状物質の懸濁粒子のサイズは、懸濁手段によ
っても異なるが、一般に1μm以上であルノニ対して、
高分子エマルジョンおける分散粒径は0.01乃至1μ
mオーダーである。
そして、モノマー組成物を上述した帯電極性になるよう
に選択し、更に粒径が不均斉な高分子エマルジョンから
なる分散媒中に七ツマー組成物を分散させると、第1図
に示す分散状態が形成される。即ち水相1中に分散され
たモノマー組成物の分散油滴2の表面には粒径の不均斉
な高分子エマルジョン3が付着した構造となる。正帯電
のモノマー懸濁粒子の場合には負帯電の高分子エマルジ
ョン粒子が静電的に吸着され、負帯電モノマー懸濁粒子
の場合には正帯電の高分子エマルジョン粒子が静電気的
に吸着され、高分子エマルジョンはモノマー油滴に静電
気的に強固に付着し、油滴同士には電気的な反発力が作
用して油滴同士の合一を生しることなく安定に油滴粒子
を分散することができる。そして、得られた重合体粒子
は表面に高分子エマルジョンが付着した状態にあり、こ
の生成粒子高分子エマルジョンが不均斉な粒径を有する
ため、凹凸形状のトナーが得られるのである。
高分子エマルジョンの粒度分布は体積換算の25%径と
75%径の粒径比で表す分散度(D25/D75)が少
なくとも1.8以上、特に好ましくは2.0以上の不均
斉さを有するものが好ましく、1.8よりも小さいもの
であると生成したトナー粒子表面に有効な凹凸が形成さ
れなくなってクリーング性に乏しいトナーとなってしま
う。
また、得られたトナーは重合工程でモノマー油滴の合一
や、微粒子化が起こりにくいためにシャープな粒度分布
の球状粒子となって良好な流動性を示し、且つ、一定の
帯電極性を有する高分子で部分的に被覆されているため
、クリーニング特性と帯電特性に優れ、極めて有益なト
ナーとなる。
尚、ここでいう粒径はコールタ−カウンターにょって測
定したものである。
(発明の好適態様) 本発明において、高分子エマルジョン及びモノマー組成
物に所定の帯電極性を付与するには、アニオン性基又は
カチオン性基を有するエチレン系不飽和モノマーを含有
させ、或いは重合体鎖に組み込む方法や、アニオン性基
またはカチオン性基を有する非重合性有機化合物を配合
する方法が採用される。その適当な例は次の通りである
アニオン モノマー アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマル酸
、無水イタコン酸、クロトン酸、テトラヒドロ無水フタ
ル酸、スチレンスルホン酸、2アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸等やこれらの金属塩。
カチオン モノマー ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、N−アミノエチルアミノ
プロビル(メタ)アクリレート、 ビニルピリジン 2−ビニルイミダゾール 2−ヒドロキシ−3−アクリルオキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド等。
アニオン    人 上記アニオン性モノマーを鎖中に含む単独乃至共重合体
、モノアゾ染料金属錯塩、サリチル酸、ナフトエ酸等の
オキシカルボン酸の金属錯塩等。
カチオン    ム 上記カチオン性モノマーを重合体鎖中に含む単独重合体
或いは共重合体、ニグロシンベース(CI5045)、
オイルブラック(cI2615o)、スピロンブラック
等の油溶性染料、その他の1級、2級、或いは3級アミ
ン類、第4級アンモニウム塩等。
モノマー組成物中に含有され、或いは高分子エマルジョ
ンの粒子中に組み込まれる他のエチレン系不飽和モノマ
ーとしては次のものを用いることができる。
このような七ツマ−の適当な例としては、ビニル芳香族
単量体、アクリル単量体、ビニルエステル単量体、ビニ
ルエーテル系単量体、ジオレフィン系単量体、モノオレ
フィン系単量体等である。
ビニル芳香族単量体としては、 式、 式中、R7は水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原
子であり、R1は水素原子、低級アルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、ニトロ基、或いはビニル基である
