JPH0312536B2 - - Google Patents
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- JPH0312536B2 JPH0312536B2 JP60168143A JP16814385A JPH0312536B2 JP H0312536 B2 JPH0312536 B2 JP H0312536B2 JP 60168143 A JP60168143 A JP 60168143A JP 16814385 A JP16814385 A JP 16814385A JP H0312536 B2 JPH0312536 B2 JP H0312536B2
- Authority
- JP
- Japan
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- wiring board
- flexible wiring
- pressure
- heating
- inner layer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0393—Flexible materials
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子機器部品として用いるフレキシ
ブル配線板の製造工程において、仮接着させたフ
レキシブル配線板を圧力容器内で接着硬化させる
方法に関するものである。
ブル配線板の製造工程において、仮接着させたフ
レキシブル配線板を圧力容器内で接着硬化させる
方法に関するものである。
従来の技術
フレキシブル配線板はポリイミド、エポキシ、
ポリエステル、ガラス耐熱性樹脂などの熱可塑性
または熱硬化性樹脂をベースフイルムとした屈曲
性の優れた銅張板(フレキシブル銅張板)にパタ
ーン加工を施したもので、この状態を一般に内層
配線板というが、この内層配線板において両面内
層配線板であれば、その両面に絶縁材料として屈
曲性のある薄層のオーバフイルムを接着剤を塗布
するか、介在させて貼り合せ、または、別の内層
配線板を貼り合せ、加圧加熱して接着硬化させた
ものである。
ポリエステル、ガラス耐熱性樹脂などの熱可塑性
または熱硬化性樹脂をベースフイルムとした屈曲
性の優れた銅張板(フレキシブル銅張板)にパタ
ーン加工を施したもので、この状態を一般に内層
配線板というが、この内層配線板において両面内
層配線板であれば、その両面に絶縁材料として屈
曲性のある薄層のオーバフイルムを接着剤を塗布
するか、介在させて貼り合せ、または、別の内層
配線板を貼り合せ、加圧加熱して接着硬化させた
ものである。
従来、フレキシブル配線板を接着硬化させる技
術として、例えば、内層配線板の片面または両面
にオーバフイルムを貼り合せ、熱ロール間に通し
て加圧加熱して仮接着させ、一定の長さ(例え
ば、120m、200m、300mなどの長さ)に巻き取
り、次いで、その巻き取られたフイルムを加熱炉
内に収容して、最初に、60〜70℃で6〜7時間予
備加熱し、続いて、130℃前後にて15時間程度加
熱し接着硬化せしめている。
術として、例えば、内層配線板の片面または両面
にオーバフイルムを貼り合せ、熱ロール間に通し
て加圧加熱して仮接着させ、一定の長さ(例え
ば、120m、200m、300mなどの長さ)に巻き取
り、次いで、その巻き取られたフイルムを加熱炉
内に収容して、最初に、60〜70℃で6〜7時間予
備加熱し、続いて、130℃前後にて15時間程度加
熱し接着硬化せしめている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、この技術には下記のような問題
点を抱えている。
点を抱えている。
この技術は、大気中で130℃前後の高温で、し
かも、長時間加熱しているため、オーバフイルム
の製造工程中に混入した水分や空気および未反応
の樹脂原料の揮発性物質などがオーバフイルムの
内部に気泡として含まれており、また、オーバフ
イルムを張り合せる際にも空気が気泡として混入
しているが、それらの気泡が高温加熱により膨脹
して、前記フイルム内に空隙が生じ、冷却する
と、その空隙がボイドとして残り絶縁性を低下さ
せることになり、そのボイドの大きさによつて
は、その箇所を破棄しなければならず、品質上問
題がある。
かも、長時間加熱しているため、オーバフイルム
の製造工程中に混入した水分や空気および未反応
