JPH03126733A - 無機フィルム - Google Patents

無機フィルム

Info

Publication number
JPH03126733A
JPH03126733A JP26452689A JP26452689A JPH03126733A JP H03126733 A JPH03126733 A JP H03126733A JP 26452689 A JP26452689 A JP 26452689A JP 26452689 A JP26452689 A JP 26452689A JP H03126733 A JPH03126733 A JP H03126733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron
film
silicon
dimensional crosslinked
per mole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26452689A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Nakawa
孝宏 名川
Takumi Hirano
巧 平野
Nobuaki Ito
伸明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP26452689A priority Critical patent/JPH03126733A/ja
Publication of JPH03126733A publication Critical patent/JPH03126733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、耐熱性に優れた可撓性を有する無機フィルム
に関するものである。
[従来の技術] 従来から、フィルム状の耐熱素材としては、耐熱性の有
機ポリマである芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミドの
フィルムが知られているが、400℃を超えると分解を
始める。また、分子構造に基づ(着色を持っており透明
性を要求される用途には使用できない。一方、ガラスは
無機物であり耐熱性、寸法安定性に優れており、高性能
化が盛んな光関連素材として、薄膜化したものが使用さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ガラスは薄くしていくと極端に強度が落ちてし
まうため限界があり小型化しにくい、可撓性がないため
に長尺化が難しく生産性に劣る、などの欠点がある。
本発明の目的は、ガラスのように耐熱性に優れ、さらに
可撓性をも有するフィルトを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ケイ素、ホウ素、酸素を骨格とする3次元架
橋体からなり、可撓性を有しかつ自己保持性のある無機
フィルムに関するものである。
本発明のケイ素、ホウ素、酸素を骨格とする3次元架橋
体とは、3官能以上のケイ素、ホウ素を有する化合物で
、すべての有機溶媒に不溶かつ1000℃までは溶融し
ないものであり、好ましくは一般式 %式%) (ここで、Rはメチル基またはフェニル基。
mはOか]か2゜p/q=1〜Zoo)で表わされるも
のである。
本発明でいうフィルムが自己保持性を有するとは、支持
体なしで成形が可能であることを意味し、また、フィル
ムが可撓性を有するとは、該フィルム厚さをX(μm)
とした場合、x l / 2 X i O(cm)、好
ましくはx” x5 (cm) 、さらに好ましくはX
 ”2(Cm )の直径を有する丸棒に巻き例けてもフ
ィルムが破断、クラック等を起こさないことを意味する
また、本発明のフィルムの少なくとも一方向の強度はO
,]Jg/mm2以上、少なくとも一方向の伸度は5%
以上であることが好ましい。この範囲外であると機械特
性が悪く製造中あるいは使用中に破断などが起こってし
まう可能性が高くなる。
より好ましくは、0. 2kg/mm2以上、8%以」
二である。
さらに、本発明の3次元架橋体フィルムの組成は、 ■ ホウ素1モルに対してケイ素10〜50モル ■ 炭素含有量が10〜60重量% ■ CH、−基がホウ素1モルに対して10〜100モ
ル ■ ph−基がホウ素1モルに対して5〜50モル ■ C1,3−/Ph−のモル比が、1/1〜」0/1 であることが好ましく、この範囲の組成のフィルムは、
フィルム化が非常に容易で、可撓性、耐熱性の非常に優
れたものを得ることができる。より好ましくは、 ■ ホウ素1モルに対してケイ素20〜45モル ■ 炭素含有量が15〜50重量% ■ CH3−基がホウ素1モルに対して15〜60モル ■ Ph−基がホウ素1モルに対して5〜30モル ■ CH3/ P h−のモル比が、1/1〜7/1 である。
本発明で得られるフィルムの光線透過率は80%以」二
であることが好ましく、これより低いと光関係への素材
適用が限定される。85%以上であることがより好まし
い。そして、300℃の熱収縮率は少なくとも一方向が
2%以下であることが好ましく、1%以下であることが
より好ましい。
また、得られるフィルムの厚みは、1〜500μmであ
ることが好ましい。
次に本発明の製造方法について説明するが、これに限定
するものではない。基本的には、ケイ素、ホウ素のモノ
マを溶液中で加水分解、縮合することで得られた重合体
を、キャスト、加熱することで3次元架橋体を得る。
まず、ケイ素、ホウ素、酸素を骨格とする3次元架橋体
の前駆体である重合体の作製方法について述べる。
ケイ素のモノマとしては、R□StX4−m(ここで、
Rはメチル基またはフェニル基。XはCI、アルコキシ
基などの加水分解可能な基。mは0または1または2゜
)、ホウ素のモノマとしては、BC13、B (OH)
3 、B (OCH3)3などが挙げられる。
これらのモノマの混合物をアルコール類、工チル類など
の水と混ざる溶媒中で加水分解し、この段階でできるオ
リゴマを一旦単離するか、あるいはそのまま濃縮した後
、さらに縮合反応を進める。この縮合反応は通常高濃度
溶液中で行なうが場合によりバルクで行なうこともある
。その際、アルカリ、活性白土などの触媒を用いると反
