JPH03120787A - フレキシブルプリント配線板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の製造方法

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JPH03120787A
JPH03120787A JP25833189A JP25833189A JPH03120787A JP H03120787 A JPH03120787 A JP H03120787A JP 25833189 A JP25833189 A JP 25833189A JP 25833189 A JP25833189 A JP 25833189A JP H03120787 A JPH03120787 A JP H03120787A
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wiring board
resin
flexible printed
printed wiring
polyimide
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JP25833189A
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Makoto Shimose
真 下瀬
Makoto Shirakawa
誠 白川
Takashi Watanabe
尚 渡辺
Akira Tokumitsu
明 徳光
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安価でかつ耐熱性及び屈曲性に優れたフレキ
シブルプリント配線板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、フレキシブルプリント配線板(以下、FPCと略
す)は、ポリイミドやポリエステル等のフィルムを接着
剤を介して、金属箔に積層されて■ − なるフレキシブルプリント配線板用基板に回路を形成し
た後、接着剤層のカバーレイフィルムをラミネートし、
又はソルダーレジストインクを印刷することにより、回
路を保護し製造している。
しかしながら、このような方法で得られるFPCは一般
に耐熱性の低い接着剤層を有しているため、製品全体と
して耐熱性の低いものしか得ることができないという問
題点がある。さらにはカバーレイフィルムをラミネート
して回路を保護する方法には、工程が繁雑であり加工に
手間がかかるほか、寸法精度が悪く、結果として製品の
歩留が悪く、製造コストが高くなるという問題点がある
また、ソルダーレジストインクを印刷する方法には、製
造コストは安価であるが、耐屈曲性等の機械的特性の面
で劣り、その利用範囲が限定されてしまうという問題点
がある。
かかる問題点を解決するため、特開平1−146.96
4等に見られるように、耐熱性樹脂であるポリパラバン
酸を含むフレキシブルプリント配線板のカバーコート用
組成物などが提案されているが、この場合には実施例中
に見られるように、接着剤層を有するフレキシブルプリ
ント配線板用基板を使用しているため、耐熱性の面で問
題が残り、特にカバーコート用組成物を硬化させる際、
基板が大きく熱収縮してしまうため、しわ、縮み等の発
生が多く、実用上支障をきたすという問題がある。
そこでこれらの問題点が解決できる安価で信頼性の高い
フレキシブルプリント配線板を製造する方法が望まれて
きた。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明者は、かかる問題点を解決するため鋭意
研究を重ねた結果、実質的に耐熱性の低い接着剤層を有
さないフレキシブルプリント配線板用基板に回路を形成
した後、ポリイミド系樹脂又はポリイミド系前駆体樹脂
を含む組成物を塗布し、硬化させて、FPCを製造する
ことによりこれらの問題点を解決できることを見出し、
本発明を完成した。
従って、本発明の目的は、耐熱性や高い屈曲性を有する
安価なFPCの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、フィルム状の耐熱性樹脂と導体が
直接積層されてなるフレキシブルプリント配線板用基板
に回路を形成した後、ポリイミド系樹脂又はポリイミド
系前駆体樹脂を含む組成物を塗布し硬化して、回路上に
保護被膜を形成することを特徴とするフレキシブルプリ
ント配線板の製造方法である。
ここでいうフィルム状の耐熱性樹脂と導体が直接積層さ
れてなるフレキシブルプリント配線板用基板とは、導体
を除去して得られるフィルムが実質的に耐熱性樹脂のみ
からなるものである。そして、その製造方法としては、
導体上に直接耐熱性樹脂溶液又はその前駆体溶液を塗布
し、さらに硬化させる方法、耐熱性樹脂フィルム上に蒸
着あるいはメツキ等により導体層を形成する方法、耐熱
