JPH03113161A - 自動変速機のコースト制御装置 - Google Patents

自動変速機のコースト制御装置

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JPH03113161A
JPH03113161A JP1247281A JP24728189A JPH03113161A JP H03113161 A JPH03113161 A JP H03113161A JP 1247281 A JP1247281 A JP 1247281A JP 24728189 A JP24728189 A JP 24728189A JP H03113161 A JPH03113161 A JP H03113161A
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JP
Japan
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pressure
valve
hydraulic pressure
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ghost
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Application number
JP1247281A
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English (en)
Inventor
Hideo Tomomatsu
秀夫 友松
Yasuo Hojo
康夫 北條
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ゴースト用摩擦係合装置への係合圧を、モジ
ュレータバルブと電磁弁とにより調圧制御する自動変速
機のゴースト制御装置に関する。
【従来の技術】
一般に、自動変速機では、変速時のショックを低減する
ために、摩擦係合装置の係合に代えてワンウェイクラッ
チのロックによって変速を達成するように構成した技術
がよく用いられる。この場合、駆動方向が逆になるゴー
スト時には、ワンウェイクラッチの空転によって車両側
からエンジンへの動力伝達が行われず、エンジンブレー
キが非常に効き難くなるという現象が生じる。そのため
、一般に自動変速機ではドライブレンジの他にLレンジ
や2レンジを設け、シフトレバ−のシフトレンジがこの
Lレンジや2レンジに設定されたときには、ゴースト用
(エンジンブレーキ用)の摩擦係合装置を別途係合させ
ることにより車両側からの動力がエンジン側に伝達され
る。ように構成している。近年、このゴースト用摩擦係
合装置の係合を良好に制御するために、該摩擦係合装置
の係合圧をモジュレータバルブと電磁弁とにより調圧制
御するようにした電子制御式の自動変速機が提案されて
いる(特願昭63−70153:未公知)。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにゴースト用摩擦係合装置への
係合圧を、モジュレータバルブと電磁弁とにより調圧制
御するようにした場合、もし電磁弁がフェイルした場合
には、ゴースト用の摩擦係合装置の係合ができなくなり
、シフトレンジがしレンジや2レンジにシフトされたと
きであってもエンジンブレーキを十分に効かずことがで
きなくなるという不具合が発生する。 本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、ゴースト用摩擦係合装置への係合圧を制御するため
の電磁弁がフェイルしたとしても、このフェイルに速や
かに対応し、Lレンジや2レンジにシフトしたにも拘ら
ずエンジンブレーキが効かなくなるというような不具合
が発生するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1図にその要旨を示すように、ゴースト用
摩擦係合装置への係合圧を、モジュレータバルブと電磁
弁とにより調圧制御する自動変速機のゴースト制御装置
において、前記モジュレータバルブに、前記電磁弁から
の油圧に対抗する油圧を供給する対抗油圧系を設けると
共に、前記電磁弁がフェイルしたか否かを検出する手段
を設け、且つ、前記対抗油圧系のモジュレータバルブに
対する作用力を、前記電磁弁がフェイルしたときに、該
対抗油圧系の対抗油圧により、必要な係合圧を前記ゴー
スト用摩擦係合装置に供給し得るような大きさとしたこ
とにより、上記目的を達成したものである。
【作用】
本発明においては、前記モジュレータバルブに、前記電
磁弁からの油圧に対抗する油圧を供給する対抗油路系を
