JPH03122102A - 光重合触媒組成物 - Google Patents

光重合触媒組成物

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JPH03122102A
JPH03122102A JP26019889A JP26019889A JPH03122102A JP H03122102 A JPH03122102 A JP H03122102A JP 26019889 A JP26019889 A JP 26019889A JP 26019889 A JP26019889 A JP 26019889A JP H03122102 A JPH03122102 A JP H03122102A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(イ)発明の目的 [産業上の利用分野コ 本発明は、金属部品、セラミック部品及びプラスチック
部品の接着、密封、シール或いは嵌合部の固定等に使用
される光硬化性組成物に配合するα−ジケトン及びシラ
ン化合物からなる光重合触媒組成物に関するものである
。 [従来の技術] 従来から知られている光硬化性組成物は、ラジカル重合
可能なビニル化合物を主成分とする組成物に光重合触媒
を配合したものである。このような光硬化性組成物とは
遮光されている間は硬化せず、長期間安定であるが、使
用に際して紫外線或いは可視光線を照射することによっ
て重合硬化させようとするものである。 しかしながら、光重合反応は、光の照射を直接受けた面
から進行するため、光照射された光硬化性組成物の表面
は硬化しても、深部では硬化反応が不十分となり、硬化
体の性状が不均一となり易い、特に、人体への安全性の
面から歯科関係で臨床的に用いられている可視光線の場
合、光エネルギーが小さいためこの様な傾向は更に強い
。その結果、光の照射面から離れた硬化体と被着体との
境界面において未重合のビニル化合物が残存し易くなる
ため、被着面との密着性が十分に得られなかったり、あ
るいは環境試験下に曝した際に、未重合ビニル化合物が
ブリードし、徐々に密着強度が低下するという問題があ
る。 上記、光重合触媒としてベンゾイン系化合物としてベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル等;カルボニル化合物としてカンファーキノン
、ベンジル、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ミヒラ
ーズケトン等;アゾ化合物としてアゾビスイソブチロニ
トリル、アゾジベンゾイル等;硫黄化合物としてジベン
ゾチアゾリルスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド等積々の化合物があるが、これら光重合触媒を用
いた場合、いずれの光重合触媒も、感度が低いため、前
記した問題を解決するには至っていない。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者らは、ラジカル重合性のビニル化合物に配合し
、紫外線或いは可視光線を照射すると、光の照射を直接
受けた面ばかりでなく、深部までも硬化反応が進行する
ため、上記問題を解決し得る光重合触媒組成物及び光硬
化性組成物を提供することを課題とする。 (ロ)発明の構成 [課題を解決する為の手段] 本発明者らは上記t1題を解決する手段として、光重合
触媒としてα−ジケトンとシラン化合物からなる組成物
をラジカル重合可能なビニル化合物に配合し、光を照射
することによって速やかに硬化し、かつ深部まで硬化す
ることを見出し、本発明を完成するに到った。 即ち、本発明は下記成分(1)及び成分(II)からな
る光重合触媒組成物及びこの光重合触媒組成物とラジカ
ル重合性ビニル化合物からなる光硬化性組成物である。 成分〔I〕 :α−ジケトン 成分〔■):分子内に基−5iHRaRb及び/又は−
3iHRc−構造を有するシラン化合物。 (ただし、Ra、、Rb及びRcは、水素或いは同種又
は異種の置換もしくは非置換アルキル基、アルケニル基
、アリール基、アルコキシ基又はアシロキシ基である。 ) 以下に、本発明に係る光重合触媒組成物及びその光重合
触媒組成物を含む光硬化性組成物を構成する各成分の詳
細について説明する。 〈α−ジケトン〉 本発明で用いるα−ジケトンは、近紫外〜可視領域の光
を吸収して光重合開始剤の働きをするものであり、特に
下記の一般式(A)で示されるものが好ましい。 X−C−C−Y    −−−−−−−−−−−(A)
111  0 (ただし、X及びYは同種又は異種の置換もしくは非置
換アルキル基、アルケニル基又はアリール基で、X及び
Yは互いに結合して環状構造を形成してもよい、) 本発明に用いるα−ジケトンの具体例としては、カンフ
ァーキノン、ベンジル、α−ナフチル、アセトフェン、
p、 p’−ジメトキシベンジル、plp−ジクロロペ
ンジルビアセチル、ペンタンジオン、1.2−フェナン
トレンキノン、1.4−フェナントレンキノン、3.4
−フェナントレンキノン、9.10フエナントレンキノ
ン及びナフトキノン等があり、これらに限定されるもの
でない0本発明に用いるα−ジケトンは上記α−ジケト
ンを一種あるいは二種以上混合して用いることができる
。特に好適なα−ジケトンはカンファーキノンである。 くシラン化合物〉 本発明において、α−ジケトン以外に触媒成分として使
用する成分(TI)は光重合促進剤であり、分子内に基
−3i[RaRb及び/又は−3iHRc−構造を有す
