JP2633008B2 - 直圧成形におけるバリ除去方法 - Google Patents

直圧成形におけるバリ除去方法

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JP2633008B2
JP2633008B2 JP1039999A JP3999989A JP2633008B2 JP 2633008 B2 JP2633008 B2 JP 2633008B2 JP 1039999 A JP1039999 A JP 1039999A JP 3999989 A JP3999989 A JP 3999989A JP 2633008 B2 JP2633008 B2 JP 2633008B2
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一彦 下田
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久尚 梶浦
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、直圧成形におけるバリ除去方法に関する。
(従来の技術) 従来の直圧成形金型においては、第4図に示すよう
に、型締め時に、コア側の上型20のとキャビティ側の下
型21との突き合わせ面9に成形材料の樹脂が侵入してし
まう。
また、第5図に示した従来構成の直圧成形金型も同様
に上型30と下型31との突き合わせ面9に成形材料32の樹
脂が侵入していた。
(発明が解決しようとする課題) したがって、侵入した樹脂がバリとなるため、別途こ
れを、いちいちバリ取り機を用いて除去するというバリ
取り工程が必要である課題があった。
本発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、直圧成形過程でバリを除去し、別途
のバリ取り工程を不要とし、成形品の品質が良好で、か
つトータル成形時間の短縮化、ひいてはコストダウンを
図った直圧成形のバリ除去方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上型と下型の一方の金型に貫通穴を形成
し、前記貫通穴の前記と上型と下型の突き合わせ部を空
気排出口とするとともに、前記貫通穴と連通する空気排
気穴を形成し、前記貫通穴に摺動可能なピンを挿通し、
型締め時に先端面が前記上型及び下型の突き合わせ面と
同一面になるように前記ピンを移動させ、成形完了後、
前記空気排気口と前記空気排気穴とが連通するように前
記ピンを後退させ、前記空気排気口から空気を外部に吹
き出すことにより、前記突き合わせ面に発生したバリを
除去するようにして上記目的を達成している。
また、本発明は、上下型の一方に移動自在な貫通孔形
成用リブを設け、成形品の貫通穴部に生じたバリを前記
リブを移動させて除去するようにして上記目的を達成し
ている。
(作用) 本発明の第1実施例では、バリが発生する突き合わせ
面に空気排出口を形成し、型開き時にその排気口から空
気を吹き出してバリを除去するようにしている。
また、第2実施例では、バリが発生する突き合わせ部
に移動自在な貫通孔形成用リブを設け、このリブにより
バリを除去することにより、成形品の品質を向上させ、
かつバリ取り工程の廃止によるトータル成形時間の短縮
と、コストダウンを図っている。
(実施例1) 第1図および第2図(a),(b)は本発明の第1実
施例を示すもので、図中1は金型で、この金型1は、コ
ア側の上型2と、キャビテイ側の下型3とにて構成され
ている。
しかして、上型2の中央部軸方向には貫通穴4が形成
され、かつ上型2の下方中央部には下方に突出する成形
品6の貫通孔形成用の突起部5が形成され、この突起部
5の下面中央部に貫通穴4が開口し、この開口部分が空
気排気口Aとなっている。すなわち、上型2と下型3の
突き合わせ部に空気排気口Aが形成されている。
すなわち、上型2内において貫通穴4の下方は同上型
2内に形成された空気排気用の空気排気穴7と連結さ
れ、かつ同貫通穴4内には上下に摺動可能なピン8が設
けられ、このピン8の移動によって貫通穴4と連結され
た空気排気穴7を開いたり閉じたりできるようになって
いる。9は上型2の外部であってピン8の上方に設けら
れたエアシリンダであり、これによりピン8は動作する
ように構成されている。
第2図(a),(b)はその動作状態を示すもので、
(a)図はピン閉状態、つまりエアシリンダ7を介しピ
ン8を下動させ空気排気穴7を塞ぎ、よって空気排気口
Aを閉じた場合、(b)図はその逆のピン開状態、つま
り空気排気口Aが開いた場合である。なお、第2図
(a)図の状態では、ピン8の先端面〔第2図(a)に
おける下面〕が突起部5の下面、すなわち、上型2及び