、 のビニル芳香族炭化水素、例えばスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、α−クロロスチレン、0−
1m−1p−クロロスチレン、pエチルスチレン、ジビ
ニルベンゼンの単独または2種以上の組み合わせを挙げ
るとかでき、更に前述した他の単量体としては以下のも
のが挙げることができる。
式、 式中、R3は水素原子又は低級アルキル基R4は水素原
子、炭素数12迄の炭化水素基、ヒドロキシルアルキル
基、或いはビニルエステル基である、 のアクリル系単量体、例えばアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシア
クリル酸エチル、γ−ヒドロキシアクリル酸プロピル、
σ−ヒドロキシアクリル酸ブチル、β−ヒドロキシメタ
クリル酸エチル、エチレングリコールジメタクリル酸エ
ステル、テトラエチレングリコールジメタクリル酸エス
テル等。
式、 式中、R3は水素原子又は低級アルキル基である、 のビニルエステル、例えばギ酸ビニル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等。
式、 式中、R6は炭素数12迄の1価炭化水素基である、 のビニルエーテル、例えば、ビニル−n−ブチルエーテ
ル、ビニルフェニルエーテル、ビニルシクロヘキサシル
エーテル等。
式、 式中、R’t 、Re 、R9の各々は水素原子、低級
アルキル基又はハロゲン原子である、のジオレフィン類
、特にブタジェン、イソプレン、クロロプレン類。
式中、R1゜、R11の各々は水素原子又は低級アルキ
ル基である、 のモノオレフィン類、特にエチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、ブテン−1、ペンテン−14メチルペンテン
−1等。
重金住組底粗 定着性の見地からはモノマーの主体がスチレン、アクリ
ル酸エステル及びメタクリル酸エステルからなる郡より
選ばれた少なくとも1種からなり、カチオン性基又はア
ニオン性基含有単量体を、重合性組成物全体当たり0.
1乃至20重量%、特に0.5乃至10重量%の濃度と
なるよにう含むものが特に適している。
潰[1牲 着色顔料の適当な例は次のとおりである。
黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラッ
ク、アニリンブラック。
黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネ
ーブルスイエロー、テフトールイエローS、ハンザイエ
ロー10G1ベンジジンイエローG、キノリンイエロー
レーキ、パーマネンエローNCG、タートラジンレーキ
橙色顔料 赤口黄鉛、モリブテンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、パルカンオレンジ、イン
ダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレ
ンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK。
赤色顔料 ベンガラ、カド業ニウムレッド、鉛丹、硫化水1艮カド
ミウム、パーマネントオレンジ4R,リソールし・ンド
、ピラソ゛ロンレンド、ウオ・ンチングレッドカルシウ
ム塩、レーキレッドD、ブリリアンドカーミン6B、エ
オシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ
、ブリリアントカー【ン3B。
紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB1メチルバイオレ
ットレーキ。
青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー無金属フタロ
シアニンブルー、フタロシアニンブル一部分塩素化物、
ファーストスカイブルー、インダンスエンブルーBC0 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB1
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G。
白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛。
