JPH03116701A - 防振磁性材料 - Google Patents

防振磁性材料

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Publication number
JPH03116701A
JPH03116701A JP25323789A JP25323789A JPH03116701A JP H03116701 A JPH03116701 A JP H03116701A JP 25323789 A JP25323789 A JP 25323789A JP 25323789 A JP25323789 A JP 25323789A JP H03116701 A JPH03116701 A JP H03116701A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
epoxy resin
sintered alloy
powder
weight
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Pending
Application number
JP25323789A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Iikawa
勤 飯川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Epoxy Resins (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 防振磁性材料に関し、 加工が容易で且つ安価な材料を提供することを目的とし
、 鉄−シリコン−黒鉛系焼結合金の粉末とエポキシ樹脂と
を前者の含有比率を60〜80重量%として混合し、成
形固化して防振磁性材料を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は加工が容易で且つ安価な防振磁性材料に関する
情報処理装置は広い分野に亙うて使用されているが、こ
の周辺機器として使用されている入出力装置の中には騒
音を発生するものがあり、事務所に設置されていること
から、環境保全のために騒音対策が必要である。
こ〜で、騒音対策としては、 ■ 吸音材を騒音を発生する装置の内側に張り付けるか
、或いは覆う方法。
■ 騒音発生部を防振材料で形成する方法。
がある。
こ−で、■はウレタンホームやグラスウールのような高
い振動減衰能をもつ材料を使用するものである。
また■は鉄・クローム・アルミニウム(Fe−Cr−A
Il)系合金や銅・マンガン・アルミニウム(Cu−M
n−A l )系合金などを用いるもので、Fe−Cr
−Al系合金は磁歪効果を利用し、またCu−Mn−A
Il系合金は双晶の辷りを利用して振動エネルギーを吸
収するものである。
然し、これらの材料は製品形状に加工した後、複雑な熱
処理が必要であり、この時に加工歪みのために変形を生
じるため、精度よく部品を作ることが難しい。
また、Fe系やCu系の合金であるために重く、また高
価であることから実用化されている例は少ない。
(従来の技術) 先に記したように防振材料として各種の材料が使用され
ているが、ワイヤドツトプリンタやリレーなど電磁駆動
部品が騒音源である場合は、金属が防振性や制振性をも
つ以外に磁性を備えていることが必要である。
発明者はか\る要求を満たす材料として、軟質磁性材料
として公知の鉄・3%シリコン(Fe−3%Si)合金
に黒鉛(C)を添加した防振磁性合金について、既に提
案を行っている。
(特開昭63−076845 、昭和63年4月7日公
開)この提案の要旨は、Fe−5i合金粉末にCを添加
して焼結することにより、CをPa−5i合金の結晶粒
界に析出せしめ、C相と焼結体界面との間で粘弾性効果
すなわち“辷り変形”を生じさせることにより防振性を
もたせたものである。
この材料は防振性と磁性を兼ね備えており、優れた材料
である。
然し、焼結処理が必要であり、また比重が大きいことか
ら、作業の簡易化と軽量化が要望されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
先に発明者が提案しているFe−5i−C合金は防振性
を備えた軟質磁性材料であり、優れた材料であるが、焼
結処理が必要である。
そこで、焼結処理を必要とせず、且つ軽量で安価な防振
性能を備えた軟質磁性材料の実用化が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題はPe−3i−C系焼結合金の粉末とエポキ
シ樹脂とを前者の含有比率を60〜80重量%とじて混
合し、成形固化して防振磁性材料を構成することより達
成することができる。
〔作用〕
本発明は防振性能と軟質磁性とを兼ね備えたFe−5i
−C系焼結合金の粉末をエポキシ樹脂で固形化すると云
う簡単な方法により、多様な部品形態に対応でき、且つ
安価で軽量な振動吸収材料を提供するものである。
ニーで、固形化するのにエポキシ樹脂を選定した理由は
、この樹脂はポリエステルなど他の熱硬化性樹脂に較べ
