JPH03114574A - アルミホイールのメタリック仕上げ方法 - Google Patents

アルミホイールのメタリック仕上げ方法

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JPH03114574A
JPH03114574A JP25263889A JP25263889A JPH03114574A JP H03114574 A JPH03114574 A JP H03114574A JP 25263889 A JP25263889 A JP 25263889A JP 25263889 A JP25263889 A JP 25263889A JP H03114574 A JPH03114574 A JP H03114574A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 i粟よq且■丘! 本発明は、自動車などのタイヤ取付部材であるアルミニ
ウム合金鋳物製のディスク方式のホイール(以下、「ア
ルミホイール」と略称することがある)をメタリック仕
上げに塗装する方法に関する。
パ′ とその課題 従来、自動車用ホイールは主にスチール製であったが、
近年、軽量化、防食性および意匠性などのすぐれたアル
ミホイールに替わりつつある。そして、該アルミホイー
ルには、美粧性や耐候性などを高めるためにメタリック
仕上げに塗装することが行なわれている。
メタリック塗膜は塗膜中にリン片状のメタリック顔料を
含有せしめてあり、外部からの入射光がメタリック顔料
に反射してキラキラと輝き、該塗膜の各種色調と相俟っ
て変化に富んだ美粧性にすぐれた独特の外観をもってお
り、アルミホイール以外に、自動車、オートバイなどの
外板にも多く施されている。
アルミホイールのメタリック仕上げ方法として、例えば
、メタリック顔料を配合してなるメタリック塗料を塗装
し、そnを加熱硬化せしめ、さらに透明塗膜を形成する
クリヤー塗料を塗り重ね、再び加熱硬化する2コ一ト2
ベイタ方式(2C2B)、該両塗料を上記順序で塗り重
ね1回の加熱で両塗膜を同時に硬化せしめる2コ一ト1
ベイタ方式(2CIB)が多(採用されているが、多く
の間届点を有しており、その解決が強く望まれている。
すなわち、■アルミホイールにはデザインを良くするた
め数多(の細工がされ、そのため尖った鋭角的な部分(
以下「エツジ部」と略称することがある。)が多(存在
し、このエツジ部に塗着した塗料が加熱硬化時に溶融流
動して該エツジ部に十分な厚さの硬化塗膜を形成するの
が困難となり、糸さびなどが多く発生し、しかも仕上が
り外観も低下する。■上両塗料は主としてアミノ・アク
リル系熱硬化タイプでかつ比較的硬質であるために、走
行中に小石や砂利などが該面に衝突すると剥離やワレな
どが発生しやすい。■塗着したメタリック塗料などがア
ルミホイール表面の小孔部分に吸い込まれて光沢や鮮映
性などが低下したり、ピンホールが発生しやす(、メタ
リック感も不十分である。■メタリック塗膜とアルミホ
イールとの付着性が劣る。■メタリック顔料の配向性が
不均一で、メタリックムラが発生しやすいなどの欠陥を
有している。
栗1藍展渡工杢亙叉9土五 本発明の目的は、アルミホイールのメタリック塗装にお
ける前記した種々の欠陥を解消するところにあり、その
特徴は、3コ一ト方式とし、その最下層には軟質塗膜、
中間層にメタリック塗膜および最表層に硬質塗膜を形成
せしめたことである。その結果、上記本発明の目的を達
成できた。
すなわち、本発明は、伸び率が30%(20℃)以上、
ガラス転移温度が一25〜60℃未満である塗膜を形成
する熱硬化性もしくは熱可塑性の樹脂100重量部あた
り、粒径5〜50mμの透明性微粉末シリカおよび(ま
