JPH031186B2 - - Google Patents
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- JPH031186B2 JPH031186B2 JP60078675A JP7867585A JPH031186B2 JP H031186 B2 JPH031186 B2 JP H031186B2 JP 60078675 A JP60078675 A JP 60078675A JP 7867585 A JP7867585 A JP 7867585A JP H031186 B2 JPH031186 B2 JP H031186B2
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- planetary
- sun gear
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- gear
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/04—Hand wheels
- B62D1/10—Hubs; Connecting hubs to steering columns, e.g. adjustable
- B62D1/105—Non-rotatable hubs, e.g. the central part of the steering wheel not rotating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は遊星歯車機構を有するパツド不回動
型のステアリングホイールに係り、詳しくは、遊
星歯車と太陽歯車との間に生じるバツクラツシを
緩衝するための構造に関するものである。
型のステアリングホイールに係り、詳しくは、遊
星歯車と太陽歯車との間に生じるバツクラツシを
緩衝するための構造に関するものである。
(従来の技術)
パツド不回動型ステアリングホイールは、パ
ツド部にクラクシヨン、定速走行装置、通信機、
ラジオ、ヘツドライト等に係るスイツチ、発音
器、表示器等の電子機器を装着し、パツド不回動
の利点を生かして該電子機器の操作性を高めるこ
と、高級感を与えて商品価値を高めること等に
目的がおかれて開発が進められている。
ツド部にクラクシヨン、定速走行装置、通信機、
ラジオ、ヘツドライト等に係るスイツチ、発音
器、表示器等の電子機器を装着し、パツド不回動
の利点を生かして該電子機器の操作性を高めるこ
と、高級感を与えて商品価値を高めること等に
目的がおかれて開発が進められている。
このパツド不回動機構の一つとしては次に示す
ような構造が考案されている。即ち、第4図に示
すように、コラム側及びパツド側の太陽歯車6
1,62の外周には同歯車61,62の外周を自
公転するコラム側及びパツド側の遊星歯車51,
52が設けられている。両遊星歯車51,52は
遊星シヤフト53により連結されており、該遊星
シヤフト53はボスプレート54の縁部に切り欠
き形成された取付凹部55内に軸受部材56を介
して装着されている。
ような構造が考案されている。即ち、第4図に示
すように、コラム側及びパツド側の太陽歯車6
1,62の外周には同歯車61,62の外周を自
公転するコラム側及びパツド側の遊星歯車51,
52が設けられている。両遊星歯車51,52は
遊星シヤフト53により連結されており、該遊星
シヤフト53はボスプレート54の縁部に切り欠
き形成された取付凹部55内に軸受部材56を介
して装着されている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、上記構造によれば、遊星歯車51,
52と太陽歯車61,62との間にバツクラツシ
が必然的に存在することは勿論、寸法誤差、組付
誤差等によつてさらに大きな間隙が生ずることが
あつた。このバツクラツシや間隙はパツドのがた
つきや異音発生の原因となつて、高級感を損なう
ことがあつた。
52と太陽歯車61,62との間にバツクラツシ
が必然的に存在することは勿論、寸法誤差、組付
誤差等によつてさらに大きな間隙が生ずることが
あつた。このバツクラツシや間隙はパツドのがた
つきや異音発生の原因となつて、高級感を損なう