応が進みやすい。このようにして得られた重合体はまだ
溶媒に可溶である。重量平均分子量Mw(ポリスチレン
換算)は、この段階で少なくとも2000以上であるこ
とが好ましく、より好ましくは3000以上、さらに好
ましくは5000以上である。分子量が高い程、機械特
性の優れたフィルムが得られやすく、可撓性が高くなり
やすい。また、このような重合体は通常分子量分布を持
っており、重量平均分子量と数平均分子量の比、いわゆ
るMw / M nは5以下が好ましい。さらに、全分
子量分布に対して、分子量が2000以下の重合体が占
める割合は50%以下が好ましく、40%以下がさらに
好ましい。平均分子量が大きくても分子量2000以下
の重合体の割合が50%を超えると、フィルム化するの
が非常に困難になる。
次に、この重合体の溶液を支持体上にキャストし溶媒を
除去した後支持体より剥離する。さらに、300〜50
0℃で熱処理することにより、3次元架橋体フィルムを
得る。この際、延伸してもよい。
[発明の効果] 本発明ように、ケイ素、ホウ素、酸素を骨格とする3次
元架橋体をフィルム化することで、可撓性を有しかつ自
己保持性のある無機フィルムを得ることができる。
本発明の無機フィルムの用途としては、通常の耐熱フィ
ルムの用途である磁気テープベース、FPC用素材、感
熱転写用素材、航空機の内装材などは言うまでもなく、
このフィルムの持つ高透明性を利用してE L基板、L
CD基板、太陽電池基板なども挙げられ、さらに、光デ
ィスク、光テープ、光カードなどへの適用も期待できそ
の範囲は広い。
[特性の評価法] (1)無機分析 TCPC光発光法り、ケイ素とホウ素量を定量した。
Q)元素分析 CHN元素分析器により、炭素量を定量した。
(3)固体NMR メチル基とフェニル基の比をこれにより求めた。
(4)重量平均分子量 GPCから、ポリスチレンの標準ザンプルを用いて換算
した。
(5)強度、伸度 TR8型引張り試験器で幅10mm、長さ50mm。
引張り速度300mmの条件で測定した。
(6)熱収縮率(熱版)(%) 無荷重で250℃、」0分間オーブン中で加熱し下式の
計算式より算出した。
熱収縮率 [実施例] 以下本発明を実施例をもって説明するが、これに限定さ
れるものではない。
実施例1 ジメチルジメトキシシラン(DMDM)1.3゜8ml
、フェニルトリメトキシシラン(PTM)9゜3ml、
テトラエトキシシラン(TE)5.7ml、トリメトキ
シボラン(TMB)0.57mlをテトラヒドキシフラ
ン(THF)50mlに溶解し、撹拌しなから水12.
5mlと塩酸1..25m1を加え3時間還流する。3
時間後、オイルバスの温度を徐々に上げていき、200
℃に達してからさらに2時間反応させ、非常に粘度の高
い水飴上の物質を得た。GPCより、ポリスチレン換算
でMwは6500、M w / M nは3.7、分子
量2000以下の割合が25%であった。この重合体を
7gとりTHF3mlに溶かし、トリエチルアミン0゜
53m1を添加してフッ素フィルム上にキャストした。
これを初めは1−20℃のオーブン中で乾燥し徐々に温
度を上げていき最終的に200℃で300 分乾燥した。フッ素フィルムからフィルムを剥し、枠に
固定し300°030分、400°C30分の熱処理を
行ない、20μmの厚みの無機フィルムを得た。このフ
ィルムは5mmφの芯棒に巻いても割れず、光線透過率
93%で、強度王、  ikg/mm2伸度8%、30
0℃の熟成が0. 8%という非常に優れた特性を有し
ていた。また得られたフィルムの組成は、ホウ素1モル
に対してケイ素30モル、炭素含有量35重量%、ホウ
素1モルに対するCH,−が36モル、ホウ素1モルに
対するPh−が10モル、CH3/Ph−のモル比が3
゜7であった。
実施例2 実施例1において、PTMを同モル数のジフェニルジメ
トキシシランに変えた以外は同様の操作を行ない、40
0’C処理を施した厚み17μのフィルムを得た。実施
例1と同様に優れた特性を有し、得られたフィルムの組
成は、ホウ素Iモルに対してケイ素32モル、炭素含有
量47重量%、ホウ素1モルに対するCH3−が25モ
ル、ホウ−1 素1モルに対するph−が7モル、C)I3−/Ph−
のモル比が3.8であった。
比較例1 実施例1でBTを添加しない以外は実施例1と同様な操
作を行なったが、400℃処理で得られたフィルムは非
常に脆く、機械特性などは測定できないものであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケイ素、ホウ素、酸素を骨格とする3次元架橋体
    からなり、可撓性を有しかつ自己保持性のある無機フィ
    ルム。
  2. (2)少なくとも一方向の強度が0.1kg/mm^2
    以上、少なくとも一方向の伸度が5%以上であること特
    徴とする請求項(1)に記載の無機フィルム。
  3. (3)3次元架橋体が、下記の組成をすべて満たしてい
    ることを特徴とする請求項(1)または(2)に記載の
    無機フィルム。 [1]ホウ素1モルに対してケイ素10〜50モル [2]炭素含有量が10〜60重量% [3]CH_3−基がホウ素1モルに対して10〜10
    0モル [4]Ph−基がホウ素1モルに対して5〜50モル [5]CH_3−/Ph−のモル比が、1/1〜10/
JP26452689A 1989-10-11 1989-10-11 無機フィルム Pending JPH03126733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26452689A JPH03126733A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 無機フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26452689A JPH03126733A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 無機フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03126733A true JPH03126733A (ja) 1991-05-29

