JPH0946701A - 画像データ圧縮伸張方法および画像通信端末装置 - Google Patents

画像データ圧縮伸張方法および画像通信端末装置

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JPH0946701A
JPH0946701A JP7190167A JP19016795A JPH0946701A JP H0946701 A JPH0946701 A JP H0946701A JP 7190167 A JP7190167 A JP 7190167A JP 19016795 A JP19016795 A JP 19016795A JP H0946701 A JPH0946701 A JP H0946701A
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JP
Japan
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image data
data
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bit
binary
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JP7190167A
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Naohiro Nagano
直広 永野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多値と二値との画像データが処理可能な低コ
ストの画像データ圧縮伸張方法および画像通信端末装置
を提供することを目的とする。 【構成】 画像データを取り込む画像用メモリ部15
と、送信時には画像用メモリ部15から1ビットの二値
画像データを取り出して多ビットの多値画像データに変
換し、受信時には多ビットの多値画像データを1ビット
の二値画像データに変換するビット変換部19と、送信
時には画像用メモリ部15又はビット変換部19から多
値画像データを取り出してJPEG符号化方式で圧縮を
行い、受信時には受信した圧縮多値画像データを伸張し
て元の多値画像データに変換する多値データ圧縮/伸張
部16と、送信時には多値データ圧縮/伸張部16で圧
縮された多値画像データを保存し、受信時には受信した
圧縮多値画像データを保存するための圧縮データ用メモ
リ部17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮、伸
張方法、および画像データを通信する画像データ圧縮伸
張方法および画像通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MH、MR、MMR、JPEG符
号化方式等による二値画像および多値画像の圧縮技術に
より、画像データの圧縮、伸張、保存、通信を行う画像
通信端末装置の開発が行われている。
【0003】図4は、二値画像の処理を行う従来の画像
通信端末装置を示すブロック図である。図4において、
1は二値画像データを取り込むための二値画像入力装
置、2は伸張された二値画像データを表示するための二
値画像出力装置、3は取り込んだ二値画像データを記憶
する二値画像用メモリ部、4は二値画像データを圧縮又
は圧縮した二値画像データを伸張する二値データ圧縮/
伸張部、5は圧縮された二値画像データを保存する二値
圧縮データ用メモリ部、6は外部の網NEと接続するた
めのネットワークインターフェース部、7は上記構成3
〜6を制御する二値画像用CPUである。
【0004】以上のように構成された画像通信端末装置
について、その動作を説明する。図4において、二値画
像用メモリ部3は2値画像入力装置1から二値のデータ
で表される画像データを取り込み、取り込んだ二値画像
データを記憶する。二値画像用メモリ部3に取り込まれ
た二値画像データに対し、二値データ圧縮/伸張部4
は、MH、MRあるいはMMR符号化方式等の圧縮を行
う。この圧縮された二値画像データは、二値圧縮データ
用メモリ部5に保存されると共にネットワークインター
フェース部6によって外部の網NEに送信される。逆に
受信のときは、網NEからの圧縮された二値画像データ
は、ネットワークインターフェース部6により二値圧縮
データ用メモリ部5に取り込まれ、二値データ圧縮/伸
張部4で伸張され、元の二値画像データとなって二値画
像用メモリ部3に取り込まれる。二値画像用メモリ部3
に取り込まれた二値画像データは二値画像出力装置2に
より例えば表示装置(図示しない)に出力、表示され
る。
【0005】図5は、多値画像データの処理を行う従来
の画像通信端末装置を示すブロック図である。図5にお
いて、8は多値画像データを取り込むための多値画像入
力装置、9は伸張された多値画像データを表示するため
の多値画像出力装置、10は取り込んだ多値画像データ
を記憶する多値画像用メモリ部、11は多値画像データ
たとえばYUV:24ビットの画像データをJPEG符
号化方式により圧縮、伸張するための多値データ圧縮/
伸張部、12はJPEG符号化方式による圧縮を行った
圧縮多値画像データを保存する多値圧縮データ用メモリ
部、13は外部の網NEと接続するためのネットワーク
インターフェース部、14は上記構成10〜13を制御
する多値画像用CPUである。
【0006】以上のように構成された画像通信端末装置
について、その動作を説明する。図5において、多値画
像用メモリ部10は多値画像入力装置8から多値のデー
タで表される多値画像データを取り込み、記憶する。多
値画像用メモリ部10に取り込まれた多値画像データに
対し、多値データ圧縮/伸張部11は、JPEG符号化
方式の圧縮を行う。この圧縮された多値画像データは、
多値圧縮データ用メモリ部12に保存されると共にネッ
トワークインターフェース部13によって外部の網NE
に送信される。逆に受信のときは、網NEからの圧縮さ
れた多値画像データは、ネットワークインターフェース
部13により多値圧縮データ用メモリ部12に取り込ま
れ、多値データ圧縮/伸張部11で伸張され、元の多値
画像データとなって多値画像用メモリ部10に取り込ま
れる。多値画像用メモリ部10に取り込まれた多値画像
データは多値画像出力装置9により例えば表示装置に出
力、表示される。
【0007】このように、従来の画像通信端末装置にお
いては、二値画像データの処理回路と多値画像データの
処理回路とは別々に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像通信端末装置では、多値画像データと二値画像
データとを同一の装置内で処理しようとする場合、多値
画像データの圧縮/伸張用の多値データ圧縮/伸張部1
1と、二値画像データの圧縮/伸張用の二値データ圧縮
/伸張部4とが別々に必要となるため、多値画像データ
と二値画像データとを処理可能な画像通信端末装置が高
コストになるという問題点があった。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、多値画像データと二値画像データとを低コストで処
理可能な画像データ圧縮伸張方法、および多値画像デー
タと二値画像データとが処理可能な低コストの画像通信
端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の画像データ圧縮伸張方法は、
多値画像データおよび二値画像データを圧縮、伸張する
画像データ圧縮伸張方法であって、二値画像データの1
ビットデータを多ビットデータの多値画像データに変換
し、変換した多値画像データを多値画像データ用圧縮方
式により圧縮して送信する二値画像データ送信工程と、
受信した圧縮多値画像データを多値画像データ用伸張方
式により伸張して元の多ビットデータの多値画像データ
に変換し、変換した多ビットデータの多値画像データを
二値画像データの1ビットデータに変換する二値画像デ
ータ受信工程とを有する構成を有している。
【0011】請求項2記載の画像通信端末装置は、多値
画像データおよび二値画像データを圧縮、伸張する画像
通信端末装置であって、多値画像データおよび二値画像
データを取り込む画像用メモリ部と、送信時には画像用
メモリ部から1ビットの二値画像データを取り出して多
ビットの多値画像データに変換し、受信時には多ビット
の多値画像データを1ビットの二値画像データに変換す
るビット変換部と、送信時には画像用メモリ部又はビッ
ト変換部から多値画像データを取り出してJPEG符号
化方式で圧縮を行い、受信時には受信した圧縮多値画像
データを伸張して元の多値画像データに変換する多値デ
ータ圧縮/伸張部と、送信時には多値データ圧縮/伸張
部で圧縮された多値画像データを保存し、受信時には受
信した圧縮多値画像データを保存するための圧縮データ
用メモリ部とを備えた構成を有している。
【0012】
【作用】上記構成によって、多値画像データの圧縮、伸
張を行う多値データ圧縮/伸張部が二値画像データの圧
縮、伸張を行う二値データ圧縮/伸張部をも兼ねること
ができるので、二値データ圧縮/伸張部は不要となり、
画像データ圧縮伸張を従来よりも低コストで行うことが
できる。
【0013】
【実施例】 (実施例1)以下、本発明の一実施例について図を用い
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る画像通信端
末装置を示すブロック図である。図1において、1は二
値画像入力装置、2は二値画像出力装置、8は多値画像
入力装置、9は多値画像出力装置であり、これらは図
4、図5と同様のものなので、同一符号を付して説明は
省略する。15は取り込んだ多値画像データおよび二値
画像データを記憶する画像用メモリ部、16は多値画像
データを圧縮/伸張する多値データ圧縮/伸張部、17
は圧縮された多値画像データを保存する圧縮データ用メ
モリ部、18は外部の網NEと接続するためのネットワ
ークインターフェース部、19は二値画像データの1ビ
ットデータを多値画像データの多ビットデータに変換
し、また多値画像データの多ビットデータを二値画像デ
ータの1ビットデータに変換するビット変換部、20は
構成15〜19を制御するCPUである。
【0015】以上のように構成された画像通信端末装置
について、以下その動作を説明する。動作としては、多
値画像データの圧縮送信動作(多値画像データ送信工
程)、圧縮された多値画像データの受信伸張動作(多値
画像データ受信工程)、二値画像データの圧縮送信動作
(二値画像データ送信工程)、二値画像データを変換・
圧縮して得られた圧縮多値画像データの受信伸張動作
(二値画像データ受信工程)の4通りの動作があり、そ
れぞれの動作について順次説明する。
【0016】まず多値画像データを処理して送信する場
合について説明する。多値画像データを処理する場合に
は、画像用メモリ部15は多値画像入力装置8から画像
データを多値のデジタルデータにした多値画像データを
取り込み、記憶する。画像用メモリ部15に記憶された
多値画像データは多値データ圧縮/伸張部16によりJ
PEG符号化方式により圧縮される。このようにして圧
縮された多値画像データ(圧縮多値画像データ)は圧縮
データ用メモリ部17に保存されると共にネットワーク
インターフェース部18を介し、網NEを通じて相手の
画像通信端末装置に送信される。
【0017】逆に受信して処理する場合は、上記送信処
理の動作の場合と同様、相手の画像通信端末装置から網
NEに対して圧縮多値画像データが送信され、この送信
されてきた圧縮多値画像データはネットワークインター
フェース部18を経て圧縮データ用メモリ部17に記憶
される。圧縮データ用メモリ部17に取り込まれた圧縮
多値画像データは、多値データ圧縮/伸張部16で多値
画像データに伸張された後、画像用メモリ部15に記憶
される。画像用メモリ部15に記憶された多値画像デー
タは多値画像出力装置9に出力され、多値画像出力装置
9から例えば表示装置に出力、表示される。
【0018】ここで、多値画像データ圧縮/伸張方式と
してのJPEG符号化方式について説明する。図2は、
図1における多値データ圧縮/伸張部16を示すブロッ
ク図である。図2において、21は画像データを8×8
画素のブロックに分割する画像分割部、22は離散コサ
イン変換(Discrete Cosine Tra-nsform、以下「DC
T」という)を行うDCT部、23は量子化を行う量子
化部、24はハフマン符号化を行う符号化部、25はハ
フマン符号化されたデータを復号化する復号化部、26
は量子化されているデータを逆量子化する逆量子化部、
27は逆DCTを行うIDCT部、28は画像データを
復元する画像復元部、29は量子化または逆量子化を行
うときに使用する量子化テーブルである。
【0019】このように構成された多値データ圧縮/伸
張部16について、その動作を説明する。JPEG圧縮
の場合は、画像用メモリ部15又はビット変換部19か
らの多値画像データを画像分割部21で8×8画素のブ
ロックに分割する。画像分割部21で分割された8×8
画素のブロックは空間座標データであり、DCT部22
でブロック毎にDCTを行うことにより、8×8の周波
数空間座標データに変換される。変換された周波数空間
座標データは量子化テーブル29を用いて量子化部22
で量子化される。例えば“250”を“15”で量子化
するということは、“250”を“15”で割り、算出
された値(16.66…)を四捨五入して整数化するこ
とであり、その整数は“17”となる。量子化テーブル
29とは上記“17”に当たる数字が8×8の周波数空
間座標に割り当てられたものであり、このような値がい
ろいろと組み合わされたものである。一般に量子化する
数値(上記例では17)を小さくすると画質が良くな
り、大きくすると画質が悪くなる。上記周波数空間座標
データを量子化部23で量子化して得られた量子化デー
タに対し、符号化部24でハフマン符号化を行い、符号
化された量子化データ(ハフマン符号化データ)は圧縮
データ用メモリ部17に渡される。
【0020】次に、JPEG伸張の場合について説明す
る。多値データ圧縮/伸張部16は圧縮データ用メモリ
部17からハフマン符号化データ(符号化された量子化
データ)を受け取り、復号化部25で符号化された量子
化データを量子化データに復号化する。復号化された量
子化データは、逆量子化部26で、量子化テーブル29
を用いて逆量子化され、8×8の周波数空間座標データ
となる。例えば“15”で量子化されて“17”になっ
た量子化データを“15”で逆量子化する場合は、“1
7”に“15”を掛けて“255”になる。逆量子化で
用いる量子化テーブルは、JPEG圧縮において周波数
空間座標データを量子化したときに用いた量子化テーブ
ルを用いる。8×8の周波数空間座標データをIDCT
部27で逆離散的コサイン変換(Inverse Discrete Cos
ine Transform 、以下「IDCT」という)し、8×8
の空間座標データにする。そして画像復元部28で8×
8画素の空間座標データを結合して画像データとし、画
像用メモリ部15又はビット変換部19に出力する。
【0021】次に、二値画像データを処理して送信する
場合について説明する。二値画像データつまり1ビット
データを処理する場合には、画像用メモリ部15は、二
値画像入力装置8から、1ビットで構成されるデジタル
の二値画像データを取り込み、記憶する。画像用メモリ
部15に取り込まれた二値画像データは、ビット変換部
19において、図3に示すように、1ビットのプレーン
を多ビットのプレーンに変換する。図3(a)は図1に
おけるビット変換部における1ビットの変換動作の説明
図、図3(b)は図1におけるビット変換部における多
ビットの変換動作の説明図である。このように、画像用
メモリ部15から1画素目の1ビットのデータだけを取
り出し、ビット変換部19においてプレーンの変換を行
うことにより、1画素24ビットのデータとして取り出
すことができ、この取り出したデータを多ビットの多値
画像データとして取り扱うことができる。以後はビット
変換部19において、横ライン方向に順次、二値画像デ
ータを24ビットデータに変換し、この24ビットデー
タを多値データ圧縮/伸張部16でJPEG符号化方式
を用いて圧縮する。圧縮多値画像データ(ハフマン符号
化データ)は圧縮データ用メモリ部17に保存される。
圧縮データ用メモリ部17に保存された圧縮多値画像デ
ータは必要に応じてネットワークインターフェース部1
8を経て網NEに送信される。
【0022】ここで、1ビットデータを多ビットデータ
としてのYUV,4;4;4フォーマットに変換する方
法について説明する。1ビットデータでは扱う数値は
「0」か「1」であり、実際には「白」か「黒」かであ
る。これをYUVに変換する場合は「白」に該当する
「FF8080h」あるいは「黒」に該当する「008
080h」に変換すれば良い。つまり1ビットデータで
「0」のときは「FF8080h」になるように変換し
て24ビットデータに増やし、24ビットのデータを作
る。また、1ビットデータで「1」のときは「0080
80h」になるように変換して24ビットデータに増や
し、24ビットのデータを作る。
【0023】逆に、二値画像データを変換、圧縮して得
られた圧縮多値画像データを受信して処理する場合につ
いて説明する。二値画像データを処理して送信する上記
動作と同様に二値画像データを多値化処理し、圧縮して
得られた圧縮多値画像データが相手画像通信端末装置か
ら網NEに対して送信され、ネットワークインターフェ
ース部18を介して圧縮データ用メモリ部17に取り込
まれる。圧縮データ用メモリ部17に取り込まれた多数
の圧縮多値画像データの中から順次にデータを取り出
す。取り出された圧縮多値画像データは多値データ圧縮
/伸張部16で元の多値画像データに伸張される。伸張
して得られた多値画像データは、ビット変換部19で1
画素ずつ送信の場合とは逆に、図3(b)の24ビット
プレーンから図3(a)の1ビットプレーンに変換され
る。ここで、多ビットデータ(YUV,4;4;4フォ
ーマット)を1ビットデータに変換する方法について説
明する。YUVのYデータを用い、この値に或るしきい
値を設け、そのしきい値より大きいか小さいかで、1ビ
ットデータの「0」か「1」かを決定する。実際には、
Yデータが設定されたしきい値より大きいときは「1」
で白、小さいときは「0」で黒とする。このような動作
を繰り返し、全ての画素を1ビットデータに変換する。
また、変換された1ビットデータは同時に画像用メモリ
部15に取り込まれる。このようにして、全ての画素に
対して処理が終了すると、1ビットの二値画像データが
画像用メモリ部15に揃って記憶されたことになる。さ
らに、画像用メモリ部15に記憶された二値画像データ
は二値画像出力装置2に出力され、二値画像出力装置2
から例えば表示装置に出力、表示される。
【0024】画像用メモリ部15から多値データ圧縮/
伸張部16又はビット変換部19に出力される画像デー
タが二値画像データか多値画像データかの判定、つまり
ビット変換部19での処理が必要なデータか否かの判定
は使用者自身により行なうことができる。すなわち、使
用者自身には二値データなのか多値データなのかが分か
るので、CPU20により判定したデータの動作に切り
替えることができる。また上記判定は、圧縮されたデー
タのヘッダーをCPU20により解析することでも行な
うことができるので、CPU20の判定により動作切替
えを行なうこともできる。
【0025】なお、本実施例では、図3(b)に示す多
ビットデータは24ビットデータとしたが、画像データ
のフォーマットに応じて12ビットデータ、36ビット
データとすることもできる。
【0026】以上のように本実施例によれば、ビット変
換部19で、二値画像データを多値画像データに変換
し、また多値画像データを二値画像データに変換するよ
