JPH03112167A - 不揮発性メモリセル - Google Patents
不揮発性メモリセルInfo
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- JPH03112167A JPH03112167A JP1249311A JP24931189A JPH03112167A JP H03112167 A JPH03112167 A JP H03112167A JP 1249311 A JP1249311 A JP 1249311A JP 24931189 A JP24931189 A JP 24931189A JP H03112167 A JPH03112167 A JP H03112167A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
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- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/04—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
- G11C16/0466—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells with charge storage in an insulating layer, e.g. metal-nitride-oxide-silicon [MNOS], silicon-oxide-nitride-oxide-silicon [SONOS]
-
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/86—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
- H01L29/861—Diodes
- H01L29/8616—Charge trapping diodes
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、ゲート絶縁膜中に形成されたキャリア捕獲
準位にキャリアを捕獲させるか否かに応じて情報を電気
的に書込み、読出し及び消去可能とする不揮発性メモリ
セルに関する。
準位にキャリアを捕獲させるか否かに応じて情報を電気
的に書込み、読出し及び消去可能とする不揮発性メモリ
セルに関する。
(従来の技術)
電気的に情報の書込み及び消去が可能な不揮発性のメモ
リ装置としては、EEFROMが従来から知られている
。
リ装置としては、EEFROMが従来から知られている
。
フローティングゲートを用いたE E F ROMにで
は、その消去動作はメモリセルのトランジスタが、第5
図(a)に示すように、半導体基板1に形成されたドレ
イン領域2からフローティングゲート3に電子を注入す
ることにより行なわれている。このように、ドレイン領
域2からフローティングゲート3に電子を注入するため
には、コントロールゲート4に例えば20V程度の高電
圧のバイアス電圧が印加され、ドレイン領域2には例え
ばOV程度のバイアス電圧が印加される。
は、その消去動作はメモリセルのトランジスタが、第5
図(a)に示すように、半導体基板1に形成されたドレ
イン領域2からフローティングゲート3に電子を注入す
ることにより行なわれている。このように、ドレイン領
域2からフローティングゲート3に電子を注入するため
には、コントロールゲート4に例えば20V程度の高電
圧のバイアス電圧が印加され、ドレイン領域2には例え
ばOV程度のバイアス電圧が印加される。
一方、書込み動作にあっては、第5図(b)に示すよう
に、フローティングゲート3からドレイン領域2へ電子
を放出することにより行なわれている。このような書込
み動作を行なう場合には、コントロールゲート4にOV
径程度バイアス電圧が印加され、ドレイン領域2には2
0V程度の高電圧のバイアス電圧が印加される。
に、フローティングゲート3からドレイン領域2へ電子
を放出することにより行なわれている。このような書込
み動作を行なう場合には、コントロールゲート4にOV
径程度バイアス電圧が印加され、ドレイン領域2には2
0V程度の高電圧のバイアス電圧が印加される。
このようなトランジスタのみでメモリセルを構成した場
合には、上記したトランジスタが第6図に示すようにマ
トリックス状に配置されてメモリ装置におけるメモリセ
ル群が構成される。
合には、上記したトランジスタが第6図に示すようにマ
トリックス状に配置されてメモリ装置におけるメモリセ
ル群が構成される。
第6図において、例えばセル1にのみ情報を書込む場合
には、ワード線WL、にOv程度、ビット線BL11.
:20V程度のバイアス電圧が印加される。これにより
、セル1では上述したように書込み状態となる。
には、ワード線WL、にOv程度、ビット線BL11.