るシラン化合物(ただし、Ra、 Rb及びReは、水
素或いは同種又は異種の置換もしくは非置換アルキル基
、アルケニル基又はアリール基である。)である。 本発明におけるシラン化合物は、分子内にSi原子を2
個以上有する場合、 Si  Si−結合或いは一3i
−Z−Si−結合(Zは、例えば酸素原子、窒素原子、
アルキル基、アリール基等、二価以上の基の残基である
。)を有しており、少なくとも1つのSiが、基−3i
HRaRb又は5iHRc−構造を有していれば良い。 なお、水素、上記Ra5Rb及びRc以外にSiと結合
するものに特に制限はないが、塩素原子等のハロゲン原
子は、光重合促進剤としての効果を低下させる傾向があ
るので好ましくない。 シラン化合物の1分子を構成するSi原子の数に関する
制限は特になく、本発明の成分(n)である光重合促進
剤として使用する好ましいシラン化合物の具体例として
は、メチルシラン、エチルシラン、ブチルシラン、ヘキ
シルシラン、エチルジメチルシラン、ジエチルシラン、
トリメチルシラン、トリエチルシラン、ヘキシルシラン
、オクタデシルシラン、フェニルシラン、ジフェニルシ
ラン、トリフェニルシラン、メチルフェニルシラン、フ
エニルジメチルシラン、ジフェニルメチルシラン、フエ
ニルジエチルシラン、フエニルジプロピルシラン、ベン
ジルジメチルシラン、p−ビス(ジメチルシリル)ベン
ゼン、1,1.1〜トリメチルジシラン、トリス(ジメ
チルシリル)アミン、ジエチル(ジメチルシリル)アミ
ン、メチルジアセトキシシラン、ヘキサメチル−1,5
−ジヒドロトリシロキサン、メチルジメトキシシラン、
ジメチルエトキシシラン、ジェトキシシラン及びトリエ
トキシシラン等がある。しかしこれらに限定されるもの
でない。 一方、有機質と無機質との接着性を高めるために使用さ
れるシランカップリング剤は、−S式A  5i−Bs
で表され(ただし、Aは有機質と反応する官能基、即ち
ビニル基、アミノ基、ハロゲン基、エポキシ基、メルカ
プト基又は水酸基を含む炭素鎖であり、Bは無機質と結
合する基、即ちクロル基又はアルコキシ基を示す、)、
本発明のシラン化合物と構造上類似しているが、Si原
子と結合した水素原子を有していないので、光重合促進
剤としての機能を発揮するものではない。 上記シランカップリング剤の具体例としては、ビニルト
リメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、トリメチルクロルシラン、
T−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、3−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−ヒドロキシ
プロピルトリメトキシシラン及びn−オクタデシルトリ
メトキシシラン等がある。 光重合促進剤である上記シラン化合物は、一種或いは二
種以上混合して用いることができる。 本発明の光重合触媒組成物を構成するα−ジケトンと光
重合促進剤の混合割合は、使用する条件によって異なる
が、好ましくはα−ジケトン1〜99重量%、光重合促
進剤99〜1重量%の範囲であり、更に好ましくはα−
ジケトン2〜90重量%、光重合促進剤98〜10重量
%の範囲である。 本発明の光重合触媒組成物をラジカル重合可能なビニル
化合物の光重合に用いる場合、当該ビニル化合物に配合
する量は、使用する条件によって異なるが、好ましくは
当該ビニル化合物100重量部(以下単に部という)当
たり光重合触媒組成物を0.01〜30部、更に好まし
くは0.05〜20部配合するとよい。 本発明で使用される上記光重合促進剤が重合に際してど
のように作用するかは明らかではないが、本発明者らは
、近紫外〜可視領域の光を吸収して、励起したα−ジケ
トンの分解およびラジカル発生を促進するものと考えて
いる。 〈ラジカル重合可能なビニル化合物〉 本発明の光重合触媒組成物を配合して光を照射すること
によりラジカル重合させることが可能なビニル化合物に
は、特に限定はないが、具体的に例示すれば、以下のビ
ニル化合物がある。 [ビニル化合物■] 0式で示される(メタ)アクリレート。 式中、R1は水素又は−CH,を示し、R2は炭素数2
〜4の直鎖もしくは分枝アルキル基の任意の箇所の水素
の一個又は二個以上を−〇H基及び/又はハロゲン原子
で置換した置換アルキル基を示す。 このような一般式■の(メタ)アクリレートは、具体的
には2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1.2−ジ
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが挙
げられる。 [ビニル化合物■] 0式 0式で示される(メタ)アクリレート。 式中、R3は水素、−CH,、−C,H,、CH,OH
又は 1 を示し、式中、R4は水素、OH又は を示し、mは1〜8の整数を示し、nは1〜2゜の整数
を示し、pは0またはlを示す。 一般式■の(メタ)アクリレートは、具体的には、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1.2−プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジグリセロールジ(メタ
コアクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
