JPH07266487A - 難燃性防音シート - Google Patents
難燃性防音シートInfo
- Publication number
- JPH07266487A JPH07266487A JP6099048A JP9904894A JPH07266487A JP H07266487 A JPH07266487 A JP H07266487A JP 6099048 A JP6099048 A JP 6099048A JP 9904894 A JP9904894 A JP 9904894A JP H07266487 A JPH07266487 A JP H07266487A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- sheet member
- pressure
- soundproof
- integrally
- Prior art date
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- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 不織布、金属箔、樹脂シートのいずれか1種
から形成される第1シート部材と、クロルスルホンゴム
100重量部に対して金属粉末を25〜4000重量部
混合してシート状に形成した第2シート部材とを加圧成
形して一体結合した二層構造からなる。 【効果】 難燃効果に優れ、耐熱性、防音性、耐油性、
切削性および施工性も良好である。
から形成される第1シート部材と、クロルスルホンゴム
100重量部に対して金属粉末を25〜4000重量部
混合してシート状に形成した第2シート部材とを加圧成
形して一体結合した二層構造からなる。 【効果】 難燃効果に優れ、耐熱性、防音性、耐油性、
切削性および施工性も良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音シートの改良に関
するものであり、詳しくは、柔軟性および加工性に優れ
た難燃性防音シートに関するものである。
するものであり、詳しくは、柔軟性および加工性に優れ
た難燃性防音シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防音シートとして、炭酸カルシウ
ムや水酸化アルミニウムなどの無機質充填剤を有機バイ
ンダー材中に大量に混合したものがある(例えば、特開
昭63−3048号公報の明細書第3頁第3〜6行)。
ムや水酸化アルミニウムなどの無機質充填剤を有機バイ
ンダー材中に大量に混合したものがある(例えば、特開
昭63−3048号公報の明細書第3頁第3〜6行)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防音シートは加
工性や施行性は良好であるが、防音効果が不十分であ
り、しかも有機質バインダー材は、可燃性であるため火
炎に接して一旦燃焼すると多量の黒煙と有害ガスを発生
するという問題点がある。そこで、本発明はかかる問題
点を解消するためになされたもので、防音効果および難
燃性に優れた防音シートを提供することを目的とする。
工性や施行性は良好であるが、防音効果が不十分であ
り、しかも有機質バインダー材は、可燃性であるため火
炎に接して一旦燃焼すると多量の黒煙と有害ガスを発生
するという問題点がある。そこで、本発明はかかる問題
点を解消するためになされたもので、防音効果および難
燃性に優れた防音シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
難燃性防音シートは、不織布、金属箔、樹脂シートのい
ずれか1種から形成される第1シート部材と、クロルス
ルホンゴム100重量部に対して金属粉末を25〜40
00重量部混合してシート状に形成した第2シート部材
とを加圧成形して一体結合した二層構造からなることを
特徴とする。
難燃性防音シートは、不織布、金属箔、樹脂シートのい
ずれか1種から形成される第1シート部材と、クロルス
ルホンゴム100重量部に対して金属粉末を25〜40
00重量部混合してシート状に形成した第2シート部材
とを加圧成形して一体結合した二層構造からなることを
特徴とする。
【0005】本発明の請求項2記載の難燃性防音シート
は、請求項1記載の防音シートにおいて、第1シート部
材と第2シート部材とを加圧成形して一体結合した二層
構造に代えて、一対の該第1シート部材間に該第2シー
ト部材を介在させ、加圧成形して一体結合した三層構造
からなることを特徴とする。
は、請求項1記載の防音シートにおいて、第1シート部
材と第2シート部材とを加圧成形して一体結合した二層
構造に代えて、一対の該第1シート部材間に該第2シー
ト部材を介在させ、加圧成形して一体結合した三層構造
からなることを特徴とする。
【0006】第1シート部材としては、不織布、金属