:20V程度のバイアス電圧が印加される。これにより
、セル1では上述したように書込み状態となる。
この時に、ビット線BL、には20V程度のバイアス電
圧が印加されるので、ワード線WL2にOv程度のバイ
アス電圧が印加されると、セル3においても書込み状態
となってしまう。したがって、ワード線WL2には20
V程度のバイアス電圧が印加される。また、ワード線W
L、にOV径程度バイアス電圧が印加されているので、
ビット線BL2に20V程度のバイアス電圧が印加され
ると、セル2においても書込み情報となる。したがって
、ビット線BL2にはOv程度のバイアス電圧が印加さ
れる。
圧が印加されるので、ワード線WL2にOv程度のバイ
アス電圧が印加されると、セル3においても書込み状態
となってしまう。したがって、ワード線WL2には20
V程度のバイアス電圧が印加される。また、ワード線W
L、にOV径程度バイアス電圧が印加されているので、
ビット線BL2に20V程度のバイアス電圧が印加され
ると、セル2においても書込み情報となる。したがって
、ビット線BL2にはOv程度のバイアス電圧が印加さ
れる。
しかしながら、上記したような状態、すなわち、ワード
線WL盲がOV径程度ワード線WL2が20v程度、ビ
ット線BL、が20V程度、ビット線BL2がOV径程
度状態にあっては、セル4では、第5図(a)に示すよ
うに、ドレイン領域にOv程度、コントロールゲートに
20V程度のバイアス電圧が印加された状態となる。こ
のため、セル4は消去状態となり、セル4に記憶されて
いた情報が失われることになる。
線WL盲がOV径程度ワード線WL2が20v程度、ビ
ット線BL、が20V程度、ビット線BL2がOV径程
度状態にあっては、セル4では、第5図(a)に示すよ
うに、ドレイン領域にOv程度、コントロールゲートに
20V程度のバイアス電圧が印加された状態となる。こ
のため、セル4は消去状態となり、セル4に記憶されて
いた情報が失われることになる。
このように、第5図に示すようなトランジスタのみでメ
モリセルを構成した場合には、セル間が相互に作用して
、1つのセルのみを選択して情報の書込みや消去を行な
うことができなかった。
モリセルを構成した場合には、セル間が相互に作用して
、1つのセルのみを選択して情報の書込みや消去を行な
うことができなかった。
そこで、このようなセル間の相互作用を防止するだめに
、文献r I Izuka et al : P
roe 。
、文献r I Izuka et al : P
roe 。
or the 4th on 5oll
d 5tate Devices。
d 5tate Devices。
Tokyo、 1972. P、158Jに記
載され、第7図に示すように、フローティングゲートを
備えたトランジスタ5とゲート電極がワード線に接続さ
れたトランスファトランジスタをビット線とグランドと
の間に直列接続した構造のものがある。
載され、第7図に示すように、フローティングゲートを
備えたトランジスタ5とゲート電極がワード線に接続さ
れたトランスファトランジスタをビット線とグランドと
の間に直列接続した構造のものがある。
しかしながら、第7図に示すような構造のメモリセルに
あっては、メモリセルを構成するにあたって、2つのト
ランジスタが必要となる。
あっては、メモリセルを構成するにあたって、2つのト
ランジスタが必要となる。
(発明が解決しようとする課題)
以上説明したように、電気的に書込み及び消去が可能な
不揮発性のメモリセルにあっては、フローティングゲー
トを備えたトランジスタのみでセルを構成しようとする
と、セル間に相互作用が働き、情報を選択的に書込んだ
り消去することが不可能になる。
不揮発性のメモリセルにあっては、フローティングゲー
トを備えたトランジスタのみでセルを構成しようとする
と、セル間に相互作用が働き、情報を選択的に書込んだ
り消去することが不可能になる。
このため、トランスファトランジスタを付−加してメモ
リセルを構成したものがあるが、このような構成にあっ
ては、1つのメモリセルを構成するために2つの素子が
必要になる。したがって、メモリセルの占有面積が大き
くなり、高集積化の障害となっていた。
リセルを構成したものがあるが、このような構成にあっ
ては、1つのメモリセルを構成するために2つの素子が
必要になる。したがって、メモリセルの占有面積が大き
