JPH08207201A - 不燃性化粧板 - Google Patents
不燃性化粧板Info
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- JPH08207201A JPH08207201A JP3616995A JP3616995A JPH08207201A JP H08207201 A JPH08207201 A JP H08207201A JP 3616995 A JP3616995 A JP 3616995A JP 3616995 A JP3616995 A JP 3616995A JP H08207201 A JPH08207201 A JP H08207201A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不燃材料或いは準不燃材料としての不燃性を
有すると共に、強度，加工性ならびに耐水性などの物性
がすぐれ、表面，切断面共、美麗な外観をもった不燃性
化粧板を提供する。 【構成】坪量３０〜１５０ｇ／m2のガラス繊維不織布に
フェノール樹脂が不揮発分で１０〜３０重量％、無機質
粒子を主成分とする充填剤が７０〜９０重量％である樹
脂組成物を含浸，乾燥したプリプレグを複数枚積層して
基材とし、該基材の少なくとも片面に厚さ０．５mm以下
で有機物成分が３００ｇ／m2以下の化粧層が熱圧成形さ
れ化粧板を構成している。
有すると共に、強度，加工性ならびに耐水性などの物性
がすぐれ、表面，切断面共、美麗な外観をもった不燃性
化粧板を提供する。 【構成】坪量３０〜１５０ｇ／m2のガラス繊維不織布に
フェノール樹脂が不揮発分で１０〜３０重量％、無機質
粒子を主成分とする充填剤が７０〜９０重量％である樹
脂組成物を含浸，乾燥したプリプレグを複数枚積層して
基材とし、該基材の少なくとも片面に厚さ０．５mm以下
で有機物成分が３００ｇ／m2以下の化粧層が熱圧成形さ
れ化粧板を構成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築内装，住宅設備機器
などに用いる強度ならびに加工性のすぐれた不燃性化粧
板に関する。
などに用いる強度ならびに加工性のすぐれた不燃性化粧
板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、無機質基材を用いた不燃化粧板と
しては石綿セメントケイ酸カルシウム板などの無機質板
材の表面に着色塗料を塗装したもの、或いは、該無機質
板材に熱硬化性樹脂化粧シートを積層し加熱，加圧成形
したものがあった。
しては石綿セメントケイ酸カルシウム板などの無機質板
材の表面に着色塗料を塗装したもの、或いは、該無機質
板材に熱硬化性樹脂化粧シートを積層し加熱，加圧成形
したものがあった。
【０００３】また、特開昭５１−２０９８０号に記載さ
れている如く、熱硬化性樹脂を含有する基材を用いる方
法として、水酸化アルミニウムなどの無機質材料の結合
剤としてフェノール樹脂など熱硬化性樹脂を混和してシ
ート状物を形成させ、更に、熱硬化性樹脂化粧シートを
積層し、加熱，加圧成形した不燃化粧板。或いは、無機
繊維からなるシート基材と水酸化アルミニウムならびに
フェノール樹脂からなり該フェノール樹脂が８重量％以
下に複合化された芯材層用成形素材上に化粧層成形層材
を積層一体化した不燃化粧材（特開昭６４−５６５４
０）などがあった。
れている如く、熱硬化性樹脂を含有する基材を用いる方
法として、水酸化アルミニウムなどの無機質材料の結合
剤としてフェノール樹脂など熱硬化性樹脂を混和してシ
ート状物を形成させ、更に、熱硬化性樹脂化粧シートを
積層し、加熱，加圧成形した不燃化粧板。或いは、無機
繊維からなるシート基材と水酸化アルミニウムならびに
フェノール樹脂からなり該フェノール樹脂が８重量％以
下に複合化された芯材層用成形素材上に化粧層成形層材
を積層一体化した不燃化粧材（特開昭６４−５６５４
０）などがあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石綿セ
メントケイ酸カルシウム板など無機質基材を用いた不燃
化粧板では、該基材の補強材として石綿を含有するもの
が多く、石綿の発癌性など人体への悪影響が懸念される
と共に、硬くて脆いため、取扱時に割れ易く、加工性に
難点があるなどの問題点を有するものであった。また、
基材の凹凸などの欠点が表面に現われ易いと共に、切断
面の外観が美麗でなく、外観，意匠性の点で必ずしも満
足できるものではなかった。
メントケイ酸カルシウム板など無機質基材を用いた不燃
化粧板では、該基材の補強材として石綿を含有するもの
が多く、石綿の発癌性など人体への悪影響が懸念される
と共に、硬くて脆いため、取扱時に割れ易く、加工性に
難点があるなどの問題点を有するものであった。また、
基材の凹凸などの欠点が表面に現われ易いと共に、切断