性樹脂フィルムと導体を耐熱性を有する接着剤で貼り合
わせる方法等が挙げられる。そしてここでいう耐熱性樹
脂とはガラス転移温度が200°C以上であるものであ
り、好ましくはポリイミド系樹脂である。そしてポリイ
ミド系樹脂とは、その構造中にイミド基を有するもので
あり、例としてはポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ
エーテルイミド、ポリエステルイミド、ポリシロキサン
イミド等を挙げることができる。また導体としては、銅
、鉄、ニッケル、アルミニウム等の金属が使用できる。
本発明におけるフレキシブルプリント配線板用基板への
回路形成は任意の方法が可能であるが、エツチングによ
る回路形成が簡便であり好ましい。
このようにして、得られた回路形成後のフレキシブルプ
リント配線板用基板にポリイミド系樹脂又はポリイミド
系前駆体樹脂を含む組成物を塗布しさらに硬化して保護
被膜を形成し、FPCを製造するわけであるが、この際
組成物のうちの揮発分を除いた成分100重量部中40
重量部以上がポリイミド系樹脂又はポリイミド系前駆体
樹脂であることが好ましい。40重量部未満では得られ
た保護被膜の耐熱性及び機械的特性が低下する。
また、本発明においては、ポリイミド系樹脂又はポリイ
ミド系前駆体樹脂を含む組成物を硬化して得られる被膜
の線膨張係数が4.0X10−5(1/K)以下である
ことが、カールのない、フラットなFPCを得る上で好
ましい。そして、このような低熱膨張性の被膜を得るた
め、ポリイミド系樹脂又はポリイミド系前駆体樹脂とし
ては、より好ましくは硬化後に下記一般式(1) (式中R1〜R8は水素、ハロゲン、低級アルキル基、
低級アルコキシ基から選ばれるいずれかを示しそのうち
R3−R6の少なくとも1つは低級アルコキシのいずれ
かを示す)で表される構成単位を含むポリアミドイミド
樹脂を与えるものが挙げられる。
他の好ましい例としては、硬化後に、下記一般式(2) (式中R8〜R12は水素、ハロゲン、低級アルキル基
、低級アルコキシ基、ニトロ基、ニトリル基から選ばれ
るいずれかを示す)で表される構成単位を含むポリイミ
ド樹脂を与えるものを挙げることができる。
これら一般式(1)及び(2)の樹脂の合成は、特開昭
63−264.632や特開昭60−32.827等の
明細書に記載の方法で行うことができる。また、特開昭
62−280.257等に見られるように、両末端に反
応性の官能基を有するオリゴマーを中間体として使用す
ることもできる。また本発明で使用するポリイミド系樹
脂又はポリイミド系前駆体樹脂を含む組成物は塗布する
ために流動性を有する必要があり、ポリイミド系樹脂又
はポリイミド系前駆体樹脂を溶剤に溶解したものである
ことが好ましい。さらに可撓性付与や流動性改質を目的
として、他の樹脂やフィラーあるいは消泡剤、レベリン
グ剤のような添加剤を加えることも可能である。
そして本発明におけるポリイミド系樹脂又はポリイミド
系前駆体樹脂を含む組成物の塗布は任意の方法が可能で
あるが、スクリーン印刷法を用いた場合が簡便であり好
ましい。
また本発明においては、ポリイミド系樹脂又はポリイミ
ド系前駆体樹脂を含む組成物の硬化は任意の温度で行う
ことが可能である。特にポリイミド系前駆体樹脂を溶剤
に溶解した組成物の場合には、溶剤の乾燥とポリイミド
系前駆体樹脂のイミド化反応を別の温度で行うことが、
低熱膨張化を促進し、カールを防止する意味では好まし
い。また硬化時の発泡を防ぎ、さらには硬化時間を短縮
することを目的として3段階以上の温度で硬化すること
も可能である。あるいは、低い温度から昇温しながら硬
化を行うこともできる。
以上の方法により、耐熱性及び機械的特性に優れたFP
Cの製造が可能である。特に本発明においては保護被膜
のパターン形成をスクリーン印刷法により行うことが可
能であるため、回路との位置合わせが容易であり、同一
ラインで連続生産を行ういわゆる”Roll to R
oll”による製造が可能である。従ってこのような方
法により、FPCの生産性を向上させることが可能であ
り、安価なFPCの製造が可能になる。
また、このように同一ラインでポリイミド系樹脂又はポ
リイミド系前駆体樹脂を含む組成物の塗布及び硬化を行
う場合には、スクリーン印刷機のような塗布装置と硬化
炉を必要とするが、それ以外に必要に応じて金属表面の
研磨装置や酸洗装置を備えつけることも可能である。
また、FPCの生産性を向上させる他の好ましい例とし
ては、回路形成を行ったフレキシブルプリント配線板用
基板に、ポリイミド系樹脂又はポリイミド系前駆体樹脂
を含む組成物を塗布した後、同一ラインで連続的に乾燥
を行い、組成物中の揮発分の50%以上を蒸発させた後
、同筒に巻き取り、更に円筒に巻きつけたまま、より高
温で組成物を硬化させる方法が挙げられる。この方法に
おいては、円筒に巻きつけた状態での組成物の硬化を1
