JP3426643B2 - 不揮発性記憶装置の駆動方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置の駆動方法

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JP3426643B2
JP3426643B2 JP10451693A JP10451693A JP3426643B2 JP 3426643 B2 JP3426643 B2 JP 3426643B2 JP 10451693 A JP10451693 A JP 10451693A JP 10451693 A JP10451693 A JP 10451693A JP 3426643 B2 JP3426643 B2 JP 3426643B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性記装置の駆動
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、半導体産業の発展に伴い、情報を
半永久的に記憶する不揮発性記憶装置の集積化が要求さ
れている。この要求に応えるためには、メモリセル回路
の集積度を向上させることが考えられる。そこで、従来
より、1トランジスタ/1セル構造を有する不揮発性記
憶装置が提案されている。図9は従来の不揮発性記憶装
置の電気的構成を示す等価回路図である。この不揮発性
記憶装置は、図9に示すように、フローティングゲート
FGを有すメモリトランジスタ1A,1B,1C,1
Dのみからなるメモリセル2A,2B,2C,2Dが、
行方向Xおよび列方向Yに沿ってマトリクス状に配列さ
れている。 【0003】行方向Xに沿って配列されているメモリセ
ル2A,2Bおよび2C,2D内のメモリトランジスタ
1A,1Bおよび1C,1Dのコントロールゲートに、
ワードラインWL1,WL2がそれぞれ接続されてお
り、列方向Yに沿って配列されているメモリセル2A,
2Cおよび2B,2D内のメモリトランジスタ1A,1
Cおよび1B,1Dのドレインに、ビットラインBL
1,BL2がそれぞれ接続されている。さらに、各メモ
リセル2A,2B,2C,2D内のメモリトランジスタ
1A,1B,1C,1Dのソースには、ソースラインS
が、基板には基板ラインSUBがそれぞれ共通接続され
ている。 【0004】図9を参照しつつ、上記不揮発性メモリに
おける情報の書込動作について説明する。例えば、メモ
リセル2Aに対して情報の書き込みを行うとする。ソー
スラインSおよび基板ラインSUBに対して0Vを印加
しておき、メモリセル2Aが接続されているワードライ
ンWL1に対して10Vを印加し、メモリセル2Aを選
択するため、メモリセル2Aが接続されているビットラ
インBL1に対して6Vを印加する。一方、非選択メモ
リセル2C,2Dが接続されているワードラインWL2
に対して0Vを印加し、非選択メモリセル2B,2Dが
接続されているビットラインBLを開放(open)状態と
する。 【0005】そうすると、メモリセル2A内のメモリト
ランジスタ1AのフローティングゲートFGに、電荷が
注入され、メモリセル2Aは情報の書込状態となる。な
お、以下の説明において、メモリトランジスタ1A,1
B,1C,1Dを総称するときは「メモリトランジスタ
1」という。図10はメモリトランジスタの構成を示す
概略断面図である。同図を参照して、上記メモリトラン
ジスタ1は、P型シリコン基板10と、シリコン基板1
0の表面層に所定の間隔をあけて形成されたN+ 型ソー
ス領域10bおよびN+ 型ドレイン領域10cと、ソー
ス領域10bおよびドレイン領域10cで挟まれるよう
に生じるチャネル領域10a上に形成されたトンネル酸
化膜11と、トンネル酸化膜11上に形成されたフロー
ティングゲート12と、フローティングゲート12上に
形成されたONO(oxide nitride oxide) 膜13と、O
NO膜13上に形成されたコントロールゲート14とを
備えている。 【0006】情報の書き込み時において、メモリトラン
ジスタ1のソース領域10bおよび基板10にそれぞれ
0Vを印加しておき、コントロールゲート14に10V
を、ドレイン領域10cに6Vをそれぞれ印加すると、
ソース−ドレイン間に飽和チャネル電流が流れる。ドレ
イン領域10cの近傍のピンチオフ領域(pinch off reg
ion)では、高電界により加速された電子がイオン化(imp
act ionization) を起こし、高エネルギーを持つ電子、
いわゆるホットエレクトロンが発生する。このホットエ
レクトロンは、トンネル酸化膜11をトンネルしてフロ
ーティングゲート12に注入される。これにより、情報
の書き込みが達成される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記不揮発性記憶装置
では、情報の書き込みに際し、メモリトランジスタのフ
ローティングゲートにエレクトロンを注入している。こ
