JP3261206B2 - 画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化方法

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JP3261206B2
JP3261206B2 JP11528493A JP11528493A JP3261206B2 JP 3261206 B2 JP3261206 B2 JP 3261206B2 JP 11528493 A JP11528493 A JP 11528493A JP 11528493 A JP11528493 A JP 11528493A JP 3261206 B2 JP3261206 B2 JP 3261206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像データを複数
のビットプレーンに分割し、おのおののビットプレーン
毎に符号化処理を適用して多値画像データの情報量を圧
縮する画像符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置などに用いられ
ている画像記録装置では、16階調程度の低階調なが
ら、多階調の画像記録を実現している。そこで、送信原
稿画像を多値画像データとして入力し、送信する要求が
生じている。
【0003】また、多値画像データは、そのデータ量が
非常に大きいため、そのままの状態で送信すると、多大
な通信時間と通信コストがかかる。このために、多値画
像データを符号化圧縮した状態で送信する必要がある。
【0004】このような多値画像データの符号化方法と
しては、多値画像データを複数のビットプレーンに分割
し、おのおののビットプレーンについて二値算術符号化
処理を適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像
符号化方法が実用されている。
【0005】このような画像符号化方法を適用するもの
としては、例えば、特開昭63−104578号公報
(「画像情報圧縮装置」)に開示されているもののよう
に、各ビットプレーンの統計処理して符号表を形成し、
おのおののビットプレーンの二値画像データを符号化圧
縮するときには、それぞれに対応した符号表を用いるよ
うにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0007】すなわち、このような従来装置では、符号
表を作成するときに参照された画像に傾向が似ている画
像については、平均的な符号化圧縮率の向上を望むこと
ができるが、それ以外の画像については、符号化圧縮率
がそれほど向上しないという事態を生じる。とくに、文
字画像のように、各ビットプレーンの二値画像データの
内容がよく似ている場合には、この傾向が強くあらわれ
る。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、文字画像の符号化圧縮率も向上できる画像符
号化方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多値画像デー
タを複数のビットプレーンに分割し、おのおののビット
プレーン毎に符号化処理を適用して多値画像データの情
報量を圧縮する画像符号化方法において、単一ビットプ
レーンの二値画像データに処理プロセスが比較的高速で
かつ符号化圧縮率が比較的低い第1の符号化処理を適用
して符号化圧縮する第1の符号化処理手段と、単一ビッ
トプレーンの二値画像データに処理プロセスが比較的低
速でかつ符号化圧縮率が比較的高い第2の符号化処理算
術符号化処理を適用して符号化圧縮する第2の符号化処
理手段を備え、符号化に先立って、複数のビットプレー
ン間で二値画像データの値が一致している画素の数を調
べ、その一致した画素の数が所定値よりも大きいときに
は、その画像の各ビットプレーンの二値画像データを上
記第1の符号化処理手段を適用して符号化圧縮するとと
もに、上記一致した画素の数が所定値に満たないときに
は、その画像の各ビットプレーンの二値画像データを上
記第2の符号化処理手段を適用して符号化圧縮するよう
にしたものである。
【0010】また、多値画像データを複数のビットプレ
ーンに分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処
理を適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符
号化方法において、単一ビットプレーンの二値画像デー
タに処理プロセスが比較的高速でかつ符号化圧縮率が比
較的低い第1の符号化処理を適用して符号化圧縮する第
1の符号化処理手段と、単一ビットプレーンの二値画像
データに処理プロセスが比較的低速でかつ符号化圧縮率
が比較的高い第2の符号化処理算術符号化処理を適用し
て符号化圧縮する第2の符号化処理手段を備え、符号化
に先立って、複数のビットプレーン間で二値画像データ
の値が一致している画素の数を調べ、その一致した画素
の数が所定値よりも大きいときには、その画像の各ビッ
トプレーンの二値画像データを上記第1の符号化処理手
段を適用して符号化圧縮するとともに、上記一致した画
素の数が所定値に満たないときには、その画像の各ビッ
トプレーンの二値画像データを上記第2の符号化処理手
