JPH02197560A - 高温超伝導薄膜の形成方法 - Google Patents
高温超伝導薄膜の形成方法Info
- Publication number
- JPH02197560A JPH02197560A JP1014721A JP1472189A JPH02197560A JP H02197560 A JPH02197560 A JP H02197560A JP 1014721 A JP1014721 A JP 1014721A JP 1472189 A JP1472189 A JP 1472189A JP H02197560 A JPH02197560 A JP H02197560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- thin film
- oxygen
- superconducting thin
- temperature superconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 45
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 title description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 56
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims abstract description 41
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 41
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 39
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 claims abstract description 19
- 239000010416 ion conductor Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 6
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 claims description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 9
- 238000000151 deposition Methods 0.000 abstract description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000001451 molecular beam epitaxy Methods 0.000 description 10
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 9
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910001882 dioxygen Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- -1 argon ions Chemical class 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005566 electron beam evaporation Methods 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101800001776 Nuclear inclusion protein B Proteins 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000407 epitaxy Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 description 1
- APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N indium atom Chemical compound [In] APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 239000002887 superconductor Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 229910052727 yttrium Inorganic materials 0.000 description 1
- VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N yttrium atom Chemical compound [Y] VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(!+!!要〕
高温超伝導薄膜の形成方法、特に組成制御性に優れた高
温超伝導薄膜の形成方法に関し、薄膜の形成において組
成制御性に最も優れた分子線エピタキシー(MBE)法
を用いた高温超伝導薄膜の形成方法を提供することを目
的とし、酸素イオン導電体を基板とし該基板により真空
槽内を酸素分圧の高い小チャンバーと酸素分圧の低い蒸
着槽とに仕切り、前記小チャンバー内から該基板内を酸
素をイオンの形で移動させることにより該基板表面に酸
素を供給しながら前記蒸着槽内において該基板上に高温
超伝導薄膜を形成するように構成する。
温超伝導薄膜の形成方法に関し、薄膜の形成において組
成制御性に最も優れた分子線エピタキシー(MBE)法
を用いた高温超伝導薄膜の形成方法を提供することを目
的とし、酸素イオン導電体を基板とし該基板により真空
槽内を酸素分圧の高い小チャンバーと酸素分圧の低い蒸
着槽とに仕切り、前記小チャンバー内から該基板内を酸
素をイオンの形で移動させることにより該基板表面に酸
素を供給しながら前記蒸着槽内において該基板上に高温
超伝導薄膜を形成するように構成する。
本発明は、高温超伝導薄膜の形成方法、特に組成制御性
に優れた高温超伝導薄膜の形成方法に関する。
に優れた高温超伝導薄膜の形成方法に関する。
高温超伝導薄膜は転移温度が液体窒素の沸点(77K)
より高いため、エレクトロニクスの分野での利用が期待
されている。そして、高温超伝導体は複合酸化物であり
、その組成により特性が大きく変わることから、高温超
伝導薄膜を形成する上で組成制御が重要であるが、高温
超伝導薄膜の構成成分の−っである酸素が室温で気体で
あるため組成制御が困難である。
より高いため、エレクトロニクスの分野での利用が期待
されている。そして、高温超伝導体は複合酸化物であり
、その組成により特性が大きく変わることから、高温超
伝導薄膜を形成する上で組成制御が重要であるが、高温
超伝導薄膜の構成成分の−っである酸素が室温で気体で
あるため組成制御が困難である。
現在、最も組成制御性に優れた薄膜形成方法は、分子線
エピタキシー(MBE)法である。第3図(A)はMB
E法による薄膜形成装置の概略構成図である。第3図(
A)において、MBE法による薄膜形成は、真空槽4内
を高真空状態にして基板20を基板ヒータ10により加
熱し、数種類の蒸着源16(例えばYb、Ba、Cu)
を別々のルツボ12内に入れヒータ14により加熱しシ
ャッター18を開いて蒸発させることにより行われる。
エピタキシー(MBE)法である。第3図(A)はMB
E法による薄膜形成装置の概略構成図である。第3図(
A)において、MBE法による薄膜形成は、真空槽4内
を高真空状態にして基板20を基板ヒータ10により加
熱し、数種類の蒸着源16(例えばYb、Ba、Cu)
を別々のルツボ12内に入れヒータ14により加熱しシ
ャッター18を開いて蒸発させることにより行われる。
そして、基板表面には常に新鮮な蒸気(分子)のみが到
達し、その分子の数は蒸着源の温度のみによって決まり
、結晶の成長速度・不純物濃度・多元化合物の組成制御
を正確に行うことができる。
達し、その分子の数は蒸着源の温度のみによって決まり
、結晶の成長速度・不純物濃度・多元化合物の組成制御
を正確に行うことができる。
しかし、MBE法による薄膜形成では、真空I!4内を
高真空状態にする必要があるため、真空槽4内に酸素を
導入することができず、複合酸化物である高温超伝導薄
膜の形成には適していない。したがって、従来から高温
超伝導薄膜の形成は反応性蒸着法、反応性電子ビーム蒸
着法、高周波スパッタ法等により行われている。
高真空状態にする必要があるため、真空槽4内に酸素を
導入することができず、複合酸化物である高温超伝導薄
膜の形成には適していない。したがって、従来から高温
超伝導薄膜の形成は反応性蒸着法、反応性電子ビーム蒸
着法、高周波スパッタ法等により行われている。
第3図(B)は反応性蒸着法による薄膜形成装置の概略
(V成因であり、第3図(C)は反応性電子ビーム蒸着
法による薄膜形成装置の概略構成図である。第3図(B
)および第3図(C)において、数種類の蒸着[16(
例えばYb、Ba。
(V成因であり、第3図(C)は反応性電子ビーム蒸着
法による薄膜形成装置の概略構成図である。第3図(B
)および第3図(C)において、数種類の蒸着[16(
例えばYb、Ba。
Cu)を別々のルツボ12内に入れ、ヒータ14あるい
は電子銃22からの電子ビームにより加熱して蒸発させ
、基板20を基板ヒータ10により結晶成長温度まで加
熱し、この状態で真空槽4内に酸素ガスを導入する。真
空槽4内に導入された酸素ガスは、基板10上で各蒸着
源から蒸発した蒸発物質と反応して結晶化した酸化物高
温超伝導薄膜が形成される。
は電子銃22からの電子ビームにより加熱して蒸発させ
、基板20を基板ヒータ10により結晶成長温度まで加
熱し、この状態で真空槽4内に酸素ガスを導入する。真
空槽4内に導入された酸素ガスは、基板10上で各蒸着
源から蒸発した蒸発物質と反応して結晶化した酸化物高
温超伝導薄膜が形成される。
第3図(D)は高周波スパッタ法による薄膜形成装置の
概略構成図である。第3図(D)において、酸化物のタ
ーゲット(例えばYb、Ba。
概略構成図である。第3図(D)において、酸化物のタ
ーゲット(例えばYb、Ba。
Cuの酸化物焼結体)24に高周波電力を印加してター
ゲット24の表面にセルフバイアス電圧を発生させると
ともに、真空槽4内に酸素を含むアルゴンガスを導入し
てプラズマ放電させる。これにより、アルゴンイオンが
ターゲット24にぶつかって構成物をスパッタし、スパ
ッタされた材料が基板ヒータ10により結晶成長温度ま
で加熱されている基板20上に堆積して高温超伝導薄膜
が形成される。
ゲット24の表面にセルフバイアス電圧を発生させると
ともに、真空槽4内に酸素を含むアルゴンガスを導入し
てプラズマ放電させる。これにより、アルゴンイオンが
ターゲット24にぶつかって構成物をスパッタし、スパ
ッタされた材料が基板ヒータ10により結晶成長温度ま
で加熱されている基板20上に堆積して高温超伝導薄膜
が形成される。
しかしながら、上述した反応性蒸着法あるいは反応性重
