JPH03126421A - 食器洗浄機の脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、家庭用の食器洗浄機に適用できる食器洗浄機
の脱臭装置に関する。

（従来の技術） 第３図は従来の食器洗浄機を示す断面図であって、ｌは
洗浄槽、２は洗浄ポンプ、３はフィルタ。

４はノズル、５は食器カゴ、６は食器カゴ５に載置され
た食器、７はヒータ、８はフタである。

同図において、予め洗剤が投入された洗浄槽１の内に一
定量の水が供給されると洗浄ポンプ２が始動し、洗剤を
含んだ洗浄水が、フィルタ３を通して洗浄ポンプ２に吸
入され、かつ加圧されてノズル４から噴射される。そし
てノズル４から噴射された洗浄水は、食器カゴ５上の食
器６を洗浄した後に洗浄槽１の底部に溜まり、再び洗浄
ポンプ２に吸入された洗浄槽１の内を循環する。この時
、ヒータ７により洗浄水を加熱昇温しでいる。

また食器６に付着している残菜は洗い落されて、洗浄水
と共に洗浄ポンプ２に吸入される際にフィルタ３に捕獲
される。

洗浄終了後、排水ポンプ（図示せず）により洗浄水が機
外へ排出される。その後、再び一定量の水が洗浄槽１内
に供給されて洗浄時と同様にすすぎ洗いが行われ、すす
ぎ洗い終了後、再び排水が行われる。このすすぎ工程は
数回繰返される。

第４図は洗浄槽１の内部の空気流を説明するための説明
図であって、８はフタ、９は乾燥ファン、１０は吸気口
、１１は排気口、Ａは空気流である。

同図において、第３図のヒータ７を断続通電した状態で
、乾燥ファン９により機外の空気を吸気口１０から洗浄
槽１の内に入れ、洗浄槽１の内部の湿った空気を排気口
１１から機外へ排出して、洗浄槽１の内部と第３図の食
器６を乾燥させる。

（発明が解決しようとする課題） 上記の従来装置では、臭気の強い食器で汚染された食器
６を洗った場合や、多量の残菜がある時は、前記乾燥工
程において排気口１１から蒸気と悪臭とを放出してしま
い、また全工程の終了後にフタ８を開けた時に、洗浄槽
１内に残存する悪臭が使用者を不快にさせるという問題
があった。

つまり魚やカレーなどで汚染された食器６を洗浄した時
、洗浄中にノズル４などのプラスチック部品に吸着した
臭気成分や、フィルタ３に捕獲された残菜の臭気を乾燥
工程で案内に放出すると共に、時間が経過すると、洗浄
槽１はほぼ密閉されている状態になっているため臭気成
分が気化し、かつ濃縮されるので、フタ８を開けた時に
不快な臭気を放出することになる。

本発明の目的は、臭気の放出を効果的に抑制できる食器
洗浄機の脱臭装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明は、熱交換器の吸気
部を食器洗浄機の洗浄槽に連通し、熱交換器の端部と、
オゾナイザを設けたオゾナイザ室の一端とを、活性炭ま
たはオゾン分解触媒の設置室より空気流の上流側に設け
た混合室に連通し。

前記オゾナイザ室の他端を洗浄槽の外部に連通し、さら
に前記活性炭またはオゾン分解触媒の設置室に送風ファ
ンを設けた送風ファン室を連通し、送風ファン室の排気
部を前記洗浄槽に連通させたことを特徴とする。

（作　用） 上記の手段を採用したため、洗浄槽内の湿気と臭気成分
を含んだ空気が熱交換器により除湿・冷却された後、臭
気成分が活性炭またはオゾン分解触媒の表面に吸着され
て、濃縮される。また同時に洗浄槽の外部から外気をオ
ゾナイザ室に入れ、雰囲気を安定させて、安定したオゾ
ンの発生を行い、発生したオゾンを除湿・冷却した空気
と合流させる。オゾンは前記活性炭またはオゾン分解触
媒の表面で分解され、分解により生成した活性酸素によ
り吸着濃縮された臭気成分が分解されて送風ファンによ
り無臭化した除湿空気が洗浄槽内に戻ることになる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明を適用した食器洗浄機を示す断面図であ
って、第３図で説明した部材に対応する部材には同一符
号を付したが、第３図の従来例と異なる点は、洗浄槽１
の側部に脱臭装置１２を設けた構成であり、１２ａ、１
２ｂは洗浄槽１と連通する連通部分であって、下部連通
部分１２ａが吸気部で、上部の連通部分１２ｂが排気部
であり、連通部分１２ａが空気流の上流である。