段を適用して符号化圧縮するようにしたものである。
【0011】また、多値画像データを複数のビットプレ
ーンに分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処
理を適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符
号化方法において、単一ビットプレーンの二値画像デー
タに処理プロセスが比較的高速でかつ符号化圧縮率が比
較的低い第1の符号化処理を適用して符号化圧縮する第
1の符号化処理手段と、単一ビットプレーンの二値画像
データに処理プロセスが比較的低速でかつ符号化圧縮率
が比較的高い第2の符号化処理を適用して符号化圧縮す
る第2の符号化処理手段を備え、おのおののビットプレ
ーンの二値画像データを符号化圧縮するとき、最初に上
記第1の符号化処理手段の出力を選択するとともに、上
記第2の符号化処理手段が画像データの状態を検出する
ために用いているテンプレートの選択状態を調べ、所定
のディザパターンに対応したテンプレートの選択回数が
所定値を超えたときには、それ以降の二値画像データを
符号化圧縮するとき、上記第2の符号化処理手段の出力
を選択するようにしたものである。
【0012】また、多値画像データを複数のビットプレ
ーンに分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処
理を適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符
号化方法において、単一ビットプレーンの二値画像デー
タに処理プロセスが比較的高速でかつ符号化圧縮率が比
較的低い第1の符号化処理を適用して符号化圧縮する第
1の符号化処理手段と、単一ビットプレーンの二値画像
データに処理プロセスが比較的低速でかつ符号化圧縮率
が比較的高い第2の符号化処理を適用して符号化圧縮す
る第2の符号化処理手段を備え、おのおののビットプレ
ーンの二値画像データを符号化圧縮するとき、最初に上
記第1の符号化処理手段の出力を選択するとともに、上
記第2の符号化処理手段が画像データの状態を検出する
ために用いているテンプレートの選択状態を調べ、テン
プレートの選択状態に偏りが少ないときには、それ以降
の二値画像データを符号化圧縮するとき、上記第2の符
号化処理手段の出力を選択するようにしたものである。
【0013】
【作用】したがって、符号化効率と符号化速度の釣り合
いが取れた符号化処理が実現できるとともに、文字画像
の特性に応じた符号化処理が可能になる。また、第1の
符号化処理(例えば、MMR方式の符号化処理)と第2
の符号化処理(例えば、算術符号化処理(QMコーダ方
式(予測符号化処理を含む)の符号化処理))を、符号
化対象になっている画像の内容に適応的に適用している
ので、効率のよい符号化処理が実現できる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ4ファクシミリ装置を示している。
【0016】同図において、制御部1は、主としてこの
グループ4ファクシミリ装置の各部の制御処理を行うも
のであり、システムメモリ2は、制御部1が実行する制
御処理プログラム、および、処理プログラムを実行する
ときに必要な各種データなどを記憶するとともに、制御
部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータ
メモリ3は、このグループ4ファクシミリ装置に固有な
各種の情報を記憶するためのものである。
【0017】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
多値(例えば、各画素8ビット)に読み取るためのもの
であり、プロッタ5は、所定の解像度で画像を記録出力
するためのものであり、操作表示部6は、このファクシ
ミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、お
よび、各種の表示器からなる。
【0018】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、グループ4ファクシ
ミリ装置に標準的なMMR方式の符号化/復号化処理機
能を備えるとともに、QMコーダ方式(テンプレート符
号化(予測符号化)処理を含む)の符号化/復号化処理
機能を備えている。また、画像蓄積装置8は、符号化圧
縮された状態の画情報などを記憶するためのものであ
る。
【0019】ISDNインタフェース回路9は、このグ
ループ4ファクシミリ装置をISDNに接続するととも
に、レイヤ1の信号処理機能およびDチャネル(信号チ
ャネル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の
信号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネル
伝送制御部10は、呼設定/呼解放手順処理などISD
NのDチャネル上の信号処理を実行するためのものであ
り、Bチャネル伝送制御部11,12は、Bチャネル上
で行うグループ4ファクシミリ伝送手順機能を実現する
ためのものである。
【0020】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、Dチャネ