ジ−グリセロールテトラ(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。 [ビニル化合物■] 0式 0式で示される(メタ)アクリレート。 式中、R5及びR6は水素又は炭素数1〜8のアルキル
基を示し、R′及びRI+は炭素数2〜8の炭化水素基
を示し、mは1〜10の整数を示す。 上記一般弐〇の(メタ)アクリレートは具体的には、2
.2−ビス(4−メタクリロキシジェトキシフェニル)
プロパン、22−ビス(4−アリロキシジェトキシフェ
ニル)プロパン、2.2−ビス(4−メタクリロキシト
リエトキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−ア
クリロキシペンタエトキシフェニル)プロパン、2.2
−ビス(4−メタクリロキシへキサエトキシフヱニル)
プロパン、2.2−ビス(4−アクリロキシへブタエト
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリ
ロキシオクタエトキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(4−アクリロキシジプロポキシフェニル)プロパン
、2.2−ビス(4−メタクリロキシトリプロポキシフ
ェニル)プロパン、2.2−ビス(4−アクリロキシジ
ブトキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4メタク
リロキシオクタブトキシフエニル)プロパン、2−(4
−メタクリロキシジェトキシフェニル)−2−(4−メ
タクリロキシトリエトキシフェニル)プロパン、2−(
4−アクリロキシジプロポキシフェニル)−2−(4−
アクリロキシトリエトキシフェニル)プロパン等でアル
。 [ビニル化合物■] −・−・−・−・0式 0式で示される(メタ)アクリレート。 式中、R’は水素又は炭素数1〜4の炭化水素基を示し
、nはOまたは1〜1oの整数を示す。 上記一般式■の(メタ)アクリレートは具体的には、ジ
シクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
テニルオキシメチル(メタ)アクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロ
ペンテニルオキシプロピル(メタ)アクリレート等であ
る。 [ビニル化合物■] CHz=CCOR” ■式で示される(メタ)アクリレート。 式中、R”は水素又は炭素数1〜18のアルキル基、あ
るいは炭素数5〜20のシクロアルキル基、フェニル基
、テトラヒドロフルフリル基、又はこれらの基を含む炭
素数5〜20のアルキル基を示す。 上記一般式■の(メタ)アクリレートは具体的には、メ
タクリル酸、アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート
、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロ
フルフリル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート
、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。 [ビニル化合物■] R’OOH I CH,−C−C−0−R”−’O−R”   −一・■
式■式で示される(メタ)アクリレート。 式中、RI +は炭素数2〜18の炭化水素基、BIz
は炭素数1〜18の炭化水素基を示す。 上記一般弐〇の(メタ)アクリレートは具体的には、2
−ヒドロキシ−3−フェノキシプロビル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキサノキシ−β−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフロキシ−β
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ノニルオ
キシ−β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等
が挙げられる。 [ビニル化合物■] R100 111 CHt””CCOCHz  COR120式 0式で示される(メタ)アクリレート。 式中、RI3は炭素数1〜20のアルキル基、ビニル基
、アリール基、アルコキシアルキル基を示す。 上記一般弐〇の(メタ)アクリレートは具体的には、メ
トキシカルボニルメチル(メタ)アクリレート、エトキ
シカルボニルメチル(メタ)アクリレート、ヘプトキシ
カルボニルメチル(メタ)アクリレート、イソプロポキ
シカルボニルメチル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。 [ビニル化合物■] 0式 0式で示す(メタ)アクリレート。 式中、RI4は炭素数1〜20の炭化水素基を示し、m
は1〜10の整数、nは1又は2である。 ・・−・・−・・−・0式 0式で示す(メタ)アクリレート。 式中、mは1〜10の整数、nは1又は2である。 上記一般式■、及び■の(メタ)アクリレートは具体的
には、アシッドホスホオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピル(
メタ)アクリレート、アシッドホスホオキシプロピル(
メタ)アクリレート等が挙げられる。 [ビニル化合物0] 下記[相]−1,@)−2で示される(メタ)アクリロ
イルオキシ基を有するウレタンプレポリマー[相]−1
=水酸基を有する(メタ)アクリレート、有機イソシア
