JP2002314819A - カラーファクシミリ装置 - Google Patents

カラーファクシミリ装置

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JP2002314819A
JP2002314819A JP2001109725A JP2001109725A JP2002314819A JP 2002314819 A JP2002314819 A JP 2002314819A JP 2001109725 A JP2001109725 A JP 2001109725A JP 2001109725 A JP2001109725 A JP 2001109725A JP 2002314819 A JP2002314819 A JP 2002314819A
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Takanori Fujii
孝則 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送系アプリケーションを行った場合でも画
質劣化を極力抑えることができるカラーファクシミリ装
置を提供することを目的としている。 【解決手段】 転送系アプリケーションが指定された場
合、中継依頼局では、送信カラー画像を可逆符号化方式
で符号化圧縮した状態で中継局へ送信しているので、中
継局では、元のカラー画像データを、劣化のない状態で
再現することができ、その結果、最終の転送宛先にカラ
ー画像を送信する場合に、なんらかの加工が必要である
場合でも、最も画像劣化の少ない状態でカラー画像を送
信することができるので、転送宛先では、画質の良好な
カラー画像を得ることができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画情報をや
りとりする機能を備えたカラーファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラーファクシミリ装置において、カラ
ー画像を符号化圧縮する符号化方式としては、例えば、
TTC標準JT−T4の付属資料Eに記載されている非
可逆符号化方式(JPEG符号化方式)と、同標準の付
属資料Gに記載されている可逆符号化方式(プレーン毎
にJBIG符号化方式を適用する方式)が規定されてい
る。
【0003】一般に、非可逆符号化方式の符号化圧縮率
が高いため、より少ない通信コストおよび蓄積コストで
カラー画情報を扱おうとする場合には、JPEG符号化
方式で符号化された画情報が適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、ファクシミリ装
置においては、中継依頼通信等の転送系のアプリケーシ
ョンがよく用いられている。カラーファクシミリ装置に
おいてもこの転送系のアプリケーションを行うことがあ
り、また、その際、カラー画情報の符号化方式としてJ
PEG符号化方式が採用されるであろう。
【0005】ところで、中継依頼局で作成したカラー画
情報をそのままの状態で中継宛先へ送信できないという
事態を生じる場合がある。例えば、画像サイズが異なる
とか、あるいは、解像度の変換が必要になるとかいう場
合である。
【0006】かかる場合、中継局では、中継にかかるカ
ラー画情報を一旦元のカラー画像データへ復号化し、必
要な処理を行い、その処理後のカラー画像データを、再
度符号化圧縮し、カラー画情報として転送宛先へ送信す
るということとなる。
【0007】このように、中継局で一旦元のカラー画像
データを作成する必要がある場合、中継依頼局では非可
逆符号化方式で符号化し、したがって、送信カラー画情
報は、元のカラー画像から劣化しており、中継局で作成
できるのは、その劣化した状態のカラー画像である。
【0008】そして、中継局から転送宛先に画情報を送
信する際にも、非可逆符号化方式が採用されるため、さ
らに、元のカラー画像が劣化されることとなり、結果、
転送宛先が受け取るカラー画像の画質劣化が著しくなる
場合があるという事態を生じるおそれがある。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、転送系アプリケーションを行った場合でも画
質劣化を極力抑えることができるカラーファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラー画情報
をやりとりする機能を備えたカラーファクシミリ装置に
おいて、カラー画像データを可逆符号化方式および非可