ル伝送制御部、および、Bチャネル伝送制御部11,1
2は、システムバス13に接続されており、これらの各
要素間でのデータのやりとりは、主としてこのシステム
バス13を介して行われている。
【0021】図2は、ISDNを用いて画像通信すると
きのグループ4ファクシミリ端末装置間の伝送手順の一
例を示している。
【0022】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のためのBチャネルが確立し、こ
れにより、発端末および着端末は、Bチャネル上の伝送
手順を開始する。
【0023】まず、発端末は、コマンドSABMを送出
してリンクレイヤの設定を要求し、着端末はレスポンス
UAを応答し、これにより、リンクレイヤが設定され
る。
【0024】次いで、発端末は、ネットワークレイヤを
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
【0025】次いで、発端末は、トランスポートレイヤ
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
【0026】そして、発端末は、セッションレイヤのコ
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
【0027】次に、発端末は、使用する伝送機能のネゴ
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
【0028】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
【0029】着端末は、ドキュメント終了コマンドCD
Eを受信すると、このときの文書の受信が正常終了した
ことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDE
Pを送出する。
【0030】また、1文書中に複数のページが含まれる
場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信
を終了した時点で、発端末は、1ページ終了をあらわす
ドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、着
端末は、このときの1ページ分の画情報の正常受信した
ことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンス
RDPBPを送出する。
【0031】このようにして、1文書分の画情報伝送を
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
【0032】次いで、発端末は、ネットワークレイヤの
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
【0033】このようにして、Bチャネル上のリンク
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、
ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出して
Bチャネルの復旧を通知する。一方、ISDNは、着端
末に切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解
放を要求し、着端末は、解放メッセージRELをISD
Nに送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0034】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
Bチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、
解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出
し、それによって、ISDNと着端末との間のBチャネ
ルが解放される。その結果、発端末と着端末との間に設
定されていたBチャネルが完全に解放される。
【0035】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0036】さて、スキャナ4は、読み取った画像を、
例えば、8ビットの多値画像データに変換して出力す
る。ここで、1ページ分の画像の多値画像データから、
第1ビット〜第8ビットの各ビット位置のデータを各画
素毎に抽出し、その抽出した1ビットのデータをその画
素に対応した位置に配置したデータの集まりをビットプ
レーンデータという。したがって、8ビットの多値画像
データには、第1ビットプレーンデータ〜第8ビットプ
レーンデータまでの8つのビットプレーンデータが含ま
れる。
【0037】例えば、画像電子学会テストチャートN
o.1(ファクシミリ用テストチャート)の左側に配置
される写真画像(図示略)の部分について考えると、こ
の画像を8ビットの多値画像データであらわしたとき、
その第8ビットプレーンデータ(MSBのビットプレー
ンのデータ)であらわされる画像の様子は図3(a)の
ようになり、第7ビットプレーンデータであらわされる
画像の様子は同図(b)のようになり、第6ビットプレ
ーンデータであらわされる画像の様子は同図(c)のよ
うになり、第5ビットプレーンデータであらわされる画
像の様子は同図(d)のようになり、第4ビットプレー
ンデータであらわされる画像の様子は同図(e)のよう
になり、第3ビットプレーンデータであらわされる画像
の様子は同図(f)のようになり、第2ビットプレーン
データであらわされる画像の様子は同図(g)のように
なり、第1ビットプレーンデータ(LSBのビットプレ
ーンのデータ)であらわされる画像の様子は同図(h)
のようになる。
【0038】この図3(a)〜(h)を見て理解できる
ように、写真画像を読み取って得た多値画像データで
は、高位ビット(MSB側)のビットプレーンデータで
あらわされる画像の内容は、元の画像の特徴があらわれ
た大柄な画像(すなわち、エントロピの低い画像)にな
るのに対して、低位ビット(LSB側)のビットプレー
ンデータのであらわされる画像の内容は、ノイズのよう
な細かい画像(すなわち、エントロピの高い画像)にな
る。
【0039】ここで、MMR方式は、エントロピの低い
画像についての符号化圧縮率が良好で、エントロピの高
い画像についての符号化圧縮率が悪い。これに対し、Q
Mコーダ方式は、エントロピの低い画像およびエントロ
ピの高い画像のいずれについても、符号化圧縮率が良好
である。一方、MMR方式の符号化/復号化装置とQM
コーダ方式の符号化/復号化装置を、同一製造プロセス
を用いたLSI装置で実現したとき、それぞれのLSI
装置を同一クロックで駆動した場合、前者の処理速度が
後者の処理速度の数倍になると予想される。
【0040】したがって、多値画像データを符号化する
ときの符号化効率を、符号化圧縮率だけで考えると、Q
Mコーダ方式の方が有利であるが、符号化/復号化の処
理速度を含めて符号化効率として考えると、QMコーダ
方式が有利であるとは限らない。
【0041】そこで、本実施例では、多値画像データの
高位ビットプレーンデータについてはMMR方式を適用
し、低位ビットプレーンデータについてはQMコーダ方
式を適用することで、符号化データの圧縮率をある程度
高くするとともに、符号化処理速度をある程度高速にで
きるようにしている。ここで、高位ビットプレーンデー
タとは、例えば、第8ビットプレーンデータ〜第5ビッ
トプレーンデータを示し、また、低位ビットプレーンデ
ータとは、第4ビットプレーンデータ〜第1ビットプレ
ーンデータを示す。
【0042】図4は、符号化復号化部7の符号化部の一
例を示している。
【0043】同図において、ビットプレーン展開部15
は、システムバス13を介して入力する8ビットの多値
画像データPXを、おのおののビット毎に第1ビットプ
レーン〜第8ビットプレーンに分解するものであり、そ
の各ビットプレーンのデータを、それぞれメモリ16に
記憶する。このメモリ16の記憶データは、MMR符号
化部17およびQMコーダ符号化部18にそれぞれ出力
される。
【0044】MMR符号化部17は、メモリ16に記憶
されている1つのビットプレーンのデータにMMR符号
化方式を適用して符号化圧縮するものであり、その処理
結果は出力回路19に加えられている。
【0045】QMコーダ符号化部18は、メモリ16に
記憶されている1つのビットプレーンのデータについ
て、所定のテンプレート(後述)を適用した予測符号化
処理を実行してマルコフ状態を判別し、おのおののマル
コフ状態についてQMコーダの算術符号化処理を適用し
て符号化圧縮するものであり、その処理結果は、出力回
路19に出力される。
【0046】出力回路19は、符号化制御部20からの
指令により、MMR符号化部17の出力、または、QM
コーダ符号化部18の出力のいずれかを選択するもので
あり、その選択信号は、符号化データPPとして、シス
テムバス13を介し、次段装置に出力される。
【0047】符号化制御部20は、ビットプレーン展開
部15、メモリ16、MMR符号化部17、QMコーダ
符号化部18、および、出力回路20の動作を制御する
とともに、上位制御部(CPU1)との間で種々の制御
情報などをやりとりするためのものである。
【0048】図5は、画像送信時に1ページ分の画像を
符号化圧縮するときの処理例を示している。なお、この
処理は、CPU1および符号化処理部20が共同して実
行するものである。
【0049】まず、スキャナ4により1ページ分の画像
が読み取り入力され、符号化復号化部7のメモリ16に
は、1ページ分の多値画像データPXが、8つのビット
プレーンデータに分割されて記憶される。
【0050】この状態で、符号化制御部20は、1つの
ビットプレーンを選択し(処理101)、そのビットプ
レーンがMMR符号化を適用するビットプレーンである
かどうかを調べる(判断102)。
【0051】判断102の結果がYESになるときに
は、出力回路19にMMR符号化部17を選択させた状
態で(処理103)、MMR符号化部17の1ページ分
の符号化動作を開始するとともに、メモリ16からその
選択したビットプレーンのデータを読み出しを実行し
て、1つのビットプレーンの符号化処理を実行する(処
理104)。これにより、1つのビットプレーンデータ
をMMR符号化処理して形成された符号化データが、出
力回路20から符号化データPPとして出力される。
【0052】また、判断102の結果がNOになるとき
には、出力回路19にQMコーダ符号化部18を選択さ