たは)アルミナを5〜35重量部含有してなる液状塗料
(A)を塗装し、次いで、伸び率が3%(20℃)以上
、ガラス転移温度−25〜130°Cである塗膜を形成
する熱硬化性樹脂およびメタリック顔料を主成分として
なる液状塗料(B)を塗装し、さらに(C)伸び率が3
〜30%未満(20℃)、ガラス転移温度が60〜13
0℃である塗膜を形成する透明熱硬化性アクリル樹脂塗
料CC)を塗装することを特徴とするアルミホイールの
メタリック仕上げ塗装方法に関する。
本発明の特徴は、アルミホイールを上記特定の塗料(A
)、(B)および(C)で塗り重ねるところにあり、そ
の結果、メタリック顔料が均一に配向したメタリック感
がすぐれ、かつ光沢鮮映性が良好なメタリック塗膜が形
成でき、しかもエツジ部などへの被覆性もすぐれている
ため、今まで問題になっていたエツジ部からの糸錆発生
も改良できた。また塗料(A)による塗膜は、たわみ性
、付着性が著しくすぐれているため、耐チッピング性等
にも効果的である。
すなわち、塗料(A)による塗膜は上記特定の物性値を
有しているのでたわみ性および付着性が著しくすぐれて
おり、そのために、走行中に小石などがアルミホイール
に当ってもそのエネルギーは該塗膜内に吸収されてワレ
やハガレなどを防止でき、しかも糸サビの発生も認めら
れない。また、特定の微粉末も配合しているので塗着し
た該塗料(A)の粘度が非常に高く、エツジ部にも肉厚
に被覆することができ、しかも、その塗膜を硬化するた
めに高温で焼付けても特にエツジ部に塗着した塗料(A
)は熱流動することが殆どないのでエツジ部への被覆性
が優れている。上記微粉末を配合しない場合は、塗着塗
料の粘度やチクソトロピー性が低いため焼付工程で熱流
動しやす(エツジ部への被覆は殆ど期待できない。
また、該塗料(’A)の塗膜を焼付け(もしくは乾燥)
することなく塗料(B)を塗装することが、該塗料(B
)のメタリック顔料を塗面に対して平行にかつ均一に配
向せしめ、メタリック外観を向上させるために特に好ま
しい。
アルミホイールの表面には鋳肌と称する微小な凹凸が多
数存在しており、これが塗面にピンホールなどを発生さ
せ、平滑性や鮮映性などを低下させる原因となっていた
が、該塗料(A)を塗装するとピンホールなどの発生が
防止でき、それらに基(欠陥をすべて解消できた。
次に、本発明の方法についてさらに詳細に説明する。
アルミホイール:アルミニウム合金鋳物製の自動車、 
 −゛、オートバイなどに用いるホイールで、本発明が
目的とする塗装方法の被塗物である。ショツトブラスト
処理、切削加工が施されることが多い。必要に応じ、ク
ロム系、ノンクロム糸などの化成処理(表面処理)がな
される。
成する熱硬化性もしくは熱可塑性の樹脂100重量部あ
たり、粒径5〜50mμの透明性微粉末シリカおよび(
または)アルミナを5〜35重量部含有してなる塗料で
、上記アルミホイールに後記の塗料(B)に先立って塗
装する塗料である。
塗料(A)で用いる上記熱硬化性樹脂および熱可塑性樹
脂は、該樹脂のみからなる硬化塗膜の伸び率およびガラ
ス転移温度(Tg)が上記範囲内に含まれていることが
必要である。すなわち、伸び率は20℃において、30
%以上、好ましくは50〜600%、より好ましくは1
00〜400%で、Tgは一25〜60℃未満、好まし
くは−20〜55℃、より好ましくは一10〜50°C
の範囲内である。伸び率およびTgがこの範囲内に含ま
れる塗膜は、たわみ性、付着性などが良好で糸サビ発生
が殆どな(、小石などが衝突しても塗膜にワレ、ハガレ
などの発生を防止でき、しかも、環境が高温−低温、高
湿−低湿に変化しても付着劣化が殆ど認められない。し
たがって、伸び率が上記範囲から逸脱したり、Tgが6