00Torr以下の減圧下で行うことが、硬化時に発生
する揮発分の除去を円滑に行い、さらには保護被膜の劣
化や導体の酸化を防止する上で好ましい。また揮発分の
除去をより円滑に行うために、円筒に巻き取る際にフレ
キシブルプリント配線板用基板とスペーサーを重ねて巻
くことも可能である。スペーサーとしては耐熱性繊維の
織布や不織布、あるいは表面が粗化された金属箔などの
耐熱性を有し、通気性の良いものが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。
線膨張係数は、サーモメカニカルアナライザー(セイコ
ー電子工業■製TMA 100)を使用し、先ず200
℃に昇温した後、10°C/分の速度で冷却し、このと
きめ170℃から70°Cの平均の線膨張率を測定して
算出することにより求めた。
回路の耐折り曲げ試験は、JIS P 8115の方法
に準じて行った。この際の回路の保護被膜は厚さが約2
5趨であり、測定は東洋精機製作新製のMIT耐揉耐力
疲労試験機用し、荷重500g及び曲率半径0.8mm
Rの条件で回路が断線するまで屈曲し、そのときの屈曲
回数を測定することにより行った。
ハンダ耐熱試験は、硬化が十分に終了した試料を300
℃のハンダ浴に1分間浸漬した際のフクレ、ハガレ等の
異常の有無により判断した。
なお、各合成例で使用した略号は下記の通りである。
PMDA :ピロメリット酸二無水物 BPDA : 3.3’ 、 4.4°−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物 BTDA : 3.3’ 、 4.4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルポン酸二無水物 DSDA : 3.3’ 、 4.4’−ジフェニルス
ルホンテトラカルボン酸二無水物 DDE  :4,4’−ジアミノジフェニルエーテルB
APP : 2.2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン MABA : 2’−メトキシ−4,4′−ジアミノベ
ンズアニリド p−PDA:p−フェニレンジアミン DMAC: N、 N−ジメチルアセトアミドNMP:
N−メチル−2−ピロリドン 合成例1 内容積51のオートクレーブに毎分1ρの窒素を流しな
がら、MABA: 0. 65mol、 DDB: 0
゜35mol及びDMAC: 2. 57kgを加え、
冷却下に攪拌しながら、PMDA: 0. 99mol
を加えた。室温で約2時間攪拌を続け、重合反応を行っ
たところ、粘稠なポリアミドイミド前駆体樹脂溶液を得
た。
次に重合反応で得られた樹脂溶液100重量部に、体質
顔料としてシリカ微粒子(日本アエロジル■製、アエロ
ジル200) 5重量部、可撓性付与剤として、線状飽
和ポリエステル樹脂(東しく掬製、ケミット R−70
) 5重量部、さらに消泡剤、レベリング剤を加えて、
三本ロールミルで混練し、組成物Aを得た。
組成物Aをアプリケータでガラス板上にコーティングし
、130℃で30分間溶媒乾燥を行った後、300℃で
30分間イミド化反応を行って厚さ25趨のフィルムを
得た。得られたフィルムの線膨張係数は2 、 2 x
 10−5(1/K)であった。
合成例2 合成例1と同様に、l1l−PDA: o、  8mo
L DDB: 0.2moL NMP: 2.38kg
及びBPDA:0゜99molを用いて重合反応を行い
、粘稠なポリイミド前駆体樹脂溶液を得た。
次に重合反応で得られた樹脂溶液100重量部に体質顔
料としてフタロシアニンブルー5重量部、可撓性付与剤
として線状飽和ポリエステル樹脂(グツドイヤー社製V
PE−5545) 5重量部、さらに消泡剤、レベリン
グ剤を加えて組成物Bを得た。
組成物Bより得られた厚さ25Aのフィルムの線膨張係
数は、2 、 7 X 10−5(1/K)であった。
合成例3 合成例1と同様にMABA: 0. 7mol 、 B
APP: 0゜2mol 、 DDE: 0. 1mo
l、DMAC:3゜11kg。
PMDA:  0. 6mol  、DSDA:  0
. 2mol  、BTDA:  0゜2molを用い
て重合反応を行い、粘稠なポリアミドイミド前駆体樹脂
溶液を得た。
次に、重合反応で得られた樹脂溶液100重量部に、可
撓性付与剤として、ニトリルゴム(日本ゼオン■製N1
pol 1042 ) 8重量部、ビスフェノールA型
エポキシ(油化シェルエポキシ■製Epikote 1
001)2重量部さらに消泡剤、レベリング剤を加えて
組成物Cを得た。
組成物Cより得られた厚さ25趨のフィルムの線膨張係
数は、3 、 2 X l O−’(1/K)であった
実施例1 ポリイミド樹脂のフィルムが直接銅箔に積層されたフレ
キシブルプリント配線板用基板(新日鐵化学■製 エス
パネックス(電解銅箔35趨、ポリイミドフィルム2!
