JP2000129815A - 遮音パネル - Google Patents
遮音パネルInfo
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- JP2000129815A JP2000129815A JP10302788A JP30278898A JP2000129815A JP 2000129815 A JP2000129815 A JP 2000129815A JP 10302788 A JP10302788 A JP 10302788A JP 30278898 A JP30278898 A JP 30278898A JP 2000129815 A JP2000129815 A JP 2000129815A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 芯材として多孔質成型体を用い、その表裏に
接着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイッチ
パネルにおいて、コインシデンスによる遮音欠損を防止
した遮音パネルを提供する。 【解決手段】 芯材として多孔質成型体を用い、その表
裏に接着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイ
ッチパネルにおいて、金属サンドイッチパネルの表裏で
剛性を変えてなる遮音パネル。金属サンドイッチパネル
の表裏で剛性を変える手段としては、金属板の厚さの変
更、金属板の材質の変更、金属板と多孔質成型体の接着
面積の変更、リブ付き金属板への変更、あるいは複層金
属板への変更の少なくとも一つであることがよい。ま
た、金属サンドイッチパネルの表裏で剛性を変えると共
に、少なくとも一方の金属板を有孔金属板とすることが
よい。
接着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイッチ
パネルにおいて、コインシデンスによる遮音欠損を防止
した遮音パネルを提供する。 【解決手段】 芯材として多孔質成型体を用い、その表
裏に接着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイ
ッチパネルにおいて、金属サンドイッチパネルの表裏で
剛性を変えてなる遮音パネル。金属サンドイッチパネル
の表裏で剛性を変える手段としては、金属板の厚さの変
更、金属板の材質の変更、金属板と多孔質成型体の接着
面積の変更、リブ付き金属板への変更、あるいは複層金
属板への変更の少なくとも一つであることがよい。ま
た、金属サンドイッチパネルの表裏で剛性を変えると共
に、少なくとも一方の金属板を有孔金属板とすることが
よい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、土木分野で
用いられる金属サンドイッチ遮音パネルに関し、更に詳
しくはコインシデンスによる遮音欠損を防止した金属サ
ンドイッチ遮音パネルに関するものである。
用いられる金属サンドイッチ遮音パネルに関し、更に詳
しくはコインシデンスによる遮音欠損を防止した金属サ
ンドイッチ遮音パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の木材、コンクリート等の建築用資
材に代えて、プラスチック製合成木材や、チップを圧縮
成形した合成木材や、繊維質原料をバインダー等で固化
・成形したものなど各種の素材が使用されている。なか
でも、ガラスウール、ロックウール、セラミックファイ
バー等の無機質繊維は、軽量でかつ不燃性であることか
ら、有望な不燃建築用資材として期待されている。例え
ば、特公昭52−25644号公報には、ガラスウー
ル、ロックウール等の無機質繊維を一対のカバーシート
問に挟み込んだサンドイッチ状の絶縁パネルが提案され
ている。このカバーシートとしては、金属板、プラスタ
ーポード、ファイバーボード、ベニヤ板、壁紙などが使
用されている。
材に代えて、プラスチック製合成木材や、チップを圧縮
成形した合成木材や、繊維質原料をバインダー等で固化
・成形したものなど各種の素材が使用されている。なか
でも、ガラスウール、ロックウール、セラミックファイ
バー等の無機質繊維は、軽量でかつ不燃性であることか
ら、有望な不燃建築用資材として期待されている。例え
ば、特公昭52−25644号公報には、ガラスウー
ル、ロックウール等の無機質繊維を一対のカバーシート
問に挟み込んだサンドイッチ状の絶縁パネルが提案され
ている。このカバーシートとしては、金属板、プラスタ
ーポード、ファイバーボード、ベニヤ板、壁紙などが使
用されている。
【0003】この絶縁パネルにおいて、カバーシートの
間に挟み込まれた無機質繊維層は、パネルを軽量化する
と共にパネル間に耐火・防火層と吸音空隙を形成するこ
とを狙ったものであるが、表裏のカバーシートに金属板
を用いた場合は、この金属板が共鳴して遮音性が低下す
るいわゆるコインシデンスが生じるという問題があっ
た。
間に挟み込まれた無機質繊維層は、パネルを軽量化する
と共にパネル間に耐火・防火層と吸音空隙を形成するこ
とを狙ったものであるが、表裏のカバーシートに金属板
を用いた場合は、この金属板が共鳴して遮音性が低下す