体質顔料 パライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミホワイト。
磁性材料顔料としては、例えば四三酸化鉄(Fe304
) 、三二酸化鉄(7−FezO+) 、酸化鉄亜鉛(
ZnFezOi) 、酸化鉄イツトリウム(YzFes
O+z)、酸化カドミウム(GdzFesO+z) 、
酸化鉄鋼(CuF+、04)、酸化鉄錯(PbFe、□
019)、酸化鉄ネオジウム(NdFeO*)、酸化鉄
バリウム(BaFe120I、)、酸化鉄マグネシウム
(MgFez04) 、酸化鉄マンガン(MnFetO
a) 、酸化鉄ランタン(LaFeOi)、鉄粉(Fe
)、コバルト粉 (Co)、ニッケル粉(Ni)等が知
られているが、本発明においてもこれら公知の磁性材料
の微粉末の任意のものを用いることができる。
9ゝ エマルジョン 本発明における高分子エマルジョンは用いるモノマー組
成物とは逆極性に帯電しているもので、過硫酸塩等の極
性の重合開始剤を用いて乳化重合するか或いは、前述し
たカチオン性基又はアニオン性基含有上ツマ−と、極性
基を含まない七ツマ−との乳化共重合することによって
得られる。また、高分子エマルジョンは実質上乳化剤を
含まない自己乳化型エマルジョンであってもよい。そし
て、エマルジョンは粒径が不均斉であることが重要であ
り、前述した分散度の範囲にあって、特に、粒子径が体
積基準のメジアン径で一般に0.01乃至1μm、特に
0.05乃至0.8μmの範囲にあるものが好ましく使
用される。
また、高分子エマルジョン粒子が用いるモノマーにより
溶解されるのを防止するため、高分子エマルジョンに架
橋構造を導入することができ、この目的にはジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジアリルフタレート等が使用される。
高分子エマルジョンの適当な例は次のとおりである。
アクリル酸変性ポリスチレンエマルジョン、無水マレイ
ン酸変性ポリスチレンエマルジョン、アクリル酸変性ス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体エマルジョン、 メタクリル酸変性スチレン−ブタジェン共重合体エマル
ジョン、 アクリル酸−スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体エマルジョイ、 ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体エマルジョン。
高分子エマルジョンは、前記アニオン性基又はカチオン
性基を、高分子基準で1乃至300ミリ当量/ 100
 g、特に10乃至100::り当量/100gの濃度
となるように含有しているのが望ましい。所望によって
は、高分子エマルジョン粒子中にも顔料及び染料を含有
させることもできる。
慈員里金法 本発明によれば、前述した重合性組成物を高分子エマル
ジョン中に分散させ、重合開始剤の存在下に懸濁重合さ
せる。この場合、重合性Mi底物と高分子エマルジョン
とは1:O,0OO1乃至1:0.1、特に1:0.0
01乃至i:o501の重量比で用いるのが望ましい。
重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル等の
アブ化合物や、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチル
ヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジーし一
ブチルペルオキシド、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロ
イル等の過酸化物等の油溶性の開始剤が使用される。こ
の他にγ−線、加速電子線のようなイオン化放射線や各
種増感剤との組み合わせも使用される。
モノマーの仕込み量は、反応媒質中にモノマーが反応媒
質当たりl乃至50重量%、特に、5乃至30重量%と
なるようなものがよい。着色剤はトナー樹脂中に含有さ
れる量で配合すればよく、一般にモノマー仕込み単量体
当たりl乃至30重量%特に3乃至20重量%の範囲が
好適である。
分散油滴を生成する撹拌速度としては、−gに3000
乃至1100000rp、特に5000乃至8000r
pmが好ましく、懸濁油滴の粒子サイズが、3μm乃至
20am、特に8μm乃至12μmに調節するように攪