l))に写真法によりパターン形成をし、さらに塩化第
二鉄水溶液でエツチングして回路形成を行った。
次に、巻き出し部、スクリーン印刷機、硬化炉、巻き取
り部を備えたライン〔硬化炉の炉長8m(130℃ゾー
ン4m、180°Cゾーン2m1250℃ゾーン2m)
〕にラインスピード1m/分でこの基板を送りながら合
成例1で得られた組成物Aをスクリーン印刷法で塗布し
、硬化させてフレキシブルプリント配線板を得た。
得られたフレキシブルプリント配線板はほぼフラットな
ものであり、MIT試験では7,000回の屈曲回数を
示した。またハンダ耐熱試験では何ら異常は認められな
かった。
またこの方法によるフレキシブルプリント配線板の生産
量は30rr?/hr、歩留は95%以上と高いもので
あった。
実施例2 実施例1と同様に、圧延銅箔(18/JIn)、ポリイ
ミドフィルム(25,czm)使用のフレキシブルプリ
ント配線板用基板に回路形成を行った。
次に、実施例1で用いたラインの硬化炉の温度を全室1
30℃とし、ラインスピード2m/分で、基板を送りな
がら合成例2で得られた組成物Bをスクリーン印刷法で
塗布し、次いで硬化炉で溶媒を80%以上蒸発させて、
アルミニウム製のコアに巻き取った。
次に、巻き取ったフレキシブルプリント配線板用基板を
そのまま真空乾燥機内に入れ、真空ポンプにて5Tor
rに減圧し、130℃、180℃、250°Cと段階的
に昇温させて組成物Bを完全に硬化させ、フレキシブル
プリント配線板を得た。
得られたフレキシブルプリント配線板はほぼフラットな
ものであり、MIT試験では30,000回の屈曲回数
を示した。また、ハンダ耐熱試験では何ら異常は認めら
れなかった。
また、この方法によるフレキシブルプリント配線板の生
産量は60rrr/hr、歩留は95%以上と高いもの
であった。
実施例3 実施例1と同様に電解銅箔(1B趨)、ポリイミドフィ
ルム(25趨)使用のフレキシブルプリント配線板用基
板に回路形成を行った。
次に、実施例1で用いたラインの硬化炉の温度を全室1
30℃とし、ラインスピード2m/分で基板を送りなが
ら合成例3で得られた組成物Cをスクリーン印刷法で塗
布し、次いで硬化炉で溶媒を80%以上蒸発させて、ア
ルミニウム製のコアに巻き取った。巻き取りはスペーサ
ーとして芳香族ポリアミド繊維の不織布と重ね合わせて
行った。
次に巻き取ったフレキシブルプリント配線板用基板をそ
のまま真空乾燥機内に入れ、真空ポンプにて5 Tor
rに減圧し、130℃、180°C1250℃と段階的
に昇温させて組成物Cを硬化させ、フレキシブルプリン
ト配線板を得た。
得られたフレキシブルプリント配線板はほぼフラットな
ものであり、MIT試験では40,000回の屈曲回数
を示した。また、ハンダ耐熱試験では何ら異常は認めら
れなかった。
また、この方法におけるフレキシブルプリント配線板の
生産量は60r+(/hr、歩留は95%以上と高いも
のであった。
比較例1 厚さ25岸のポリイミドフィルムがエポキシ系の接着剤
を介して厚さ35μmの電解銅箔に貼り合= 17−   p わせてなるフレキシブルプリント配線板用基板を用いた
以外は実施例1と同様に行った。
得られたフレキシブルプリント配線板は、しわや縮みが
多く、また一部において接着剤の炭化が認められ実用に
耐えるものではなかった。
比較例2 組成物Aの代わりにポリイミド系樹脂やポリイミド系前
駆体樹脂を含まない市販のソルダーレジストインクを用
い、硬化炉の温度を全室130°Cにした以外は実施例
1と同様に行った。
この方法によるフレキシブルプリント配線板の生産量は
30n(/hr、歩留は95%以上と大きかったが、得
られたフレキシブルプリント配線板はMIT試験による
