JPH03115471A - 塗料用組成物 - Google Patents

塗料用組成物

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JPH03115471A
JPH03115471A JP1252382A JP25238289A JPH03115471A JP H03115471 A JPH03115471 A JP H03115471A JP 1252382 A JP1252382 A JP 1252382A JP 25238289 A JP25238289 A JP 25238289A JP H03115471 A JPH03115471 A JP H03115471A
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俊規 阪上
Miyuki Komada
駒田 幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、塗料用組成物に関し、近赤外から遠赤外に至
る幅広い波長領域で黒体に近い赤外線放射効率を有する
塗膜を形成することが可能な塗料用組成物に関する。
(従来の技術〕 従来、塗料タイプであって、金属製品や無機窯業系基材
、ガラスなどの表面に塗布され、高効率に赤外線を吸収
、放射することが可能な塗料用組成物の出現が待たれて
久しい。
これまで、これらの膜を作る組成物として数多くの提案
が行われているが、満足できるものは未だに得られてい
ないのが現状である。
例えば、二酸化チタン粉末を配合したアルミナをバイン
ダー中に分散させて得られる遠赤外線放射用塗料組成物
(特公昭63−54314号公報)ジルコン、コージラ
イト、フォルステライト、ベリクレーズ、ムライトなど
と低融点高膨張ガラスとの混合物からなる塗料組成物(
特開昭61−179882号公報)などがある。
しかしながら、これらの組成物では、遠赤外部の赤外線
の放射効率は良好であるが、近赤外部の赤外線の放射効
率は小さく、例えばこの塗料組成物を金属表面に塗布し
、加熱・乾燥装置に使用した場合、乾燥するものによっ
ては効率よ(乾燥できないという問題点を有している。
一方、ラダー型シリコンオリゴマーに、鉄、マンガン、
銅、コバルト、ニッケルの酸化物を混合してなる輻射体
が提案されているが(特開昭61−149740号公報
)、これらはかなり良好な放射効率を有するものの、酸
化物が黒色のため使用できる製品が限定されるという問
題点を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来の技術的課題を背景になされたもの
で、ステンレス、アルミニウムおよびその他の金属、陶
磁器、モルタルなどの無機窯業系基材ならびにガラス、
プラスチックなどの製品の表面に、近赤外から遠赤外に
至る幅広い波長領域で黒体に近い赤外線放射効率を有す
る塗膜を形成することが可能な塗料用組成物を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(a)スズとアンチモンとの複合酸化物(以
下「(a)成分」という)を、(b)ビヒクル(以下「
(b)成分」という)に配合してなる塗料用組成物を提
供するものである。
以下、本発明の塗料用組成物を構成要件別に詳述する。
(a)成分 本発明に使用される(a)成分は、5nO1SnO□な
どの酸化スズと5bOz 、Sbz Os、5bzOs
などの酸化アンチモンとを混合し、高温で焼成して得ら
れる複合酸化物セラミックスであり、好ましくは酸化ス
ズ:酸化アンチモン(重量比)=999:1〜1:99
9、さらに好ましくは991:5〜100:900の混
合物を800 ’C以上、好ましくはi、ooo〜1.
300°Cの高温で焼成して得られる複合酸化物である
。酸化スズと酸化アンチモンとの混合比は、前記以外の
範囲では、近赤外から遠赤外での赤外線の放射効率が低
下し、特に近赤外領域での放射効率が低下する。
本発明の組成物中における(a)成分の配合割合は、固
形分換算で3〜50重量%、好ましくは3〜30重量%
、さらに好ましくは5〜20重量%であり、3重量%未
満では赤外線の放射効率が小さく、一方50重量%を超
えると塗膜が脆くなり、例えば基材に衝撃を加えた場合
には、塗膜にクラックが生じるなどの問題点がある。
ここで、固形分換算とは、200°Cで1時間加熱した
ときの残分である。
なお、(a)成分の平均粒子径または平均長さは、通常
、10μm以下、好ましくは5μm以下である。この平
均粒子径または平均長さが10μmを超えると、塗膜の
平滑性が低下するようになる。
(b)成分 本発明に使用される(ト))成分は、−iの無機および
/または有機のビヒクルが使用できる。
しかしながら、本発明の塗料組成物の主な用途として、
ヒータや乾燥設備、電子レンジなどの加熱調理器への応
用などを考えると、耐熱性に優れた無機のビヒクルが好
ましい。
この無機のビヒクルとしては、特に一般式Rn S s
  (OR’ ) a−n  (式中、Rは炭素数1〜
8の有機基、R′は炭素数1〜5のアルキル基または炭
素数1〜4のアシル基を示し、nは1または2である)
で表されるオルガノアルコキシシラン(以下、単に「オ
ルガノアルコキシシラン」という)、該オルガノアルコ
キシシランの加水分解物、部分的縮合物および/または
該オルガノアルコキシシラン以外のシラン化合物との部
分的共縮合物(以下、これらを「シラン類」という)が
、赤外線放射効率をさらに高めることができることから
好ましい。
かかるオルガノアルコキシシラン中のRは、炭素数1〜
8の有機基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基などのアルキル基、γ−クロロプロピル基、ビニル
基、3,3.3−トリフロロプロピル基、γ−グリシド