拌する。
アゾ化合物、過酸化物等の重合開始剤の配合量は、所謂
触媒!量でよく、一般に仕込み単量体当たり0.1乃至
IO重量%の量で用いるのがよい。
重合開始点度及び時間は、公知のそれでよ<一般に40
乃至100°Cの温度で1時間乃至50時間の重合で充
分である。尚、反応系の攪拌は、全体として均質な反応
が生ずるような緩和な撹拌でよく、又酸素による重合抑
制を防止するために、反応系を窒素等の不活性ガスで置
換して重合を行ってもよい。
反応後の重合生成物は前述した粒度範囲で、電荷制御用
極性基が粒子表面に存在した粒状物の形で得られる。そ
して、この生成粒子を濾過し、必要により水または適当
な溶剤で洗浄し、乾燥して表面に凹凸を有するトナーと
なる。
得られたトナーは体積基準のメジアン径が3乃至20μ
m、好ましくは5乃至14μmの範囲で生成される。そ
して、必要により、カーボンブラック、疎水性シリカ等
をまぶして、最終トナー組成物とする。
本発明においては、トナーに含有させることが望ましい
添加剤成分を、重合に先立って重合系中に配合しておく
ことができる。例えば、帯電立ち上がり補助、環境安定
性等の目的で公知の電荷制御剤を重合反応に影響を与え
ない程度の少量を添加することができる。また、オフセ
ット防止剤として低分子量ポリエチレン、低分子量ポリ
プロピレン、各種ワックス、シリコーン油等の離型剤を
含有させることもできる。
以下、合成例、実施例及び比較例により本発明を更に詳
細に説明する。
(合成例1−a) スチレン           95重量部スチレンス
ルホン酸ナトリウム  3重量部ジビルベンゼン   
      2重量部を過硫酸カリウム1重量部を溶解
した水900重量部に加え、四つロフラスコ中、窒素気
流下1100rpで撹拌しながら70°Cで5時間反応
させ、平均粒子径が0.2μmの負に帯電したエマルジ
ョンを得た。
(合成例1−b) 合成例1−a処方において、乳化剤としてドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム0.6重量部を加えた以外は
同様にして平均粒径が0.08μmの負に帯電したエマ
ルションを得た。
(実施例1) 玉しヱニ組底生 スチレン           80重量部n−ブチル
メタクリレート   19重量部ジエチルアミノエチル
メタクリレート 1重量部 ポリプロピレンワックス   1.5重量部カーボンブ
ラック        5重量部アゾビスイソブチロニ
トリル   3重量部を水350重量部に加え、合成例
1−a及び合成例1−bで得たエマルションを混合した
平均粒径が0.15μmで分散度が2.5のエマルショ
ン30重量部を添加し、TKホモミキサーにて600O
rpmで10分間懸濁分散し、これを窒素雰囲気下の四
つロフラスコに仕込んだ。そして、8Orpmで攪拌し
ながら1時間かけて重合を行った。
得られた重合物を濾過、乾燥し、平均粒径11゜2μm
のトナーを得た。このトナーを電子顕微鏡で観察したと
ころ、表面に凹凸が形成されていた。
そして、このトナー100重量部に対して、疎水性シリ
カ0. 1重量部を混合し、平均粒径が80μmのフェ
ライト系キャリアとトナー濃度3.5%の現像剤に調整
して電子写真複写機DC−1205(三田工業社製、商
品名)改造機で画像形成を行ったところクリーニング不
良を発生することなく良好な画像が形成できた。
(合成例−2a) スチレン           90重量部メタクリル
酸          7重量部エチレングリコールジ
メタクリレート 3重量部 を合成例1−aと同様に重量し平均粒子径が0゜3μm
の負に帯電したエマルションを得た。
(合成例−2b) 合成例−23の処方で乳化剤としてドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.6重量部を加えた以外は同様に
して平均粒径が0.12μmの負に帯電したエマルショ
ンを得た。
(実施例2) 玉しヱニ証底肯 スチレン           80重量部2−エチル
へキシルアクリレート 19重量部 n−ブトキシアクリルアミド 1重量部 カーボンブラック        5重量部アゾビスイ
ソブチロニトリル   3重量部を水350重量部に加
え、合成例2−a及び合成例2−bで得たエマルション
を混合した平均粒径−b<0.20μmで分散度が3.