るいわゆるコインシデンスが生じるという問題があっ
た。
【0004】また、吸音性能を改善するものとして、特
開平6−81407号公報には、圧縮成形した繊維質マ
ットの片面又は両面にパンチングメタル(有孔金属板)
を貼り合わせることにより、強度等の機械的特性を高
め、繊維層本来の吸音性を活かした金属サンドイッチパ
ネルが提案されている。しかしながら、この金属サンド
イッチパネルでも、コインシデンスによる遮音欠損を十
分に改善するには至らなかった。また、表面材と芯材を
接着しないものでは、遮音欠陥は生じないもののパネル
の強度が低いという問題があった。
開平6−81407号公報には、圧縮成形した繊維質マ
ットの片面又は両面にパンチングメタル(有孔金属板)
を貼り合わせることにより、強度等の機械的特性を高
め、繊維層本来の吸音性を活かした金属サンドイッチパ
ネルが提案されている。しかしながら、この金属サンド
イッチパネルでも、コインシデンスによる遮音欠損を十
分に改善するには至らなかった。また、表面材と芯材を
接着しないものでは、遮音欠陥は生じないもののパネル
の強度が低いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、芯材として多孔質成型体を用い、その表裏に接
着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイッチパ
ネルにおいて、コインシデンスによる遮音欠損を防止し
た遮音パネルを提供することにある。
目的は、芯材として多孔質成型体を用い、その表裏に接
着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイッチパ
ネルにおいて、コインシデンスによる遮音欠損を防止し
た遮音パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、芯
材として多孔質成型体を用い、その表裏に接着一体化さ
れた金属板を備えてなる金属サンドイッチパネルにおい
て、金属サンドイッチパネルの表裏で剛性を変えてなる
ことを特徴とする遮音パネルである。そして、金属サン
ドイッチパネルの表裏で剛性を変える手段としては、例
えば、表裏の金属板で厚さを変えたり、表裏の金属板で
材質を変えたり、表裏の金属板で接着面積を変えたり、
表裏の金属板のいずれかの金属板をリブ付き金属板とし
たり、あるいは表裏の金属板のいずれかの金属板を複層
金属板とすることがよい。また、このように金属サンド
イッチパネルの表裏で剛性を変えると共に、表裏の金属
板の少なくとも一方の金属板を有孔金属板とすることが
よい。
材として多孔質成型体を用い、その表裏に接着一体化さ
れた金属板を備えてなる金属サンドイッチパネルにおい
て、金属サンドイッチパネルの表裏で剛性を変えてなる
ことを特徴とする遮音パネルである。そして、金属サン
ドイッチパネルの表裏で剛性を変える手段としては、例
えば、表裏の金属板で厚さを変えたり、表裏の金属板で
材質を変えたり、表裏の金属板で接着面積を変えたり、
表裏の金属板のいずれかの金属板をリブ付き金属板とし
たり、あるいは表裏の金属板のいずれかの金属板を複層
金属板とすることがよい。また、このように金属サンド
イッチパネルの表裏で剛性を変えると共に、表裏の金属
板の少なくとも一方の金属板を有孔金属板とすることが
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の遮音パネルの一
例を模式的に示す断面図である。図1に示す遮音パネル
は、多孔質成型体1を芯材とし、その表面に金属板2と
裏面に金属板3を接着剤4により接着一体化してなる金
属サンドイッチパネルにおいて、金属サンドイッチパネ
ルの表裏、すなわち金属板2側と金属板3側とで剛性を
変えたものである。なお、図1には、金属板2の板厚を
金属板3より厚くした例を示した。
例を模式的に示す断面図である。図1に示す遮音パネル
は、多孔質成型体1を芯材とし、その表面に金属板2と
裏面に金属板3を接着剤4により接着一体化してなる金
属サンドイッチパネルにおいて、金属サンドイッチパネ
ルの表裏、すなわち金属板2側と金属板3側とで剛性を
変えたものである。なお、図1には、金属板2の板厚を
金属板3より厚くした例を示した。
【0008】本発明の遮音パネルに用いられる多孔質成
型体1としては、芯材として要求される強度を有し、か
つ遮音パネルとして要求される振動吸収特性を有するも
のであれば任意の多孔質成型体を用いることができる。
このような多孔質成型体としては、例えば有機質繊維マ
ット、無機質繊維マット等の繊維質マットや、発泡ウレ
タン、発泡フェノール等の発泡プラスチックや、木片、
木粉等を高分子系バインダーで圧縮成型した木質系遮音
パネルや、気泡コンクリート、気泡ガラス等の無機質遮
音パネルなどが挙げられる。これらの多孔質成型体のう
ち、ロックウール、ガラスウール、セラミックファイバ
ー等の無機質繊維を圧縮成形した繊維質マットは、芯材
として優れた強度と吸音材として優れた振動吸収特性を
有するだけでなく、不燃建材として要求される不燃性を
有するので好ましい。
型体1としては、芯材として要求される強度を有し、か
つ遮音パネルとして要求される振動吸収特性を有するも
