JP3234670B2 - 防音用被覆材 - Google Patents

防音用被覆材

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JP3234670B2
JP3234670B2 JP07734393A JP7734393A JP3234670B2 JP 3234670 B2 JP3234670 B2 JP 3234670B2 JP 07734393 A JP07734393 A JP 07734393A JP 7734393 A JP7734393 A JP 7734393A JP 3234670 B2 JP3234670 B2 JP 3234670B2
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宏司 岡田
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Aisin Takaoka Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性および防音性に
優れた被覆材に関するものであり、配管、ホッパー、ダ
クト、タンク等の騒音対策用材料として使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の防音用被覆材として、特公昭61
−5156号公報に示すようなものがあり、このもの
は、塩化ビニル系樹脂100重量部に、比重4.0以
上、粒径が40メッシュより細かい金属、金属化合物も
しくはこれらの混合物である粉体を少なくとも100重
量部と可塑剤とを配合して得られるシート状基材に、該
シート状基材の片面に薄い金属板からなる素材及び他面
に可撓性を有する緩衝材を、少なくとも前記表材とシー
ト状基材が接着されて積層してなる防音用被覆材であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防音用被覆材の
厚さは、施工性、緩衝効果、取扱い易さ等を考慮すれ
ば、2〜100mmの範囲が好ましく、そのため被覆材
の厚さが厚くなり、現場での施工性が劣るという問題点
がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消するため
になされたもので、被覆材の厚さを薄くしても所望の防
音効果が得られる防音用被覆材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の防音用被覆材
は、薄い金属板から形成される第1シート部材と、有機
バインダー100重量部に対して鋳鉄粉末を25〜15
00重量部混合してシート状に形成した第2シート部材
とを加圧成形して一体結合した二層構造からなることを
特徴とする。
【0005】(1)第1シート部材 第1シート部材は、鉄板、アルミニウム板等からなる厚
さが0.05〜2mmの薄い金属板から形成され、第1
シート部材の材質を適宜選択すれば、耐熱性、難燃性、
耐油性、接着性、耐薬品性、機械的強度を向上させた
り、印刷も可能である。第1シート部材の厚さは、0.
05〜2mm程度が好ましく、0.05mm以下の場合
は金属板自体の強度、腐食等により実用的でなく、また
2mm以上になると、可撓性が消失し、現場での曲げ加
工、切断、穴あけ等の施工上の困難な問題を生じる。第
1シート部材は、鉄板、アルミニウム板が好ましいが、
それらの表面を必要に応じ亜鉛メッキ、酸化処理、ある
いは塗装処理等を施せば耐久性の観点から更に好まし
い。 (2)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂の1種又は2種以上が用いられる。有機バ
インダーの厚さは、0.5〜10mm程度が好ましく、
0.5mm以下では防音効果が小さく、10mm以上で
は可撓性が失われる。 (3)鋳鉄粉末 鋳鉄粉末およびその合金からなる鋳鉄粉末が用いられ、
好ましくは20メッシュ以上のものを有機バインダー1
00重量部に対して25〜1500重量部添加する。鋳
鉄粉末の粒径が20メッシュより大きい場合、有機バイ
ンダーとの均一混合性が悪く、かつ加工の段階で加工機
械を損傷する恐れがあり、多量に混入することができな
い。鋳鉄粉末の添加量が25重量部以下では遮音性能が
低下し、1500重量部以上では防音用被覆材のかさ比
重が大きくなり、可撓性が失われる。
【0006】
【作用】騒音が防音被覆材に伝幡されると、第2シート
部材を振動させ、この振動によるエネルギーが、有機バ
インダー中の鋳鉄粉末の内部摩擦と該鋳鉄粉末中の黒鉛
の内部摩擦との相乗効果によって熱エネルギーに変換さ
れて減衰する。また、該鋳鉄粉末は該有機バインダーと
良く結合し、該第2シート部材が外圧に対して比較的剛
性を有すると共に、第1シート部材を接着すれば、該防
音被覆材の曲げ強度が増加する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。厚
さ0.1mmのアルミニウム板から形成される第1シー
ト部材と、塩化ビニール樹脂100重量部に対して鋳鉄
粉末(300メッシュ)1000重量部混合してシート
状に形成した第2シート部材とを加圧成形して一体結合
した二層構造を有する厚さ2.0mmの防音用被覆材を
得た。比較例は塩化ビニール樹脂100重量部に対して
酸化鉄(200メッシュ)1000重量部混合し、シー
ト状に形成した第2シートの片側に厚さ0.1mmのア
ルミニウム板から形成される第1シート部材を接着する
と共に、該第2シート部材の他側に厚さ5.0mmの軟
質発泡ウレタンシートから形成される第3シート部材を
接着した厚さ6.0mmの防音被覆材である。
【0008】次に、本実施例および比較例の各防音被覆
材の透過損失(dB)および損失係数を測定し、その結
果を表1に示す。本実施例は比較例と比べて透過損失お
よび損失係数が大きく、遮音効果が良いことがわかる。
【0009】
【表1】
【0010】第1シート部材の接着により防音被覆材の
曲げ強度が増加するとか、取扱いが便利になるとか、表
面に商品名、メーカー名などを印刷することができるな
どの効果がある。また、住宅の壁などに使用する場合に
は、他の構成部材に釘打ちしたり、ホッチキスで止めた
り、貼設したり、あるいは単にサンドイッチ状に挿入し
て使用することができる。さらに、金属粉末の混合率に
よってはカッターナイフなどで簡単に切断することがで
きるので、構造物の形状に容易に合わせることができ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、良好な防音効果を発生
することができ、しかも耐熱性、難燃性、耐油性、接着
性、切削性および機械的強度が良好であり、さらに表面
に印刷を施すことによって商品価値を向上させることも
できる。また、原料が安価であるので、製造コストを低
減でき、施工性、加工性も良好である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い金属板から形成される第1シート部
    材と、有機バインダー100重量部に対して鋳鉄粉末を
    25〜1500重量部混合してシート状に形成した第2
    シート部材とを加圧成形して一体結合した二層構造から
    なることを特徴とする防音用被覆材。
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