せた状態で(処理105)、QMコーダ符号化部18の
1ページ分の符号化動作を開始するとともに、メモリ1
6からその選択したビットプレーンのデータを読み出し
を実行して、1つのビットプレーンの符号化処理を実行
する(処理106)。これにより、1つのビットプレー
ンデータをQMコーダ符号化処理して形成された符号化
データが、出力回路20から符号化データPPとして出
力される。
【0053】このようにして、1つのビットプレーンデ
ータの符号化処理を終了すると、全てのビットプレーン
の処理が終了したかどうかを調べて(判断107)、判
断107の結果がNOになるときには、次のビットプレ
ーンのデータを符号化するために、処理101に戻る。
また、判断107の結果がYESになるときには、この
動作を終了する。
【0054】また、本実施例では、画像送信時には、例
えば、セッション開始コマンドCSSにおいて、ビット
プレーンと符号化方式との関係をあらわすデータを付加
することで、ビットプレーンと符号化方式との関係をあ
らわすデータを相手端末に通知する。
【0055】これにより、符号化圧縮率が良好で、か
つ、データ伝送時間を短縮した画像通信動作を実現でき
る。
【0056】ところで、文字画像を読み取った場合、こ
の画像を8ビットの多値画像データであらわしたとき、
その第8ビットプレーンデータであらわされる画像の様
子は図6(a)のようになり、第7ビットプレーンデー
タであらわされる画像の様子は同図(b)のようにな
り、第6ビットプレーンデータであらわされる画像の様
子は同図(c)のようになり、第5ビットプレーンデー
タであらわされる画像の様子は同図(d)のようにな
り、第4ビットプレーンデータであらわされる画像の様
子は同図(e)のようになり、第3ビットプレーンデー
タであらわされる画像の様子は同図(f)のようにな
り、第2ビットプレーンデータであらわされる画像の様
子は同図(g)のようになり、第1ビットプレーンデー
タであらわされる画像の様子は同図(h)のようにな
る。なお、この画像は、CCITTテストチャートN
o.1の一部である。
【0057】この図6(a)〜(h)を見て理解できる
ように、文字画像を読み取って得た多値画像データで
は、全てのビットプレーンのデータで、元の画像の特徴
がよくあらわれた、エントロピの低い画像となる。ま
た、高位ビット(MSB側)の複数のビットプレーンデ
ータであらわされる画像の内容は、多くの点で一致して
いる。
【0058】そこで、高位ビットの複数のビットプレー
ンデータを、同一画素位置についてその一致状況を判断
し、一致している画素の数が一定値以上の場合には、そ
の画像を文字画像として判定することができ、その場合
には、全てのビットプレーンについてMMR符号化方式
で符号化圧縮すると、符号化圧縮率が良好で、かつ、画
像通信時間を短縮することができる。
【0059】この場合の符号化復号化部7の一例を図7
に示す。なお、同図において、図4と同一部分および相
当する部分には同一符号を付している。
【0060】同図において、メモリ16のデータは、符
号化制御部20’にも加えられている。符号化制御部2
0’は、1ページ分の符号化処理に先立って、メモリ1
6のデータをプリスキャンし、例えば、第8ビットプレ
ーンデータ〜第4ビットプレーンデータを、同一画素位
置についてその一致状況を判断し、一致している画素の
数が一定値以上の場合には、その画像を文字画像として
判定する。
【0061】なお、プリスキャン時に一致状況を判断す
るために用いるビットプレーンデータの数は、読取系の
特性(例えば、γ補正特性など)に応じて、設定するこ
とが好ましい。
【0062】図8は、画像送信時に1ページ分の画像を
符号化圧縮するときの他の処理例を示している。なお、
この処理は、CPU1および符号化処理部20’が共同
して実行するものである。
【0063】まず、スキャナ4により1ページ分の画像
が読み取り入力され(処理201)、符号化復号化部7
のメモリ16には、1ページ分の多値画像データPX
が、8つのビットプレーンデータに分割されて記憶され
る。次に、符号化制御部20’は、上述したプリスキャ
ン処理を実行して(処理202)、その画像が文字画像
であるか否かを判定する(判断203)。
【0064】判断203の結果がYESになるときに
は、出力回路19にMMR符号化部17を選択させた状
態で(処理204)、相手端末にMMR符号化処理を実
行することを通知し(処理205)、MMR符号化部1
7の1ページ分(8ビットプレーン分)の符号化動作を
開始するとともに、メモリ16からその1ページ分のデ
ータをビットプレーン毎に読み出して、1ページ分の符
号化処理を実行する(処理206)。
【0065】これにより、1ページ分の各ビットプレー
ンデータをMMR符号化処理して形成した符号化データ
が、出力回路20から符号化データPPとして出力さ
れ、相手端末に送信される。
【0066】また、判断203の結果がNOになるとき
には、出力回路19にQMコーダ符号化部18を選択さ
せた状態で(処理207)、相手端末にQMコーダ符号
化処理を実行することを通知し(処理208)、QMコ
ーダ符号化部18の1ページ分(8ビットプレーン分)
の符号化動作を開始するとともに、メモリ16からその
1ページ分のデータをビットプレーン毎に読み出して、
1ページ分の符号化処理を実行する(処理209)。