のであれば任意の多孔質成型体を用いることができる。
このような多孔質成型体としては、例えば有機質繊維マ
ット、無機質繊維マット等の繊維質マットや、発泡ウレ
タン、発泡フェノール等の発泡プラスチックや、木片、
木粉等を高分子系バインダーで圧縮成型した木質系遮音
パネルや、気泡コンクリート、気泡ガラス等の無機質遮
音パネルなどが挙げられる。これらの多孔質成型体のう
ち、ロックウール、ガラスウール、セラミックファイバ
ー等の無機質繊維を圧縮成形した繊維質マットは、芯材
として優れた強度と吸音材として優れた振動吸収特性を
有するだけでなく、不燃建材として要求される不燃性を
有するので好ましい。
【0009】特に好ましい多孔質成型体は、高炉スラ
グ、電気炉スラグ等の各種冶金スラグや、玄武岩、輝緑
岩等の天然岩石を原料とするロックウールから製造され
たロックウール成型マットである。このロックウール成
型マットは、ロックウールの薄層を複数枚積層するかあ
るいはロックウール繊維のフロックを集積したものを、
フェノール樹脂等の高分子系バインダーにより圧縮成形
したものである。ロックウール成型マットは、断熱性、
遮音性、軽量性、強度、耐圧縮性等を勘案して密度80
〜250 kg/m3となるように圧縮成形したものが好まし
い。密度が80 kg/m3より低いと強度、耐圧縮性が低下
する。逆に、250 kg/m3を超える密度では、繊維質マ
ットの長所である軽量性が低下するだけでなく、多量の
ロックウール繊維が必要となることから経済性が損なわ
れる。
グ、電気炉スラグ等の各種冶金スラグや、玄武岩、輝緑
岩等の天然岩石を原料とするロックウールから製造され
たロックウール成型マットである。このロックウール成
型マットは、ロックウールの薄層を複数枚積層するかあ
るいはロックウール繊維のフロックを集積したものを、
フェノール樹脂等の高分子系バインダーにより圧縮成形
したものである。ロックウール成型マットは、断熱性、
遮音性、軽量性、強度、耐圧縮性等を勘案して密度80
〜250 kg/m3となるように圧縮成形したものが好まし
い。密度が80 kg/m3より低いと強度、耐圧縮性が低下
する。逆に、250 kg/m3を超える密度では、繊維質マ
ットの長所である軽量性が低下するだけでなく、多量の
ロックウール繊維が必要となることから経済性が損なわ
れる。
【0010】ロックウールマットの積層方法としては、
例えば薄層のロックウールマットをベルトコンベア上で
積層するとき、薄層のロックウールマットをベルトコン
ベアの走行方向と直角方向に揺動させながら連続的に折
り畳む方法、薄層のロックウールマットをベルトコンベ
アの走行方向に連続的に折り畳む方法、薄層のロックウ
ールマットをベルトコンベアの走行方向に連続的に積み
重ねる方法、製品の出来上り寸法に切断した薄層のロッ
クウールシートを複数層積み重ねてベルトコンベア上に
載せ断続的に走行させる方法などがある。このようにし
て得られた積層体を上下方向から加圧しながら、加熱す
ることによって圧縮成形したものが採用されるが、薄層
のロックウールマットをベルトコンベアの走行方向と直
角方向に揺動させながら連続的に折り畳んで得られた積
層体を圧縮成形したものが、他の方法で得られたものよ
りも強度があることから好ましい。
例えば薄層のロックウールマットをベルトコンベア上で
積層するとき、薄層のロックウールマットをベルトコン
ベアの走行方向と直角方向に揺動させながら連続的に折
り畳む方法、薄層のロックウールマットをベルトコンベ
アの走行方向に連続的に折り畳む方法、薄層のロックウ
ールマットをベルトコンベアの走行方向に連続的に積み
重ねる方法、製品の出来上り寸法に切断した薄層のロッ
クウールシートを複数層積み重ねてベルトコンベア上に
載せ断続的に走行させる方法などがある。このようにし
て得られた積層体を上下方向から加圧しながら、加熱す
ることによって圧縮成形したものが採用されるが、薄層
のロックウールマットをベルトコンベアの走行方向と直
角方向に揺動させながら連続的に折り畳んで得られた積
層体を圧縮成形したものが、他の方法で得られたものよ
りも強度があることから好ましい。
【0011】ロックウールを圧縮成形するに先立って、
高分子系バインダーをロックウールに混合することもで
きる。混合された高分子系バインダーは、ロックウール
の各繊維を繊維相互の交叉点で結束し、繊維質マットの
強度を向上させる。ロックウール繊維結束用の高分子系
バインダーとしては、例えばフェノール樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。
なかでも、比較的耐熱性が良好なこと及び低廉な価格で
あるフェノール樹脂系バインダーが好ましい。バインダ
ーの配合量としては、ロックウール成型マットの耐火
性、強度、耐熱性、耐圧縮性などを勘案して、固形分と
して0.5〜3重量%になるようにしたものが好まし
い。バインダーの配合量が0.5重量%より少ないと強
度、耐圧縮性などが低下し、3重量%を超えると火災時
にバインダーの燃焼に起因してパネルの耐火・防火性が
損なわれるおそれがある。
高分子系バインダーをロックウールに混合することもで
きる。混合された高分子系バインダーは、ロックウール
の各繊維を繊維相互の交叉点で結束し、繊維質マットの