子ビーム蒸着法による高温超伝導薄膜の形成では、酸素
が真空槽内に導入されるため蒸着源の表面が酸化され、
蒸発の状態が大きく変化し、精密な組成制御が行えない
という問題がある。また、高周波スパッタ法による高温
超伝導薄膜の形成では、薄膜の組成がターゲットの組成
に依存するとともに、基板に対してイオンあるいは電子
ボンバードメントの影響が生じるため、ターゲットの組
成と基板上の薄膜の組成とに差異が生じ、精密な組成制
御が行えないという問題がある。
子ビーム蒸着法による高温超伝導薄膜の形成では、酸素
が真空槽内に導入されるため蒸着源の表面が酸化され、
蒸発の状態が大きく変化し、精密な組成制御が行えない
という問題がある。また、高周波スパッタ法による高温
超伝導薄膜の形成では、薄膜の組成がターゲットの組成
に依存するとともに、基板に対してイオンあるいは電子
ボンバードメントの影響が生じるため、ターゲットの組
成と基板上の薄膜の組成とに差異が生じ、精密な組成制
御が行えないという問題がある。
そこで、本発明は薄膜の形成において組成制御、性に最
も優れた分子線エピタキシー(MBE)法を用いた高温
超伝導薄膜の形成方法を提供することを目的とする。
も優れた分子線エピタキシー(MBE)法を用いた高温
超伝導薄膜の形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、酸素イオン導電体を基板とし該基板により真
空槽内を酸素分圧の高い小チャンバーと酸素分圧の低い
蒸着槽とに仕切り、前記小チャンバー内から該基板内を
酸素をイオンの形で移動させることにより該基板表面に
酸素を供給しながら前記蒸着槽内において該基板上に高
温超伝導薄膜を形成するように構成した。
空槽内を酸素分圧の高い小チャンバーと酸素分圧の低い
蒸着槽とに仕切り、前記小チャンバー内から該基板内を
酸素をイオンの形で移動させることにより該基板表面に
酸素を供給しながら前記蒸着槽内において該基板上に高
温超伝導薄膜を形成するように構成した。
真空槽内を酸素イオン導電体である基板により小チャン
バーと蒸着槽とに仕切り、小チャンバー内に導入された
酸素ガスは、酸素分圧が相対的に低い蒸着槽側に向って
イオンの形で基板内を移動して蒸着槽側基板上で蒸着源
から蒸発した蒸発物質と反応して基板上に高温超伝導薄
膜が形成される。
バーと蒸着槽とに仕切り、小チャンバー内に導入された
酸素ガスは、酸素分圧が相対的に低い蒸着槽側に向って
イオンの形で基板内を移動して蒸着槽側基板上で蒸着源
から蒸発した蒸発物質と反応して基板上に高温超伝導薄
膜が形成される。
したがって、基板表面に達した蒸発物質のみが酸化され
、蒸着槽内は分子線エピタキシーに適した高真空状態に
維持され、蒸着源表面、ヒータ部等の不必要な酸化が生
じないため、精密に組成制御がなされた高温超伝導薄膜
を形成することができる。
、蒸着槽内は分子線エピタキシーに適した高真空状態に
維持され、蒸着源表面、ヒータ部等の不必要な酸化が生
じないため、精密に組成制御がなされた高温超伝導薄膜
を形成することができる。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明において用いる酸素イオン導電体の原
理説明図である。第1図において、酸素イオン導電体1
は400℃以上の高温において酸素イオンの易動度が大
きくなる特性を有し、この酸素イオン導電体1の両側に
はそれぞれ電極2a。
理説明図である。第1図において、酸素イオン導電体1
は400℃以上の高温において酸素イオンの易動度が大
きくなる特性を有し、この酸素イオン導電体1の両側に
はそれぞれ電極2a。
2bが配設されている。そして、酸素イオン導電体1を
介して両側の酸素分圧P(O□)。
介して両側の酸素分圧P(O□)。
P′ (0□)に差異(P (02)>P’ (02
))を設け、酸素分圧の低い側の電極2bがマイナスと
なるように電ti2a、2b間に起電力を印加すること
により、酸素イオン導電体1内を酸素がイオンの形で酸
素分圧の高い側から低い側へ(P(0)→P’(02)
)移動する。このような酸素イオン導電体としては、カ
ルシウム、マグネシウム、イツトリウムで安定化された
ジルコニア(Z r O2)等を用いることができる。
))を設け、酸素分圧の低い側の電極2bがマイナスと
なるように電ti2a、2b間に起電力を印加すること
により、酸素イオン導電体1内を酸素がイオンの形で酸
素分圧の高い側から低い側へ(P(0)→P’(02)
)移動する。このような酸素イオン導電体としては、カ
ルシウム、マグネシウム、イツトリウムで安定化された
ジルコニア(Z r O2)等を用いることができる。
第2図は、上述した酸素イオン導電体を基板として用い
高温超伝導薄膜を形成する本発明の一実施例を説明する
ためのMBE法薄膜形成装置の概略構成図である。第2
図において、MBE法薄膜形成装置は真空槽4を有し、
この真空槽4は酸素イオン導電体(以下、基板という)
1を介して蒸着FfJ5と小チャンバー6とに仕切られ
ている。
高温超伝導薄膜を形成する本発明の一実施例を説明する
ためのMBE法薄膜形成装置の概略構成図である。第2
図において、MBE法薄膜形成装置は真空槽4を有し、
この真空槽4は酸素イオン導電体(以下、基板という)
1を介して蒸着FfJ5と小チャンバー6とに仕切られ
ている。
小チャンバー6は、外部から酸素ガスを小チャンバー6
内に導入するためのバイブを有し下方側に開口部を設け
た基板ホルダー7と、シール材8により基板ホルダー7
の開口部を閉鎖するように配設された基板1とにより、
蒸着槽5に対して気密状に形成されている。シール材8
