JPH0312638Y2 - - Google Patents

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JPH0312638Y2
JPH0312638Y2 JP1983103714U JP10371483U JPH0312638Y2 JP H0312638 Y2 JPH0312638 Y2 JP H0312638Y2 JP 1983103714 U JP1983103714 U JP 1983103714U JP 10371483 U JP10371483 U JP 10371483U JP H0312638 Y2 JPH0312638 Y2 JP H0312638Y2
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JP
Japan
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bolt
exhaust passage
gasket
outboard motor
hole
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JP1983103714U
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【考案の詳細な説明】 本考案は船外機におけるボルトの固着防止構造
に関するもので、特には船外機の排気通路に接す
るガスケツトを介して物品間を互いに締結させる
ボルトの固着防止構造に関する。
船外機の内部部品、例えば第1図におけるエン
ジン本体、エンジンホルダ2、エキゾーストチユ
ーブ3等は一般にアルミ合金鋳物によつて成形さ
れている。そして、これらの部品はステンレス製
ボルト4等によつて互いに締結される。
ところで、船外機は海上で使用される場合が多
く、このような場合には特に、異種金属の接触に
よる腐食(電食)によつてボルト4が物品に固着
してしまい、該ボルトを取外すことが困難になる
ことがあつた。
そこで、この対策として従来では、ボルト4に
特殊メツキを施し、該ボルトと締結物品間の電位
差を小さくするようにしているが、必ずしも十分
とはいえず、ボルトの製造コストも高くなる。ま
た第1図のA部を拡大して示した第2図は、エキ
ゾーストチユーブ3とボルト4間にステンレス製
カラー5を介在させ、もつて該カラーとボルト4
間の固着を防止したものであるが、これはエンジ
ンホルダ2とボルト4間の固着の防止はできな
い。このようなことから、ボルト4の径を大きく
して該ボルトの強度を大きくし、大きな力によつ
てボルト4を取外しているのが現状である。
本考案の目的は、このような問題点に鑑みて、
特殊な部品を使用することなくボルトの固着を防
止することのできる船外機におけるボルトの固着
防止構造を提供することにある。
即ち、本願考案では、船外機の排気ガス中にオ
イルが含有されているのを利用し、物品間に介在
されるガスケツトのボルト挿通用の孔と排気通路
用の孔との間を互いに連通させることにより該排
気ガスをネジ孔に常時導き、その含有オイルをボ
ルトと物品間に滞留させ、もつてボルトと物品間
の腐食を防止することによつて上記目的を達成し
ている。
以下図面に示した実施例を参照しながら本考案
を説明する。第3図は本考案に係るボルトの固着
防止構造示したもので、第2図に示した部分と同
一のエンジンホルダ2とエキゾーストチユーブ3
との締結部分を示している。この実施例における
ボルトの固着防止構造では、第3図bに示すよう
に、エンジンホルダ2とエキゾーストチユーブ3
との間に介在されるガスケツト9に排気通路用の
孔9aとボルト挿通用の孔9bとの間に切込9c
を形成し、第3図aに示すように、このガスケツ
ト9を介して上記エンジンホルダ2とエキゾース
トチユーブ3とをボルト4によつて締結させた際
に、上記切込9cによつて排気通路7とボルトと
ネジ孔8とを互いに連通させるようにしたもので
ある。
このようなボルトの固着防止構造では、排気通
路7内の排気ガスの一部が切込9cを経てネジ孔
8内に流れ込み、排気ガス中のオイルがエンジン
ホルダ2とボルト4との間およびエキゾーストチ
ユーブ3とボルト4との間の間隙に滞留する。
したがつて、海水がボルト4の頭部にかかつた
場合にも、該海水は上記間隙に浸入し難くなり、
エンジンホルダ2とボルト4との間およびエキゾ
ーストチユーブ3とボルト4との間での電食作用
が防止される。
なお、上記実施例では、本考案に係るボルトの
固着防止構造をエンジンホルダ2とエキゾースト
チユーブ3との間に適用したが、本考案はこれら
の物品間に限定されず、それぞれの間にガスケツ
トが介在される船外機の物品間であればその他の
部位にも適用できることはいうまでもない。
上記したように、本考案に係る船外機における
ボルトの固着防止構造は、物品とボルトとの間隙
に排気ガスを導入して、該間隙に排気ガス中のオ
イルを常時滞留させるので、物品とボルト間に電
食作用による固着を生じることがなく、したがつ
てボルトを物品から容易に取外すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のボルト締結構造を備えた船外機
の要部断面図、第3図aは本考案に係るボルトの
固着断面側面図、第2図はそのボルト締結構造を
拡大して示した要部防止構造を適用したボルト締
結部の要部を示した断面図、第3図bはそのガス
ケツトを示した要部平面図である。 1,2,3……物品、4……ボルト、7……排
気通路、8……ネジ孔、9……ガスケツト、9a
……排気通路用の孔、9b……ボルト挿通用の
孔、9c……切込。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船外機の排気通路に接するガスケツトを介して
    物品間を互いに締結させるボルトの固着防止構造
    であつて、上記ガスケツトにおけるボルト挿通用
    の孔と排気通路用の孔との間に切込を設け、この
    切込を介して上記排気通路内の含油排気ガスを上
    記ボルトのネジ孔に導くようにしたことを特徴と
    する船外機におけるボルトの固着構造。
JP10371483U 1983-07-04 1983-07-04 船外機におけるボルトの固着防止構造 Granted JPS6011298U (ja)

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JP10371483U JPS6011298U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 船外機におけるボルトの固着防止構造

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Publication Number Publication Date
JPS6011298U JPS6011298U (ja) 1985-01-25
JPH0312638Y2 true JPH0312638Y2 (ja) 1991-03-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6090245B2 (ja) * 2014-06-30 2017-03-08 Jfeスチール株式会社 圧延機ハウジング

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5386941A (en) * 1977-01-11 1978-07-31 Fuji Heavy Ind Ltd Muffler of outboard motor

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JPS5386941A (en) * 1977-01-11 1978-07-31 Fuji Heavy Ind Ltd Muffler of outboard motor

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JPS6011298U (ja) 1985-01-25

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