ことがあつた。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記問題点を解決するため、遊星歯車
に同遊星歯車と略等しいピツチ円を有する遊星歯
車側プーリを設けるとともに、前記遊星歯車と噛
み合う太陽歯車には同太陽歯車と略等しいピツチ
円を有する太陽歯車側プーリを設け、前記遊星歯
車側プーリと太陽歯車側プーリとの間に、前記遊
星歯車と太陽歯車の軸心方向へ押圧付勢しながら
遊星歯車側プーリの回転を太陽歯車側プーリへ伝
達するベルトを掛け渡した手段を採用している。
に同遊星歯車と略等しいピツチ円を有する遊星歯
車側プーリを設けるとともに、前記遊星歯車と噛
み合う太陽歯車には同太陽歯車と略等しいピツチ
円を有する太陽歯車側プーリを設け、前記遊星歯
車側プーリと太陽歯車側プーリとの間に、前記遊
星歯車と太陽歯車の軸心方向へ押圧付勢しながら
遊星歯車側プーリの回転を太陽歯車側プーリへ伝
達するベルトを掛け渡した手段を採用している。
(作用)
遊星歯車に設けられた遊星歯車側プーリと太陽
歯車に設けられた太陽歯車側プーリとの間に掛け
渡されたベルトは、遊星歯車側プーリの回転を太
陽歯車側プーリに伝達する駆動力伝達手段として
作用するとともに、前記ベルトの押圧付勢力によ
つて遊星歯車を太陽歯車の軸心方向に対して常に
押圧付勢することになるので、前記遊星歯車は太
陽歯車の軸心方向に付勢された状態で太陽歯車の
外周を自転しながら公転する。従つて、遊星歯車
と太陽歯車とのバツクラツシや、寸法誤差及び組
付誤差によつて生じる間隙は前記ベルトの押圧付
勢力によて緩衝される。
歯車に設けられた太陽歯車側プーリとの間に掛け
渡されたベルトは、遊星歯車側プーリの回転を太
陽歯車側プーリに伝達する駆動力伝達手段として
作用するとともに、前記ベルトの押圧付勢力によ
つて遊星歯車を太陽歯車の軸心方向に対して常に
押圧付勢することになるので、前記遊星歯車は太
陽歯車の軸心方向に付勢された状態で太陽歯車の
外周を自転しながら公転する。従つて、遊星歯車
と太陽歯車とのバツクラツシや、寸法誤差及び組
付誤差によつて生じる間隙は前記ベルトの押圧付
勢力によて緩衝される。
なお、ベルトと遊星歯車側プーリ、太陽歯車側
プーリとの間のスリツプは前記歯車によつて防止
される。
プーリとの間のスリツプは前記歯車によつて防止
される。
(実施例)
以下、本発明を自動車用ステアリングホイール
に具体化した一実施例を第1,2図に従つて説明
する。
に具体化した一実施例を第1,2図に従つて説明
する。
自動車のコラム1の前端外縁には塵や光の侵入
を防ぐための突条2が全周に設けられ、同コラム
1内にはステアリングシヤフト3が貫通してい
る。ステアリングシヤフト3の前端にはボス4が
ナツト5により締付固定され、ボス4にはボスプ
レート6が溶接等により固定されている。ボスプ
レート6の下方外周には2本のスポーク部7が一
体形成されてハの字状に延びており、同スポーク
部7の先端にはリング部8が支持固定されてい
る。
を防ぐための突条2が全周に設けられ、同コラム
1内にはステアリングシヤフト3が貫通してい
る。ステアリングシヤフト3の前端にはボス4が
ナツト5により締付固定され、ボス4にはボスプ
レート6が溶接等により固定されている。ボスプ
レート6の下方外周には2本のスポーク部7が一
体形成されてハの字状に延びており、同スポーク
部7の先端にはリング部8が支持固定されてい
る。
ボス4のコラム側外周には合成樹脂よりなるコ
ラム側太陽歯車9がベアリング10を介して相対
回動可能に取着され、コラム1に対してはボルト
11によつて回動しないように固定されている。
また、前記太陽歯車9の後端部には遊星歯車側プ
ーリとしてのVプーリ9aが形成されており、該
太陽歯車9のピツチ円と略等しいピツチ円を有す
るようになつている。
ラム側太陽歯車9がベアリング10を介して相対
回動可能に取着され、コラム1に対してはボルト
11によつて回動しないように固定されている。
また、前記太陽歯車9の後端部には遊星歯車側プ
ーリとしてのVプーリ9aが形成されており、該
太陽歯車9のピツチ円と略等しいピツチ円を有す
るようになつている。
同じく、ボス4のパツド側外周には合成樹脂製
のパツド側太陽歯車12がベアリング13を介し
てボス4に対して相対回動可能に取着されてお
り、該太陽歯車12の前端部には同太陽歯車9,
12と略等しいピツチ円を有する遊星歯車側プー
リとしてのVプーリ12aが形成されている。