面の外観が美麗でなく、外観，意匠性の点で必ずしも満
足できるものではなかった。
【０００５】熱硬化性樹脂を結合剤として、水酸化アル
ミニウムなど、無機質材料を混和してシート状物を形成
させ、熱硬化性樹脂化粧シートを積層し、加熱，加圧成
形した不燃化粧板は、不燃材料ないし準不燃材料として
の不燃性を有するためには、樹脂に対して無機質材料の
配合比率を大きくしなければならず、耐衝撃性など十分
な強度を得ることができなかった。
ミニウムなど、無機質材料を混和してシート状物を形成
させ、熱硬化性樹脂化粧シートを積層し、加熱，加圧成
形した不燃化粧板は、不燃材料ないし準不燃材料として
の不燃性を有するためには、樹脂に対して無機質材料の
配合比率を大きくしなければならず、耐衝撃性など十分
な強度を得ることができなかった。
【０００６】無機繊維からなるシート基材と水酸化アル
ミニウムならびにフェノール樹脂からなり、該フェノー
ル樹脂が８重量％以下に複合化された芯材層用成形素材
上に化粧層成形層材を積層一体化した不燃化粧材では、
不燃材料としての性能は得られるものの、十分な強度が
得られ難く、また、耐水性に乏しいため、常時、水濡れ
のあるトイレや洗面所，バスルームなどの用途に適する
ものではなかった。
ミニウムならびにフェノール樹脂からなり、該フェノー
ル樹脂が８重量％以下に複合化された芯材層用成形素材
上に化粧層成形層材を積層一体化した不燃化粧材では、
不燃材料としての性能は得られるものの、十分な強度が
得られ難く、また、耐水性に乏しいため、常時、水濡れ
のあるトイレや洗面所，バスルームなどの用途に適する
ものではなかった。
【０００７】本発明は、前記の不燃材の問題点を解決す
るため、鋭意検討した結果なされたものであり、不燃材
料或いは準不燃材料としての不燃性を有すると共に、強
度，加工性ならびに耐水性などの物性がすぐれ、表面，
切断面共、美麗な外観をもった不燃性化粧板を提供する
ことを目的とする。
るため、鋭意検討した結果なされたものであり、不燃材
料或いは準不燃材料としての不燃性を有すると共に、強
度，加工性ならびに耐水性などの物性がすぐれ、表面，
切断面共、美麗な外観をもった不燃性化粧板を提供する
ことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール樹
脂と充填剤より構成され、フェノール樹脂が不揮発分で
１０〜３０重量％であり、無機質粒子を主成分とする充
填剤が７０〜９０重量％である樹脂組成物を該樹脂組成
物の付着量が不揮発分として８３〜９４重量％になるよ
うに坪量３０〜１５０ｇ／m2のガラス繊維不織布に含
浸，乾燥したプリプレグを複数層重ねて基材とし、該基
材の少なくとも片面に厚さ０．５mm以下で有機物成分が
３００ｇ／m2以下の化粧層シートが積層され、熱圧成形
されていることを特徴とする不燃性化粧板であり、とり
わけ、樹脂組成物を構成する充填剤の粒子径が３０μm
以下であることによって、ガラス繊維に対する含浸性を
向上させると共に、化粧層シートが坪量２０〜２００ｇ
／m2のチタン紙にメラミン樹脂を含浸，乾燥したプリプ
レグが成形された不燃性化粧板である。
脂と充填剤より構成され、フェノール樹脂が不揮発分で
１０〜３０重量％であり、無機質粒子を主成分とする充
填剤が７０〜９０重量％である樹脂組成物を該樹脂組成
物の付着量が不揮発分として８３〜９４重量％になるよ
うに坪量３０〜１５０ｇ／m2のガラス繊維不織布に含
浸，乾燥したプリプレグを複数層重ねて基材とし、該基
材の少なくとも片面に厚さ０．５mm以下で有機物成分が
３００ｇ／m2以下の化粧層シートが積層され、熱圧成形
されていることを特徴とする不燃性化粧板であり、とり
わけ、樹脂組成物を構成する充填剤の粒子径が３０μm
以下であることによって、ガラス繊維に対する含浸性を
向上させると共に、化粧層シートが坪量２０〜２００ｇ
／m2のチタン紙にメラミン樹脂を含浸，乾燥したプリプ
レグが成形された不燃性化粧板である。
【０００９】本発明の不燃性化粧板とは、建築基準法施
工例第１０８条の２に基づく不燃材料ならびに同第１条
第５号の規定に基づく準不燃材料に相当する不燃性を有
する化粧板を云うものである。
工例第１０８条の２に基づく不燃材料ならびに同第１条
第５号の規定に基づく準不燃材料に相当する不燃性を有
する化粧板を云うものである。
【００１０】本発明に於いて、ガラス繊維不織布の坪量
が３０ｇ／m2以下では、樹脂液の含浸，乾燥工程での工
程内に於ける取扱や負荷に対して十分に耐え得る丈の強
度が得られない。また、１５０ｇ／m2以上に於いては、
樹脂液の含浸性が低下し、コアの層間ハクリなどの原因
になり易い。
が３０ｇ／m2以下では、樹脂液の含浸，乾燥工程での工
程内に於ける取扱や負荷に対して十分に耐え得る丈の強
度が得られない。また、１５０ｇ／m2以上に於いては、