Family

ID=17404484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26452689A Pending JPH03126733A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 無機フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03126733A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520594A (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 アレバ エヌペ 三価元素を添加したシリカ系微孔質シリカ層を含むガス分離膜
JP2012107094A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Jnc Corp 新規物質及び熱硬化性組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520594A (ja) * 2005-12-22 2009-05-28 アレバ エヌペ 三価元素を添加したシリカ系微孔質シリカ層を含むガス分離膜
JP2012107094A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Jnc Corp 新規物質及び熱硬化性組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI656149B (zh) 聚醯胺-醯亞胺膜
US5962067A (en) Method for coating an article with a ladder siloxane polymer and coated article
WO2020004236A1 (ja) ポリイミド樹脂およびその製造方法、ならびにポリイミドフィルムおよびその製造方法
JP6257302B2 (ja) ポリイミド前駆体及びそれを含有する樹脂組成物、ポリイミドフィルム及びその製造方法、並びに、積層体及びその製造方法
JPH11504373A (ja) ポリジオルガノシロキサンオリゴウレアセグメント化共重合体および該共重合体の製造方法
TW201012852A (en) Polyimide film
Hsieh et al. Unraveling the stress effects on the optical properties of stretchable rod-coil polyfluorene-poly (n-butyl acrylate) block copolymer thin films
KR20160026689A (ko) 폴리아릴렌 물질
CN110325568B (zh) 聚酰胺-酰亚胺膜的制备方法
WO2002092654A2 (en) Space environmentally durable polyimides and copolyimides
KR20130078307A (ko) 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
JPH03126733A (ja) 無機フィルム
KR20140049382A (ko) 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
EP3348599B1 (en) Polyimide-based block copolymer and polyimide-based film comprising same
TW202024102A (zh) 交聯劑化合物、包括其的光敏組成物以及使用其的光敏材料
KR20180071165A (ko) 폴리아릴렌 수지
KR102348153B1 (ko) 폴리에스터 및 이를 포함한 광학 소자
KR920004605B1 (ko) 가용성 이미드올리고머의 제조방법
JPH0496004A (ja) 高na光ファイバ用クラッド材
JPS62265326A (ja) 塗膜性良好な可溶性ポリイミドシロキサン前駆体の製造法及び硬化物の製造法
JP4460884B2 (ja) 低誘電材料
KR102718970B1 (ko) 폴리아미드계 (공)중합체의 제조방법, 및 이를 이용한 폴리아미드계 (공)중합 수지 조성물, 고분자 필름
EP0606365B1 (en) Novel polyimides from bis(4-aminophenoxy) naphthalene and 2,2-bis(3,4-dicarboxyphenyl) hexafluoropropane dianhydride
JP3510415B2 (ja) 感熱転写記録媒体
JPH08295734A (ja) ポリイミド系樹脂およびその製法