【0067】これにより、1ページ分の各ビットプレー
ンデータをQMコーダ符号化処理して形成した符号化デ
ータが、出力回路20から符号化データPPとして出力
され、相手端末に送信される。
【0068】ところで、画像を多値読み取りするとき、
記録系の特性に合わせた読み取り動作を実行することが
好ましい。例えば、記録系が1画素を3状態で記録可能
な場合、読取系でも、1画素を3状態で読み取ると、比
較的画質劣化のない再生画像を得ることができる。
【0069】さらに、このように1画素を3状態で読み
取り記録るとき、例えば、2×2の画素領域毎に平均的
な濃度を表現することで、より多くの状態を表現するこ
とができ、より高画質の再生画像を得ることができる。
例えば、図9(a)〜(i)に示したように、1画素を
3状態で読み取り、かつ、2×2の小領域を単位に濃度
表現すると、この場合には、8状態を表現することがで
きる。このような擬似的な多値画像の表現方法は、例え
ば、多値ディザ方式と称されている。
【0070】このような多値ディザ方式を用いると、高
位ビットプレーンでも、そのデータであらわされる画像
の様子がエントロピの高い画像になるので、高位ビット
プレーンデータもQMコーダ符号化部18で符号化処理
することが好ましい。
【0071】一方、上述したQMコーダ符号化部18
が、例えば、図10(a)に示したような形状のテンプ
レートを適用することを考えると、多値ディザ方式で読
み取られた画像データのビットプレーンデータを処理し
ているときには、同図(b)に示したように、ディザ状
の内容をもつテンプレートが多く適用される。
【0072】したがって、1つのビットプレーンデータ
を処理中に、このディザ状のテンプレートを所定ビット
数以上適用している場合には、そのビットプレーンデー
タをQMコーダ方式で符号化処理し、それ以外の場合に
は、そのビットプレーンデータをMMR符号化方式で符
号化処理すると、符号化効率が良好で、かつ、符号化処
理速度も良好な符号化処理を実現することができる。
【0073】この実施例での1つのビットプレーンデー
タの符号化処理の一例を図11に示す。なお、この処理
に先立って、1ページ分の多値画像データがメモリ16
に記憶されている。
【0074】まず、カウンタLの値を0に初期設定し
(処理301)、出力回路19にMMR符号化部17の
出力を選択させた状態で(処理302)、メモリ16か
らそのときに符号化するビットプレーンデータを1ビッ
ト出力させて、MMR符号化部17およびQMコーダ符
号化部18に1ビット分の符号化処理を実行させる(処
理303)。
【0075】そして、そのときに1ビットプレーンデー
タ分の符号化処理が終了したかどうかを調べて(判断3
04)、判断304の結果がNOになるときには、QM
コーダ符号化部18から適用しているテンプレートのデ
ータを入力して(処理305)、そのテンプレートがデ
ィザパターンとして登録されているものであるかどうか
を調べる(判断306)。判断306の結果がYESに
なるときには、カウンタLの値を1つ増やす(処理30
7)。
【0076】次いで、カウンタLの値が所定値NA以上
になっているかどうかを調べる(判断308)。判断3
08の結果がNOになるときには、処理303に戻っ
て、MMR符号化部17の選択状態を継続する。
【0077】判断308の結果がYESになるときに
は、そのビットプレーンの画像がディザパターンの場合
なので、出力回路19にQMコーダ符号化部18を選択
させ(処理309)、そのビットプレーンの処理を終了
するまで、1ビット符号化処理を繰り返し実行する(処
理310,判断311のNOループ)。
【0078】したがって、判断308の結果がYESに
なる以前の状態では、MMR符号化部17から出力され
る符号化データが符号化データPPとして出力され、ま
た、判断308の結果がYESになった以降から、QM
コーダ符号化部18から出力される符号化データが符号
化データPPとして出力される。
【0079】また、1つのビットプレーンデータの処理
を終了して、判断304の結果がYESになるとき、お
よび、判断311の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。
【0080】このようにして、最初の状態ではMMR符
号化して得た符号化データPPを出力するとともに、そ
のときに処理しているビットプレーンの画像がディザパ
ターンであると判定された時点から、QMコーダ符号化
して得た符号化データPPを出力しているので、そのと
きに処理しているビットプレーンデータの内容に適用的
な符号化処理を実現することができ、符号化圧縮率およ
び符号化速度を最適なものにすることができる。
【0081】なお、この場合の復号化処理では、符号化
処理と同様の手順を用いて符号化処理の切り換えを判定
することができるので、MMR符号化からQMコーダ符
号化に切り換えたタイミングを通知する必要は、特にな
い。
【0082】また、画像のエントロピが高くなっている
ことを判定する方法としては、上述したように、テンプ
レートがディザパターンになっていることを検出する以
外にも、次のような方法がある。
【0083】すなわち、画像のエントロピが低いときに
は、大柄の画像であり、したがって、QMコーダ符号化
部18で適用されるテンプレートの種類にはある程度の