 0のエマルション40重量部を添加し、以下実施例−
1と同様にして懸濁重合を行った。
得られた重合物を濾過、乾燥し、平均粒径11゜3μm
のトナーを得た。このトナーを電子顕微鏡で観察したと
ころ、表面に凹凸が形成されていた。
そして、このトナー100重量部に対して、疎水性シリ
カ0.1重量部を混合し、平均粒径が80μmのフェラ
イト系キャリアとトナー濃度3.5%の現像剤に調整し
て電子写真複写機DC−1205(三田工業社製、商品
名)改造機で画像形成を行ったところ、クリーニング不
良を発生することなく良好な画像が形成できた。
(合成例3−a) スチレン           95重量部ジメチルア
5ノメタクリレート  3重量部ジビニルベンゼン  
      2重1部を2.2′−アゾビス(2−アミ
ノプロパン)塩酸塩1重量部を溶解し水900重量部に
加え、合成例1と同様に重合し、平均粒径0.2μmの
正帯電エマルジョンを得た。
(合成例3−b) 合成例3−aの処方に、乳化剤としてポリオキシエチレ
ンステアリン酸エステル0.6重量部を更にを加え、平
均粒径が0.1amの正に帯電したエマルションヲ得り
(実施例3) mヱニ凰威息 スチレン           99重量部アシッドホ
スオキシエチルメコクリレート1重量部 カーボンブラック        5重量部2.2°−
アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル) 3重量部 を水350重量部に加え、合成例3−aと合成例3−b
で得たエマルションを混合した平均粒径0゜18、分散
度3.2のエマルション40重量部を加え、実施例1同
様にして懸濁重合を行った。得られたトナーは平均粒径
が12.3μmで、表面に凹凸が形成されていた。そし
て、負帯電型の有機感光体を搭載したてDC−1205
改造機で画像形成したところ、クリーニング不良を発生
することなく良好な画像が形成できた。
(比較例) 実施例1の七ツマーMi或物を水350重量部にポリビ
ニルアルコール8重量部を加えた系で同様の懸濁重合を
行ったところ、平均粒径が10.5μmで表面が平滑な
トナーが得られた。実施例1と同様にして画像形成を行
ったところクリーニング不良を発生して黒っぽい画像し
か形成できなかった。
(比較例2) 実施例1のモノマー組成物を水350重量部にリン酸三
カルシウム6重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム007重量部を加えた系で、同様にして懸濁重合
し、平均粒径12μmで表が平滑なとナーを得た。この
トナーを用いて電子写真複写機DC−1205を用いて
画像形成を行ったところクリーニング不良が発生した。
(発明の効果) 本発明によれば、懸濁重合によるトナーの製造において
、分散剤として粒径が不揃いの高分子エマルジョンを使
用するにより、表面に凹凸が形成された球形のトナー粒
子を容易に製造することができ、そのトナーはクリーニ
ング性、帯電性、耐環境性に優れ良好な画像を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のトナーを製造する際の水中での懸濁
油滴の分散状態を表す模式図である。 重許土願人三出と掌林んeJz

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水中で一方の極性に帯電し得るモノマー組成物を
    、水中で逆極性に帯電している粒径の分散度(D_2_
    5/D_7_5)が1.8以上の不均斉な高分子エマル
    ジョンからなる分散媒中に分散させ、重合開始剤の存在
    下に重合させて重合体粒子を得ることを特徴とする静電
    荷像現像用トナーの製造方法。
  2. (2)高分子エマルジョンの体積基準のメジアン径(D
    _5_0)が0.01乃至1μmの範囲にあることを特
    徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナーの製造
    方法。
  3. (3)重合開始剤が油性ラジカル開始剤であることを特
    徴とする請求項1乃至2に記載の静電荷像現像用トナー
    の製造方法。
  4. (4)全体として、体積基準のメジアン径(D_5_0
    )が3乃至20μmの範囲にある球状粒子であって、該
    球状粒子は一方の帯電極性を有し、且つ定着性を有する
    熱可塑性重合体コアと、該コアの表面に帯電極性を異に
    する粒径の分散度(D_2_5/D_7_5)が1.8
    以上の不均斉な高分子微粒子が結合されており、球状粒
    子表面に実質的に凹凸が形成されていることを特徴とす
    る静電荷像現像用トナー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141221A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー及びその製造方法
JP2015141220A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー及びその製造方法

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JP2015141221A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー及びその製造方法
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