JPH03122663A - 電子写真用現像剤組成物 - Google Patents

電子写真用現像剤組成物

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JPH03122663A
JPH03122663A JP1258729A JP25872989A JPH03122663A JP H03122663 A JPH03122663 A JP H03122663A JP 1258729 A JP1258729 A JP 1258729A JP 25872989 A JP25872989 A JP 25872989A JP H03122663 A JPH03122663 A JP H03122663A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電画像を現像する為の現像剤組成物に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、電子写真法に関する技術としては、例えば、米国
特許第2297691号、第2357809号等の明細
書等に記載されているものが知られている。上記従来の
電子写真法は、光導電性絶縁層を備えた感光体を一様に
帯電させた後、その層を所定のパターンに露光し、その
露光部上の電荷を消失させることによって電気的な潜像
を上記感光体上に形成し、更に該潜像に着色された電荷
をもった微粉末トナー(現像剤組成物)を付着させるこ
とによって顕像さセ(現像工程)、次いで、得られた上
記顕像を転写紙等の転写材に転写せしめた後(転写工程
)、加熱、加圧或いはその他適当な定着法によって永久
定着させる(定着工程)ことを主な内容とする。従って
、トナーには、単に現像工程のみならず、その後の転写
工程、定着工程の各工程において必要とされる機能を兼
備していることが要求される。
また、近年、複写機業界において、モノクロコピーに代
わって、より情報量の多いカラーコピーが要望されてい
る。
カラーコピーの形成方法としては、減色彩色方法等の3
色合成方式を基礎とし、米国特許第2962374号明
細書中に記載されているような、少なくとも3枚の静電
潜像を形成後、異なる少なくとも3色のトナーによって
現像し、複写紙上で合成する方法が一般的である。この
場合、使用するトナーとしては、要求される性能は黒色
画像を得る場合に比べて厳しいものとなり、現像、転写
、定着の各工程において必要とされる機能が要求される
ことは勿論のこと、衝撃、湿度等の外的要因に対する機
械的・電気的安定性、更には適正な色彩の発現性及びそ
の持続性等が要求される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、カラー画像用トナーとしては、定着工程
において各色トナーがヒート・ローラー上で溶融混和し
た後の色彩再現性が良好で、しかも形成されたOHP 
(オーバー・ヘッド・プロジェクタ−)フィルム上の定
着画像に対する光透過性に優れ且つ十分な定着強度を示
し、その上、良好な貯蔵安定性、環境変化に対する安定
な現像特性(耐環境性)及び連続使用時における十分耐
久性を満足するものは得られていない。
従って、本発明の目的は、以下の1)〜3)の性能を備
えた、高品質で印刷並に優れた色彩再現性を有する電子
写真用現像剤組成物(トナー)を提供することにある。
1)オイル・フィード型等のヒート・ローラ一定着方式
に於いて、各色トナーの溶融混和性に優れている。
2)転写材としてOHP用フィルムを用いた場合、鮮明
でカブリのない光透過性に優れた画像を形成する。
3)OHP用フィルム又は紙等の転写材に対する定着強
度に優れた画像を形成し、且つ十分な定着温度範囲(非
オフセット温度範囲)を示す。
更に、本発明の目的は、帯電性、現像性、転写性、環境
安定性、耐久性、色材分散性及び発色性等の改善された
トナーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、種々検討した結果、電子写真用現像材組
成物の必須成分である熱可塑性樹脂として特定のポリエ
ステルを用いることにより上記目的が達成されることを
知見した。
本発明は、上記知見によりなされたもので、熱可塑性樹
脂を含有する電子写真用現像剤組成物において、熱可塑
性樹脂が、 (A)芳香族ジカルボン酸またはその等傷物を主成分と
するジカルボン酸、及び (B)エーテル化ジフェノールを主成分とするポリオー
ル を反応させて得られる、全体としてのMw/Mnが1.