の樹脂原料の揮発性物質などがオーバフイルムの
内部に気泡として含まれており、また、オーバフ
イルムを張り合せる際にも空気が気泡として混入
しているが、それらの気泡が高温加熱により膨脹
して、前記フイルム内に空隙が生じ、冷却する
と、その空隙がボイドとして残り絶縁性を低下さ
せることになり、そのボイドの大きさによつて
は、その箇所を破棄しなければならず、品質上問
題がある。
更に、加熱炉内における加熱時間が20時間程度
も要し、生産能率が非常に悪く、品質の向上と相
いまつて生産性の向上が切望されている。
も要し、生産能率が非常に悪く、品質の向上と相
いまつて生産性の向上が切望されている。
本発明は前述の各種問題点を解決することを目
的として開発したものである。
的として開発したものである。
問題点を解決するための手段
本発明であるフレキシブル配線板の接着硬化方
法は、仮接着されたフレキシブル配線板Aを接着
硬化させるにおいて、前記フレキシブル配線板A
を筒状にゆるく巻き取りした状態にして、圧力容
器B内に収容し密閉した後、該圧力容器内に高圧
ガスを付与すると共に該高圧ガスを加熱し前記容
器Bの内壁と風洞板14との間に設けた外通風路
を介して内通風路へと熱風を循環させて、前記筒
状にゆるく巻き取りしたフレキシブル配線板Aの
各層の〓間に前記加熱高圧ガスを侵入させ、各層
の表裏両面より加圧加熱させ接着硬化せしめるよ
うにしたものである。
法は、仮接着されたフレキシブル配線板Aを接着
硬化させるにおいて、前記フレキシブル配線板A
を筒状にゆるく巻き取りした状態にして、圧力容
器B内に収容し密閉した後、該圧力容器内に高圧
ガスを付与すると共に該高圧ガスを加熱し前記容
器Bの内壁と風洞板14との間に設けた外通風路
を介して内通風路へと熱風を循環させて、前記筒
状にゆるく巻き取りしたフレキシブル配線板Aの
各層の〓間に前記加熱高圧ガスを侵入させ、各層
の表裏両面より加圧加熱させ接着硬化せしめるよ
うにしたものである。
実施例
以下、添付図面に従い本発明の実施例を説明す
る。
る。
最初に、実施例の構成を説明する。
本発明を実施する装置は、第1図および第2図
に示すように、フレキシブル配線板Aを収容する
圧力容器Bと、前記容器B内に高圧ガス(例えば
高圧チツソガス、高圧炭酸ガス、高圧空気など)
を供給してフレキシブル銅張板Aを加圧する高圧
ガス供給手段Cと、前記容器B内に供給されたガ
スを熱交換器4を介して加熱および冷却する加熱
冷却手段Dと、前記加熱冷却手段により加熱また
は冷却されたガスを容器B内に搬入せしめたフレ
キシブル配線板Aへと送風し循環するようにした
循環手段Eと、前記圧力容器Bに収容するフレキ
シブル配線板Aを載置する台車Fとより構成した
ものである。
に示すように、フレキシブル配線板Aを収容する
圧力容器Bと、前記容器B内に高圧ガス(例えば
高圧チツソガス、高圧炭酸ガス、高圧空気など)
を供給してフレキシブル銅張板Aを加圧する高圧
ガス供給手段Cと、前記容器B内に供給されたガ
スを熱交換器4を介して加熱および冷却する加熱
冷却手段Dと、前記加熱冷却手段により加熱また
は冷却されたガスを容器B内に搬入せしめたフレ
キシブル配線板Aへと送風し循環するようにした
循環手段Eと、前記圧力容器Bに収容するフレキ
シブル配線板Aを載置する台車Fとより構成した
ものである。
次に、その詳細を説明する。
フレキシブル配線板Aは、前述したように、フ
レキシブル銅張板にパターン加工を施した内層配
線板1に絶縁材料として屈曲性のある薄層(例え
ば25〜50ミクロンの厚さのもの)の熱硬化性のオ
ーバフイルム2を、接着剤3を塗布するか、介在
させて、第3図に示すように、貼り合せ、熱ロー
ル15間に通して仮接着させる。
レキシブル銅張板にパターン加工を施した内層配
線板1に絶縁材料として屈曲性のある薄層(例え
ば25〜50ミクロンの厚さのもの)の熱硬化性のオ
ーバフイルム2を、接着剤3を塗布するか、介在
させて、第3図に示すように、貼り合せ、熱ロー
ル15間に通して仮接着させる。
そして、このように仮接着させたものを、第4
図に示すように、所要の長さ(例えば、120m、
200m、300mなどの長さ)にして筒5に巻き取
り、筒状に形成するか、または、第5図に示すよ
うに、所要の寸法に栽断し積載したものを、本発
明の方法を用いて完全な状態にまで接着硬化させ
るものである。
図に示すように、所要の長さ(例えば、120m、
200m、300mなどの長さ)にして筒5に巻き取
