JPH03112889A - 分子線エピタキシ成長方法 - Google Patents

分子線エピタキシ成長方法

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JPH03112889A
JPH03112889A JP24901789A JP24901789A JPH03112889A JP H03112889 A JPH03112889 A JP H03112889A JP 24901789 A JP24901789 A JP 24901789A JP 24901789 A JP24901789 A JP 24901789A JP H03112889 A JPH03112889 A JP H03112889A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (概要〕 分子線エピタキシ成長方法(以下、MBE成長方法と云
う、)、特に、常温において気体である物質を分子線ソ
ースとして使用してなすMBE成長方法に関し、 基板上に形成する薄膜の組成の制御性が最も勝れている
分子線エピタキシ法(以下、MBE法と云う、)を使用
して、酸素等常温において気体である物質の導入量を精
密に制御することを可能にするMBE成長方法を提供す
ることを目的とし、加熱手段を有する基板支持台と、こ
の基板支持台の表面に対向して配置され、常温で固体で
ある第1の拡散源を収容し、この第1の拡散源の加熱手
段を有する少なくとも1個の高温セルと、前記の基板支
持台の表面に対向して配置され、常温で気体である第2
の拡散源を収容し、この第2の拡散源の蒸気圧を制御す
る冷媒を有する少なくとも1個の低温セルと、真空排気
手段とを有する真空槽の前記の基板支持台上に基板を固
定する工程と、前記の高温セルから所望の蒸気圧を有す
る第1の分子線を前記の基板に対して照射し、また、冷
媒の温度を制御して、前記の低温セルから所望の蒸気圧
を有する第2の分子線を前記の基板に対して照射するこ
とにより、前記の基板上に薄膜を形成するように構成す
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、MBE成長方法、特に、常温において気体で
ある@IJ質を分子線ソースとして使用してなすMBE
成長方法に関する。
〔従来の技術〕
酸化物高温超伝導薄膜は、臨界温度が液体窒素の沸点(
77K)より高いため、エレクトロニクスめ分野での利
用が大いに期待されている。高温超伝導体は複合酸化物
であり、その組織により特性が大きく変化することから
、薄膜を製造する時の組成の制御が極めて重要である。
現在、最も組成制御性のよい薄膜形成方法にMBE法が
ある。どれに使用されるMBE装置は、第3rgに示す
ように真空ポンプ7に接続された排気口6を有する真空
槽1の内部に、加熱手段3を有する基板支持台2と加熱
手段41を有する複数の高温セル4とがもうけられてお
り、高温セル4には基板上に形成される薄膜を構成する
組成物のソースがそれぞれいれてあり、各高温セル4の
温度を加熱手段41を使用して個別に制御し、各組成物
のソースの蒸気圧をコントロールすることによって所望
の量の分子線をそれぞれ発生させ、これらを基板21上
において反応させて薄膜を形成するものである。ところ
が、これまで酸素を分子線として発生させる方法がなか
ったため、酸化物高温超伝導膜の形成には使用すること
ができなかった。そこで、以下に述べる反応性蒸着法と
高周波スパッタ法とが現在のところ使用されている。
反応性蒸着法は、第4図に示すように、真空ポンプ7に
接続された排気口6を有する真空槽1内の基板支持台2
上に基板21を載置して加熱手段3を使用して結晶成長
温度まで昇温し、真空槽1内に設けられた複数のセル8
に入れである蒸着物質をヒータ81を使用して蒸発させ
る。一方、ガス供給口9から酸素を供給し、基板21上
において各セル8から蒸発した蒸着物質と酸素とを反応
させて酸化物高温超伝導薄膜を形成する。第5図は、蒸
着物質を蒸発させる加熱手段としてヒータ81に代えて
電子銃82を設け、電子銃82が発生する電子ビームを
セル8内の蒸着物質に照射して加熱するもので、その他
の構成は第4図に示す装置と同一である。
高周波スパッタ法は、第6図に示すように真空ポンプ7
に接続された排気口6を有する真空槽1内に設けられた
基板支持台2上に基板21を載置して加熱手段3を使用
して加熱し、ガス供給口9から酸素を含むアルゴンガス
を供給し、ターゲット支持台10上にイツトリウム、バ
リウム、銅等の酸化物焼結体よりなるターゲット11を
載置し、これに高周波電源12を使用して13.56M
Hzの高周波電力を印加して酸素を含むアルゴンガスを
プラズマ化する。ターゲット11にはセルフバイアスが
