JP2001136371A - 静止画像通信方法及び静止画像通信システム - Google Patents
静止画像通信方法及び静止画像通信システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、受信側端末の画像処理能力が低いと、
送信側端末から高解像度のデータを受信しても能力以上
の画像は表示できず、受信側端末にとって不要なデータ
まで送受信されてデータ通信効率が悪くなるという問題
点があり、静止画像を無駄なく効率的に送受信でき、受
信側端末の受信データ用メモリの容量を縮小できる静止
画像通信方法及び静止画像通信システムを提供する。 【解決手段】 送信側端末が、入力画像データを符号化
した後一旦復号化して、送信側端末の画像処理能力と受
信側端末の画像処理能力とに基づいて、受信側端末にお
ける出力画像の解像度を求め、当該解像度に合わせて解
像度変換又はクリッピング処理を行って再度符号化して
送信し、受信側端末が、受信データを復号化して画像出
力する静止画像通信方法及び静止画像通信システムとし
ている。
送信側端末から高解像度のデータを受信しても能力以上
の画像は表示できず、受信側端末にとって不要なデータ
まで送受信されてデータ通信効率が悪くなるという問題
点があり、静止画像を無駄なく効率的に送受信でき、受
信側端末の受信データ用メモリの容量を縮小できる静止
画像通信方法及び静止画像通信システムを提供する。 【解決手段】 送信側端末が、入力画像データを符号化
した後一旦復号化して、送信側端末の画像処理能力と受
信側端末の画像処理能力とに基づいて、受信側端末にお
ける出力画像の解像度を求め、当該解像度に合わせて解
像度変換又はクリッピング処理を行って再度符号化して
送信し、受信側端末が、受信データを復号化して画像出
力する静止画像通信方法及び静止画像通信システムとし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル静止画像
の送受信を行う静止画像通信方法及び静止画像通信シス
テムに係り、特に送信側端末に比べて受信側端末の画像
処理能力が低い場合に、効率的にデータ送受信を行い、
受信側端末のメモリ容量を縮小することができる静止画
像通信方法及び静止画像通信システムに関する。
の送受信を行う静止画像通信方法及び静止画像通信シス
テムに係り、特に送信側端末に比べて受信側端末の画像
処理能力が低い場合に、効率的にデータ送受信を行い、
受信側端末のメモリ容量を縮小することができる静止画
像通信方法及び静止画像通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な静止画像符号化方式について簡
単に説明する。最も一般的な静止画像符号化方式として
はJPEG方式があり、JPEG方式では、符号化する
画像データを8×8画素の画素ブロックに分割し、この
画素ブロックを、最小符号化単位(MCU:Minimum Co
ded Unit)として符号化を行う。JPEGの圧縮条件は
画像データと共に伝送され、また、装置によって変わる
可能性が多い画素数、間引き率、量子化テーブル等はい
くつかの段階に分けて数バイトで表され、画像データに
先だって伝送されるようになっている。
単に説明する。最も一般的な静止画像符号化方式として
はJPEG方式があり、JPEG方式では、符号化する
画像データを8×8画素の画素ブロックに分割し、この
画素ブロックを、最小符号化単位(MCU:Minimum Co
ded Unit)として符号化を行う。JPEGの圧縮条件は
画像データと共に伝送され、また、装置によって変わる
可能性が多い画素数、間引き率、量子化テーブル等はい
くつかの段階に分けて数バイトで表され、画像データに
先だって伝送されるようになっている。
【0003】更に、JPEG方式には、一つの画素ブロ
ックに対して量子化された64個のDCT係数を全て符
号化してから次のブロックのDCT係数を符号化するシ
ーケンシャル方式(ブロック分割式)と、64個のDC
T係数を複数のグループ(バンド)に分割し、第1走査
で画像内の全ブロックにおける最初のバンドのみを符号
化し、第2走査以降では全ブロックにおける2番目以降
のバンドをひとバンドずつ順次符号化していくプログレ
ッシブ方式とがある。
ックに対して量子化された64個のDCT係数を全て符
号化してから次のブロックのDCT係数を符号化するシ
ーケンシャル方式(ブロック分割式)と、64個のDC
T係数を複数のグループ(バンド)に分割し、第1走査
で画像内の全ブロックにおける最初のバンドのみを符号
化し、第2走査以降では全ブロックにおける2番目以降
のバンドをひとバンドずつ順次符号化していくプログレ
ッシブ方式とがある。
【0004】シーケンシャル方式を静止画像データ送信
に適用した場合、最終的な画像品質の復号化画像が上か
ら順に符号化/送信されるのに対し、プログレッシブ方
式では解像度及び階調の低い大まかな復号化画像が上か
ら下まで符号化/送信された後に、順次解像度および階
調性が向上していく。JPEG方式については「マルチ
メディア符号化の国際標準」(丸善)に詳述されてい
る。
に適用した場合、最終的な画像品質の復号化画像が上か
ら順に符号化/送信されるのに対し、プログレッシブ方
式では解像度及び階調の低い大まかな復号化画像が上か
ら下まで符号化/送信された後に、順次解像度および階
調性が向上していく。JPEG方式については「マルチ
メディア符号化の国際標準」(丸善)に詳述されてい
る。
【0005】次に、解像度変換について簡単に説明す
る。解像度変換には空間解像度に対する変換と色解像度
に対する変換とがあり、空間解像度変換は、2次元の離
散的なデジタルデータである画像データに対して、画素
を間引きするか又は中間の画素を補間する等により、画
像の空間解像度を変換するものである。
る。解像度変換には空間解像度に対する変換と色解像度
に対する変換とがあり、空間解像度変換は、2次元の離
散的なデジタルデータである画像データに対して、画素
を間引きするか又は中間の画素を補間する等により、画
像の空間解像度を変換するものである。
【0006】また、色解像度変換は、各画素データに対
して下位ビットを捨て上位ビットを残す方法又はディザ
法を用いることにより、各画素の色解像度(階調)を量
子化するものである。また、縦横比の異なる画像を得る
ために、画像の一部を削除又は付加することをクリッピ
ング処理という。
して下位ビットを捨て上位ビットを残す方法又はディザ
法を用いることにより、各画素の色解像度(階調)を量
子化するものである。また、縦横比の異なる画像を得る
ために、画像の一部を削除又は付加することをクリッピ
ング処理という。
【0007】次に、従来の静止画像通信方法及び静止画
像通信システムについて図11を用いて説明する。図1
1は、従来の静止画像通信システムの機能構成ブロック
図である。図11に示すように、従来の画像通信システ
ムは、画像データを取り込む画像入力部51と、符号化
を行う画像符号化部52と、符号化データを蓄積するデ
ータ用メモリ53と、符号化データを伝送するデータ送
信部55とを備えた送信側端末50と、データを受信す
るデータ受信部65と、受信データを記憶するデータ用
メモリ63と、符号化データを復号化する画像復号化部
62と、受信側端末の画像処理能に合わせて解像度変換
を行う解像度変換部64と、画像を出力する画像出力部
61とを備えた受信側端末60とから構成されている。
像通信システムについて図11を用いて説明する。図1
1は、従来の静止画像通信システムの機能構成ブロック
図である。図11に示すように、従来の画像通信システ
ムは、画像データを取り込む画像入力部51と、符号化
を行う画像符号化部52と、符号化データを蓄積するデ
ータ用メモリ53と、符号化データを伝送するデータ送
信部55とを備えた送信側端末50と、データを受信す
るデータ受信部65と、受信データを記憶するデータ用
メモリ63と、符号化データを復号化する画像復号化部
62と、受信側端末の画像処理能に合わせて解像度変換
を行う解像度変換部64と、画像を出力する画像出力部
61とを備えた受信側端末60とから構成されている。
【0008】上記静止画像通信システムにおける静止画
像通信方法について図11を用いて説明する。送信側端
末50において、画像入力部51より入力された一画面
分の画像データは、画像符号化部52により符号化さ
れ、符号化データ用メモリ(データ用メモリ)53に蓄
積される。蓄積された符号化データは、送受信に必要な
制御パラメータが付加された送信データとして、データ
送信部55より受信側端末60へ送信される。
像通信方法について図11を用いて説明する。送信側端
末50において、画像入力部51より入力された一画面
分の画像データは、画像符号化部52により符号化さ
れ、符号化データ用メモリ(データ用メモリ)53に蓄
積される。蓄積された符号化データは、送受信に必要な
制御パラメータが付加された送信データとして、データ
送信部55より受信側端末60へ送信される。
【0009】そして、受信側端末60において、データ
受信部65で受信した一画面分の送信データは、送受信
に必要なパラメータが削除され、一旦受信データ用メモ
リ(データ用メモリ)63に符号化データとして蓄積さ
れる。蓄積された符号化データは画像復号化部62によ
って復号化され、更に、復号化された画像データは、解
像度変換部64により受信側端末の画像表示能力に応じ
た解像度に変換されて、画像出力部61にて画像として
出力されるようになっている。
受信部65で受信した一画面分の送信データは、送受信
に必要なパラメータが削除され、一旦受信データ用メモ
リ(データ用メモリ)63に符号化データとして蓄積さ
れる。蓄積された符号化データは画像復号化部62によ
って復号化され、更に、復号化された画像データは、解
像度変換部64により受信側端末の画像表示能力に応じ
た解像度に変換されて、画像出力部61にて画像として
出力されるようになっている。
【0010】一般に、デジタルカメラやパーソナルコン
ピュータ(PC)等の情報端末では、高解像度の静止画
像データを扱うため、データ量は大きくなる。例えば、
デジタルカメラの場合、解像度を30万画素〜120万
画素、階調を各画素3バイトとすると、0.9〜3.6
メガバイトの大きさとなる。これを符号化した場合、J
PEG方式では通常20分の1程度となり、45キロバ
イト〜180キロバイトの大きさとなる。
ピュータ(PC)等の情報端末では、高解像度の静止画
像データを扱うため、データ量は大きくなる。例えば、
デジタルカメラの場合、解像度を30万画素〜120万
画素、階調を各画素3バイトとすると、0.9〜3.6
メガバイトの大きさとなる。これを符号化した場合、J
PEG方式では通常20分の1程度となり、45キロバ
イト〜180キロバイトの大きさとなる。
【0011】一方、携帯用電話機やPDA等の低解像度
の静止画像データを扱う携帯端末では、画像表示できる
解像度は通常2〜3万画素程度であり、デジタルカメラ
やPC等の情報端末に比べて解像度は低く、作業用メモ
リも通常数十キロバイト程度である。
の静止画像データを扱う携帯端末では、画像表示できる
解像度は通常2〜3万画素程度であり、デジタルカメラ
やPC等の情報端末に比べて解像度は低く、作業用メモ
リも通常数十キロバイト程度である。
【0012】尚、解像度変換を用いた従来技術として
は、平成8年10月11日公開の特開平8−26557
5号「画像補間方法及び画像受信装置」(出願人:国際
電気株式会社、発明者:荒屋敷明文他)がある。この従
来技術は、誤りのある画素ブロックを含む復号化画像を
縮小して縮小画像を形成し、縮小画像において隣接画素
の相関性を利用して補間を行い、補間縮小画像を拡大し
て拡大画像を形成し、復号化画像の誤り画素ブロックを
拡大画像の保管された拡大画素ブロックに置き換える画
像補間方法及び画像受信装置であり、欠落した画素ブロ
ックを高速且つ適正に補間でき、データ伝送を効率化で
きるものである。
は、平成8年10月11日公開の特開平8−26557
5号「画像補間方法及び画像受信装置」(出願人:国際
電気株式会社、発明者:荒屋敷明文他)がある。この従
来技術は、誤りのある画素ブロックを含む復号化画像を
縮小して縮小画像を形成し、縮小画像において隣接画素
の相関性を利用して補間を行い、補間縮小画像を拡大し
て拡大画像を形成し、復号化画像の誤り画素ブロックを
拡大画像の保管された拡大画素ブロックに置き換える画
像補間方法及び画像受信装置であり、欠落した画素ブロ
ックを高速且つ適正に補間でき、データ伝送を効率化で
きるものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静止画像通信方法及び静止画像通信システムでは、受信
側端末の画像処理能力が送信側端末に比べて低い場合、
送信側から高解像度のデータを送信しても受信側端末で
は送信データを十分に活用した画像を出力することはで
きず、受信側端末にとって不要なデータまで送受信され
てしまい、データ通信効率が悪いという問題点があっ
た。
静止画像通信方法及び静止画像通信システムでは、受信
側端末の画像処理能力が送信側端末に比べて低い場合、
送信側から高解像度のデータを送信しても受信側端末で
は送信データを十分に活用した画像を出力することはで
