JPH03126220A - 半導体素子 - Google Patents

半導体素子

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JPH03126220A
JPH03126220A JP26710889A JP26710889A JPH03126220A JP H03126220 A JPH03126220 A JP H03126220A JP 26710889 A JP26710889 A JP 26710889A JP 26710889 A JP26710889 A JP 26710889A JP H03126220 A JPH03126220 A JP H03126220A
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germanium thin
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岩本 正幸
Koji Minami
浩二 南
Toshihiko Yamachi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基板上に多結晶シリコンゲルマニウム薄膜を
形成した半導体素子に関する。
〔従来の技術〕
太陽電池、センサ、 TPT等に用いられる半導体薄膜
として、非晶質シリコン薄膜、多結晶シリコン薄膜が広
く使用されている。多結晶シリコンは、非晶質シリコン
に比べて移動度が1〜2桁程度高く、熱的に安定してお
り、信顛性が高いという特性を有している。ところが、
多結晶シリコンは非晶質シリコンと比較して、形成温度
が高く、また光吸収係数が低いので膜厚を厚くする必要
があり、コスト的には劣っている。
このようなコスト面での欠点を解消する材料として、結
晶化温度が低くしかもナローバンドギャップ材料である
ゲルマニウムをシリコン中に添加してなる多結晶シリコ
ンゲルマニウム(poly−5iGe)が開発されてい
る。そして基板上に多結晶シリコンゲルマニウム薄膜を
形成する工程においては、形成工程のコストの低減化を
図るために、第35回応物予稿集p、242(1988
春)に示されているように、非晶質状態のシリコンゲル
マニウム薄膜に低温(600℃以下)の熱処理を施して
固相成長させ、固相成長によって結晶性を向上させて多
結晶化することが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
基板上に多結晶シリコンゲルマニウム薄膜を固相成長さ
せた場合に、多結晶シリコンゲルマニウム薄膜と基板と
の界面にて応力が発生し、全体として歪が生じることが
ある。特に、低コスト化を図るべく、基板として安価な
ガラス基板またはステンレス板等の金属基板を使用する
ときには、この歪は顕著である。
また、上述したような基板を使用するときには、このよ
うな基板は、卑結晶シリコン基板等とは異なり、結晶的
な規則的構造をその表面に有していないので、この表面
上に成長させた多結晶シリコンゲルマニウム薄膜の結晶
性は低いという問題点がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、基板
と多結晶シリコンゲルマニウム薄膜との間に、多結晶ゲ
ルマニウム薄膜またはシリコン系非晶質金属薄膜等の層
を設けることにより、前記多結晶シリコンゲルマニウム
薄膜の結晶性が高く、素子全体の歪がない半導体素子を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明に係る半導体素子は、基板上に固相成長させた多
結晶シリコンゲルマニウム薄膜を有する半導体素子にお
いて、前記基板と前記多結晶シリコンゲルマニウム薄膜
との間に、前記多結晶シリコンゲルマニウム薄膜の結晶
性の向上及び/又は素子全体の歪の低減を図るための層
が設けられていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の半導体素子においては、基板と多結晶シリコン
ゲルマニウム薄膜との間に設けられた層により、この上
に形成される多結晶シリコンゲルマニウム薄膜の結晶性
が向上され、素子全体の歪が軽減される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
第1図(a)は本発明に係る第1の実施例(以下実施例
1という)の構造を示す断面図である。図において1は
石英ガラスからなる基板を示し、基板1上には、非晶質
ゲルマニウム薄膜を固相成長させて形成した多結晶ゲル
マニウム薄膜2と、非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
固相成長させて形成した多結晶シリコンゲルマニウム薄
膜3とが、この順に積層形成されている。
次にこのような構成の実施例1の製造工程を説明する。
まず基板1上に、公知のプラズマCVD法を用いて、膜
厚1μmの非晶質ゲルマニウム薄膜を形成する(形成条
件:ガスGeHa 10cc/分、電力10W(13,
56MHz> 、圧力0.3Torr、基板温度250
℃)。次に真空中にて400℃にて2時間のアニール処
理を行って、多結晶ゲルマニウム薄膜2を形成する。次
いで、多結晶ゲルマニウム薄膜2上に、公知のプラズマ
CVD法を用いて、膜厚10μmの非晶質シリコンゲル
マニウム薄膜を形成する(形成条件:ガス5iH410
cc/分GeHa 10cc/分)。次に真空中にて4
00℃にて6時間のアニール処理を行って、多結晶シリ
コンゲルマニウム薄膜3を形成する。
なお、上述した製造方法とは異なり、非晶質ゲルマニウ
ム薄膜、非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を連続して積
層形成した後、両層を同時にアニール処理して固相成長
させてもよい。
基板l、多結晶シリコンゲルマニウム薄膜3間に介在さ
せる層として多結晶ゲルマニウム薄膜を用いる実施例1
では、多結晶シリコンゲルマニウムに比べて多結晶ゲル
マニウムは低温での固相成長が可能であるので、基板と