強度を向上させる。ロックウール繊維結束用の高分子系
バインダーとしては、例えばフェノール樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。
なかでも、比較的耐熱性が良好なこと及び低廉な価格で
あるフェノール樹脂系バインダーが好ましい。バインダ
ーの配合量としては、ロックウール成型マットの耐火
性、強度、耐熱性、耐圧縮性などを勘案して、固形分と
して0.5〜3重量%になるようにしたものが好まし
い。バインダーの配合量が0.5重量%より少ないと強
度、耐圧縮性などが低下し、3重量%を超えると火災時
にバインダーの燃焼に起因してパネルの耐火・防火性が
損なわれるおそれがある。
【0012】金属板2側と金属板3側とで剛性を変えて
異なる剛性とするには、様々な手段がある。例えば、
(1)金属板2と金属板3で厚さを変えたり、(2)金
属板2と金属板3で材質を変えたり、(3)多孔質成型
体1との接着面積を金属板2側と金属板3側で変えた
り、(4)金属板2と金属板3のいずれかにリブ付き金
属板を用いたり、(5)金属板2と金属板3のいずれか
に金属板を2枚以上貼り合わせた複層金属板を用いるな
どの手段が挙げられる。これらの手段は、いずれか一つ
でもよいし、二つ以上を組み合わせてもよい。
異なる剛性とするには、様々な手段がある。例えば、
(1)金属板2と金属板3で厚さを変えたり、(2)金
属板2と金属板3で材質を変えたり、(3)多孔質成型
体1との接着面積を金属板2側と金属板3側で変えた
り、(4)金属板2と金属板3のいずれかにリブ付き金
属板を用いたり、(5)金属板2と金属板3のいずれか
に金属板を2枚以上貼り合わせた複層金属板を用いるな
どの手段が挙げられる。これらの手段は、いずれか一つ
でもよいし、二つ以上を組み合わせてもよい。
【0013】まず、金属板2と金属板3で厚さを変える
場合には、この種の金属サンドイッチパネルに用いられ
る通常の厚さ0.1〜1.5mm好ましくは0.2〜1.
2mm程度の金属板のうちで異なる厚さの金属板を用いる
ことでよい。表裏の何れの面に厚い金属板とするかは、
特に制限はないが、表面強度の観点から表面側に厚い金
属板を用いることが好ましい。
場合には、この種の金属サンドイッチパネルに用いられ
る通常の厚さ0.1〜1.5mm好ましくは0.2〜1.
2mm程度の金属板のうちで異なる厚さの金属板を用いる
ことでよい。表裏の何れの面に厚い金属板とするかは、
特に制限はないが、表面強度の観点から表面側に厚い金
属板を用いることが好ましい。
【0014】また、金属板2と金属板3で材質を変える
場合には、例えば金属板2を剛性の高い鋼製とし、金属
板3をそれよりも剛性の低いアルミニウム製とするよう
に、剛性の異なる材質の金属板を用いることでよい。
場合には、例えば金属板2を剛性の高い鋼製とし、金属
板3をそれよりも剛性の低いアルミニウム製とするよう
に、剛性の異なる材質の金属板を用いることでよい。
【0015】また、多孔質成型体1との接着面積を金属
板2側と金属板3側で変える場合には、いずれか一方の
金属板を全面的に接着し、他方の金属板を5〜30%程
度部分接着することでよい。この場合、表面強度の観点
から表面側を全面的に接着することが好ましい。また、
部分接着する側の金属板は、周辺部を重点的に接着した
り、その端を折り曲げたりすることなどにより剥がれに
くくすることが好ましい。
板2側と金属板3側で変える場合には、いずれか一方の
金属板を全面的に接着し、他方の金属板を5〜30%程
度部分接着することでよい。この場合、表面強度の観点
から表面側を全面的に接着することが好ましい。また、
部分接着する側の金属板は、周辺部を重点的に接着した
り、その端を折り曲げたりすることなどにより剥がれに
くくすることが好ましい。
【0016】さらに、金属板2と金属板3のいずれかに
リブ付き金属板を用いる場合には、いずれかにリブ付き
金属板やエンボス加工金属板などを用いることでよい。
リブ付き金属板を用いる場合には、いずれかにリブ付き
金属板やエンボス加工金属板などを用いることでよい。
【0017】さらにまた、金属板2と金属板3のいずれ
かに金属板を2枚以上貼り合わせた複層金属板を用いる
場合には、図2に示すように、少なくとも2枚の金属板
2’と2''を接着剤4で貼り合わせた複層金属板2Aを
用いると、複層金属板2A側と金属板3側で剛性を変え
ることができる。また、この接着剤に粘弾性を有する高
分子系接着剤を用いると、金属サンドイッチパネルの遮
音性能のみならず、制振性を改善することが可能とな
る。
かに金属板を2枚以上貼り合わせた複層金属板を用いる
場合には、図2に示すように、少なくとも2枚の金属板
2’と2''を接着剤4で貼り合わせた複層金属板2Aを
用いると、複層金属板2A側と金属板3側で剛性を変え
ることができる。また、この接着剤に粘弾性を有する高
分子系接着剤を用いると、金属サンドイッチパネルの遮
音性能のみならず、制振性を改善することが可能とな
る。
【0018】図1では、金属板2及び金属板3にいずれ
も無孔金属板を用いた例を示したが、いずれか一方の面
又は両面に有孔金属板を用いて、遮音特性に加え吸音性
を改善することもできる。片面の場合、剛性の低い側の
金属板を有孔金属板とすることが好ましい。図3は、金
