JPH03115096A

JPH03115096A - 倉庫用クレーン

Info

Publication number: JPH03115096A
Application number: JP21292890A
Authority: JP
Inventors: Takashi Hiramoto; 平本　孝
Original assignee: Daifuku Co Ltd
Current assignee: Daifuku Co Ltd
Priority date: 1990-08-10
Filing date: 1990-08-10
Publication date: 1991-05-16
Anticipated expiration: 2009-01-12
Also published as: JPH062523B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動倉庫に於いて棚に対する入出庫作業用に
使用される走行可能な倉庫用クレーンに関するものであ
る。

（従来の技術及びその問題点）この種の倉庫用クレーンは、キャレッジ案内用支柱にそ
って昇降するキャレッジと、当該キャレッジを昇降させ
る昇降用駆動ユニットと、走行用駆動車輪と、この駆動
車輪を駆動する走行用駆動ユニットとを備えているが、
このような倉庫用クレーン、特に比較的小型の自動倉庫
に使用されるクレーンでは、クレーンの重心を低くする
ためと、点検修理等の保守作業に好都合なように、大重
量の前記昇降用駆動ユニットと走行用駆動ユニットとを
クレーンの下部フレームに搭載することが望まれる。

而して、上記の如（クレーンの下部フレームに昇降用駆
動ユニットと走行用駆動ユニットとを搭載する場合、キ
ャレッジの昇降経路の前後に延出する下部フレーム端部
上に前記ユニットを搭載することになるが、従来のこの
種のクレーンでは、前記下部フレームの両端に前記両ユ
ニットを振り分けて搭載していた。

このような従来の構成では、前記下部フレーム上に据え
付けなければならないもう一つの装置、即ち、比較的大
きなスペースを要する操作盤付き制御ボックスを、前後
何れかのユニットの更に外側で前記下部フレーム端部上
に据え付けることになる。従って、前記両ユニットと制
御ボックス等の３点が直列状態で下部フレーム上に配置
されることになり、下部フレームの全長、即ちクレーン
の全長が長くなり、確保出来るクレーン走行経路の長さ
に対して並設される棚の有効長さが短くなって、倉庫内
空間の利用効率が低下する。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記のような従来の問題点を解決するために、
ギヤレッジ案内用支柱にそって昇降するキャレッジと、
当該キャレッジを昇降させる昇降用駆動ユニットと、走
行用駆動車輪と、この駆動車輪を駆動する走行用駆動ユ
ニットとを備えた倉庫用クレーンに於いて、前記昇降用
駆動ユニットは、前記支柱から延出する前記下部フレー
ムの一端部上に前記支柱に隣接させて搭載し、前記駆動
車輪は、前記昇降用駆動ユニットの下側で前記下部フレ
ーム一端部に軸支すると共に、前記走行用駆動ユニット
は、前記駆動車輪の横側方で前記下部フレーム一端部の
横外側に取付けて成る倉庫用クレーンを提案するもので
ある。

（実施例）以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
すると、第１図に於いて、１は下部フレームであり、５
は天井側に架設された上部ガイドレール６を挟む振れ止
め用垂直軸ローラー７を備えた上部フレームであって、
前記下部フレーム１に前後一対の垂直なギヤレッジ案内
用支柱８ａ。

８ｂを介して連結されている。前記下部フレーム１の両
端部１ａ、ｌｂは、前記支柱８ａ、８ｂよりも前後方向
に延出され、当該下部フレーム両端部１ａ、ｌｂに、床
面上に敷設された下部ガイドレール２上を転勤する駆動
車輪３と従動車輪４とが振り分は軸支されている。９は
支柱８ａ、ａｂ間で昇降可能に支持された昇降キャレッ
ジであって、ランニングフォーク等の荷移載手段７０が
搭載されている。

第２図乃至第５図に示すように、前記昇降キャレッジ９
の前後両端にはキャレッジ吊り下げチェノ（２連チエン
）１１．１２の一端１１ａ、１２ａが係止されている。

一方のチェノ１１は、上部フレーム５の一端内部に軸支
された案内歯輪１３によって下向きに転向された後、前
記駆動車輪３に近い側の支柱８ａ内に導入されており、
他方のチェノ１２は、上部フレーム５の他端内部に軸支
された案内歯輪１４及び前記案内歯輪１３と同軸上で支
承された案内歯輪１５を経由して前記支柱８ａ内に導入
されている。

支柱８ａ内に導入されたチェノ１１，１２は、当該支柱
８ａの下端位置から下部フレーム一端部１ａにわたって
当該下部フレーム１の上面に形成された開口部１６を経
由して下部フレーム１内に導かれ、そして当該下部フレ
ーム１内の同軸上の案内歯輪１７．１８を経由して、支
柱８ａの内側で下部フレーム１の上面に設けられた開口
部１９より再び下部フレーム１の上方に導かれた前記チ
ェノ１１．１２は、支柱８ａに沿う状態で遊端部１１ｂ
、１２ｂが前記昇降キャレッジ９の支柱８ａに隣接する
箇所に係止されている。前記下部フレーム１内でＵター
ンする前記チェノ１１，１２の中間部分は、この下部フ
レーム１内に軸支された夫々同軸上の案内歯輪２０，２
１、及び２２゜２３によって、前記駆動車輪３と支柱８
ａとの中間位置で前記開口部１６から下部フレーム一端
１ａの上方に引き出され、昇降用駆動ユニット２４に於
ける同軸上の駆動歯輪２５，２６に掛は渡されている。

前記昇降用駆動ユニット２４は、前記駆動車輪３の上方
に位置するように前記下部フレーム一端部１ａ上に、前
記支柱８ａに隣接させて搭載されており、減速機付きモ
ーター２７と、前記駆動歯輪２５，２６の駆動軸２８を
前記減速機付きモーター２７の出力軸２７ａに連動連結
させる一対の歯車２９．３０から構成されている。

