JPH0312443Y2 - - Google Patents

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JPH0312443Y2
JPH0312443Y2 JP1984164733U JP16473384U JPH0312443Y2 JP H0312443 Y2 JPH0312443 Y2 JP H0312443Y2 JP 1984164733 U JP1984164733 U JP 1984164733U JP 16473384 U JP16473384 U JP 16473384U JP H0312443 Y2 JPH0312443 Y2 JP H0312443Y2
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JP
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mold
cast
gas venting
pin
cast burr
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JP1984164733U
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JPS6182757U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ダイカスト鋳造用金型に関し、特に
成形品の鋳込み成形時にキヤビテイ部から型外に
抜けるガス抜き部(エアベント)に生じた鋳バリ
を取り除くための鋳バリ除去方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 一般に、此種ダイカスト鋳造用金型、即ち固定
金型と可動金型との両金型間のガス抜き部(エア
ベント)に生じた鋳バリの取り除きは、ダイカス
ト鋳造機の鋳造サイクル(1サイクル動作毎)に
おける金型清掃時にエアガン等によつて吹き飛ば
して取り除くか、或いは作業者自身が鉄たがねの
様な工具を使つて前記金型清掃時に毎回取り除く
様にしていた。
しかし乍ら、ガス抜き部に生じた鋳バリは金型
清掃時(型開き後)において該ガス抜き部内に密
接状に付着した状態で残るものであるため、前者
の様にエアガンで吹き飛ばして取り除くものにあ
つては確実に取り除かれる場合もあるが、取り除
かれずにガス抜き部内に残つてしまう場合もあ
り、取り除かれずに残つてしまつた場合などには
次の鋳込み成形時にガス抜き効果が極端に減少し
てしまう不具合を来たし、成形品の外観鋳肌が荒
れたり、可動金型と固定金型との型合せ状態に悪
影響を及ぼすなど生産性を阻害(低下)せしめて
いた。
一方、後者のものにあつては上記した前者の問
題は解決できるものの、作業者自身が行なうこと
によつて、危険性が大で、しかも鋳造サイクル
(1サイクル動作毎)の延長を招くものであつた。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案が解決しようとする技術的課題は、成形
品の鋳込み成形時にガス抜き部に生じた鋳バリを
作業者の手を煩わすことなく金型の型開き動作に
連繋させて確実且つ迅速に取り除いて、生産性の
向上と品質の向上を図るところにある。
〈技術的課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案が講じる技術
的手段は、キヤビテイ部から型外に抜けるガス抜
き部に鋳バリ除去部材を出没動自在に設け、該鋳
バリ除去部材は鋳バリ押出しピンと、この押出し
ピンを突出方向に押圧付勢する押圧スプリングか
ら構成し、該鋳バリ押出しピンの突端面の一部分
を切欠せしめてガス抜き部の断面形状に対応合致
させた切欠面を設けると共に相手型の型合せ面に
衝合係止させる突部を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 而して、上記した本考案の技術的手段によれ
ば、金型の型開き状態において鋳バリ除去部材の
鋳バリ押出しピンは押圧スプリングによつて前進
突出され、そして金型の型合せ動作過程で突端面
の突部が相手型の型合せ面に衝合係止されると押
出しピンは型合せ動作の基で後退移動されて突端
面の切欠面をガス抜き部の断面形状と面一に対応
合致させた状態で没入待機せしめ、成品取出し時
における金型の型開き動作と連繋せしめて前進突
出され、ガス抜き部の鋳バリを押出して取り除
く。
〈実施例〉 本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する
と、第1図は本考案の金型、例えば可動金型Aを
示す正面図で、a1は成形品のキヤビテイ部、a2
湯溜り部、a3はガス抜き部(エアベント)であ
り、このガス抜き部a3に図示した如く鋳バリ除去
部材Cを設ける。
鋳バリ除去部材Cは、成形品の鋳込み成形時に
ガス抜き部a3に生じ、成形品取出し時にガス抜き
部a3内に付着した状態で残留せる鋳バリ2を機械
的に取り除く動作をなすもので、鋳バリ押出しピ
ンc1と、この押出しピンc1を突出方向、即ち固定
金型B側へ押圧付勢する押圧スプリングc2とから
構成する。
鋳バリ押出しピンc1は、その突端面外径をガス
抜き部a3の溝幅と同径か、或いは溝幅より大径又
は小径として、軸方向略中途部外周に係止段部2
を備えた段付ピン状に形成したもので、ガス抜き
部a3の溝底及び溝方向一側縁近傍から可動金型A
の型合せ面a4よりその金型Aの幅方向に向けて所
望の深さに凹設した取付孔3内に筒体4を介して
出没自在に挿入設置する。
また、鋳バリ押出しピンc1の突端面におけるガ
ス抜き部a3内に位置せる一部分を切欠せしめて突