樹脂液の含浸性が低下し、コアの層間ハクリなどの原因
になり易い。
【００１１】ガラス繊維に含浸する樹脂液は、フェノー
ル樹脂が不揮発分として１０〜３０重量％と、無機質粒
子を主成分とする充填剤７０〜９０重量％よりなる樹脂
組成物とすることによって、不燃性，含浸性，成形性な
ど必要な適性が得られるものであり、フェノール樹脂が
３０重量％以上になると化粧板の不燃性を得ることが困
難になり、また、１０重量％以下では、成形工程に於け
る樹脂組成物のフロー性が低下すると共に、化粧板とし
て十分な強度，耐水性が得られ難い。
ル樹脂が不揮発分として１０〜３０重量％と、無機質粒
子を主成分とする充填剤７０〜９０重量％よりなる樹脂
組成物とすることによって、不燃性，含浸性，成形性な
ど必要な適性が得られるものであり、フェノール樹脂が
３０重量％以上になると化粧板の不燃性を得ることが困
難になり、また、１０重量％以下では、成形工程に於け
る樹脂組成物のフロー性が低下すると共に、化粧板とし
て十分な強度，耐水性が得られ難い。
【００１２】更に、表面に積層される化粧シート層は、
有機物成分が３００ｇ／m2以下であることによって、不
燃性が得られ、化粧シートの厚さは０．５mm以下に於い
て、化粧板表面として必要な仕上り，物性が得られるも
ので、坪量２０〜２００ｇ／m2のチタン紙である、謂ゆ
る化粧紙にメラミン樹脂を含浸，乾燥したプリプレグを
熱圧成形することによって目的とする化粧板を製造する
ことが可能になる。特に３０〜１２０ｇ／m2の坪量の化
粧紙を用いた場合、取扱性，物性，外観，不燃性などの
点で好ましい結果が得られる。化粧紙は意匠上の必要に
応じ、木目などの図柄を印刷したものが用いられる。
有機物成分が３００ｇ／m2以下であることによって、不
燃性が得られ、化粧シートの厚さは０．５mm以下に於い
て、化粧板表面として必要な仕上り，物性が得られるも
ので、坪量２０〜２００ｇ／m2のチタン紙である、謂ゆ
る化粧紙にメラミン樹脂を含浸，乾燥したプリプレグを
熱圧成形することによって目的とする化粧板を製造する
ことが可能になる。特に３０〜１２０ｇ／m2の坪量の化
粧紙を用いた場合、取扱性，物性，外観，不燃性などの
点で好ましい結果が得られる。化粧紙は意匠上の必要に
応じ、木目などの図柄を印刷したものが用いられる。
【００１３】本発明に於いて、ガラス繊維不織布の含浸
に用いる樹脂組成物の成分である樹脂は、ホルムアルデ
ヒドとフェノールのモル比が１．０〜２．０のレゾール
タイプフェノール樹脂であり、充填剤は、水酸化アルミ
ニウム，炭酸カルシウム，シリカなどの粉末を加えたも
ので、直径３０μmの微粒子であり、好ましくは１〜５
μmであることによって、ガラス繊維不織布への含浸性
が向上する。充填剤成分に水酸化アルミニウムを用いる
ことによってより容易に不燃性の効果が得られる。
に用いる樹脂組成物の成分である樹脂は、ホルムアルデ
ヒドとフェノールのモル比が１．０〜２．０のレゾール
タイプフェノール樹脂であり、充填剤は、水酸化アルミ
ニウム，炭酸カルシウム，シリカなどの粉末を加えたも
ので、直径３０μmの微粒子であり、好ましくは１〜５
μmであることによって、ガラス繊維不織布への含浸性
が向上する。充填剤成分に水酸化アルミニウムを用いる
ことによってより容易に不燃性の効果が得られる。
【００１４】ガラス繊維不織布に対する樹脂組成物の付
着量は、不揮発分として８３〜９４重量％が好ましく、
８３重量％以下では、基材の層間の接着強度，曲げ強
度，衝撃値などが低下する。９４重量％以上では、プリ
プレグの乾燥性が悪くなる。
着量は、不揮発分として８３〜９４重量％が好ましく、
８３重量％以下では、基材の層間の接着強度，曲げ強
度，衝撃値などが低下する。９４重量％以上では、プリ
プレグの乾燥性が悪くなる。
【００１５】プリプレグの揮発分は１〜５重量％が好ま
しく、５重量％以上では反りが大きくなり、また、１重
量％以下では成形時のフロー性ならびに基材の層間接着
強度が低下する。
しく、５重量％以上では反りが大きくなり、また、１重
量％以下では成形時のフロー性ならびに基材の層間接着
強度が低下する。
【００１６】不燃化粧板の成形方法としては、ガラス繊
維不織布に樹脂組成物を含浸，乾燥して得たプリプレグ
を所望の厚さになるように積層して化粧板の基材とし、
少なくとも片面に化粧層シートを載置し、当板に挾んで
ホットプレス成形機で加熱，加圧して、硬化一体化させ
不燃性化粧板を得るものである。
維不織布に樹脂組成物を含浸，乾燥して得たプリプレグ
を所望の厚さになるように積層して化粧板の基材とし、
少なくとも片面に化粧層シートを載置し、当板に挾んで
ホットプレス成形機で加熱，加圧して、硬化一体化させ
不燃性化粧板を得るものである。
【００１７】基材の両面に化粧層を設ける場合、ガラス
繊維不織布の厚さ，重量，樹脂組成物の付着量などが略
同一であることによって化粧板のソリの発生が抑制され