逆符号化方式を用いて符号化するとともに、可逆符号化
方式または非可逆符号化方式で符号化されたカラー画情
報を元のカラー画像データに復号化する機能を備えたカ
ラー画像符号化復号化手段を備え、カラー画情報送信時
に、転送系のアプリケーションが指定された場合には、
上記カラー画像符号化復号化手段により、カラー画像デ
ータを上記可逆符号化方式により符号化圧縮してカラー
画情報を作成するようにしたものである。
【0011】また、カラー画情報をやりとりする機能を
備えたカラーファクシミリ装置において、カラー画像デ
ータを可逆符号化方式および非可逆符号化方式を用いて
符号化するとともに、可逆符号化方式または非可逆符号
化方式で符号化されたカラー画情報を元のカラー画像デ
ータに復号化する機能を備えたカラー画像符号化復号化
手段を備え、カラー画情報送信時に、転送系のアプリケ
ーションが指定された場合には、上記カラー画像符号化
復号化手段により、カラー画像データを上記可逆符号化
方式により符号化圧縮してカラー画情報を作成する一
方、画情報受信時、カラー画情報を受信するとともに、
転送系のアプリケーションが指定された場合、指定され
た転送宛先へ受信したカラー画情報を送信する際、当該
転送宛先に送信するカラー画像を加工する必要がある場
合には、受信したカラー画情報を上記可逆符号化方式に
より上記カラー画像符号化復号化手段により元のカラー
画像データに復号化し、その復号化後のカラー画像デー
タを、上記転送宛先に対応して加工処理し、その加工処
理後のカラー画像データを、上記カラー画像符号化復号
化手段により、上記転送宛先との間で交渉して決定した
符号化方式で符号化し、それによって得たカラー画情報
を送信するようにしたものである。
【0012】また、カラー画情報をやりとりする機能を
備えたカラーファクシミリ装置において、カラー画像デ
ータを符号化復号化する際に参照する量子化テーブルを
複数有するカラー画像符号化復号化手段を備え、カラー
画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指定され
た場合には、上記カラー画像符号化復号化手段に、より
劣化の少ない量子化テーブルを指定して、カラー画像デ
ータを符号化させるとともに、相手端末に使用した上記
量子化テーブルを通知するようにしたものである。
【0013】また、カラー画情報をやりとりする機能を
備えたカラーファクシミリ装置において、カラー画像デ
ータを符号化復号化する際に参照する量子化テーブルを
複数有するカラー画像符号化復号化手段を備え、カラー
画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指定され
た場合には、上記カラー画像符号化復号化手段に、より
劣化の少ない量子化テーブルを指定して、カラー画像デ
ータを符号化させるとともに、相手端末に使用した上記
量子化テーブルを通知する一方、画情報受信時、カラー
画情報を受信するとともに、転送系のアプリケーション
が指定された場合、指定された転送宛先へ受信したカラ
ー画情報を送信する際、当該転送宛先に送信するカラー
画像を加工する必要がある場合には、受信したカラー画
情報を受信した量子化テーブルを用い、上記カラー画像
符号化復号化手段により元のカラー画像データに復号化
し、その復号化後のカラー画像データを、上記転送宛先
に対応して加工処理し、その加工処理後のカラー画像デ
ータを、上記カラー画像符号化復号化手段により、上記
転送宛先との間で交渉して決定した符号化方式で符号化
し、それによって得たカラー画情報を送信するようにし
たものである。
【0014】また、カラー画情報をやりとりする機能を
備えたカラーファクシミリ装置において、カラー画像デ
ータを可逆符号化方式および非可逆符号化方式を用いて
符号化するとともに、可逆符号化方式または非可逆符号
化方式で符号化されたカラー画情報を元のカラー画像デ
ータに復号化する機能を備えたカラー画像符号化復号化
手段を備え、画情報受信時、カラー画情報を受信すると
ともに、転送系のアプリケーションが指定された場合、
指定された転送宛先へ受信したカラー画情報を送信する
際、当該転送宛先に送信するカラー画像を加工する必要
がある場合には、受信したカラー画情報を上記カラー画
像符号化復号化手段により元のカラー画像データに復号
化し、その復号化後のカラー画像データを、上記転送宛
先に対応して加工処理し、その加工処理後のカラー画像
データを、上記カラー画像符号化復号化手段により、上
記可逆符号化方式により符号化圧縮してカラー画情報を
作成し、その作成したカラー画情報を送信するようにし
たものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかるカラー
ファクシミリ装置を示している。なお、このカラーファ
クシミリ装置は、伝送機能としては、グループ3ファク
シミリ通信機能を備えている。
【0017】同図において、システム制御部1は、この
カラーファクシミリ装置の各部の制御処理、および、所
定のグループ3ファクシミリ伝送制御手順処理を行うも
のであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実
行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを
実行するときに必要な各種データなどを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを構成するもので
あり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシ
ミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであ
り、時計回路4は、現在時刻情報を出力するためのもの
である。
【0018】カラースキャナ5は、所定の解像度と色分
解数で原稿画像を読み取るためのものであり、カラープ
ロッタ6は、所定の解像度と色数で画像を記録出力する
ためのものであり、操作表示部7は、このカラーファク
シミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、
および、各種の表示器からなる。
【0019】白黒画像符号化復号化部8は、白黒二値画
像を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画
情報を元の白黒二値画像に復号化するためのものであ
り、カラー画像符号化復号化部9は、カラー画像を可逆
符号化方式および非可逆符号化方式で符号化圧縮すると
ともに、符号化圧縮されているカラー画情報を元のカラ
ー画像に復号化するためのものであり、画像蓄積装置1
0は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するた
めのものである。
【0020】グループ3ファクシミリモデム11は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0021】網制御装置12は、このカラーファクシミ
リ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するためのもの
であり、自動発着信機能を備えている。
【0022】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、白黒画像符号化復号化
部8、カラー画像符号化復号化部9、画像蓄積装置1
0、グループ3ファクシミリモデム11、および、網制
御装置12は、内部バス13に接続されており、これら
の各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部
バス13を介して行われている。
【0023】また、網制御装置12とグループ3ファク
シミリモデム11の間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0024】図2は、このカラーファクシミリ装置がカ
ラー画情報を送信する際に行う処理の一例を示してい
る。
【0025】まず、指定された宛先へ発呼し(処理10
1)、相手端末との間で、所定のグループ3ファクシミ
リ伝送手順の伝送前手順処理を行う(処理102)。こ
のとき、ユーザにより、中継依頼送信等の転送系アプリ
ケーションが指定されているかどうかを調べる(判断1
03)。
【0026】判断103の結果がYESになるときに
は、カラー画像符号化復号化部9に可逆圧縮方式(可逆
符号化方式)を指定し(処理104)、送信するカラー
画像データを、カラー画像符号化復号化部9により、可
逆符号化方式で符号化圧縮し(処理105)、それによ
って得たカラー画情報を、所定の送信手順を適用して送
信する(処理106)。
【0027】カラー画情報の送信を終了すると、所定の
伝送後手順を行い(処理107)、回線を復旧して(処
理108)、一連の送信動作を終了する。
【0028】一方、ユーザが転送系アプリケーションを
指定しない場合で、判断103の結果がNOになるとき
には、カラー画像符号化復号化部9に非可逆圧縮方式
(非可逆符号化方式)を指定し(処理109)、送信す
るカラー画像データを、カラー画像符号化復号化部9に