属板2側を有孔金属板2Bとした遮音パネルの一例を模
式的に示す断面図である。外装パネルとして使用する場
合は、有孔金属板2B側が室内側になるように配置する
ことが好ましい。なお、有孔金属板を用いる場合は、例
えば丸孔や、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角
形の孔、星型孔など任意の形状の孔を千鳥や並列に孔抜
きした金属板、いわゆるパンチングメタルを用いること
ができる。
も無孔金属板を用いた例を示したが、いずれか一方の面
又は両面に有孔金属板を用いて、遮音特性に加え吸音性
を改善することもできる。片面の場合、剛性の低い側の
金属板を有孔金属板とすることが好ましい。図3は、金
属板2側を有孔金属板2Bとした遮音パネルの一例を模
式的に示す断面図である。外装パネルとして使用する場
合は、有孔金属板2B側が室内側になるように配置する
ことが好ましい。なお、有孔金属板を用いる場合は、例
えば丸孔や、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角
形の孔、星型孔など任意の形状の孔を千鳥や並列に孔抜
きした金属板、いわゆるパンチングメタルを用いること
ができる。
【0019】パンチングメタルの具体例としては、丸孔
60°千鳥抜板、丸孔45°千鳥抜板、丸孔90°並列
抜板、角孔千鳥抜板、角孔並列抜板、長孔千鳥抜板、長
孔並列抜板などが挙げられる。この有孔金属板2の開孔
率は25〜35%程度が好ましい。開孔率が25%より
低いと吸音性能が著しく損なわれ、35%を超えるとパ
ネルの強度が低下するのみならず、耐火・防火性能が低
下したり、接着剤がにじみ出す傾向がある。そして、丸
孔パンチングメタルでは、その孔径は1〜5mm程度が好
ましい。孔径が5mmを超えると接着剤がにじみ出しやす
くなり、1mmより小さいとパンチング作業に手間がかか
り、コスト高となる。また、開孔率が同じであっても、
小さな孔が密に設けられたものは、大きな孔が疎らに設
けられたものより遮音性能の面で優れている。
60°千鳥抜板、丸孔45°千鳥抜板、丸孔90°並列
抜板、角孔千鳥抜板、角孔並列抜板、長孔千鳥抜板、長
孔並列抜板などが挙げられる。この有孔金属板2の開孔
率は25〜35%程度が好ましい。開孔率が25%より
低いと吸音性能が著しく損なわれ、35%を超えるとパ
ネルの強度が低下するのみならず、耐火・防火性能が低
下したり、接着剤がにじみ出す傾向がある。そして、丸
孔パンチングメタルでは、その孔径は1〜5mm程度が好
ましい。孔径が5mmを超えると接着剤がにじみ出しやす
くなり、1mmより小さいとパンチング作業に手間がかか
り、コスト高となる。また、開孔率が同じであっても、
小さな孔が密に設けられたものは、大きな孔が疎らに設
けられたものより遮音性能の面で優れている。
【0020】そして、本発明の遮音パネルに有孔金属板
を用いる場合は、有孔金属板の表面に接着剤が付着して
商品価値を損なうことがないように、図4に示すよう
に、多孔質成型体1と有孔金属板2Bとの間に繊維層5
を設けることがよい。このように繊維層5を設けると多
孔質成型体1と有孔金属板2Bとが強固に接着されると
共に、接着剤が有孔金属板2Bのパンチ孔から流れ出る
ことを防止できるので、製品の歩留を高めることができ
る。この繊維層5は、多孔質成型体1と有孔金属板2B
とを接着する際、不織布、織布等の繊維布に接着剤が含
浸した状態で用いることにより容易に形成することがで
きる。
を用いる場合は、有孔金属板の表面に接着剤が付着して
商品価値を損なうことがないように、図4に示すよう
に、多孔質成型体1と有孔金属板2Bとの間に繊維層5
を設けることがよい。このように繊維層5を設けると多
孔質成型体1と有孔金属板2Bとが強固に接着されると
共に、接着剤が有孔金属板2Bのパンチ孔から流れ出る
ことを防止できるので、製品の歩留を高めることができ
る。この繊維層5は、多孔質成型体1と有孔金属板2B
とを接着する際、不織布、織布等の繊維布に接着剤が含
浸した状態で用いることにより容易に形成することがで
きる。
【0021】このような繊維層5を形成する不織布とし
ては、例えばガラス繊維不織布、セラミックファイバー
不織布等の無機質繊維不織布や、例えばポリエステル繊
維不織布、ポリプロピレン繊維不織布等の有機質繊維不
織布などを用いることができる。耐火・防火性の観点か
ら、多孔質成型体としてロックウール成型マット等の無
機質繊維マットを用いる場合は、不織布として無機質繊
維不織布を用いるのがよく、より好ましくは吸音性と経
済性の面からガラス繊維不織布がよい。なお、不織布の
代わりに織布を用いることもできる。
ては、例えばガラス繊維不織布、セラミックファイバー
不織布等の無機質繊維不織布や、例えばポリエステル繊
維不織布、ポリプロピレン繊維不織布等の有機質繊維不
織布などを用いることができる。耐火・防火性の観点か
ら、多孔質成型体としてロックウール成型マット等の無
機質繊維マットを用いる場合は、不織布として無機質繊
維不織布を用いるのがよく、より好ましくは吸音性と経
済性の面からガラス繊維不織布がよい。なお、不織布の
代わりに織布を用いることもできる。
【0022】繊維層5の厚さは0.3〜1mm程度がよ