キシプロビル基、T−メタクリルオキシプロピル基、T
−メルカプトプロピル基、フェニル基、3,4−エポキ
シシクロヘキシルエチル基などが挙げられる。
また、オルガノアルコキシシラン中のR′は、炭素数1
〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基であり
、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
アセチル基などが挙げられる。
さらに、前記一般式において、nは1または2の整数で
あり、ここでnが1の場合は、例えばモノアルキルトリ
アルコキシシランであり、またnが2の場合は、例えば
ジアルキルジアルコキシシランである。
これらのオルガノアルコキシシランの具体例としては、
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキ
シシラン、T−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ
−クロロプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3,3.3−
トリフロロプロピルトリメトキシシラン、3,3゜3−
トリフロロプロピルトリエトキシシラン、T−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、T−グリシドキシプ
ロビルトリエトキシシラン、T−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、T−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、3.4−エポキシシクロヘキシルエチルト
リメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、3.4
−エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン
、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジェトキシシラ
ン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジェトキ
シシランなど、好ましくはメチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシランなど、特に好ましくはメチル
トリメトキシシランを挙げることができる。
オルガノアルコキシシランとして、メチルトリメトキシ
シランを使用する場合には、T−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、T−グリシドキシプロビルトリエ
トキシシラン、T−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、T−メタクリルオキシプロピルトリエトキ
シシランなどのT−グリシドキシアルキルトリアルコキ
シシランおよびr−(メタ)アクリロキシアルキルトリ
アルコキシシランを、特にγ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシランを、メチルトリメトキシシラン5〜3
0モルに対して1モル程度併用することが好ましい。こ
れにより、貯蔵安定性と成膜性に優れた組成物が得られ
る。
なお、このオルガノアルコキシシランは、酸性水媒体中
、例えばpH3,5〜5.5で加水分解によってアルコ
ールを遊離し対応する加水分解物を生成させ、さらに縮
合して分子量500〜5.000程度のオルガノポリシ
ロキサンの部分的縮合物または部分的共縮合物とするこ
とができる。
前記シラン類には、通常、親水性有機溶剤、金属酸化物
ゾル、水、酸などを配合する。
前記親水性有機溶剤は、シラン類の分散媒であるととも
に、シラン類が水によってゲル化することを防止するた
めのものである。
この親水性有機溶剤としては、1価アルコールまたは2
価アルコールであるエチレングリコールもしくはその誘
導体を挙げることができ、このうち1価アルコールとし
ては炭素数1〜5の低級脂肪族アルコールが好ましく、
具体的にはメタノール、エタノール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコールなどを挙げることができ、またエ
チレングリコールもしくはその誘導体としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、酢
酸エチレングリコールモノエチルエーテルなどを挙げる
ことができ、特に好ましくはプロピルアルコール、酢酸
エチレングリコールモノエチルエーテルである。
これらの親水性有機溶剤の使用割合は、シラン類100
重量部に対して、通常、20〜300重量部、好ましく
は20〜200重量部、さらに好ましくは50−100
重量部であり、20重量部未満ではシラン類のゲル化が
生起しやすく、また(a)成分の分散が充分にでき難く
なり、一方300重量部を超えると相対的に他の成分が
少なくなり、得られる塗膜の密着力が弱くなったり、薄
膜すぎて目的とする膜を作ることができなくなる場合が
ある。
なお、前記親水性有機溶剤には、他の有機溶剤を含有さ
せることができ、かかる有機溶剤としては、混合した際
に沈澱を生起しない溶剤であり、一般の塗料、コーティ
ング剤などに用いられる脂肪族炭化水素類、芳香族炭化
水素類、ハロゲン化炭化水素類、ケトン類、エステル類
、エーテル類、ケトンエーテル類、ケトンエステル類、
エステルエーテル類などを挙げることができる。これら
の有機溶剤は、固形分100重量部に対し、通常、30
0重量部以下程度使用される。
前記水性金属酸化物ゾルは、シラン類のゲル化防止、増