箔、樹脂シートのいずれか1種が用いられる。第1シー
ト部材の材質を適宜選択すれば、耐熱性、難燃性、耐油
性、接着性、耐薬品性、機械的強度を向上させたり、印
刷も可能である。特に、易酸化性の鉄粉等を用いた場
合、酸化防止を図り、経時による外観不良を防止するこ
とができる。また、耐油性向上としては、アルミニウム
箔を用いると良い。
箔、樹脂シートのいずれか1種が用いられる。第1シー
ト部材の材質を適宜選択すれば、耐熱性、難燃性、耐油
性、接着性、耐薬品性、機械的強度を向上させたり、印
刷も可能である。特に、易酸化性の鉄粉等を用いた場
合、酸化防止を図り、経時による外観不良を防止するこ
とができる。また、耐油性向上としては、アルミニウム
箔を用いると良い。
【0007】金属粉末としては、アルミニウム、銅、黄
銅、亜鉛、チタン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄お
よびその合金からなる金属粉末の1種又は2種以上が用
いられ、好ましくは30メッシュアンダーのものをクロ
ルスルホンゴム100重量部に対して25〜4000重
量部添加し、25重量部未満では音波の遮音効果が低下
し、4000重量部を越えると、防音シートのかさ比重
が大きくなり、可撓性も失われる。
銅、亜鉛、チタン、ステンレス、ニッケル、鋼、鋳鉄お
よびその合金からなる金属粉末の1種又は2種以上が用
いられ、好ましくは30メッシュアンダーのものをクロ
ルスルホンゴム100重量部に対して25〜4000重
量部添加し、25重量部未満では音波の遮音効果が低下
し、4000重量部を越えると、防音シートのかさ比重
が大きくなり、可撓性も失われる。
【0008】
【作用】難燃性防音シートは音波に対する反射性能を保
有しており、該防音シート内部を通過しようとする振動
のエネルギーはクロルスルホンゴムと金属粉末との相互
の摩擦によって熱エネルギーに変換されて減衰する。ま
た、該金属粉末は該クロルスルホンゴムと良く結合し、
該防音シートが外圧に対して比較的剛性を有すると共
に、第1シート部材を接着すれば、該防音シートの曲げ
強度が増加する。また、該クロルスルホンゴムはゴムの
有する自己消火性により防音シートに難燃性を付与す
る。
有しており、該防音シート内部を通過しようとする振動
のエネルギーはクロルスルホンゴムと金属粉末との相互
の摩擦によって熱エネルギーに変換されて減衰する。ま
た、該金属粉末は該クロルスルホンゴムと良く結合し、
該防音シートが外圧に対して比較的剛性を有すると共
に、第1シート部材を接着すれば、該防音シートの曲げ
強度が増加する。また、該クロルスルホンゴムはゴムの
有する自己消火性により防音シートに難燃性を付与す
る。
【0009】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。 (実施例1)不織布からなる第1シート部材と、クロル
スルホンゴム100重量部に対して鋳鉄粉末(30メッ
シュアンダー)を3500重量部混合してシート状に形
成して第2シート部材とを加圧成形して二層構造を有す
る厚さ1.2mmの防音シートを得た。
スルホンゴム100重量部に対して鋳鉄粉末(30メッ
シュアンダー)を3500重量部混合してシート状に形
成して第2シート部材とを加圧成形して二層構造を有す
る厚さ1.2mmの防音シートを得た。
【0010】(実施例2)次いで、実施例1の二層構造
に代えて、一対の該第1シート部材間に該第2シート部
材を介在させ、加圧成形して一体結合した二層構造を有
する厚さ1.2mmの防音シートを得た。
に代えて、一対の該第1シート部材間に該第2シート部
材を介在させ、加圧成形して一体結合した二層構造を有
する厚さ1.2mmの防音シートを得た。
【0011】(比較例)比較例は厚さ1.2mmの塩化
ビニルシートである。
ビニルシートである。
【0012】次に、本実施例1〜2の防音シートおよび
比較例の塩化ビニルシートの難燃性を自治省消防庁施工
規則第4条の3に準拠した方法により調べた。その結果
を表1に示す。表1中の規格値は自治省消防庁施行規則
第4条の3の値を示す。本実施例1〜2は比較例と比べ
て難燃性が良いことがわかる。
比較例の塩化ビニルシートの難燃性を自治省消防庁施工
規則第4条の3に準拠した方法により調べた。その結果
を表1に示す。表1中の規格値は自治省消防庁施行規則
第4条の3の値を示す。本実施例1〜2は比較例と比べ
て難燃性が良いことがわかる。
【0013】
【表1】
【0014】第1シート部材を接着すれば、防音シート
の曲げ強度が増加するとか、取扱いが便利になるとか、
表面に商品名、メーカ名などを印刷することができるな
どの効果がある。また、住宅の壁などに使用する場合に
は、他の構成部材に釘打ちしたり、ホッチキスで止めた
り、貼設したり、あるいは単にサンドイッチ状に挿入し
て使用することができる。さらに、金属粉末の混合率に
よってはカッターナイフなどで簡単に切断することがで
きるので、構造物の形状に容易に合わせることができ
る。
の曲げ強度が増加するとか、取扱いが便利になるとか、
表面に商品名、メーカ名などを印刷することができるな
どの効果がある。また、住宅の壁などに使用する場合に
は、他の構成部材に釘打ちしたり、ホッチキスで止めた
り、貼設したり、あるいは単にサンドイッチ状に挿入し
て使用することができる。さらに、金属粉末の混合率に
よってはカッターナイフなどで簡単に切断することがで
きるので、構造物の形状に容易に合わせることができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、難燃材の添加なしで良
好な難燃性を付与することができ、しかも防音性、耐熱
性、耐油性、接着性、切削性および機械的強度が良好で
あり、さらに表面に印刷を施すことによって商品価格を
向上させることもできる。また、原料が安価であるの
で、製造コストを低減でき、施工性、加工性も良好であ
る。
好な難燃性を付与することができ、しかも防音性、耐熱
性、耐油性、接着性、切削性および機械的強度が良好で
あり、さらに表面に印刷を施すことによって商品価格を
向上させることもできる。また、原料が安価であるの
で、製造コストを低減でき、施工性、加工性も良好であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 25/10 E04B 1/82 H 1/86 D G10K 11/16
Claims (2)
- 【請求項1】 不織布、金属箔、樹脂シートのいずれか
1種から形成される第1シート部材と、クロルスルホン
ゴム100重量部に対して金属粉末を25〜4000重
量部混合してシート状に形成した第2シート部材とを加
圧成形して一体結合した二層構造からなることを特徴と
する難燃性防音シート。 - 【請求項2】 請求項1記載の難燃性防音シートにおい
て、第1シート部材と第2シート部材とを加圧成形して
一体結合した二層構造に代えて、一対の該第1シート部
材間に該第2シート部材を介在させ、加圧成形して一体
結合した三層構造からなることを特徴とする難燃性防音
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6099048A JPH07266487A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 難燃性防音シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6099048A JPH07266487A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 難燃性防音シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266487A true JPH07266487A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=14236665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6099048A Pending JPH07266487A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 難燃性防音シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07266487A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071993A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Hoshino Sansho:Kk | 積層板 |
CN102002863A (zh) * | 2010-12-03 | 2011-04-06 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种环保型硅橡胶棚或篷布的制备工艺 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6099048A patent/JPH07266487A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071993A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Hoshino Sansho:Kk | 積層板 |
CN102002863A (zh) * | 2010-12-03 | 2011-04-06 | 中国航空工业集团公司北京航空材料研究院 | 一种环保型硅橡胶棚或篷布的制备工艺 |
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