い。この厚みが0.3mmより薄いと接着剤を保留でき
ず、パネル表面に接着剤が流れ出るおそれがあり、1mm
を超えると接着不良となったり、多量の接着剤を必要と
し、経済性が損なわれる。このため、繊維布はほぼ同様
の厚さで、目付量が30〜100g/m2程度のものがよ
い。また、繊維布は、接着剤とのなじみを改善するた
め、樹脂系サイジング剤でサイジングしたものやシラン
カップリング剤などで処理したものが好ましい。
い。この厚みが0.3mmより薄いと接着剤を保留でき
ず、パネル表面に接着剤が流れ出るおそれがあり、1mm
を超えると接着不良となったり、多量の接着剤を必要と
し、経済性が損なわれる。このため、繊維布はほぼ同様
の厚さで、目付量が30〜100g/m2程度のものがよ
い。また、繊維布は、接着剤とのなじみを改善するた
め、樹脂系サイジング剤でサイジングしたものやシラン
カップリング剤などで処理したものが好ましい。
【0023】次に、多孔質成型体1と金属板2、3を接
着する接着剤4としては、この種の金属サンドイッチパ
ネルに用いられる通常の接着剤であればよく、例えば酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、スチレン−ブタジエンゴム等の高分子系接
着剤や、珪酸ソーダ等の無機接着剤などが挙げられる。
これらの接着剤は単独でもよいが、必要に応じて2種類
以上を併用してもよい。
着する接着剤4としては、この種の金属サンドイッチパ
ネルに用いられる通常の接着剤であればよく、例えば酢
酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、スチレン−ブタジエンゴム等の高分子系接
着剤や、珪酸ソーダ等の無機接着剤などが挙げられる。
これらの接着剤は単独でもよいが、必要に応じて2種類
以上を併用してもよい。
【0024】また、高分子系接着剤を用いた場合、金属
板又は多孔質成型体への接着剤の塗布量は、パネルの強
度の面から200〜350g/m2程度が好ましい。塗布量
が200g/m2より少ないとパネル強度が低下し、350
g/m2を超えると火災時にあっては接着剤の燃焼に起因し
て有毒ガスが発生したり、パネルの不燃性、耐火・防火
性、吸音性が損なわれるおそれがある。接着剤の塗布
は、例えばロールコーター、カーテンコーター、スプレ
ーコーター等の塗工機を用いて行うことでよい。
板又は多孔質成型体への接着剤の塗布量は、パネルの強
度の面から200〜350g/m2程度が好ましい。塗布量
が200g/m2より少ないとパネル強度が低下し、350
g/m2を超えると火災時にあっては接着剤の燃焼に起因し
て有毒ガスが発生したり、パネルの不燃性、耐火・防火
性、吸音性が損なわれるおそれがある。接着剤の塗布
は、例えばロールコーター、カーテンコーター、スプレ
ーコーター等の塗工機を用いて行うことでよい。
【0025】本発明の金属サンドイッチパネルは、例え
ば、金属板2の表面に接着剤4を塗布し、次いでその上
に多孔質成型体1を重ね、その表面に接着剤4を塗布し
た上に金属板3を重ねて積層体を形成し、この積層体を
ホットプレス等の加熱加圧成型機を用いて成形すること
により製造することができる。
ば、金属板2の表面に接着剤4を塗布し、次いでその上
に多孔質成型体1を重ね、その表面に接着剤4を塗布し
た上に金属板3を重ねて積層体を形成し、この積層体を
ホットプレス等の加熱加圧成型機を用いて成形すること
により製造することができる。
【0026】
【実施例】実施例1 ロックウール成型マット(厚さ100mm、フェノール樹
脂バインダー量2.4重量%、密度108 kg/m3)を5
0mm幅に切断し、90度回転して並べて縦910mm、横
605mmのロックウール芯材を製作し、これを多孔質成
型体1として用いた。金属板2には縦910mm、横60
5mm、厚さ1.0mmの鋼板(無孔板)、金属板3には縦
910mm、横605mm、厚さ0.5mmの鋼板(無孔板)
をそれぞれ用いた。また、接着剤4には変性ウレタン樹
脂を用いた。
脂バインダー量2.4重量%、密度108 kg/m3)を5
0mm幅に切断し、90度回転して並べて縦910mm、横
605mmのロックウール芯材を製作し、これを多孔質成
型体1として用いた。金属板2には縦910mm、横60
5mm、厚さ1.0mmの鋼板(無孔板)、金属板3には縦
910mm、横605mm、厚さ0.5mmの鋼板(無孔板)
をそれぞれ用いた。また、接着剤4には変性ウレタン樹
脂を用いた。
【0027】金属板2の上にウレタン系接着剤300g/
m2を塗布したものと、予め金属板3に同じ接着剤300
g/m2を塗布し多孔質成型体1を仮接着したものとを重ね
て積層体を形成した。この積層体をホットプレスで60
℃に15分間保持し、図1の断面構造を有する厚さが5
0mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。
m2を塗布したものと、予め金属板3に同じ接着剤300
g/m2を塗布し多孔質成型体1を仮接着したものとを重ね
て積層体を形成した。この積層体をホットプレスで60
℃に15分間保持し、図1の断面構造を有する厚さが5
0mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。