発生するためアルゴンイオンがターゲット11に衝突し
てターゲットを構成するイツトリウム、バリウム、銅等
の酸化物を放出させ、これらを基板21上に堆積する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、反応性7着法は、酸素を真空槽1内に導入す
るために、セル8内の蒸着物質の表面が酸化されて、蒸
発の状態が大きく変化し、基板21上に形成される薄膜
の組成を常に一定に制御することは困難である。
また、高周波スパッタ法は、ターゲット11の表面に自
然酸化膜が形成されてスパッタレートが変化する等のた
めに、基板21上に形成される薄膜の組成を一定に制御
することは同様に困難である。
本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、基板
上に形成する薄膜の組成の制御性が最も勝れているMB
E法を使用して、酸素等常温において気体である物質の
導入量を精密に制御することを可能にするMBE成長方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 上記の目的は、加熱手段(3)を有する基板支持台(2
)と、この基板支持台(2)の表面に対向して配置され
、常温で固体である第1の拡散源を収容し、この第1の
拡散源の加熱手段を有する少なくとも1個の高温セル(
4)と、前記の基板支持台(2)の表面に対向して配置
され、常温で気体である第2の拡散源を収容し、この第
2の拡散源の蒸気圧を制御する冷媒を有する少なくとも
1個の低温セル(5)と、真空排気手段(6)とを有す
る真空槽(1)の前記の基板支持台(2)上に基板(2
1)を固定する工程と、前記の高温セル(4)から所望
の蒸気圧を有する第1の分子線を前記の基板(21)に
対して照射し、また、冷媒の温度を制御して、前記の低
温セル(5)から所望の蒸気圧を有する第2の分子線を
前記の基板(21)に対して照射することにより、前記
の基板(21)上にfi[[を形成する分子線エピタキ
シ成長方法によって達成される。なお、前記の低温セル
(5)は、2重の筒状体よりなり上部に開口を有する冷
却容器(51)と、この冷却容器(51)をなす2重の
筒状体に挟まれた領域に充填される冷媒を加熱する加熱
手段(52)と、この冷却容器(51)を囲んで設けら
れる断熱容器(53)とからなり、前記の冷却容器(5
1)には冷媒供給口(54)と冷媒排出口(55)とが
設けられ、前記の冷却容器(51)に囲まれた領域(5
日)には前記の冷却容器(51)を貫通して分子線ソー
スを供給するソース供給口(56)が設けられているこ
とが好ましい。
〔作用〕
酸素等は常温において気体であり、第2図に示す酸素、
オゾン、酸化二窒素の蒸気圧曲線から明らかなように、
MBEにおいて使用される蒸気圧(10−’〜10−’
Torr)の分子線を得るには、セル内のこれらのソー
スの温度を一200°C程度にしなければならない。
本発明に係るMBE成長方法において使用されるMBE
装置は、真空槽1内に低温セル5が設けられており、液
体酸素等のソースは、この低温セル5に供給され、冷却
容器51に供給される液体ヘリウム等の冷媒によって冷
却される。加熱手段52によって液体酸素等のソースの
温度を精密に制御することによってソースの蒸気圧をコ
ントロールして所望の酸素等の分子線を発生させ、他の
加熱セル4において発生されるメタルソースの分子線と
ともに基板21上において反応させ、所望の組成を有す
る薄膜を形成することができる。
[実施例〕 以下、図面を参照しつ一1本発明の一実施例に係るMB
E成長方法について説明する。
第■arj!J参照 第1a図はMBE装置の構成図である0図において、1
は真空ポンプ7に連通ずる排気口6を有する真空槽であ
り、2は加熱手段3を有し、基板21を載置する基板支
持台であり、4はイッテルビウム、バリウム、銅等のソ
ースを入れる加熱セルであり、加熱手段41によって加
熱される。5は液体酸素、液体オゾン等のソースを入れ
る低温セルである。
第1b図参照 第1b図に低温セル5の詳細構造の一例を示す。
51はヘリウム等の冷媒が充填される冷却容器であり、
冷媒が供給される冷媒供給口54と冷媒を排出する冷媒
排出口55とを有し、内部に加熱手段52が設けられて
いる。冷却容器51を囲んで断熱容器53が設けられて
いる。断熱容器53は2重槽からなり、2重槽に囲まれ
た密閉領域は真空に保持されている。冷却容器51に囲
まれた領域58には、液体オゾン、液体酸素等のソース
がソース供給口56から供給される。
低温セル5内に供給された液体酸素、液体オゾン等のソ
ースを加熱手段52をもって蒸気圧が10− ’〜10
− ’Torrになるように温度制御して、酸素の分子
線を発生する。一方、イッテルビウム、バリウム、銅等
のソースが入った加熱セル4を加熱手段41をもって加
熱し、蒸気圧が10−”〜IF ’Torrになるよう
に温度制御して、イッテルビウム、バリウム、銅等の分
子線を発生する。加熱手段3をもって400〜650°
Cに加熱された基板支持台2上に載置された基板21の
表面において、上記の酸素、イッテルビウム、バリウム
、銅等の分子線が反応して基板21上に酸化物高温超伝
導薄膜が形成される。
第1C図参照 なお、第1c図に示すように、冷却容器51と断熱容器
53とを分離し、両者間を支持材57をもって相互に固
定するようにすれば、冷媒供給口54と冷媒排出口55
と、ソース供給口56とを断熱容器53を貫通すること
なく設けることができる。また、冷媒の加熱手段52は
、第1b図に示すように冷却容器51の内部に設けても
よく、また、第1c図に示すように冷却容器51に囲ま
れた液体酸素等のソースが充填される領域58に設けて
もよい。
なお、実施例においては、酸素の分子線を発生する場合
について説明したが、常温において気体である他の物質
の分子線を発生することも可能であることは云うまでも
ない。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明に係るMBE成長方法にお
いては、MBE装置に設けられた低温セルに、常温にお
いて気体である酸素等を低温の液体状態で収容し、酸素
等の蒸気圧が所望の値になるように低温セルの温度を制
御することによって、所望の酸素等の分子線を発生させ
、これを高温セルから発生するイッテルビウム、バリウ
ム、銅等の分子線とともに基板上に供給することによっ
て、例えば組成比が正確に制御された酸化物高温超伝導
薄膜等を形成することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明の一実施例に係るMBE装置の構成
を示す模式図である。 第1b図、第1c図はMBE装置を構成する低温セルの
構造図である。 第2図は、酸素、オゾン、酸化二窒素の蒸気圧線図であ
る。 第3図〜第6図は、従来技術に係る複合酸化物の製造装
置の模式図である。 1・・・真空槽、 2・・・基板支持台、 21・・・基板、 3・・・加熱手段、 4 ・ 41・ 5 ・ 51・ 52・ 53・ 54・ 55・ 56・ 57・ 6 ・ 7 ・ 8 ・ 81・ 82・ 9 ・ 10・ 11・ ・高温セル、 ・加熱手段、 ・低温セル、 ・冷却容器、 ・加熱手段、 ・断熱容器、 ・冷媒供給口、 ・冷媒排出口、 ・ソース供給口、 ・支持体、 ・排気口、 ・真空ポンプ、 ・加熱セル、 ・ヒータ、 ・電子銃、 ・ガス供給口、 ・ターゲット支持台、 ・ターゲット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]加熱手段(3)を有する基板支持台(2)と、該
    基板支持台(2)の表面に対向して配置され、常温で固
    体である第1の拡散源を収容し、該第1の拡散源の加熱
    手段を有する少なくとも1個の高温セル(4)と、前記
    基板支持台(2)の表面に対向して配置され、常温で気
    体である第2の拡散源を収容し、該第2の拡散源の蒸気
    圧を制御する冷媒を有する少なくとも1個の低温セル(
    5)と、真空排気手段(6)とを有する真空槽(1)の
    前記基板支持台(2)上に基板(21)を固定する工程
    と、前記高温セル(4)から所望の蒸気圧を有する第1
    の分子線を前記基板(21)に対して照射し、また、冷
    媒の温度を制御して、前記低温セル(5)から所望の蒸
    気圧を有する第2の分子線を前記基板(21)に対して
    照射することにより、前記基板(21)上に薄膜を形成
    する ことを特徴とする分子線エピタキシ成長方法。 [2]請求項1記載の分子線エピタキシ成長方法におい
    て、前記低温セル(5)は、2重の筒状体よりなり上部
    に開口を有する冷却容器(51)と、該冷却容器(51
    )をなす2重の筒状体に挟まれた領域に充填される冷媒
    を加熱する加熱手段(52)と、該冷却容器(51)を
    囲んで設けられる断熱容器(53)とからなり、前記冷
    却容器(51)には冷媒供給口(54)と冷媒排出口(
    55)とが設けられ、前記冷却容器(51)に囲まれた
    領域(58)には前記冷却容器(51)を貫通して分子
    線ソースを供給するソース供給口(56)が設けられて
    なることを特徴とする分子線エピタキシ成長方法。
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