のパツド側太陽歯車12がベアリング13を介し
てボス4に対して相対回動可能に取着されてお
り、該太陽歯車12の前端部には同太陽歯車9,
12と略等しいピツチ円を有する遊星歯車側プー
リとしてのVプーリ12aが形成されている。
また、両太陽歯車9,12は平歯車で同径、同
歯数に形成されており、従つて、前記両Vプーリ
9a,12aも互いに等しいピツチ円を有してい
る。
歯数に形成されており、従つて、前記両Vプーリ
9a,12aも互いに等しいピツチ円を有してい
る。
パツド側太陽歯車12の前端には箱状のパツド
部23がボルト24により取着されており、同パ
ツド部23にはクラクシヨン、定速走行装置、通
信機、ラジオ、ヘツドライト等に係るスイツチ、
発音機、表示機等の電子機器が取着されている。
同パツド部23の後端外縁には塵や光の進入を防
ぐための突条25が突設されており、前記コラム
1の突条2と小間隔をおいて対向している。な
お、パツド部23及びコラム1には前記電子機器
に連結された光通信機構(図示しない)が装着さ
れている。
部23がボルト24により取着されており、同パ
ツド部23にはクラクシヨン、定速走行装置、通
信機、ラジオ、ヘツドライト等に係るスイツチ、
発音機、表示機等の電子機器が取着されている。
同パツド部23の後端外縁には塵や光の進入を防
ぐための突条25が突設されており、前記コラム
1の突条2と小間隔をおいて対向している。な
お、パツド部23及びコラム1には前記電子機器
に連結された光通信機構(図示しない)が装着さ
れている。
ボスプレート6の外周部の一箇所(本実施例で
は上部)には外側が開口してボスプレート6の中
心に延びる矩形状の取付凹部14が切り欠き形成
されている。該取付凹部14にはポリアセタール
等の合成樹脂よりなる軸受部材15が取着され、
その内側にはすべり軸受として作用する保持溝1
6が形成されている。
は上部)には外側が開口してボスプレート6の中
心に延びる矩形状の取付凹部14が切り欠き形成
されている。該取付凹部14にはポリアセタール
等の合成樹脂よりなる軸受部材15が取着され、
その内側にはすべり軸受として作用する保持溝1
6が形成されている。
前記軸受部材15の両側には各二枚ずつの前後
に対向する鍔部17が一体形成されており、前後
の鍔部17は前記ボスプレート6を挟んでいる。
軸受部材15の前後鍔部17の間に現れた側面
は、前記取付凹部14の面内側面にほぼ当接する
ように設けられている。また、前記鍔部17には
透孔17aが透設されており、軸受部材15嵌入
時にはボスプレート6に透設された透孔6aと前
記透孔17aとを重ね合わせてねじ15aを螺入
することにより両者を確実に固定するようになつ
ている。
に対向する鍔部17が一体形成されており、前後
の鍔部17は前記ボスプレート6を挟んでいる。
軸受部材15の前後鍔部17の間に現れた側面
は、前記取付凹部14の面内側面にほぼ当接する
ように設けられている。また、前記鍔部17には
透孔17aが透設されており、軸受部材15嵌入
時にはボスプレート6に透設された透孔6aと前
記透孔17aとを重ね合わせてねじ15aを螺入
することにより両者を確実に固定するようになつ
ている。
また、同軸受部材17には遊星シヤフト18が
回動可能に軸支されており、コラム側には合成樹
脂製の片歯車よりなるコラム側遊星歯車19が止
着されている。また、該遊星歯車19の後端部に
は同歯車と略等しいピツチ円を有する太陽歯車側
プーリとしてのVプーリ19aが形成されてい
る。
回動可能に軸支されており、コラム側には合成樹
脂製の片歯車よりなるコラム側遊星歯車19が止
着されている。また、該遊星歯車19の後端部に
は同歯車と略等しいピツチ円を有する太陽歯車側
プーリとしてのVプーリ19aが形成されてい
る。
同様に、前記遊星シヤフト18のパツド側には
合成樹脂製の片歯車よりなるパツド側遊星歯車2
0が止着されており、該遊星歯車20の前端部に
は同歯車と略等しいピツチ円を有する太陽歯車側
プーリとしてのVプーリ20aが形成されてい
る。また、前記両遊星歯車19,20は同径、同
歯車に形成されており、従つて、各Vプーリ19
a,20aも等しいピツチ円を有している。
合成樹脂製の片歯車よりなるパツド側遊星歯車2
0が止着されており、該遊星歯車20の前端部に
は同歯車と略等しいピツチ円を有する太陽歯車側