設けるようにしている。その上で、前記電磁弁がフェイ
ルしたか否かを検出し、もしフェイルしたときには、こ
の対抗油路系の対抗油圧によって最小限の係合圧がゴー
スト用摩擦係合装置に供給し得るようにしている。対抗
油圧系のモジュレータバルブに対する作用力は、該対抗
油圧系の対抗油圧及びこれを受けるフェイス面積により
設定することができるため、この作用力を本来の電磁弁
からの油圧による作用力が最大に掛かったときであって
もなおこれに打ち勝って必要な係合圧を発生できるよう
に設定する。
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。 第2図にこの実施例が適用される車両用自動変速機の全
体概要を示す。 この自動変速機は、そのトランスミッション部としてト
ルクコンバータ20と、第2変速機部40と、前進3段
、後進1段の第1変速機部60とを備える。 前記トルクコンバータ20は、ポンプ21、タビン22
、ステータ23、及びロックアツプクラッチ24を備え
る。ポンプ21は、エンジン1のクランク軸10と連結
され、タービン22は第2変速機部40における遊星歯
車装置のキャリア4・1に連結されている。 前記第2変速機部40においては、このキャリア41に
よって回転可能に支持されたプラネタリビニオン42が
サンギヤ43及びリングギヤ44と歯合している。又、
サンギヤ43とキャリア41との間には、クラッチCo
及び一方向クラッチFOが設けられており、サンギヤ4
3とハウジングHuとの間には、ブレーキBoが設け、
られている。 前記第1変速機部60には、遊星歯車装置としてフロン
ト側及びリヤ側の2列が備えられている。 この遊星歯車装置は、それぞれ共通のサンギヤ61、リ
ングギヤ62.63、プラネタリビニオン64.65、
及びキャリア66.67からなる。 第2変速機部40のリングギヤ44は、クラッチC1を
介して前記リングギヤ62に連結されている。又、前記
リングギヤ44とサンギヤ61との間にはクラッチC2
が設けられている。更に、前記キャリア66は、前記リ
ングギヤ63と連結されており、これらキャリア66及
びリングギヤ63は出力軸70と連結されている。一方
、前記キャリア67とハウジングHuとの間にはブレー
キB3及び一方向クラッチF2が設けられており、更に
、サンギヤ61とハウジングHuどの間には、一方向ク
ラッチF1を介してブレーキB2が設けられ、又、サン
ギヤ61とハウジングHtlとの間には、ブレーキB1
が設けられている。 この自動変速機は、上述のごときトランスミッション部
を備え、エンジン1の負荷状態を反映しているスロット
ル開度θを検出するスロットルセンサ100、及び車速
Noを検出する車速センサ102等の信号を入力された
中央処理装置(ECU)104によって、予め設定され
た変速パターンに従って油圧制御回路106内のソレノ
イド81〜S3が駆動・制御され、第3図B部分に示さ
れるような、各クラッチ、ブレーキ等の継合の組合せが
行われて変速制御がなされる。 又、第3図においてO印は係合状態を示している。又、
X印はエンジンブレーキを効かせる際に係合状態とされ
ることを示している。 第3図から明らかなように、この自動変速機にあっては
、第1速段、第2速段においてエンジンブレーキをきか
せようとしたときには、同一のゴースト用ブレーキB3
が係合させられるようになっている。しかしながら、シ
フトレンジが2レンジにあるときには、第1速段から第
2速段へのアップシフトが許容されるため、ゴースト状
態のままこのアップシフトが行われると、ギヤ比の切換
えによってエンジン回転数が引き下げられるため、変速
過渡時にイナーシャトルクが発生し、自動変速機の出力
軸は被駆動→駆動と変化し、変速の終了と共に再び被駆
動に変化することになる。そこで、この実施例では、こ
の2レンジにおける当該アップシフトのローギヤ側の変
速段、即ち、第1速段においては、当該ブレーキB3が
係合しないような構成としである。 第4図に、これを実現するための油圧制御装置を示す。 図において、150が運転席の横に設けられた図示せぬ
シフトレバ−に直結されると共に、シフトレバ−によっ
て選択されたシフトレンジの位置にそのスプール151
が位置決めされるマニュアルバルブ、160は第1変速
機部60の第1速状態と第2速状態とを切換えるための
1−2シフトバルブ、170は、第1変速機部60の第
2速状態と第3速状態とを切換えるための2−3シフト
バルブ、180は、第2変速機部40のローギヤ状態及
びハイギヤ状態を切換えるためのL−Hシフトバルブで
ある。 これらの1−2シフトバルブ160.2−3シフトバル
ブ170、L−Hシフトバルブ180は、それぞれソレ