り、筒状に形成するか、または、第5図に示すよ
うに、所要の寸法に栽断し積載したものを、本発
明の方法を用いて完全な状態にまで接着硬化させ
るものである。
また、第6図に示すように、前記内層配線板1
に別の内層配線板1bを貼り合せ簡単な熱プレス
にて仮接着させたものを、本発明の方法を用いて
完全な状態にまで接着硬化させるものである。
に別の内層配線板1bを貼り合せ簡単な熱プレス
にて仮接着させたものを、本発明の方法を用いて
完全な状態にまで接着硬化させるものである。
なお、フレキシブル配線板を筒状に巻き取る
際、締め付けず、ゆるく巻き取ることが好まし
く、また、栽断し積載する場合も、上面より荷重
を加えないようにすることが好ましい。その理由
は、圧力容器内に収容して高圧ガスが加わつた場
合、静水圧によつてフレキシブル配線板の各層ご
との隙間に高圧ガスが侵入しやすくするためであ
る。
際、締め付けず、ゆるく巻き取ることが好まし
く、また、栽断し積載する場合も、上面より荷重
を加えないようにすることが好ましい。その理由
は、圧力容器内に収容して高圧ガスが加わつた場
合、静水圧によつてフレキシブル配線板の各層ご
との隙間に高圧ガスが侵入しやすくするためであ
る。
高圧ガス供給手段Cは、容器B内に、一般に
は、20Kg/cm2以下の高圧チツソガス、高圧炭酸ガ
ス、高圧空気などの高圧ガスを自動弁6を介して
供給するよう設けたもので、前記ガスは熱交換器
4を介して加熱または冷却される。そして、自動
弁7を通じて排気される。また、容器B内が所定
の圧力を越えた時に減圧するための安全弁11を
設けている。
は、20Kg/cm2以下の高圧チツソガス、高圧炭酸ガ
ス、高圧空気などの高圧ガスを自動弁6を介して
供給するよう設けたもので、前記ガスは熱交換器
4を介して加熱または冷却される。そして、自動
弁7を通じて排気される。また、容器B内が所定
の圧力を越えた時に減圧するための安全弁11を
設けている。
加熱冷却手段Dは、第1図、第2図に示すよう
に容器Bの外部より内部の熱交換器4に高圧蒸気
を供給するようにしたもので、高圧蒸気を供給す
る自動弁8と冷却水を供給する自動弁9とを容器
Bを貫通し熱交換器4に連通して設け、更に、該
熱交換器の下方より容器Bの下部を連通して排水
用自動弁10を設けたものである。
に容器Bの外部より内部の熱交換器4に高圧蒸気
を供給するようにしたもので、高圧蒸気を供給す
る自動弁8と冷却水を供給する自動弁9とを容器
Bを貫通し熱交換器4に連通して設け、更に、該
熱交換器の下方より容器Bの下部を連通して排水
用自動弁10を設けたものである。
なお、加熱冷却手段の他の例として、容器Bの
外部で加熱および冷却する手段を設け、その加熱
および冷却ガスを容器B内に供給するようにして
もよく、また、加熱手段として電気ヒータ等を用
いてもよい。
外部で加熱および冷却する手段を設け、その加熱
および冷却ガスを容器B内に供給するようにして
もよく、また、加熱手段として電気ヒータ等を用
いてもよい。
循環手段Eは、容器Bの内部にフアン12を設
け、更に、該フアンを駆動するモータ13を容器
Bの外部に気密を保持できるようにして設置した
ものである。そして、フアン12により送られる
加熱または冷却ガスは第1図に示す風洞板14と
圧力容器Bの内壁との間に設けた外通風路18を
通り抜け扉20の内壁にて反転し内通風路19内
に存するフレキシブル配線板Aの間を通り、フア
ン12により吸い込まれ矢印で示すようにUター
ンして循環できるよう構成したものである。
け、更に、該フアンを駆動するモータ13を容器
Bの外部に気密を保持できるようにして設置した
ものである。そして、フアン12により送られる
加熱または冷却ガスは第1図に示す風洞板14と
圧力容器Bの内壁との間に設けた外通風路18を
通り抜け扉20の内壁にて反転し内通風路19内
に存するフレキシブル配線板Aの間を通り、フア
ン12により吸い込まれ矢印で示すようにUター
ンして循環できるよう構成したものである。
次に、その作用を説明する。
所要の長さにして筒状に巻いたフレキシブル配
線板Aを台車F上の支持部材17に挿入し第1
図、第2図に示すような形にして置く。
線板Aを台車F上の支持部材17に挿入し第1
図、第2図に示すような形にして置く。
そして、前記フレキシブル配線板Aを載せた台
車Fを圧力容器B内に収容し密閉する。
車Fを圧力容器B内に収容し密閉する。
次いで、自動弁6を作動させて容器B内に高圧