より、非可逆符号化方式で符号化圧縮し(処理11
0)、次いで、処理106へ移行し、それによって得た
カラー画情報を、所定の送信手順を適用して送信する。
【0029】図3は、このカラーファクシミリ装置が、
カラー画情報を受信する際に実行する処理の一例を示し
ている。
【0030】着信検出すると、着信応答し(処理20
1)、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順の伝送前
手順処理を行う(処理202)。このとき、相手端末よ
り符号化方式に適用する量子化テーブルが送られてきた
場合には、それを記憶しておく。
【0031】次いで、所定の受信手順に従ってカラー画
情報を受信し、画像蓄積装置10に保存する(処理20
3)。受信動作を終了すると、所定の伝送後手順を行い
(処理204)、回線を復旧して(処理205)、受信
動作を終了する。
【0032】ここで、相手端末より転送系アプリケーシ
ョンが指定されたかどうかを調べる(判断206)。判
断206の結果がNOになる場合には、このときの受信
動作を終了する。
【0033】一方、相手端末より転送系アプリケーショ
ンが指定された場合で、判断206の結果がYESにな
るときには、指定された転送宛先を1つ選択し(処理2
07)、その転送宛先へ発呼して(処理208)、相手
端末との間で、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順
の伝送前手順処理を行う(処理209)。
【0034】ここで、相手端末へ送信するカラー画像に
ついて、何らかの加工(縮小、解像度変換等)が必要で
あり、受信カラー画情報の伸長が必要となるかどうかを
調べる(判断210)。
【0035】判断210の結果がYESになるときに
は、そのときに受信したカラー画情報の符号化方式に対
応した復号化方式を適用して、カラー画像符号化復号化
部9により受信画情報を復号化する(処理211)。こ
のとき、相手端末が自端末と同じ機能を備えている場合
には、カラー画情報は可逆符号化方式により符号化圧縮
されているので、復号化されたカラー画像データは、元
のカラー画像データと同一のものとなり、何ら劣化のな
いものを得ることができる。
【0036】次いで、処理211で得たカラー画像デー
タについて、必要な加工処理を適用し、その加工処理後
のカラー画像データを、可逆符号化方式を適用し、カラ
ー画像符号化復号化部9により符号化圧縮し(処理21
2)、それによって得たカラー画情報を、所定の送信手
順を適用して送信する(処理213)。
【0037】カラー画情報の送信を終了すると、所定の
伝送後手順を行い(処理214)、回線を復旧する(処
理215)。次に、全ての転送宛先に対する送信を終了
したかどうかを調べ(判断216)、判断216の結果
がNOになるときには、処理207へ戻り、残りの転送
宛先に対して、カラー画情報の送信動作を行う。
【0038】また、判断216の結果がYESになると
きには、この動作を終了する。
【0039】一方、そのときに選択した転送宛先に対し
て、カラー画像の加工が不要であり、判断210の結果
がNOになるときには、処理202で保存した量子化テ
ーブルを転送宛先へ指定(送信)し(処理217)、所
定の送信手順を適用し、画像蓄積装置10に保存したカ
ラー画情報をそのままの状態で、転送宛先へ送信する
(処理218)。
【0040】そして、処理214へ移行し、それ以降の
処理を実行する。
【0041】このようにして、本実施例では、転送系ア
プリケーションが指定された場合、中継依頼局では、送
信カラー画像を可逆符号化方式で符号化圧縮した状態で
中継局へ送信しているので、中継局では、元のカラー画
像データを、劣化のない状態で再現することができる。
したがって、最終の転送宛先にカラー画像を送信する場
合に、なんらかの加工が必要である場合でも、最も画像
劣化の少ない状態でカラー画像を送信することができる
ので、転送宛先では、画質の良好なカラー画像を得るこ
とができることとなる。
【0042】図4は、このカラーファクシミリ装置がカ
ラー画情報を送信する際に行う処理の他の例を示してい
る。
【0043】まず、指定された宛先へ発呼し(処理30
1)、相手端末との間で、所定のグループ3ファクシミ
リ伝送手順の伝送前手順処理を行う(処理302)。こ
のとき、ユーザにより、中継依頼送信等の転送系アプリ
ケーションが指定されているかどうかを調べる(判断3
03)。
【0044】判断303の結果がYESになるときに
は、カラー画像符号化復号化部9に、非可逆符号化方式