【0028】この鋼板サンドイッチパネルについて、J
lS A−1416「実験室における音響透過損失試験
方法」に規定された測定方法により音響透過損失を測定
した結果を図2に示す。図5において、横軸は1/3オ
クターバンド中心周波数(Hz)、縦軸は音響透過損失
(db)を表す。なお、図5中のD−30等級のラインは
JlS A−1416で規定されているものである。
lS A−1416「実験室における音響透過損失試験
方法」に規定された測定方法により音響透過損失を測定
した結果を図2に示す。図5において、横軸は1/3オ
クターバンド中心周波数(Hz)、縦軸は音響透過損失
(db)を表す。なお、図5中のD−30等級のラインは
JlS A−1416で規定されているものである。
【0029】実施例2 実施例1の金属板2の代わりに厚さ0.8mmの有孔鋼板
2B(丸孔パンチング鋼板、開孔率30%)、金属板3
に厚さ1.3mmの鋼板(無孔板)を用い、有孔鋼板2B
と多孔質成型体1との接着にガラス繊維不織布(厚さ
0.45mm、目付50g/m2)を用いて繊維層5を形成
し、接着剤4の滲み出しを防止した以外は実施例1と同
様にして、図4の断面構造を有する厚さ50mmの鋼板サ
ンドイッチパネルを製造した。この鋼板サンドイッチパ
ネルについて、実施例1と同様にして音響透過損失を測
定した結果を図5に示す。また、この鋼板サンドイッチ
パネルの吸音特性は、図5に示すように実施例1の鋼板
サンドイッチパネルより優れたものであった。
2B(丸孔パンチング鋼板、開孔率30%)、金属板3
に厚さ1.3mmの鋼板(無孔板)を用い、有孔鋼板2B
と多孔質成型体1との接着にガラス繊維不織布(厚さ
0.45mm、目付50g/m2)を用いて繊維層5を形成
し、接着剤4の滲み出しを防止した以外は実施例1と同
様にして、図4の断面構造を有する厚さ50mmの鋼板サ
ンドイッチパネルを製造した。この鋼板サンドイッチパ
ネルについて、実施例1と同様にして音響透過損失を測
定した結果を図5に示す。また、この鋼板サンドイッチ
パネルの吸音特性は、図5に示すように実施例1の鋼板
サンドイッチパネルより優れたものであった。
【0030】実施例3 実施例1の金属板2の代わりに厚さ0.8mmの鋼板2’
(無孔板)と0.5mmの鋼板2''(無孔板)を同じ接着
剤4で貼り合わせて複層鋼板2Aとした以外は実施例1
と同様にして、図2の断面構造を有する厚さ50mmの鋼
板サンドイッチパネルを製造した。この鋼板サンドイッ
チパネルについて、実施例1と同様にして音響透過損失
を測定した結果を図5に示す。
(無孔板)と0.5mmの鋼板2''(無孔板)を同じ接着
剤4で貼り合わせて複層鋼板2Aとした以外は実施例1
と同様にして、図2の断面構造を有する厚さ50mmの鋼
板サンドイッチパネルを製造した。この鋼板サンドイッ
チパネルについて、実施例1と同様にして音響透過損失
を測定した結果を図5に示す。
【0031】実施例4 実施例1の金属板2と金属板3にそれぞれ厚さ1.0mm
の鋼板(無孔板)を用い、金属板3側の30%だけに接
着剤を塗布した以外は実施例1と同様にして、厚さ50
mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。この鋼板サン
ドイッチパネルについて、実施例1と同様にして音響透
過損失を測定した結果を図5に示す。
の鋼板(無孔板)を用い、金属板3側の30%だけに接
着剤を塗布した以外は実施例1と同様にして、厚さ50
mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。この鋼板サン
ドイッチパネルについて、実施例1と同様にして音響透
過損失を測定した結果を図5に示す。
【0032】比較例 実施例1の金属板2と金属板3にそれぞれ厚さ0.8mm
の鋼板(無孔板)を用いた以外は実施例1と同様にし
て、厚さ50mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。
この鋼板サンドイッチパネルについて、実施例1と同様
にして音響透過損失を測定した結果を図5に示す。
の鋼板(無孔板)を用いた以外は実施例1と同様にし
て、厚さ50mmの鋼板サンドイッチパネルを製造した。
この鋼板サンドイッチパネルについて、実施例1と同様
にして音響透過損失を測定した結果を図5に示す。
【0033】図5において、比較例の鋼板サンドイッチ
パネルの800Hz及び1250Hzを中心にして両側(4
00Hz及び2000〜2500Hz)の領域において透過
損失が著しく低下しており、コインシデンスによる遮音
欠損が認められる。これに対して、実施例1〜4の鋼板
サンドイッチパネルでは、かかる周波数領域における透
過損失の低下が緩和され、遮音性能が改善されているこ
とが認められる。
パネルの800Hz及び1250Hzを中心にして両側(4
00Hz及び2000〜2500Hz)の領域において透過
損失が著しく低下しており、コインシデンスによる遮音
欠損が認められる。これに対して、実施例1〜4の鋼板
サンドイッチパネルでは、かかる周波数領域における透
過損失の低下が緩和され、遮音性能が改善されているこ
とが認められる。
【0034】
【発明の効果】多孔質成型体1と金属板2及び金属板3