ガスを供給すると共に、自動弁8を作動させて容
器B内の熱交換器4に高圧蒸気を供給し、前記高
圧ガスを加熱する。
ガスを供給すると共に、自動弁8を作動させて容
器B内の熱交換器4に高圧蒸気を供給し、前記高
圧ガスを加熱する。
次いで、モータ13を駆動しフアン12の回転
により、前記加熱された高圧ガスは風胴板14と
圧力容器Bの内壁との間に設けた外通風路18を
通り抜け扉20の内壁にて反転し内通風路19内
に存するフレキシブル配線板Aを通り容器B内を
循環する。
により、前記加熱された高圧ガスは風胴板14と
圧力容器Bの内壁との間に設けた外通風路18を
通り抜け扉20の内壁にて反転し内通風路19内
に存するフレキシブル配線板Aを通り容器B内を
循環する。
ここで、フレキシブル配線板の加圧は、静水圧
により、筒状にゆるく巻かれた各層の隙間部に高
圧ガスが侵入し、各層ごとを加圧することができ
る。即ち、筒状にゆるく巻かれているにもかかわ
らず、第7図に示すように、一層のフレキシブル
配線板における内層配線板(回路部1cを外側に
した内層配線板)を挟んで仮接着せしめたオーバ
フイルム面を両方向より静水圧でもつて均一に加
圧することになる。
により、筒状にゆるく巻かれた各層の隙間部に高
圧ガスが侵入し、各層ごとを加圧することができ
る。即ち、筒状にゆるく巻かれているにもかかわ
らず、第7図に示すように、一層のフレキシブル
配線板における内層配線板(回路部1cを外側に
した内層配線板)を挟んで仮接着せしめたオーバ
フイルム面を両方向より静水圧でもつて均一に加
圧することになる。
また、フレキシブル配線板の加熱は、筒状に巻
かれた外方より加熱されることになるが、高圧力
が付加されているため、大気圧状態に比し熱伝導
性が非常によくなり、従つて、熱はフレキシブル
配線板Aの外層部から内層部へと加熱が促進され
加熱時間が短縮できる。
かれた外方より加熱されることになるが、高圧力
が付加されているため、大気圧状態に比し熱伝導
性が非常によくなり、従つて、熱はフレキシブル
配線板Aの外層部から内層部へと加熱が促進され
加熱時間が短縮できる。
このようにして、フレキシブル配線板Aの加圧
加熱が行なわれる。
加熱が行なわれる。
この時、オーバフイルムに内包されている気泡
は高温加熱により膨脹しようとするが、前述した
ように、オーバフイルムは高圧力にて両面より均
一に加圧されているため、オーバフイルムに内包
されている気泡は膨脹することができず、逆に高
圧力により圧縮されることになる。即ち、気泡は
加熱前の状態か、もしくは、小さくなる。
は高温加熱により膨脹しようとするが、前述した
ように、オーバフイルムは高圧力にて両面より均
一に加圧されているため、オーバフイルムに内包
されている気泡は膨脹することができず、逆に高
圧力により圧縮されることになる。即ち、気泡は
加熱前の状態か、もしくは、小さくなる。
更に、オーバフイルムと内層配線板との接着
は、高圧力により両面より均一に圧着されている
ため、形状を崩すことなく接着性が強化される。
は、高圧力により両面より均一に圧着されている
ため、形状を崩すことなく接着性が強化される。
そして、筒状に巻かれたフレキシブル配線板の
内層部まで加熱され、目的の温度に到達すると、
しばらくその温度を維持し十分接着硬化せしめた
後、自動弁8を逆作動させて高圧蒸気の供給を止
める。
内層部まで加熱され、目的の温度に到達すると、
しばらくその温度を維持し十分接着硬化せしめた
後、自動弁8を逆作動させて高圧蒸気の供給を止
める。
次に、自動弁9を作動させて冷却水を熱交換器
4に供給し、容器B内を循環しているガスを冷却
してフレキシブル配線板Aを冷却させる。
4に供給し、容器B内を循環しているガスを冷却
してフレキシブル配線板Aを冷却させる。
次いで、自動弁6を逆作動させて前記容器B内
の圧力を徐々に低下させる。
の圧力を徐々に低下させる。
そして、フレキシブル配線板Aが冷却される
と、全ての作動を停止させ、扉を開き、台車Fを
搬出しフレキシブル配線板Aを取り外し一工程が
完了する。
と、全ての作動を停止させ、扉を開き、台車Fを
搬出しフレキシブル配線板Aを取り外し一工程が
完了する。
以上のような方法で、エポキシ樹脂をオーバフ
イルムとしたフレキシブル配線板を圧力容器内に
収容し、第8図に示すような、圧力:12Kg/cm2、
加熱温度:150℃、加熱時間:2時間なる条件に
て接着硬化させたところ、オーバフイルム内の気
