JPH0584872A - 防音シート - Google Patents

防音シート

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Publication number
JPH0584872A
JPH0584872A JP3318739A JP31873991A JPH0584872A JP H0584872 A JPH0584872 A JP H0584872A JP 3318739 A JP3318739 A JP 3318739A JP 31873991 A JP31873991 A JP 31873991A JP H0584872 A JPH0584872 A JP H0584872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheet member
sound
soundproof
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP3318739A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okada
宏司 岡田
Kenichi Kumazawa
研一 熊沢
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙、布、不織布、金属箔、樹脂シートのいず
れか1種から形成される第1シート部材と、有機バイン
ダー100重量部に対して金属粉末を25〜1500重
量部混合してシート状に形成した第2シート部材とを加
圧成形して一体結合した二層構造からなる。 【効果】 防音効果に優れ、耐熱性、難燃性、耐油性、
切削性および施工性も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音シートの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】防音板として、パーティクルボードがあ
り、このものは、チップ、フレーク、ウェハー、ストラ
ンドなどの木材小片を主な原料として、接着剤をもって
成形熱圧した密度0.5〜0.9g/cmの板であ
り、その板厚は通常8〜40mmである(例えば、日本
工業規格「パーティクルボード」A5908)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パーティクルボード単
板のみでは所望の防音効果を達成できず、充分に満足す
べき防音効果を達成するために、該ボードの板厚を厚く
したり、あるいは他の防音材を併用しているが、施工性
や加工性が悪化するという問題点がある。そこで、本発
明はかかる問題点を解消するためになされたもので、板
厚が薄くても所望の防音効果が得られる防音材を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙、布、不織
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種から形成される
第1シート部材と、有機バインダー100重量部に対し
て金属粉末を25〜1500重量部混合してシート状に
形成した第2シート部材とを加圧成形して一体結合した
二層構造からなる防音シートである。
【0005】(1)第1シート部材 第1シート部材としては、厚紙、クラフト紙、布、不織
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種が用いられる。
第1シート部材の材質を適宜選択すれば、耐熱性、難燃
性、耐油性、接着性、耐薬品性、機械的強度を向上させ
たり、印刷も可能である。特に、易酸化性の鉄粉等を用
いた場合、酸化防止を図り、経時による外観不良を防止
することができる。また、耐油性向上としては、アルミ
ニウム箔、塩ビシートを用いると良い。 (2)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂の1種又は2種以上が用いられる。 (3)金属粉末 金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チ
タン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄およびその合金
からなる金属粉末の1種又は2種以上が用いられ、好ま
しくは300メッシュ以下のものを有機バインダー10
0重量部に対して25〜1500重量部添加し、25重
量部未満では音波の遮音効果が低下し、1500重量部
を越えると、防音シートのかさ比重が大きくなり、可撓
性も失われる。
【0006】
【作用】防音シートは音波に対する反射性能を保有して
おり、該防音シート内部を通過しようとする振動のエネ
ルギーは内部摩擦によって熱エネルギーに変換されて減
衰する。また、金属粉末は有機バインダーと良く結合
し、防音シートが外圧に対して比較的剛性を有すると共
に、第1シート部材を接着すれば、該防音シートの曲げ
強度が増加する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ク
ラフト紙からなる第1シート部材と、ポリエステル樹脂
100重量部に対して鋳鉄粉末(300メッシュ)10
00重量部混合してシート状に形成して第2シート部材
とを加圧成形して二層構造を有する厚さ2.0mmの防
音シートを得た。比較例は面密度9.72kg/m
厚さ12mmのパーティクルボードである。
【0008】次に、本実施例の防音シートおよび比較例
のパーティクルボードの透過損失(dB)を測定し、そ
の結果を表1に示す。本実施例は比較例と比べて透過損
失が大きく、遮音効果が良いことがわかる。
【0009】
【表1】
【0010】上記実施例においては、第2シート部材の
片面にのみ第1シート部材を接着した物を示したが、第
2シート部材の両面に第1シート部材を接着しても防音
効果を奏するものである。
【0011】第1シート部材を接着すれば、防音シート
の曲げ強度が増加するとか、取扱いが便利になるとか、
表面に商品名、メーカ名などを印刷することができるな
どの効果がある。また、住宅の壁などに使用する場合に
は、他の構成部材に釘打ちしたり、ホッチキスで止めた
り、貼設したり、あるいは単にサンドイッチ状に挿入し
て使用することができる。さらに、金属粉末の混合率に
よってはカッターナイフなどで簡単に切断することがで
きるので、構造物の形状に容易に合わせることができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、防音シートの厚さが薄
くても良好な防音効果を発生することができ、しかも耐
熱性、難燃性、耐油性、接着性、切削性および機械的強
度が良好であり、さらに表面に印刷を施すことによって
商品価格を向上させることもできる。また、原料が安価
であるので、製造コストを低減でき、施工性、加工性も
良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 A 7350−5H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、布、不織布、金属箔、樹脂シートの
    いずれか1種から形成される第1シート部材と、有機バ
    インダー100重量部に対して金属粉末を25〜150
    0重量部混合してシート状に形成した第2シート部材と
    を加圧成形して一体結合した二層構造からなることを特
    徴とする防音シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防音シートにおいて、第
    1シート部材と第2シート部材とを加圧成形して一体結
    合した二層構造に代えて、一対の該第1シート部材間に
    該第2シート部材を介在させ、加圧成形して一体結合し
    た三層構造からなることを特徴とする防音シート。
JP3318739A 1991-09-25 1991-09-25 防音シート Pending JPH0584872A (ja)

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JP3318739A JPH0584872A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 防音シート

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JP3318739A JPH0584872A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 防音シート

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JPH0584872A true JPH0584872A (ja) 1993-04-06

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