JPH0790951A - 制振遮音材および床材 - Google Patents
制振遮音材および床材Info
- Publication number
- JPH0790951A JPH0790951A JP27326493A JP27326493A JPH0790951A JP H0790951 A JPH0790951 A JP H0790951A JP 27326493 A JP27326493 A JP 27326493A JP 27326493 A JP27326493 A JP 27326493A JP H0790951 A JPH0790951 A JP H0790951A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- sheet
- upper sheet
- damping
- felt
- Prior art date
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- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 フェルトから形成される上部シート部材と、
有機バインダー100重量部に対して金属粉末を25〜
4000重量部混合してシート状に形成した下部シート
部材とを加圧成形して一体結合する。 【効果】 制振性、遮音性および加工性に優れる。
有機バインダー100重量部に対して金属粉末を25〜
4000重量部混合してシート状に形成した下部シート
部材とを加圧成形して一体結合する。 【効果】 制振性、遮音性および加工性に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制振遮音材および床材
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床材として、ゴム質材を含有した制振材
が用いられている(例えば、特開平1−172484号
公報の明細書第2頁第3〜5行)。
が用いられている(例えば、特開平1−172484号
公報の明細書第2頁第3〜5行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の制振材を用いた
床材は、床材上を歩行する際に発生する衝撃音のような
固体伝搬音を減衰する能力には優れているが、空気中を
伝播する話し声のような空気伝搬音を遮音する能力に乏
しいという問題点がある。そこで、本発明はかかる問題
点を解消するためになされたもので、固体伝搬音を減衰
する制振性と空気伝搬音を遮音する遮音性とに優れた制
振遮音材および床材を提供するものである。
床材は、床材上を歩行する際に発生する衝撃音のような
固体伝搬音を減衰する能力には優れているが、空気中を
伝播する話し声のような空気伝搬音を遮音する能力に乏
しいという問題点がある。そこで、本発明はかかる問題
点を解消するためになされたもので、固体伝搬音を減衰
する制振性と空気伝搬音を遮音する遮音性とに優れた制
振遮音材および床材を提供するものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明の制振遮音材は、
フェルトから形成される上部シート部材と、有機バイン
ダー100重量部に対して金属粉末を25〜4000重
量部混合して一体結合したことを特徴とする。
フェルトから形成される上部シート部材と、有機バイン
ダー100重量部に対して金属粉末を25〜4000重
量部混合して一体結合したことを特徴とする。
【0005】本発明の床材は、請求項1記載の上部フェ
ルト部材に本質材を貼設したことを特徴とする。
ルト部材に本質材を貼設したことを特徴とする。
【0006】(1)上部シート部材 上部シート部材としては、フェルトが用いられ、フェル
トの材質を適宜選択すれば、接着性、機械的強度、クッ
ション性を向上できる。フェルトはロックウール、ガラ
ス繊維等の無機質繊維および柔軟性バインダー樹脂を解
繊した後混合し、次いで加熱成型して所定厚さのシート
状にしたものである。厚さは0.5〜4.0mm、望ま
しくは1.5〜2.5mmである。0.5mm未満では
積層の際に用いる接着材がシート内に浸透しやすく生産
上好ましくない。また、4.0mmを越える厚さの場合
は床材としての歩行感を損ねるため好ましくない。目付
量は50〜300g/m2、望ましくは130〜250
g/m2とする。 (2)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂、ゴムの1種又は2種以上が用いられる。 (3)金属粉末 金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チ
タン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄およびその合金
からなる金属粉末の1種又は2種以上が用いられ、好ま
しくは30メッシュ以下のものを有機バインダー100
重量部に対して25〜4000重量部添加し、25重量
部未満では音波の遮音効果が低下し、4000重量部を
越えると、防音床下地材のかさ比重が大きくなり、可撓
性が失われる。 (4)木質材 木質材としては、通常の木質材が用いられる。
トの材質を適宜選択すれば、接着性、機械的強度、クッ
ション性を向上できる。フェルトはロックウール、ガラ
ス繊維等の無機質繊維および柔軟性バインダー樹脂を解
繊した後混合し、次いで加熱成型して所定厚さのシート
状にしたものである。厚さは0.5〜4.0mm、望ま
しくは1.5〜2.5mmである。0.5mm未満では
積層の際に用いる接着材がシート内に浸透しやすく生産
上好ましくない。また、4.0mmを越える厚さの場合
は床材としての歩行感を損ねるため好ましくない。目付
量は50〜300g/m2、望ましくは130〜250
g/m2とする。 (2)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂、ゴムの1種又は2種以上が用いられる。 (3)金属粉末 金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チ
タン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄およびその合金
からなる金属粉末の1種又は2種以上が用いられ、好ま
しくは30メッシュ以下のものを有機バインダー100
重量部に対して25〜4000重量部添加し、25重量
部未満では音波の遮音効果が低下し、4000重量部を
越えると、防音床下地材のかさ比重が大きくなり、可撓
性が失われる。 (4)木質材 木質材としては、通常の木質材が用いられる。
【0007】
【作用】木質材に衝撃力が加わると、固体伝搬音が発生
するが、上部シート部材が変形して衝撃力を吸収して該
固体伝搬音の発生を減少させ、発生した該固体伝搬音を
該上部シート部材およひ下部シート部材で順次吸収して
遮音する。また、空気伝搬音は該木質材および該上部シ