7〜3.2のポリエステルであることを特徴とする電子
写真用現像剤組成物を提供するものである。
以下、本発明の電子写真用現像剤組成物について詳細に
説明する。尚、以下の記載において、%表示は特に断ら
ない限りは重量基準である。
本発明の電子写真用現像剤組成物は、ジカルボン酸及び
ポリオールを反応させて得られるポリエステルからなる
熱可塑性樹脂を必須成分として含有するものである。ま
た、上記ポリエステル全体には、重量平均分子量(Mw
)と数平均分子量(Mn)との間にM w / M n
の値が1.7〜3.2の関係にある。このM w / 
M nが1.7未満では非オフセット温度範囲が狭く、
実用上問題がある。逆に3.5を超えると各色トナーの
溶融混和性に劣り、且つ転写材としてOHP用フィルム
を用いた場合、光透過性に劣る。尚、上記M w / 
M nは1.9〜3゜0であることが好ましく、2.0
〜2.7であることが更に好ましい。
通常、線状ポリエステルの場合、分子量分布Mw / 
M nは重量平均分子量Mwで決まるが、本発明では高
分子側に広がりをもった分子量分布とすることにより、
定着性と溶融混和性とにバランスをもたせるようにした
ものである。
そして、上記ポリエステル全体としてのMwは、好まし
くは6,000〜18,000、更に好ましくは7,0
00〜15,000、特に好ましくは8゜000〜12
.000である。全体としてのMwが6.000未満で
はトナーの保存時にトナー凝集を起こすため、トナーの
貯蔵安定性に劣る、逆に18.000を超えると定着強
度が低下し、且つ各色トナーの溶融混合性に劣る。
上記ジカルボン酸は、芳香族ジカルボン酸又はその等価
物を主成分とするものであり、該両者の何れか一方が少
なくとも20%以上、好ましくは30%以上含まれるも
のである。
上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸を挙げることができ、また、芳香族
ジカルボン酸の等価物としては、無水フタル酸及び上記
各ジカルボン酸の低分子アルコールとのエステル、例え
ば、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、イ
ソフタル酸ジメチル等を挙げることができる。
また、副成分として含有させることができるジカルボン
酸としては、シェラ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸
を、また、その等価物としては、マレイン酸ジメチル、
マレイン酸ジエチル、無水マレイン酸、フマル酸ジメチ
ルを挙げることができる。
一方、前記ポリオールは、エーテル化ジフェノールを主
成分とするもので、これが少なくとも50%以上、好ま
しくは60%以上含有するものである。
上記エーテル化ジフェノールとしては、下記化学式で表
されるものを挙げることができる。
H3 (式中、Rは02〜C5のアルキレン基を示し、X1y
は何れも1〜10の数である) 上記化学式で表せる化合物の具体例としては、ポリオキ
シエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(4,0)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン等を挙げる事ができる。
また、副成分として含有させることができるポリオール
としは、エチレングリコール、プロピレングリコールを
挙げることができる。
本発明においては、上記ポリエステル(熱可塑性樹脂)
を分子量8.000を境に低分子側ポリエステル及び高
分子側ポリエステルにそれぞれ分離した場合、低分子側
ポリエステルのMwが、好ましくは4,000〜7,5
00、更に好ましくは4.500〜7,000.特に好
ましくは4,700〜6,800であり、また、高分子
側ポリエステルのMwが、好ましくは12.000〜2
5,000、更に好ましくは15.000〜22,00
0、特に好ましくはi s、o o o〜20.000
である。
上記低分子側ポリエステルのMwが4.000未満では
トナーの貯蔵安定性に劣り、逆に8,000を超えると
各色トナーの溶融混和性に劣り、且つ転写材としてOH
Pフィルムを用いた場合の光透過性に劣る。また、上記
高分子側ポリエステルのMwが12.000未満では十
分な定着温度範囲(非オフセット温度範囲)が得られず
、逆に25.000を超えると定着温度が低下し、且つ
各色トナーの溶融混合性に劣る。
