JPH027324Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH027324Y2 JPH027324Y2 JP1982090775U JP9077582U JPH027324Y2 JP H027324 Y2 JPH027324 Y2 JP H027324Y2 JP 1982090775 U JP1982090775 U JP 1982090775U JP 9077582 U JP9077582 U JP 9077582U JP H027324 Y2 JPH027324 Y2 JP H027324Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibrations
- utility
- asphalt
- iron oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 11
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 9
- SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N iron(II,III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]O[Fe]=O SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 229920006305 unsaturated polyester Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、光学機械、歪計等の除振盤に関する
ものである。
ものである。
従来、顕微鏡等の光学機械、歪計、表面あらさ
計、硬度計などを設定する盤は、鋳鉄やアルミの
剛体盤と、該盤を支えるコイルばね、空気ばねと
で構成するのが普通である。剛体盤は、形状や大
きさによつて、定まる固有振動を持つている。し
たがつて伝達振動の周波数が剛体盤の固有振動の
一つに一致した場合、その固有振動を励起し、振
動伝達率は、非常に大きくなる。衝撃波がある場
合や複数個の振動源がある場合は勿論のこと、通
常の振動は、数多くの周波数成分を持つている。
そのため剛体盤の固有振動に相当する振動を防ぐ
ことは困難であり、これを補うため、コイルばね
空気ばねで支持しているが、わずかながら剛体盤
に振動が伝わることはさけられない。特に剛体盤
上に、電動モータ等機械的な振動を伴う装置を設
置した場合、電源周波数に近い剛体盤の固有振動
が増幅され、除振目的に重大な悪影響を及ぼすこ
とがある。
計、硬度計などを設定する盤は、鋳鉄やアルミの
剛体盤と、該盤を支えるコイルばね、空気ばねと
で構成するのが普通である。剛体盤は、形状や大
きさによつて、定まる固有振動を持つている。し
たがつて伝達振動の周波数が剛体盤の固有振動の
一つに一致した場合、その固有振動を励起し、振
動伝達率は、非常に大きくなる。衝撃波がある場
合や複数個の振動源がある場合は勿論のこと、通
常の振動は、数多くの周波数成分を持つている。
そのため剛体盤の固有振動に相当する振動を防ぐ
ことは困難であり、これを補うため、コイルばね
空気ばねで支持しているが、わずかながら剛体盤
に振動が伝わることはさけられない。特に剛体盤
上に、電動モータ等機械的な振動を伴う装置を設
置した場合、電源周波数に近い剛体盤の固有振動
が増幅され、除振目的に重大な悪影響を及ぼすこ
とがある。
本考案の目的は、前記問題点を解消した除振盤
を提供することにある。
を提供することにある。
本考案はマグネタイトあるいは砂鉄等の酸化鉄
を不飽和ポリエステル等のレジンで固型化した複
合材料の対をなす層（以下フエライトレジン層と
略記する）の間に、振動減衰の大きい部材を設け
て、一体に積層したことを特徴とするものであ
る。
を不飽和ポリエステル等のレジンで固型化した複
合材料の対をなす層（以下フエライトレジン層と
略記する）の間に、振動減衰の大きい部材を設け
て、一体に積層したことを特徴とするものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
る。
本考案に係る除振盤は、図示のように一対のフ
エライトレジン層１，２と、減衰率の高い材質の
部材３、例えばアスフアルト又はゴムとからな
り、両フエライトレジン層１，２の間に、減衰率
の高い材質の素材３を設けて、上下に積層させた
ものである。実際の使用に際しては図示の除振盤
を空気ばね、金属ばね、ゴム等で支持し、外部振
動の伝達を小さくする。又アスフアルトには骨材
としてフエライトを混入させてもよい。
エライトレジン層１，２と、減衰率の高い材質の
部材３、例えばアスフアルト又はゴムとからな
り、両フエライトレジン層１，２の間に、減衰率
の高い材質の素材３を設けて、上下に積層させた
ものである。実際の使用に際しては図示の除振盤
を空気ばね、金属ばね、ゴム等で支持し、外部振
動の伝達を小さくする。又アスフアルトには骨材
としてフエライトを混入させてもよい。
マグネタイト粉末を約90重量％含む、厚み約10
mmの２枚のフエライトレジン層の間にマグネタイ
ト粉末約50重量％含む厚さ約５mmのアスフアルト
を設けた板を用いた結果見掛上のヤング率（15×
109N／m2）、振動の対数減衰率（0.13）密度3.0×
103Kg／m3になり、ヤング率と密度はあまり変ら
ずに、対数減衰率を大巾に大きくすることができ
た。
mmの２枚のフエライトレジン層の間にマグネタイ
ト粉末約50重量％含む厚さ約５mmのアスフアルト
を設けた板を用いた結果見掛上のヤング率（15×
109N／m2）、振動の対数減衰率（0.13）密度3.0×
103Kg／m3になり、ヤング率と密度はあまり変ら
ずに、対数減衰率を大巾に大きくすることができ
た。
この例のようにマグネタイトを主成分とする酸
化鉄を50重量％以上混入して成形したフエライト
レジンは密度２×103Kg／m3以上、ヤング率20×
109N／m2と、密度が比較的大きく剛性に優れて
いる。本案はこれらの特徴を有するフエライトレ
ジン層と減衰率の高いアスフアルトなどの層とを
組合せてサンドイツチ構造としたため、剛性に劣
る高減衰率部材はフエライトレジン層に保型さ
れ、上下のレジン層間を弾性的に遮断する。した
がつて上下面に加えられた振動は高減衰率部材に
有効に吸収される。しかも盤全体としては、十分
な剛性を保つことができる。又上記アスフアルト
等の層には骨材として酸化鉄粉末を混入すること
により、これを補強すると同時に密度を上げるこ
とができる。
化鉄を50重量％以上混入して成形したフエライト
レジンは密度２×103Kg／m3以上、ヤング率20×
109N／m2と、密度が比較的大きく剛性に優れて
いる。本案はこれらの特徴を有するフエライトレ
ジン層と減衰率の高いアスフアルトなどの層とを
組合せてサンドイツチ構造としたため、剛性に劣
る高減衰率部材はフエライトレジン層に保型さ
れ、上下のレジン層間を弾性的に遮断する。した
がつて上下面に加えられた振動は高減衰率部材に
有効に吸収される。しかも盤全体としては、十分
な剛性を保つことができる。又上記アスフアルト
等の層には骨材として酸化鉄粉末を混入すること
により、これを補強すると同時に密度を上げるこ
とができる。
以上のように本考案は、フエライトレジン層と
減衰率の高い材質の部材（例えば、アスフアルト
又はゴム）との積層体としたので、上下のフエラ
イト層間を振動より遮断し、しかも除振盤の重量
を大きくすることができ、除振盤の固有振動での
減衰を大きくできる。したがつて、光学機械、歪
計などの振動をきらう機器類の支持台として極め
て優れた効果を有するものである。
減衰率の高い材質の部材（例えば、アスフアルト
又はゴム）との積層体としたので、上下のフエラ
イト層間を振動より遮断し、しかも除振盤の重量
を大きくすることができ、除振盤の固有振動での
減衰を大きくできる。したがつて、光学機械、歪
計などの振動をきらう機器類の支持台として極め
て優れた効果を有するものである。
図面は本考案の一実施例を示す斜視図である。
１，２……フエライトレジン層、３……高減衰
材。
材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対をなす酸化鉄レジン層の間に、振動減衰の
大きくかつ酸化鉄粉末を混入させてある部材を
設けて、一体に積層したことを特徴とする除振
盤。 (2) 振動減衰の大きい部材として、アスフアルト
又はゴムを主体とする材料を用いたことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
除振盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9077582U JPS58191453U (ja) | 1982-06-17 | 1982-06-17 | 除振盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9077582U JPS58191453U (ja) | 1982-06-17 | 1982-06-17 | 除振盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58191453U JPS58191453U (ja) | 1983-12-20 |
| JPH027324Y2 true JPH027324Y2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=30099243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9077582U Granted JPS58191453U (ja) | 1982-06-17 | 1982-06-17 | 除振盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58191453U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63317280A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-26 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 金ろう合金 |
| JPS63317281A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-26 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 金ろう合金 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4918746U (ja) * | 1972-05-24 | 1974-02-16 |
-
1982
- 1982-06-17 JP JP9077582U patent/JPS58191453U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4918746U (ja) * | 1972-05-24 | 1974-02-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58191453U (ja) | 1983-12-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3298457A (en) | Acoustical barrier treatment | |
| JPH027324Y2 (ja) | ||
| JPS63118439A (ja) | 遮音シ−ト | |
| JPS6315025Y2 (ja) | ||
| JPH0814327A (ja) | 防振パッド | |
| JPS6243788Y2 (ja) | ||
| JP3161238B2 (ja) | 防音形静止誘導電器 | |
| JPS5860514A (ja) | 大容量リアクトル | |
| JP2002203728A (ja) | 低騒音トランス用電磁鋼板および低騒音トランス | |
| JPS60241539A (ja) | 磁性流体ダンパ | |
| JPS6123397Y2 (ja) | ||
| JPH01220809A (ja) | 電磁誘導機器の減音装置 | |
| CN114481718A (zh) | 一种颗粒阻尼吸振和带隙阻振相融合的浮置板轨道隔振器 | |
| JPS6024345A (ja) | 方向性硅素鋼板 | |
| JPH0122990Y2 (ja) | ||
| JPS5919930Y2 (ja) | レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブル | |
| JP2864854B2 (ja) | 防振用複合材料 | |
| JPH0790951A (ja) | 制振遮音材および床材 | |
| JP2546892B2 (ja) | 制振材 | |
| JPH0718198B2 (ja) | 防音防振材 | |
| JPS58149779A (ja) | スキ−用芯材 | |
| JP3244339B2 (ja) | 制振材 | |
| JPS61276857A (ja) | 防振材料 | |
| JPH02161500A (ja) | 鉛繊維制振材 | |
| JPS6122934A (ja) | 制振材 |