プーリとしてのVプーリ20aが形成されてい
る。また、前記両遊星歯車19,20は同径、同
歯車に形成されており、従つて、各Vプーリ19
a,20aも等しいピツチ円を有している。
また、前記コラム側太陽歯車9のVプーリ9a
と、コラム側遊星歯車19のVプーリ19aとの
間にはゴム製のVベルト21が平行掛けされてお
り、その張力及び自身の弾性力によつて該遊星歯
車19を前記太陽歯車9の軸芯方向に押圧付勢す
るとともに、前記コラム側遊星歯車19の回動を
前記コラム側太陽歯車9に伝達するようになつて
いる。
と、コラム側遊星歯車19のVプーリ19aとの
間にはゴム製のVベルト21が平行掛けされてお
り、その張力及び自身の弾性力によつて該遊星歯
車19を前記太陽歯車9の軸芯方向に押圧付勢す
るとともに、前記コラム側遊星歯車19の回動を
前記コラム側太陽歯車9に伝達するようになつて
いる。
同様に、前記パツド側太陽歯車12とパツド側
遊星歯車20との間にもゴム製のVベルト21が
平行掛けされており、その張力及び自身の弾性力
によつて該遊星歯車20をパツド側太陽歯車12
の軸芯方向に押圧付勢するとともに、前記パツド
側遊星歯車20の回動をパツド側太陽歯車12に
伝達するようになつている。
遊星歯車20との間にもゴム製のVベルト21が
平行掛けされており、その張力及び自身の弾性力
によつて該遊星歯車20をパツド側太陽歯車12
の軸芯方向に押圧付勢するとともに、前記パツド
側遊星歯車20の回動をパツド側太陽歯車12に
伝達するようになつている。
従つて、前記遊星歯車19,20は各々の太陽
歯車9,12の回りを前記Vベルト21の駆動力
により同時且つ同様に自転しながら公転するよう
になつている。
歯車9,12の回りを前記Vベルト21の駆動力
により同時且つ同様に自転しながら公転するよう
になつている。
なお、本実施例においては、ベルト21と歯車
とを併用しているが、このVベルト21は両遊星
歯車19,20の回動を各太陽歯車9,12に専
ら伝達しており、各太陽及び遊星歯車9,12,
19,20は前記Vベルト21の回り止めをする
ための補助的な伝達手段となつている。
とを併用しているが、このVベルト21は両遊星
歯車19,20の回動を各太陽歯車9,12に専
ら伝達しており、各太陽及び遊星歯車9,12,
19,20は前記Vベルト21の回り止めをする
ための補助的な伝達手段となつている。
以上のように構成されたステアリングホイール
の作用効果を説明する。
の作用効果を説明する。
さて、リング部8を回動してステアリング操作
を行うと、ボスプレート6の回動に伴つてコラム
側及びパツド側の遊星歯車19,20が各々コラ
ム側およびパツド側の太陽歯車9,12の回りを
自転しながら公転する。ここで、コラム側太陽歯
車9がコラム1に対して回動不能になつているた
め、パツド側太陽歯車12もコラム側太陽歯車9
にともなつてコラム1に対して常に不回動状態と
なる。
を行うと、ボスプレート6の回動に伴つてコラム
側及びパツド側の遊星歯車19,20が各々コラ
ム側およびパツド側の太陽歯車9,12の回りを
自転しながら公転する。ここで、コラム側太陽歯
車9がコラム1に対して回動不能になつているた
め、パツド側太陽歯車12もコラム側太陽歯車9
にともなつてコラム1に対して常に不回動状態と
なる。
このとき、両遊星歯車19,20は該遊星歯車
19,20と両太陽歯車9,12との間に掛け渡
されたVベルト21によつて専ら駆動される。こ
のとき、前記Vベルト21は張力及び自身の弾性
力で記遊星歯車19,20の歯車を太陽歯車9,
12の歯車に対して押圧付勢しているため、バツ
クラツシや組付誤差、寸法誤差による間隙はこの
押圧力によつて緩衝される。従つて、このバツク
ラツシユや該間隙に起因するパツド部23のがた
つきや異音の発生を防ぐことができる。
19,20と両太陽歯車9,12との間に掛け渡
されたVベルト21によつて専ら駆動される。こ
のとき、前記Vベルト21は張力及び自身の弾性
力で記遊星歯車19,20の歯車を太陽歯車9,
12の歯車に対して押圧付勢しているため、バツ
クラツシや組付誤差、寸法誤差による間隙はこの
押圧力によつて緩衝される。従つて、このバツク
ラツシユや該間隙に起因するパツド部23のがた
つきや異音の発生を防ぐことができる。
また、太陽歯車9,12の回動を遊星歯車1
9,20に専ら伝達する手段としてVベルト21