そして、上記低分子側ポリエステルとしては、水酸基価
が、好ましくは60〜5、更に好ましくは50〜10、
特に好ましくは45〜15であり、また、酸価が、好ま
しくは5〜0、更に好ましくは4〜0、特に好ましくは
3〜0である。水酸基価が5未満では高温高湿下の現像
性劣下が激しく、逆に60を超えるとキャリアや感光ド
ラムへのフィルミング(汚染)が激しく、耐久性に劣る
。また、酸価が5を超えると高温高湿下の現像性劣下が
激しく、カプリの多い、不鮮明な画質となる。
また、上記高分子側ポリエステルとしては、水酸基価及
び酸価が何も、好ましくは20〜3、更に好ましくは1
5〜4、特に好ましくは10〜5である。水酸基価が3
未満では高温高湿下の現像性劣下が激しく、逆に20を
超えるとキャリアや感光ドラムへのフィルミング(汚染
)が激しく、耐久性に劣る。また、酸価が3未満では顔
料や荷電制御剤の分散性が悪く、トナーの均一性に劣り
、逆に20を超えると高温高湿下の現像性劣下が激しく
、カブリの多い不鮮明な画質となる。
また、上記ポリエステルを構成する上述した特徴を有す
る低分子側ポリエステル及び高分子側ポリエステルの含
有率は、それぞれ好ましくは95〜40%及び5〜60
%、更に好ましくは90〜45%及び10〜55%、そ
れ以上に好ましくは85〜50%及び15〜50%、特
に好ましくは80〜60%及び20〜40%である。低
分子側ポリエステルの含有率が40%未満では十分な定
着強度が得られず、逆に95%を超えると十分な定着温
度箱W(非オフセット温度範囲)が得られない。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて本発明の電子写真用現像剤組成
物を具体的に説明し、その効果を明らかにする。
先ず、後述するトナーを調製するために用いる熱可塑性
樹脂として、以下の実施例1〜6及び比較例1〜3に示
すポリエステルを合成した。
尚、樹脂の各物性値の分析方法は、以下に示す通りであ
る。
a)酸価 クロロホルム/エタノール混合溶媒にサンプルを溶解し
、あらかじめ標定されたN/10水酸化カリウムのエタ
ノール溶液で滴定し、その中和量から算出した。
b)水酸基価 無水酢酸/ピリジン混合溶媒にサンプルを溶解し、あら
かじめ標定されたN/2水酸化カリウムのエタノール溶
液で滴定しその中和量から算出した。
C)分子量(カラム:東ソーGMHを3連装)分子量M
n及びMwの測定は、ゲル・パーミ工−シッン・クロマ
トグラフィー(cpc)にカラム(東ソー製GMHxa
本)を装着し、次の条件で測定した。試料をTHF(テ
トラヒドロフラン)に0.2 w t%の濃度で溶解し
、温度20℃においてl!11/sinの流速で測定し
た。
試料の分子量測定に際しては、該試料の有する分子量が
数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検
量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範囲内に
包含される測定条件を選択した。
実施例ト ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン;722g(2,28モル
) ・テレフタル酸;278g(1,67モル)上記原料化
合物をガラス製21の4つロフラスコに入れ、該フラス
コに温度計、撹拌棒、流下式コンデンサー付き脱水管及
び窒素導入管を備えつけた後、ジブチル オキシドを1
g加えオイルバス中で加熱しながら窒素気流下で前半1
60℃の常圧反応を行い、後半230°Cの減圧反応に
て重合を進めた0反応により生成する水が流出しなくな
った時点で酸価を測定したところ、1.7(KOHmg
/ g )であった。
更に、上記フラスコ中にテレフタル酸を27g(0,1
6モル)を加え、GPCで反応の進行を追跡しながら反
応を続け、Mw値が10,000に達した時点で反応を
停止させ、全体を室温に冷却した。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw;10.600、 MW/M n ; 2.61水
酸基価(KOHmglg) ; 25.9酸  価(K
OHI1g/ g )  ; 5.6また、上記樹脂を
分子ta、oooを境に低分子側と高分子側とに分け、
それぞれに含まれる樹脂を分取し且つその物性を評価し
た。その結果は以下の通りであった。
(低分子側)  (高分子側) Mw            4,900   19.