0℃以上がつき易く実用上問題がある。
まず、熱硬化性樹脂は常温もしくは加熱によって三次元
に架橋硬化反応する組成物で、主に基体樹脂と硬化剤と
からなっており、該同成分の反応硬化生成物(塗膜)の
伸び率およびTgが上記範囲内に含まれていることが必
要である。また、熱可塑性樹脂は架橋硬化反応を伴なわ
ず、加熱すると可塑化する樹脂で、適宜の手段で形成し
た塗膜の伸び率およびTgが上記範囲内に包含されてい
ることが必要である。
熱硬化性樹脂としてはそれ自体すでに公知のものが使用
でき、上記物性値を有する塗膜を形成しつる基体樹脂と
硬化剤との混合物があげられる。
具体的には、基体樹脂としてアクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ブ
クジェン樹脂、など、硬化剤としてはメラミン樹脂、尿
素樹脂(いずれもメチロール化物、アルキルエーテル化
物も含む)、ポリイソシアネート化合物(ブロック化物
も含む)、エポキシ樹脂などが使用できる。このうち、
耐候性のすぐれたアクリル樹脂系が好適である。
熱硬化性樹脂による上記範囲内への物性値の調整は、該
同成分の組成、架橋性官能基量、配合比率、硬化方法な
どを適宜選択することによって容易に行なわれる。また
、熱硬化性樹脂として、N−nブトキシメチルアクリル
アミドなどを含有する自己架橋型樹脂も有用である。
熱可塑性樹脂も形成塗膜の物性値が上記した範囲内のも
のであれば、既知の熱可塑性樹脂が使用できる。具体的
には、酢酸ビニル・エチレン共重合体、線状飽和ポリエ
ステル樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(ポリ
エステルポリオール、多価アルコールなどをジイソシア
ネート化合物で高分子量化したもの)、スチレン−ブタ
ジェン共重合体、ポリブタジェン、アクリロニトリル−
ブタジェン共重合体、ブチルゴム、アクリル樹脂、ポリ
オレフィンに不飽和ジカルボン酸(無水物も含む)をグ
ラフト重合した変性ポリオレフィンなどがあげられる。
該熱可塑性樹脂における上記物性値の調整は、該樹脂の
組成、比率、分子量などを適宜選択することによって容
易に行なわれる。
次に、塗料(A)に用いる微粉末シリカおよび(または
)アルミナは、塗料(A)にチクソトロビック性を付与
するためのもので、粒径が5〜50mμ(0,005〜
0.05μ)、好ましくは5〜23mμ(0,’005
〜0.023μ)のものを90重量%以上含有する微粉
末である。ここで、シリカは微粉けい酸もしくはホワイ
トカーボンと称されるもので、アルミナは酸化アルミニ
ウムとも称されており、これらはいずれも塗料用体質顔
料として知られている。粒径が5mμより小さ(なると
粘度およびチクソトロビック性が高すぎて、塗料の製造
および塗装作業性が著しく低下し、一方、50mμより
太き(なるとチクソトロビック性が低下しエツジ部の被
覆性が不十分となるので、いずれも好ましくない。
また、これらの微粉末の配合量は、上記熱硬化性および
(または)熱可塑性樹脂100重量部(固形分)あたり
、5〜35重量部、好ましくは15〜25重量部であっ
て、5重量部より少なくなるとエツジ部の被覆性が十分
でなく、35重量部より多くなると塗装作業性が低下す
るのでいずれも好ましくない。
塗料(A)は、上記した熱硬化性樹脂および(または)
熱可塑性樹脂と微粉末シリカおよび(または)アルミナ
とを主成分としており、これらは何機溶剤に溶解もしく
は分散して塗料化することができる。
塗料(A)の塗装方法は特に制限されないが、塗装作業
性、塗装効率などがすぐれていることから、エアスプレ
ー、エアレススプレー、静電塗装などの頃N塗装方式が