うにしたので、多値データ圧縮/伸張部16が二値デー
タ圧縮/伸張部を兼ねることができ、画像通信端末装置
を低コストなものとすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、二値画像データ
の1ビットデータを多ビットデータの多値画像データに
変換し、変換した多値画像データを多値画像データ用圧
縮方式により圧縮して送信する二値画像データ送信工程
と、受信した圧縮多値画像データを多値画像データ用伸
張方式により伸張して元の多ビットデータの多値画像デ
ータに変換し、変換した多ビットデータの多値画像デー
タを二値画像データの1ビットデータに変換する二値画
像データ受信工程とを有することにより、多値画像デー
タ用圧縮伸張方式が二値画像データ用圧縮伸張方式をも
兼ねることができるので、従来よりも低コストで画像デ
ータの圧縮伸張を行うことのできる画像データ圧縮伸張
方法を実現することができる。
【0028】また、多値画像データおよび二値画像デー
タを取り込む画像用メモリ部と、送信時には画像用メモ
リ部から1ビットの二値画像データを取り出して多ビッ
トの多値画像データに変換し、受信時には多ビットの多
値画像データを1ビットの二値画像データに変換するビ
ット変換部と、送信時には画像用メモリ部又はビット変
換部から多値画像データを取り出してJPEG符号化方
式で圧縮を行い、受信時には受信した圧縮多値画像デー
タを伸張して元の多値画像データに変換する多値データ
圧縮/伸張部と、送信時には多値データ圧縮/伸張部で
圧縮された多値画像データを保存し、受信時には受信し
た圧縮多値画像データを保存するための圧縮データ用メ
モリ部とを設けたことにより、多値画像データの圧縮、
伸張を行う多値データ圧縮/伸張部が二値画像データの
圧縮、伸張を行う二値データ圧縮/伸張部をも兼ねるこ
とができるので、二値データ圧縮/伸張部は不要とな
り、従来よりも低コストの画像通信端末装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像通信端末装置を示
すブロック図
【図2】図1における多値データ圧縮/伸張部を示すブ
ロック図
【図3】(a)図1におけるビット変換部における1ビ
ットの変換動作の説明図 (b)図1におけるビット変換部における多ビットの変
換動作の説明図
【図4】二値画像の処理を行う従来の画像通信端末装置
を示すブロック図
【図5】多値画像データの処理を行う従来の画像通信端
末装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 二値画像入力装置 2 二値画像出力装置 8 多値画像入力装置 9 多値画像出力装置 15 画像用メモリ部 16 多値データ圧縮/伸張部 17 圧縮データ用メモリ部 18 ネットワークインターフェース部 19 ビット変換部 20 CPU 21 画像分割部 22 DCT部 23 量子化部 24 符号化部 25 復号化部 26 逆量子化部 27 IDCT部 28 画像復元部 29 量子化テーブル NE 網

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値画像データおよび二値画像データを圧
    縮、伸張する画像データ圧縮伸張方法であって、二値画
    像データの1ビットデータを多ビットデータの多値画像
    データに変換して前記変換した多値画像データを多値画
    像データ用圧縮方式により圧縮して送信する二値画像デ
    ータ送信ステップと、受信した圧縮多値画像データを多
    値画像データ用伸張方式により伸張して元の多ビットデ
    ータの多値画像データに変換して前記変換した多ビット
    データの多値画像データを二値画像データの1ビットデ
    ータに変換する二値画像データ受信ステップとを有する
    ことを特徴とする画像データ圧縮伸張方法。
  2. 【請求項2】多値画像データおよび二値画像データを圧
    縮、伸張する画像通信端末装置であって、多値画像デー
    タおよび二値画像データを取り込む画像用メモリ部と、
    送信時には前記画像用メモリ部から1ビットの二値画像
    データを取り出して多ビットの多値画像データに変換
    し、受信時には多ビットの多値画像データを1ビットの
    二値画像データに変換するビット変換部と、送信時には
    前記画像用メモリ部又は前記ビット変換部から多値画像
    データを取り出してJPEG符号化方式で圧縮を行い、
    受信時には受信した圧縮多値画像データを伸張して元の
    多値画像データに変換する多値データ圧縮/伸張部と、
    送信時には前記多値データ圧縮/伸張部で圧縮された多
    値画像データを保存し、受信時には前記受信した圧縮多
    値画像データを保存するための圧縮データ用メモリ部と
    を備えたことを特徴とする画像通信端末装置。
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