粘および(a)成分の分散ならびに得られる膜の耐熱性
、硬度および密着性の向上、さらには静電防止を目的に
使用されるものである。
このような金属酸化物ゾルとしては、シリカゾル、アル
ミナゾル、チタニアゾル、ジルコニアゾルなどが挙げら
れる。
このうち、シリカゾル(コロイド状シリカ)は、高純度
の無水ケイ酸の水性分散液であり、通常、平均粒子径が
5〜30mμ、固形分濃度が18〜30重量%程重量あ
る。このシリカゾルは、通常、ナ) IJウム含有量が
0.005重量%以下で、酸性領域、すなわちpHが2
〜6の範囲にある。
このようなシリカゾルの具体例としては、日産化学工業
■製、スノーテックス;触媒化成工業■製、カタロイド
SN;デュポン社製、LudoxHモンサント社製、S
 y t o、 n ;ナルコケミカル社製、Nalc
ogなどを挙げることができる。
また、アルミナゾルとしては、酸化アルミニウム(Az
zo3)を5〜25重量%含有し、安定剤として硝酸、
塩酸、酢酸などを使用し、粒子径が10〜100mμの
酸性領域、好ましくはpHが2〜6の水性分散液を挙げ
ることができる。
このようなアルミナゾルの具体例としては、日産化学工
業■製、スノーテックスなどを挙げることができる。
さらに、チタニアゾルとしては、一般式%式% (式中、R′は前記に同じ、Xは1より大きい正の整数
を示す)で表されるアルキルチタネートの加水分解物の
水性分散液を挙げることができる。
さらに、ジルコニアゾルは、二酸化ジルコニウム水性分
散液、または酢酸ジルコニウム水溶液などであり、この
ようなジルコニアゾルとしては、例えば日産化学工業■
製、ジルコニアゾルNZS−2OA、シルコニゾルアセ
テートなどを挙げることができる。
金属酸化物ゾルの使用割合は、シラン類100重量部に
対して、固形分換算で20〜100重量部、好ましくは
30〜100重量部であり、20重量部未満では金属酸
化物ゾルの配合目的を充分に達成し難く、一方200重
量部を超えると相対的にその他の成分量が少なくなった
り、増粘し過ぎたり、膜の密着性が弱まったり、薄膜過
ぎて目的の膜が得られないなどの弊害が起こる場合があ
る。
前記水は、シラン類の加水分解および縮合に役立つとと
もに、(a)成分の分散媒としての役目を果たすもので
ある。この水としては、前記金属酸化物ゾル中に含有さ
れる水のほかに、別途、一般水道水、蒸留水、あるいは
イオン交換水を用いることができる。
この水の使用割合は、シラン類100重量部に対して、
0〜200重量部であり、200重量部を超えると組成
物の安定性が悪化するようになる。
前記酸は、シラン類の加水分解および縮合を促進すると
ともに、塗膜の硬化を促進させる働きをする。この酸と
しては、硝酸、塩酸などの無機酸、酢酸、クエン酸、安
息香酸、ジメチルマロン酸、グルタル酸、グリコール酸
、マロン酸、トルエンスルホン酸、シュウ酸などの有機
酸を挙げることができ、特に酢酸が好ましい。
酸の使用割合は、シラン頻100重量部に対して、好ま
しくは0.05〜10重量部であり、これにより組成物
のpHを例えば3.5〜5.5に調整する。
また、有機のビヒクルとしては、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などを挙げることが
できる。
前記(a)成分と[有])成分を配合してなる本発明の
組成物は、白色に近い色を呈しているため、他の無機顔
料、例えばトルコ青、クロムスズライラック赤などの無
機顔料を加えることにより、種々の色に着色することが
できる。
なお、本発明の組成物の固形分濃度は、通常、5〜70
重量%、好ましくは10〜30重量%であり、5重量%
未満では得られる塗膜の厚さが薄すぎたり、塗膜強度が
低ずぎたりし、一方70重量%を超えるとゲル化し易く
なったり、粘度が上昇しすぎたり、密着性が悪化したり
する傾向がある。
本発明の塗料用組成物の調製方法としては、例えば(a
)スズとアンチモンとの複合酸化物と、(b)ビヒクル
とを、ボールミル、サンドミルなどの練合機で混練りす
る方法を挙げることができる。
本発明の組成物は、スプレー、刷毛、ロール、ディッピ
ング、カーテンロールなどの塗装手段により、鉄、アル
ミニウム、ステンレス、銅、合金などの金属やセメント
、ガラス、セラミックスなどの基材の表面にコーティン
グし、通常、本発明の組成物の硬化を促進させるために
加熱処理を行この加熱処理は、通常、60〜350°C
の範囲で実施されるが、熱風乾燥器を使用する場合、例
えば60〜80°Cで60〜240分、100〜120
°Cで10〜60分、120〜150°Cで10〜40
分、180〜200″Cで2〜30分、250〜350
℃で1〜10分程度である。
また、加熱に遠赤外線乾燥器を使用する場合には、加熱
処理を熱風乾燥器に較べて1/2〜1/3の時間に短縮
することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する
が、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中、部および%は、特に断らない限り重量
基準である。
また、実施例中における赤外線放射率の測定は、日本分
光■製、遠赤外線放射率測定装置を用い、250℃での
2〜30μmにおける分光赤外線放射率を測定した。放
射率が高いほど、赤外線の放射効率が高いことを示す。
実施例1 還流冷却器、撹拌機を備えた反応器に、メチルトリメト
キシシラン100部およびγ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシラン20部を加え、さらにi−プロピルア
ルコール20部とコロイド状アルミナ水性分散液(日産
化学工業■製、アルミナゾル520、pH=4.0、ア
ルミナ含有量=20%)を80部加えて、60°Cで6
時間攪拌したのち、常温まで冷却しく第一次仕込み)、