特に好適であって、その固形分含有率を15〜50重量
%、好ましくは20〜40重量%に調整しておくことが
好適である。
塗料(A)の塗装に先立ち、アルミホイールは必要に応
じて通常の表面処理や下塗りや中塗り塗料をあらかじめ
塗装してお(こともできる。
塗料(B):伸び率が3%以上(20℃)Tgが一25
〜130℃の熱硬化性樹脂及びメタリック顔料を含有し
てなる塗料であって、上記塗料(A)の塗面に塗装する
塗料(B)で用いる熱硬化性樹脂は、該樹脂のみからな
る硬化塗膜の伸び率およびガラス転移温度(Tg)が上
記範囲内、すなわち、伸び率は20℃において、3%以
上、好ましくは3〜30%、より好ましくは5〜20%
で、Tgは一25〜130℃、好ましくは60〜130
℃、より好ましくは60〜110’Cの範囲内であるこ
とが必要である。
該樹脂は基体樹脂と硬化剤とからなっており、具体的に
は前記塗料(A)で例示したものが好適であり、伸び率
およびTgの調整は該両成分の組成、架橋性官能基量、
配合比率、硬化方法などを適宜選択することによって容
易に行なわれる。また、熱硬化性樹脂として、N−n−
ブトキシメチルアクリルアミドなどの自己架橋型樹脂も
包含する。
塗料(B)において、塗膜の伸び率が3%より小さくな
ると耐チッピング性および付着性が劣り、Tgが一25
℃より低くなると最終製品の鉛筆硬度が低下し、さらに
Tgが130℃より高くなると耐チッピング性や付着性
などが不十分となり好ましくない。
塗料(B)で用いるメタリック顔料としては、例えばア
ルミニウムフレーク、銅ブロンズフレーク、雲母状酸化
鉄、マイカフレーク、金属酸化物を被覆した雲母状酸化
鉄、金属酸化物を被覆したマイカフレーク等を挙げるこ
とができる。
塗料(B)は、上記した熱硬化性樹脂およびメタリック
顔料を有機溶剤に溶解もしくは分散させることによって
得られるが、さらに、着色顔料、体質顔料などを必要に
応じて配合できる。
塗料(C):伸び率が3〜30%未満(20’C)、T
gが60〜130℃である膜厚を形成する透明熱硬化性
アクリル樹脂塗料であって、上記塗料(B)の塗面に塗
装する。
具体的には、上記物性を有し、かつ、仕上り外観(鮮映
性、平滑性、光沢など)、耐候性(光沢保持特性、保色
性、耐白亜化性など)、耐薬品性、耐水性、耐湿性、硬
化性などのすぐれた塗膜を形成するそれ自体既知の熱硬
化性アクリル樹脂系塗料で、有機溶液型、非水分散液型
、ハイソリッド型など任意の形態のものを使用できる。
例えば、水酸基、グリシジル基などから選ばれた1種以
上の官能基を有するアクリル樹脂(数平均分子量は約1
0,000〜100,000、水酸基価は15〜100
、酸価O〜■5の範囲が適している)に硬化剤としてア
ミノ樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート化合物、ブロ
ックポリイソシアネート化合物などから選ばれた1種以
上を使用してなる上記形態の塗料があげられる。
該塗料(C)の単独硬化塗膜に関し、伸び率が3〜30
%未満、好ましくは5〜20%、さらに好ましくは5〜
15%の範囲にあり、しかもTgは60〜130℃、好
ましくは60〜110℃、にあることが重要である。
塗料(C)の塗膜の伸び率が3%より小さくなるとたわ
み性が乏しく、ワレが発生しやすく、30%以上になる
と塗膜硬度が十分でなく、方、Tgが60°Cより低く
なると塗膜がやわらかくなり、120℃より高くなると
たわみ性が低下するので、いずれも好ましくない。
塗料(A)、(B)および(C)の塗膜の伸び率(引張
り破断伸び率)は、恒温槽付万能引張試て引張り速度2
0mm/分で測定したときの値であり、これらの測定に
使用する試料は、該塗料を形成塗膜にもとすいて60μ