きず、受信側端末にとって不要なデータまで送受信され
てしまい、データ通信効率が悪いという問題点があっ
た。
【0014】また、従来の静止画像通信方法及び静止画
像通信システムでは、携帯用電話機(携帯端末)やPD
A等の受信側端末では、高解像度の送信側端末からの大
容量の画像データを受信するために必要以上に大きな受
信データ用メモリを搭載しなければならず、端末の容量
の増大、コスト高、消費電力の増大を招くという問題点
があった。
像通信システムでは、携帯用電話機(携帯端末)やPD
A等の受信側端末では、高解像度の送信側端末からの大
容量の画像データを受信するために必要以上に大きな受
信データ用メモリを搭載しなければならず、端末の容量
の増大、コスト高、消費電力の増大を招くという問題点
があった。
【0015】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、画像処理能力の異なる端末間において、静止画像を
無駄なく効率的に送受信でき、受信側端末の受信データ
用メモリの容量を縮小してコストや消費電力を低減する
ことができる静止画像通信装置を提供することを目的と
する。
で、画像処理能力の異なる端末間において、静止画像を
無駄なく効率的に送受信でき、受信側端末の受信データ
用メモリの容量を縮小してコストや消費電力を低減する
ことができる静止画像通信装置を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、静止画像通信方法において、送
信側端末が、受信側端末の画像処理能力に応じて、入力
された画像データを間引くことにより解像度を低くする
解像度変換又は入力された画像の一部を削除して縦横比
を変換するクリッピング処理を行って符号化して送信す
ることを特徴としており、送信側端末に比べて受信側端
末の画像処理能力が低い場合に、受信側端末の画像処理
能力に合わせて必要十分な量のデータのみを送信でき、
無駄なデータ送信を防いで送信データ量を削減すること
ができ、また、受信側端末における受信メモリの容量を
縮小することができる。
決するための本発明は、静止画像通信方法において、送
信側端末が、受信側端末の画像処理能力に応じて、入力
された画像データを間引くことにより解像度を低くする
解像度変換又は入力された画像の一部を削除して縦横比
を変換するクリッピング処理を行って符号化して送信す
ることを特徴としており、送信側端末に比べて受信側端
末の画像処理能力が低い場合に、受信側端末の画像処理
能力に合わせて必要十分な量のデータのみを送信でき、
無駄なデータ送信を防いで送信データ量を削減すること
ができ、また、受信側端末における受信メモリの容量を
縮小することができる。
【0017】また、本発明は、送信側端末が、画像デー
タをシーケンシャル方式の静止画像符号化方式で符号化
し、符号化データを符号化データブロックに分割し、当
該符号化データブロック毎に順次送信し、受信側端末
が、受信データを符号化データブロック単位で復号化
し、自己の画像処理能力に合わせて解像度変換又はクリ
ッピング処理した後、符号化してメモリに記憶し、メモ
リに1画面分の符号化データが蓄積された場合に当該符
号化データを復号化して画像出力する静止画像通信方法
及び静止画像通信システムとしており、受信側端末のメ
モリには、解像度変換又はクリッピング処理後の符号化
データが記憶されるので、受信側端末のメモリの容量を
縮小することができ、コストや消費電力の低減を図るこ
とができる。
タをシーケンシャル方式の静止画像符号化方式で符号化
し、符号化データを符号化データブロックに分割し、当
該符号化データブロック毎に順次送信し、受信側端末
が、受信データを符号化データブロック単位で復号化
し、自己の画像処理能力に合わせて解像度変換又はクリ
ッピング処理した後、符号化してメモリに記憶し、メモ
リに1画面分の符号化データが蓄積された場合に当該符
号化データを復号化して画像出力する静止画像通信方法
及び静止画像通信システムとしており、受信側端末のメ
モリには、解像度変換又はクリッピング処理後の符号化
データが記憶されるので、受信側端末のメモリの容量を
縮小することができ、コストや消費電力の低減を図るこ
とができる。
【0018】また、本発明は、送信側端末が、画像デー
タをプログレッシブ方式の静止画像符号化方式で符号化
し、符号化データをプログレッシブ方式の静止画像符号
化方式にて規定されたグループ毎に順次送信し、受信側
端末が、受信した符号化データのグループ毎に復号化し
て画像出力していき、当該端末の画像処理能力にとって
十分な解像度が得られた場合に、送信側端末に対して符
号化データの送信を停止する指示を出力し、送信側端末
が、送信停止の指示を受信すると符号化データの送信を
停止する静止画像通信方法及び静止画像通信システムと
しており、受信側端末の画像処理能力にとって十分な解
像度が得られた場合には、それ以上の無駄な符号化デー
タの送信を行わないようにして、送信データ量を削減す
ることができる。
タをプログレッシブ方式の静止画像符号化方式で符号化
し、符号化データをプログレッシブ方式の静止画像符号
化方式にて規定されたグループ毎に順次送信し、受信側
端末が、受信した符号化データのグループ毎に復号化し
て画像出力していき、当該端末の画像処理能力にとって
十分な解像度が得られた場合に、送信側端末に対して符
号化データの送信を停止する指示を出力し、送信側端末
が、送信停止の指示を受信すると符号化データの送信を
停止する静止画像通信方法及び静止画像通信システムと
しており、受信側端末の画像処理能力にとって十分な解
像度が得られた場合には、それ以上の無駄な符号化デー
タの送信を行わないようにして、送信データ量を削減す
ることができる。
【0019】また、本発明は、送信側端末が、自己の画
像処理能力と、受信側端末の画像処理能力を示すデータ
とに基づいて、シーケンシャル方式又はプログレッシブ
方式の何れかの静止画像符号化方式を選択し、受信側端
末が、送信側端末の選択に応じた処理を実行する静止画
像通信方法及び静止画像通信システムとしており、送信
側端末と受信側端末の画像処理能力が異なる場合に、双
方の画像処理能力に応じて最適な静止画像符号化方式を
選択することができる。
像処理能力と、受信側端末の画像処理能力を示すデータ
とに基づいて、シーケンシャル方式又はプログレッシブ
方式の何れかの静止画像符号化方式を選択し、受信側端
末が、送信側端末の選択に応じた処理を実行する静止画
像通信方法及び静止画像通信システムとしており、送信
側端末と受信側端末の画像処理能力が異なる場合に、双
方の画像処理能力に応じて最適な静止画像符号化方式を
選択することができる。
【0020】また、本発明は、送信側端末が、自己の画
像処理能力を示すデータと受信側端末の画像処理能力を
示すデータとに基づいて、受信側端末での出力画像に合
わせて画像データを間引く解像度変換若しくは受信側端
末での出力画像に合わせて縦横比を変換するクリッピン
グ処理を送信側端末で行うか又は受信側端末で行うかを
選択し、更に受信側端末で行う場合には静止画像符号化
方式としてシーケンシャル方式又はプログレッシブ方式
を選択し、受信側端末が、送信側端末の選択に応じた処
理を実行する静止画像通信方法及び静止画像通信システ
ムとしており、送信側端末と受信側端末の画像処理能力
が異なる場合に、双方の画像処理能力に応じて最適な送
受信方法及び静止画像符号化方式を選択することができ
る。
像処理能力を示すデータと受信側端末の画像処理能力を
示すデータとに基づいて、受信側端末での出力画像に合
わせて画像データを間引く解像度変換若しくは受信側端
末での出力画像に合わせて縦横比を変換するクリッピン
グ処理を送信側端末で行うか又は受信側端末で行うかを
選択し、更に受信側端末で行う場合には静止画像符号化
方式としてシーケンシャル方式又はプログレッシブ方式
を選択し、受信側端末が、送信側端末の選択に応じた処
理を実行する静止画像通信方法及び静止画像通信システ
ムとしており、送信側端末と受信側端末の画像処理能力
が異なる場合に、双方の画像処理能力に応じて最適な送
受信方法及び静止画像符号化方式を選択することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0022】本発明に係る静止画像通信方法及び静止画
像通信システムの上位概念について説明する。本発明に
係る静止画像通信方法及び静止画像通信システムは、画
像データ通信に先だって、送信側端末が一旦符号化した
画像データを復号化して、受信側端末の画像処理能力に
応じた解像度変換又はクリッピング処理を行った後、再
び符号化した符号化データを受信側端末に送信し、受信
側端末が、受信した符号化データを解像度変換すること
なく復号化して画像出力するようにしており、受信側端
末の画像処理能力にとって必要十分なデータ量の送受信
ですみ、送信データ量を削減し、受信側端末の受信メモ
リを縮小することができるものである。
像通信システムの上位概念について説明する。本発明に
係る静止画像通信方法及び静止画像通信システムは、画
像データ通信に先だって、送信側端末が一旦符号化した
画像データを復号化して、受信側端末の画像処理能力に
応じた解像度変換又はクリッピング処理を行った後、再
び符号化した符号化データを受信側端末に送信し、受信
側端末が、受信した符号化データを解像度変換すること
なく復号化して画像出力するようにしており、受信側端
末の画像処理能力にとって必要十分なデータ量の送受信
ですみ、送信データ量を削減し、受信側端末の受信メモ
リを縮小することができるものである。
【0023】次に、本発明に係る静止画像通信システム
について機能構成手段を用いた中位概念を説明する。本
発明に係る静止画像通信システムは、画像を入力する画
像入力手段と、画像を符号化する第1の画像符号化手段
と、符号化されたデータを復号化する画像復号化手段
と、送信側端末の画像処理能力と受信側端末の画像処理
能力とに基づいて受信側端末にて出力される画像に合わ
せて解像度変換を行う解像度変換手段と、解像度変換さ
れたデータを符号化する第2の画像符号化手段と、デー
タを送受信するデータ通信手段とから成る送信側端末
と、データを送受信するデータ通信手段と、受信した符
号化データを蓄積するデータ記憶手段と、記憶された符
号化データを復号化する復号化手段と、画像を出力する
画像出力手段とから成る受信側端末とを備えており、送
信側端末において受信側端末の画像処理能力に応じた解
像度変換を行ってから画像データを送信するので、受信
側端末の画像処理能力にとって必要十分なデータ量の送
受信ですみ、送信データ量を削減し、受信側端末の受信
メモリを縮小することができるものである。
について機能構成手段を用いた中位概念を説明する。本
発明に係る静止画像通信システムは、画像を入力する画
像入力手段と、画像を符号化する第1の画像符号化手段
と、符号化されたデータを復号化する画像復号化手段
と、送信側端末の画像処理能力と受信側端末の画像処理
能力とに基づいて受信側端末にて出力される画像に合わ
せて解像度変換を行う解像度変換手段と、解像度変換さ
れたデータを符号化する第2の画像符号化手段と、デー
タを送受信するデータ通信手段とから成る送信側端末
と、データを送受信するデータ通信手段と、受信した符
号化データを蓄積するデータ記憶手段と、記憶された符
号化データを復号化する復号化手段と、画像を出力する
画像出力手段とから成る受信側端末とを備えており、送
信側端末において受信側端末の画像処理能力に応じた解
像度変換を行ってから画像データを送信するので、受信
側端末の画像処理能力にとって必要十分なデータ量の送
受信ですみ、送信データ量を削減し、受信側端末の受信
メモリを縮小することができるものである。
【0024】次に、本発明の実施の形態に係る静止画像
通信システム(本システム)について説明する。図1
は、本発明の実施の形態に係る静止画像システム(本シ
ステム)の送信側端末の構成ブロック図であり、図2
は、本システムの受信側端末の構成ブロック図である。
本システムは、後述する本発明の第1〜第5の実施の形
態に係る静止画像通信方法を実現する静止画像通信シス
テムの一例であり、図1に示した送信側端末と図2に示
した受信側端末とから構成されている。
通信システム(本システム)について説明する。図1
は、本発明の実施の形態に係る静止画像システム(本シ
ステム)の送信側端末の構成ブロック図であり、図2
は、本システムの受信側端末の構成ブロック図である。
本システムは、後述する本発明の第1〜第5の実施の形
態に係る静止画像通信方法を実現する静止画像通信シス
テムの一例であり、図1に示した送信側端末と図2に示
した受信側端末とから構成されている。
【0025】図1に示すように、本システムの送信側端
末は、画像を入力する画像入力部11と、画像データの
符号化/復号化を行う画像データ符号化/復号化部12
と、符号化データ又は送信データを蓄積する符号化デー
タ/送信データ用メモリ13と、制御部10からの指示
に従って解像度変換又はクリッピング処理を行う解像度
変換/クリッピング処理部14と、データ通信の制御を
行う通信制御部15と、端末装置全体の処理及び制御を
行う制御部(CPU)10とから構成されている。