端面の一部分をガス抜き部a3の断面形状に対応合
致させ、成形品の鋳込み成形時における溶湯の射
出充填に伴うガス抜き効果を減少させることなく
効率よくガスが抜ける様にする。
押圧スプリングc2は、可動金型Aの型開き動作
と連繋させて鋳バリ押出しピンc1を突出方向に前
進移動させるもので、鋳バリ押出しピンc1を出没
自在に挿入内蔵せしめた筒体4内に内蔵設置して
鋳バリ押出しピンc1をその後端面から突出方向に
押圧付勢する。
前記筒体4は、可動金型Aに設けた取付孔3の
深さと同一の長さか、若干短い長さに截断すると
共に、その一側、即ちガス抜き部分a3側に位置さ
せる開口部近傍の内周面には鋳バリ押出しピンc1
の係止段部2を当接係止させて該押出しピンc1
突出量規正と筒体4内からの抜け防止を行なうた
めの当接段部5を備えて内周面形状を段付状に形
成したものである。
また、この筒体4のガス抜き部a3内に位置させ
る開口縁の一部を切欠せしめてガス抜き部a3の断
面形状に対応合致させて、鋳バリ押出しピンc1
突端面に切欠した切欠面6とともにガス抜き部a3
の一部を形成する様にする。
尚、筒体4の取付孔3内への取付けは、図示し
た様に圧入嵌挿せしめて埋設するか、或いは筒体
4外側と取付孔3内側とに螺子を夫々刻設せしめ
て螺合埋設してもよく、任意である。
斯る実施例は固定金型Bに対する可動金型Aの
型合せ動作時に固定金型Bの型合せ面b1に鋳バリ
押出しピンc1の先端面に設けた突部7を衝合係止
させて鋳バリ押出しピンc1を押圧スプリングc2
反して没入方向に後退移動させ、突端面の切欠面
6をガス抜き部a3の断面形状に対応合致させた状
態で没入待機させる。そして製品取出し時におけ
る可動金型Aの型開き動作と連繋させて鋳バリ押
出しピンc1を突出方向に前進移動させてガス抜き
部a3内に付着残留せる鋳バリ1を該ガス抜き部a3
内から押出して取り除く様にしたものである。
第4図は他の実施例を示し、斯る構造は鋳バリ
押出しピンc1の形状をその軸方向中途部径を小径
とし、突端部側と後端部側の径を大径として後端
部側に係止段部2を備えた段付ピン状に形成し、
その後端部側を押出スプリングc2とともに筒体4
内に挿入内蔵させて該筒体4の開口周縁を内側に
絞つて前記係止段部2を当接係止させる当接段部
(当接縁部)5としたものである。
〈考案の効果〉 本考案のダイカスト鋳造用金型は叙上の如く構
成してなるから、下記の作用効果を奏する。
ガス抜き路に設けた鋳バリ除去部材の鋳バリ押
出しピンは押圧スプリングによりその突出方向に
押圧付勢され、金型の型合せ、型開き動作に連繋
して後退、前進囲繞せしめ、その突端面の切欠面
をガス抜き路の断面形状に対応合致させて没入待
機すると共に該ガス抜き路から突出させる。
従つて、本考案のダイカスト鋳造用金型によれ
ば、設備費の高騰を招く駆動手段等を一切使用せ
ずに、金型の型開き動作に自動的に連繋させた動
作のもとで成形品の鋳込み成形時に生じたガス抜
き路の鋳バリを確実且つ迅速に取り除くことが出
来、生産性の向上と品質の向上を図り得る。
依つて所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示し、第1図は正
面図、第2図及び第3図は第1図の−線拡大
断面図、第4図は他の実施例を示す要部の拡大断
面図である。 図中、A,B……金型、a1……キヤビテイ部、
a2……湯溜り部、a3……ガス抜き部、b1……型合
せ面、1……鋳バリ、C……鋳バリ除去部材、c1
……鋳バリ押出しピン、c2……押圧スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビテイ部から型外に抜けるガス抜き部に鋳
    バリ除去部材を出没動自在に設け、該鋳バリ除去
    部材は鋳バリ押出しピンと、この押出しピンを突
    出方向に押圧付勢する押圧スプリングから構成
    し、該鋳バリ押出しピンの突端面の一部分を切欠
    せしめてガス抜き部の断面形状に対応合致させた
    切欠面を設けると共に相手型の型合せ面に衝合係
    止させる突部を設けたことを特徴とするダイカス
    ト鋳造用金型。
JP1984164733U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0312443Y2 (ja)

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JPS6182757U JPS6182757U (ja) 1986-05-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934853B2 (ja) * 1976-10-14 1984-08-24 日産自動車株式会社 ガスタ−ビンエンジンの燃料制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934853U (ja) * 1982-08-28 1984-03-03 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト金型

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5934853B2 (ja) * 1976-10-14 1984-08-24 日産自動車株式会社 ガスタ−ビンエンジンの燃料制御装置

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JPS6182757U (ja) 1986-05-31

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