100水酸基価(KOHmglg)  3 B、 4 
    6.8酸   価(KOHmglg)    
2.9       8.4分取比率〔賀t%)   
  60     40実施例2 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;701g(2,22モ
ル) ・テレフタル酸;299g(1,80モル)上記原料化
合物を実施例1と同様に反応させ、生成する水が流出し
なくなった時点で酸価を測定したところ、Z l (K
OHmgl g )であった。
更に、フラスコ中にテレフタル酸t−Log(0゜06
モル)を加え、GPCで反応の進行を追跡しながら反応
を続け、Mw値が10,000に達した時点で反応を停
止させ、全体を室温に冷却した。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw;10,700、 MW/Mn ; 2.25水酸
基価CKOHB/ g ) ; 19.3酸   価(
KOHmgl g )  ; 2.3また、上記樹脂を
分子量8.OQ Oを境に低分子側と高分子側とに分け
、それぞれに含まれる樹脂を分取し且つその物性を評価
した。その結果は以下の通りであった。
(低分子側)  (高分子側) Mw        7.200  18.800水酸
基価(KOH+sg/g)  24.6     7.
3酸  価(KOH閘g/g)    0.9    
   5.2分取比率[wt%]     TO30実
施例3 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;661g(2,09モ
ル) ・ポリオキシエチレン(4,O) −2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン;17g(0,04モ
ル) ・テレフタル酸;276g(1,66モル)上記原料化
合物を実施例1と略同様の条件下でエステル交換反応さ
せ、生成する水が流出しなくなった時点で、更に、テレ
フタル酸21g(0,13モル)とエチレングリコール
1.2g(0,02モル)とを加え、GPCで反応の進
行を追跡しながら反応を続け、Mw4Mが10,000
に達した時点で反応を停止させ、全体を室温に冷却した
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw;10,550、 MW/M n ; 2.37水
酸基価(KOHmgl g )  ; 25.6酸  
価(KOHmgl g )  ;  1. OKOHm
gl gまた。上記樹脂を分子量a、oooを境に低分
子側と高分子側とに分け、それぞれに含まれる樹脂を分
取し且つその物性を評価した。その結果は以下の通りで
あった。
(低分子側)  (高分子側) Mw        6,000  19.000水酸
基価(KOHB/g)  32.1     8.4実
施例4 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;708g(2,24モ
ル) ・テレフタル酸;292g(1,76モル)上記原料化
合物を実施例1と同様に反応させ、生成する水が流出し
なくなった時点で酸価を測定したところ、1.4〔にO
Hmgl g )であった。
更に、テレフタル酸12g(0,07モル)を加え、G
PCで反応の進行を追跡しながら反応を続け、Mw値が
s、o o oに達した時点で反応を停止させ、全体を
室温に冷却した。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw;8.700、 MW/M n ; 2.03水酸
基価(KOHmgl g ) ; 25.8酸  価(
KOHmgl g )  i 2.8また、上記樹脂を
分子量8.000を境に低分子側と高分子側とに分け、
それぞれに含まれる樹脂を分取し且つその物性を評価し
た。その結果は以下の通りであった。
Mw 水酸基価(KOHmglg) 酸  価(KOH+wg/g) 分取比率(wt%〕 実施例5 (低分子側)  (高分子側) 6.200  16,100 30、9    10.6 2.1     4.3 75    25 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;722g(2,28モ
ル) ・テレフタル酸;278g(1,67モル)上記原料化
合物を実施例1と同様に反応させ、生成する水が流出し
なくなった時点で酸価を測定したところ、1.9 (K
OHmgl g )であった。
更に、テレフタル酸34g(0,2モル)を加え、GP
Cで反応の進行を追跡しながら反応を続け、Mw値が1
2,000に達した時点で反応を停止させ、全体を室温
に冷却した。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw;12,300、 MW/M、n ; 2.85水
酸基価(KOHmglg)  ; 24.5酸  価(
KOHmgl g )  ; 4. I KOHtag
/ gまた、上記樹脂を分子量8,000を境に低分子
側と高分子側とに分け、それぞれに含まれる樹脂を分取
し且つその物性を評価した。その結果は以下の通りであ
った。
(低分子側)  (高分子側) Mw         5,000  19.500水
酸基価(KOHmglg)  39.9     6.