第１図は本発明の食器洗浄機の脱臭装置１２の一実施例
を示す断面図であって、１３は洗浄槽１と吸気部１２ａ
を介して一端が連通ずる水冷式の熱交換器、１３ａは熱
交換器１３の給水部、１３ｂは熱交換器１３の排水部、
１３ｃは熱交換器１３の内部の洗浄槽１の空気を通過さ
せる通路、１４は熱交換器１３の右端と連通ずる混合室
、１５は混合室１４の下端と連通し、かつセラミック放
電体よりなるオゾナイザ１５ａが設けられたオゾナイザ
室、１５ｂはオゾナイザ室１５の吸気口、１６は混合室
１４の右端と連通し、活性炭またはハニカム状のマンガ
ン−チタン系のオゾン分解触媒１６ａを設けた設置室、
１６ｂは設置室１６の内部の空気通路、１７は送風ファ
ン１７ａが設けられ、かつ設置室１６の右端と、排気部
１２ｂとに連通する送風ファン室、Ａは空気流である。

第１図、第２図において、公知の洗浄工程とすすぎ工程
が終了して洗浄槽１の内部の温水を排水すると、フィル
タ３の残菜と、ノズル４などのプラスチック部品から臭
気が洗浄槽１の内部に気化し、洗浄槽１の内部は蒸気と
臭気とが充満している。

この状態で脱臭装＠１２が作動し、洗浄槽１の内部の蒸
気と臭気が送風ファン１７ａにより吸気部１２ａを介し
て熱交換器１３の内部に吸入され、熱交換器１３で除湿
・冷却された臭気を含む空気は、混合室１４を通りオゾ
ン分解触媒１６ａの表面に臭気成分が吸着されて徐々に
濃縮される。

また同時に洗浄槽１の外部の常温常湿の空気を吸気口１
５ｂからオゾナイザ室１５に取り込み、安定した雰囲気
でオゾナイザ１５ａによってオゾンを発生させる。この
オゾンは混合室１４を通ってオゾン分解触媒１６ａの表
面で分解し、活性酸素を生成する。そして、この活性酸
素がオゾン分解触媒１６ａの表面の臭気成分を分解する
。

この結果、除湿と無臭化された空気が、送風ファン１７
ａにより排気部１２ｂを介して洗浄槽１の内部に戻され
、この循環動作により洗浄槽１の内部は脱臭、除湿、乾
燥がなされ、乾燥中やフタ８を開けた時に不快な臭気を
機外に放出することが防げる。

なお、熱交換器１３は空冷式のものでも使用できる。

上記の実施例では、熱交換器１３を設けてオゾンを分解
する水を除去し、かつ温度を下げ、さらにオゾナイザ室
１５には洗浄槽１の外部から常温常湿の外気を吸気口１
５ｂから取り入れるので、オゾナイザ１５ａの放電は安
定して一定量のオゾンを発生する。従って、効果的にオ
ゾン分解触媒１６ａの表面で臭気成分をオゾン分解する
ものであり、食器洗浄機の乾燥工程で蒸気や不快な臭気
を室内に放出することなく洗浄槽１の内部と食器６を乾
燥させることができる。さらにフタ８を開けた時に、洗
浄槽１の内部の不快な臭気を感じさせないようにできる
。

（発明の効果） 本発明によれば、洗浄槽内の湿気を多量に含んだ空気を
熱交換器に通して降温・乾燥し、活性炭またはオゾン分
解触媒と、安定したオゾンを発生させるオゾナイザとで
オゾン脱臭されるため、臭気の放出を効果的に抑制でき
る食器洗浄機の脱臭装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による食器洗浄機の脱臭装置の一実施例
を示す断面図、第２図は本発明を適用した食器洗浄機を
示す断面図、第３図は従来の食器洗浄機を示す断面図、
第４図は洗浄槽内部の空気流を説明するための説明図で
ある。 １　・・・洗浄槽、　２・・・洗浄ポンプ、　３・・・
　フィルタ、　４　・・・　ノイズ、　５　・・・食器
カゴ、　６　・・・食器、　７　・・・　ヒータ、８　
・・・フタ、　９　・・・乾燥ファン、１０・・・吸気
口、１１・・・排気口、１２・・・脱臭装置、１２ａ　
　・・・吸気部、１２ｂ　　・・・排気部。 １３・・・熱交換器、１４・・・混合室、１５・・・オ
ゾナイザ室、１５ａ　　・・・オゾナイザ、１６・・・
設置室、１６ａ　　・・・活性炭またはオゾン分解触媒
、１７・・・送風ファン室、１７ａ　　・・・送風ファ
ン、　Ａ・・・空気流。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱交換器の吸気部を食器洗浄機の洗浄槽に連通し、熱交
   換器の端部と、オゾナイザを設けたオゾナイザ室の一端
   とを、活性炭またはオゾン分解触媒の設置室より空気流
   の上流側に設けた混合室に連通し、前記オゾナイザ室の
   他端を洗浄槽の外部に連通し、さらに前記活性炭または
   オゾン分解触媒の設置室に送風ファンを設けた送風ファ
   ン室を連通し、送風ファン室の排気部を前記洗浄槽に連
   通させたことを特徴とする食器洗浄機の脱臭装置。