の際、書込電流を大きくして、加速された電子をドレイ
ン近傍のシリコンに衝突させ、ホットエレクトロンを発
生させ、このホットエレクトロンを局所的にフローティ
ングゲートに注入させている。そのため、局所的にトン
ネル酸化膜が劣化し、書換回数の低下につながってい
た。 【0008】また、局所書込であるため、エレクトロン
がフローティングゲート全体に蓄積されるにのに時間を
要し、瞬時に情報を書き込むことができなかった。さら
に、書き込み時において、非選択メモリセル内に書込デ
ィスターブ(disturb) が発生することがあった。例え
ば、図9において、書き込みに際しメモリセル2Aを選
択した場合、ビットラインBL1を共有している非選択
メモリセル2Cにあっては、図11に示すように、その
メモリトランジスタ1Cのコントロールゲート14に0
Vが、ドレイン領域10cに6Vがそれぞれ印加される
ことになり、いわゆるドレインディスターブ(drain dis
turb) が発生する。すなわち、メモリトランジスタ1C
のフローティングゲート12にエレクトロンが蓄積され
ている情報の書込状態にあると、フローティングゲート
12に蓄積されているエレクトロンがドレイン領域10
cに引き抜かれる。その結果、書き込まれた情報が破壊
される。 【0009】一方、選択メモリセル2Aとワードライン
WL1を共有している非選択メモリセル2Bにあって
は、図12に示すように、そのメモリトランジスタ1B
のコントロールゲート14に10Vが、基板10に0V
が印加されることになり、いわゆるゲートディスターブ
(gate disturb)が発生する。すなわち、メモリトランジ
スタ1Bのフローティングゲート12にエレクトロンが
蓄積されていない情報の消去状態にあると、基板10−
コントロールゲート14間の電位差により、FN(Fowle
r-Nordheim) トンネル電流が発生し、このFNトンネル
電流によりエレクトロンがフローティングゲート12に
注入される。その結果、メモリトランジスタ1Bに誤っ
て情報が書き込まれる。 【0010】本発明は、上記に鑑み、書換可能回数を
増加できる。瞬時に情報の書き換えが行える。情報
の書き込み時における書込ディスターブを防止できる。
といったことが可能な不揮発性記憶装置の駆動方法の提
供を目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するための本発明の不揮発性記憶装置の駆動方法は、
不揮発性記憶素子が、半導体基板上に、行方向および列
方向に沿ってマトリクス状に配列形成された不揮発性記
憶装置を駆動するための駆動方法であって、上記不揮発
性記憶素子は、電荷を注入したり、取り出したりするこ
とにより情報の記憶を行うものであって、予め定める導
電型式をした半導体基板と、上記半導体基板の表面層に
所定の間隔をあけて形成されたソース領域およびドレイ
ン領域と、上記ソース領域およびドレイン領域で挟まれ
るように生じるチャネル領域上に、ソース領域と所定の
オフセット間隔をあけて形成され、チャネル領域で発生
した電荷をトンネルさせ得るトンネル絶縁膜と、上記
ース領域と上記トンネル絶縁膜との間のチャネル領域で
あるオフセット領域上に形成されたゲート絶縁膜と、上
記トンネル絶縁膜上に形成され、トンネル絶縁膜をトン
ネルしてきた電荷を蓄積するフローティングゲートと、
上記フローティングゲート上に形成され、フローティン
グゲート内に電荷を閉じ込めるためのキャパシタ絶縁膜
と、上記キャパシタ絶縁膜上に形成され、所定の制御電
圧が印加されるコントロールゲートとを備えており、行
方向に沿って配列されている不揮発性記憶素子のコント
ロールゲートには、ワードラインが接続され、列方向に
沿って配列されている不揮発性記憶素子のドレイン領域
には、ビットラインが接続され、各不揮発性記憶素子の
ソース領域には、ソースラインが共通接続され、半導体
基板には、共通の基板ラインが設けられており、上記駆
動方法は、情報の書き込み時に、ソースラインを接地電
位または開放状態とするとともに、基板ラインを接地電
位としておき、書き込みを行う不揮発性記憶素子が接続
されているワードラインに対して、接地電位の半導体基
板とフローティングゲートとの間でFNトンネル電流を
生じさせ得る高電圧を印加するとともに、それ以外のワ
ードラインを接地電位とし、書き込みを行う不揮発性記
憶素子を選択するため、当該不揮発性記憶素子が接続さ
れているビットラインに対して書込電圧を印 加するとと
もにそれ以外のビットラインに対しては書込禁止電圧を
印加して、選択された不揮発性記憶素子のフローティン
グゲート−基板間でFNトンネル電流を発生させ、この
FNトンネル電流により電荷をフローティングゲートに
注入し、情報の消去時に、全てのビットラインおよびソ
ースラインを開放状態としておき、情報の消去を行う不
揮発性記憶素子が接続されているワードラインを接地電
位とし、基板ラインに対して半導体基板とフローティン
