JPH03114361A - ファクシミリ装置の送信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はファクシミリ置の送信方法、特に送信画データ
を圧縮して一旦メモリに記憶させ、後にメモリに記憶さ
れた送信画データを相手方に送信（以下、この動作を「
メモリ送信」という）する機能に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は従来のファクシミリ装置の一つの送信方法（以
下、「ａ方式」という）の手順を示す説明図である。こ
のａ方式は、原稿読み取り時に読み取り系が読み取った
送信画データをエンコード回路（１）で圧縮し、−旦画
像メモリ（２）に記憶させて蓄え、これを送信時にデコ
ード回路（３）で生データに伸長しながら、エンコード
回路（４）によって送信先の相手能力に合わせた記録巾
、線密度、コーディング方式にて再び圧縮を行い、モデ
ム５へ転送し、回線を介して送信先に送信するものであ
る。

第３図は従来のファクシミリ装置のもう一つの送信方法
（以下、「ｂ方式」という）の手順を示す説明図である
。このｂ方式は原稿読み取り時に、送信先の受信機の受
信能力を国際電信電話諮問委員会（ＣＣＩＴＴ）の勧告
Ｔ３０で定められた受信能力の内の最低限能力（記録巾
：Ａ４、線密度：３．８５１１ｎｅ／ｍｍ、　ニア−デ
ィング方式：モチファイトハフマン符号（ＭＨ））と仮
定し、読み取り系が読み取った送信画データをエンコー
ド回路（１）で圧縮し、−星画像メモリ（２）に記憶さ
せて蓄え、これを送信時にそのままモデム（５）へ転送
し、回線を介して送信先に送信するものである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記ａ方式では送信時に送信画データの
伸長／圧縮を同時に行う必要があり（これを「全２重」
という）、伸長／圧縮用ハードウェアとしてのデコード
回路（３）とエンコード回路（４）と各回路に対応した
ＲＡＭを別々に設ける必要があり、しかもこれら両回路
（３）及び（４）とＲＡＭをコントロールする手段が必
要となり、ハードウェア規模が大きくなるという問題点
があった。

また、ｂ方式では、送信時に伸長／圧縮を同時に行う必
要がなく　（これを「半２重」という）、そのため圧縮
を行うためのＲＡＭとコントロールする手段だけで済み
、そのコントロールする手段も簡単でよいためにハード
ウェア規模は小さくて済むが、送信機側に受信機側の受
信能力に合わせたエンコーダ回路を持たないため、原稿
読み取り時に受信機の受信能力を最低限の能力と仮定し
て圧縮を行わなければならず、受信機が本来持っている
受信能力（記録巾、線密度等）を十分に生かすことがで
きず、またコーディング方式もＭＨ方式と限定され、送
信用メモリ効率や伝送効率を上げることができないとい
う問題点があった。

本発明は以上述べた相手方の受信機の受信能力に合わせ
た記録巾、線密度及びコーディング方式で送信を行うた
めにハードウェア規模が大きくなり、ハードウェア規模
を小さくおさえたときには相手方の受信能力に合った記
録巾、線密度及びコーディング方式で指定したメモリ送
信が行えないという問題点を除去するため、ハードウェ
ア規模を小さくおさえたままで、相手方の受信能力に合
った記録巾、線密度及びコーディング方式でメモリ送信
を行うことができる優れたファクシミリ装置の送信方法
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は前記問題点を解決するために、読み取り系が読
み取った送信画データをエンコード回路で圧縮して一旦
画像メモリに記憶し、後に画像メモリに記憶された送信
画データを相手先にメモリ送信するファクシミリ装置の
送信方法において、送信先と交信してＮＳＦ信号及びＤ
ＩＳ信号より、送信先の受信能力を読み取って相手方情
報メモリに記憶させ、その相手先情報メモリに記憶され
た送信先の受信能力に即した記録巾、線密度、コーディ
ング方式でエンコード回路により送信画データの圧縮を
行い、画像メモリに記憶させるようにしたものである。

［作用］ 本発明によれば、以上のように送信先と交信してＮＳＦ
信号及びＤＩＳ信号より、送信先の受信能力を読み取っ
て相手先情報メモリに記憶させ、その相手先情報メモリ
に記憶させた送信先の受信能力に即した記録巾、線密度
、コーディング方式でエンコード回路により送信画デー
タの圧縮を行い、画像メモリに記憶させるようにしたの
で、ハードウェア規模が小さくても送信先の受信能力を
生かしたメモリ送信が行え、送信用メモリ効率や伝送効
率が向上した。

［実施例］ 第１図は本発明方法に用いられるファクシミリ装置のブ
ロック図、第４図は相手先情報メモリの記憶域を示す構
成図である。第１図において、（１０）はファクシミリ
装置のＣＰＵ、（１１）は原稿を読み取る読み取り系で
ある読み取り装置、（１２）はインタフェース、（１３
）はシステムＲＡＭ、（１４）は読み取りプログラム等
を記憶するシステムＲＯＭ、（１５）は送信画データを
圧縮するエンコード回路、（１６）はエンコード回路（
１５）によって圧縮データを記憶する画像メモリ、（１
７）は送信先の相手電話番号及び受信能力を記憶する相
手先情報メモリ、（１８）は送信画データを回線に送信
するモデムである。