くなり、高集積化の障害となっていた。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、占有面積の縮小化を図り、
高集積化に寄与することができる電気的に書込み、読出
し、消去可能な不揮発性メモリセルを提供することにあ
る。
、その目的とするところは、占有面積の縮小化を図り、
高集積化に寄与することができる電気的に書込み、読出
し、消去可能な不揮発性メモリセルを提供することにあ
る。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、この発明は、第1導電型の
半導体基板に形成された第2導電型の高濃度不純物領域
がビット線に接続され、キャリア捕獲準位が形成された
絶縁膜を介して前記高濃度不純物領域と対向するように
形成されたゲート電極がワード線に接続され、前記高濃
度不純物領域と前記ゲート電極に挾まれた前記絶縁膜中
に形成された前記キャリア捕獲準位におけるキャリアの
捕獲/放出を前記ワード線及びビット線に印加されるバ
イアス電位により制御し、前記キャリアの捕獲準位にキ
ャリアが捕獲されているか否かにより情報を記憶しミ前
記半導体基板と前記高濃度不純物領域間を流れる電流の
電流量の違いとして情報を読み出すように構成される。
半導体基板に形成された第2導電型の高濃度不純物領域
がビット線に接続され、キャリア捕獲準位が形成された
絶縁膜を介して前記高濃度不純物領域と対向するように
形成されたゲート電極がワード線に接続され、前記高濃
度不純物領域と前記ゲート電極に挾まれた前記絶縁膜中
に形成された前記キャリア捕獲準位におけるキャリアの
捕獲/放出を前記ワード線及びビット線に印加されるバ
イアス電位により制御し、前記キャリアの捕獲準位にキ
ャリアが捕獲されているか否かにより情報を記憶しミ前
記半導体基板と前記高濃度不純物領域間を流れる電流の
電流量の違いとして情報を読み出すように構成される。
(作用)
上記構成において、この発明は、ゲート電極が高濃度不
純物領域と対向している領域の半導体基板と高濃度不純
物領域間を流れるトンネル電流の電流量を、この領域に
形成されたキャリア捕獲準位に対するキャリアの捕獲/
放出により変化する垂直電界の大きさで制御し、キャリ
ア捕獲準位にキャリアが捕獲されているか否かにより大
きく変化するトンネル電流量の違いにより情報の記憶機
能を実現している。
純物領域と対向している領域の半導体基板と高濃度不純
物領域間を流れるトンネル電流の電流量を、この領域に
形成されたキャリア捕獲準位に対するキャリアの捕獲/
放出により変化する垂直電界の大きさで制御し、キャリ
ア捕獲準位にキャリアが捕獲されているか否かにより大
きく変化するトンネル電流量の違いにより情報の記憶機
能を実現している。
(実施例)
以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係わる不揮発性メモリセ
ルの構造を示す断面図である。第1図に示す実施例は、
半導体基板に形成されたPN接合にゲート電極を備えた
構造に、不揮発性としての記憶機能をもたせるようにし
たものである。
ルの構造を示す断面図である。第1図に示す実施例は、
半導体基板に形成されたPN接合にゲート電極を備えた
構造に、不揮発性としての記憶機能をもたせるようにし
たものである。
第1図において、半導体基板として例えばP型のシリコ
ン基板11には、その表層部にN型の不純物例えばヒ素
が5X1018cm−3以上となるように高濃度に導入
された高濃度不純物領域(ドレイン領域)12が形成さ
れ、このドレイン領域12と基板11とでPN接合が形
成されている。
ン基板11には、その表層部にN型の不純物例えばヒ素
が5X1018cm−3以上となるように高濃度に導入
された高濃度不純物領域(ドレイン領域)12が形成さ
れ、このドレイン領域12と基板11とでPN接合が形
成されている。
ドレイン領域12上には、互いの一部が対向するように
、例えばシリコン酸化膜からなり、正孔トラップ(捕獲
準位)13が5X1012c「2程度に形成されたゲー
ト絶縁膜14を介して多結晶シリコンからなるゲート電
極15が形成されている。
、例えばシリコン酸化膜からなり、正孔トラップ(捕獲
準位)13が5X1012c「2程度に形成されたゲー
ト絶縁膜14を介して多結晶シリコンからなるゲート電
極15が形成されている。
ドレイン領域12及びゲート電極15には、表面を被覆
