JPH05104677A - 防音パネル - Google Patents
防音パネルInfo
- Publication number
- JPH05104677A JPH05104677A JP33298291A JP33298291A JPH05104677A JP H05104677 A JPH05104677 A JP H05104677A JP 33298291 A JP33298291 A JP 33298291A JP 33298291 A JP33298291 A JP 33298291A JP H05104677 A JPH05104677 A JP H05104677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- sheet member
- soundproof
- resin
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 紙、布、不織布、金属箔、樹脂シートのいず
れか1種から形成される第1シート部材と、有機バイン
ダー100重量部に対して金属粉末を25〜1500重
量部混合してシート状に形成した第2シート部材とを加
圧成形して一体結合した二層構造からなる防音シートの
両面に、ハードボードを貼設する。 【効果】 防音効果、機械的特性および切削特性に優れ
る。
れか1種から形成される第1シート部材と、有機バイン
ダー100重量部に対して金属粉末を25〜1500重
量部混合してシート状に形成した第2シート部材とを加
圧成形して一体結合した二層構造からなる防音シートの
両面に、ハードボードを貼設する。 【効果】 防音効果、機械的特性および切削特性に優れ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音パネルの改良に関
するものであり、詳しくは、防音効果に優れたハードボ
ード成形体に関するものである。
するものであり、詳しくは、防音効果に優れたハードボ
ード成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハードボードは防音効果を主目的にして
形成されたものであり、このものは、植物繊維を主原料
として接着剤を用いて成形乾燥した密度0.8g/cm
3以上の板である(例えば、日本工業規格「硬質繊維
板」A5907)。
形成されたものであり、このものは、植物繊維を主原料
として接着剤を用いて成形乾燥した密度0.8g/cm
3以上の板である(例えば、日本工業規格「硬質繊維
板」A5907)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ハードボードは
単板で使用されているが、ハードボード単板のみでは充
分に満足すべき防音効果を達成できないという問題点が
ある。そこで、本発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、満足できる防音効果を有するハードボ
ード成形体を提供するものである。
単板で使用されているが、ハードボード単板のみでは充
分に満足すべき防音効果を達成できないという問題点が
ある。そこで、本発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、満足できる防音効果を有するハードボ
ード成形体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙、布、不織
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種から形成される
第1シート部材と、有機バインダー100重量部に対し
て金属粉末を25〜1500重量部混合してシート状に
形成した第2シート部材とを加圧成形して一体結合した
二層構造からなる防音シートの両面に、ハードボードを
貼設した防音パネルである。
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種から形成される
第1シート部材と、有機バインダー100重量部に対し
て金属粉末を25〜1500重量部混合してシート状に
形成した第2シート部材とを加圧成形して一体結合した
二層構造からなる防音シートの両面に、ハードボードを
貼設した防音パネルである。
【0005】(1)ハードボード ハードボードとしては、日本工業規格「硬質繊維板」A
5907に準拠したものが用いられる。 (2)第1シート部材 第1シート部材としては、厚紙、クラフト紙、布、不織
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種が用いられる。 (3)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂の1種又は2種以上が用いられる。 (3)金属粉末 金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チ
タン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄およびその合金
からなる金属粉末の1種又は2種以上が用いられ、好ま
しくは300メッシュ以下のものを有機バインダー10
0重量部に対して25〜1500重量部添加し、25重
量部未満では音波の遮音効果が低下し、1500重量部
を越えると、防音シートのかさ比重が大きくなり、可撓
性も失われる。
5907に準拠したものが用いられる。 (2)第1シート部材 第1シート部材としては、厚紙、クラフト紙、布、不織
布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種が用いられる。 (3)有機バインダー 有機バインダーとしては、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリルエステル
樹脂、アミノ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニール樹脂の1種又は2種以上が用いられる。 (3)金属粉末 金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄銅、亜鉛、チ
タン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄およびその合金
からなる金属粉末の1種又は2種以上が用いられ、好ま
しくは300メッシュ以下のものを有機バインダー10
0重量部に対して25〜1500重量部添加し、25重
量部未満では音波の遮音効果が低下し、1500重量部
を越えると、防音シートのかさ比重が大きくなり、可撓
性も失われる。
【0006】
【作用】防音パネルは音波に対する反射性能を保有して
おり、該防音パネル内部を通過しようとする振動のエネ
ルギーは内部摩擦によって熱エネルギーに変換されて減
衰する。
おり、該防音パネル内部を通過しようとする振動のエネ
ルギーは内部摩擦によって熱エネルギーに変換されて減
衰する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ク
ラフト紙からなる第1シート部材と、フェノール樹脂1
00重量部に対して鋳鉄粉末(300メッシュ)100
0重量部混合してシート状に形成した第2シート部材と
を加圧成形して二層構造を有する厚さ2.0mmの防音
シートを作成し、該防音シートの両面にハードボード
(T350)を貼設して厚さ12.0mmの防音パネル
を得た。比較例1は実施例と同一のフェノール樹脂を用
いて成形された厚さ12mmのハードボード単板であ
り、比較例2は面密度9.72kg/m2の厚さ12m
mのパーティクルボードである。
ラフト紙からなる第1シート部材と、フェノール樹脂1
00重量部に対して鋳鉄粉末(300メッシュ)100
0重量部混合してシート状に形成した第2シート部材と
を加圧成形して二層構造を有する厚さ2.0mmの防音
シートを作成し、該防音シートの両面にハードボード
(T350)を貼設して厚さ12.0mmの防音パネル
を得た。比較例1は実施例と同一のフェノール樹脂を用
いて成形された厚さ12mmのハードボード単板であ
り、比較例2は面密度9.72kg/m2の厚さ12m
mのパーティクルボードである。
【0008】次に、本実施例のハードボード成形板およ
び比較例1〜2の該両ボードの透過損失(dB)を測定
し、その結果を表1に示す。本実施例は比較例1〜2と
比べて透過損失が大きく、遮音効果が良いことがわか
る。
び比較例1〜2の該両ボードの透過損失(dB)を測定
し、その結果を表1に示す。本実施例は比較例1〜2と
比べて透過損失が大きく、遮音効果が良いことがわか
る。
【0009】
【表1】
【0010】上記実施例の防音パネルにおいて、第1シ
ート部材と第2シート部材とを加圧成形して一体結合し
た二層構造からなる防音シートに代えて、一対の該第1
シート部材間に該第2シート部材を介在させ、加圧成形
して一体結合した三層構造からなる防音シートの両面
に、ハードボードを貼設しても、上記実施例と同様の作
用を奏する。
ート部材と第2シート部材とを加圧成形して一体結合し
た二層構造からなる防音シートに代えて、一対の該第1
シート部材間に該第2シート部材を介在させ、加圧成形
して一体結合した三層構造からなる防音シートの両面
に、ハードボードを貼設しても、上記実施例と同様の作
用を奏する。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、良好な防音効果を有
し、機械的特性および切削特性にも優れ、また原料は安
価であるので製造コストを低減できる。
し、機械的特性および切削特性にも優れ、また原料は安
価であるので製造コストを低減できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 21/12 9155−4F
Claims (2)
- 【請求項1】 紙、布、不織布、金属箔、樹脂シートの
いずれか1種から形成される第1シート部材と、有機バ
インダー100重量部に対して金属粉末を25〜150
0重量部混合してシート状に形成した第2シート部材と
を加圧成形して一体結合した二層構造からなる防音シー
トの両面に、ハードボードを貼設したことを特徴とする
防音パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載の防音パネルにおいて、第
1シート部材と第2シート部材とを加圧成形して一体結
合した二層構造からなる防音シートに代えて、一対の該
第1シート部材間に該第2シート部材を介在させ、加圧
成形して一体結合した三層構造からなる防音シートの両
面に、ハードボードを貼設したことを特徴とする防音パ
ネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33298291A JPH05104677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33298291A JPH05104677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 防音パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104677A true JPH05104677A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=18260989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33298291A Pending JPH05104677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 防音パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100364737C (zh) * | 2006-04-25 | 2008-01-30 | 乔刚 | 纸面防水板的制作方法 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP33298291A patent/JPH05104677A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100364737C (zh) * | 2006-04-25 | 2008-01-30 | 乔刚 | 纸面防水板的制作方法 |
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