グゲートとの間でFNトンネル電流を生じさせ得る高電
圧を印加して、選択された不揮発性記憶素子のフローテ
ィングゲート−基板間で書き込み時とは逆向きのFNト
ンネル電流を発生させ、このFNトンネル電流によりフ
ローティングゲートに蓄積されている電荷を基板側に逃
がし、情報の読み出し時に、全てのビットラインおよび
基板ラインを接地電位としておき、ソースラインに対し
て不揮発性記憶素子のソース領域の空乏層が拡がり得る
読出電圧を印加し、読み出しを行う不揮発性記憶素子が
接続されているワードラインに対してセンス電圧を印加
するものである。 【0012】 【0013】 【0014】上記情報の書き込み時において、不揮発性
記憶素子のフローティングゲートは、ソース領域と所定
のオフセット間隔をあけて形成されており、各不揮発性
記憶素子のソース領域は、接地電位または開放状態とし
ているので、フローティングゲートとソース領域との
間、すなわちゲート絶縁膜直下のチャネル領域は常にオ
フセット領域となる。 【0015】選択された不揮発性記憶素子では、基板−
フローティングゲート間にFNトンネル電流が生じ、こ
のFNトンネル電流により電荷がフローティングゲート
に注入される。また、選択された不揮発性記憶素子とビ
ットラインを共有している非選択の不揮発性記憶素子の
基板は、動作しない。よって、当該非選択の不揮発性記
憶素子では、ドレインディスターブが発生しないで済
む。さらに、選択された不揮発性記憶素子とワードライ
ンを共有している非選択の不揮発性記憶素子では、基板
−コントロールゲート間に電位差が生じるものの、ドレ
イン領域のPN接合部の空乏層がオフセット領域の境界
まで拡がり、この空乏層がFNトンネル電流を遮断す
る。このため、FNトンネル電流により電荷がフローテ
ィングゲートに注入されない。その結果、当該非選択不
揮発性記憶素子では、ゲートディスターブは発生しな
い。 【0016】情報の消去時には、選択された不揮発性記
憶素子の基板−コントロルゲート間に、書き込み時とは
逆のバイアスがかかり、FNトンネル電流により、フロ
ーティングゲートに蓄積されている電荷が基板側に逃げ
る。このように、FNトンネル電流により情報の書き換
えを行っているので、トンネル絶縁膜の劣化を防止して
書換可能回数を増加させることができるとともに、瞬時
に情報の書き換えが可能となる。 【0017】読み出し時には、各不揮発性記憶素子のソ
ース領域に読出電圧が印加されるので、ソース領域のP
N接合部の空乏層がオフセット領域の境界まで拡がる。
このとき、選択された不揮発性記憶素子のフローティン
グゲートに電荷が蓄積されていれば、コントロールゲー
トの正電荷の影響がフローティンゲートに蓄積されて
いる電荷によりブロックされるため、フローティン
ート直下の基板表面まで及ばない。そのため、ソース領
域−ドレイン領域間が導通せず、チャネルが形成されな
い。つまり、不揮発性記憶素子に電流が流れない。一
方、フローティングゲートに電荷が蓄積されていなけれ
ば、コントロールゲートの正電荷の影響がフローティン
ゲート直下の基板表面に及び、この基板表面に反転層
が生じる。この反転層がオフセット領域の境界まで拡が
っている空乏層と接続する。その結果、ソース領域−ド
レイン領域間が導通し、チャネルが形成される。つま
り、不揮発性記憶素子に電流が流れる。 【0018】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8に
基づいて詳述する。図1は本発明の一実施例に係る不揮
発性記憶素子の構造を示す概略断面図であって、パッシ
ベーション膜を剥がした状態を示している。図1を参照
しつつ、本実施例に係る不揮発性記憶素子の構成につい
て説明する。 【0019】本実施例の不揮発性記憶素子は、図1に示
すように、P型シリコン基板30と、シリコン基板30
の表面層に所定の間隔をあけて形成されたN+ 型ソース
領域30bおよびN+ 型ドレイン領域30cと、ソース
領域30bおよびドレイン領域30cで挟まれるように
生じるチャネル領域30a上に、ソース領域30bと所
定のオフセット間隔Dをあけて形成されたトンネル酸化
膜31と、トンネル酸化膜31上に形成されたフローテ
ィングゲート32と、フローティングゲート32上に形
成されたキャパシタ絶縁膜33と、キャパシタ絶縁膜3
3上に形成されたコントロールゲート34(WL)とを
備えており、フローティングゲート32に電荷を注入し
たり、取り出したりすることにより情報の記憶を行う。 【0020】トンネル酸化膜31は、SiO2 からな
り、その膜厚は、チャネル領域30aで発生した電荷を
トンネルさせ得るよう、極めて薄く設けらている。キャ
パシタ絶縁膜33は、フローティングゲート32に電荷
を長時間閉じ込めておくものである。それゆえ、キャパ
シタ絶縁膜33は、Si3 4 膜を上下からSiO2
でサンドイッチした、いわゆるONO(oxide nitride o
xide) 構造を有している。以下、キャパシタ絶縁膜33