とよりなる金属サンドイッチパネルにおいて、その表
裏、すなわち金属板2側及び金属板3側で剛性を変える
ことにより、コインシデンスによる遮音欠損を防止し、
遮音性能を著しく改善することができた。また、金属板
2及び金属板3の少なくとも一方を有孔金属板とするこ
とにより、遮音性能に加え吸音性能も改善することがで
きた。
とよりなる金属サンドイッチパネルにおいて、その表
裏、すなわち金属板2側及び金属板3側で剛性を変える
ことにより、コインシデンスによる遮音欠損を防止し、
遮音性能を著しく改善することができた。また、金属板
2及び金属板3の少なくとも一方を有孔金属板とするこ
とにより、遮音性能に加え吸音性能も改善することがで
きた。
【図1】本発明の遮音パネルの一例を模式的に示す断面
図である。
図である。
【図2】片面に複層金属板を用いた遮音パネルの一例を
模式的に示す断面図である。
模式的に示す断面図である。
【図3】片面に有孔金属板を用いた遮音パネルの一例を
模式的に示す断面図である。
模式的に示す断面図である。
【図4】片面に有孔金属板を用い、繊維層を介して多孔
質成型体と接着した遮音パネルの一例を模式的に示す断
面図である。
質成型体と接着した遮音パネルの一例を模式的に示す断
面図である。
【図5】本発明の遮音パネルの音響透過損失を測定した
結果を示す図面である。
結果を示す図面である。
1 : 多孔質成型体 2、3 : 金属板 2A : 複層金属板 2B : 有孔金属板 4 : 接着剤 5 : 繊維層
Claims (3)
- 【請求項1】 芯材として多孔質成型体を用い、その表
裏に接着一体化された金属板を備えてなる金属サンドイ
ッチパネルにおいて、金属サンドイッチパネルの表裏で
剛性を変えてなることを特徴とする遮音パネル。 - 【請求項2】 金属サンドイッチパネルの表裏で剛性を
変える手段が、金属板の厚さの変更、金属板の材質の変
更、金属板と多孔質成型体の接着面積の変更、リブ付き
金属板への変更、あるいは複層金属板への変更の少なく
とも一つである請求項1記載の遮音パネル。 - 【請求項3】 表裏の金属板の少なくとも一方の金属板
が、有孔金属板である請求項1又は2記載の遮音パネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302788A JP2000129815A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 遮音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302788A JP2000129815A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 遮音パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129815A true JP2000129815A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17913138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10302788A Pending JP2000129815A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 遮音パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129815A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002004455A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 遮音性建築パネルおよび遮音間仕切り壁構造 |
JP2008032838A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | 吸音体、吸音パネルおよび吸音パネルの設置方法 |
KR101155503B1 (ko) * | 2012-01-03 | 2012-06-15 | 쌍용건설 주식회사 | 일체형 단열 보드 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP10302788A patent/JP2000129815A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002004455A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 遮音性建築パネルおよび遮音間仕切り壁構造 |
JP2008032838A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | 吸音体、吸音パネルおよび吸音パネルの設置方法 |
KR101155503B1 (ko) * | 2012-01-03 | 2012-06-15 | 쌍용건설 주식회사 | 일체형 단열 보드 및 그 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |