JPH03111642A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

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JPH03111642A
JPH03111642A JP24867689A JP24867689A JPH03111642A JP H03111642 A JPH03111642 A JP H03111642A JP 24867689 A JP24867689 A JP 24867689A JP 24867689 A JP24867689 A JP 24867689A JP H03111642 A JPH03111642 A JP H03111642A
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fuel
gasoline
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はエンジンの空燃比制御装置、特に吸気管内に
おける燃料付着部の温度を予測し、この温度予測値を用
いて壁部分についての補正量を求めるものに関する。
(従来の技術) 公知の電子制御燃料噴射装置では、通常時の燃料噴射量
の構成が“基本噴射量+各種増量補正量”とされ、イン
ジェクタ1こは、これ1こインゾェクタの無効噴射時間
を付加した信号時間が与えられる((株)鉄道の日本社
発行「自動車工学J1986年1月号第1月号頁、11
0頁参照)。
このうち基本噴射量は、吸入空気量に応じて定まる噴射
量であり、エア70−メータからの吸入空気量信号によ
り決定される。
各種増量補正量には、いわゆる@磯増量補正として、水
温増量補正と始動および始動後増量補正がある、このう
ち、前者の水温増土補正は、冷却水温の低下に伴い混合
気を濃くするための補正で、たとえば第8図で示すよう
に、はぼ70℃以下で働く。後者の始動時および始動後
増量補正は始動時および始動直後の補正で、クランキン
グ中は第9図の値を持ち、その後スタート信号がONか
らOFFになった始動完了後に、一定の割合で補正量を
段階的にゼロになるまで減じていくものである。なお、
第8図のKTWは水温増量補正係数、第9図のKA5は
始動後増量補正係数である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような装置では、暖機のだめの増量補正
量を、ガソリン性状のバラツキによる燃焼悪化を考慮し
て、かなりリッチ側に設定しでいる。これは、一般〃ソ
リンよりも揮発性の劣る重質ガソリンが使用されると、
特に低温時に空燃比が大きくリーン化してしまうので、
これを避けるためである。
しかしながら、全体としてリッチ側に設定されると、一
般〃ソリンの使用時には、逆に燃料過多の傾向を有し、
点火プラグのくすぶりに対して弱くなりたり、暖機中の
燃費を低下させている。また、低温時のCO+HCの排
出量が多いので、徘〃ス浄化性能の点からも改良の余地
がある。
一方、吸気管内における燃料付着部の平衡状態温度とこ
の平衡状態温度の変化速度とを各運転条件に応じて予め
設定しておき、両者に基づいて燃料付着部の温度予測値
を求めることにより、運転性能およゾ排気浄化性能を向
上させるようにした装置を本出願人が先に提案している
(特願昭63−136699号)。
こうした装置でも暖機増量を行なうようにしであるので
、ガソリン性状の影響を受けることに変わりはない。
この発明は、このような課題に着目してなされたもので
、空燃比センサの過渡時出力から、ガソリン性状の重質
度がいずれにあるかを判定し、この判定結果を用いて壁
流補正量を学習制御するとともに、同じく判定結果に応
じて暖機増量補正量を修正するようにした装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、@1図に示すように、エンジンの回転数N
eと負荷をそれぞれ検出するセンサ31゜32と、エン
ジンの冷却水温T−を検出するセンサ33と、前記回転