その後、i−プロピルアルコール100部とブチルセロ
ソルブ20部、および酸化スズ/酸化アンチモン(重量
比)=99/lを混合してl、  200°Cで焼成し
て得られた平均粒径が0.8μmの複合酸化物粉末35
部を添加して、3時間攪拌しく第二次仕込み)、第1表
に示す組成物を調製した。
次に、この組成物を10100X100X1のステンレ
ス板(SUS304)の片面に、厚み8±1μmにロー
ルコーク−で塗布し、熱風乾燥器を用い250°Cで1
分間加熱処理した。
このようにして得られたテストピースを用い、分光赤外
線放射率を測定した。結果を第1図に示す。
実施例2 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、酸化スズ/酸化アンチモ
ン(重量比) =90/10を混合して1.200°C
で焼成して得られた平均粒径が0.8μmの複合酸化物
粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして第1表に示
す組成物を調製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第1図に示す。
実施例3 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、酸化スズ/酸化アンチモ
ン(重量比)=30/70を混合して1.200°Cで
焼成して得られた平均粒径が0.8μmの複合酸化物粉
末を用いた以外は、実施例1と同様にして第1表に示す
組成物を調製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第1図に示す。
実施例4 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た平均粒径が0.8μmの複合酸化物粉末35部に加え
て、平均粒径が0.7μmの無機焼成顔料であるトルコ
青(Zr−33−V、日向産業■製)35部を加えた以
外は、実施例1と同様にして第1表に示す組成物を調製
した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第2図に示す。
実施例5 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た平均粒径が0.8μmの複合酸化物粉末35部に加え
て、平均粒径が0.6μmである無機焼成顔料であるク
ロムスズライラック赤(Sn−Cr、日向産業■製)3
5部を加えた以外は、実施例1と同様にして第1表に示
す組成物を3周製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第2図に示す。
比較例1 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、酸化鉄/酸化亜鉛(重量
比) =60/40を混合して1.200°Cで焼成し
て得られた平均粒径が0.9μmの複合酸化物粉末35
部を用いた以外は、実施例1と同様にして第1表に示す
組成物を8周製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第2図に示す。
比較例2 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、平均粒径が0.5μmの
ケイ酸ジルコニア粉末35部を用いた以外は、実施例1
と同様にして第1表に示す組成物を調製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第3図に示す。
比較例3 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、平均粒径が0.7μmの
無機焼成顔料であるトルコ青(Zr−3t−V、日向産
業■製)35部を加えた以外は、実施例1と同様にして
第1表に示す組成物をfI製した。
次いで、実施例工と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第3図に示す。
比較例4 実施例1の酸化スズ/酸化アンチモンを焼成して得られ
た複合酸化物粉末の代わりに、平均粒径が0.6μmの
無機焼成顔料であるクロムスズライラック赤(Sn−C
r、日向産業■製)35部を加えた以外は、実施例1と
同様にして第1表に示す組成物を調製した。
次いで、実施例1と同様にして、分光赤外線放射率を測
定した。結果を第3図に示す。
第1表 第1表(続き) *) l。
200°Cで焼成 〔発明の効果〕 本発明の組成物は、 ■ステンレス、アルミニウムおよびその他の金属、陶磁
器、モルタルなどの無機窯業系基材、ならびにガラス、
プラスチックなどの製品の表面に種々の厚みの塗膜を設
けることができる、 ■赤外線放射効率の高い塗膜を提供することができるた
め、例えば電子レンジの内張り材、石油ストーブや電気
コタツ、オーブントースタ−の反射板などの電気製品、
赤外線乾燥炉などの工業製品などに有用である、 ■はとんどの色の艶あり、半艶、艶なしのいずれの塗膜
をも提供することができる、 などの数々の利点を有し、その工業的意義は極めて大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜3によって得られた塗膜の分光赤外
線放射率曲線、第2図は実施例4〜5および比較例1に
よって得られた塗膜の分光赤外線放射率曲線、第3図は
比較例2〜4によって得られた塗膜の分光赤外線放射率
曲線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)スズとアンチモンとの複合酸化物を、(b
    )ビヒクルに配合してなる塗料用組成物。
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