下型3の突き合わせ面と同一面となっている。場合であ
る。
しかして、上記のように構成された金型1において
は、成形中は、ピン8を閉(第2図(a)参照)の状態
にし、つまり空気排気口Aを塞ぎ第1図に示すように、
成形品6に突起部5を介し貫通孔6aを形成する。成形完
了後、型開きが行われるときには、成形品6は図示のよ
うにコア側の上型2に付いて、キャビテイ側の下型3か
ら離れる。このとき、ピン8を開の状態(第2図(b)
参照)にすれば空気送気用のポンプと接続された空気排
気穴7を介し圧縮空気が空気排気口Aから外部に吹き出
すので、突起部5の突き合わせ部分に発生した成形品6
のバリ6bを空気の力により除去することができる。
第3図(a)〜(d)は本発明の第2実施例を示すも
ので、この実施例では上型2Aの中央部に貫通孔形成用リ
ブ10を貫設し、かつこの貫通孔形成用リブ10の上端を上
型2Aの上方外部に設けた適宜の駆動手段により上下動自
在としたことに構成上の特徴を有している。
なお、貫通孔形成用リブ10は下型3A側に設けることも
可能である。
次に、この実施例によるバリ除去方法について説明す
る。
まず、第3図(a)に示すように、下型3Aに成形材料
6′を投入する。ついで、(b)図に示すように、上型
2Aを下型3A側に下動させ型締めを行う。
この時、貫通孔形成用リブ10の突き合わせ面に、材料
が侵入し、バリ6b′が発生する。
しかしながら、(c)図に示すように、型開後(もし
くは型開中)に、(d)図に示すように、貫通穴形成用
リブ10を上下動させることにより、突き合わせ部分に発
生した成形品6のバリ6b′を容易に除去することができ
る。
(発明の効果) 以上のように本発明では、上型と下型の一方の金型に
貫通穴を形成し、前記貫通穴の前記上型と下型の突き合
わせ部を空気排気口とするとともに、前記貫通穴と連通
する空気排気穴を形成し、前記貫通穴に摺動可能なピン
を挿通し、型締め時に先端面が前記上型及び下型の突き
合わせ面と同一面になるように前記ピンを移動させ、成
形完了後、前記空気排気口と前記空気排気穴とが連通す
るように前記ピンを後退させ、前記空気排気口から空気
を外部に吹き出すことにより、前記突き合わせ面に発生
したバリを除去するように構成したり、上下型の一方に
移動自在な貫通孔形成用リブを設け、成形品の貫通穴部
に生じたバリを前記リブを移動させて除去するように構
成したから、成形過程で容易にバリを除去することがで
き、成形品の品質が向上し、かつトータル成形時間が短
縮し、コストダウンを図り得る効果がある。
さらに、貫通孔形成用リブを設けた上記発明では、貫
通孔形成用リブを設けるという簡単な構成で、バリを除
去できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例で、 第1図は本発明に用いられる金型の構成図、第2図
(a),(b)は同上のピンの動作説明図、第3図
(a)〜(d)は本発明の第2実施例における成形ない
しバリ除去工程を示す説明図、第4図および第5図
(a),(b)はそれぞれ従来例を示す。 1……金型、2,2A……上型、 3,3A……下型、4……貫通穴、 5……突起部、6′……成形材料、 6……成形品、6a……貫通孔、 6b,6b′……バリ、7……空気排気穴、 9……エアシリンダ、 10……貫通孔成形用リブ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶浦 久尚 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−111827(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直圧成形において、上型と下型の一方の金
    型に貫通穴を形成し、前記貫通穴の前記上型と下型の突
    き合わせ部を空気排出口とするとともに、前記貫通穴と
    連通する空気排気穴を形成し、前記貫通穴に摺動可能な
    ピンを挿通し、型締め時に先端面が前記上型及び下型の
    突き合わせ面と同一面になるように前記ピンを移動さ
    せ、成形完了後、前記空気排気口と前記空気排気穴とが
    連通するように前記ピンを後退させ、前記空気排気口か
    ら空気を外部に吹き出すことにより、前記突き合わせ面
    に発生したバリを除去することを特徴とした直圧成形に
    おけるバリ除去方法。
  2. 【請求項2】直圧成形において、上下型の一方に移動自
    在な貫通孔形成用リブを設け、成形品の貫通穴部に生じ
    たバリを前記リブを移動させて除去することを特徴とし
    た直圧成形におけるバリ除去方法。
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