の歪は小さくなり、素子全体の歪も軽減される。またこ
の上に形成される多結晶シリコンゲルマニウム薄膜の結
晶性は向上する。
第1図(b)は本発明に係る第2の実施例(以下実施例
2という)の構造を示す断面図である。図において1は
石英ガラスからなる基板を示し、基板I上には、非晶質
シリコンゲルマニウムホウ素藩膜4と、非晶質シリコン
ゲルマニラ薄膜を固相成長させて形成した多結晶シリコ
ンゲルマニウム薄膜3とが、この順に積層形成されてい
る。
次にこのような構成の実施例2の製造工程を説明する。
まず基板1上に、減圧CVD法を用いて、膜厚0.3μ
mの非晶質シリコンゲルマニウムホウ素薄膜4を形成す
る(形成条件:ガスJHi、/5iH4IXIO−”以
下GeHa/5iHaIX 10−”以下、キャリアガ
スHe、  圧力0. ITorr、基板温度500℃
)。次いで、非晶質シリコンゲルマニウムホウ素薄膜4
上に、実施例1と同様にプラズマCvD法により非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜を形成した後、真空中にて5
00℃にて6時間のアニール処理を行って、多結晶シリ
コンゲルマニウム薄膜3を形成する。
上述した実施例2では、基板1.多結晶シリコンゲルマ
ニウム薄膜3間に介在させる層として非晶質シリコンゲ
ルマニウムホウ素薄膜を用いたが、これに限らず、別の
種類のシリコン系非晶質金属薄膜を使用してもよい。多
結晶シリコンゲルマニウム薄膜がp型の導電型である場
合には、上述した非晶質シリコンゲルマニウムホウ素(
a−5iGe B )薄膜または非晶質シリコンスズ(
a−5iSn)薄膜を用い、多結晶シリコンゲルマニウ
ム薄膜がn型の導電型である場合には、非晶質シリコン
へリリウム(a−5iBe)薄膜を用いると、電極とし
てオーミック性に優れる。
基板1.多結晶シリコンゲルマニウム薄膜3間に介在さ
せる層としてシリコン系非晶質金属薄膜を用いる実施例
2では、それ自体が非晶質であるので、基板との歪は小
さくなる。特に非晶質シリコンゲルマニウムホウ素薄膜
を用いる場合が、歪は最も小さい。また同じシリコン系
材料であるので、多結晶シリコンゲルマニウム薄膜の固
相成長が促進され、その結晶性は向上する。
なお、上述の実施例1,2においては基板として石英ガ
ラスを用いたが、これ以外の絶縁性基板であってもよく
、また金属基板等の導電性基板であってもよい。
このような本発明の半導体素子の特性を調べた結果につ
いて説明する。
本発明の特性を評価する上での比較例として、2種の従
来の半導体素子を準備した。第2図はこれらの2例の構
造を示す断面図である。第2図(a)に示す第1の比較
例(以下比較例1という)は、ステンレス製の基板5上
に、実施例2の製造工程と同様の工程にて形成した多結
晶シリコンゲルマニウム薄膜3を直接積層した構成をな
す。また第2図(blに示す第2の比較例(以下比較例
2という)は、石英ガラス製の基板1上に、抵抗加熱法
にて蒸着形成した膜厚0.3μmのチタン薄膜6.実施
例2の製造工程と同様の工程にて形成した多結晶シリコ
ンゲルマニウム薄膜3を、この順に積層した構成をなす
。なお、比較例1,2とも多結晶シリコンゲルマニウム
薄膜3の膜厚は10μmであり、前述の実施例1,2の
場合と同じである。
第3図は、このような4例の半導体素子における多結晶
シリコンゲルマニウム薄膜3の結晶性を評価するために
、走査型電子顕微鏡にて結晶の粒径を測定した結果を示
している。実施例1.2における多結晶シリコンゲルマ
ニウム薄膜3では、その粒径が50μm以上であるのに
比べて、比較例1.2の場合にはその値が1桁以上劣っ
ている。
第4図は、4例の半導体素子における多結晶シリコンゲ
ルマニウム薄膜3の膜ストレスを示している。ここでは
基板として極薄の石英ガラス板を使用し、その曲がり度
合から膜ストレスを算出することとし、第4図では、比
較例2における値を■とした場合の相対値が示されてい
る。比較例1゜2に比べて、実施例1.2では大幅に膜
ストレスが軽減されており、特に実施例1では、多結晶
シリコンゲルマニウム薄膜3を形成するためのアニール
温度を400℃にしたので、膜ストレスは比較例1.2
に比べて半減されている。
以上のように、多結晶ゲルマニウム薄膜またはシリコン
系非晶質金属薄膜が、多結晶シリコンゲルマニウム薄膜
の結晶成長及び素子全体の歪軽減に大きく寄与している
また、本発明では基板として絶縁基板を使用する場合に
は、これらの多結晶ゲルマニウlz薄膜またはシリコン
系非晶質金属薄膜を、電極として用いることができると
いう利点もある。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明では基板と多結晶シリコンゲ
ルマニウム薄膜との間に、多結晶シリコンゲルマニウム
薄膜の結晶性の向上または素子全体の歪の緩和を図るた
めの層を設けたので、固相成長温度の低減化、多結晶シ
リコンゲルマニウム薄膜における結晶性の向上、素子全
体の歪の軽減を図ることができる。また絶縁基板を用い
、この層として多結晶ゲルマニウム薄膜またはシリコン
系非晶質金属薄膜を使用する場合には、これらの薄膜を
電極として使用することができ、半導体素子の製造工程
の筒素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は従来例の断
面図、第3図は多結晶シリコンゲルマニウム薄膜におけ
る結晶の粒径を示すグラフ、第4図は多結晶シリコンゲ
ルマニウム薄膜の膜ストレスを示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に固相成長させた多結晶シリコンゲルマニウ
    ム薄膜を有する半導体素子において、前記基板と前記多
    結晶シリコンゲルマニウ ム薄膜との間に、前記多結晶シリコンゲルマニウム薄膜
    の結晶性の向上及び/又は素子全体の歪の低減を図るた
    めの層が設けられていることを特徴とする半導体素子。
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