ネートとの反応生成物である(メタ)アクリロイルオキ
シ基を有するウレタンブレボILマー [相]−2:水酸基を有する(メタ)アクリレート、有
機イソシアネート、3価以上のポリオールおよび/また
はジオールとの反応生成物である(メタ)アクリロイル
オキシ基を有するウレタンプレポリマー [その他ビニル化合物1 以上のビニル化合物以外に、本発明の光重合触媒を配合
させることができるものとして、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエー
テル等のビニルエーテル類;スチレン、ビニルトルエン
、α−メチルスチレン、クロルメチルスチレン、スチル
ベンゼン等のアルケニルベンゼン類;その他N−ビニル
ピロリドン等が挙げられるがこれらに限定されるもので
はない。 上記ラジカル重合可能なビニル化合物を一種或いは二種
以上混合して用いることができる。 く所望添加成分〉 本発明の組成物には、以上に述べた各成分の他に、種々
の目的で各種物質を添加してもよい。例えば、安定性を
向上させる目的でニトロ化合物、ニトロソ化合物及びキ
ノン類(例えば、ハイドロキノン及びハイドロキノン・
モノメチルエーテル等)を、着色の目的で染料や顔料を
、チクソトロピー性付与の目的でシリカ等のチクソトロ
ピー化剤を、増粘や増量の目的でアクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂及びシリカ等をそれぞれ配合する
事ができる。 更に、熱重合性あるいは嫌気重合性を付与する目的で、
有機過酸化物を配合してもよい。 本発明にかかる組成物の調製は、上記各成分を常温又は
加温下で混合溶解することによって容易に行うことがで
きる。 く硬化方法〉 本発明の光重合触媒組成物を配合した光硬化性組成物を
硬化する方法は、従来の技術に従えばよく、光源として
は、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンラン
プ、ハロゲンランプ等を使用することができる。 [実施例及び比較例] 以下、実施例及び比較例により更に詳しく本発明の詳細
な説明する。 実施例1〜18及び比較例1.2 調合容器の周囲を下記に示すようにアルミ箔で覆うこと
により遮光し、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト100部に、表1に示される組成となるように所定の
光重合触媒を配合し、80°Cで加熱しながら混合撹拌
することにより、均一な調合液とし、光硬化性組成物を
調製した。このようにして得た光硬化性組成物を用いて
、厚膜硬化性及び硬化物の硬度に関する光硬化性を評価
した。
【光硬化性の評価】
(厚膜硬化性の評価方法) (1)底蓋が付いており、上側が開放になっている内径
5■、長さ40mmのポリエチレン製チューブの外側を
アルミホイルで覆って遮光する。 (2)光硬化性組成物を当該チューブの上端まで注入す
る。 (3)当該光硬化性組成物表面から上側21離した位置
から光を10秒間照射した後、光硬化性組成物硬化物の
厚さを測定。 なお、このとき光照射装置として以下のものを使用した
。 メーカー;ショーツ(S)IOFtl )機種;デイラ
イト2 (Daylightlamp2 、光フアイバ
ー型) 使用ランプ; シルハニ7  EFR/15V−150
Wこのランプの3種の波長における 照度は以下のとおりである。 365部w+   :     0.08111w7c
m”405nvs :  251  +sw/cm”4
36na+ :  41  mw/cm”(硬化物の硬
度の評価方法) (1)底蓋が付いており、上側が開放になっている内径
5 m+w、深さ4mmのポリエチ製チューブを用意す
る。 (2)光硬化性組成物を当該チューブの上端まで注入す
る。 (3)当該光硬化性組成物表面から上側21離した位置
から光を10秒間照射した後、光硬化性組成物硬化物を
チューブから取り出し、当該硬化物の表面(光が入射し
た側)硬度と、裏面硬度をショア硬度計を用いて測定す
る。 このとき使用した光照射装置は、硬化膜厚の測定におい
て使用したものと同じであり、硬度計は以下のものを使
用した。 メーカー;上品製作所 モデル、HD−104N 型式;ショアー(SHORE)D 規格、ASTMD−2240 以上のようにして得た光重合触媒組成物の評価(ハ)発
明の効果 本発明の光重合触媒組成物は、従来の触媒に比較して光
重合活性が著しく改善されたものであり、本発明の光重
合触媒組成物をラジカル重合可能なビニル化合物に配合
して得られる光硬化性組成物は、光照射により優れた厚
膜硬化性を発現し、かつ硬化物は高い硬度ををする。 即ち、本発明に係る光重合触媒組成物は、塗料、接着剤
、充填剤、シール剤又は成形材料等の光硬化性組成物の
光重合を促進するものとして極めて有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記成分〔 I 〕及び成分〔II〕からなる光重合触
    媒組成物。 成分〔 I 〕:α−ジケトン 成分〔II〕:分子内に基−SiHRaRb及び/又は−
    SiHRc−構造を有するシラン化合物。 (ただし、Ra、Rb及びRcは、水素或いは同種又は
    異種の置換もしくは非置換アルキル基、アルケニル基、
    アリール基、アルコキシ基又はアシロキシ基である。) 2、ラジカル重合性ビニル化合物と請求項第1項記載の
    光重合触媒組成物からなる光硬化性組成物。
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