第４図において、（１７）は相手先情報メモリ、（１７
ａ）は相手先情報メモリ（１７）の送信先である相手電
話番号を記憶する相手電話番号領域、（１７ｂ）は相手
先情報メモリ（１７）の相手電話番号にそれぞれ対応し
た受信能力を記憶する受信能力記憶領域である。この受
信能力記憶領域（１７ｂ）には初めに電話番号を相手電
話番号領域（１７ａ）に登録した時点で、各相手先毎に
第４図に示すように、最低限の受信能力（例えば相手方
の宛て先が■とすると、記録巾：Ａ４、線密度３．８５
１１ｎｅ／ｍｍ、コーディング方式、ＭＨ）が記憶され
る。これは初めは相手方の受信能力が解らないため、Ｃ
ＣＩＴＴ勧告Ｔ３勧告状３０れた受信能力の最低のもの
を自動的に登録し、どんなＧｍファクシミリ装置でも受
信可能とするためのものである。

次に、本発明方法を第５図に示すフローチャートに基づ
いて説明する。

まず、メモリ送信が指定された場合、宛先指定を行う（
ステップＳｌ）。次に、ＣＰ　Ｕ　（１０）が送信先で
ある各相手の受信能力を相手先情報メモリ（１７）の受
信能力記憶領域（１７ｂ）から読み出し、この能力範囲
で読み取り装置（１１）が原稿を読み取って、送信画デ
ータを得る。エンコード回路（１５）ではその送信画デ
ータの圧縮を行い、圧縮された送信画データを画像メモ
リ（１６）に記憶して蓄積する（ステップＳ２）。そし
て、−旦、画像メモリ（１６）に蓄積された送信画デー
タをモデム（１８）より回線を介して送信先に送信する
（ステップＳ３）。

このように、相手先へのメモリ送信が最初の送信であっ
た場合、そのメモリ送信は、最低限の受信能力で読み取
り、圧縮、蓄積が行われる。

次に、同じ相手方に二度目のメモリ送信が行われる場合
には、最初のメモリ送信時に受信側からのＮＳＦ信号、
ＤＩＳ信号により発信側では送信先の受信能力を読み取
り、その受信能力データを相手先情報メモリ（１７）の
受信能力記憶領域（１７ｂ）に最初に登録されている最
低限の受信能力のデータと書き換えて記憶し、受信能力
データの更新を行う（ステップＳ４）。そして、更新さ
れた受信能力により、再び前述と同様の手順で原稿の読
み取り、圧縮、蓄積を行い、送信先にモデム（１８）よ
り回線を介して送信する（ステップＳ５）。なお、以上
は最初の相手方への送信がメモリ送信の場合であるが、
最初の送信が送信画データの圧縮を行うメモリ送信でな
い普通の送信であっても、送信側からのＮＳＦ信号、Ｄ
ＮＳ信号によって、発信側では送信先の受信能力を読み
取り、受信能力データの更新を行うことができ、二度目
の送信からは更新された受信能力によってメモリ送信が
行えることはいうまでもない。従って、二度目以降の送
信では送信先の受信能力を生かしたメモリ送信が行え、
送信用メモリ効率や伝送効率が向上したものとなる。ま
た、かかる送信はｂ方式によって行っているから、ハー
ドウェア構成は小規模で済み、ａ方式によるメモリ送信
機能と同程度の性質を得ることが期待できる。

上記実施例では各相手先に個別に送信する場合について
説明したが、順次同報の送信を行う場合には各同報宛先
の記憶されている受信能力の最大公約的な受信能力即ち
記録巾、線密度、コーディング方式の各パラメータを宛
先中一番能力の低い内容の受信能力を用いて読み取り、
圧縮、蓄積を行う事で、できる限り送信先の受信能力を
生かしたメモリ送信が行える。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように本発明方法によれば、送信先
と交信してＮＳＦ信号及びＤＩＳ信号より送信先の受信
能力を読み取って相手先情報メモリに記憶させ、その相
手先情報メモリに記憶された送信先の受信能力に即した
記録巾、線密度、コーディング方式でエンコード回路に
より送信画データの圧縮を行い、画像メモリに記憶させ
るようにしたので、ハードウェア規模が小さくても送信
先の受信能力を生かしたメモリ送信が行え、送信用メモ
リ効率や伝送効率向上するという効果が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法に用いられるファクシミリ装置のブ
ロック図、第２図は従来のファクシミリ装置の一つの送
信方法の手順を示す説明図、第３図は従来のファクシミ
リ装置のもう一つの送信方法の手順を示す説明図、第４
図は相手先情報メモリの記憶域を示す構成図、第５図は
本発明方法を示すフローチャートである。 １５・・・エンコー ド回路、 １６・・・画像メモリ、 １７・・・相 手先情報メモリ。 第 図 斧賜を一、７７耳ヌリ叶 ７棹拐ｊ／７　■又り硝子 ｆｔＳ艮の−ｂ方式のケ用θ゛乞カネ１す宮免５月図第
　３　図 イリさ６月方先ξ乞示すフローナヤート第５図 像 糠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 読み取り系が読み取った送信画データをエンコード回路
   で圧縮して一旦画像メモリに記憶し、後に画像メモリに
   記憶された送信画データを相手方に送信するファクシミ
   リ装置の送信方法において、送信先と交信してＮＳＦ信
   号及びＤＩＳ信号より、送信先の受信能力を読み取って
   相手先情報メモリに記憶させ、その相手先情報メモリに
   記憶された送信先の受信能力に即した記録巾、線密度、
   コーディング方式でエンコード回路により送信画データ
   の圧縮を行い、画像メモリに記憶させることを特徴とす
   るファクシミリ装置の送信方法。