を指定するとともに、最も量子化ステップの小さい量子
化テーブルを使用するように指定し(処理304)、送
信するカラー画像データを、カラー画像符号化復号化部
9により、非可逆符号化方式で符号化圧縮し(処理30
5)、それによって得たカラー画情報(使用した量子化
テーブルの情報を含む)を、所定の送信手順を適用して
送信する(処理306)。
【0045】カラー画情報の送信を終了すると、所定の
伝送後手順を行い(処理307)、回線を復旧して(処
理308)、一連の送信動作を終了する。
【0046】一方、ユーザが転送系アプリケーションを
指定しない場合で、判断303の結果がNOになるとき
には、カラー画像符号化復号化部9に、非可逆符号化方
式を指定するとともに、通常の量子化テーブルを使用す
るように指定し(処理309)、送信するカラー画像デ
ータを、カラー画像符号化復号化部9により、非可逆符
号化方式で符号化圧縮し(処理310)、次いで、処理
306へ移行し、それによって得たカラー画情報を、所
定の送信手順を適用して送信する。
【0047】図5は、このカラーファクシミリ装置が、
カラー画情報を受信する際に実行する処理の他の例を示
している。
【0048】着信検出すると、着信応答し(処理40
1)、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順の伝送前
手順処理を行う(処理402)。このとき、相手端末よ
り符号化方式に適用する量子化テーブルが送られてきた
場合には、それを記憶しておく。
【0049】次いで、所定の受信手順に従ってカラー画
情報を受信し、画像蓄積装置10に保存する(処理40
3)。受信動作を終了すると、所定の伝送後手順を行い
(処理404)、回線を復旧して(処理405)、受信
動作を終了する。
【0050】ここで、相手端末より転送系アプリケーシ
ョンが指定されたかどうかを調べる(判断406)。判
断406の結果がNOになる場合には、このときの受信
動作を終了する。
【0051】一方、相手端末より転送系アプリケーショ
ンが指定された場合で、判断406の結果がYESにな
るときには、指定された転送宛先を1つ選択し(処理4
07)、その転送宛先へ発呼して(処理408)、相手
端末との間で、所定のグループ3ファクシミリ伝送手順
の伝送前手順処理を行う(処理409)。
【0052】ここで、相手端末へ送信するカラー画像に
ついて、何らかの加工(縮小、解像度変換等)が必要で
あり、受信カラー画情報の伸長が必要となるかどうかを
調べる(判断410)。
【0053】判断410の結果がYESになるときに
は、そのときに受信したカラー画情報の符号化方式に対
応した復号化方式を適用して、カラー画像符号化復号化
部9により受信画情報を復号化する(処理411)。こ
のとき、相手端末が自端末と同じ機能を備えている場合
には、カラー画情報は画像劣化が最も少なくなる量子化
テーブルを用いて符号化圧縮されているので、復号化さ
れたカラー画像データの画像劣化は、最も少ない状態と
なる。
【0054】次いで、処理411で得たカラー画像デー
タについて、必要な加工処理を適用し、その加工処理後
のカラー画像データを、画像劣化が最も少なくなる量子
化テーブルを指定した状態で、カラー画像符号化復号化
部9により符号化圧縮し(処理412)、それによって
得たカラー画情報を、所定の送信手順を適用して送信す
る(処理413)。
【0055】カラー画情報の送信を終了すると、所定の
伝送後手順を行い(処理414)、回線を復旧する(処
理415)。次に、全ての転送宛先に対する送信を終了
したかどうかを調べ(判断416)、判断416の結果
がNOになるときには、処理407へ戻り、残りの転送
宛先に対して、カラー画情報の送信動作を行う。
【0056】また、判断416の結果がYESになると
きには、この動作を終了する。
【0057】一方、そのときに選択した転送宛先に対し
て、カラー画像の加工が不要であり、判断410の結果
がNOになるときには、処理402で保存した量子化テ
ーブルを転送宛先へ指定(送信)し(処理417)、所
定の送信手順を適用し、画像蓄積装置10に保存したカ
ラー画情報をそのままの状態で、転送宛先へ送信する
(処理418)。
【0058】そして、処理414へ移行し、それ以降の
処理を実行する。
【0059】このようにして、本実施例では、転送系ア
プリケーションが指定された場合、中継依頼局では、送
信カラー画像を、最も画像劣化が少ない状態となる量子
化テーブルを指定した状態で、非可逆符号化方式で符号
化圧縮して中継局へ送信しているので、中継局では、元
のカラー画像データを、最も劣化の少ない状態で再現す
ることができる。したがって、最終の転送宛先にカラー
画像を送信する場合に、なんらかの加工が必要である場
合でも、より画像劣化の少ない状態でカラー画像を送信
することができるので、転送宛先では、画質の良好なカ
ラー画像を得ることができることとなる。
【0060】なお、上述した実施例では、伝送機能とし
てグループ3ファクシミリ通信機能を備えたカラーファ
クシミリ装置について説明したが、本発明は、伝送機能
としてグループ4ファクシミリ通信機能を備えたカラー
ファクシミリ装置についても同様にして適用することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転送系アプリケーションが指定された場合、中継依頼局
では、送信カラー画像を可逆符号化方式で符号化圧縮し
た状態で中継局へ送信しているので、中継局では、元の
カラー画像データを、劣化のない状態で再現することが
でき、その結果、最終の転送宛先にカラー画像を送信す
る場合に、なんらかの加工が必要である場合でも、最も
画像劣化の少ない状態でカラー画像を送信することがで
きるので、転送宛先では、画質の良好なカラー画像を得
ることができるという効果を得る。
【0062】また、転送系アプリケーションが指定され
た場合、中継依頼局では、送信カラー画像を、最も画像
劣化が少ない状態となる量子化テーブルを指定した状態
で、非可逆符号化方式で符号化圧縮して中継局へ送信し
ているので、中継局では、元のカラー画像データを、最
も劣化の少ない状態で再現することができ、その結果、
最終の転送宛先にカラー画像を送信する場合に、なんら
かの加工が必要である場合でも、より画像劣化の少ない
状態でカラー画像を送信することができるので、転送宛
先では、画質の良好なカラー画像を得ることができると
いう効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるカラーファクシミリ
装置を示したブロック図。
【図2】このカラーファクシミリ装置がカラー画情報を
送信する際に行う処理の一例を示したフローチャート。
【図3】このカラーファクシミリ装置がカラー画情報を
受信する際に行う処理の一例を示したフローチャート。
【図4】このカラーファクシミリ装置がカラー画情報を
送信する際に行う処理の他の例を示したフローチャー
ト。
【図5】このカラーファクシミリ装置がカラー画情報を
受信する際に行う処理の他の例を示したフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 5 カラースキャナ 6 カラープロッタ 9 カラー画像符号化復号化部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AB46 AC25 AC41 AC43 AE03 AE14 BA00 5C075 CA03 CA14 CD25 5C077 LL09 MP08 PQ23 RR21 5C078 AA09 BA22 BA32 CA02 DA01 DA02 DB01 DB11 EA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画情報をやりとりする機能を備え
    たカラーファクシミリ装置において、 カラー画像データを可逆符号化方式および非可逆符号化
    方式を用いて符号化するとともに、可逆符号化方式また
    は非可逆符号化方式で符号化されたカラー画情報を元の
    カラー画像データに復号化する機能を備えたカラー画像
    符号化復号化手段を備え、 カラー画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指
    定された場合には、上記カラー画像符号化復号化手段に
    より、カラー画像データを上記可逆符号化方式により符
    号化圧縮してカラー画情報を作成することを特徴とする
    カラーファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 カラー画情報をやりとりする機能を備え
    たカラーファクシミリ装置において、 カラー画像データを可逆符号化方式および非可逆符号化
    方式を用いて符号化するとともに、可逆符号化方式また
    は非可逆符号化方式で符号化されたカラー画情報を元の
    カラー画像データに復号化する機能を備えたカラー画像
    符号化復号化手段を備え、 カラー画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指