偏りがある。それに対して、画像のエントロピが高いと
きには、ノイズ状の画像であり、したがって、QMコー
ダ符号化部18では、適用されるテンプレートの種類に
は偏りがない。
【0084】このような特徴を利用した、1つのビット
プレーンデータの符号化処理の他の例を図12に示す。
なお、この処理に先立って、1ページ分の多値画像デー
タがメモリ16に記憶されている。
【0085】まず、出力回路19にMMR符号化部17
の出力を選択させた状態で(処理401)、メモリ16
からそのときに符号化するビットプレーンデータを1ビ
ット出力させて、MMR符号化部17およびQMコーダ
符号化部18に1ビット分の符号化処理を実行させる
(処理402)。
【0086】そして、そのときに1ビットプレーンデー
タ分の符号化処理が終了したかどうかを調べて(判断4
03)、判断403の結果がNOになるときには、QM
コーダ符号化部18から適用しているテンプレートのデ
ータを入力し(処理404)、そのときに、テンプレー
トの偏りを検査できる程度にテンプレートをサンプリン
グしたかどうかを調べる(判断405)。判断405の
結果がNOになるときには、処理402に戻る。
【0087】判断405の結果がYESになるときに
は、テンプレートのサンプル数が所定数になったので、
テンプレートの種類に偏りがあるかどうかを調べ(判断
406)、判断406の結果がYESになるときには、
処理402に戻って、MMR符号化部17の選択状態を
継続する。
【0088】判断406の結果がNOになるときには、
出力回路19にQMコーダ符号化部18を選択させ(処
理407)、そのビットプレーンの処理を終了するま
で、1ビット符号化処理を繰り返し実行する(処理40
8,判断409のNOループ)。
【0089】したがって、判断406の結果がYESに
なる以前の状態では、MMR符号化部17から出力され
る符号化データが符号化データPPとして出力され、ま
た、判断406の結果がYESになった以降から、QM
コーダ符号化部18から出力される符号化データが符号
化データPPとして出力される。
【0090】また、1つのビットプレーンデータの処理
を終了して、判断403の結果がYESになるとき、お
よび、判断409の結果がYESになるときには、この
処理を終了する。
【0091】このようにして、最初の状態ではMMR符
号化して得た符号化データPPを出力するとともに、そ
のときに処理しているビットプレーンの画像の内容が、
テンプレートの統計上の偏りを示すような内容であると
判定された時点から、QMコーダ符号化して得た符号化
データPPを出力しているので、そのときに処理してい
るビットプレーンデータの内容に適用的な符号化処理を
実現することができ、符号化圧縮率および符号化速度を
最適なものにすることができる。
【0092】なお、この場合の復号化処理では、符号化
処理と同様の手順を用いて符号化処理の切り換えを判定
することができるので、MMR符号化からQMコーダ符
号化に切り換えたタイミングを通知する必要は、特にな
い。
【0093】ところで、上述した実施例では、テンプレ
ートとして、QMコーダ符号化と同じものを用いている
が、画像状態を判定するためのテンプレート判定処理を
別の手段で実行することもできる。また、そのときに用
いるテンプレートの内容は、QMコーダ符号化で用いる
ものと異なるものを用いることもできる。
【0094】また、上述した実施例では、本発明をグル
ープ4ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、それ以外の装置についても同様にして
適用することができる。
【0095】また、上述した各実施例では、処理プロセ
スが比較的高速でかつ符号化圧縮率が比較的低い符号化
処理としてMMR符号化処理を適用しているが、この符
号化処理としてこれ以外のものを用いることもできる。
例えば、MH,MRなど、あらかじめ決定されている符
号表を参照し、パターンマッチング技術により符号を作
成する符号化処理を用いることができる。
【0096】また、上述した各実施例では、処理プロセ
スが比較的低速でかつ符号化圧縮率が比較的高い符号化
処理として、QMコーダ符号化処理のような算術符号化
処理を適用しているが、この符号化処理としてこれ以外
のものをもちいることもできる。例えば、画像データを
プリスキャンして符号表を作成する適応型ハフマン符号
化処理を用いることができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化効率と符号化速度の釣り合いが取れた符号化処理
が実現できるとともに、文字画像の特性に応じた符号化
処理が可能になる。また、第1の符号化処理(例えば、
MMR方式の符号化処理)と第2の符号化処理(例え
ば、算術符号化処理(QMコーダ方式(予測符号化処理
を含む)の符号化処理))を、符号化対象になっている
画像の内容に適応的に適用しているので、効率のよい符
号化処理が実現できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ4ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】グループ4ファクシミリ装置の伝送手順の一例
を示したタイムチャート。
【図3】写真画像の多値画像データのビットプレーンデ