を用いているため、Vベルト21と太陽歯車9,
12のVプーリ9a,12a、遊星歯車19,2
0のVプーリ19a,20aとの間にスリツプを
生じることが考えられるが、前記歯車によつて防
止することができる。
9,20に専ら伝達する手段としてVベルト21
を用いているため、Vベルト21と太陽歯車9,
12のVプーリ9a,12a、遊星歯車19,2
0のVプーリ19a,20aとの間にスリツプを
生じることが考えられるが、前記歯車によつて防
止することができる。
さらに、Vベルト21自身の弾性力によつて歯
車間のバツクラツシを緩衝するため、前記軸受部
材15の取着構造を複雑なものにする必要はな
い。従つて、軸受部材15の構成を簡単にでき、
製造コストを低減することができる。
車間のバツクラツシを緩衝するため、前記軸受部
材15の取着構造を複雑なものにする必要はな
い。従つて、軸受部材15の構成を簡単にでき、
製造コストを低減することができる。
また、V字状ベルト21を用いたため、スチア
リング操作時に前記ベルト21とVプーリ9a,
12a,19a,20aと溝との間に生じる音を
低減することができるとともに、伝動能率も良く
することができる。
リング操作時に前記ベルト21とVプーリ9a,
12a,19a,20aと溝との間に生じる音を
低減することができるとともに、伝動能率も良く
することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次のように具体化することも可
能である。
はなく、例えば、次のように具体化することも可
能である。
(1) 前記遊星歯車19,20を二組用いること。
こうすれば、パツド部23のがたつきをさらに
押さえることができる。また、この場合、必ず
しも二組とを掛け渡す必要はなく、一組だけ掛
け渡しても良い。但し、前記実施例に較べ部品
点数や製造コストがかさむこととなる。
こうすれば、パツド部23のがたつきをさらに
押さえることができる。また、この場合、必ず
しも二組とを掛け渡す必要はなく、一組だけ掛
け渡しても良い。但し、前記実施例に較べ部品
点数や製造コストがかさむこととなる。
(2) 前記ベルト21はVベルトの外、平ベルトを
用いても良く、その形状には左右されない。ま
た、該ベルトの材質も本実施例のゴム以外に、
皮ベルト、織物ベルト、複合ベルト等を用いて
も良い。
用いても良く、その形状には左右されない。ま
た、該ベルトの材質も本実施例のゴム以外に、
皮ベルト、織物ベルト、複合ベルト等を用いて
も良い。
(3) 前記ベルト21はコラム側のみや、パツド側
のみとしても良い。
のみとしても良い。
発明の効果
以上詳述したように、本発明は歯車機構とベル
ト機構を併用するとともに、ベルト機構のベルト
で遊星歯車を太陽歯車の軸心方向へ押圧付勢する
ことによつて、遊星歯車と太陽歯車との間のバツ
クラツシや、寸法誤差、組付誤差により生じる間
隙を緩衝することができるため、このバツクラツ
シや間隙に起因するパツドのがたつきや異音を防
止することができる。また、ベルトと太陽歯車側
プーリ、遊星歯車側プーリとの間のスリツプを前
記歯車によつて防止することもできる。従つて、
高級感のあるステアリングホイールを提供するこ
とができるという優れた効果を奏する。
ト機構を併用するとともに、ベルト機構のベルト
で遊星歯車を太陽歯車の軸心方向へ押圧付勢する
ことによつて、遊星歯車と太陽歯車との間のバツ
クラツシや、寸法誤差、組付誤差により生じる間
隙を緩衝することができるため、このバツクラツ
シや間隙に起因するパツドのがたつきや異音を防
止することができる。また、ベルトと太陽歯車側
プーリ、遊星歯車側プーリとの間のスリツプを前
記歯車によつて防止することもできる。従つて、
高級感のあるステアリングホイールを提供するこ
とができるという優れた効果を奏する。
第1図は本発明を自動車のステアリングホイー
ルに具体化した一実施例を示す側面部分断面図、
第2図は第1図の部分正面図、第3図は第1,2
図の軸受部材の取付部を示す分解斜視図、第4図
は従来のステアリングホイールを示す側面断面図
である。 コラム側太陽歯車……9、パツド側太陽歯車…
…12、コラム側遊星歯車……19、パツド側遊
星歯車……20、ベルト……21、プーリ……9
a,12a,19a,20a。
ルに具体化した一実施例を示す側面部分断面図、
第2図は第1図の部分正面図、第3図は第1,2