末は、画像を入力する画像入力部11と、画像データの
符号化/復号化を行う画像データ符号化/復号化部12
と、符号化データ又は送信データを蓄積する符号化デー
タ/送信データ用メモリ13と、制御部10からの指示
に従って解像度変換又はクリッピング処理を行う解像度
変換/クリッピング処理部14と、データ通信の制御を
行う通信制御部15と、端末装置全体の処理及び制御を
行う制御部(CPU)10とから構成されている。
【0026】また、図2に示すように、本システムの受
信側端末は、画像を出力する画像出力部21と、画像デ
ータの符号化/復号化を行う画像データ符号化/復号化
部22と、符号化データ又は受信データを蓄積する符号
化データ/受信データ用メモリ23と、制御部20から
の指示に従って解像度変換又はクリッピング処理を行う
解像度変換/クリッピング処理部24と、データ通信を
行う通信制御部25と、端末装置全体の処理及び制御を
行う制御部(CPU)20とから構成されている。
信側端末は、画像を出力する画像出力部21と、画像デ
ータの符号化/復号化を行う画像データ符号化/復号化
部22と、符号化データ又は受信データを蓄積する符号
化データ/受信データ用メモリ23と、制御部20から
の指示に従って解像度変換又はクリッピング処理を行う
解像度変換/クリッピング処理部24と、データ通信を
行う通信制御部25と、端末装置全体の処理及び制御を
行う制御部(CPU)20とから構成されている。
【0027】本システムの特徴部分について具体的に説
明する。本システムでは、図1に示した送信側端末に解
像度変換/クリッピング処理部14が設けられている点
が特徴となっている。解像度変換/クリッピング処理部
14は、従来の静止画像通信システムにおける受信側端
末の解像度変換部と同様の処理を行うものであるが、本
システムでは、受信側端末の画像処理能力に応じた解像
度変換又はクリッピング処理を送信側端末で行うことを
可能とするものである。
明する。本システムでは、図1に示した送信側端末に解
像度変換/クリッピング処理部14が設けられている点
が特徴となっている。解像度変換/クリッピング処理部
14は、従来の静止画像通信システムにおける受信側端
末の解像度変換部と同様の処理を行うものであるが、本
システムでは、受信側端末の画像処理能力に応じた解像
度変換又はクリッピング処理を送信側端末で行うことを
可能とするものである。
【0028】また、図1に示した送信側端末と図2に示
した受信側端末とを一体の送受信端末として形成しても
構わない。
した受信側端末とを一体の送受信端末として形成しても
構わない。
【0029】次に図1及び図2に示した静止画像通信シ
ステムにおいて実現される静止画像通信方法について説
明する。まず、本発明の第1の実施の形態に係る静止画
像通信方法(第1の通信方法)について説明する。第1
の通信方法では、画像データ送信に先だって、送信側端
末及び受信側端末が互いに画像処理能力のデータを送受
信して、受信した相手方の画像処理能力のデータを記憶
しておく。そして、画像データを送信する前に、送信側
端末において互いの画像処理能力を参照して、受信側端
末における出力画像に合わせた解像度変換又はクリッピ
ング処理を行ってから、画像データの送信を行うように
しており、受信側端末にとって必要十分なデータ量の送
受信ですみ、送信データ量を削減でき、受信側端末にお
ける受信データメモリの容量を縮小できるものである。
ステムにおいて実現される静止画像通信方法について説
明する。まず、本発明の第1の実施の形態に係る静止画
像通信方法(第1の通信方法)について説明する。第1
の通信方法では、画像データ送信に先だって、送信側端
末及び受信側端末が互いに画像処理能力のデータを送受
信して、受信した相手方の画像処理能力のデータを記憶
しておく。そして、画像データを送信する前に、送信側
端末において互いの画像処理能力を参照して、受信側端
末における出力画像に合わせた解像度変換又はクリッピ
ング処理を行ってから、画像データの送信を行うように
しており、受信側端末にとって必要十分なデータ量の送
受信ですみ、送信データ量を削減でき、受信側端末にお
ける受信データメモリの容量を縮小できるものである。
【0030】尚、第1の通信方法は、図1に示した送信
側端末と図2に示した受信側端末とで構成される静止画
像通信システムにて実現されるものであり、送信側端末
と受信側端末の構成を一体に形成した装置から成るシス
テムであっても構わない。また、第1の方法を実現する
第1の静止画像通信システムとしては、受信側端末に解
像度変換/クリッピング処理部24を備えていなくても
よい。
側端末と図2に示した受信側端末とで構成される静止画
像通信システムにて実現されるものであり、送信側端末
と受信側端末の構成を一体に形成した装置から成るシス
テムであっても構わない。また、第1の方法を実現する
第1の静止画像通信システムとしては、受信側端末に解
像度変換/クリッピング処理部24を備えていなくても
よい。
【0031】第1の通信方法について図3を用いて説明
する。図3は、第1の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。まず、第1の通信方法の特徴として、画像データ
の通信に先だって送信側端末から受信側端末に送信側端
末の画像処理能力のデータを送信し(b)、それに応答
して受信側端末から送信側端末に対して受信側端末の画
像処理能力のデータが送信される(a)ようになってい
る。そして、受信した画像処理能力のデータを双方の端
末の制御部10又は制御部20にて記憶しておく。
する。図3は、第1の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。まず、第1の通信方法の特徴として、画像データ
の通信に先だって送信側端末から受信側端末に送信側端
末の画像処理能力のデータを送信し(b)、それに応答
して受信側端末から送信側端末に対して受信側端末の画
像処理能力のデータが送信される(a)ようになってい
る。そして、受信した画像処理能力のデータを双方の端
末の制御部10又は制御部20にて記憶しておく。
【0032】そして、送信側端末の画像入力部31が1
画面分の原画像を取り込み、画像符号化部32aが入力
画像データを符号化し、1画面分の符号化データはデー
タ用メモリ33に蓄積される。
画面分の原画像を取り込み、画像符号化部32aが入力
画像データを符号化し、1画面分の符号化データはデー
タ用メモリ33に蓄積される。
【0033】そして、第1の通信方法の特徴として、デ
ータ用メモリ33に蓄積された符号化データを一旦画像
復号化部32bにて復号化し、解像度変換部34にて解
像度変換又はクリッピング処理を行う。具体的には、送
信側端末の制御部10が、予め記憶されている自己の画
像処理能力のデータと、(a)にて受信して記憶してお
いた受信側端末の画像処理能力のデータとに基づいて、
受信側端末における最適な解像度/階調を求め、当該解
像度/階調に合わせて解像度変換を行うよう、解像度変
換部34に指示を出力する。そして、解像度変換部34
は、制御部10からの指示に従って解像度変換を行うよ
うになっている。
ータ用メモリ33に蓄積された符号化データを一旦画像
復号化部32bにて復号化し、解像度変換部34にて解
像度変換又はクリッピング処理を行う。具体的には、送
信側端末の制御部10が、予め記憶されている自己の画
像処理能力のデータと、(a)にて受信して記憶してお
いた受信側端末の画像処理能力のデータとに基づいて、
受信側端末における最適な解像度/階調を求め、当該解
像度/階調に合わせて解像度変換を行うよう、解像度変
換部34に指示を出力する。そして、解像度変換部34
は、制御部10からの指示に従って解像度変換を行うよ
うになっている。
【0034】また、制御部10が、自己の画像処理能力
のデータと、受信側端末の画像処理能力のデータとに基
づいて、画面の縦横比を比較し、異なる場合には、受信
側端末における画面の縦横比に合わせてクリッピング処
理を行うよう、解像度変換部34に指示を出力し、解像
度変換部送信機34にてクリッピング処理が行われるよ
うになっている。
のデータと、受信側端末の画像処理能力のデータとに基
づいて、画面の縦横比を比較し、異なる場合には、受信
側端末における画面の縦横比に合わせてクリッピング処
理を行うよう、解像度変換部34に指示を出力し、解像
度変換部送信機34にてクリッピング処理が行われるよ
うになっている。
【0035】例えば、受信側端末が送信側端末に比べて
低解像度のものであれば、送信側端末の解像度変換部3
4において受信側端末の解像度に合わせてデータを間引
きする等の解像度変換が行われ、その結果、受信側端末
に送信するデータは大幅に削減されることになる。同様
に、入力画像の縦横比と受信側端末の画面との縦横比と
が異なる場合には、入力画像の一部を削除して受信側端
末の画面の縦横比に合わせるクリッピング処理が行わ
れ、この場合にも送信データ量は削減されるものであ
る。
低解像度のものであれば、送信側端末の解像度変換部3
4において受信側端末の解像度に合わせてデータを間引
きする等の解像度変換が行われ、その結果、受信側端末
に送信するデータは大幅に削減されることになる。同様
に、入力画像の縦横比と受信側端末の画面との縦横比と
が異なる場合には、入力画像の一部を削除して受信側端
末の画面の縦横比に合わせるクリッピング処理が行わ
れ、この場合にも送信データ量は削減されるものであ
る。
【0036】尚、説明を簡単にするために、以下の説明
においては解像度変換のみについて説明するが、解像度
変換又はクリッピング処理の内、より適切な方法が選択
されて実施されるものである。
においては解像度変換のみについて説明するが、解像度
変換又はクリッピング処理の内、より適切な方法が選択
されて実施されるものである。
【0037】そして、送信側端末の解像度変換部34に
て解像度変換されたデータは、画像符号化部32cにお
いて再度符号化され、符号化データは、データ通信部3
5から受信側端末に対して送信される(c)。
て解像度変換されたデータは、画像符号化部32cにお
いて再度符号化され、符号化データは、データ通信部3
5から受信側端末に対して送信される(c)。
【0038】そして、受信側端末のデータ通信部45が
送信された画像データを受信すると、受信データはデー
タ用メモリ43に蓄積され、画像復号化部42にて復号
化されて、画像出力部41にて復号画像が出力される。
このようにして、第1の実施の形態に係る静止画像通信
方法が行われるものである。
送信された画像データを受信すると、受信データはデー
タ用メモリ43に蓄積され、画像復号化部42にて復号
化されて、画像出力部41にて復号画像が出力される。
このようにして、第1の実施の形態に係る静止画像通信
方法が行われるものである。
【0039】尚、図3の送信側端末30における画像符
号化部32a、画像復号化部32b、画像符号化部32
cは、図1の画像符号化/復号化部12に対応してお
り、解像度変換部34は図1の解像度変換/クリッピン
グ処理部14に、図3のデータ通信部35は図1の通信
制御部15にそれぞれ対応している。また、図3の受信
側端末40におけるデータ通信部45は図2における通
信制御部25に、図3のデータ用メモリ43は、図2の
符号化データ/受信データ用メモリ23にそれぞれ対応
している。
号化部32a、画像復号化部32b、画像符号化部32
cは、図1の画像符号化/復号化部12に対応してお
り、解像度変換部34は図1の解像度変換/クリッピン
グ処理部14に、図3のデータ通信部35は図1の通信
制御部15にそれぞれ対応している。また、図3の受信
側端末40におけるデータ通信部45は図2における通
信制御部25に、図3のデータ用メモリ43は、図2の
符号化データ/受信データ用メモリ23にそれぞれ対応
している。
【0040】次に、第1の通信方法の送受信シーケンス
について図4を用いて具体的に説明する。図4は、本発
明の第1の実施の形態に係る静止画像通信方法(第1の
通信方法)の送受信シーケンス図である。まず、送信側
端末において送信要求が入力されると、網を介して送信
側端末と受信側端末とを接続するための端末間データリ
ンク接続処理が行われる。
について図4を用いて具体的に説明する。図4は、本発
明の第1の実施の形態に係る静止画像通信方法(第1の
通信方法)の送受信シーケンス図である。まず、送信側
端末において送信要求が入力されると、網を介して送信
側端末と受信側端末とを接続するための端末間データリ
ンク接続処理が行われる。
【0041】そして、送信側端末と受信側端末とが接続
されると、送信側端末が受信側端末に対して画像データ
送信設定要求を送信する。画像データ送信設定要求は本
システムの特徴であり、送信側端末から受信側端末に対
して自己の画像処理能力を示すデータを送信するもので
ある。画像処理能力を示すデータとしては、解像度/階
調、画像符号化方式、データ圧縮率等があり、予め不揮
発性メモリ(図示せず)等に記憶されているものであ
る。
されると、送信側端末が受信側端末に対して画像データ
送信設定要求を送信する。画像データ送信設定要求は本
システムの特徴であり、送信側端末から受信側端末に対
して自己の画像処理能力を示すデータを送信するもので
