JPH0312354A - 工具用焼結体及びその製造方法 - Google Patents

工具用焼結体及びその製造方法

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Publication number
JPH0312354A
JPH0312354A JP1143111A JP14311189A JPH0312354A JP H0312354 A JPH0312354 A JP H0312354A JP 1143111 A JP1143111 A JP 1143111A JP 14311189 A JP14311189 A JP 14311189A JP H0312354 A JPH0312354 A JP H0312354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zro2
al2o3
sintering
sintered compact
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1143111A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tsunoda
英雄 角田
Hikari Motomura
光 本村
Hisanobu Terai
寺井 久宣
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Fukuji Yasuda
安田 福司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Priority to JP1143111A priority Critical patent/JPH0312354A/ja
Publication of JPH0312354A publication Critical patent/JPH0312354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分母〉 本発明は、工具用焼結体及びその製造方法に関し、特に
例えば鋼等の高硬度材料の高速切創加工に用いて最適な
ものである。
〈従来の技術〉 例えハAj、O,(酸化アルミニウム)等のセラミック
スは高速度工具鋼や超硬合金に比べて硬さが高く塑性変
形しにくい特徴があることから、工具材料として用いら
れている。
乙のA j 、03を主成分とするセラミックス工具は
、化学的には安定であるが強さと靭性が低いために欠損
し易いという問題がある。従来では、これを改善するた
め、例えばY2O。
(酸化イツトリウム)を添加し、安定化度40〜100
%の安定化ジルコニアを0.5〜35重量%含むAノρ
3系材料が提案されていたり(特開昭54−60308
号公報参照)、安定化ジルコニアを含むA j 、03
系材料が提案されている(特公昭61−5431号公報
参照)。
〈発明が解決しようとするam> しかしながら、従来の・Zr02(ジルコニウム)を添
加したAj、O,系材料を切削工具として用いる場合、
Z r 02はAl2O.に比べ硬度が低(且つ110
0℃付近に正方晶系と単品系との結晶変態があるため、
転移に対して約9%の体積変化を伴うこととな9、使用
に際して刃先の一部が1400℃を超えるような高速切
削では刃先の欠損、異常摩耗の原因となっている。
また、近年切削加工の高速化に加えて、工作機械のNC
化や工場の無人化が進むようになって来ており、突発的
な工具欠損が発生することは、加工機械等の損傷や設備
稼動率の低下等につながるため、セラミックス工具が普
及しない要因となっている。
く課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本発明にかかる工具用焼結体
の構成は、平均粒子径が1000Å以下の単斜晶Zr0
21〜10重量%と、An、0390〜99重量%との
混合粉末を、焼結してなることを特徴とし、また工具用
焼結体の製造方法の構成は、平均粒子径が1000Å以
下の単斜晶ZrO21〜10重量%と、Al2O。
90〜99重量%との混合粉末を、成形した後大気中で
常圧焼結することを特徴とする。
以下本発明の構成を詳細に説明する。
本発明でAl2O3に添加混合するZ r 02とは、
単科晶型(/7L−ZrO2)の結晶型を有するもので
、その平均粒子径を1000Å以下と規定するのが望ま
しい。このような上記ZrO,をAl2O3に添加する
のは、安定化Z r O2の相転移を利用するものでは
なく 、Al2O,の低温焼成を可能とするためである
。すなわち、本発明では、平均粒子径が1000Å以下
の単斜晶Z r O2をAl2O3に添加することによ
り、Aj、03粒子の表面に均一に上記ZrO□が分散
され、低温焼成の際に、該Z r O,がAl2O3の
不純物成分を吸収し、且つAtρ、とも同容体を形成す
るため粒界は強固に結合されることになるからである。
また、粉末を原料とするセラミックスの焼結では、一般
に、焼結温度が高い程結晶粒が粗大化する傾向があるた
め、焼結温度を低くして結晶粒を微細化する試みがなさ
れているが、焼結温度が低い場合、結晶粒同志の結合が
弱いため、工具として使用した際、簡単に結晶粒が脱落
し、摩耗が著しいという問題があった。そこで、本発明
のように平均粒子径が1000人息下の単斜晶Z r 
O,をAjρ、に添加することで、結晶粒同志の結合力
の改善を図るようにしたものである。
ここで、上記Z r O2の平均粒子径を1000Å以
下としたのは、少量での均一分散を図るためであり、例
えば、従来のようにY2O3等の安定化剤を用いて共沈
法で製造した粒径が1000IJ上のZ r O2粉末
の添加では、本発明が目的としているAl2O,粒子へ
の均一分散効果は期待できないからである。
また、本発明においては、A12O0粒子の表面に均一
に分散させるために、ジルコニア・ゾルの状態でAj、
O,と湿式混合するのが望ましい。そして、湿式混合後
、乾燥した原料は、AI、0.の表面に単斜晶Z r 
O,が均一にコーティングされた様相を呈している。
上記Z r O2とAl2O3との配合を、平均粒子径
が1000Å以下の単斜晶ZrO2を1〜10重量%と
し、Ajρ、を90〜99重量%と限定するのは、切削
工具として用いる場合、ZrO2が1重量%息下では粒
界の結合力が不足し、摩耗が急速に進展して好ましくな
いからであり、一方、10重量%以上ではZ r O,
の増量効果が発現されないからである。
〈実 施 例〉 以下、本発明の好適な一実施例について詳細に説明する
(焼結体の製造方法例) 平均粒径が0.3μの市販のA4ρ3粉末と、平均粒径
が1000Å以下で固形分が2O%のZr0IIの市販
のZrO2ゾルとを原料として用い、下記第1表に記載
の組成に配合し、更に水、バインダ等を加えて湿式混合
し、その後乾燥して原料粉を得た。この原料粉ラスロー
1ウエイチツプ(I SO記q SNMN432(焼成
後寸法12.7mX 12.7mX4.76腫。
コーナ半径0.8’nw))の形状にプレス成形し、こ
れを大気中所定温度で焼結し、その後研摩加工を経て工
具用焼結体を得た。
得られた工具用焼結体を用い、以下の条件で切削試験を
行ない、それぞれの評価を行った。
0被削材: 30M22O (H,300程度)(φ1
50X400  ) 0速 度:2O0m/m1n O切り込み:1.5m O送   リ :   0.2  m/  ray。
0寿命判定:逃げ面のフランク摩耗が V=0.4mとなった切削距離(m) この切削試験結果を第1表に示す。
第1表の結果より、原料組成がAj2O.に対してZr
O21〜10重量%の場合(NcL3〜6及びNo、9
)、範囲外の比較例と比較して優れた切削性能を示した
〈発明の効果〉 以上実施例と共に説明したように本発明によれば、大気
中での常圧焼結によっても、優れた耐熱性及び耐摩耗性
を兼ね備えた工具用焼結体を提供でき、特に鋼等の高速
切削加工等に使用した場合、優れた性能を発揮できると
いう効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 平均粒子径が1000Å以下の単斜晶ZrO_
    21〜10重量%と、Al_2O_390〜99重量%
    との混合粉末を、焼結してなることを特徴とする工具用
    焼結体。
  2. (2) 平均粒子径が1000Å以下の単斜晶ZrO_
    21〜10重量%と、Al_2O_390〜99重量%
    との混合粉末を、成形した後大気中で常圧焼結すること
    を特徴とする工具用焼結体の製造方法。
JP1143111A 1989-06-07 1989-06-07 工具用焼結体及びその製造方法 Pending JPH0312354A (ja)

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JPH0312354A true JPH0312354A (ja) 1991-01-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004088109A1 (de) * 2003-04-03 2004-10-14 Daimlerchrysler Ag Brennkraftmaschine mit selbstzündung

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