の膜厚になるようにブリキ板に塗装し、140℃で30
分焼付けたのち、水銀アマルガム法により単離したもの
である。
マタ、カラス転移温度は、DAYNAMICVIS(、
OELASTOMETERMODEL v■BRON 
DDV−II −EA型(TOYOBACDWIN C
O、Ltd )を用いて測定した。試料は前記伸び率の
測定に用いたのと同様に調製した。
塗料(A)、(B)および(C)の塗装:まず、アルミ
ホイールに塗料(A)を塗装する。塗装法は、例えばエ
アスプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電塗装 ゛
パパ 牛伴会毒*嗣ン漬霧式塗装が好ましい。塗装時における
塗料(A)の粘度は塗装方法によって任意に選択できる
が、アルミホイールに塗着したときの粘度が150y8
00ボイス、特に200〜500ポイズ(いずれも20
℃)であることが好ましい。盗料(A)の塗布量は特に
制限されないが、アルミホイールの平坦部に基いて、硬
化塗膜で、5〜40μ、特に10〜25μが適している
銘料(A)を塗装した後、塗料(B)を塗装するにあた
って、塗料(A)の塗膜は未硬化の状態が、硬化させて
あってもさしつかえない。硬化は次に、塗料(A)の硬
化もしくは未硬化塗膜面に塗料(B)を塗装する。塗装
は、前記例示した方法から選択することが好ましい。塗
装時における塗料(B)の粘度は塗装方法に基いて任意
に選択できるが、被塗面に塗着したときの粘度が10〜
200ポイズ、特に30〜100ポイズ(いずれも20
℃)であることが好ましい。塗料(B)の塗布量は特に
制限されないが、被塗面の平坦部において、硬化塗膜で
10〜50μ、特に15〜30μが適している。
塗料(B)を塗装した後、塗料(C)を塗装するにあた
って、塗料(B)の塗膜は未硬化の状態が適している。
さらに、塗料(B)の硬化もしくは未硬化塗膜面に塗料
(C)を塗装する。塗装は、前記例示した方法から選択
することが好ましい。塗装時における塗料(C)の粘度
は塗装方法に基いて任意に選択できるが、被塗面に塗着
したときの粘度が2〜40ボイズ、特に5〜20ボイズ
(いずれも20℃)であることが好ましい。塗料(C)
の塗布量は特に制限されないが、被塗面の平坦部におい
て、硬化塗膜で10〜50μ、特に20〜40μが適し
ている。
塗料(A)、(B)および(C)を上記のごと(塗装後
、加熱して塗料(C)の塗膜のみ、又はい。
本発明において、塗料(A)、(B)および(C)の塗
膜の硬化方式として、例えば(I)各塗料の塗装ごとに
硬化させる3コ一ト3ベイク方式、(TI)該複数塗膜
を2回の加熱で硬化させる3コ一ト2ベイク方式および
(m)各塗料をすべて塗装後、1回の加熱で該複数塗膜
を同時に硬化せしめる3コ一ト1ベイタ方式があげられ
、このうち、(III)の3コ一ト1ベイタ方式が好ま
しい。
なお、塗料(A)の塗装を省略して、塗料(B)および
(C)のみを用いて塗装すると、仕上り外観(例えば、
メタリック感、光沢、鮮映性など)、耐水性などが劣り
、しかも耐衝撃性、エツジ部防食性、物理的性質−←←
幡なども+4y4低下する。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。部および%は原則としていずれも重量に基づ(。
■、紙試料調製 (1)被塗物 アルミニウム合金鋳物AC4T  T   −6(l 
oox l 50X8mm)を切削加工後、ボンデライ
トBT3753 (日本パーカー(株))処理を行った
アルミホイール。
(2)塗料 第1表に示した組成および配合量で混合分散して塗料(
A)、(B)および(C)を製造した。
配合量は固形分の重量比を表わす。