するように形成された絶縁膜16に設けられたコンタク
トホール17を介してドレイン配線18、ゲート電極配
線19がそれぞれ対応して形成されている。
するように形成された絶縁膜16に設けられたコンタク
トホール17を介してドレイン配線18、ゲート電極配
線19がそれぞれ対応して形成されている。
このような構造において、1つのメモリセルが構成され
、素子分離領域20によって隣接するメモリセルと分離
されている。
、素子分離領域20によって隣接するメモリセルと分離
されている。
次に、第1図に示した構造を得る製造方法の一例を、第
2図に示す工程断面図を参照して説明する。
2図に示す工程断面図を参照して説明する。
まず、例えば不純物濃度が1×1016CI11−3程
度のP型のシリコン基板11上に、通常用いられている
選択酸化法により素子分離領域20を、メモリセルの形
成予定領域の周囲に形成する(第2図(a))。
度のP型のシリコン基板11上に、通常用いられている
選択酸化法により素子分離領域20を、メモリセルの形
成予定領域の周囲に形成する(第2図(a))。
次に、表面を900℃程度の温度で熱酸化し、250s
ec程度の厚さのシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜
14を形成する。続いて、ゲート絶縁膜14上にゲート
電極15となる多結晶シリコン21を例えばCDV法に
より3000%程度の厚さに堆積形成する。ひき続いて
、この多結晶シリコン21に不純物としてリンをlXl
0”cm−3程度の濃度に導入拡散する。その後、全面
にレジストを塗布した後、このレジストをゲート電極1
5となる多結晶シリコン21上にのみ残存するようにバ
ターニングして、レジストパターン22を形成する(第
2図−(b))。
ec程度の厚さのシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜
14を形成する。続いて、ゲート絶縁膜14上にゲート
電極15となる多結晶シリコン21を例えばCDV法に
より3000%程度の厚さに堆積形成する。ひき続いて
、この多結晶シリコン21に不純物としてリンをlXl
0”cm−3程度の濃度に導入拡散する。その後、全面
にレジストを塗布した後、このレジストをゲート電極1
5となる多結晶シリコン21上にのみ残存するようにバ
ターニングして、レジストパターン22を形成する(第
2図−(b))。
次に、レジストパターン22をマスクとして、多結晶シ
リコン21の一部を例えばRIE法によりエツチング除
去して、ゲート電極15を形成する。続いて、例えば1
000℃程度の温度の窒素雰囲気中で60分間程度のア
ニール処理を行なう。
リコン21の一部を例えばRIE法によりエツチング除
去して、ゲート電極15を形成する。続いて、例えば1
000℃程度の温度の窒素雰囲気中で60分間程度のア
ニール処理を行なう。
これにより、ゲート酸化膜中に正孔トラップ13を5X
1012Cm−2程度形成する。その後、例えばヒ素を
160 keV程度の注入エネルギー1×IQ 15
cm−2程度のドーズ量で基板11にイオン注入する。
1012Cm−2程度形成する。その後、例えばヒ素を
160 keV程度の注入エネルギー1×IQ 15
cm−2程度のドーズ量で基板11にイオン注入する。
これにより、ゲート電極15に対して自己整合的に高濃
度不純物領域を基板11の表層部に形成する。イオン注
入後、例えば900℃程度の温度で30分間程度の熱拡
散を行なう。これにより、高濃度不純物領域中の不純物
を活性化させるとともにイオン注入による損傷の回復を
行ない、さらに、不純物を横方向にも拡散させる。これ
により、一部がゲート電極15と対向する高濃度のドレ
イン領域12を形成する。続いて、全面に絶縁膜16を
例えばCVD法により3000sec程度の厚さに堆積
形成する(第2図(C))。
度不純物領域を基板11の表層部に形成する。イオン注
入後、例えば900℃程度の温度で30分間程度の熱拡
散を行なう。これにより、高濃度不純物領域中の不純物
を活性化させるとともにイオン注入による損傷の回復を
行ない、さらに、不純物を横方向にも拡散させる。これ
により、一部がゲート電極15と対向する高濃度のドレ
イン領域12を形成する。続いて、全面に絶縁膜16を
例えばCVD法により3000sec程度の厚さに堆積
形成する(第2図(C))。