数Neおよび負荷の検出値に基づいて基本噴射量Tpを
計算する手段34と、排気中の空燃比を検出するセンサ
35と、前記負荷の検出値に基づいて過渡時であるがど
うかを判定する手段36と、これが判定された場合に過
渡時の空燃比センサ35の出力からガソリンの重質度を
判定する手段37と、この判定結果に応じてガソリン性
状に関する過渡学習値ΔTwfを計算する手段38と、
この過渡学習値ΔTwfに基づいて壁流補正量KaLb
osを演算する手段39と、同じくこの過渡学習値ΔT
wrおよび前記冷却水温Twの検出値またはこれらとス
タートスイッチ40がらの信号に基づいて暖機増量補正
1(たとえば水温増量補正係数KTWまたは始動後増量
補正係数KAs)を演算する手段41と、このlJ1磯
増量補正量および前記壁流補正量Kathosにて直配
基本噴射I T pを補正して、出力すべき燃料噴射量
T1を決定する手段42と、この噴射量Tiを燃料噴射
装置44に出力する手段43とを備える。
(作用) ガソリン性状に関する過渡学習値ΔTll1rにより壁
流補正量が学習制御されると、ガソリン性状に応じた最
適な壁流補正量が求まる。
−力、この過渡学習値ΔTwfにて暖機増量補正量が修
正されると、暖機増量補正量も、ガソリン性状に応じた
最適なものとなる。つまり、一般ガソリンの使用時にも
、このガソリンに対して定まるリーンリミットに近い空
燃比が得られる。
(実施例) 第2図は一実施例のシステム図である。
図において、吸入空気はエアクリーナ2がら吸気管3を
通り、燃料は噴射信号S目こ基づきインジェクタ(燃料
噴射装置)4がらエンジン1の1ff1%ボートに向け
て噴射される。シリング内で燃焼したガスは排気W5を
通して触媒フンバータロに導入され、ここで燃焼ガス中
の有害成分(Co、HC。
NOx)が三元触媒により清浄化されて排出される。
吸入空気の流tqaはホットワイヤ式のエア70−メー
タフにより検出され、アクセルペダルと連動する吸気絞
り弁8によってその流量が制御される。なお、エア70
−メータフのタイプとしでは、ホットフィルム式でも良
く、要は吸入空気の流量を測定するものであればよい。
絞り弁8の開度TVOは絞り弁開度センサ9により検出
され、エンジン1の回転数Neはクランク角センサ10
により検出される。また、つ1−タジャケットの冷却水
温Twは水温センサ11により検出され、排気中の空燃
比は空燃比センサ12により検出される。この空燃比セ
ンサ12にはリッチからり−ンまで幅広く空燃比を検出
し得る特性を持つものが用いられる。さらに、スタータ
モータの作動はスタートスイッチ13により検出される
上記エア70−ノータ7.絞り弁開度センサ9゜クラン
ク角センサ10.水温センサ12およびスタートスイッ
チ13からの出力はコントロールユニット20に入力さ
れる。
コントロールユニツ)201[11の手1134゜36
〜39+41〜43としての全機能を有し、CPU21
.ROM22.RAM23およびI10ボート24によ
り構成される。CPU21はROM22に書き込まれて
いるプログラムにしたがってI10ボート24より必要
とする外部データを取り込んだり、またRAM23との
間でデータの授受を行ったりしながら燃料噴射制御に必
要な処理値を演算処理し、必要に応じて処理したデータ
をI10ボート24へ出力する。
I10ボート24には各種センサやスイッチからの信号
が入力され為とともに、I10ボート24からは噴射信
号S1が出力される。ここに、I10ボート24は第1
図の出力手段43の機能を・果たす。
ROM22はCPU21における演算プログラムを格納
しており、RAM23は演算に使用するデータをテーブ
ルやマツプ等の形で記憶している。
13図はガソリン性状に関する過渡学習値ΔTwfを計
算するためのルーチンであり、同ルーチンはタイマ同期
で、たとえば1 secごとに一度実行される。
Slは第1図の過渡時判定手段36の機能を果たす部分
で、ここでは学習条件にあるかどうをみて、学習条件(
たとえば過渡時であること、空燃比センサ12の出力が
安定していること等)の総てを満たせば、S2に進む。