2酸  価(KOHmglg)    2.6    
   4.6分取比率(wt%)     50   
  50比較例ト ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン;576g(1,82モル
) ・テレフタル酸;424g(2,55モル)上記原料配
合物を実施例1と同様に反応させ、生成する水が流出し
なくなった時点で、室温に冷却し反応を停止させた。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw ; 5.600     MW/Mn ; 1.
63水酸基価(KOHmglg)  ;  2.5酸 
 価(KOH鍋g/g);52.0比較例2 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビ゛ス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン;682g(2,16
モル) ・テレフタル酸;271g(1,63モル)・フマル酸
;    47g(0,41モル)上記原料配合物を実
施例1と同様に反応させ、生成する水が流出しなくなっ
た時点で、室温に冷却し反応を停止させた。
得られた樹脂全体の特性は以下の通りであった。
Mw=26,000   Mw/Mn=3.35水酸基
価(KOHmglg)  ; 10.8酸  価(KO
Hmglg)  ;   1.3比較例3 ・ポリオキシエチレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン;574g(1,82モ
ル) ・テレフタル酸;159g(0,96モル)・1.2.
4−ベンゼントリカルボン酸;267g (1,27モ
ル) 上記原料配合物を実施例1と同様に反応させ、生成する
水が流出しなくなった時点で、室温に冷却し反応を停止
させた。
Mw=14,400    Mw/Mn=5.85水酸
基価(KOHmg/g)  ; 17.0酸   価(
KOHmg/g)  ;   9.6次に、前述の実施
例1〜6及び比較例1〜3でそれぞれ合成した樹脂(ポ
リエステル)をバインダーとする二成分系のトナー(電
子写真用現像剤組成物)を下記調製法により調製し、各
トナーについて上記表2に記載しである各評価を実施し
、その結果を同様の該当欄に併記した。
(トナーの調製法) 上記表1の配合に従って、前記樹脂及び着色剤の所定量
をそれぞれ秤量し、該両者をヘンシェル・ミキサーで混
合した後、バンバリー・ミキサーで溶融混練した0次い
で、冷却後の上記混練物をハンマーミルで粗粉砕し、ジ
ェット・ミルで微粉砕した後、風力分級機にて分級し、
5〜20μmの英仏粒子からなる上記表1に記載した各
種トナーとした。
(以下余白) 表1 配合;重量部 注)上記表2の各欄に記載の物性の評価方法及びその評
価基準は以下に示す通りである。尚、評価には、キャノ
ン社製3500の複写機を改造した装置を用いた。
(イ)熔融混和性、OHP用フィルムに2色のトナーを
定着させたベタ定着部において、色分解用フィルターを
通しての透過光濃度値を測定し、色相誤差と濁りの少な
いものを良とした。
(0)光透過性、OHP用フィルムに定着させた各色ト
ナーのベタ定着部において、透過光の色差を測定し、透
過光色差と反射光色差の変化の少ないものを良とした。
(八)定着強度;130°Cで転写紙に定着させた画像
をキムワイプ摺擦した場合の耐摺擦製の程度を、画像の
反射濃度低下率で示した。85%以上を良とした。
(ニ)定着領域;上記定着強度試験において、加熱定着
ロールの温度を変化させ、定着強度が85%以上で且つ
オフセット(ロール汚れ)がない定着温度領域を示した
(ネ)貯蔵安定性;試料20gを50ccのプラスチッ
ク容器に入れ、温度50℃±1°Cの恒温水槽中に16
時間静置した後のトナー凝集の程度を42メンシユ金網
でふるったときの重量で比較した。
(へ)耐環境性;低温低湿下(10℃・20%RH)及
び高温高湿下(35°C・85%RH)における現像性
を常温常温下(20°C・60%RH)の場合と比較し
、鮮明でカブリのないものを良とした。
(ト)耐久性i10,000枚連続現像時点におけるキ
ャリアや感光ドラムへのトナー等のフィルミング(汚染
)の程度により比較した。
上記表2より、本発明のトナー(実施例1〜6の樹脂を
バインダとして使用)は、比較例の場合に比べ、総合的