屈曲回数が800回と低いものであり、ハンダ耐熱試験
において保護被膜に著しい劣化が認められた。
比較例3 厚さ25pInのポリイミドフィルムがエポキシ系の接
着剤を介して厚さ35趨の電解銅箔に貼り合わせてなる
フレキシブルプリント配線板用基板を用い、実施例1と
同様の方法で回路形成を行った。
次に、ポリイミド厚み25/J1n、接着剤厚み35趨
で構成されるカバーレイフィルムを金型で打ち抜き加工
した後、回路形成を行ったフレキシブルプリント配線板
用基板と重ね合わせ、ラミネートにより仮圧着し、熱プ
レス装置により、接着剤を硬化させて、フレキシブルプ
リント配線板を得た。
この方法によりMIT試験による屈曲回数5゜000回
、ハンダ耐熱試験においても実用上問題のないフレキシ
ブルプリント配線板が得られたがその生産量は5ni’
/hrと小さく、また基板とカバーレイフィルムの位置
合わせのずれによる不良が多く歩留は80%と低いもの
であった。
〔発明の効果〕
本発明により、耐熱性や屈曲性に優れたフレキシブルプ
リント配線板が簡単な工程でかつ生産性良く製造するこ
とができ、その結果、信頼性の高いフレキシブルプリン
ト配線板を安価に製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例及び比較例中で使用したライン
概略を示す説明図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フイルム状の耐熱性樹脂と導体が直接積層されて
    なるフレキシブルプリント配線板用基板に回路を形成し
    たのち、ポリイミド系樹脂を含む組成物又はポリイミド
    系前駆体樹脂を含む組成物を塗布し、乾燥して回路上に
    保護被膜を形成することを特徴とするフレキシブルプリ
    ント配線板の製造方法。
  2. (2)ポリイミド系樹脂を含む組成物又はポリイミド系
    前駆体樹脂を含む組成物を塗布し硬化して得られる被膜
    の線膨張係数が4.0×10^−^5(1/K)以下で
    ある請求項1記載のフレキシブルプリント配線板の製造
    方法。
  3. (3)ポリイミド系樹脂を含む組成物又はポリイミド系
    前駆体樹脂を含む組成物の塗布と硬化を同一ラインで連
    続的に行う請求項1記載のフレキシブルプリント配線板
    の製造方法。
  4. (4)回路形成を行ったフレキシブルプリント配線板用
    基板にポリイミド系樹脂を含む組成物又はポリイミド系
    前駆体樹脂を含む組成物を塗布したのち、同一ラインで
    連続的に乾燥を行い組成物中の揮発分の50%以上を蒸
    発させた後、円筒に巻き取り、更に円筒に巻きつけたま
    ま、より高温で硬化させる請求項1記載のフレキシブル
    プリント配線板の製造方法。
  5. (5)円筒に巻きつけた状態での硬化を100Torr
    以下の減圧下で行う請求項4記載のフレキシブルプリン
    ト配線板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010074190A (ja) * 2009-12-25 2010-04-02 Toyobo Co Ltd フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP4507137B2 (ja) * 1999-12-17 2010-07-21 東洋紡績株式会社 フレキシブルプリント配線板及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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