ート部材を通過した後、該下部シート部材で吸収され遮
音される。
するが、上部シート部材が変形して衝撃力を吸収して該
固体伝搬音の発生を減少させ、発生した該固体伝搬音を
該上部シート部材およひ下部シート部材で順次吸収して
遮音する。また、空気伝搬音は該木質材および該上部シ
ート部材を通過した後、該下部シート部材で吸収され遮
音される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。厚
さ2.0mm、目付量200g/m2からなるフェルト
製の上部シート部材と、ポリエステル樹脂100重量部
に対して鋳鉄粉末(30メッシュ以下)2600重量部
混合してシート状に形成した下部シート部材とを加圧成
形して二層構造を有する厚さ2.0mmの制振遮音材を
形成した。次いで、上部シート部材に厚さ6mmの木質
材を貼設して床材を得た。比較例は厚さ3.0mmのア
スファルトシートである。
さ2.0mm、目付量200g/m2からなるフェルト
製の上部シート部材と、ポリエステル樹脂100重量部
に対して鋳鉄粉末(30メッシュ以下)2600重量部
混合してシート状に形成した下部シート部材とを加圧成
形して二層構造を有する厚さ2.0mmの制振遮音材を
形成した。次いで、上部シート部材に厚さ6mmの木質
材を貼設して床材を得た。比較例は厚さ3.0mmのア
スファルトシートである。
【0009】次に本実施例およひ比較例の音響透過損
失、床衝撃音レベルを測定し、その結果を表1に示す。
本実施例は比較例と比べて音響透過損失、床衝撃音レベ
ルのいずれも良いことがわかる。
失、床衝撃音レベルを測定し、その結果を表1に示す。
本実施例は比較例と比べて音響透過損失、床衝撃音レベ
ルのいずれも良いことがわかる。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明の制振遮音材によれば、フェルト
から形成される上部シート部材と、有機バインダー10
0重量部に対して金属粉末を25〜4000重量部混合
してシート状に形成した下部シート部材とを加圧成形し
て一体結合したので、制振性、遮音性および加工性に優
れ、しかも原料は安価であるので製造コストを低減でき
る。
から形成される上部シート部材と、有機バインダー10
0重量部に対して金属粉末を25〜4000重量部混合
してシート状に形成した下部シート部材とを加圧成形し
て一体結合したので、制振性、遮音性および加工性に優
れ、しかも原料は安価であるので製造コストを低減でき
る。
【0012】本発明の床材によれば、固体伝搬音および
空気伝搬音を共に遮音できるので、階上や階下から伝わ
ってくる騒音防止が可能であり、また木質材の下に貼設
する制振遮音材を薄くできるので、施工が容易である。
空気伝搬音を共に遮音できるので、階上や階下から伝わ
ってくる騒音防止が可能であり、また木質材の下に貼設
する制振遮音材を薄くできるので、施工が容易である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フェルトから形成される上部シート部材
と、有機バインダー100重量部に対して金属粉末を2
5〜4000重量部混合してシート状に形成した下部シ
ート部材とを加圧成形して一体結合したことを特徴とす
る制振遮音材。 - 【請求項2】 請求項1記載の上部シート部材に木質材
を貼設した床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27326493A JPH0790951A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 制振遮音材および床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27326493A JPH0790951A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 制振遮音材および床材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0790951A true JPH0790951A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17525414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27326493A Pending JPH0790951A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 制振遮音材および床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790951A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7520096B2 (en) | 2003-02-06 | 2009-04-21 | Taisei Electronic Industries Co., Ltd. | Sound insulating floor structure |
US8458987B2 (en) | 2008-01-08 | 2013-06-11 | Isola As | Insulating plate/studded plate with adhesive absorbent qualities |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP27326493A patent/JPH0790951A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7520096B2 (en) | 2003-02-06 | 2009-04-21 | Taisei Electronic Industries Co., Ltd. | Sound insulating floor structure |
DE102004005764B4 (de) * | 2003-02-06 | 2015-02-12 | Taisei Electronic Industries, Co. Ltd. | Schallisolierende Fußbodenstruktur und insbesondere eine schallisolierende Fußbodenstruktur, die durch ein Trockenfußboden-Errichtungsverfahren errichtet wurde |
US8458987B2 (en) | 2008-01-08 | 2013-06-11 | Isola As | Insulating plate/studded plate with adhesive absorbent qualities |
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