を「ONO膜33」と称する。 【0021】また、トンネル酸化膜31、フローティン
グゲート32、ONO膜33およびコントロールゲート
34は、SiO2 からなる酸化絶縁膜35で囲まれてい
る。それゆえ、フローティングゲート32は、外部と接
続がとられていない。また、酸化絶縁膜35は、ソース
領域30b側まで延びており、この部分がゲート絶縁膜
として機能する。 【0022】さらに、全面はBPSG(boron phosfied
silicon glass)からなる層間絶縁膜36で覆われてい
る。層間絶縁膜36のドレイン領域30cと対応する部
分には、コンタクトホール37が開口されている。この
コンタクトホール37を通してAl−Si等からなるビ
ットライン38(BL)が接触している。図2は不揮発
性記憶素子の製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。図2を参照しつつ、上記不揮発性記憶素子の製造方
法について説明する。 【0023】まず、ゲート形成を行う。すなわち、図2
(a)に示すように、熱酸化により、P型シリコン基板
30上に、膜厚100Å程度をもってSiO2 からなる
トンネル酸化膜31を形成する。その後、図2(b)に
示すように、例えばLPCVD(low pressure chemical
vapor deposition)法により、トンネル酸化膜31上に
ポリシリコン膜40を堆積した後、導電性を付与するた
め、ポリシリコン膜40に対してリンをドープする。次
に、図2(c)に示すように、ポリシリコン膜40上
に、例えばSiO2 を60Å程度、Si3 4 を110
Å程度、SiO2を60Å程度順次積層してONO膜3
3を形成する。その後、図2(d)に示すように、例え
ばLPCVD法により、ONO膜33上にポリシリコン
膜41を堆積した後、導電性を付与するため、ポリシリ
コン膜41に対してリンをドープする。そして、図2
(e)に示すように、フォトリソグラフィー技術によ
り、必要な部分を残して、ポリシリコン膜41、ONO
膜33、ポリシリコン膜40およびトンネル酸化膜31
を除去して、フローティングゲート32およびコントロ
ールゲート34(WL)を形成する。 【0024】上記ゲート形成工程が終了すると、ソース
領域およびドレイン領域を形成する。すなわち、図2
(f)に示すように、熱酸化により、全面に薄いSiO
2 膜を成長させて、トンネル酸化膜31、フローティン
グゲート32、ONO膜33およびコントロールゲート
34の周囲を酸化絶縁膜35で囲む。この酸化絶縁膜3
5の図において左側に延びた部分はゲート絶縁膜とな
る。酸化絶縁膜35の膜厚は、例えば300Å程度が好
ましい。つづいて、図2(g)に示すように、フローテ
ィングゲート32、ONO膜33およびコントロールゲ
ート34の一側方(図において左側)に、オフセット間
隔を形成するためのレジスト42を塗布する。その後、
フローティングゲート32、ONO膜33およびコント
ロールゲート34、ならびにレジスト42をマスクとし
て、例えばインプラ(implant) により、リンをイオン注
入して、P型シリコン基板30の表面層にN+ 型ソース
領域30bおよびN+ 型ドレイン領域30cを自己整合
的に形成する。この工程において、フローティングゲー
ト32とソース領域30bとのオフセット間隔は、レジ
スト42の幅で制御され、当該間隔は0.2〜0.3μ
m程度が好ましい。 【0025】上記ソース領域およびドレイン領域の形成
工程が終了すると、層間絶縁膜の形成およびメタライゼ
ーションを行う。すなわち、図2(h)に示すように、
レジスト42を除去した後、例えばCVD(chemical va
por deposition) 法により、全面にBPSGを堆積して
層間絶縁膜36を形成する。その後、層間絶縁膜36の
ドレイン領域30cと対応する部分にコンタクトホール
37を形成する。そして、図2(i)に示すように、例
えばPVD(physical vapor deposition) 法により、層
間絶縁膜36上にAl−Si等の導電性物質を堆積し、
コンタクトホール37を介してビットライン38(B
L)をドレイン領域30cに接触させる。その後は、図
示していないが、全面をパッシベーション膜で覆う。 【0026】なお、以下の説明において、上記不揮発性
記憶素子を「メモリトランジスタ」と称する。図3は不
揮発性記憶装置の電気的構成を示す等価回路図である。
図3を参照しつつ、不揮発性記憶装置の電気的構成につ
いて説明する。この不揮発性記憶装置は、図3に示すよ
うに、図1に示すオフセット配置したフローティングゲ
ートFGを有するメモリトランジスタ20A,20B,
20C,20Dのみからなるメモリセル21A,21
B,21C,21Dが、行方向Xおよび列方向Yに沿っ
てマトリクス状に配列されている。 【0027】行方向Xに沿って配列されているメモリセ
ル21A,21B内のメモリトランジスタ20A,20
Bのコントロールゲートに、ワードラインWL1が接続