に優れた性能を有していることが判る。
以上、本発明について実施例に基づいて具体的に説明し
たが、本発明の電子写真用現像剤組成物は前記実施例に
示したものに限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない
例えば、本発明の電子写真用現像剤には、主要成分とし
て、前述したポリエステル及び着色剤を用いる他に、通
常用いられる成分として、オフセット防止剤、その他の
添加剤を適宜含有させ、また、必要に応じて適量の荷電
制御剤を含有させることも可能である。
また、上記電子写真用現像剤は、キャリアを併用する二
成分系現像剤に限らず、単独使用する一成分系現像剤と
しても好適に使用可能である。
〔発明の効果〕
本発明の電子写真用現像剤組成物は、以下の1)〜3)
の性能を備えた、高品質で印刷差に優れた色彩再現性を
有している。
1)オイル・フィード型環ヒート・ローラ一定着方式に
於いて、各色トナーの溶融混和性に優れている。
2)転写機としてOHP用フィルムを用いた場合、鮮明
でカブリのない光透過性に優れた画像を形成する。
3)OHP用フィルム又は紙等の転写材に対する定着強
度に優れた画像を形成する。
また、本発明の電子写真用現像剤組成物は、帯電性、現
像性、転写性、環境安定性、耐久性、色材分散性及び発
色性等が一段と改善されている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂を含有する電子写真用現像剤組成物
    において、熱可塑性樹脂が、 (A)芳香族ジカルボン酸またはその等価物を主成分と
    するジカルボン酸、及び (B)エーテル化ジフェノールを主成分とするポリオー
    ル を反応させて得られる、全体としてのMw/Mnが1.
    7〜3.2のポリエステルであることを特徴とする電子
    写真用現像剤組成物。
  2. (2)芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸である請求項
    (1)記載の電子写真用現像剤組成物。
  3. (3)エーテル化ジフェノールが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、RはC_2〜C_3のアルキレン基を示し、x
    、yは何れも1〜10の数である〕 で表わされる請求項(1)記載の電子写真用現像剤組成
    物。
  4. (4)ポリエステル全体としてのMwが6,000〜1
    8,000である請求項(1)記載の電子写真用現像剤
    組成物。
  5. (5)ポリエステルを分子量8,000を境に低分子側
    ポリエステル及び高分子側ポリエステルにそれぞれ分離
    すると、 低分子側ポリエステルのMwが4,000〜7,500
    、高分子側ポリエステルのMwが12,000〜25,
    000である請求項(1)記載の電子写真用現像剤組成
    物。
  6. (6)低分子側ポリエステルの水酸基価が60〜5で且
    つ酸価が5〜0であり、高分子側ポリエステルの水酸基
    価が20〜3且つ酸価が20〜3である請求項(5)記
    載の電子写真用現像剤組成物。
  7. (7)低分子側ポリエステルが95〜40重量%であり
    、高分子側ポリエステルが5〜60重量%である請求項
    (5)記載の電子写真用現像剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158282A (ja) * 1991-06-11 1993-06-25 Canon Inc カラートナー及びカラー画像形成方法
JPH0950150A (ja) * 1995-05-31 1997-02-18 Canon Inc 静電荷像現像用トナー及びその製造方法
KR100847552B1 (ko) * 2000-07-13 2008-07-21 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 표시장치
JP2008182967A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Shimano Inc 釣り情報表示装置

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