次に、絶縁膜16にゲート電極15及びドレイン領域1
2に達するコンタクトホール17をそれぞれ開口形成し
て、コンタクトホール17を介して例えばAiからなる
ドレイン配線18、ゲート電極配線19を形成し、第1
図に示す構造のメモリセルが完成する(第2図(d))
。
2に達するコンタクトホール17をそれぞれ開口形成し
て、コンタクトホール17を介して例えばAiからなる
ドレイン配線18、ゲート電極配線19を形成し、第1
図に示す構造のメモリセルが完成する(第2図(d))
。
次に、上記した構造におけるメモリセルとしての動作を
説明する。
説明する。
上記構造にあっては、所定のバイアス電圧を印加した場
合に、基板11とドレイン領域12間を流れる電流量の
違いを、2値情報に対応させて記憶機能を実現している
。
合に、基板11とドレイン領域12間を流れる電流量の
違いを、2値情報に対応させて記憶機能を実現している
。
基板11とドレイン領域12間を流れる電流は、ドレイ
ン領域12とゲート電極15がゲート絶縁膜14を介し
て対向した領域において、基板11とドレイン領域12
間に流れる電流、主にドレイン12のゲート酸化膜14
の界面付近における価電子帯から伝導帯にトンネル(バ
ンド間トンネル)する電子によるトンネル電流としてい
る。このバンド間トンネル電流は、高濃度ドレイン領域
とゲレタ現象で、例えば文献r I E E E E
IectronDevice Letters、
VOL、 EDL−8゜NO,11,NOVEMB
ER1987,pp。
ン領域12とゲート電極15がゲート絶縁膜14を介し
て対向した領域において、基板11とドレイン領域12
間に流れる電流、主にドレイン12のゲート酸化膜14
の界面付近における価電子帯から伝導帯にトンネル(バ
ンド間トンネル)する電子によるトンネル電流としてい
る。このバンド間トンネル電流は、高濃度ドレイン領域
とゲレタ現象で、例えば文献r I E E E E
IectronDevice Letters、
VOL、 EDL−8゜NO,11,NOVEMB
ER1987,pp。
515−517Jに記載されている。
このトンネル電流は、シリコンとシリコン酸化膜との界
面における垂直電界に対して、次式で示すように表わさ
れる。
面における垂直電界に対して、次式で示すように表わさ
れる。
Id −AxEs XeXI)(B/Es )ここで、
Idはトンネル電流、A、Bは定数、ESはシリコンと
シリコン酸化膜界面における垂直電界である。上式から
明らかなように、トンネル電流1dは、垂直電界Esに
対して極めて大きく変化する。そこで、この発明にあっ
ては、このトンネル電流が発生する領域上のドレイン領
域12とゲート電極15が対向する領域のゲート絶縁膜
14に形成された正孔トラップ13にキャリアを捕獲し
、捕獲されたキャリアにより電界を変化させるようにし
ている。
Idはトンネル電流、A、Bは定数、ESはシリコンと
シリコン酸化膜界面における垂直電界である。上式から
明らかなように、トンネル電流1dは、垂直電界Esに
対して極めて大きく変化する。そこで、この発明にあっ
ては、このトンネル電流が発生する領域上のドレイン領
域12とゲート電極15が対向する領域のゲート絶縁膜
14に形成された正孔トラップ13にキャリアを捕獲し
、捕獲されたキャリアにより電界を変化させるようにし
ている。
この実施例に示した構造のように、P型の基板11にメ
モリセルを形成した場合には、ゲート絶縁膜14中の正
孔トラップ13にキャリアが捕獲される前後のバンド間
トンネル電流電圧特性は、例えば第3図に示すようにな
る。
モリセルを形成した場合には、ゲート絶縁膜14中の正
孔トラップ13にキャリアが捕獲される前後のバンド間
トンネル電流電圧特性は、例えば第3図に示すようにな
る。
第3図においては、正孔トラップの数を5×IQ +
2 (+m−2程度とし、基板にOv径程度ドレイン領
域12に2v程度のバイアス電圧を印加してキャリアが
捕獲されていない状態から、基板に一8V程度、ゲート
電極15に一20V程度のバイアス電圧を印加して、ゲ
ート絶縁膜14中の正孔トラップ13にキャリアを捕獲
した場合のゲート電圧(Vg )に対するトンネル電流
(Id)の実測値を示している。捕獲されるキャリアは
、ドレイン領域12とゲート電極15がゲート絶縁膜1
4を介して対向した領域において、シリコン中のバンド
間トンネルにより生成された電子−正孔対のうち正孔が