る。
繊維不織布の厚さ，重量，樹脂組成物の付着量などが略
同一であることによって化粧板のソリの発生が抑制され
る。
【００１８】
【実施例】以下に記す部および％はいづれも重量部およ
び重量％をあらわすものである。 実施例１〜４ 実施例１〜４として、表１に記す樹脂組成物を、坪量６
０ｇ／m2のガラス不織布に付着量が不揮発分で６００ｇ
／m2着量になるように含浸し乾燥して得たプリプレグ７
枚を積層して基材とし、該基材の両面に、化粧層を構成
するシートとして、坪量５５ｇ／m2のチタン紙にメラミ
ン樹脂の付着量が不揮発分で５５ｇ／m2になるように含
浸し、揮発分が８％になるように乾燥して得たプリプレ
グを重ね、厚さ３mmの艶消し仕上げステンレス板に挾ん
でホットプレス機の熱板間に挿入し、温度１５０℃、圧
力８０Kg／cm2 で２０分間加熱，加圧した後、加圧状態
のまま２０分間冷却し、解圧してとり出し化粧板を得
た。
び重量％をあらわすものである。 実施例１〜４ 実施例１〜４として、表１に記す樹脂組成物を、坪量６
０ｇ／m2のガラス不織布に付着量が不揮発分で６００ｇ
／m2着量になるように含浸し乾燥して得たプリプレグ７
枚を積層して基材とし、該基材の両面に、化粧層を構成
するシートとして、坪量５５ｇ／m2のチタン紙にメラミ
ン樹脂の付着量が不揮発分で５５ｇ／m2になるように含
浸し、揮発分が８％になるように乾燥して得たプリプレ
グを重ね、厚さ３mmの艶消し仕上げステンレス板に挾ん
でホットプレス機の熱板間に挿入し、温度１５０℃、圧
力８０Kg／cm2 で２０分間加熱，加圧した後、加圧状態
のまま２０分間冷却し、解圧してとり出し化粧板を得
た。
【００１９】比較例１〜２ 表１に記す樹脂組成物を実施例１〜４に於いて用いたも
のと同等のガラス不織布を用い、実施例１〜４と略同一
の製造条件で化粧板を製造した。実施例１〜４ならび
に、比較例１〜２の化粧板の物性試験及び不燃性試験結
果を表２に示す。
のと同等のガラス不織布を用い、実施例１〜４と略同一
の製造条件で化粧板を製造した。実施例１〜４ならび
に、比較例１〜２の化粧板の物性試験及び不燃性試験結
果を表２に示す。
【００２０】試験方法 厚さ，耐煮沸性，寸法変化率，曲げ強さについてはＪＩ
Ｓ Ｋ６９０２に規定される熱硬化性樹脂化粧板試験方
法に準じて試験を行った。不燃性試験については、不燃
材料は建築基準法施工令第１０８条の２の規定に基づく
基材試験及び表面試験を行い、準不燃材料は同第１条第
５号の規定に基づき、表面試験，穿孔試験，ガス有害性
試験，及び模型箱試験を行った。
Ｓ Ｋ６９０２に規定される熱硬化性樹脂化粧板試験方
法に準じて試験を行った。不燃性試験については、不燃
材料は建築基準法施工令第１０８条の２の規定に基づく
基材試験及び表面試験を行い、準不燃材料は同第１条第
５号の規定に基づき、表面試験，穿孔試験，ガス有害性
試験，及び模型箱試験を行った。
【００２１】
【表１】 配合比はいづれも部を示す。
【００２２】
【表２】
【００２３】
【発明の効果】本発明の不燃性化粧板は従来の無機質板
材を基材とした化粧板に較べ、軽くて強靱性があり、取
扱中破損することがなく、切削，穴明けなど加工性がす
ぐれ、且つ、切断面が美麗で意匠性が優れている。ま
た、基材にアルカリ性物質を含まず、長期間使用しても
表面の化粧層が変質したり、裏面の接着層を劣化させた
りすることがなく、耐水性，耐酸性，耐汚染性などがす
ぐれている。更に、不燃材料，或いは準不燃材料としし
ての試験に合格する防火性能を得ることができるもので
あり、内装制限を受ける用途に適合する材料である。
材を基材とした化粧板に較べ、軽くて強靱性があり、取
扱中破損することがなく、切削，穴明けなど加工性がす
ぐれ、且つ、切断面が美麗で意匠性が優れている。ま
た、基材にアルカリ性物質を含まず、長期間使用しても
表面の化粧層が変質したり、裏面の接着層を劣化させた
りすることがなく、耐水性，耐酸性，耐汚染性などがす
ぐれている。更に、不燃材料，或いは準不燃材料としし
ての試験に合格する防火性能を得ることができるもので
あり、内装制限を受ける用途に適合する材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 33/00 Ｃ０８Ｊ 5/24 ＣＦＢ
Claims (3)
- 【請求項１】 フェノール樹脂と充填剤より構成され、
フェノール樹脂が不揮発分で１０〜３０重量％であり、
無機質粒子を主成分とする充填剤が７０〜９０重量％で
ある樹脂組成物を該樹脂組成物の付着量が不揮発分とし
て８３〜９４重量％になるように坪量３０〜１５０ｇ／
m2のガラス繊維不織布に含浸，乾燥して得たプリプレグ
を、複数層重ねて基材とし、該基材の少なくとも片面に
厚さ０．５mm以下で有機物成分が３００ｇ／m2以下の化
粧層シートが積層され、熱圧成形されていることを特徴