前記昇降用駆動ユニット２４の下側に位置する駆動車輪
３を駆動する走行用駆動ユニット３１は、当該駆動車輪
３の横側方で前記下部フレーム−端部１ａの横外側に取
付けられ、側面視に於いて、前記昇降用駆動ユニット２
４と少なくとも一部が重なっている。

尚、下部フレーム他端部１ｂ上には、図示のように支柱
８ｂに接近させて制御ボックス３２等を据え付けること
が出来る。

以上のように構成された倉庫用クレーンは、走行用駆動
ユニット３１によって駆動車輪３を回転させることによ
り下部ガイドレール２にそって走行させることが出来る
。そして昇降キャレッジ９を目的の入出庫作業レベルま
で昇降させるときは、昇降用駆動ユニット２４に於ける
減速機付きモーター２７を稼動させ、歯車２９．３０及
び駆動軸２８を介して駆動歯輪２５．２６を回転させる
。この結果、両端１１ａ、１１ｂ及び１２ａ、１２ｂが
昇降キャレッジ９に係止されたループ状のキャレッジ吊
り下げチェノ１１．１２が回動し、昇降キャレッジ９が
支柱８ａ、８ｂにそって昇降移動することになる。この
ときチェノ１１，１２は、上下両フレーム１．５間で連
続する部分が前記支柱８ａ内を上端から下端まで完全に
貫通する状態で回動する。

尚、昇降用駆動ユニット２４に於ける減速機付きモータ
ー２７は左右水平向きに設置したが、前後水平向き又は
垂直縦向きに設置しても良い。

（発明の作用及び効果）以上のように実施し得る本発明による倉庫用クレーンに
よれば、昇降用駆動ユニットと走行用駆動ユニットの両
方を下部フレーム上に搭載したので、クレーン全体の重
心が低くなり、走行を安定的に行わせることが出来ると
共に、これら両ユニットに対するメンテナンスが容易に
行えるのであるが、前記両ユニットを、下部フレーム両
端部に振り分けて配置するのではなく、駆動車輪を軸支
している下部フレーム一端部に集合配置させており、し
かも、下部フレーム一端部上に搭載された昇降用駆動ユ
ニットの下側で前記下部フレーム−端部に軸支された駆
動車輪を駆動する走行用駆動ユニットは、前記駆動車輪
の横側方で前記下部フレーム一端部の横外側に取付けた
ので、両ユニットは側面視に於いて少なくとも一部が互
いに重なる状態、換言すれば、両ユニットは前後方向に
直列するのではなく、どちらかと言うと左右横方向に並
列する状態となるので、両ユニットを支持するのに要す
る下部フレーム一端部の延出長さを、例えば昇降用駆動
ユニットのみを搭載する場合と略同程度に短くすること
が出来る。

又、前記両ユニットの他に制御ボックス等を下部フレー
ム上に搭載しなければならないとしても、下部フレーム
の他端には前記両ユニットの何れかを搭載するためのス
ペースを確保する必要がないので、当該下部フレーム他
端部上に図示の如く制御ボックス等を、この側のギヤレ
ッジ案内用支柱に接近させて据え付けることが出来るの
で、前記両ユニット及び制御ボックス等の３点を前後方
向に直列配置する従来のものと比較して、下部フレーム
の全長、延いてはクレーンの全長を短（することが出来
る。この結果、確保出来るクレーン走行経路の長さに対
して並設される棚の有効長さを長くし、倉庫内空間の利
用効率を高めることが出来る。

又、走行用駆動ユニットと比較して、大型で大重量にな
る昇降用駆動ユニットは下部フレーム−端部上に搭載し
、コンパクトに構成することが容易な走行用駆動ユニッ
トを下部フレーム一端部の横側部に取付けたので、強度
上も無理がなく、更に両ユニットを下部フレーム一端部
上に並列搭載させる場合と比較して、下部フレームの巾
を狭く構成し得ると共に、全体の重心を下げて安定性を
高めることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はクレーン全体の側面図、第２図はキャレッジ吊
り下げチェノの一張設状態を示す斜視図、第３図はクレ
ーン要部を示す一部縦断側面図、第４図は同背面図、第
５図は同横断平面図である。１・・・下部フレーム、ｌａ、ｌｂ・・・下部フレーム
端部、２・・・下部ガイドレール、３・・・駆動車輪、
８ａ、８ｂ・・・支柱、９・・・昇降キャレッジ、１１
．１２・・・キャレッジ吊り下げチェノ、１３〜１５．
１７．１８．２０〜２３・・・案内歯輪、１６．１９・
・・開口部、２４・・・昇降用駆動ユニット、２５．２
６・・・駆動歯輪、２７・・・減速機付きモーター、２
９゜３０・・・歯車、３１・・・走行用駆動ユニット、
３２・・・制御ボックス。第７′ 図１＠

Claims

【特許請求の範囲】

キャレッジ案内用支柱にそって昇降するキャレッジと、
当該キャレッジを昇降させる昇降用駆動ユニットと、走
行用駆動車輪と、この駆動車輪を駆動する走行用駆動ユ
ニットとを備えた倉庫用クレーンに於いて、前記昇降用
駆動ユニットは、前記支柱から延出する前記下部フレー
ムの一端部上に前記支柱に隣接させて搭載し、前記駆動
車輪は、前記昇降用駆動ユニットの下側で前記下部フレ
ーム一端部に軸支すると共に、前記走行用駆動ユニット
は、前記駆動車輪の横側方で前記下部フレーム一端部の
横外側に取付けて成る倉庫用クレーン。