これらの成分を混合分散させる有機溶剤としては、塗料
(A)ではn−ブタノール10%、トルエン40%、キ
シレン40%およびブタノール1500(コスモ石油(
株)商品名)10%からなる混合系、塗料(B)ではn
−ブタノール30%、キシレン30%、ブタノール10
00(コスモ石油(株)商品名)20%およびブチルセ
ロソルブ20%からなる混合系、そして塗料(C)では
n−ブタノール30%、キシレン50%およびブタノー
ル1500.20%からなる混合系の溶剤をそれぞれ用
いた。
(*1)基体樹脂 (K−1):N−n−ブトキシメチルアクリルアミドを
架橋性官能基成分とする自己架橋型アクリル樹脂(三菱
レーヨン(株)製部品名:ダイヤナール5E−5482
)[熱硬化性樹脂](K−2):ウレタン変性ポリエス
テル(フタル酸・アジピン酸・トリメチロールプロパン
・ネオペンチルグリコールからなるポリエステルをヘキ
サメチレンジイソシアネートで高分子量化したもの)[
熱硬化性樹脂] (K−3):スチレン・メチルメタクリレート・n−ブ
チルアクリレート・2−エチルへキシルアクリレート・
ラウリルメタクリレート・ヒドロキシエチルメタクリレ
ートからなる共重合体(水酸基価60) (K−4)ニアクリデイック44−590 (大日本イ
ンキ化学工業(株)製部品名、OH官能アクリル樹脂) (K−5):ダイヤナールHR−517(三菱レイヨン
(株)商品名、アクリル樹脂)(*2)硬化剤 (H−1)ニブロックポリイソシアネート化合物(式日
薬品(株)製部品名、タケネートB−870−N)。
(H−2)ニブチル化メラミン樹脂(三井東圧化学(株
)製、ニーパン20SE−60)。
(H−3):88%サイメル370(三井東圧化学(株
)製、メラミン樹脂) (*3)微粉末 (P−1):アエロジル#380 日本アエロジル(株)製部品名、微粉けい酸、粒径平均
7mμ。
(P−2)ニアルミニウムオキサイドC日本アエロジル
(株)製部品名、酸化アルミニウムの微粉末。粒径20
mμ。
(*4)メタリック顔料 (M−1)ニアルミペーストA(東洋アルミニウム(株
)製品、アルミペースト#4919)10部およびアル
ミペーストB(東洋アルミニウム(株)製品、アルミペ
ースト#55−519)20部からなる混合物。
(*5)カーボンブラック(コロンビアカーボン(株)
製品、Neo 5pectra Beads A G 
)(*6)塗膜の伸び率(引張り破断伸び率):き、+
20°Cにおいて引張速度20mm/分で測定したとき
の値であり、これらの測定に使用する試料は、該塗料を
形成塗膜に基づいて60μの膜厚になるようにブリキ板
に塗装し、140°Cで30分焼付けたのち、水銀アマ
ルガム法により単離したものである。
(*7)ガラス転移温度: DAYNAMICVISCOELAS丁OMETERM
ODEL  VIBRONl)DV−IIEA型(TO
YOBACDWIN CO、Ltd)を用いて測定した
。試料は前記伸び率の測定に用いたのと同様に調製した
(*8)塗着液粘度 各塗料をブリキ板にスプレー塗装しく塗装はできるだけ
実際に即した条件で行なうことが好ましい)、塗着した
塗料をガラスビンに捕集し、それをコーンアンドプレー
ト型粘度計で、ズリ速度10sec−’における粘度を
読みとることによって行なった。
【■ 実施例 前記アルミホイールおよびNTカッター替刃L−30’
O(日本転写紙(株)製、商品名、刃先角度20℃)に
第2表に示した組合わせで塗料(A)、(B)および(
C)をスプレー塗装した後、150℃で30分加熱して
各塗膜を同時に硬化させた。塗膜の性能試験結果も同表
に示した。
(*9)膜厚は平坦部における形成(硬化)塗膜につい
て測定した。
(*lO)メタリックムラは、目視で判定した結果であ