泡の膨脹は全く見られず、しかも、接着性もよ
く、形崩れのない高品質なフレキシブル配線板が
得られた。
イルムとしたフレキシブル配線板を圧力容器内に
収容し、第8図に示すような、圧力:12Kg/cm2、
加熱温度:150℃、加熱時間:2時間なる条件に
て接着硬化させたところ、オーバフイルム内の気
泡の膨脹は全く見られず、しかも、接着性もよ
く、形崩れのない高品質なフレキシブル配線板が
得られた。
なお、本発明実施例では、フレキシブル両面配
線板を説明したが、例えば、片面配線板、多層配
線板のものでもよく、また、内層配線板に別の内
層配線板を貼り合わせ、必要に応じて内層配線板
にオーバフイルムを貼り合わせて圧力容器内に収
容し、高圧加熱ガスにて加圧加熱し接着硬化せし
めるようにしてもよく、本発明実施例に限定され
るものではない。
線板を説明したが、例えば、片面配線板、多層配
線板のものでもよく、また、内層配線板に別の内
層配線板を貼り合わせ、必要に応じて内層配線板
にオーバフイルムを貼り合わせて圧力容器内に収
容し、高圧加熱ガスにて加圧加熱し接着硬化せし
めるようにしてもよく、本発明実施例に限定され
るものではない。
発明の効果
以上、本発明によると下記のような効果を奏す
る。
る。
本発明は、以上のように構成しているから、フ
レキシブル配線板のオーバフイルム面の両方より
静水圧でもつて均一に加圧されているため、加熱
によるフイルム内の気泡が膨脹しないだけでなく
逆に圧縮されてボイドが小さくなり、接着性もよ
く、形崩れのない高品質なフレキシブル配線板を
提供することができる。
レキシブル配線板のオーバフイルム面の両方より
静水圧でもつて均一に加圧されているため、加熱
によるフイルム内の気泡が膨脹しないだけでなく
逆に圧縮されてボイドが小さくなり、接着性もよ
く、形崩れのない高品質なフレキシブル配線板を
提供することができる。
更に、高圧力下において加熱されているため、
熱伝導性がよくなり、従つて、従来の大気圧によ
る加熱に比し大幅な時間短縮ができ生産性の向上
が期待できる。
熱伝導性がよくなり、従つて、従来の大気圧によ
る加熱に比し大幅な時間短縮ができ生産性の向上
が期待できる。
第1図は本発明に係る装置の一実施例を示す一
部破断した概略側面図。第2図は第1図に示した
装置の概略縦断面図。第3図はフレキシブル配線
板の構成を示すと共に熱ロール間に通して加圧加
熱し仮接着している状態を示す立体図。第4図は
仮接着されたフレキシブル配線板を所要の長さに
して筒状に巻いた状態を示す立体図。第5図は仮
接着され所要の寸法に栽断されたフレキシブル配
線板を積載した状態を示す立体図。第6図は内層
配線板に別の内層配線板を貼り合せた状態を示す
立体図。第7図は一層のフレキシブル配線板にお
ける内層配線板を挟んで仮接着せしめたオーバフ
イルム面を両方向より加圧する状態を示す部分断
面図。第8図は本発明で用いる仮接着されたフレ
キシブル配線板を接着硬化させる加圧加熱プログ
ラムの一実施例を示す図。 これらの図において、A:フレキシブル配線
板、B:圧力容器、C:高圧ガス供給手段、D:
加熱冷却手段、E:循環手段、F:台車、1:内
層配線板、1b:内層配線板、1c:内層配線板
の回路部、2:オーバフイルム、3:接着剤、
4:熱交換器、5:筒、6,7,8,9,10:
自動弁、11:安全弁、12:フアン、13:モ
ータ、14:風胴板、15:熱ロール、17:支
持部材、18:外通風路、19:内通風路、2
0:扉。
部破断した概略側面図。第2図は第1図に示した
装置の概略縦断面図。第3図はフレキシブル配線
板の構成を示すと共に熱ロール間に通して加圧加
熱し仮接着している状態を示す立体図。第4図は
仮接着されたフレキシブル配線板を所要の長さに
して筒状に巻いた状態を示す立体図。第5図は仮
接着され所要の寸法に栽断されたフレキシブル配
線板を積載した状態を示す立体図。第6図は内層
配線板に別の内層配線板を貼り合せた状態を示す
立体図。第7図は一層のフレキシブル配線板にお
ける内層配線板を挟んで仮接着せしめたオーバフ
イルム面を両方向より加圧する状態を示す部分断
面図。第8図は本発明で用いる仮接着されたフレ
キシブル配線板を接着硬化させる加圧加熱プログ
ラムの一実施例を示す図。 これらの図において、A:フレキシブル配線
板、B:圧力容器、C:高圧ガス供給手段、D:
加熱冷却手段、E:循環手段、F:台車、1:内
層配線板、1b:内層配線板、1c:内層配線板
の回路部、2:オーバフイルム、3:接着剤、