基板11とゲート絶縁膜14との界面を走行して、シリ
コン−シリコン酸化膜間のエネルギー障壁を越えるのに
十分なエネルギー°を電界より得て、酸化膜中の正孔ト
ラップ13に捕獲される。
2 (+m−2程度とし、基板にOv径程度ドレイン領
域12に2v程度のバイアス電圧を印加してキャリアが
捕獲されていない状態から、基板に一8V程度、ゲート
電極15に一20V程度のバイアス電圧を印加して、ゲ
ート絶縁膜14中の正孔トラップ13にキャリアを捕獲
した場合のゲート電圧(Vg )に対するトンネル電流
(Id)の実測値を示している。捕獲されるキャリアは
、ドレイン領域12とゲート電極15がゲート絶縁膜1
4を介して対向した領域において、シリコン中のバンド
間トンネルにより生成された電子−正孔対のうち正孔が
基板11とゲート絶縁膜14との界面を走行して、シリ
コン−シリコン酸化膜間のエネルギー障壁を越えるのに
十分なエネルギー°を電界より得て、酸化膜中の正孔ト
ラップ13に捕獲される。
第3図に示す電圧−電流特性から明らかなように、トン
ネル電流が増加し始めるゲート電圧(Vg)は、キャリ
アの捕獲の前後で6v程度シフトしている。また、トン
ネル電流Idは、例えば−6v程度のゲート電圧に対し
て、捕獲前後で104倍程度の差が生じている。
ネル電流が増加し始めるゲート電圧(Vg)は、キャリ
アの捕獲の前後で6v程度シフトしている。また、トン
ネル電流Idは、例えば−6v程度のゲート電圧に対し
て、捕獲前後で104倍程度の差が生じている。
このように、キャリアの捕獲/放出、すなわち、トンネ
ル電流が生じる領域の垂直電界に対してトンネル電流は
大きく変化する。この電流量の違いを2値情報に対応さ
せて情報の記憶機能を実現している。
ル電流が生じる領域の垂直電界に対してトンネル電流は
大きく変化する。この電流量の違いを2値情報に対応さ
せて情報の記憶機能を実現している。
第3図に示す特性は、正孔トラップ13に捕獲されたキ
ャリアを正孔トラップ13から放出させることにより、
容易にキャリアが捕獲されていない場合に戻る。このよ
うにする場合には、例えばゲート電極15に20V程度
の正の高電圧を印加するようにすればよい。
ャリアを正孔トラップ13から放出させることにより、
容易にキャリアが捕獲されていない場合に戻る。このよ
うにする場合には、例えばゲート電極15に20V程度
の正の高電圧を印加するようにすればよい。
また、情報の書込みにあっては、ゲート電極15に一2
0V程度及び基板11に一8V程度のバイアス電圧を印
加することにより、キャリアが正孔トラップ13に捕獲
されるようにしている。この時に、ゲート電極15ある
いは基板11の一方にのみバイアス電圧を印加した場合
には、キャリアの捕獲は観測されない。このことから、
書込みを行なうとするメモリセルを択一的に選択するこ
とが可能となる。
0V程度及び基板11に一8V程度のバイアス電圧を印
加することにより、キャリアが正孔トラップ13に捕獲
されるようにしている。この時に、ゲート電極15ある
いは基板11の一方にのみバイアス電圧を印加した場合
には、キャリアの捕獲は観測されない。このことから、
書込みを行なうとするメモリセルを択一的に選択するこ
とが可能となる。
このようなメモリセルをマトリックス状に配置したメモ
リセル群は、例えば第4図に示すように構成される。
リセル群は、例えば第4図に示すように構成される。
第4図において、例えばセル1に情報を書込む場合には
、セル1が接続されているワード線WLに一20V程度
、ビット線BLIに+8v程度のバイアス電圧を印加す
る。これにより、セル1では、ゲート絶縁膜14中の正
孔トラップ13にキャリアが捕獲されて、情報が書込ま
れた状態となる。
、セル1が接続されているワード線WLに一20V程度
、ビット線BLIに+8v程度のバイアス電圧を印加す
る。これにより、セル1では、ゲート絶縁膜14中の正
孔トラップ13にキャリアが捕獲されて、情報が書込ま
れた状態となる。
一方、他のワード線WL2及びビット線BL2にはOv
径程度バイアス電圧を印加する。これにより、セル2.
セル3.セル4では、情報の書込み及び消去に必要なバ
イアス電圧が印加されないため、これらのメモリセルは
書込み状態とはならない。したがって、セル1〜セル4
の中からセル1のみを択一的に選択して情報が書込まれ
る。
径程度バイアス電圧を印加する。これにより、セル2.
セル3.セル4では、情報の書込み及び消去に必要なバ
イアス電圧が印加されないため、これらのメモリセルは
書込み状態とはならない。したがって、セル1〜セル4
の中からセル1のみを択一的に選択して情報が書込まれ
る。
次に、セル1に書込まれた情報を読出す場合には、ワー
ド線WL、に一6v程度、ビット線BLに+2v程度の
バイアス電圧を印加する。これにより、セル1における
基板11とドレイン領域12に流れるトンネル電流Id
は、キャリアが捕獲されているので、第3図に示すよう
に、ゲート電圧(Vg )−−6V程度に対する1O−
12A程度の電流量としてビット線BL、に読出される
。
ド線WL、に一6v程度、ビット線BLに+2v程度の
バイアス電圧を印加する。これにより、セル1における
基板11とドレイン領域12に流れるトンネル電流Id
は、キャリアが捕獲されているので、第3図に示すよう
に、ゲート電圧(Vg )−−6V程度に対する1O−
12A程度の電流量としてビット線BL、に読出される
。
また、セル1にキャリアが捕獲されていない場合には、
ゲート電圧(Vg )−−6V程度に対してトンネル電
流Idは、5X10°9A程度としてビット線BLI
に読出される。この電流量の違いを検出することにより
情報の書込みの有無が検出される。
ゲート電圧(Vg )−−6V程度に対してトンネル電
流Idは、5X10°9A程度としてビット線BLI
に読出される。この電流量の違いを検出することにより
情報の書込みの有無が検出される。
一方、セル1の読出し状態の時に、ワード線WL2、ビ
ット線BL゛2にはOv径程度バイアス電圧が印加され
る。これにより、セル1のみが読出し状態となり、セル
1に書込まれていた情報が読出される。
ット線BL゛2にはOv径程度バイアス電圧が印加され
る。これにより、セル1のみが読出し状態となり、セル
1に書込まれていた情報が読出される。
このように、上記実施例で示したメモリセルにあっては
、半導体基板に対して1つの高濃度不純物領域とゲート
電極だけでメモリセルとして機能させることができるの
で、1つのMOS型のFETが占有する面積よりも少な
い占有面積で、半導体基板に電気的に書込み、読出し及
び消去可能な不揮発性のメモリセルを形成することがで
きるようになる。
、半導体基板に対して1つの高濃度不純物領域とゲート
電極だけでメモリセルとして機能させることができるの
で、1つのMOS型のFETが占有する面積よりも少な
い占有面積で、半導体基板に電気的に書込み、読出し及
び消去可能な不揮発性のメモリセルを形成することがで
きるようになる。
[発明の効果コ
以上説明したように、この発明によれば、半導体基板と
高濃度不純物領域との間に流れるトンネル電流の電流量
を、高濃度不純物領域とゲート電極間に形成された絶縁
膜中におけるキャリアの捕獲/放出により制御して、記
憶機能を実現したので、占有面積の縮少化を図り、高集
積化に寄与することができる電気的に書込み、読出し、
消去可能な不揮発性メモリセルを提供することができる
。
高濃度不純物領域との間に流れるトンネル電流の電流量
を、高濃度不純物領域とゲート電極間に形成された絶縁
膜中におけるキャリアの捕獲/放出により制御して、記
憶機能を実現したので、占有面積の縮少化を図り、高集
積化に寄与することができる電気的に書込み、読出し、
消去可能な不揮発性メモリセルを提供することができる
。
第1図はこの発明の一実施例に係わる不揮発性メモリセ
ルの構造を示す断面図、第2図は第1図に示すメモリセ
ルの製造方法を示す工程断面図、第3図は第1図に示す
メモリセルの電圧−電流特性を示す図、第4図は第1図
に示すメモリセルを用いてなるメモリセル群の構成を示
す図、第5図は従来のEEFROMの動作説明図、第6
図は従来のEEFROMにおけるメモリセル群の構成を
示す図、第7図は従来のEEFROMにおけるメモリセ
ルの構成を示す図である。 11・・・半導体基板、 12・・・ドレイン領域、 13・・・正孔トラップ、 14・・・ゲート絶縁膜、 15・・・ゲート電極、 16・・・絶縁膜、 17・・・コンタクトホール、 18・・・ドレイン配線、 19・・・ゲート電極配線、 20・・・素子分離領域、 21・・・多結晶シリコン、 22・・・レジストパターン、 WL、、WL2・・・ワード線、 BL、、BL2 ・・・ビット線。
ルの構造を示す断面図、第2図は第1図に示すメモリセ
ルの製造方法を示す工程断面図、第3図は第1図に示す
メモリセルの電圧−電流特性を示す図、第4図は第1図
に示すメモリセルを用いてなるメモリセル群の構成を示
す図、第5図は従来のEEFROMの動作説明図、第6
図は従来のEEFROMにおけるメモリセル群の構成を
示す図、第7図は従来のEEFROMにおけるメモリセ
ルの構成を示す図である。 11・・・半導体基板、 12・・・ドレイン領域、 13・・・正孔トラップ、 14・・・ゲート絶縁膜、 15・・・ゲート電極、 16・・・絶縁膜、 17・・・コンタクトホール、 18・・・ドレイン配線、 19・・・ゲート電極配線、 20・・・素子分離領域、 21・・・多結晶シリコン、 22・・・レジストパターン、 WL、、WL2・・・ワード線、 BL、、BL2 ・・・ビット線。
Claims (1)
- 第1導電型の半導体基板に形成された第2導電型の高濃
度不純物領域がビット線に接続され、キャリア捕獲準位
が形成された絶縁膜を介して前記高濃度不純物領域と対
向するように形成されたゲート電極がワード線に接続さ
れ、前記高濃度不純物領域と前記ゲート電極に挾まれた
前記絶縁膜中に形成された前記キャリア捕獲準位におけ
るキャリアの捕獲/放出を前記ワード線及びビット線に
印加されるバイアス電位により制御し、前記キャリアの
捕獲準位にキャリアが捕獲されているか否かにより情報
を記憶し、記憶された情報を前記半導体基板と前記高濃
度不純物領域間を流れる電流量の違いとして読み出すこ
とを特徴とする不揮発性メモリセル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1249311A JPH03112167A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 不揮発性メモリセル |