ある。画像処理能力を示すデータとしては、解像度/階
調、画像符号化方式、データ圧縮率等があり、予め不揮
発性メモリ(図示せず)等に記憶されているものであ
る。
【0042】そして、受信側端末が画像データ送信設定
要求を受信すると、受信側端末は、受信したデータを制
御部20内部のワークメモリに蓄積しておき、画像デー
タ送信設定応答を送信する。画像データ送信設定応答
は、受信側端末の画像処理能力を示すデータを含むもの
であり、画像データ送信設定要求と同様のデータを含ん
でいる。受信側端末においても、自己の画像処理能力の
データは予め不揮発性メモリ等に記憶されているもので
ある。
要求を受信すると、受信側端末は、受信したデータを制
御部20内部のワークメモリに蓄積しておき、画像デー
タ送信設定応答を送信する。画像データ送信設定応答
は、受信側端末の画像処理能力を示すデータを含むもの
であり、画像データ送信設定要求と同様のデータを含ん
でいる。受信側端末においても、自己の画像処理能力の
データは予め不揮発性メモリ等に記憶されているもので
ある。
【0043】そして、送信側端末が画像データ送信設定
応答を受信すると、受信したデータを制御部10内のワ
ークメモリに蓄積し、シーケンスAに移行する。シーケ
ンスAでは、まず、送信側端末が、入力された原画像を
符号化して、データ用メモリ33に蓄積しておき、送信
側端末からこれから送信しようとする画像データの符号
化情報を画像データ送信要求として送信する。画像デー
タ送信要求は、送信画像の解像度/階調、搭載する静止
画像符号化方式、データ圧縮率、制御パラメータ等の情
報を含むものである。
応答を受信すると、受信したデータを制御部10内のワ
ークメモリに蓄積し、シーケンスAに移行する。シーケ
ンスAでは、まず、送信側端末が、入力された原画像を
符号化して、データ用メモリ33に蓄積しておき、送信
側端末からこれから送信しようとする画像データの符号
化情報を画像データ送信要求として送信する。画像デー
タ送信要求は、送信画像の解像度/階調、搭載する静止
画像符号化方式、データ圧縮率、制御パラメータ等の情
報を含むものである。
【0044】そして、送信側端末は、受信側端末からの
画像データ送信応答を受信すると、データ用メモリ33
に記憶しておいた符号化データを復号化する符号化デー
タ復号化処理を行い、制御部10にて自己の画像処理能
力のデータと受信側端末の画像処理能力のデータとを参
照して、互いの画像処理能力に応じて受信側端末におけ
る最適な解像度/階調、縦横比を求め、当該解像度/階
調、縦横比となるよう解像度変換又はクリッピング処理
を行い、再度符号化する画像データ再符号化処理を行
い、符号化された画像データを送信する。
画像データ送信応答を受信すると、データ用メモリ33
に記憶しておいた符号化データを復号化する符号化デー
タ復号化処理を行い、制御部10にて自己の画像処理能
力のデータと受信側端末の画像処理能力のデータとを参
照して、互いの画像処理能力に応じて受信側端末におけ
る最適な解像度/階調、縦横比を求め、当該解像度/階
調、縦横比となるよう解像度変換又はクリッピング処理
を行い、再度符号化する画像データ再符号化処理を行
い、符号化された画像データを送信する。
【0045】そして、画像データの送信が終了すると、
送信側端末が、画像データ送信終了通知を送信してシー
ケンスAが終了する。受信側端末では、図3に示した機
能ブロック図に従って受信データを復号化して画像を出
力するようになっている。
送信側端末が、画像データ送信終了通知を送信してシー
ケンスAが終了する。受信側端末では、図3に示した機
能ブロック図に従って受信データを復号化して画像を出
力するようになっている。
【0046】本発明の第1の実施の形態に係る静止画像
通信方法及び静止画像通信システムによれば、送信側端
末が、入力画像データを符号化した後一旦復号化して、
送信側端末の画像処理能力と受信側端末の画像処理能力
とに基づいて、受信側端末における出力画像の解像度/
階調を求め、当該解像度/階調に合わせて解像度変換又
はクリッピング処理を行ってから再度符号化して送信
し、受信側端末が、解像度変換を行わずに画像出力する
静止画像通信方法及び静止画像通信システムとしている
ので、受信側端末の画像処理能力に見合った量のデータ
だけを送受信することができ、送信データ量を削減して
送信時間の短縮にも繋がり、効率的な画像通信ができる
と共に受信側端末の受信メモリの容量を縮小できる効果
がある。
通信方法及び静止画像通信システムによれば、送信側端
末が、入力画像データを符号化した後一旦復号化して、
送信側端末の画像処理能力と受信側端末の画像処理能力
とに基づいて、受信側端末における出力画像の解像度/
階調を求め、当該解像度/階調に合わせて解像度変換又
はクリッピング処理を行ってから再度符号化して送信
し、受信側端末が、解像度変換を行わずに画像出力する
静止画像通信方法及び静止画像通信システムとしている
ので、受信側端末の画像処理能力に見合った量のデータ
だけを送受信することができ、送信データ量を削減して
送信時間の短縮にも繋がり、効率的な画像通信ができる
と共に受信側端末の受信メモリの容量を縮小できる効果
がある。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態に係る静
止画像通信方法(第2の通信方法)について説明する。
第2の通信方法は、従来のシーケンシャル方式に対応す
るものであり、送信側端末が1つ又は複数の最小符号化
単位から成る符号化データブロックを送信し、受信側端
末が受信した符号化データブロックを逐次復号化して解
像度変換して受信データメモリに蓄積する、という一連
の動作を1画面分繰り返して送受信するようにしてお
り、受信側端末の受信データメモリに蓄積されるデータ
を解像度変換されたデータとすることにより、受信デー
タメモリの容量を縮小できるものである。
止画像通信方法(第2の通信方法)について説明する。
第2の通信方法は、従来のシーケンシャル方式に対応す
るものであり、送信側端末が1つ又は複数の最小符号化
単位から成る符号化データブロックを送信し、受信側端
末が受信した符号化データブロックを逐次復号化して解
像度変換して受信データメモリに蓄積する、という一連
の動作を1画面分繰り返して送受信するようにしてお
り、受信側端末の受信データメモリに蓄積されるデータ
を解像度変換されたデータとすることにより、受信デー
タメモリの容量を縮小できるものである。
【0048】尚、第2の通信方法は、図1及び図2に示
した静止画像通信システムにおいて実現されるものであ
るが、送信側端末における解像度変換/クリッピング処
理部24は無くても構わない。
した静止画像通信システムにおいて実現されるものであ
るが、送信側端末における解像度変換/クリッピング処
理部24は無くても構わない。
【0049】第2の通信方法について図5を用いて説明
する。図5は、第2の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。図5に示すように、第2の通信方法では、送信側
端末の画像入力部31が1画面分の原画像を取り込み、
画像符号化部32aが入力画像データを符号化し、1画
面分の符号化データはデータ用メモリ33に蓄積され
る。
する。図5は、第2の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。図5に示すように、第2の通信方法では、送信側
端末の画像入力部31が1画面分の原画像を取り込み、
画像符号化部32aが入力画像データを符号化し、1画
面分の符号化データはデータ用メモリ33に蓄積され
る。
【0050】そして、第2の通信方法の特徴として、デ
ータ用メモリ33に蓄積された符号化データは、制御部
10によって1つ又は複数の最小符号化単位から成る符
号化データブロックとして取り出され、データ通信部3
5から受信側端末へ送信データとして送信される。
ータ用メモリ33に蓄積された符号化データは、制御部
10によって1つ又は複数の最小符号化単位から成る符
号化データブロックとして取り出され、データ通信部3
5から受信側端末へ送信データとして送信される。
【0051】そして、受信側端末において、データ通信
部45で受信した1つ又は複数の最小符号化単位から成
る符号化データブロックは、画像復号化部42cにて一
旦復号化され、解像度変換部44にて受信側端末の画像
処理能力に応じて解像度変換される。
部45で受信した1つ又は複数の最小符号化単位から成
る符号化データブロックは、画像復号化部42cにて一
旦復号化され、解像度変換部44にて受信側端末の画像
処理能力に応じて解像度変換される。
【0052】解像度変換された画像データは、画像符号
化部42bで再符号化され、データ用メモリ43に蓄積
される。第2の通信方法では、データ用メモリ43に蓄
積されるデータは解像度変換されたデータであるため、
受信側端末の解像度に応じたデータ量となっており、デ
ータ用メモリ43の容量は従来に比べて縮小できるもの
である。そして、受信側端末は、1つの符号化データブ
ロックの受信・蓄積が完了すると、送信側端末に対して
次のデータを送信するよう指示を送出する。
化部42bで再符号化され、データ用メモリ43に蓄積
される。第2の通信方法では、データ用メモリ43に蓄
積されるデータは解像度変換されたデータであるため、
受信側端末の解像度に応じたデータ量となっており、デ
ータ用メモリ43の容量は従来に比べて縮小できるもの
である。そして、受信側端末は、1つの符号化データブ
ロックの受信・蓄積が完了すると、送信側端末に対して
次のデータを送信するよう指示を送出する。
【0053】そして、送信側端末における符号化データ
ブロックの送信から受信側端末における再符号化、デー
タ用メモリ43への蓄積までの処理を繰り返すことによ
って1画面分の画像データを送受信し、受信側端末のデ
ータ用メモリ43に1画面分のデータが蓄積されると、
画像復号化部42aに出力されて復号化され、画像出力
されるものである。
ブロックの送信から受信側端末における再符号化、デー
タ用メモリ43への蓄積までの処理を繰り返すことによ
って1画面分の画像データを送受信し、受信側端末のデ
ータ用メモリ43に1画面分のデータが蓄積されると、
画像復号化部42aに出力されて復号化され、画像出力
されるものである。
【0054】尚、図5の送信側端末におけるデータ通信
部35は図1における通信制御部15に、図5のデータ
用メモリ33は、図1の符号化データ/送信データ用メ
モリ13にそれぞれ対応している。また、請求項10に
記載した受信側端末における第1の復号化手段は、図5
の画像復号化部42cに対応し、第2の復号化手段は図
5の画像復号化部43aに対応しており、更に、図5の
受信側端末における画像復号化部42a、画像符号化部
42b、画像復号化部42cは、図2の画像符号化/復
号化部22に対応している。また、解像度変換部44は
図2の解像度変換/クリッピング処理部24に、データ
通信部45は図2の通信制御部25にそれぞれ対応して
いる。
部35は図1における通信制御部15に、図5のデータ
用メモリ33は、図1の符号化データ/送信データ用メ
モリ13にそれぞれ対応している。また、請求項10に
記載した受信側端末における第1の復号化手段は、図5
の画像復号化部42cに対応し、第2の復号化手段は図
5の画像復号化部43aに対応しており、更に、図5の
受信側端末における画像復号化部42a、画像符号化部
42b、画像復号化部42cは、図2の画像符号化/復
号化部22に対応している。また、解像度変換部44は
図2の解像度変換/クリッピング処理部24に、データ
通信部45は図2の通信制御部25にそれぞれ対応して
いる。
【0055】次に、第2の通信方法の送受信シーケンス
について図6を用いて具体的に説明する。図6は、本発
明の第2の実施の形態に係る静止画像通信方法(第2の
通信方法)の送受信シーケンス図である。第2の通信方
法では、送信側端末から送信要求が入力されると、図4
に示した第1の方法と同様に、端末間データリンク接続
処理を行って端末間を接続し、シーケンスBに移行す
る。
について図6を用いて具体的に説明する。図6は、本発
明の第2の実施の形態に係る静止画像通信方法(第2の
通信方法)の送受信シーケンス図である。第2の通信方
法では、送信側端末から送信要求が入力されると、図4
に示した第1の方法と同様に、端末間データリンク接続
処理を行って端末間を接続し、シーケンスBに移行す
る。
【0056】シーケンスBでは、シーケンスAと同様に
送信側端末から送信しようとする画像データの符号化情
報を画像データ送信要求として送信し、受信側端末から
画像データ送信応答が返信されると、送信側端末の制御
部は、データ用メモリに記憶しておいた1画面分の符号
化データから、予め設定されている1つ又は複数の最小
符号化単位から成る符号化データブロックを切り出し
て、該符号化データブロックを送信する。
送信側端末から送信しようとする画像データの符号化情
報を画像データ送信要求として送信し、受信側端末から
画像データ送信応答が返信されると、送信側端末の制御
部は、データ用メモリに記憶しておいた1画面分の符号
化データから、予め設定されている1つ又は複数の最小
符号化単位から成る符号化データブロックを切り出し
て、該符号化データブロックを送信する。
【0057】そして、受信側端末が、符号化データブロ
ックを受信すると、該受信した符号化データブロックを
復号化し、更に解像度変換又はクリッピング処理を行っ
て、データ用メモリ33に蓄積し、送信側端末に対して
次の符号化データブロックの送信を促す画像データ送信
応答を送信する。
ックを受信すると、該受信した符号化データブロックを
復号化し、更に解像度変換又はクリッピング処理を行っ
て、データ用メモリ33に蓄積し、送信側端末に対して
次の符号化データブロックの送信を促す画像データ送信
応答を送信する。
【0058】送信側端末は、画像データ送信応答を受信
すると、制御部10がデータ用メモリ33から次の符号
化データブロックを切り出して送信する。そして、送信
側端末における符号化データの切り出し及び送信から、
受信側端末におけるデータ用メモリ33への符号化デー
タ蓄積までの一連の処理を1画面分の画像データについ
て終了するまで繰り返す。送信側端末から1画面分の画
像データを送信し終わった場合には、受信側端末からの
画像データ送信応答に対して送信側端末から画像データ
送信終了通知が送信され、シーケンスBが終了する。
すると、制御部10がデータ用メモリ33から次の符号
化データブロックを切り出して送信する。そして、送信
側端末における符号化データの切り出し及び送信から、
受信側端末におけるデータ用メモリ33への符号化デー
タ蓄積までの一連の処理を1画面分の画像データについ
て終了するまで繰り返す。送信側端末から1画面分の画
像データを送信し終わった場合には、受信側端末からの
画像データ送信応答に対して送信側端末から画像データ
送信終了通知が送信され、シーケンスBが終了する。
【0059】本発明の第2の実施の形態に係る静止画像
通信方法によれば、送信側端末が、画像データを1つ又
は複数の最小符号化単位から成る符号化データブロック
として切り出して送信し、受信側端末が、受信した符号
化データブロックを復号化して、解像度変換又はクリッ
ピング処理を行い、再度符号化してデータ用メモリに蓄
積するという一連の処理を繰り返して1画面分の画像デ
ータを送受信するようにしているので、受信側端末のデ
ータ用メモリ43に蓄積されるデータは、解像度変換さ
れたデータとなり、受信用メモリ43に蓄積されるデー
タ量は送信データ量よりも少なくてすみ、受信用メモリ
43の容量を縮小することができる効果がある。
通信方法によれば、送信側端末が、画像データを1つ又
は複数の最小符号化単位から成る符号化データブロック
として切り出して送信し、受信側端末が、受信した符号
化データブロックを復号化して、解像度変換又はクリッ
ピング処理を行い、再度符号化してデータ用メモリに蓄
積するという一連の処理を繰り返して1画面分の画像デ
ータを送受信するようにしているので、受信側端末のデ
ータ用メモリ43に蓄積されるデータは、解像度変換さ
れたデータとなり、受信用メモリ43に蓄積されるデー
タ量は送信データ量よりも少なくてすみ、受信用メモリ
43の容量を縮小することができる効果がある。
【0060】次に、本発明の第3の実施の形態に係る静
止画像通信方法(第3の通信方法)について説明する。
第3の通信方法は、従来のプログレッシブ方式に対応す
るものであり、送信側端末からは従来のプログレッシブ
方式で1バンドずつデータを送信し、受信側端末が受信
した符号化データを復号化して受信データ用メモリに蓄
積していき、自己の画像処理能力にとって十分な解像度
のデータが得られた場合に、送信側端末に対して送信終
了を指示するようにしており、送信データ量を削減し、
受信データメモリの容量を縮小することができるもので
ある。
止画像通信方法(第3の通信方法)について説明する。
第3の通信方法は、従来のプログレッシブ方式に対応す
るものであり、送信側端末からは従来のプログレッシブ
方式で1バンドずつデータを送信し、受信側端末が受信
した符号化データを復号化して受信データ用メモリに蓄
積していき、自己の画像処理能力にとって十分な解像度
のデータが得られた場合に、送信側端末に対して送信終
了を指示するようにしており、送信データ量を削減し、
受信データメモリの容量を縮小することができるもので
ある。
【0061】尚、第3の通信方法は、図1及び図2に示
した静止画像通信システムにおいて実現されるものであ
るが、送信側端末における解像度変換/クリッピング処
理部14及び受信側端末における解像度変換/クリッピ
ング処理部24を備えていない静止画像通信システムで
あっても構わない。また、請求項11に記載した判定手
段は、図2の制御部20の処理に含まれる機能である。
した静止画像通信システムにおいて実現されるものであ
るが、送信側端末における解像度変換/クリッピング処
理部14及び受信側端末における解像度変換/クリッピ
ング処理部24を備えていない静止画像通信システムで
あっても構わない。また、請求項11に記載した判定手
段は、図2の制御部20の処理に含まれる機能である。
【0062】第3の通信方法について図7を用いて説明
する。図7は、第3の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。図7に示すように、第3の通信方法では、従来の
プログレッシブ方式の通信方法と同様に、送信側端末の
画像入力部31が原画像を取り込み、画像符号化部32
がプログレッシブ方式で符号化し、符号化データをデー
タ用メモリ33に蓄積する。そして、蓄積された符号化
データを1バンドずつデータ通信部35から順次送信す
る。
する。図7は、第3の通信方法を示す機能ブロック図で
ある。図7に示すように、第3の通信方法では、従来の
プログレッシブ方式の通信方法と同様に、送信側端末の
画像入力部31が原画像を取り込み、画像符号化部32
がプログレッシブ方式で符号化し、符号化データをデー
タ用メモリ33に蓄積する。そして、蓄積された符号化
データを1バンドずつデータ通信部35から順次送信す
る。
【0063】受信側端末は、符号化データを1バンドず
つ受信してデータ用メモリ43に蓄積し、画像復号化部
42が、プログレッシブ方式の符号化方式に対応した復
号化方式で符号化データを復号化して、画像出力部41
に出力する。プログレッシブ方式の場合、始めは低解像
度の画像が出力されるが、受信データ量が増えるにつ
れ、出力画像の解像度が向上していく。
つ受信してデータ用メモリ43に蓄積し、画像復号化部
42が、プログレッシブ方式の符号化方式に対応した復
号化方式で符号化データを復号化して、画像出力部41
に出力する。プログレッシブ方式の場合、始めは低解像
度の画像が出力されるが、受信データ量が増えるにつ
れ、出力画像の解像度が向上していく。
【0064】そして、受信側端末の制御部20が、出力
画像の解像度が自己の画像処理能力にとって必要十分で
ある、つまりこれ以上のデータを受信しても画質が向上
しないと判断した場合に、データ通信部45に対して送
信終了要求を出力する。具体的には、制御部20は、画
像出力部41の表示メモリ(図示せず)に記憶された表
示データに基づいて所望の解像度が得られたか否かを判
断するようになっている。
画像の解像度が自己の画像処理能力にとって必要十分で
ある、つまりこれ以上のデータを受信しても画質が向上
しないと判断した場合に、データ通信部45に対して送
信終了要求を出力する。具体的には、制御部20は、画
像出力部41の表示メモリ(図示せず)に記憶された表
示データに基づいて所望の解像度が得られたか否かを判
断するようになっている。
【0065】そして、データ通信部45が、制御部20
からの送信終了要求を受けると、送信側端末に対して画
像データ終了要求を出力するようになっている。
からの送信終了要求を受けると、送信側端末に対して画
像データ終了要求を出力するようになっている。
【0066】次に、第3の通信方法の送受信シーケンス
について図8を用いて説明する。図8は、本発明の第3
の実施の形態に係る静止画像通信方法(第3の通信方
法)の送受信シーケンス図である。図8に示すように、
第3の通信方法では、送信側端末から送信要求が入力さ
れると、図6に示した第2の通信方法と同様に、端末間
データリンク接続処理を行って端末間を接続し、シーケ
ンスCに移行する。
について図8を用いて説明する。図8は、本発明の第3
の実施の形態に係る静止画像通信方法(第3の通信方
法)の送受信シーケンス図である。図8に示すように、
第3の通信方法では、送信側端末から送信要求が入力さ
れると、図6に示した第2の通信方法と同様に、端末間
データリンク接続処理を行って端末間を接続し、シーケ
ンスCに移行する。
【0067】シーケンスCでは、シーケンスA、Bと同
様に送信側端末が画像データ送信要求を出力し、受信側
端末がこれを受けて画像データ送信応答を送信する。送
信側端末は、画像データ送信応答を受信すると、プログ
レッシブ方式でバンド毎に画像データ(符号化データ)
を送信する。
様に送信側端末が画像データ送信要求を出力し、受信側
端末がこれを受けて画像データ送信応答を送信する。送
信側端末は、画像データ送信応答を受信すると、プログ
レッシブ方式でバンド毎に画像データ(符号化データ)
を送信する。
【0068】受信側端末は、符号化データを受信する
と、画像復号化部42にて復号化処理を行って復号化
し、画像出力部41に復号画像を出力して、データ通信
部45が送信側端末宛に画像データ送信応答を送信す
る。そして、受信側端末はそれと共に復号化したデータ
に基づいて画像出力する。
と、画像復号化部42にて復号化処理を行って復号化
し、画像出力部41に復号画像を出力して、データ通信
部45が送信側端末宛に画像データ送信応答を送信す
る。そして、受信側端末はそれと共に復号化したデータ
に基づいて画像出力する。
【0069】このとき、受信側端末の制御部20は、出
力する画像データをチェックして自己の画像処理能力に
鑑みて十分な解像度が得られているかどうかを判断し、
十分な解像度が得られている場合には、これ以上のデー
タは不要であるとして、データ通信部45に対して送信
終了要求を出力し、データ通信部45が、送信側端末に
対して画像データ終了要求を出力するようになってい
る。
力する画像データをチェックして自己の画像処理能力に
鑑みて十分な解像度が得られているかどうかを判断し、
十分な解像度が得られている場合には、これ以上のデー
タは不要であるとして、データ通信部45に対して送信
終了要求を出力し、データ通信部45が、送信側端末に
対して画像データ終了要求を出力するようになってい
る。
【0070】そして、送信側端末は、画像データ終了要
求を受信すると、当該画面について送信しようとする画
像データがまだ残っていても当該画面の画像データの送
信を終了する。これにより、送信側端末と受信側端末と
の画像処理能力に差がある場合でも、受信側端末にとっ
て無駄になるデータの送信は行わずに済み、通信効率を
向上させることができるものである。
求を受信すると、当該画面について送信しようとする画
像データがまだ残っていても当該画面の画像データの送
信を終了する。これにより、送信側端末と受信側端末と
の画像処理能力に差がある場合でも、受信側端末にとっ
て無駄になるデータの送信は行わずに済み、通信効率を
向上させることができるものである。
【0071】本発明の第3の実施の形態に係る静止画像
通信方法によれば、送信側端末が、符号化データをプロ
グレッシブ方式にてバンド毎に送信し、受信側端末が、
受信した符号化データのバンドを復号化して画像出力し
ていき、自己の画像処理能力にとって十分な解像度の出
力画像が得られた場合に、送信側端末に対して画像デー
タ終了要求を送出し、送信側端末が画像データ終了要求
を受信すると画像データの送信を終了するようにしてい
るので、受信側端末にとって必要十分なデータ量のみの
送受信で済み、送信データ量を削減し、通信効率を向上
させることができる効果がある。
通信方法によれば、送信側端末が、符号化データをプロ
グレッシブ方式にてバンド毎に送信し、受信側端末が、
受信した符号化データのバンドを復号化して画像出力し
ていき、自己の画像処理能力にとって十分な解像度の出
力画像が得られた場合に、送信側端末に対して画像デー
タ終了要求を送出し、送信側端末が画像データ終了要求
を受信すると画像データの送信を終了するようにしてい
るので、受信側端末にとって必要十分なデータ量のみの
送受信で済み、送信データ量を削減し、通信効率を向上
させることができる効果がある。
【0072】次に、本発明の第4の実施の形態に係る静
止画像通信方法(第4の通信方法)について説明する。
第4の通信方法は、第1の通信方法と同様にデータ通信
に先だって送信側端末と受信側端末とが、互いの画像処
理能力のデータを送受信(やり取り)して記憶してお
き、送信側端末が、自己の画像処理能力と受信側端末の
画像処理能力とに応じて最適な画像符号化方式を選択し
て、選択された符号化方式に従って第2の通信方法にお
けるシーケンスB又は第3の通信方法におけるシーケン
スCにより静止画像通信を行うものであり、端末間で最
適な送受信方法で通信を行うことができるものである。
止画像通信方法(第4の通信方法)について説明する。
第4の通信方法は、第1の通信方法と同様にデータ通信
に先だって送信側端末と受信側端末とが、互いの画像処
理能力のデータを送受信(やり取り)して記憶してお
き、送信側端末が、自己の画像処理能力と受信側端末の
画像処理能力とに応じて最適な画像符号化方式を選択し
て、選択された符号化方式に従って第2の通信方法にお
けるシーケンスB又は第3の通信方法におけるシーケン
スCにより静止画像通信を行うものであり、端末間で最
適な送受信方法で通信を行うことができるものである。
【0073】尚、第4の通信方法は、図1及び図2に示
した静止画像システムにおいて実現されるものである。
また、請求項12に記載した選択手段は、図1の制御部
10の処理に含まれる機能である。
した静止画像システムにおいて実現されるものである。
また、請求項12に記載した選択手段は、図1の制御部
10の処理に含まれる機能である。
【0074】第4の通信方法の送受信シーケンスについ
て図9を用いて説明する。図9は、本発明の第4の実施
の形態に係る静止画像通信方法(第4の通信方法)の送
受信シーケンス図である。図9に示すように、第4の通
信方法では、図4に示した第1の通信方法と同様に、端
末間データリンク接続処理を行って端末間が接続される
と、送信側端末から自己の画像処理能力のデータを含む
画像データ送信設定要求が送信され、受信側端末から同
様の画像データ送信設定応答が送信されて、各端末は互
いの画像処理能力のデータを制御部10又は制御部20
のワークメモリに記憶しておく。
て図9を用いて説明する。図9は、本発明の第4の実施
の形態に係る静止画像通信方法(第4の通信方法)の送
受信シーケンス図である。図9に示すように、第4の通
信方法では、図4に示した第1の通信方法と同様に、端
末間データリンク接続処理を行って端末間が接続される
と、送信側端末から自己の画像処理能力のデータを含む
画像データ送信設定要求が送信され、受信側端末から同
様の画像データ送信設定応答が送信されて、各端末は互
いの画像処理能力のデータを制御部10又は制御部20
のワークメモリに記憶しておく。
【0075】そして、送信側端末の制御部10は、予め
記憶されている自己の画像処理能力のデータと、画像デ
ータ送信設定応答により受信した受信側端末の画像処理
能力のデータとに基づいて、シーケンシャル方式と、プ
ログレッシブ方式のいずれの画像符号化方式が適切かを
判断して、適用する画像符号化方式を選択する。
記憶されている自己の画像処理能力のデータと、画像デ
ータ送信設定応答により受信した受信側端末の画像処理
能力のデータとに基づいて、シーケンシャル方式と、プ
ログレッシブ方式のいずれの画像符号化方式が適切かを
判断して、適用する画像符号化方式を選択する。
【0076】通常、シーケンシャル方式の画像符号化方
式は標準搭載であり、両端末がプログレッシブ方式の符
号化方式を搭載している場合に、プログレッシブ方式を
選択することが可能となる。特に、伝送帯域が狭い場合
には、概略であっても画像の全容を伝送できるプログレ
ッシブ方式を用いたほうが便利である。
式は標準搭載であり、両端末がプログレッシブ方式の符
号化方式を搭載している場合に、プログレッシブ方式を
選択することが可能となる。特に、伝送帯域が狭い場合
には、概略であっても画像の全容を伝送できるプログレ
ッシブ方式を用いたほうが便利である。
【0077】そして、シーケンシャル方式を選択した場
合には、図6に示したシーケンスBに移行し、プログレ
ッシブ方式に決定した場合には、図8に示したシーケン
スCに移行するようになっている。
合には、図6に示したシーケンスBに移行し、プログレ
ッシブ方式に決定した場合には、図8に示したシーケン
スCに移行するようになっている。
【0078】尚、送信側端末の制御部10は、符号化デ
ータにいずれの画像符号化方式を適用した画像データな
のかを示す識別情報を付して、データ通信部から送信す
るようにしており、受信側端末では、この識別情報に基
づいて処理を選択して、符号化方式に対応した復号化を
行って出力画像を得るようにしている。
ータにいずれの画像符号化方式を適用した画像データな
のかを示す識別情報を付して、データ通信部から送信す
るようにしており、受信側端末では、この識別情報に基
づいて処理を選択して、符号化方式に対応した復号化を
行って出力画像を得るようにしている。
【0079】本発明の第4の実施の形態に係る静止画像
通信方法によれば、画像データの送信に先だって、送信
側端末と受信側端末とが、互いに画像処理能力のデータ
をやり取りして相手方の画像処理能力を記憶しておき、
送信側端末の制御部10が、自己の画像処理能力のデー
タと、受信側端末の画像処理能力のデータとに応じて、
シーケンシャル方式とプログレッシブ方式の何れかの画
像符号化方式を選択し、選択された画像符号化方式に応
じてシーケンスB又はシーケンスCに移行するようにし
ているので、第2の通信方法又は第3の通信方法の効果
に加えて、両端末の画像処理能力に応じて最適な画像符
号化方式にて画像通信を行うことができる効果がある。
通信方法によれば、画像データの送信に先だって、送信
側端末と受信側端末とが、互いに画像処理能力のデータ
をやり取りして相手方の画像処理能力を記憶しておき、
送信側端末の制御部10が、自己の画像処理能力のデー
タと、受信側端末の画像処理能力のデータとに応じて、
シーケンシャル方式とプログレッシブ方式の何れかの画
像符号化方式を選択し、選択された画像符号化方式に応
じてシーケンスB又はシーケンスCに移行するようにし
ているので、第2の通信方法又は第3の通信方法の効果
に加えて、両端末の画像処理能力に応じて最適な画像符
号化方式にて画像通信を行うことができる効果がある。
【0080】次に、本発明の第5の実施の形態に係る静
止画像通信方法(第5の通信方法)について説明する。
第5の通信方法は、第4の通信方法と同様にデータ通信
に先だって送信側端末と受信側端末とが、互いの画像処
理能力のデータを送受信して記憶しておき、送信側端末
が、自己の画像処理能力と受信側端末の画像処理能力と
に基づいて、解像度変換又はクリッピング処理を送信側
端末で行うか、受信側端末にて行うかを選択し、送信側
端末にて解像度変換を行う場合にはシーケンスAに移行
し、受信側端末にて行う場合には、更に最適な画像符号
化方式を選択して、選択に従ってシーケンスB又はシー
ケンスCに移行して静止画像通信を行うものであり、端
末間で最適な送受信方法にて通信を行うことができるも
のである。
止画像通信方法(第5の通信方法)について説明する。
第5の通信方法は、第4の通信方法と同様にデータ通信
に先だって送信側端末と受信側端末とが、互いの画像処
理能力のデータを送受信して記憶しておき、送信側端末
が、自己の画像処理能力と受信側端末の画像処理能力と
に基づいて、解像度変換又はクリッピング処理を送信側
端末で行うか、受信側端末にて行うかを選択し、送信側
端末にて解像度変換を行う場合にはシーケンスAに移行
し、受信側端末にて行う場合には、更に最適な画像符号
化方式を選択して、選択に従ってシーケンスB又はシー
ケンスCに移行して静止画像通信を行うものであり、端
末間で最適な送受信方法にて通信を行うことができるも
のである。
【0081】尚、第5の通信方法は、図1及び図2に示
した静止画像システムにおいて実現されるものである。
また、請求項13に記載した選択手段は、図1の制御部
10の処理に含まれる機能である。
した静止画像システムにおいて実現されるものである。
また、請求項13に記載した選択手段は、図1の制御部
10の処理に含まれる機能である。
【0082】第5の通信方法の送受信シーケンスについ
て図10を用いて説明する。図10は、本発明の第5の
実施の形態に係る静止画像通信方法(第5の通信方法)
の送受信シーケンス図である。図10に示すように、第
5の通信方法では、図4に示した第1の通信方法や図9
に示した第4の通信方法と同様に、端末間データリンク
接続処理を行って端末間が接続されると、送信側端末と
受信側端末が互いに画像処理能力のデータをやり取り
し、各端末は互いの画像処理能力のデータを制御部10
又は制御部20のワークメモリに記憶しておく。
て図10を用いて説明する。図10は、本発明の第5の
実施の形態に係る静止画像通信方法(第5の通信方法)
の送受信シーケンス図である。図10に示すように、第
5の通信方法では、図4に示した第1の通信方法や図9
に示した第4の通信方法と同様に、端末間データリンク
接続処理を行って端末間が接続されると、送信側端末と
受信側端末が互いに画像処理能力のデータをやり取り
し、各端末は互いの画像処理能力のデータを制御部10
又は制御部20のワークメモリに記憶しておく。
【0083】そして、送信側端末の制御部10は、予め
記憶されている自己の画像処理能力のデータと、画像デ
ータ送信設定応答により受信した受信側端末の画像処理
能力のデータとを参照して、送受信方式として、解像度
変換を送信側端末で行うか、受信側端末で行うかを選択
する。
記憶されている自己の画像処理能力のデータと、画像デ
ータ送信設定応答により受信した受信側端末の画像処理
能力のデータとを参照して、送受信方式として、解像度
変換を送信側端末で行うか、受信側端末で行うかを選択
する。
【0084】ここで、制御部10は、両端末の制御部の
処理能力と画面解像度、若しくは伝送帯域に基づいて選
択するようになっており、送信側端末の方が処理能力が
高く、解像度が高い、又は伝送帯域が狭い場合には、送
信データ量を削減するために送信側にて解像度変換を行
う。
処理能力と画面解像度、若しくは伝送帯域に基づいて選
択するようになっており、送信側端末の方が処理能力が
高く、解像度が高い、又は伝送帯域が狭い場合には、送
信データ量を削減するために送信側にて解像度変換を行
う。
【0085】そして、解像度変換を送信側端末にて行う
ことを選択した場合には、図4に示したシーケンスAに
移行する。
ことを選択した場合には、図4に示したシーケンスAに
移行する。
【0086】また、解像度変換を受信側端末にて行うこ
とを選択した場合には、更に画像符号化方式としてシー
ケンシャル方式と、プログレッシブ方式のいずれの画像
符号化方式が適切かを判断して、適用する画像符号化方
式を選択する。
とを選択した場合には、更に画像符号化方式としてシー
ケンシャル方式と、プログレッシブ方式のいずれの画像
符号化方式が適切かを判断して、適用する画像符号化方
式を選択する。
【0087】そして、シーケンシャル方式に決定した場
合には、図6に示したシーケンスBに移行し、プログレ
ッシブ方式に決定した場合には、図8に示したシーケン
スCに移行するようになっている。
合には、図6に示したシーケンスBに移行し、プログレ
ッシブ方式に決定した場合には、図8に示したシーケン
スCに移行するようになっている。
【0088】尚、第5の通信方法においても第4の通信
方法と同様に、送信側端末の制御部10が送信データに
いずれの送受信方法及び画像符号化方式を選択したかを
示す識別情報を付して送信するようにしており、受信側
端末は識別情報に従って処理を選択し、選択された送受
信方法及び画像符号化方式に従った復号化を行って画像
出力するようになっている。
方法と同様に、送信側端末の制御部10が送信データに
いずれの送受信方法及び画像符号化方式を選択したかを
示す識別情報を付して送信するようにしており、受信側
端末は識別情報に従って処理を選択し、選択された送受
信方法及び画像符号化方式に従った復号化を行って画像
出力するようになっている。
【0089】本発明の第5の実施の形態に係る静止画像
通信方法によれば、画像データの送信に先だって、送信
側端末と受信側端末とが、互いに画像処理能力のデータ
を送受信して相手方の画像処理能力を記憶しておき、送
信側端末の制御部10が、自己の画像処理能力のデータ
と、受信側端末の画像処理能力のデータとに応じて、送
受信方式として解像度変換又はクリッピング処理を送信
側端末で行うか受信側端末で行うかを選択し、送信側端
末で行う場合にはシーケンスAに移行し、受信側端末で
行う場合には更に画像符号化方式としてシーケンシャル
方式又はプログレッシブ方式の何れかの画像符号化方式
を選択して、シーケンシャル方式の場合にはシーケンス
Bに移行し、プログレッシブ方式の場合にはシーケンス
Cに移行するようにしているので、第1又は第2又は第
3の通信方法の効果に加えて、両端末の画像処理能力に
応じて最適な送受信方法及び画像処理方法にて通信を行
うことができる効果がある。
通信方法によれば、画像データの送信に先だって、送信
側端末と受信側端末とが、互いに画像処理能力のデータ
を送受信して相手方の画像処理能力を記憶しておき、送
信側端末の制御部10が、自己の画像処理能力のデータ
と、受信側端末の画像処理能力のデータとに応じて、送
受信方式として解像度変換又はクリッピング処理を送信
側端末で行うか受信側端末で行うかを選択し、送信側端
末で行う場合にはシーケンスAに移行し、受信側端末で
行う場合には更に画像符号化方式としてシーケンシャル
方式又はプログレッシブ方式の何れかの画像符号化方式
を選択して、シーケンシャル方式の場合にはシーケンス
Bに移行し、プログレッシブ方式の場合にはシーケンス
Cに移行するようにしているので、第1又は第2又は第
3の通信方法の効果に加えて、両端末の画像処理能力に
応じて最適な送受信方法及び画像処理方法にて通信を行
うことができる効果がある。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、送信側端末が、受信側
端末の画像処理能力に応じて、入力された画像データを
間引くことにより解像度を低くする解像度変換又は入力
された画像の一部を削除して縦横比を変換するクリッピ
ング処理を行って符号化して送信する静止画像通信方法
及び静止画像通信システムとしているので、送信側端末
に比べて受信側端末の画像処理能力が低い場合に、受信
側端末の画像処理能力に合わせて必要十分な量のデータ
のみを送信でき、無駄なデータ送信を防いで送信データ
量を削減することができ、また、受信側端末における受
信メモリの容量を縮小することができる効果がある。
端末の画像処理能力に応じて、入力された画像データを
間引くことにより解像度を低くする解像度変換又は入力
された画像の一部を削除して縦横比を変換するクリッピ
ング処理を行って符号化して送信する静止画像通信方法
及び静止画像通信システムとしているので、送信側端末
に比べて受信側端末の画像処理能力が低い場合に、受信
側端末の画像処理能力に合わせて必要十分な量のデータ
のみを送信でき、無駄なデータ送信を防いで送信データ
量を削減することができ、また、受信側端末における受
信メモリの容量を縮小することができる効果がある。
【0091】また、本発明によれば、送信側端末が、画
像データをシーケンシャル方式の静止画像符号化方式で
符号化し、符号化データを符号化データブロックに分割
し、当該符号化データブロック毎に順次送信し、受信側
端末が、受信データを符号化データブロック単位で復号
化し、自己の画像処理能力に合わせて解像度変換又はク
リッピング処理した後、符号化してメモリに記憶し、メ
モリに1画面分の符号化データが蓄積された場合に当該
符号化データを復号化して画像出力する静止画像通信方
法及び静止画像通信システムとしているので、受信側端
末のメモリには、解像度変換又はクリッピング処理後の
符号化データが記憶されるので、受信側端末のメモリの
容量を縮小することができ、コストや消費電力の低減を
図ることができる効果がある。
像データをシーケンシャル方式の静止画像符号化方式で
符号化し、符号化データを符号化データブロックに分割
し、当該符号化データブロック毎に順次送信し、受信側
端末が、受信データを符号化データブロック単位で復号
化し、自己の画像処理能力に合わせて解像度変換又はク
リッピング処理した後、符号化してメモリに記憶し、メ
モリに1画面分の符号化データが蓄積された場合に当該
符号化データを復号化して画像出力する静止画像通信方
法及び静止画像通信システムとしているので、受信側端
末のメモリには、解像度変換又はクリッピング処理後の
符号化データが記憶されるので、受信側端末のメモリの
容量を縮小することができ、コストや消費電力の低減を
図ることができる効果がある。
【0092】また、本発明によれば、送信側端末が、画
像データをプログレッシブ方式の静止画像符号化方式で
符号化し、符号化データをプログレッシブ方式の静止画
像符号化方式にて規定されたグループ毎に順次送信し、
受信側端末が、受信した符号化データのグループ毎に復
号化して画像出力していき、当該端末の画像処理能力に
とって十分な解像度が得られた場合に、送信側端末に対
して符号化データの送信を停止する指示を出力し、送信
側端末が、送信停止の指示を受信すると符号化データの
送信を停止する静止画像通信方法及び静止画像通信シス
テムとしているので、受信側端末の画像処理能力にとっ
て十分な解像度が得られた場合には、それ以上の無駄な
符号化データの送信を行わないようにして、送信データ
量を削減することができる効果がある。
像データをプログレッシブ方式の静止画像符号化方式で
符号化し、符号化データをプログレッシブ方式の静止画
像符号化方式にて規定されたグループ毎に順次送信し、
受信側端末が、受信した符号化データのグループ毎に復
号化して画像出力していき、当該端末の画像処理能力に
とって十分な解像度が得られた場合に、送信側端末に対
して符号化データの送信を停止する指示を出力し、送信
側端末が、送信停止の指示を受信すると符号化データの
送信を停止する静止画像通信方法及び静止画像通信シス
テムとしているので、受信側端末の画像処理能力にとっ
て十分な解像度が得られた場合には、それ以上の無駄な
符号化データの送信を行わないようにして、送信データ
量を削減することができる効果がある。
【0093】また、本発明によれば、送信側端末が、自
己の画像処理能力と、受信側端末の画像処理能力を示す
データとに基づいて、シーケンシャル方式又はプログレ
ッシブ方式の何れかの静止画像符号化方式を選択し、受
信側端末が、送信側端末の選択に応じた処理を実行する
静止画像通信方法及び静止画像通信システムとしている
ので、送信側端末と受信側端末の画像処理能力が異なる
場合に、双方の画像処理能力に応じて最適な静止画像符
号化方式を選択することができる効果がある。
己の画像処理能力と、受信側端末の画像処理能力を示す
データとに基づいて、シーケンシャル方式又はプログレ
ッシブ方式の何れかの静止画像符号化方式を選択し、受
信側端末が、送信側端末の選択に応じた処理を実行する
静止画像通信方法及び静止画像通信システムとしている
ので、送信側端末と受信側端末の画像処理能力が異なる
場合に、双方の画像処理能力に応じて最適な静止画像符
号化方式を選択することができる効果がある。
【0094】また、本発明によれば、送信側端末が、自
己の画像処理能力を示すデータと受信側端末の画像処理
能力を示すデータとに基づいて、受信側端末での出力画
像に合わせて画像データを間引く解像度変換若しくは受
信側端末での出力画像に合わせて縦横比を変換するクリ
ッピング処理を送信側端末で行うか又は受信側端末で行
うかを選択し、更に受信側端末で行う場合には静止画像
符号化方式としてシーケンシャル方式又はプログレッシ
ブ方式を選択し、受信側端末が、送信側端末の選択に応
じた処理を実行する静止画像通信方法及び静止画像通信
システムとしているので、送信側端末と受信側端末の画
像処理能力が異なる場合に、双方の画像処理能力に応じ
て最適な送受信方法及び静止画像符号化方式を選択する
ことができる効果がある。
己の画像処理能力を示すデータと受信側端末の画像処理
能力を示すデータとに基づいて、受信側端末での出力画
像に合わせて画像データを間引く解像度変換若しくは受
信側端末での出力画像に合わせて縦横比を変換するクリ
ッピング処理を送信側端末で行うか又は受信側端末で行
うかを選択し、更に受信側端末で行う場合には静止画像
符号化方式としてシーケンシャル方式又はプログレッシ
ブ方式を選択し、受信側端末が、送信側端末の選択に応
じた処理を実行する静止画像通信方法及び静止画像通信
システムとしているので、送信側端末と受信側端末の画
像処理能力が異なる場合に、双方の画像処理能力に応じ
て最適な送受信方法及び静止画像符号化方式を選択する
ことができる効果がある。
【図1】本発明の実施の形態に係る静止画像システム
(本システム)の送信側端末の構成ブロック図である。
(本システム)の送信側端末の構成ブロック図である。
【図2】本システムの受信側端末の構成ブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る静止画像通信
方法(第1の通信方法)を示す機能ブロック図である。
方法(第1の通信方法)を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る静止画像通信
方法(第1の通信方法)の送受信シーケンス図である。
方法(第1の通信方法)の送受信シーケンス図である。
【図5】第2の通信方法を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る静止画像通信
方法(第2の通信方法)の送受信シーケンス図である。
方法(第2の通信方法)の送受信シーケンス図である。
【図7】第3の通信方法を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る静止画像通信
方法(第3の通信方法)の送受信シーケンス図である。
方法(第3の通信方法)の送受信シーケンス図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る静止画像通信
方法(第4の通信方法)の送受信シーケンス図である。
方法(第4の通信方法)の送受信シーケンス図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る静止画像通
信方法(第5の通信方法)の送受信シーケンス図であ
る。
信方法(第5の通信方法)の送受信シーケンス図であ
る。
【図11】従来の静止画像通信システムの機能構成ブロ
ック図である。
ック図である。
10…制御部(CPU)、 11…画像入力部、 12
…画像データ符号化/復号化部、 13…符号化データ
/送信データ用メモリ、 14…解像度変換/クリッピ
ング処理部、 15…通信制御部、 20…制御部(C
PU)、 21…画像出力部、 22…画像データ符号
化/復号化部、 23…符号化データ/受信データ用メ
モリ、 24…解像度変換/クリッピング処理部、 2
5…通信制御部、 31…画像入力部、 32…画像符
号化部、 33…データ用メモリ、 34…解像度変換
部、 35…データ通信部、 41…画像出力部、 4
2…画像復号化部、 43…データ用メモリ、 44…
解像度変換部、 45…データ通信部
…画像データ符号化/復号化部、 13…符号化データ
/送信データ用メモリ、 14…解像度変換/クリッピ
ング処理部、 15…通信制御部、 20…制御部(C
PU)、 21…画像出力部、 22…画像データ符号
化/復号化部、 23…符号化データ/受信データ用メ
モリ、 24…解像度変換/クリッピング処理部、 2
5…通信制御部、 31…画像入力部、 32…画像符
号化部、 33…データ用メモリ、 34…解像度変換
部、 35…データ通信部、 41…画像出力部、 4
2…画像復号化部、 43…データ用メモリ、 44…
解像度変換部、 45…データ通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 晋一 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK00 KK08 LA00 MA00 PP01 RA08 RA09 RC01 RE07 SS06 UA02 UA05 5C062 AB38 AC24 AC25 AC41 AE14 AF00 BA04 BB03 5C075 CA04 CD02 CD21 5C076 AA03 AA22 AA40 BA03 BA04 BA06 BA09 BB06 CB03 5C078 BA12 BA32 BA42 CA14 CA34 CA39 DA02 EA01
Claims (13)
- 【請求項1】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 送信側端末が、前記受信側端末の画像処理能力に応じ
て、入力された画像データを間引くことにより解像度を
低くする解像度変換を行って符号化して送信し、 受信側端末が、前記送信されたデータを受信して復号化
し、画像出力することを特徴とする静止画像通信方法。 - 【請求項2】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 送信側端末が、前記受信側端末の画像処理能力に応じ
て、入力された画像の一部を削除して縦横比を変換する
クリッピング処理を行って符号化して送信し、 受信側端末が、前記送信されたデータを受信して復号化
し、画像出力することを特徴とする静止画像通信方法。 - 【請求項3】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 前記送信側端末が、入力された画像データを符号化して
記憶しておき、 前記送信側端末と前記受信側端末との間のデータリンク
が接続されると、前記送信側端末が、予め記憶されてい
る自己の画像処理能力を示すデータを前記受信側端末に
送信し、前記受信側端末が、前記データに応答して、予
め記憶されている自己の画像処理能力を示すデータを前
記送信側端末に送信し、 前記送信側端末が、前記記憶された符号化データを一旦
復号化して、前記受信側端末から送信された前記受信側
端末の画像処理能力を示すデータと自己の画像処理能力
を示すデータとに基づいて前記受信側端末における出力
画像の解像度を求め、前記復号化されたデータを前記解
像度に合わせて前記復号化されたデータを間引く解像度
変換を行って再度符号化し、前記再度符号化されたデー
タを送信し、 前記受信側端末が、前記送信された符号化データを受信
して復号化し、画像出力することを特徴とする静止画像
通信方法。 - 【請求項4】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 前記送信側端末が、入力された画像データを符号化して
記憶しておき、 前記送信側端末と前記受信側端末との間のデータリンク
が接続されると、前記送信側端末が、予め記憶されてい
る自己の画像処理能力を示すデータを前記受信側端末に
送信し、前記受信側端末が、前記データに応答して、予
