JPH0898208A - 画像圧縮装置 - Google Patents

画像圧縮装置

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JPH0898208A
JPH0898208A JP6257553A JP25755394A JPH0898208A JP H0898208 A JPH0898208 A JP H0898208A JP 6257553 A JP6257553 A JP 6257553A JP 25755394 A JP25755394 A JP 25755394A JP H0898208 A JPH0898208 A JP H0898208A
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JP6257553A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakagawa
義浩 中川
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ソフトウェアによる比較的簡単な処理でカラー
画像データを圧縮することが可能な画像圧縮装置を提供
する。 【構成】 CCD等から輝度信号Yと色差信号U、Vの
画像データをYUV11で獲得し、分割部121で4×
4のブロックに分割する。ブロックの16ピクセルのY
UVから、ブロック輝度信号ya、yb、ブロック色差
信号u、v、輝度信号成分ya、ybの分布を示すビッ
トマップbmをエンコード部122で作成する。処理対
象ブロックCbのブロック成分と、前フレームブロック
Pf、直前、左上、真上、右上の各ブロックPb、Pr
l、Pr、Prrのブロック成分とをコンプレス部13
で比較し、全てが一致するブロックを示すコード情報に
符号化する。不一致の場合、最も類似するブロックを示
すコード情報とブロック成分の差分データとから符号化
する。符号化データは送信部14から送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像圧縮装置に係り、詳
細には、カラー画像データの圧縮と、カラー画像の静止
画または動画を圧縮して送受信する画像圧縮装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラーの動画像や静止画像をディジタル
信号処理して送受信することが、テレビ会議やテレビ電
話、また、通信カラオケ等で行われるようになってい
る。このようなカラー画像のデータ量は非常に大きいた
め、データを送信する場合に、簡単で効率的な圧縮を行
うことが重要になっている。従来からよく使用される画
像データの圧縮方法として、例えば離散コサイン変換
(DCT)があり、JPEG(写真専門家合同委員会)
によるカラー静止画像を圧縮する場合等に使用されてい
る。DCTは、隣合う画素間の変化が少なく、画素間の
相関が非常に高いという自然画像の性質を利用したので
ある。すなわち、空間的な相関度が非常に高い画像を直
交変換によって周波数成分に分解することで、その信号
成分の大部分を低周波成分に集中させ、高周波成分をゼ
ロに近くすることができる。JPEGによるカラー静止
画像を圧縮する場合であれば、このDCTにより例えば
8×8からなるブロック毎の画像データを8×8の周波
数成分に変換した後、量子化を行うことで高周波成分を
0にし、高域部で0のデータを連続させる。その後に、
ランレングス符号化とハフマン符号化を行うことで、デ
ータ量を削減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなD
CTによる画像データの圧縮は、変換処理量が膨大とな
るため、ソフトウェアによる変換処理では非常に時間が
必要になるという問題がある。DCT専用のハードウェ
アにより処理を高速化することも可能であるが、データ
送信側には画像データを圧縮するための専用ハードウェ
アが必要であり、データ受信側にも圧縮された画像デー
タを伸長するためのハードウェアが必要になる。また、
DCTでは、RGBの原画像データをフレームバッファ
に蓄積した後に、周波数変換等の処理を行っているの
で、送受信装置基に大容量のフレームバッファを必要と
していた。
【0004】そこで、本発明の目的は、ソフトウェアに
よる比較的簡単な処理でカラー画像データを圧縮するこ
とが可能な画像圧縮装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、各ピクセルデータが輝度信号と色差信号で構成され
た画像データを獲得する画像データ獲得手段と、この画
像データ獲得手段で獲得された画像データから、n×m
からなるブロックデータを生成するブロック生成部と、
このブロック生成部で生成されたブロックデータから、
そのブロックを表す、輝度信号、色差信号、輝度信号の
成分の分布を示すn×mのビットマップとからなるブロ
ック成分を生成するエンコード手段と、を画像圧縮装置
に具備させて前記目的を達成する。請求項2記載の発明
では、請求項1記載の画像圧縮装置において、前記エン
コード部で生成されたブロック成分を、そのブロック成
分と、ブロック成分が一致または最も類似している類似
ブロックを選択し、この類似ブロックを示すコードデー
タと、類似ブロックのブロック成分に対する差分データ
とから符号化する符号化手段、を更に具備させる。請求
項3記載の発明では、請求項2記載の画像圧縮装置にお
いて、前記ブロック生成部で生成された全ブロック成分
の中から最も多く存在するブロック成分を検出する最多
ブロック検出部を備え、前記画像データ獲得手段は、静
止画像に対する1フレーム分の画像データを獲得し、前
記符号化手段は、この最多ブロック検出部で検出された
ブロック成分を含めて一致、または最も類似するブロッ
クの選択を行う。
【0006】
【作用】請求項1記載の画像圧縮装置では、各ピクセル
データが輝度信号と色差信号で構成された画像データを
獲得し、n×mからなるブロックデータを生成する。そ
して、生成したブロックを表す、複数の輝度信号、色差
信号、輝度信号の成分の分布を示すn×mのビットマッ
プとからなるブロック成分を生成することでデータを圧
縮する。請求項2記載の画像圧縮装置では、エンコード
部で生成されたブロック成分を、そのブロック成分と、
ブロック成分が一致または最も類似している類似ブロッ
クを選択し、この類似ブロックを示すコードデータと、
類似ブロックのブロック成分に対する差分データとから
符号化することで、更にデータを圧縮する。請求項3記
載の画像圧縮装置では、静止画像について、ブロック生
成部で生成された全ブロック成分の中から最も多く存在
するブロック成分を検出し、このブロック成分を含めて
一致、または最も類似するブロックの選択をする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例における画像圧縮装
置を使用した画像圧縮通信システムについて図1ないし
図9を参照して詳細に説明する。図1は、動画データを
送受信する画像圧縮通信システムの構成を表したもので
ある。この図に示すように、画像圧縮通信システムは、
図1(a)に示す、画像データを圧縮・符号化して送信
する送信側と、(b)に示す、圧縮されたデータを受信
して復号化・伸長する受信側とを備えている。画像圧縮
通信システムの送信側は、各ピクセルが輝度信号Yと、
色差信号U、Vを有する画像データを獲得するYUV獲
得部11と、ブロックエンコード部12と、変換された
ブロック成分のフレーム間およびフレーム内一致を判断
し符号化するコンプレス部13、および符号化されたデ
ータを送信する送信部14から構成されている。
【0008】ブロックエンコード部12は、YUV獲得
部11で獲得した画像データを所定のn×mサイズのブ
ロックに分割する分割部121と、ブロックを構成する
各ピクセルのYUVデータからそのブロックのブロック
成分を生成するエンコード部122を備えている。コン
プレス部13は、符号化処理の対象となっている現フレ
ームについてのブロック成分が1フレーム分格納される
現フレームバッファと131、1フレーム前のブロック
成分が1フレーム分格納される前フレームバッファ13
2、およびブロック成分の一致または不一致に応じた符
号化によってデータ符号化を行う符号化部133を備え
ている。
【0009】一方、受信側は、符号化されたデータを受
信する受信部24、符号化されたブロックデータをブロ
ック成分に逆変換するデコンプレス部23、ブロック成
分をYUVピクセルデータに逆変換するブロックデコー
ド部22および、YUVデータを出力する出力部21と
から構成されている。デコンプレス部23は、符号化さ
れたデータを元のブロック成分に復号する復号化部23
1と、現在復号化処理が行われているフレームについて
の復号化後のブロック成分が格納される現フレームバッ
ファ322、現フレームバッファ322から供給される
1フレーム前のブロック成分が格納される前フレームバ
ッファ233とを備えている。
【0010】次に、本実施例の画像圧縮通信システムに
おける、画像圧縮についての基本的考え方について説明
する。すなわち、画像圧縮通信システムでは、画像圧縮
に当たって、人間の目は輝度変化には敏感であるが色
変化には鈍感であるという性質、画像を構成するピク
セルを適当にブロック化したときに多くの自然画像で概
ね成立する1ブロック内には1色しか存在しないという
仮定、一般的動画では、あるフレームと直前フレーム
とでは変化しない部分が大部分を占めるという事実、等
の前提に基づいて画像圧縮を行うものである。
【0011】次に、このように構成された実施例により
動画データを送受信する動作について説明する。画像圧
縮通信システムの送信側は、YUV獲得部11で、各ピ
クセルが輝度信号Yと、色差信号U、Vで表された各フ
レームの画像データを、例えばCCD(Charge Coupled
Device )等から獲得する。YUV獲得部11に、色を
表す情報としてR(赤)、G(緑)、B(青)からなる
色情報が入力された場合には、この色情報から次の数式
1に従って、YUVデータを算出する。なお、RGBの
各色情報は一般に8ビットで表現され、28×28 ×2
8 =16,777,216色が表現される。このRGB
に対して、変換後のY、U、Vの各データも8ビットで
表される。このようにして、YUV獲得部11で獲得し
たY、U、Vのデータは、フレーム単位で順次ブロック
エンコード部12に供給される。
【0012】
【数1】 Y=0.299R+0.587G+0.114B U=0.564(B−Y) V=0.713(R−Y)
【0013】画像データがブロックエンコード部12に
供給されると、分割部121は、画像データを各フレー
ム毎に、4×2、2×4、8×4、8×8等の任意のサ
イズに分割する。本実施例では、図2に示すように、4
ピクセル×4ピクセルの各ブロックに分割する。そし
て、原画1フレーム当たりの解像度は分割サイズの整数
倍であれば任意であるが、本実施例では、1フレーム当
たり640ピクセル×480ピクセル=307,200
ピクセルの解像度で構成されている。従って、原画1フ
レームは分割部12によって160ブロック×120ブ
ロック=19,200ブロックに分割される。
【0014】そして、エンコード部122は、図3に示
すように、分割された各ブロックに含まれる16ピクセ
ルについてのYUVデータから、ブロック輝度成分y
a、yb、ブロック色成分u、vおよび、bm(ビット
マップ)で構成されるブロック成分を生成する。このブ
ロック成分は、ya、yb、u、vが8ビット、bmが
16ビットで構成される。これによって、分割部121
で分割された段階で1ブロックあたり、8ビット×3成
分(YUV)×16ピクセル=384ビットで構成され
ていたデータが、ブロック成分によって、8ビット×4
種類(ya、yb、u、v)+16ビット(ビットマッ
プ)=48ビットに圧縮される。すなわち、エンコード
部122によって48/384=1/8にデータが圧縮
される。
【0015】ここで、各ブロック成分の算出について説
明する。すなわち、ブロック色成分u、vは、ブロック
内ピクセル色成分U1〜U16、V1〜V16の平均値
により生成する。すなわち、u=(ΣUi)/16、v
=(ΣVi)/16により算出する。ここで、Σの範囲
iは1〜16である。また、ブロック輝度成分ya、y
bは、ブロック内ピクセル輝度成分Y1〜Y16から閾
値Hを算出し、その閾値Hよりも大きな輝度成分Yhを
有するピクセルの平均値をya、閾値hよりも小さい輝
度成分Ylを有するピクセルのの平均値をybとする。
【0016】閾値Hの選定は、任意であり種々の方法で
決めることが可能であるが、本実施例では、輝度成分Y
の内最も大きな値のYmaxと、最も小さな値のYmi
nを除いた14個の輝度成分Yの平均値を閾値Hとして
採用している。従って、閾値H、ブロック輝度成分y
a、ybは次の数式2によって算出される。なお、数式
2において、pはYhの数、qはYlの数で、p+q=
16である。
【0017】
【数2】 H=〔(ΣYi)−Ymax−Ymin〕/14 ya=(ΣYh)/p yb=(ΣYl)/q
【0018】図4は、閾値Hと輝度成分ya、ybの具
体的算出について表したものである。この図4に示すよ
うに、ブロック内ピクセル輝度成分Y1〜16が、図4
(a)に示すような値であったとする。この場合、輝度
成分の最大値YmaxはY9の値“10”で、最小値Y
minはY16の値“1”である。従って、Y9とY1
6を除く他の輝度成分の平均値を算出すると、(83−
10−1)/14=5.14となる。従って、閾値H=
5.14となる。
【0019】この閾値H以上の値を持つ輝度成分Yhに
は、図4(b)の斜線部で示すように、Y1、Y5、Y
6、Y9、Y10、Y13、Y14の7個が該当し、そ
の平均値から、ya=77.1となる。また、閾値Hよ
り小さい輝度成分Ylには、点々部で示すように、Y
2、Y3、Y4、Y7、Y8、Y11、Y12、Y1
5、Y16の9個が該当し、その平均値から、yb=
3.22となる。そして、図4(c)に示すように、7
個のYhの値を一律にブッロク輝度成分yaとみなし符
号“1”で表し、一方、9個のYlの値を一律にブロッ
ク輝度成分ybとみなして符号“0”で表すことで、2
値化されたbmを作成する。すなわち、bm=(“10
00110011001100”)となる。
【0020】ブロックエンコード部12は、エンコード
部122で生成した、各ブロックについてのブロック成
分(ya、yb、u、v、bm)をコンプレス部13に
供給する。コンプレス部13では、既に現フレームバッ
ファ131に格納されているデータ(1フレーム前のブ
ロック成分)を前フレームバッファ132に移した後
に、ブロックエンコード部12から供給されるブロック
成分を現フレームバッファ131に格納する。。そし
て、符号化部133において、符号化対象となるブロッ
ク(最新のブロック)のブロック成分について、前フレ
ームブロック(Pf)および現フレームの周辺ブロック
との間で、ブロック成分一致条件により、データ符号化
を行う。
【0021】図5はブロック成分一致条件によるデータ
符号化の概念説明するためのものである。この図におい
て、現フレームの斜線で示す3行3列目のブロックを処
理ブロックCbとして符号化する場合について説明す
る。この処理ブロックCbに対して、前フレームバッフ
ァ132の同一位置である3′行3′列目に格納されて
いる前フレームブロックをPfとする。また、現フレー
ムバッファ131において、処理ブロックの1つ前に符
号化処理をした2行3列目のブロックをPbとする。さ
らに、1列前の2列について、処理ブロックCbの左上
(2行2列目)をPrl、真上(3行2列)をPr、右
上(4行2列)をPrrとする。
【0022】そして、処理ブロックCbのブロック成分
と、これら比較ブロックPf、Pb、Prl、Pr、P
rrのブロック成分とを比較し、一致しているブロック
を探し、図6(a)に示す符号化規則に従って、一致し
たブロックによるコード化を行う。すなわち、処理ブロ
ックCbが、直前ブロックPbと一致している場合に
は、Cbのブロック成分ya、yb、u、v、bm(総
計48ビット)が、“100”の3ビットに圧縮され
る。
【0023】一方、比較ブロックの中に一致するブロッ
クがない場合、符号化部133は、、処理ブロックCb
のブロック成分が、前フレームブロックPfと直前ブロ
ックPbのいずれのブロック成分に類似しているかを判
断し、図6(b)に従って、類似ブロックによるコード
化を行う。すなわち、類似しているブロックを示す3桁
のヘッダと、各ブロック成分ya、yb、u、v、bm
の一致・不一致を表す5ビットのマップ(“●●●●
●”)と、一致していないCbの成分(★★…)で表
す。ここで、“●●●●●”は0または1によるビット
列である。また、★は、Cbの実際の成分値を示す数値
であり、各成分値は8ビットの2進数で表現される。
【0024】例えば、処理ブロックCbと類似する直前
ブロックPbの両成分の値が次の通りであったものとす
る。 Cb;ya=200、yb=100、u=128、v=
120、bm=x Pb;ya=200、yb=120、u=110、v=
120、bm=x この場合、処理ブロックCbのコードは次のようにな
る。すなわち、ヘッダは、類似ブロックである直前ブロ
ックを示すビット列“111”で表される。一致・不一
致ビットマップは、ya、v、bmが一致して、ybと
uが不一致であるから、ya、yb、u、v、bmの順
に、ビット列“01100”で表される。Cbの不一致
成分値は、数値yb=100と数値u=128で表され
る。従って、処理ブロックCbのコードは、ヘッダ
(“111”)3ビット+一致・不一致ビットマップ
(“01100”)5ビット+不一致成分値(100、
128)となる。なお、不一致成分値である100と1
28は、それぞれ8ビットで表現される。
【0025】コンプレス部13で符号化された処理ブロ
ックCbのブロック成分の符号化データは、前フレーム
ブロックPfと一致している場合に最小のデータ量にな
る。この場合、分割部121で分割された時点での1ブ
ロックのデータ量が、8×3×16=384ビットなの
で、1/384に圧縮されたことになる。一方、コンプ
レス部13による符号化データが最大となるのは、フレ
ーム間一致がなく、かつ処理ブロックCbの全成分が、
Pf、Pbの全成分と不一致である場合である。この場
合、コンプレス部13の符号化データの量は、3+5+
48=56ビットとなり、この場合の圧縮率は56/3
84=1/6.8となる。
【0026】以上の処理によって、符号化部133で符
号化されたブロック成分の符号化データは、各フレーム
毎にコンプレス部13から送信部14に供給される。送
信部14では、電話網、専用回線、無線通信、ISDN
(サービス総合ディジタル網)、コンピュータ通信、等
の各種通信手段によって、図1(b)に示す受信側に送
信する。受信側の受信部24は、符号化データを受信す
ると、デコンプレス部23に供給する。デコンプレス部
23では、符号化データを、図6(a)(b)の符号化
コード割当に従って、前フレームブロックPf、直前ブ
ロックPb、左上ブロックPrl、真上ブロックPr、
右上ブロックPrrのなかから参照すべきブロックを選
択する。そして、符号化データがブロック間一致を示す
コードであれば、該当位置に格納されている(既に復号
化されている)ブロック成分ya、yb、u、v、bm
を、現在処理対象となっている処理ブロックDbのブロ
ック成分として、現フレームバッファ232に格納す
る。また、符号化データがブロック間不一致を示すコー
ドであれば、図6(b)の符号化規則に従って、符号化
データのヘッダ部で指定される類似ブロックのブロック
成分と符号化データとから、処理ブロックDbのブロッ
ク成分を生成し、現フレームバッファ232に格納す
る。
【0027】復号化部231で、処理ブロックDbにつ
いて符号前のブロック成分ya、yb、u、v、bmが
生成されると、ブロックデコード部22に供給される。
ブロックデコード部22では、ブロック成分ya、y
b、u、v、bmから、図7に示すように、4×4ピク
セルのYUVデータを生成する。すなわち、ブロック成
分のbmが図7(a)に示すビットマップであったとす
ると、(b)に示すように、ビットマップのデータが
“1”であるピクセルは、Y=ya、U=u、V=vと
なり、“0”であるピクセルは、Y=yb、U=u、V
=vとなる。このように、デコードされた後のブロック
データは、全体として色差データU、Vからなる1色
で、その輝度データYがyaとybの2種類に分かれ
る。
【0028】本実施例の画像圧縮通信システムにより圧
縮後に再現された画像データは、前述したように、分割
されたブロック内には自然画像の場合1色しか存在せ
ず、人間の目は色変化には鈍感であるため、1ブロック
内に4×4=16種類存在するU1、V1〜U16、V
16の色をu、vの1色にしても、画像の劣化は充分目
立たない程度であった。また、人間の目は色変化よりも
輝度変化に対して敏感であるため、輝度成分Yをyaと
ybの2種類としたので、輝度変化に対しても劣化は目
立たなかった。
【0029】ブロックデコード部22は、デコード後の
各ピクセルのY、U、Vデータを出力部21に供給し、
出力部21は図示しないテレビ電話、テレビ会議、通信
カラオケ等に使用されるCRT、プラズマディスプレ
イ、液晶表示装置等の各種表示装置等に出力する。ここ
で、出力部21は、接続されている表示装置がY、U、
Vデータを要求している場合にはそのまま出力する。一
方、RGBデータを要求している場合には、次の数式3
に従って、Y、U、VデータからR、G、Bデータを算
出して出力する。
【0030】
【数3】B=1.773U+Y R=1.403V+Y G=Y−(0.564/0.587)U+(0.713
/0.587)V
【0031】次に、第2の実施例として、静止画像の画
像圧縮通信システムについて、そのシステム構成図であ
る図8を参照して説明する。なお、図1に示した第1の
実施例と同一部分には同一の符号を付して、その説明を
適宜省略することにする。静止画像の画像圧縮通信シス
テムの場合、動画像と異なり、比較ブロックとなる前フ
レームが存在しない。そこで、この第2の実施例では、
1フレーム分のブロック成分が格納された現フレームバ
ッファ131の中から、最も多く存在するブロック成分
を検出し、これを比較ブロックPfとして比較ブロック
バッファ135に格納する比較ブロック検出部135を
備えている。比較ブロックバッファ135は、1ブロッ
ク分のブロック成分ya、yb、u、v、bmを格納す
る48ビット分のバッファで構成されている。
【0032】デコンプレス部23では、同様に48ビッ
ト分の比較ブロックバッファ235を備えている。ま
た、デコンプレス部23の現フレームバッファ237
は、コンプレス部13のそれとは異なり、比較ブロック
Pfを受信部24で受信するので1フレーム分を格納す
る必要がなく、ブロック成分2コラム分のバッファが使
用される。2コラム分必要とされるのは、処理ブロック
Dbと比較するブロックとして、比較ブロックPbの他
に、現フレームの直前ブロックPb、左上ブロックPr
l、真上ブロックPr、右上ブロックPlの2コラム分
必要だからである。
【0033】この第2の実施例によれば、静止画像を送
受信する場合、最も多く存在するブロック成分を検出し
て比較ブロックPfとしているので、符号化部133で
処理ブロックCbを符号化する場合に、Pfとブロック
間一致する回数が最も多くなり、従って“0”の最も短
いコード長で符号化することができ(図6(a))、圧
縮効率がよくなる。
【0034】以上説明したように、第1および第2の実
施例によれば、コンプレス部13で符号化する前に、既
にブロックエンコード部12で各ブロック毎に1/8に
データが圧縮されているので、現フレームバッファ13
1、前フレームバッファ132のバッファサイズを小さ
くすることができる。特に、第2の実施例においては、
現フレームバッファが2コラム分でよいため、よりバッ
ファサイズを小さくすることができる。また、符号化部
133によるブロック成分のコード化処理と、復号化部
232による符号化データのデコード化処理は、フレー
ム間一致の検出と図6の符号化規則による変換だけなの
で、データ符号化や復号化を高速処理する特別なハード
ウェアがなくても、ソフトウェアにより充分に対応する
ことができる。従って、通信カラオケのように、一定の
ビル内の中央ステーション等の一か所から静止画像や動
画像を送信し、これを複数の箇所で受信するような画像
圧縮通信システムの場合、送信側および受信側の両装置
において、少ないバッファの使用で、かつソフトウェア
の処理によって画像処理を行うことができる。このよう
に、本実施例によれば、画像圧縮通信システムを簡単な
構成とすることができる。
【0035】以上説明した実施例では、ブロック成分の
bmについて、16ビットの内容のまま周辺ブロック等
の一致、不一致を調べていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、全部“1”、全部“0”、
上半分が“1”、右半分が“1”、1コラム置きに
“1”…、というように、64の代表的なビットマップ
のテーブルを予め作成しておき、各テーブルを6ビット
のコードで指定するようにしてもよい。このように、6
ビットで表された64の各テーブルにより、ブロック成
分のbmを比較するので、ブロック間一致度が高くな
り、一層データ圧縮される。また、不一致の場合でも、
16ビットのビットマップを6ビットの符号列で表現し
ているため、10ビットのデータが圧縮されることにな
る。また、本実施例では、各ブロック成分ya、yb、
u、vのそれぞれを8ビットで表したが、本発明ではこ
れに限定されず、例えば、各ブロック成分を6ビットで
表し、また、5ビット、4ビット等の他のビット数であ
らわしてもよい。さらに、ya、ybを8ビットまたは
6ビット、u、vを6ビットまたは5ビット、というよ
うに、輝度信号と色差信号とを異なるビット数で表すよ
うにしてもよい。
【0036】また、本発明では、図6に示した符号化規
則に限定されず、他の規則を使用してもよい。例えば、
ブロック間一致の場合、図9に示す規則を使用してもよ
い。この規則では、比較的一致する度合いの少ない右上
ブロックを比較対象から外すと共に、コードの内容を変
更している。なお、前フレームブロック連続Pfnは、
一致ブロックが6ブロック以上続いた場合(n≧6)に
用いられる。
【0037】さらに、色成分U、Vからブロック色成分
u、vを算出する場合、上記説明の実施例では、U、V
の平均値を使用したが、他に、処理ブロックのなかで一
番頻度の高い色成分U、Vの値をブロック色成分u、v
としてもよい。また、2つのブロック輝度成分ya、y
bを区別するための閾値Hとして、輝度成分Ymaxと
Yminを除いた値の平均値を使用したが、他に、全輝
度成分Yの単純平均値を閾値Hとしてもよく、さらに、
圧縮する画像データの種類に応じて任意の値を設定する
ようにしてもよい。
【0038】また、本実施例では、処理ブロックCbの
全ブロック成分が、Pf、Pb、Prl、Pr、prr
のいずれとも一致していない場合、類似ブロックの選択
対象として図6(b)に示すように、PfとPbを使用
したが、これに限定されず、任意のブロックを予め決め
ておき、それとの間で類似ブロックを選択するようにし
てもよい。例えば、選択対象として、PfとPrの2つ
の場合、Pf、Pr、Pbの3つの場合等を使用してよ
もい。さらに、本実施例では、処理ブロックCbとの全
ブロック成分が一致しているか否かを判断する対象とし
て、Pf、Pb、Prl、Pr、prrを使用したが、
本発明では、他に、一致する頻度が高いPf、Pb、P
rの3つ対象としてもよい。比較対象を少なくすること
で、ソフトウェアによる処理を一層容易にすることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の画像圧縮装置では、各ピ
クセルデータが輝度信号と色差信号で構成された画像デ
ータを獲得し、n×mからなるブロックデータを生成す
る。そして、生成したブロックを表す、複数の輝度信
号、色差信号、輝度信号の成分の分布を示すn×mのビ
ットマップとからなるブロック成分を生成することでデ
ータを圧縮するので、ソフトウェアによる比較的簡単な
処理でカラー画像データを圧縮することができる。請求
項2記載の画像圧縮装置では、エンコード部で生成され
たブロック成分を、そのブロック成分とブロック成分が
一致、または最も類似している類似ブロックを選択し、
この類似ブロックを示すコードデータと、類似ブロック
のブロック成分に対する差分データとから符号化するの
で、更にデータを圧縮することができる。請求項3記載
の画像圧縮装置では、ブロック生成部で生成された全ブ
ロック成分の中から最も多く存在するブロック成分を検
出し、このブロック成分を含めて一致、または最も類似
するブロックの選択するので、静止画像についてデータ
の圧縮率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像圧縮通信システ
ムのシステム構成図である。
【図2】同上、画像データを4ピクセル×4ピクセルの
ブロックに分割する場合の説明図である。
【図3】、同上、エンコード部における、YUVデータ
から、ブロック成分ya、yb、u、v、bmを生成す
る場合の説明図である。
【図4】同上、エンコード部における、輝度成分ya、
ybおよびビットマップbmの生成についての説明図で
ある。
【図5】同上、符号化部における、ブロック成分一致条
件によるデータ符号化の概念説明図である。
【図6】同上、符号化部におけるブロック成分の符号化
規則を表す図である。
【図7】同上、ブロックデコード部における、ブロック
成分ya、yb、u、v、bmから4×4ピクセルのY
UVデータを生成する場合の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例における画像圧縮通信シ
ステムのシステム構成図である。
【図9】本発明における、他の符号化規則を表す図であ
る。
【符号の説明】
11 YUV獲得部 12 ブロックエンコード部 121 分割部 122 エンコード部 13 コンプレス部 131 現フレームバッファ 132 前フレームバッファ 133 符号化部 14 送信部 21 出力部 22 ブロックデコード部 23 デコンプレス部 231 復号化部 232 現フレームバッファ 233 前フレームバッファ 24 受信部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各データが輝度信号と色差信号で構成さ
    れた画像データを獲得する画像データ獲得手段と、 この画像データ獲得手段で獲得された画像データから、
    n×mからなるブロックデータを生成するブロック生成
    部と、 このブロック生成部で生成されたブロックデータから、
    そのブロックを表す、複数の輝度信号、色差信号、輝度
    信号の成分の分布を示すn×mのビットマップとからな
    るブロック成分を生成するエンコード手段と、を具備す
    ることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記エンコード部で生成されたブロック
    成分を、そのブロック成分と、ブロック成分が一致また
    は最も類似している類似ブロックを選択し、この類似ブ
    ロックを示すコードデータと、類似ブロックのブロック
    成分に対する差分データとから符号化する符号化手段、
    を具備することを特徴すとる請求項1記載の画像圧縮装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブロック生成部で生成された全ブロ
    ック成分の中から最も多く存在するブロック成分を検出
    する最多ブロック検出部を備え、 前記画像データ獲得手段は、静止画像に対する1フレー
    ム分の画像データを獲得し、 前記符号化手段は、この最多ブロック検出部で検出され
    たブロック成分を含めて一致、または最も類似するブロ
    ックの選択を行うことを特徴とする請求項2記載の画像
    圧縮装置。
JP6257553A 1994-09-27 1994-09-27 画像圧縮装置 Pending JPH0898208A (ja)

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JP6257553A JPH0898208A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 画像圧縮装置
US08/525,147 US5787192A (en) 1994-09-27 1995-09-08 Image data compression apparatus and image data communication system

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203918A (ja) * 1998-11-13 2006-08-03 Intel Corp プログラム可能なビデオフォーマット制御方法
CN100367759C (zh) * 2005-02-21 2008-02-06 威盛电子股份有限公司 图像压缩方法及其装置
US7602975B2 (en) 2005-01-21 2009-10-13 Via Technologies, Inc. Method and apparatus for image compression

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