ータの一例を示した概略図。
【図4】符号化復号化部の一例を示したブロック図。
【図5】符号化処理の一例を示したフローチャート。
【図6】文字画像の多値画像データのビットプレーンデ
ータの一例を示した概略図。
【図7】符号化復号化部の他の例を示したブロック図。
【図8】符号化処理の他の例を示したフローチャート。
【図9】多値ディザ方式について説明するための概略
図。
【図10】テンプレートとディザパターンとの関係を示
した概略図。
【図11】符号化処理の別の例を示したフローチャー
ト。
【図12】符号化処理のさらに別の例を示したフローチ
ャート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像データを複数のビットプレーン
    に分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処理を
    適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符号化
    方法において、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的高速でかつ符号化圧縮率が比較的低い第1の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第1の符号化処理手段
    と、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的低速でかつ符号化圧縮率が比較的高い第2の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第2の符号化処理手段
    を備え、 符号化に先立って、複数のビットプレーン間で二値画像
    データの値が一致している画素の数を調べ、その一致し
    た画素の数が所定値よりも大きいときには、その画像の
    各ビットプレーンの二値画像データを上記第1の符号化
    処理手段を適用して符号化圧縮するとともに、上記一致
    した画素の数が所定値に満たないときには、その画像の
    各ビットプレーンの二値画像データを上記第2の符号化
    処理手段を適用して符号化圧縮することを特徴とした画
    像符号化方法。
  2. 【請求項2】 多値画像データを複数のビットプレーン
    に分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処理を
    適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符号化
    方法において、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的高速でかつ符号化圧縮率が比較的低い第1の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第1の符号化処理手段
    と、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的低速でかつ符号化圧縮率が比較的高い第2の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第2の符号化処理手段
    を備え、 おのおののビットプレーンの二値画像データを符号化圧
    縮するとき、最初に上記第1の符号化処理手段の出力を
    選択するとともに、上記第2の符号化処理手段が画像デ
    ータの状態を検出するために用いているテンプレートの
    選択状態を調べ、所定のディザパターンに対応したテン
    プレートの選択回数が所定値を超えたときには、それ以
    降の二値画像データを符号化圧縮するとき、上記第2の
    符号化処理手段の出力を選択することを特徴とする画像
    符号化方法。
  3. 【請求項3】 多値画像データを複数のビットプレーン
    に分割し、おのおののビットプレーン毎に符号化処理を
    適用して多値画像データの情報量を圧縮する画像符号化
    方法において、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的高速でかつ符号化圧縮率が比較的低い第1の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第1の符号化処理手段
    と、 単一ビットプレーンの二値画像データに処理プロセスが
    比較的低速でかつ符号化圧縮率が比較的高い第2の符号
    化処理を適用して符号化圧縮する第2の符号化処理手段
    を備え、 おのおののビットプレーンの二値画像データを符号化圧
    縮するとき、最初に上記第1の符号化処理手段の出力を
    選択するとともに、上記第2の符号化処理手段が画像デ
    ータの状態を検出するために用いているテンプレートの
    選択状態を調べ、テンプレートの選択状態に偏りが少な
    いときには、それ以降の二値画像データを符号化圧縮す
    るとき、上記第2の符号化処理手段の出力を選択するこ
    とを特徴とする画像符号化方法。
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