て振動減衰能が1.5〜2倍と高いためである。
また、成形体中におけるFe−3i−C系焼結合金粉末
の含有比率を60〜80重量%とじた理由は、この構成
比率より低い場合は剛性が不足するからであり、また含
有比率が高い場合は注型に当たって注入加工が困難にな
り、また対数減衰率が急減するからである。
第1図はFe−5i−C系焼結合金粉末の含有比率とヤ
ング率の関係を示すもので、エポキシ樹脂のみのヤング
率は約200Kg/mm”であり、一方Fe−5i−C
系焼結合金のヤング率は約20000Kg/mm”であ
り、含有比率が増加するに従って、ヤング率は増加して
いる。
また、第2図はFe−3i−C系焼結合金粉末の含有比
率と対数減衰率との関係を示すもので、実線1はこの関
係を示している。
こ\で、エポキシ樹脂のみの場合は対数減衰率(tan
δ)の値は約0.6と大きく、この値はFe−5iC系
焼結合金の含有率が約80%に達するまで殆ど変わらな
いが、それ以上ではFe−5i−C系焼結合金のみの対
数減衰率である0、1の値に急速に減少してゆく。
これらの結果から、第1図および第2図において破線で
囲んだ領域を本発明に係る請求領域2とするものである
〔実施例〕
粒径が100メツシユ以下のFe−3%Si粉末にC(
黒鉛)粉末を5重量%添加し、良く混合した後、6融/
ctn”の圧力を加えて5X10X50++nnの板状
にプレス成形した。
そしてこの成形品を水素(H2)の流fill/分の気
流中に保持し、1140’C,4時間の条件で焼結した
得られた焼結体の組成はフェライト相からなるマトリッ
クスと、その粒界に均一に析出した黒鉛相からなってい
る。
この焼結体を旋盤で切削し、切粉を粉砕することにより
粉末を得た。
次に、所定量のエポキシ樹脂の中に所定量の切削粉末を
加えて良く混合し、この混合物を型に注入し、150°
Cで2時間加熱することにより複合防振材料を得た。
第1図および第2図はか\る試料についてヤング率と対
数減衰率を求めたものである。
但し、Fe−54−Cの含有比率が80%を越えるに従
って成形性が悪くなり製品化が困難となる。
なお、第2図の一点破線3は樹脂として不飽和ポリエス
テルを使用・した場合を対比して示している。
この図から、本発明に係るFe−5i−Cの含有比率が
60〜80重量%の防振材料のヤング率は6000〜8
000 Kg/w”であり、また対数減衰率も約0.6
と優れた性能を示すことが判る。
一方、密度はエポキシ樹脂の添加により4.9〜5.9
と従来のPe−5i−C合金のみの密度である7、7に
較べ、約70%の値にまで減少した。
次に、Pe−5i−Cの含有比率が80重景%の複合材
料を木型に流し込んでヨークを形成し、駆動させたとこ
ろ、従来と同様に電磁駆動し、その際の騒音はFe−1
%Siをヨークとして使用している従来と較べて5 d
B減少させることができた。
〔発明の効果〕
以上記したように本発明の実施により複雑な熱処理を行
う必要がなく、安価で比較的軽量の防振磁性部材を作る
ことができ、これにより騒音の抑制が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はFe−9i−C系焼結合金粉末の含有率とヤン
グ率との関係図、 第2図はFe−5i−C系焼結合金粉末の含有率と対数
減衰率との関係図、 である。 図において、 2は請求領域である。 F、−Sr −c爪粉tのさ有半とヤシク゛半と/)閲
f図第1図 F、−5i −C4,m末のき有半2対数減衰早との聞
体図第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  鉄−シリコン−黒鉛系焼結合金の粉末とエポキシ樹脂
    とを前者の含有比率を60〜80重量%として混合し、
    成形固化したことを特徴とする防振磁性材料。
JP25323789A 1989-09-28 1989-09-28 防振磁性材料 Pending JPH03116701A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052471A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Toshiba Corp 蒸気弁
JP2015106593A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 アルプス・グリーンデバイス株式会社 軟磁性粉末を用いた圧粉コアおよび該圧粉コアの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052471A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Toshiba Corp 蒸気弁
JP2015106593A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 アルプス・グリーンデバイス株式会社 軟磁性粉末を用いた圧粉コアおよび該圧粉コアの製造方法

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