DE69027641T DE69027641T2 (de) | 1989-09-27 | 1990-09-26 | Nichtflüchtige Speicherzelle und ihr Herstellungsverfahren |
EP90118464A EP0420182B1 (en) | 1989-09-27 | 1990-09-26 | Nonvolatile memory cell and its manufacturing method |
US07/589,436 US5162880A (en) | 1989-09-27 | 1990-09-27 | Nonvolatile memory cell having gate insulation film with carrier traps therein |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1249311A JPH03112167A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 不揮発性メモリセル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112167A true JPH03112167A (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=17191104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1249311A Pending JPH03112167A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 不揮発性メモリセル |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0420182B1 (ja) |
JP (1) | JPH03112167A (ja) |
DE (1) | DE69027641T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359554A (en) * | 1991-08-27 | 1994-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having an energy gap for high speed operation |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105513984B (zh) * | 2014-09-24 | 2018-06-26 | 北大方正集团有限公司 | Mos管的实际沟道长度的测试方法及装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3878549A (en) * | 1970-10-27 | 1975-04-15 | Shumpei Yamazaki | Semiconductor memories |
DE2151508A1 (de) * | 1971-04-06 | 1972-10-12 | Robotron Veb K | Integrierter Halbleiterspeicher |
US4037243A (en) * | 1974-07-01 | 1977-07-19 | Motorola, Inc. | Semi conductor memory cell utilizing sensing of variations in PN junction current conrolled by stored data |
US3992701A (en) * | 1975-04-10 | 1976-11-16 | International Business Machines Corporation | Non-volatile memory cell and array using substrate current |
FR2437046A2 (fr) * | 1976-10-20 | 1980-04-18 | Texas Instruments France | Cellule de memoire a grille flottante |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1249311A patent/JPH03112167A/ja active Pending
-
1990
- 1990-09-26 EP EP90118464A patent/EP0420182B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-09-26 DE DE69027641T patent/DE69027641T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359554A (en) * | 1991-08-27 | 1994-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device having an energy gap for high speed operation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69027641D1 (de) | 1996-08-08 |
EP0420182A2 (en) | 1991-04-03 |
EP0420182A3 (en) | 1993-01-07 |
DE69027641T2 (de) | 1996-12-05 |
EP0420182B1 (en) | 1996-07-03 |
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