4:熱交換器、5:筒、6,7,8,9,10:
自動弁、11:安全弁、12:フアン、13:モ
ータ、14:風胴板、15:熱ロール、17:支
持部材、18:外通風路、19:内通風路、2
0:扉。
Claims (1)
- 1 仮接着されたフレキシブル配線板を接着硬化
させるにおいて、前記フレキシブル配線板を筒状
にゆるく巻き取りした状態にして、圧力容器内に
収容し密閉した後、該圧力容器内に高圧ガスを付
与すると共に該高圧ガスを加熱し前記容器の内壁
と風洞板との間に設けた外通風路を介して内通風
路へと熱風を循環させて、前記筒状にゆるく巻き
取りしたフレキシブル配線板の各層の〓間に前記
加熱高圧ガスを侵入させ、各層の表裏両面より加
圧加熱させ接着硬化せしめることを特徴とするフ
レキシブル配線板の接着硬化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60168143A JPS6228228A (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | フレキシブル配線板の接着硬化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60168143A JPS6228228A (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | フレキシブル配線板の接着硬化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6228228A JPS6228228A (ja) | 1987-02-06 |
JPH0312536B2 true JPH0312536B2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=15862625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60168143A Granted JPS6228228A (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | フレキシブル配線板の接着硬化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6228228A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661449B2 (ja) * | 1988-06-30 | 1994-08-17 | 株式会社芦田製作所 | オートクレーブのガス循環方法及びその装置 |
KR20020042372A (ko) * | 2000-11-30 | 2002-06-05 | 이상수 | Fpc내의 기포 제거방법 |
TWI745069B (zh) * | 2020-07-27 | 2021-11-01 | 劉劭祺 | 材料處理設備及其操作方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5364286A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-08 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method and apparatus for pressing panel structure by gas |
-
1985
- 1985-07-30 JP JP60168143A patent/JPS6228228A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5364286A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-08 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Method and apparatus for pressing panel structure by gas |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6228228A (ja) | 1987-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |