JPS6333279Y2 - - Google Patents

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JPS6333279Y2
JPS6333279Y2 JP1981096703U JP9670381U JPS6333279Y2 JP S6333279 Y2 JPS6333279 Y2 JP S6333279Y2 JP 1981096703 U JP1981096703 U JP 1981096703U JP 9670381 U JP9670381 U JP 9670381U JP S6333279 Y2 JPS6333279 Y2 JP S6333279Y2
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JP
Japan
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glass wool
layer
sound
fiber diameter
soundproofing
Prior art date
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JP1981096703U
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JPS5823399U (ja
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は音圧レベルを低下させる防音材に関
し、特に車輛等のエンジンルーム内のボンネツト
フード裏面、ダツシユパネルのエンジンルーム側
等に取り付けられて、音圧レベルを低下させる車
輛用防音材に関する。 従来、音圧発生源から発生する音圧レベルを低
下するため、特に車輛等のエンジン音による車外
騒音、車室内騒音の大きな音圧レベルを低下する
ために、例えばその防音材として、フエノール樹
脂をバインダーとしてガラスウールを所定形状に
成形し、ガラスウールの多孔質吸音材としての特
性を利用した方式と、フエノール樹脂をバインダ
ーとして麻、再生綿屑等を一定厚さに成形したフ
アイバーボード(以下文中で述べるレジンボード
はこのことを示す)を使用し、該レジンボードに
所定範囲の通気性を持たせるとともに裏面に所定
厚さの空気層を設け、共鳴吸音構造材としての特
性を利用した方式によるもの等が用いられてき
た。そして、前者の場合には、例えば第1図に示
すように、エンジンルーム側にくるガラスウール
の毛羽立ち防止用の不織布の表層材1とガラスウ
ール成形体2とを接着剤などにより接着させたも
のが用いられてきた。そしてこの場合に、吸音用
としてガラスウール成形体2に用いられるガラス
ウールの繊維径は、一般に5〜15μであり、この
範囲のガラスウールはその密度を0.02〜0.05g/
cm3の低密度とした場合も曲げ剛性が充分にあり、
そのため例えば車輛等にこのガラスウールを用い
た防音材を取付けた場合もたれ下りが少なくま
た、取付け作業が容易であり、さらに、ガラスウ
ールの製造時の効率が優れ、低コストであるの
で、よく用いられてきた。 しかし、このようなガラスウールを使用した防
音材は前記のレジンボードを使用した防音材に比
較して軽量であり、かつ吸音特性が平担、すなわ
ち良好な吸音特性を示す周波数帯が広いため良く
用いられていたものの、このガラスウールを使用
した防音材は人体にささると、かゆみ、チクチク
感等の不快感が生じ、そのため製造時および車輛
への組み付け時の作業性等が悪く改良が望まれて
いた。この改良として、防音材の裏面にも不織布
を積層する方法も試みられているが、この場合に
は、コストアツプになつたり、成形に長時間必要
とする等の欠点があつた。一方、ガラスウールの
繊維径が1〜4μのものを用いた場合には、この
ガラスウールによつては人体に対する前記不快感
が発生せず、また同じ密度、厚さとした場合に
は、前記のガラスウールよりも吸音性が極めて優
れているものの、このガラスウールは曲げ剛性が
不足しており、車輛用防音材として使用するのに
不都合が生じ、かつガラスウール製造時の効率が
悪いため高コストになるという欠点があつた。さ
らに近年、省エネルギ対策として車輛の軽量化と
共に車輛走行時の車輛に対する空気抵抗を低減さ
せるためにボンネツトフード等が低くなる傾向に
あり、このため狭くなるエンジンルーム内等の空
間容積に取り付けることができる軽量で、所要空
間容積の小さい車輛用防音材が望まれていた。 したがつて本考案の目的は、ガラスウールを使
用した防音材、特に車輛用防音材についての上記
の欠点を解消し、取扱い時の不快感をなくし、作
業性が優れ、軽量で曲げ剛性が充分にあり、所要
空間容積の小さい、しかも吸音性にすぐれた防音
効果の高い防音材を提供することにある。 以下、本考案にもとづく一実施例について添付
図面を参照しつつ説明する。 第2図は本考案にもとづく一実施例の断面図で
ある。 11は不織布等の通気性を有する材料よりなる
表層材であり、22はガラスウール層体である。
この表層材11には、ガラスウール層体22と接
着させるために例えば、水溶性のフエノール樹脂
プレポリマー、レゾルシノール樹脂プレポリマー
等の接着剤が含浸されている。そして、ガラスウ
ール層体22は、表層材11に近いガラスウール
層aならびに表層材11から離れたガラスウール
層bから構成されており、このガラスウール層a
とbとの間に例えば15〜40μのポリエチレン、ポ
リプロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等の
熱可塑性樹脂のフイルムcが挿入されている。
尚、ガラスウール層aは繊維径5〜15μmのガラ
ス繊維で構成されており、その密度は0.016〜
0.05g/cm3である。またガラスウール層bは繊維
径1〜4μmのガラス繊維で構成されており、そ
の密度は0.016〜0.05g/cm2である。このように
構成されたガラスウール層aとbのガラスウール
の面密度(単位面積当りの重量)の比は、例えば
フードサイレンサの場合には、1:1から20:1
にするのが好ましい。すなわち、ガラスウール層
aの割合いがその比、1:1よりも小さくなる
と、言い換えると、ガラスウール層bの割合が多
くなると、(同じ重量、容積の場合)吸音性は向
上するが、(但し、ガラスウール層bの割合いが
その比、1:1よりも多くなつても吸音性の向上
はあまり期待できない。)製品の曲げ剛性が不足
するからである。また、ガラスウール層bの割合
いがその比、20:1よりも小さくなつた場合に
は、吸音性はガラスウール層aの単体とほぼ同じ
になり、また、ガラスウール層aのガラスウール
がガラスウール層bのガラスウールを通して外部
に突出し、そのため人体に対して不快感を与え
る。これらのガラスウールにはあらかじめバイン
ダーとしてフエノール樹脂、メラミン樹脂、等の
熱硬化性樹脂プレポリマーを5〜20%(固形分)
で混入しておく。これらの積層物は180〜250℃の
熱型により60〜120秒、圧締することにより容易
に所望形状に成形される。このようにして成形さ
れた防音材は、従来のものよりも広い周波数帯域
で良好な吸音性、すなわち防音性が得られる。特
にガラスウール層aとbの中間に挿入した前記熱
可塑性樹脂フイルムにより比較的低い周波数帯域
での吸音性が改良される。これは熱プレスによる
成形時に型からの熱により前記熱可塑性樹脂フイ
ルムに微細孔があき、それにより孔あき響鳴板構
造の吸音性が追加されるためである。さらにエン
ジンルーム側になる表層材11に繊維径の大きい
ガラスウールからなるガラスウール層aを介して
繊維径の小さい例えば1〜4μmの線径のガラス
ウールからなるガラスウール層bが設けられてい
るので、取扱い時に不快感が発生することがな
い。また、繊維径の大きい5〜15μmのガラスウ
ールがガラスウール層体22に好ましくは50%以
上含まれているため、曲げ剛性が充分にあり、し
かもコスト的にも満足するものである。さらに、
吸音性については、線径が1〜4μmの極細のガ
ラスウールをガラスウール層bに用いているの
で、極めて良好である。 尚、第3図に示すように、他の実施例としてガ
ラスウール層a,bの表層材11に対する順序を
逆にすることも勿論かまわない。この場合には、
吸音性を低周波でさらに向上させることができ
る。 以下に本考案にもとづく実例を示す。 実例1として表層材に、レーヨン不織布25g/
m2目付けのものにアルキルレゾルシノールプレポ
リマー水溶液を固型分換算で20g/m2塗布したも
のを使用し、さらにガラスウール層aに用いる繊
維径6μmのガラスウール400g/m2とガラスウー
ル層bに用いる繊維径2.5μmのガラスウール100
g/m2を25μmの厚さの低密度ポリエチレンのフ
イルムを介して重ね、25mmのクリアランスを保つ
た状態で熱プレスにより防音材を成形した。成形
条件は型温230℃、時間60秒であつた。 実例2としては、実例1と同一材料を使用する
が、前述した2種のガラスウール層の順序を逆に
した防音材を形成した。 実例1、実例2に対し、対照例1として実例1
と同一の表層材を用い、それに繊維径6μmのガ
ラスウール500gを重ね合せて、同一条件で防音
材を成形したものと、対照例2として前記表層材
を用いて、それに繊維径25μmのガラスウール
500gを重ね合せて同一条件で防音材を成形した
ものと、対照例3として対照例1と同一構成であ
るが、ガラスウールを800g/m2とし、成形時の
型クリアランスを30mmとして防音材を成形したも
のと、対照例4として実例1の低密度ポリエチレ
ンフイルムを廃止したもの、対照例5として実例
2の低密度ポリエチレンフイルムを廃止したもの
をあげる。そして実例と対照例とを以下の評価方
法で評価し、その結果を表1に示す。 評価方法 吸音率:JIS A1405管内法による建築材料の垂
直入射、吸着率測定方法による。そし
て0.5〜5KHzの平均値で評価する。 曲げ剛性:幅50m/m、長さ150mmの試料を採
り以下の条件で曲げ試験を行なう。 スパン(l):100mm 支技バー及び圧縮部のR:3.2R 圧縮速度 50mm/min 曲げ強さ K=3Wl/2bh2 ここで W=最大荷重(Kg) l=スパン(cm) b=試験片の幅(cm) h= 〃 厚さ(cm)である。
【表】 以上説明してきたように本考案によれば、取扱
い時の不快感をなくすことができ、作業性にすぐ
れ、曲げ剛性が充分にあり、かつ比較的低い周波
数での吸音性を向上させることもでき、吸音性の
優れた車輛用防音材を得ることができる。また吸
音性を従来の例えば5〜15μmの繊維径のガラス
ウールを使用したものと同等にしようとする場
合、防音材の製品重量を軽くし、所要空間容積を
小さく、すなわち、製品厚さを薄くすることが可
能となり、また薄くした場合でも、5〜15μmの
繊維径で構成されるガラスウール層が50%以上含
まれているため充分な曲げ剛性を有している防音
材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防音材の断面による説明図、第
2図は本考案による一実施例の断面図、第3図は
本考案による他の実施例の断面図である。 1,11……表層材、22……ガラスウール層
体、a,b……ガラスウール層、c……フイルム
(中間層)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維径1〜4μmのガラスウール層と繊維径5
    〜15μmのガラスウール層の間に、多数の微細孔
    が形成された熱可塑性樹脂フイルムが積層されて
    おり、前記ガラスウール層のいずれか一方の表面
    には表層材が積層されている防音材。
JP9670381U 1981-07-01 1981-07-01 防音材 Granted JPS5823399U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9670381U JPS5823399U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 防音材

Applications Claiming Priority (1)

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JP9670381U JPS5823399U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 防音材

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Publication Number Publication Date
JPS5823399U JPS5823399U (ja) 1983-02-14
JPS6333279Y2 true JPS6333279Y2 (ja) 1988-09-05

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ID=29891542

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JP9670381U Granted JPS5823399U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 防音材

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Families Citing this family (5)

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DE8715142U1 (de) * 1987-11-13 1988-06-01 Dr. Alois Stankiewicz GmbH, 3101 Adelheidsdorf Schalldämmteil mit Absorptionseigenschaften für Trennwand
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