る。
○:メタリック顔料が塗面に対して平行かつ均一に配向
し、メタリックムラの発生が全く認められない。
△:メタリックムラの発生が明確に認められた。
(*11)鮮映性は目視で判定した結果である。
塗面に蛍光燈などを映し、その鮮映度で判定した。
○:蛍光燈が鮮明に映る。
Δ:蛍光燈がボケで映る。
(*12)付着性 、)− ■初期付着性は、塗膜に鋭利な刃物で大きさ・、シ ×・mmのゴバン目100個を被塗面に達するように切
り込み、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、それ
を急げきに剥した後の残存ゴバン目塗膜の数を調べた。
■2次付着性は、塗板を40°C±2℃の温水に120
時間浸漬し、取出して1時間後に上記初期付着性と同様
の試験を行なった。
(* 13)エツジ部被覆性(硫酸銅法):NTカッタ
ー用替刃L−300の刃先に向けて塗料(A)、(B)
および(C)を、平坦部における硬化時膜厚が第2表に
示した厚さになる条件でスプレー塗装し、前記同様の条
件で焼付硬化する。これを結晶硫酸銅/濃塩酸/水=2
0/10/70(重量比)の溶液に30秒間浸漬した後
、シャープエツジ部の銅析出状態を肉眼、10〜40倍
のルーペまたは実体顕微鏡などで観察する。エツジ部が
露出または部分的に露出あるいは極端な塗膜でしか覆わ
れていない場合には銅の析出が認められ、不適切な被覆
状態であると判定する。
○:銅の析出が全く認められない △:銅が少し析出 (* 14)耐チッピング性 飛石試験機(スガ試験機(株)’t JA−400型)
を使用。同試験機の試料ホルダーに塗装試験板を垂直に
とりつけ50gの7号砕石を、同試験機の圧力計でΦK
g/cm2の空気圧で噴射し、砕石を試験板に対し直角
に衝突させる。その時のハガレ傷の程度を良好(○)〜
劣る(×)の3段階で判定した。
(* 15)耐糸サビ性: 塗膜をカッターで素地に達するように2本の対角線状に
カットを入れた被塗物なJIS   Z2371による
塩水噴霧試験器に24時間入れた後、脱イオン水で塗面
を洗浄してから恒温恒湿ボックス(温度40±2℃、湿
度85±2%)に240時間入れる工程を1サイクルと
し、これを弄 ・サイクル実施した後のクロスカット部およびエツジ部
からのクリープ巾(片側)で糸サビ発生状況を調べた。
○:クリープ巾が2mm以下 △:クリープIllが2〜4 mm ×:クリープ巾が4mm以上 (*16)塗料(A−4): 前記塗料 (A−1 ) から微粉末を削除した塗 料。
(* 17)塗料(A−5): 前記塗料(A−3) における (K−3) を (C −2) で用いた (K−5) に置換した塗料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伸び率が30%(20℃)以上、ガラス転移温度が−2
    5〜60℃未満である塗膜を形成する熱硬化性もしくは
    熱可塑性の樹脂100重量部あたり、粒径5〜50mμ
    の透明性微粉末シリカおよび(または)アルミナを5〜
    35重量部含有してなる液状塗料(A)を塗装し、次い
    で、伸び率が3%(20℃)以上、ガラス転移温度−2
    5〜130℃である塗膜を形成する熱硬化性樹脂および
    メタリック顔料を主成分としてなる液状塗料(B)を塗
    装し、さらに伸び率が3〜30%未満(20℃)、ガラ
    ス転移温度が60〜130℃である塗膜を形成する透明
    熱硬化性アクリル樹脂塗料(C)を塗装することを特徴
    とするアルミホィールのメタリック仕上げ塗装方法。
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