とする不燃性化粧板。 - 【請求項２】 前記の樹脂組成物を構成する充填剤の粒
子径が３０μm以下であることを特徴とする請求項１記
載の不燃性化粧板。 - 【請求項３】 前記の化粧層シートが坪量２０〜２００
ｇ／m2のチタン紙にメラミン樹脂を含浸，乾燥したプリ
プレグであることを特徴とする請求項１または請求項２
記載の不燃性化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07036169A JP3081985B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不燃性化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07036169A JP3081985B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不燃性化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207201A true JPH08207201A (ja) | 1996-08-13 |
| JP3081985B2 JP3081985B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=12462261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07036169A Expired - Lifetime JP3081985B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 不燃性化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3081985B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100332827B1 (ko) * | 2000-01-10 | 2002-04-15 | 조문수 | 페놀수지를 기지재료로 하고 유리섬유가 보강된 준불연건축용 판재 및 그 제조방법 |
| JP2005169924A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Aica Kogyo Co Ltd | 不燃化粧板 |
| JP2006009494A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Takiron Co Ltd | 不燃性化粧板 |
| JP2008055603A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Aica Kogyo Co Ltd | 熱硬化性樹脂化粧板 |
| US20100239786A1 (en) * | 2009-03-23 | 2010-09-23 | Jun Takeda | Cellulose acylate film and method for producing same, retardation film, polarizer and liquid-crystal display device |
| JP2012166355A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Aica Kogyo Co Ltd | 複合板及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP07036169A patent/JP3081985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100332827B1 (ko) * | 2000-01-10 | 2002-04-15 | 조문수 | 페놀수지를 기지재료로 하고 유리섬유가 보강된 준불연건축용 판재 및 그 제조방법 |
| JP2005169924A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Aica Kogyo Co Ltd | 不燃化粧板 |
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| JP2012166355A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Aica Kogyo Co Ltd | 複合板及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3081985B2 (ja) | 2000-08-28 |
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