されている。また、行方向Xに沿って配列されているメ
モリセル21C,21D内のメモリトランジスタ20
C,20Dのコントロールゲートに、ワードラインWL
が接続されている。 【0028】列方向Yに沿って配列されているメモリセ
ル21A,21C内のメモリトランジスタ20A,20
Cのドレインに、ビットラインBL1が接続されてい
る。列方向Yに沿って配列されているメモリセル21
B,21D内のメモリトランジスタ20B,20Dのド
レインに、ビットラインBL2が接続されている。ま
た、各メモリセル21A,21B,21C,21D内の
メモリトランジスタ20A,20B,20C,20Dの
ソースには、ソースラインSが、基板には基板ラインS
UBがそれぞれ共通接続されている。 【0029】ワードラインWL1,WL2には、ロウデ
コーダLDが接続されている。ロウデコーダLDは、情
報の書き込み、消去および読み出しに際し、ワードライ
ンWL1,WL2に所定の電圧を印加するものである 【0030】ビットラインBL1,BL2には、コラム
デコーダCDが接続されている。コラムデコーダCD
は、情報の書き込み、消去および読み出しに際し、ビッ
トラインBL1,BL2に所定の電圧を印加するもので
ある。このコラムデコーダDには、情報の読み出し時
にビットラインの電位の変化を検出するセンスアンプS
Aが接続されている。なお、図中R1,R2は抵抗であ
る。ソースラインSには、ソースコントロール回路SC
が接続されている。ソースコントロール回路SCは、情
報の書き込み、消去および読み出しに際し、ソースライ
ンSに所定の電圧を印加するものである。 【0031】基板ラインSUBには、基板コントロール
回路SUBCが接続されている。基板コントロール回路
SUBCは、情報の書き込み、消去および読み出しに際
し、基板ラインSUBに所定の電圧を印加するものであ
る。なお、ロウデコーダLD、コラムデコーダCD、ソ
ースコントロール回路SCおよび基板コントロール回路
SUBCの各所定電圧の印加動作については後述する。 【0032】表1および図5ないし図7を参照しつつ、
上記不揮発性記憶装置における情報の書き込み、読み出
しおよび消去の各動作について説明する。 【0033】 【表1】 【0034】<書き込み>図4は書き込み時の不揮発性
記憶装置の等価回路図である。例えば、メモリセル21
Aに対して情報の書き込みを行うとする。まず、ソース
コントロール回路SC(図3参照)によりソースライン
Sに対して0Vを印加あるいは開放状態とするととも
に、基板コントロール回路SUBCにより基板ラインS
UBに対して低電圧0Vを印加しておく。ロウデコーダ
LD(図3参照)により、選択メモリセル21Aが接続
されているワードラインWL1に対して10Vを印加
し、メモリ素子20Aを選択するため、コラムデコーダ
CD(図3参照)により、選択メモリセル21Aが接続
されているビットラインBL1に対して0Vを印加す
る。また、ロウデコーダLDにより、非選択メモリセル
21C,21Dが接続されているワードラインWL2に
対して0Vを印加し、コラムデコーダCDにより、非選
択メモリセル21B,21Dが接続されているビットラ
インBL2に対して7Vを印加する。 【0035】そうすると、選択メモリセル21Aにあっ
ては、そのメモリトランジスタ20Aの基板−フローテ
ィングゲート間にFNトンネル電流が生じ、このFNト
ンネル電流によりエレクトロンがフローティングゲート
FGに注入される。その結果、選択メモリセル21Aは
情報の書込状態となる。一方、非選択メモリセル21
B,21C,21Dにあっては、そのメモリトランジス
タ20B,20C,20Dの基板−フローティングゲー
ト間にFNトンネル電流が発生せず、エレクトロンがフ
ローティングゲートFGに注入されない。その結果、非
選択メモリセル21B,21C,21Dには情報の書き
込みは行われない。 【0036】フローティングゲートにエレクトロンが蓄
積されている状態と、蓄積されていない状態とでは、ソ
ース−ドレイン間を導通させるために必要なゲート電圧
が異なる。すなわち、ソース−ドレイン間を導通させる
ためのしきい値電圧VTHは、フローティングゲートにエ
レクトロンを注入した状態では高いしきい値V1(例え
ば7V)をとり、エレクトロンが未注入の状態で低いし
きい値V2(例えば1V)をとる。このように、しきい
値電圧VTHを2種類に設定することで「1」または
「0」の二値データをメモリセルに記憶させることがで
きる。 <消去>図5は消去時の不揮発性メモリの等価回路図で
ある。情報の消去は一括して行われる。まず、コラムデ
コーダおよびソースコントロール回路により、全てのビ
ットラインBL1,BL2およびソースラインSを開放
状態としておき、基板コントロール回路により基板ライ
ンSUBに対して10Vを印加し、ロウデコーダにより
全てのワードラインWL1,WL2に対して0Vを印加
する。 【0037】そうすると、全てのメモリセル21A,2
1B,21C,21D内のメモリトランシスタ20A,
20B,20C,20Dの基板−コントロールゲート間
に、情報の書き込み時とは逆のバイアスがかかり、フロ
ーティングゲートFGに蓄積されているエレクトロンが
FNトンネル電流により基板側に逃げる。その結果、全
てのメモリセル21A,21B,21C,21Dに記憶
されている情報が一括消去される。 【0038】また、情報の消去は、ワードライン毎に分
割して行ってもよい。つまり、全てのビットラインBL
1,BL2およびソースラインSを開放状態とするとと
もに、基板ラインSUBに対して10Vを印加してお
き、情報の消去を行うメモリセル21A,21Bが接続
されているワードラインWL1に対して0Vを印加し、
非選択メモリセル21C,21Dが接続されているワー
ドラインWL2に対して10Vを印加すれば、ワードラ
インWL1に沿って配列されているメモリセル21A,
21Bに記憶されている情報が消去される。 <読み出し>図6は読み出し時の不揮発性メモリの等価
回路図である。情報の読み出しは、ワードライン毎に読
み出される。例えば、ワードラインWL1に接続されて
いるメモリセル21A,21Bに記憶されている情報を
読み出すとする。まず、ソースコントロール回路により
ソースラインSに対して5Vを印加し、コラムデコーダ
および基板コントロール回路により、全てのビットライ
ンBL1,BL2および基板ラインSUBに対して0V
を印加しておく。ロウデコーダにより、読み出しを行う
メモリセル21A,21Bが接続されているワードライ
ンWL1に対してセンス電圧2Vを印加し、非選択メモ
リセル21C,21Dが接続されているワードラインW
L2に対して0Vを印加する。 【0039】そうすると、選択メモリセル21A,21
Bに情報が書き込まれておれば、そのメモリトランジス
タ20A,20Bのソース−ドレイン間が導通せず、チ
ャネルが形成されない。つまり、選択メモリセル21
A,21B内にセル電流が流れない。一方、選択メモリ
セル21A,21Bが情報の消去状態であれば、そのメ
モリトランジスタ20A,20Bのソース−ドレイン間
が導通し、チャネルが形成される。つまり、選択メモリ
セル21A,21B内のセル電流が流れる。この状態を
外部に接続したデコーダCD,LDおよびセンスアンプ
SA(図3参照)によってセンシングすれば、選択メモ
リセル21A,21Bに記憶されている情報を読み出す
ことができる。 【0040】また、情報の読み出しは、一括して行って
もよい。つまり、ソースラインSに対して5Vを印加
し、全てのビットラインBL1,BL2および基板ライ
ンSUBに対して0Vを印加しておくとともに、全ての
ワードラインWL1,WL2に対してセンス電圧2Vを
印加すれば、全てのメモリセル21A,21B,21
C,21Dに記憶されている情報が一括読出される。 【0041】ここで、センス電圧とは、上記しきい値電
圧VTHの2種類の値のV1,V2の中間的な電圧であ
る。したがって、このセンス電圧を印加すると、フロー
ティングゲートにエレクトロンが蓄積されているか否か
で、ソース−ドレイン間の導通/非導通が決定される。
このように、基板−フローティングゲート間でFNトン
ネル電流を発生させ、このFNトンネル電流により情報
の書き換えを行っているので、トンネル酸化膜の劣化を
防止して書換可能回数を増加させることができるととも
に、瞬時に情報の書き換えが可能となる。 【0042】なお、以下の説明において、メモリトラン
ジスタ20A,20B,20C,20Dを総称するとき
は「メモリトランジスタ20」という。図7は書き込み
時のメモリトランジスタの動作原理を示す図、図8は読
み出し時のメモリトランジスタの動作原理を示す図であ
る。図7および図8を参照しつつ、上記メモリトランジ
スタの動作原理について説明する。 <書き込み>例えば、図4に示すようにメモリセル21
Aに情報を書き込むとする。このとき、図7(a)
(b)(c)に示すように、選択メモリル21A内のメ
モリトランジスタ20A、非選択メモリセル21C内の
メモリトランジスタ20Cおよび非選択メモリセル21
B内のメモリトランジスタ20Bの各フローティングゲ
ート32は、ソース領域30bと所定のオフセット間隔
をあけて配置されており、各メモリトランジスタ20
A,20B,20Cのソース領域30bは0Vまたは開
放状態とされているので、フローティングゲート32と
ソース領域30bとの間のチャネル領域は常にオフセッ
ト領域OSとなる。 【0043】このとき、選択メモリセル21Aにあって
は、図7(a)に示すように、メモリトランジスタ20
Aのコントロールゲート34には10Vが印加され、基
板30には0Vが印加され、ドレイン領域30cには0
Vが印加されているので、基板30−フローティング
ート3間にFNトンネル電流が生じ、このFNトンネ
ル電流によりエレクトロンがトンネル酸化膜31をトン
ネルしてフローティングゲート32に注入される。 【0044】また、選択メモリセル21Aとビットライ
ンBL1を共有している非選択メモリセル21Cにあっ
ては、図7(b)に示すように、メモリトランジスタ2
0Cのコントロールゲート34、ドレイン領域30cお
よび基板30には0Vが印加されているので、メモリト
ランジスタ20Cは動作しない。よって、非選択メモリ
セル21Cにはドレインディスターブが発生しない。す
なわち、メモリセル21Cに情報が書き込まれている場
合、そのメモリトランジスタ20Cのフローティングゲ
ート32に蓄積されているエレクトロンがドレイン領域
30cに引き抜かれることがなく、書き込まれている情
報が破壊されない。 【0045】さらに、選択メモリセル21Aとワードラ
インWL1を共有している非選択メモリセル21Bにあ
っては、図7(c)に示すように、そのメモリトランジ
スタ20Bのコントロールゲート34には10Vが印加
され、基板30には0Vが印加されているので、基板3
0−コントロールゲート34間に電位差が生じるもの
の、ドレイン領域30cには7Vが印加されているの
で、ドレイン領域30cのPN接合部の空乏層(depleti
on layer) 50がオフセット領域OSの境界まで拡が
り、この空乏層50がFNトンネル電流を遮断する。そ
のため、FNトンネル電流によりエレクトロンがフロー
ティングゲート32に注入されないから、ゲートディス
ターブは発生しない。 <読み出し> 情報の読み出し時には、図8(a)(b)に示すよう
に、選択メモリセル内のメモリトランジスタ20のドレ
イン領域30cおよび基板30には0Vが印加されてお
り、ソース領域30bには5Vが印加され、コントロー
ルゲート34にはセンス電圧2Vが印加されているの
で、ソース領域30bのPN接合部の空乏層51がオフ
セット領域OSの境界まで拡がる。 【0046】このとき、図8(a)に示すように、フロ
ーティングゲート32にエレクトロンが蓄積されている
情報の書込状態にあれば、コントロールゲート34の正
電荷の影響がフローティングゲート32に蓄積されてい
るエレクトロンによりブロックされ、フローティングゲ
ート32直下の基板30の表面に及ばない。そのため、
ソース領域30b−ドレイン領域30c間が導通せず、
チャネルが形成されない。つまり、メモリトランジスタ
20に電流が流れない。 【0047】一方、図8(b)に示すように、フローテ
ィングゲート32にエレクトロンが蓄積されていない情
報の消去状態にあれば、コントロールゲート34の正電
荷の影響がフローティングゲート32直下の基板30の
表面に及び、フローティングゲート32直下の基板30
の表面が反転(inversion) する。これに伴って基板30
の表面に反転層52が生じ、この反転層52がオフセッ
ト領域OSの境界まで拡がっている空乏層51と接続す
る。その結果、ソース領域30b−ドレイン領域30c
間が導通し、チャネルCHが形成される。つまり、メモ
リトランジスタ20に電流が流れる。 【0048】このように、上記実施例では、基板−フロ
ーティングゲート間にFNトンネル電流を発生させ情報
を書き込むにあたり、選択メモリセルとビットラインを
共有している非選択メモリセル内のメモリトランジスタ
が動作することはない。また、選択メモリセルとビット
ラインを共有している非選択メモリセル内においては、
そのメモリトランジスタの基板−コントロールゲート間
に電位差が生じるものの、ドレイン領域のPN接合部の
空乏層がオフセット領域の境界まで拡がってFNトンネ
ル電流を遮断するため、エレクトロンがフローティング
ゲートに注入されることはない。よって、書き込み時に
おける非選択メモリセルの書込ディスターブを防止でき
る。 【0049】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例におい
ては、P型シリコン基板を使用した例について記載した
が、N型シリコン基板を使用してメモリトランジスタを
チャネル型としてもよい。 【0050】 【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、書換可能回数を増加できるとともに、瞬時に情
報の書き換えが行え、しかも情報の書き込み時における
書込ディスターブを防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る不揮発性記憶素子の構
成を示す概略断面図である。 【図2】不揮発性記憶素子の製造方法を工程順に示す概
略断面図である。 【図3】不揮発性記憶装置の電気的構成を示す等価回路
図である。 【図4】書き込み時の不揮発性記憶装置の等価回路図で
ある。 【図5】消去時の不揮発性記憶装置の等価回路図であ
る。 【図6】読み出し時の不揮発性記憶装置の等価回路図で
ある。 【図7】書き込み時の不揮発性記憶素子の動作原理を示
す図である。 【図8】読み出し時の不揮発性記憶素子の動作原理を示
す図である。 【図9】従来の不揮発性記憶装置の電気的構成を示す等
価回路図である。 【図10】従来の不揮発性記憶素子の構成を示す概略断
面図である。 【図11】書き込み時のドレインディスターブを示す図
である。 【図12】書き込み時のゲートディスターブを示す図で
ある。 【符号の説明】 20,20A,20B,20C,20D 不揮発性記憶
素子(メモリトランジスタ) 21A,21B,21C,21D メモリセル 30a チャネル領域 30b ソース領域 30c ドレイン領域 30 シリコン基板 31 トンネル酸化膜 32,FG フローティングゲート 33 キャパシタ絶縁膜(ONO膜) 34 コントロールゲート 35 酸化絶縁膜(ソース領域側に延びる部分はゲート
絶縁膜) D オフセット間隔 WL1,WL2 ワードライン BL1,BL2 ビットライン S ソースライン SUB 基板ライン CD コラムデコーダ LD ロウデコーダ SA センスアンプ SC ソースコントロール回路 SUBC 基板コントロール回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 孝典 京都市右京区西院溝崎町21 ローム株式 会社内 (56)参考文献 特開 平4−91471(JP,A) 特開 平4−3470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】不揮発性記憶素子が、半導体基板上に、行
    方向および列方向に沿ってマトリクス状に配列形成され
    た不揮発性記憶装置を駆動するための駆動方法であっ
    て、 上記不揮発性記憶素子は、電荷を注入したり、取り出し
    たりすることにより情報の記憶を行うものであって、予
    め定める導電型式をした半導体基板と、上記半導体基板
    の表面層に所定の間隔をあけて形成されたソース領域お
    よびドレイン領域と、上記ソース領域およびドレイン領
    域で挟まれるように生じるチャネル領域上に、ソース領
    域と所定のオフセット間隔をあけて形成され、チャネル
    領域で発生した電荷をトンネルさせ得るトンネル絶縁膜
    と、上記ソース領域と上記トンネル絶縁膜との間のチャ
    ネル領域であるオフセット領域上に形成されたゲート絶
    縁膜と、上記トンネル絶縁膜上に形成され、トンネル絶
    縁膜をトンネルしてきた電荷を蓄積するフローティング
    ゲートと、上記フローティングゲート上に形成され、フ
    ローティングゲート内に電荷を閉じ込めるためのキャパ
    シタ絶縁膜と、上記キャパシタ絶縁膜上に形成され、所
    定の制御電圧が印加されるコントロールゲートとを備え
    ており、 行方向に沿って配列されている不揮発性記憶素子のコン
    トロールゲートには、ワードラインが接続され、列方向
    に沿って配列されている不揮発性記憶素子のドレイン領
    域には、ビットラインが接続され、各不揮発性記憶素子
    のソース領域には、ソースラインが共通接続され、半導
    体基板には、共通の基板ラインが設けられており、 上記駆動方法は、 情報の書き込み時に、ソースラインを接地電位または開
    放状態とするとともに、基板ラインを接地電位としてお
    き、書き込みを行う不揮発性記憶素子が接続されている
    ワードラインに対して、接地電位の半導体基板とフロー
    ティングゲートとの間でFNトンネル電流を生じさせ得
    高電圧を印加するとともに、それ以外のワードライン
    を接地電位とし、書き込みを行う不揮発性記憶素子を選
    択するため、当該不揮発性記憶素子が接続されているビ
    ットラインに対して書込電圧を印加するとともにそれ以
    外のビットラインに対しては書込禁止電圧を印加して、
    選択された不揮発性記憶素子のフローティングゲート−
    基板間でFNトンネル電流を発生させ、このFNトンネ
    ル電流により電荷をフローティングゲートに注入し、 情報の消去時に、全てのビットラインおよびソースライ
    ンを開放状態としておき、情報の消去を行う不揮発性記
    憶素子が接続されているワードラインを接地電位とし
    基板ラインに対して半導体基板とフローティングゲート
    との間でFNトンネル電流を生じさせ得る高電圧を印加
    して、選択された不揮発性記憶素子のフローティング
    ート−基板間で書き込み時とは逆向きのFNトンネル電
    流を発生させ、このFNトンネル電流によりフローティ
    ングゲートに蓄積されている電荷を基板側に逃がし、 情報の読み出し時に、全てのビットラインおよび基板ラ
    インを接地電位としておき、ソースラインに対して不揮
    発性記憶素子のソース領域の空乏層が拡がり得る読出電
    圧を印加し、読み出しを行う不揮発性記憶素子が接続さ
    れているワードラインに対してセンス電圧を印加するこ
    とを特徴とする不揮発性記憶装置の駆動方法。
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