    定された場合には、上記カラー画像符号化復号化手段に
    より、カラー画像データを上記可逆符号化方式により符
    号化圧縮してカラー画情報を作成する一方、 画情報受信時、カラー画情報を受信するとともに、転送
    系のアプリケーションが指定された場合、指定された転
    送宛先へ受信したカラー画情報を送信する際、当該転送
    宛先に送信するカラー画像を加工する必要がある場合に
    は、受信したカラー画情報を上記可逆符号化方式により
    上記カラー画像符号化復号化手段により元のカラー画像
    データに復号化し、その復号化後のカラー画像データ
    を、上記転送宛先に対応して加工処理し、その加工処理
    後のカラー画像データを、上記カラー画像符号化復号化
    手段により、上記転送宛先との間で交渉して決定した符
    号化方式で符号化し、それによって得たカラー画情報を
    送信することを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 カラー画情報をやりとりする機能を備え
    たカラーファクシミリ装置において、 カラー画像データを符号化復号化する際に参照する量子
    化テーブルを複数有するカラー画像符号化復号化手段を
    備え、 カラー画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指
    定された場合には、上記カラー画像符号化復号化手段
    に、より劣化の少ない量子化テーブルを指定して、カラ
    ー画像データを符号化させるとともに、相手端末に使用
    した上記量子化テーブルを通知することを特徴とするカ
    ラーファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 カラー画情報をやりとりする機能を備え
    たカラーファクシミリ装置において、 カラー画像データを符号化復号化する際に参照する量子
    化テーブルを複数有するカラー画像符号化復号化手段を
    備え、 カラー画情報送信時に、転送系のアプリケーションが指
    定された場合には、上記カラー画像符号化復号化手段
    に、より劣化の少ない量子化テーブルを指定して、カラ
    ー画像データを符号化させるとともに、相手端末に使用
    した上記量子化テーブルを通知する一方、 画情報受信時、カラー画情報を受信するとともに、転送
    系のアプリケーションが指定された場合、指定された転
    送宛先へ受信したカラー画情報を送信する際、当該転送
    宛先に送信するカラー画像を加工する必要がある場合に
    は、受信したカラー画情報を受信した量子化テーブルを
    用い、上記カラー画像符号化復号化手段により元のカラ
    ー画像データに復号化し、その復号化後のカラー画像デ
    ータを、上記転送宛先に対応して加工処理し、その加工
    処理後のカラー画像データを、上記カラー画像符号化復
    号化手段により、上記転送宛先との間で交渉して決定し
    た符号化方式で符号化し、それによって得たカラー画情
    報を送信することを特徴とするカラーファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】 カラー画情報をやりとりする機能を備え
    たカラーファクシミリ装置において、 カラー画像データを可逆符号化方式および非可逆符号化
    方式を用いて符号化するとともに、可逆符号化方式また
    は非可逆符号化方式で符号化されたカラー画情報を元の
    カラー画像データに復号化する機能を備えたカラー画像
    符号化復号化手段を備え、 画情報受信時、カラー画情報を受信するとともに、転送
    系のアプリケーションが指定された場合、指定された転
    送宛先へ受信したカラー画情報を送信する際、当該転送
    宛先に送信するカラー画像を加工する必要がある場合に
    は、受信したカラー画情報を上記カラー画像符号化復号
    化手段により元のカラー画像データに復号化し、その復
    号化後のカラー画像データを、上記転送宛先に対応して
    加工処理し、その加工処理後のカラー画像データを、上
    記カラー画像符号化復号化手段により、上記可逆符号化
    方式により符号化圧縮してカラー画情報を作成し、その
    作成したカラー画情報を送信することを特徴とするカラ
    ーファクシミリ装置。
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