としては、インジウム等を用いることができる。そして
、小チャンバー6内の酸素分圧が蒸着t!5内の酸素分
圧より高くなるようにバルブ操作により酸素ガスが小チ
ャンバー6内に導入される。基板1の小チャンバー6側
および蒸着槽5側のそれぞれの面には電極(図示せず)
が配設されている。また、基板ホルダー7の上方近傍に
は、基板1を加熱するための基板ヒータ10が配設され
ている。
内に導入するためのバイブを有し下方側に開口部を設け
た基板ホルダー7と、シール材8により基板ホルダー7
の開口部を閉鎖するように配設された基板1とにより、
蒸着槽5に対して気密状に形成されている。シール材8
としては、インジウム等を用いることができる。そして
、小チャンバー6内の酸素分圧が蒸着t!5内の酸素分
圧より高くなるようにバルブ操作により酸素ガスが小チ
ャンバー6内に導入される。基板1の小チャンバー6側
および蒸着槽5側のそれぞれの面には電極(図示せず)
が配設されている。また、基板ホルダー7の上方近傍に
は、基板1を加熱するための基板ヒータ10が配設され
ている。
蒸着槽5には、蒸着源16を保持するための慢数のルツ
ボ12と、このルツボ12を加熱するためのヒータ14
とが設置されている。ルツボ12の上方近傍には、蒸着
源16から発生する蒸着物質の分子線の基板1への送り
出しを制御するためのシャッター18が設けられている
。
ボ12と、このルツボ12を加熱するためのヒータ14
とが設置されている。ルツボ12の上方近傍には、蒸着
源16から発生する蒸着物質の分子線の基板1への送り
出しを制御するためのシャッター18が設けられている
。
上述のM B E法薄膜形成装置において、蒸着槽5と
小チャンバー6とをlXl0−7Torr程度の真空状
態とした後、シャッター18を閉じたままで各蒸着源1
6をそれぞれ設定温度まで加熱する。また、基板ヒータ
10により基1li21の温度を400〜650℃に設
定する。そして、基板1の電極に蒸着槽5側の電極がマ
イナスとなるように起電力を印加し、小チャンバー6内
の真空度が0.01〜10To r rとなるように酸
素ガスを導入し、同時にシャッター18を開いて蒸着物
質の分子線を基板1へ送り出して基板1上に薄膜の堆積
を行う。基板1上では、小チャンバー6側から供給され
た酸素により蒸着物質のみが酸化されるとともに結晶化
が行われて高温超伝導薄膜が形成される。
小チャンバー6とをlXl0−7Torr程度の真空状
態とした後、シャッター18を閉じたままで各蒸着源1
6をそれぞれ設定温度まで加熱する。また、基板ヒータ
10により基1li21の温度を400〜650℃に設
定する。そして、基板1の電極に蒸着槽5側の電極がマ
イナスとなるように起電力を印加し、小チャンバー6内
の真空度が0.01〜10To r rとなるように酸
素ガスを導入し、同時にシャッター18を開いて蒸着物
質の分子線を基板1へ送り出して基板1上に薄膜の堆積
を行う。基板1上では、小チャンバー6側から供給され
た酸素により蒸着物質のみが酸化されるとともに結晶化
が行われて高温超伝導薄膜が形成される。
本発明によれば、蒸着1θ内は分子線エピタキシーに適
した高真空状態に維持され、基板表面に達した蒸発物質
のみが小チャンバー側から供給された酸素により酸化さ
れ、蒸着源表面、ヒータ部等の不必要な酸化が生じない
ため、精密に組成制御がなされた高温超伝導薄膜を形成
することができる。
した高真空状態に維持され、基板表面に達した蒸発物質
のみが小チャンバー側から供給された酸素により酸化さ
れ、蒸着源表面、ヒータ部等の不必要な酸化が生じない
ため、精密に組成制御がなされた高温超伝導薄膜を形成
することができる。
第1図は、酸素イオン導電体の原理説明図、第2図は、
本発明の一実施例を説明するためのNI B E法薄膜
形成装置の概略構成図、第3図は、従来の高温超伝導薄
膜の形成方法を説明するための図であり、(A)tAM
BE法、(B)は反応性蒸着法、(C)は反応性電子ビ
ーム蒸着法、(D)は高周波スパッタ法の各薄膜形成装
置の概略構成図である。 1・・・酸素イオン導電体(基板) 2a、2b・・・電極 4・・・真空槽 5・・・蒸着槽 6・・・小チャンバー 7・・・基板ホルダー 8・・・シール材 10・・・基板ヒータ 12・・・ルツボ 14・・・ヒータ 16・・・蒸着源 18・・・シャッター 20・・・基板 22・・・電子銃 24・・・ターゲット
本発明の一実施例を説明するためのNI B E法薄膜
形成装置の概略構成図、第3図は、従来の高温超伝導薄
膜の形成方法を説明するための図であり、(A)tAM
BE法、(B)は反応性蒸着法、(C)は反応性電子ビ
ーム蒸着法、(D)は高周波スパッタ法の各薄膜形成装
置の概略構成図である。 1・・・酸素イオン導電体(基板) 2a、2b・・・電極 4・・・真空槽 5・・・蒸着槽 6・・・小チャンバー 7・・・基板ホルダー 8・・・シール材 10・・・基板ヒータ 12・・・ルツボ 14・・・ヒータ 16・・・蒸着源 18・・・シャッター 20・・・基板 22・・・電子銃 24・・・ターゲット
Claims (1)
- 酸素イオン導電体を基板とし該基板により真空槽内を酸
素分圧の高い小チャンバーと酸素分圧の低い蒸着槽とに
仕切り、前記小チャンバー内から該基板内を酸素をイオ
ンの形で移動させることにより該基板表面に酸素を供給
しながら前記蒸着槽内において該基板上に高温超伝導薄
膜を形成することを特徴とする高温超伝導薄膜の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014721A JPH02197560A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 高温超伝導薄膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014721A JPH02197560A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 高温超伝導薄膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02197560A true JPH02197560A (ja) | 1990-08-06 |
Family
ID=11868995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1014721A Pending JPH02197560A (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 高温超伝導薄膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02197560A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07145477A (ja) * | 1989-08-03 | 1995-06-06 | United Technol Corp <Utc> | セラミックコーティング形成装置 |
US8896122B2 (en) | 2010-05-12 | 2014-11-25 | Cree, Inc. | Semiconductor devices having gates including oxidized nickel |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1014721A patent/JPH02197560A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07145477A (ja) * | 1989-08-03 | 1995-06-06 | United Technol Corp <Utc> | セラミックコーティング形成装置 |
US8896122B2 (en) | 2010-05-12 | 2014-11-25 | Cree, Inc. | Semiconductor devices having gates including oxidized nickel |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5055319A (en) | Controlled high rate deposition of metal oxide films | |
US20110101245A1 (en) | Evaporation system | |
JP3836184B2 (ja) | 酸化マグネシウム膜の製造方法 | |
JP4167833B2 (ja) | 成膜装置、酸化物薄膜成膜用基板及びその製造方法 | |
JPH02197560A (ja) | 高温超伝導薄膜の形成方法 | |
JP2650910B2 (ja) | 酸化物超伝導体薄膜の形成方法 | |
KR102248000B1 (ko) | 플라즈마 저항성을 갖는 코팅층 형성방법 | |
RU2752334C1 (ru) | Газоразрядное распылительное устройство на основе планарного магнетрона с ионным источником | |
JPH02141567A (ja) | 高温度超伝導体の薄層製造方法 | |
GB2323855A (en) | Depositing a coating on a conductive substrate using positive bias and electron bombardment | |
RU2046840C1 (ru) | Установка для получения тонких пленок методом ионно-плазменного распыления | |
JPH03223458A (ja) | 酸化物超電導体薄膜作製用スパッタリング装置 | |
JPH0238302A (ja) | 超電導薄膜形成方法 | |
JPH04219301A (ja) | 酸化物超伝導薄膜の作製方法 | |
KR100258056B1 (ko) | 이중 이온 빔 스퍼터링을 이용한 Sn 타아겟으로부터의 가스센서용 SnO2 박막의 제조방법 | |
RU2765563C1 (ru) | Способ вакуумного ионно-плазменного осаждения тонкой пленки твердого электролита | |
JPH0257686A (ja) | チタン酸鉛薄膜の製造方法 | |
JP2707470B2 (ja) | 分子線エピタキシ成長方法 | |
JPH03253559A (ja) | 酸化物薄膜製造装置 | |
JPH02157123A (ja) | チタン酸バリウム薄膜の製造方法 | |
JPH01201008A (ja) | 酸化物超電導薄膜の製造方法 | |
JPH02133568A (ja) | 薄膜形成装置 | |
JPH01240649A (ja) | 超伝導体薄膜の製造方法 | |
JPH04346658A (ja) | 真空薄膜蒸着装置 | |
JPH1050508A (ja) | 抵抗値制御膜およびその製造方法 |