JPS5919930Y2 - レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブル - Google Patents
レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5919930Y2 JPS5919930Y2 JP11895878U JP11895878U JPS5919930Y2 JP S5919930 Y2 JPS5919930 Y2 JP S5919930Y2 JP 11895878 U JP11895878 U JP 11895878U JP 11895878 U JP11895878 U JP 11895878U JP S5919930 Y2 JPS5919930 Y2 JP S5919930Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turntable
- record player
- damping material
- vibration
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は表面に積層塗装を施し、振動を抑制したレコー
ドプレーヤのターンテーブルに関するものである。
ドプレーヤのターンテーブルに関するものである。
従来、レコードプレーヤのターンテーブルの裏面にゴム
板を貼りつけたり、合成樹脂を塗布したりして、モータ
ー其の他より伝播せる振動を抑制していた。
板を貼りつけたり、合成樹脂を塗布したりして、モータ
ー其の他より伝播せる振動を抑制していた。
しかしながら制振材として損失係数が0.1近くになる
ものは無かった。
ものは無かった。
従ってターンテーブルの鳴きを十分に抑えられないと云
う欠点があった。
う欠点があった。
本考案は上記の欠点を取除く為に考案されたもので、図
面に示す実施例について説明すれば、第1図に示すごと
く、ターンテーブル3の裏面にボッウレタン系樹脂等の
、損失係数が大きい塗料1を塗布し、乾燥させた後、そ
の上面に不飽和ポリエステル系樹脂等のヤング率の高い
塗料2を塗布して硬化させ、積層被膜を形成せるレコー
ドプレーヤのターンテーブルである。
面に示す実施例について説明すれば、第1図に示すごと
く、ターンテーブル3の裏面にボッウレタン系樹脂等の
、損失係数が大きい塗料1を塗布し、乾燥させた後、そ
の上面に不飽和ポリエステル系樹脂等のヤング率の高い
塗料2を塗布して硬化させ、積層被膜を形成せるレコー
ドプレーヤのターンテーブルである。
本考案の割振材と従来の制振材の損失係数の測定結果を
下記の表に示すものである。
下記の表に示すものである。
テストピースは幅15 mm、長さ130 mm、厚み
2mmのアルミニウム板に従来例として2mm厚のゴム
シートを成層したものおよび2mmのエポキシ系樹脂を
成層したもの、および本考案実施例としてポリウレタン
系樹脂を0.3mm成層し更にそのうえに不飽和ポリエ
ステル系樹脂を1.7mm成層したもので、温度20°
C1湿度62%で振動減衰率すなわち損失係数を測定し
たものである。
2mmのアルミニウム板に従来例として2mm厚のゴム
シートを成層したものおよび2mmのエポキシ系樹脂を
成層したもの、および本考案実施例としてポリウレタン
系樹脂を0.3mm成層し更にそのうえに不飽和ポリエ
ステル系樹脂を1.7mm成層したもので、温度20°
C1湿度62%で振動減衰率すなわち損失係数を測定し
たものである。
80H2に於て 500 H2に於
て
ゴムシート 0 、0049 0 、00
49エポキシ系樹脂 0.012 0.01
0本考案積層被膜 0.064 0 、09
上記の表に見られるように本考案積層被膜を形成すると
、損失係数が0.1近くになり、制振材としての効果が
他の制振材と比較して格別に顕著である。
49エポキシ系樹脂 0.012 0.01
0本考案積層被膜 0.064 0 、09
上記の表に見られるように本考案積層被膜を形成すると
、損失係数が0.1近くになり、制振材としての効果が
他の制振材と比較して格別に顕著である。
第2図はゴムシートを制振材に使用した場合、第3図は
エポキシ系樹脂を制振材に使用した場合、第4図は本考
案積層被膜を制振材に使用した場合、の各振動特性図で
、第4図では第2図、第3図に比較して周波数特性に於
て鋭度の小さいものとなっている。
エポキシ系樹脂を制振材に使用した場合、第4図は本考
案積層被膜を制振材に使用した場合、の各振動特性図で
、第4図では第2図、第3図に比較して周波数特性に於
て鋭度の小さいものとなっている。
この考案によりこのような顕著なる制振効果が得られる
理由としては損失係数の大きいポリウレタン系樹脂層と
ヤング率の高い不飽和ポリエステル系樹脂層との積層構
造を有することがあげられる。
理由としては損失係数の大きいポリウレタン系樹脂層と
ヤング率の高い不飽和ポリエステル系樹脂層との積層構
造を有することがあげられる。
一般に振動体面上に制振材を成層することにより振動体
の振動が抑制される理由としては振動エネルギーが制振
材において熱エネルギーに変換され消散されるためであ
るが、振動体(ターンテーブル)に従来のように制振材
層のみを成層した構成では制振材ののび変形のみによる
熱エネルギーへの変換による制振作用しか呈しないのに
対し、本考案は制振材の上に更にヤング率の大きい層を
形成したので、制振材ののび変形による熱エネルギーへ
の変換に加えて制振材のすり変形による熱エネルギーへ
の変換が行なわれるのために顕著なる制振効果が得られ
る。
の振動が抑制される理由としては振動エネルギーが制振
材において熱エネルギーに変換され消散されるためであ
るが、振動体(ターンテーブル)に従来のように制振材
層のみを成層した構成では制振材ののび変形のみによる
熱エネルギーへの変換による制振作用しか呈しないのに
対し、本考案は制振材の上に更にヤング率の大きい層を
形成したので、制振材ののび変形による熱エネルギーへ
の変換に加えて制振材のすり変形による熱エネルギーへ
の変換が行なわれるのために顕著なる制振効果が得られ
る。
実施例ではターンテーブル3の裏面に積層被膜を塗布し
ているが、表面又は両面に塗布してもよい。
ているが、表面又は両面に塗布してもよい。
本考案は以上に述べたように、レコードプレーヤーター
ンテーブル表面に損失係数大なる塗装層と、その上面に
ヤング率の高い塗装層の積層被膜を形成すると云う巧妙
な方法で振動を抑制するもので、実用効果大なる考案で
ある。
ンテーブル表面に損失係数大なる塗装層と、その上面に
ヤング率の高い塗装層の積層被膜を形成すると云う巧妙
な方法で振動を抑制するもので、実用効果大なる考案で
ある。
第1図は本考案のターンテーブル構成図、第2図、第3
図、第4図は振動特性図。 1.2は塗料、3はターンテーブル。
図、第4図は振動特性図。 1.2は塗料、3はターンテーブル。
Claims (1)
- 片面又は両面にポリウレタン系樹脂等の損失係数大なる
塗装層を形成し、その上面に不飽和ポリエステル系樹脂
等のヤング率の高い塗装層の被膜を積層して形成した事
を特徴とするレコードプレーヤのターンテーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11895878U JPS5919930Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11895878U JPS5919930Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5536463U JPS5536463U (ja) | 1980-03-08 |
JPS5919930Y2 true JPS5919930Y2 (ja) | 1984-06-09 |
Family
ID=29073793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11895878U Expired JPS5919930Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | レコ−ドプレ−ヤのタ−ンテ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919930Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004048085A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Three Bond Co., Ltd. | 積層構造体 |
-
1978
- 1978-08-29 JP JP11895878U patent/JPS5919930Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004048085A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Three Bond Co., Ltd. | 積層構造体 |
US7425370B2 (en) | 2002-11-25 | 2008-09-16 | Three Bond Co., Ltd. | Laminated structural body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5536463U (ja) | 1980-03-08 |
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