め記憶されている自己の画像処理能力を示すデータを前
記送信側端末に送信し、 前記送信側端末が、前記記憶された符号化データを一旦
復号化して、前記受信側端末から送信された前記受信側
端末の画像処理能力を示すデータと自己の画像処理能力
を示すデータとに基づいて前記受信側端末における出力
画像の縦横比を求め、前記復号化されたデータを前記縦
横比に合わせて前記復号化されたデータを一部削除する
クリッピング処理を行って再度符号化し、前記再度符号
化されたデータを送信し、 前記受信側端末が、前記送信された符号化データを受信
して復号化し、画像出力することを特徴とする静止画像
通信方法。 - 【請求項5】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 前記送信側端末が、入力された画像データをシーケンシ
ャル方式の静止画像符号化方式で符号化し、前記符号化
データを1つ又は複数の最小符号化単位から成る符号化
データブロックに分割し、前記符号化データブロック毎
に順次送信し、 前記受信側端末が、受信した符号化データブロックを前
記シーケンシャル方式の静止画像符号化方式に対応した
復号化方式にて前記符号化データブロック単位で復号化
し、自己の画像処理能力に合わせて解像度変換又はクリ
ッピング処理し、前記解像度変換又はクリッピング処理
されたデータを符号化してメモリに記憶し、前記メモリ
に1画面分の符号化データが蓄積された場合に前記符号
化データを復号化して画像出力することを特徴とする静
止画像通信方法。 - 【請求項6】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 前記送信側端末が、入力された画像データをプログレッ
シブ方式の静止画像符号化方式で符号化し、前記符号化
データを前記プログレッシブ方式の静止画像符号化方式
にて規定されたグループ毎に順次送信し、 前記受信側端末が、受信した符号化データのグループ毎
に前記プログレッシブ方式の静止画像符号化方式に対応
した復号化方式にて復号化して画像出力していき、当該
端末の画像処理能力にとって十分な解像度が得られた場
合に、前記送信側端末に対して前記符号化データの送信
を停止する指示を出力し、前記送信側端末が、前記送信
停止の指示を受信すると前記符号化データの送信を停止
することを特徴とする静止画像通信方法。 - 【請求項7】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行い、シーケンシャル方式又はプログレッシ
ブ方式の何れかの静止画像符号化方式を選択可能な静止
画像通信方法であって、 前記送信側端末が、自己の画像処理能力を示すデータ
と、前記受信側端末の画像処理能力を示すデータとに基
づいて、前記シーケンシャル方式又は前記プログレッシ
ブ方式の何れかの静止画像符号化方式を選択し、 前記シーケンシャル方式が選択された場合には、前記送
信側端末及び前記受信側端末が請求項5記載の静止画像
通信方法を実行し、前記プログレッシブ方式が選択され
た場合には、前記送信側端末及び前記受信側端末が請求
項6記載の静止画像通信方法を実行することを特徴とす
る静止画像通信方法。 - 【請求項8】 送信側端末と受信側端末との間で静止画
像の通信を行う静止画像通信方法であって、 前記送信側端末が、自己の画像処理能力を示すデータと
前記受信側端末の画像処理能力を示すデータとに基づい
て、前記受信側端末での出力画像に合わせて画像データ
を間引く解像度変換若しくは前記受信側端末での出力画
像に合わせて縦横比を変換するクリッピング処理を前記
送信側端末で行うか又は前記受信側端末で行うかを選択
し、 前記解像度変換を前記送信側端末で行うよう選択された
場合には、前記送信側端末及び前記受信側端末が請求項
3記載の静止画像通信方法を実行し、 前記クリッピング処理を前記送信側端末で行うよう選択
された場合には、前記送信側端末及び前記受信側端末が
請求項4記載の静止画像通信方法を実行し、 前記解像度変換又は前記クリッピング処理を前記受信側
端末で行うよう選択された場合には、前記送信側端末
が、前記送信側端末における静止画像符号化方式として
シーケンシャル方式又はプログレッシブ方式の何れかを
選択し、前記シーケンシャル方式が選択された場合に
は、前記送信側端末及び前記受信側端末が請求項5記載
の静止画像通信方法を実行し、前記プログレッシブ方式
が選択された場合には、前記送信側端末及び前記受信側
端末が請求項6の静止画像通信方法を実行することを特
徴とする静止画像通信方法。 - 【請求項9】 静止画像を入力し、符号化データとして
送信する送信側端末と、前記符号化データを受信して復
号化し、静止画像を出力する受信側端末とから成る静止
画像通信システムであって、 前記送信側端末が、前記受信側端末の画像処理能力に応
じて、入力された画像データを間引くことにより解像度
を低くする解像度変換を行う解像度変換手段又は入力さ
れた画像の一部を削除して縦横比を変換するクリッピン
グ処理を行うクリッピング処理手段を備えた送信側端末
であることを特徴とする静止画像通信システム。 - 【請求項10】 静止画像を入力し、符号化データとし
て送信する送信側端末と、前記符号化データを受信して
復号化し、静止画像を出力する受信側端末とから成る静
止画像通信システムであって、 前記送信側端末が、画像データを取り込む画像入力手段
と、入力された画像データをシーケンシャル方式の静止
画像符号化方式で符号化する符号化手段と、前記符号化
データを1つ又は複数の最小符号化単位から成る符号化
データブロックに分割し、前記符号化データブロック毎
に順次送信する送信手段とを備えた送信側端末であり、 前記受信側端末が、受信した符号化データブロックを前
記シーケンシャル方式の静止画像符号化方式に対応した
復号化方式にて前記符号化データブロック単位で復号化
する第1の復号化手段と、自己の画像処理能力に合わせ
て解像度変換又はクリッピング処理する解像度変換/ク
リッピング処理手段と、前記解像度変換又はクリッピン
グ処理されたデータを符号化する符号化手段と、前記符
号化データを記憶するメモリと、前記メモリに1画面分
の符号化データが蓄積された場合に前記符号化データを
復号化する第2の復号化手段と、前記復号化されたデー
タを画像出力する画像出力手段とを備えた受信側端末で
あることを特徴とする静止画像通信システム。 - 【請求項11】 静止画像を入力し、符号化データとし
て送信する送信側端末と、前記符号化データを受信して
復号化し、静止画像を出力する受信側端末とから成る静
止画像通信システムであって、 前記送信側端末が、画像データを取り込む画像入力手段
と、入力された画像データをプログレッシブ方式の静止
画像符号化方式で符号化する符号化手段と、前記符号化
データを前記プログレッシブ方式の静止画像符号化方式
にて規定されたグループ毎に順次送信すると共に、受信
側端末からの送信停止の指示が入力された場合には前記
指示に従って送信を停止する送信手段とを備えた送信側
端末であり、 前記受信側端末が、受信した符号化データのグループ毎
に前記プログレッシブ方式の静止画像符号化方式に対応
した復号化方式にて復号化する復号化手段と、前記復号
化されたデータを画像出力する画像出力手段と、出力画
像と自己の画像処理能力を示すデータとを比較して、自
己の画像処理能力にとって十分な解像度が得られたかど
うかを判定すると共に十分な解像度が得られた場合には
前記送信側端末に対して前記符号化データの送信停止の
指示を出力する判定手段と、前記指示を前記送信側端末
に送信する送信手段とを備えた受信側端末であることを
特徴とする静止画像通信システム。 - 【請求項12】 画像入力手段と、符号化手段と、送信
手段と、自己の画像処理能力を示すデータと前記受信側
端末の画像処理能力を示すデータとに基づいてシーケン
シャル方式又はプログレッシブ方式の何れかの静止画像
符号化方式を選択する選択手段とを備えた送信側端末
と、復号化手段と、判定手段と、解像度変換/クリッピ
ング処理手段と、符号化手段と、メモリと、画像出力手
段とを備えた受信側端末とを有する静止画像通信システ
ムであって、 前記送信側端末は、 前記選択手段がシーケンシャル方式を選択すると、前記
符号化手段が、入力された画像データをシーケンシャル
方式の静止画像符号化方式で符号化し、前記送信手段
が、前記符号化データを1つ又は複数の最小符号化単位
から成る符号化データブロックに分割して前記符号化デ
ータブロック毎に順次送信し、 前記選択手段がプログレッシブ方式を選択すると、前記
符号化手段が、入力された画像データをプログレッシブ
方式の静止画像符号化方式で符号化し、前記送信手段
が、前記符号化データを前記プログレッシブ方式の静止
画像符号化方式にて規定されたグループ毎に順次送信す
ると共に、前記受信側端末からの送信停止の指示が入力
された場合には前記指示に従って前記符号化データの送
信を停止する送信側端末であり、 前記受信側端末は、 受信データが前記シーケンシャル方式の静止画像符号化
方式にて符号化された符号化データブロックであれば、
前記復号化手段が、受信した符号化データブロックを前
記シーケンシャル方式の静止画像符号化方式に対応した
復号化方式にて前記符号化データブロック単位で復号化
し、前記解像度変換/クリッピング処理手段が、自己の
画像処理能力に合わせて解像度変換又はクリッピング処
理し、前記符号化手段が、前記解像度変換又はクリッピ
ング処理されたデータを符号化して前記メモリに記憶
し、前記復号化手段が、前記メモリに1画面分の符号化
データが蓄積された場合に前記符号化データを復号化
し、前記画像出力手段が前記復号化されたデータを画像
出力し、 受信データが前記プログレッシブ方式の静止画像符号化
方式にて符号化された符号化データのグループであれ
ば、前記復号化手段が、受信した符号化データのグルー
プ毎に前記プログレッシブ方式の静止画像符号化方式に
対応した復号化方式にて復号化し、前記画像出力手段
が、前記復号化されたデータを画像出力していき、前記
判定手段が、出力画像と自己の画像処理能力を示すデー
タとを比較して、自己の画像処理能力にとって十分な解
像度が得られたかどうかを判定すると共に十分な解像度
が得られた場合には前記送信側端末に対して前記符号化
データの送信停止の指示を出力する受信側端末であるこ
とを特徴とする静止画像通信システム。 - 【請求項13】 送信側端末に、解像度変換若しくはク
リッピング処理を行う解像度変換/クリッピング処理手
段を備えた請求項12記載の静止画像通信システムであ
って、 前記送信側端末の選択手段が、自己の画像処理能力を示
すデータと前記受信側端末の画像処理能力を示すデータ
とに基づいて、解像度変換又はクリッピング処理を前記
送信側端末又は前記受信側端末の何れかで行うことを選
択し、更に、前記解像度変換又はクリッピング処理を前
記受信側端末で行うことを選択した場合にはシーケンシ
ャル方式又はプログレッシブ方式の何れかの静止画像符
号化方式を選択する選択手段であり、 前記送信側端末の前記解像度変換/クリッピング処理手
段が、前記選択手段により解像度変換又はクリッピング
処理を前記送信側端末にて行うことが選択された場合
に、受信側端末の画像処理能力に応じて、入力された画
像データを間引くことにより解像度を低くする解像度変
換を行うか、若しくは入力された画像の一部を削除して
縦横比を変換するクリッピング処理を行う解像度変換/
クリッピング処理手段であることを特徴とする請求項1
2記載の静止画像通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31560899A JP2001136371A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 静止画像通信方法及び静止画像通信システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31560899A JP2001136371A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 静止画像通信方法及び静止画像通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001136371A true JP2001136371A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18067414
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31560899A Pending JP2001136371A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 静止画像通信方法及び静止画像通信システム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2001136371A (ja) |
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-
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