ノイド81〜S3の0N−OFFによって切換えられる
。 ソレノイド81〜S3は、前述したように、スロットル
開度θ及び車速No等の信号により、予め設定された変
速パターンに従って中央処理装置104からの指令によ
ってそれぞれの0N−OFFが選択され、これらの選択
の組合わせにより第1速段から第6速段までが実現され
る(第3図A部分参照)。 −ここまでの基本的な構成は特に従来と異なるところは
ない。 この実施例では、シフトレンジが2レンジ及びLレンジ
のいずれに設定されたときでも、マニュアルバルブ15
0のボート152からライン圧PLが発生されるように
マニュアルバルブのスプール位置及びボート位置が設定
されており、このようにして2レンジ及びLレンジで発
生されるライン圧PLにより、ゴースト専用ブレーキB
3を係合させる構成とされている。 ここで、符号200が、シフトレンジが2レンジにある
ときにのみ第1速段の状態でブレーキB3が係合しない
ようL二、即ちLレンジにおける第1速段及び2レンジ
における第2速段のときにのみブレーキB3が係合する
ように切換えるなめのリレーバルブである。このリレー
バルブ200には、マニュアルバルブ150のボート1
52から発生されたライン圧PLが、2−3シフトバル
ブ170のボート171.172、更にはローコ−スト
モジュレータバルブ210のボート211.212を介
してボート202に入力されるようになっている。 このリレーバルブ200は、シフトレバ−がLレンジと
されている場合、ソレノイドS2をOFFとすることに
より発生する信号圧がボート201に加わることにより
、スプール201が上方に固定されて図の右半分の状態
とされる。その結果、ボート202に入力されてきたラ
イン圧PLがボート203側から出力される。 又、このリレーバルブ200は、シフトレンジが2レン
ジとされた場合、ソレノイドS2をONとすることによ
り、ボート201にかけられていた信号圧がドレンされ
、スプリングF1の付勢力によってスプールが下方に固
定されて図の左半分の状態とされる。その結果、ボート
202に入力されてきたライン圧PLがボート204側
から出力される。 このように、リレーバルブ200は、この実施例では、
シフトレンジがLレンジのときと2レンジのときとで図
の右半分、左半分の状態にそれぞれソレノイドS2をO
FF又はONとすることによって切換えられるが、この
切換えは、要は、マニュアルバルブがLレンジの位置に
あるときに発生され、2レンジの位置にあるときにドレ
ンされるような油圧がボート201にかけられる構成と
なってさえいればよい。 上述しな構成は、本来第1変速機部の第2速状態と第3
速状態とを切換える2−3シフトバルブ170を切換え
るために設けられているソレノイドS2をリレーバルブ
200の切換えのために兼用させてコストの低減を図ろ
うとしたもので、マニュアルバルブがLレンジ及び2レ
ンジのいずれの場合でも発生するライン圧PLをボート
173にかけることによって2−3シフトバルブ170
のスプールを第1変速機部60の第1速状態側(右半分
の状B)に固定し、ソレノイドS2を自由にON−OF
Fしても2−3シフトバルブ170に影響が及ばない状
態とした上で、当該ソレノイドS2をリレーバルブ20
0の切換え用に用いているものである。即ち、2−3シ
フトバルブ170は、シフトレンジがL又は2レンジの
ときは、第1変速機部60を第1速状態にすべく(第3
図参照)必ず右半分の状態にならなければならないため
、この状態をソレノイドS2によって作るのではなく、
ボート173にマニュアルバルブ150から発生される
ライン圧PLをかけることによって達成させ、ソレノイ
ドS2を自由な状態としているものである。 このようにして2レンジのときにはボート204にライ
ン圧PLが出力される。このボート204に出力された
ライン圧PLは、第2変速機部40を切換えるためのL
−Hシフトバルブ180のボート181に入力される。 L−Hシフトバルブ180は、ソレノイドS3の0N−
OFFによって図の右半分及び左半分の状態に切換えら
れるもので、第1速段の状態ではソレノイドS3がOF
Fとされてボート182に油圧がかかって左半分の状態
とされ、第2速段の状態ではソレノイドS3がONとさ
れることによってボート182に油圧がかからなくなっ
てスプリングF2の付勢力によって右半分の状態とされ
るものである。従って、ボート181にかかったライン
圧’PLは、第1速段の状態のときにのみボート183
から取出されてチエツクバルブ220のボート221に
かかり、第2速段の状態ではその、tまカット(ドレン
はされない)状態とされるようになる。 チエツクバルブ220は、ボート22−1又は222の
いずれかに油圧がかかったときにこの油圧をボート22
3に出力する。ボート221には上述したようにシフト
レンジが2レンジであり、且つL−Hシフトバルブ18
0がH状態のとき、即ち、第2速段の状態のときにのみ
ライン圧がかかり、ボート222には、シフトレンジが
Lレンジのときにのみリレーバルブ200のボート20
3から出力されるライン圧PLがかけられるなめ、結局
、しレンジ及び2レンジの第2速段のときにのみボート
223にゴースト専用ブレーキB3の係合圧が発生され
ることになる。この係合圧は、1−2シフトバルブ16
0のボート181.182を通り、更にチエツクバルブ
230のボート231.232を通ってブレーキB3に
至るようになっている。ここで、1−2シフトバルブ1
60を経過させるようにしたのは、1−2シフトパルプ
が2速状態(図の左半分の状態)にあるときには、(エ
ンジンのオーバーランを防止するため)ブレーキB3を
係合させないようにするためである。 なお、チエツクバルブ230は、ブレーキB。 が、シフトレンジがリバースレンジのときにも係合させ
られることに鑑み、Lレンジ及び2レンジでの係合との
切換えを干渉することなく行わせるためのものである。 この実施例では、このようにしてゴースト専用ブレーキ
B3をシフトレンジがしレンジにあるとき及び2レンジ
の第2速段の状態にあるときにのみ係合させることがで
き、2レンジの第1速段状態では非係合の状態とするこ
とができるため、2レンジにおける第1速段から第2速
段へのゴースト時のアップシフトが極めて円滑に実行さ
れる。 なお、この構成をとることにより、当然に2速レンジの
第1速段ではエンジンブレーキがあまり効かないように
なるが、エンジンブレーキを効かせようとするときは、
スロットル開度が零又は零に近くなったときであるため
、変速マツプの特性上変速段は速やかに第2速段側とさ
れるため、実用上従来と全く同様な運転操作が実行され
る。そのため、特に問題は発生しない。 このように、この実施例においては、シフトレンジが2
レンジとされているときに第1速段がら第2速段へのO
FFアップシフト(アクセルが解放された状態でのアッ
プシフトンが行われるときには、L−Hシフトバルブ1
80がソレノイドS3の作用によって下側に移動して図
面左側の状態となり、ボート184にかかるライン圧P
Lがボート185からブレーキBoへと供給される。こ
のライン圧PLは、従来通りアキュムレータを介してブ
レーキBoに至るため、その立上りは遅く、しかも、O
FFアップシフト(低スロツトル開度)であるなめ油圧
制御装置内のライン圧が低く一層立上りが遅くなってい
る。一方、リレーバルブ200の作動により、油路20
2から油路204へとつながっているゴースト用ブレー
キB3への係合圧は、前述したようにL−Hシフトバル
ブのボート181.183を介してチエツクバルブ22
0のボート221へと流れ、1−2シフトバルブ160
、チエツクバルブ230を介してゴースト用ブレーキB
3に至るようになっている。そのためこのままではアッ
プシフトを達成するブレーキBoの係合よりゴースト用
ブレーキB3の係合の方が早くなって変速ショックが増
大するなめ、2レンジにおいて第1速段から第2速段へ
のアップシフトと共にゴースト用ブレーキB3を係合さ
せるときは、ローゴーストモジュレータバルブ212で
このゴースト用ブレーキB3に供給される油圧を調圧す
る。この調圧は、変速によって回転数の変化する部材で
あるクラッチCoの回転数Nc。 をモニタし、このモニタ結果に依存させながら必ずブレ
ーキBoが係合した後にゴースト用ブレーキB3が係合
するようにして行う。 この制御により、2レンジにおける第1速段から第2速
段へのアップシフトのときにはクラッチCGの回転数に
依存した調圧制御が行われ、ドライブレンジから2レン
ジ、あるいはドライブレンジからしレンジのように只単
にゴースト用ブレーキB3を係合させるような場合には
、できるだけ速やかに係合圧を立上らせ、エンジンブレ
ーキが早期に効くような状態にすることができるように
なる。 ゴースト用ブレーキB3をローゴーストモジュレータパ
ルプによって調圧するときには、その調圧用パイロット
圧PsluはりニアソレノイドLS、によって発生され
る。この発生油圧は、ローゴーストモジュレータパルプ
210のボート213に入り、スプリングF3とのバラ
ンスによってスプールの位置が制御されることによりボ
ート212に入ってきたライン圧を調圧した状態で21
1に出力するようになっている。従って、基本的にはり
ニアソレノイドLS+によって発生される油圧PSII
Iによりゴースト用ブレーキB3の調圧は可能である。 しかしながら、この実施例では、リニアソレノイドL 
S 1のフェイルセーフ用として、ローゴーストモジュ
レータバルブ210のボート214に、リニアソレノイ
ドLSsからの油圧Psluに対抗する油圧p acc
を供給するようにしている。 具体的には、この対抗油圧系を全く新たに設けるのは極
めて不経済であるため、この実施例では、ブレーキBo
を初めとする摩擦係合装置の係合圧を電子制御するため
のアキュムレータ背圧を対抗油圧P aceとして用い
るようにしている。このアキュムレータ背圧は、リニア
ソレノイドLS2及びアキュムレータコントロールバル
ブ240によって周知の方法で発生される油圧である。 従って、2レンジにおける第1速段から第2速段へのア
ップシフト時、あるいはその他の変速時でアキュムレー
タの背圧(対抗油圧Pacc)が調圧されるときには、
ゴースト用ブレーキB3の供給・カット制御とは無関係
に対抗油圧P accは変動する。そこで、低スロツト
ル開度のライン圧では、対抗油圧P accがたとえ最
大値となってボート214に作用したとしても、ボート
213に作用するパイロット圧PSIUによる作用力の
方が上回ってローゴーストモジュレータバルブ210の
スプールを図の上側に持ち上げゴースト用ブレーキB3
の供給の完全カットを含む調圧ができるようになってい
る。 一方、リニアソレノイドL S +がフェイルしたか否
かを、周知のフェイル判定によって行う、具体的にはこ
のフェイル判定は、例えば出力軸の回転数とエンジン回
転数とを比較することにより容易に判定することができ
る。 ゴースト用ブレーキB3の係合に関しフェイルの判定が
なされた場合は、システムのライン圧調整手段に働き掛
けることによって自動変速機のライン圧を上げる。この
ような電子制御の自動変速機の場合、一般にライン圧自
体も電磁弁によって調圧制御されているため、フェイル
が判定されたときにライン圧を上げるのは極めて容易に
実現することができる。 第5図及び第6図にこのライン圧を上げたときのP a
cc圧とPslu圧の関係を示す。 対抗油圧であるP acc圧は、アキュムレータコント
ロールバルブ230のボート231にかがるライン圧を
、リニアソレノイドLS2によって調圧されたパイロッ
ト圧(ボート232に印加)によって調圧することによ
って発生される。従って、対抗油圧P accは、ライ
ン圧が同一なときに、例えばライン圧がa kzf /
cry’であったときにリニアソレノイドLS2によっ
て図のPlからP2tで変化させられるが、ライン圧自
体が3.7〜5゜5kgf/c11’の範囲で増減する
ため、結局第5図の斜線の部分の範囲で変化させられる
ことになる。 一方、第6図に示されるように、ローゴーストモジュレ
ータバルブ210の本来のパイロット圧であるPSIu
は、リニアソレノイドL S +に流す電流値に依存し
て変化させられるが、電流をいくら流しても、最大値が
ライン圧にしかならないため、ライン圧が最も高いとき
でも5 、5ktf /cn2までしか出力できず、ラ
イン圧が最も低いときは−3、7ktf /cn’でし
か出力できないことになる。この結果、ライン圧を最大
にしたときには、Pslu圧は5 、51qrf / 
(1’にしかなり得ないがP acc圧は7 、23k
tf /at’にまで上昇することができ、例えリニア
ソレノイドLS1がフェイルしてPsluが最大値にな
ったとしてもなおそれに打ち勝って必要最小限の調圧値
の係合圧をゴースト用ブレーキB3に送り込むことがで
きるようになる。 なお、このような構成をとった場合、対抗油圧P ac
cはゴースト用ブレーキB3の係合圧をより高めるよう
に機能し、しかも高スロットル開度のときほどその機能
が強くなることになる。しかしながら、それにより例え
ば高スロットル開度における2レンジ1→2アツプシフ
トのときに対抗油圧P accが高くなり過ぎてゴース
ト用ブレーキB3をコントロールしきれなくなったとし
ても、窩スロットル開度のときというのは駆動時(エン
ジンの駆動力によって車両が走行している状¥5)であ
るため、ブレーキBoの係合前にゴースト用ブレーキB
3が停台状態となったとしても、ワンウェイクラッチF
2の働きによりゴースト用ブレーキB3でとめようとし
ているキャリアは既にケースと固定されており特に問題
は生じない。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、たとえゴースト用
摩擦係台装置の係合圧を制御する電磁弁が故障しなとし
ても、必要な油圧を供給できることになり、シフトレン
ジをLレンジ、あるいは2レンジにシフトしたにも拘ら
ずエンジンブレーキが効かないという不具合が発生する
のを防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要旨を示すブロック図、第2図は、本
発明の実施例が適用された車両用自動変速機の概略ブロ
ック図、 第3図は、上記自動変速機の摩擦係合装置の停台状態を
示す線図、 第4図は、上記自動変速機の油圧制御装置の要部を示す
油圧回路図、 第5図は、対抗油圧の特性を示す線図、第6図は、ロー
ゴーストシュレータバルブを制御するための電磁弁(リ
ニアソレノイド)の特性を示す線図である。 150・・・マニュアルバルブ、 160・・・1−2シフトバルブ(第1変速機部)、1
70・・・2−3シフトバルブ(第1変速機部)、18
0・・・L−Hシフトバルブ(第2変速機部)、200
・・・リレーバルブ、 210・・・ローゴーストモジュレータバルブ、220
・・・チエツクバルブ、 81〜S3・・・ソレノイド、 LS+〜LS3・・・リニヤソレノイド、B3・・・ゴ
ースト専用ブレーキ、 PSIU・・・リニヤソレノイドLS、らよって発生さ
れる制御圧、 P acc・・・対抗油圧。 第 鉦 図 第 5 図 −yり)几浦基 3.7 5.5 94、A  kgf/am2 第 図 0.2 0.4 0.5 0.8 1.0(A) 喝どシJしイ連

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴースト用摩擦係合装置への係合圧を、モジュレ
    ータバルブと電磁弁とにより調圧制御する自動変速機の
    ゴースト制御装置において、 前記モジュレータバルブに、前記電磁弁からの油圧に対
    抗する油圧を供給する対抗油圧系を設けると共に、 前記電磁弁がフェイルしたか否かを検出する手段を設け
    、且つ、 前記対抗油圧系のモジュレータバルブに対する作用力を
    、前記電磁弁がフェイルしたときに、該対抗油圧系の対
    抗油圧により、必要な係合圧を前記ゴースト用摩擦係合
    装置に供給し得るような大きさとしたことを特徴とする
    自動変速機のゴースト制御装置。
JP1247281A 1989-09-22 1989-09-22 自動変速機のコースト制御装置 Pending JPH03113161A (ja)

Priority Applications (2)

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JP1247281A JPH03113161A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 自動変速機のコースト制御装置
US07/584,784 US5113725A (en) 1989-09-22 1990-09-19 Hydraulic control device of automatic transmission more smooth in low coast upshifting under under-D manual shift range

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1247281A JPH03113161A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 自動変速機のコースト制御装置

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ID=17161126

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JP1247281A Pending JPH03113161A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 自動変速機のコースト制御装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7862472B2 (en) 2006-12-20 2011-01-04 Jatco Ltd Automatic transmission
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US7935016B2 (en) 2007-01-09 2011-05-03 Jatco Ltd Automatic transmission
US7980981B2 (en) 2007-03-22 2011-07-19 Jatco Ltd Step automatic transmission

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