図の軸受部材の取付部を示す分解斜視図、第4図
は従来のステアリングホイールを示す側面断面図
である。 コラム側太陽歯車……9、パツド側太陽歯車…
…12、コラム側遊星歯車……19、パツド側遊
星歯車……20、ベルト……21、プーリ……9
a,12a,19a,20a。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 パツドを不回動とするための遊星歯車機を備
えたステアリングホイールにおいて、 遊星歯車19,20に同遊星歯車19,20と
略等しいピツチ円を有する遊星歯車側プーリ19
a,20aを設けるとともに、前記遊星歯車1
9,20と噛み合う太陽歯車9,12には同太陽
歯車9,12と略等しいピツチ円を有する太陽歯
車側プーリ9a,12aを設け、前記遊星歯車側
プーリ19a,20aと太陽歯車側プーリ9a,
12aとの間に、前記遊星歯車19,20を太陽
歯車9,12の軸心方向へ押圧付勢しながら遊星
歯車側プーリ9a,12aの回転を太陽歯車側プ
ーリ9a,12aへ伝達するベルト21を掛け渡
したことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60078675A JPS61238566A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | ステアリングホイ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60078675A JPS61238566A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | ステアリングホイ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61238566A JPS61238566A (ja) | 1986-10-23 |
JPH031186B2 true JPH031186B2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=13668441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60078675A Granted JPS61238566A (ja) | 1985-04-13 | 1985-04-13 | ステアリングホイ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61238566A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066160U (ja) * | 1992-07-02 | 1994-01-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | ステアリング装置 |
JPH066158U (ja) * | 1992-07-02 | 1994-01-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | ステアリング装置 |
ES2185465B1 (es) * | 2000-11-15 | 2004-06-16 | Dalphi Metal España, S.A. | Dispositivo para mantener fijo el modulo airbag de un volante de direccion. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59118547A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
-
1985
- 1985-04-13 JP JP60078675A patent/JPS61238566A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59118547A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61238566A (ja) | 1986-10-23 |
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