S2では空燃比センサ12からの出力を読み込み、S3
でデータの読み込みが完了したことを判定した後、S4
に進む。
S4は第1図のガソリン性状判定手段37の機能を果た
す部分で、ここではS2で読み込まれた空燃比センサ1
2の過渡時出力からガソリン性状が重質ガソリンである
か否かを判定する。たとえば、重質ガソリンは一般ガソ
リンよりも揮発しにくいので、加速時の空燃比はリーン
側に大きくエラーする。そこで、このリーン側に工2−
した場合のピーク値やり−ンとなった面積のいずれかと
予め定めである基準値との比較により、基準値を越えて
いれば、重質ガソリンであると判定し、そうでなければ
一般がソリンであると判定することができる。減速時に
も同様の判定が可能である。
S5は第1図の過渡学習値計算手段38の機能を果たす
部分で、S4での判定結果に応じで、ガソリン性状に関
する過渡学習値ΔTw4を書き換える。この場合、67
w4は温度補正量、詳しくは燃料付着部の温度予測値(
以下単に「温度予測値」という)Tfに対する減量補正
量として導入されている。ここでいうガソリン性状は揮
発性であり、この揮発性は温度に密接に関係するので、
一般ガソリンに対してT「の特性を最適に設定しておけ
ば、重質ガソリンに対しては、一般ガソリンに対するよ
りも見掛は上低めの温度を採用することで対処できるか
らである。
第4図は壁流補正量としての過渡補正量K ath。
Sを演算するためのルーチンで、第1図の壁流補正量演
算手段39の機能上米たす、このルーチンは10m5e
cごとに一度実行される。なお、ルーチンの内容自体は
先に提案した装置と同様であり、相違するのは、過渡学
習値ΔTwfにより補正した温度予測値Tf’の値を改
めて温度予測値Tfとして用いる点である。ただし、内
容自体は同じであるため、温度予測値Tfに基づいて過
渡補正量KaL I+ o sを求める場合を概説し、
その後にTf’との関係に触れることにする。
まず、Sllでは吸気W3内における燃料壁流片の平衡
付着量Mfl+[+++s]を次式■にて求める。
M fh= A vtpX M fl+tvo−■ここ
で、A vtpは噴射弁部の燃料流量を意味し、エア7
0−メータ7にて検出される空気流量Qaを一次遅れで
平滑化し、その平滑化した空気jl−ら演算されるもの
である。実際には、Avtpは噴射弁部流量相当パルス
幅[+aslとして演算される。
なお、A vjpの演算方法については先に提案した装
置と略同ll!期に本山願人力r別出穎で開示している
。このA vtpを求めるに際しては温度予測値Tfは
関与していない。
一方、Mfhtvoは付着倍率[単位は倍1で、これは
温度予測値Tfを用いて求められる。たとえば、温度予
測値Tfの上下各基準温度Tf、とTf++lに対する
基準付着倍率データMfl+tf+とM N+tf +
+1を用い、TfIT fHT f++Iによる補間計
算で求める。
記号の最後に付したiは1から4(あるいは5)までの
整数であり、4つの各基準温度(Tf、〜T [4)あ
るいは各基準温度に対する基準付着倍率データ(Mf1
1Lf+−Mrhtf4)ヲ区別スルタ#l) t:使
用1tている。
なお、温度予測値T If、℃]の求めかたは先に提案
しているvcr!!に詳しいので省略する。
上記、MfhLf+は次式にて求める。
Mfhtf+=MfhqIXMfhn+・・・■ただし
、Mfhq+は基準付着倍率データで、α−N流tQh
oと温度予測値Tfを用い補間計算イリきで所定のテー
ブルを参照して求める。なお、QIIOは絞り弁開度T
VOと回転I&N eから求められる絞り弁部の空気流
量で、既に公知のものである。
Mfh+++は基準付着倍率データで、回転数Neがら
補間計算付きで所定のテーブルを参照して求める。
S12では分量割合Kmf[%]を次式■にて求める。
K mf= K mfatX K mfn−■ここ゛で
、K mfat[%]は基本分量割合で、これも温度予
測値Tfを用いて求める。たとえば、α−N流jlQb
oと温度予測値Tfとを用い、補間計算付きで所定のマ
ツプを参照する。Kmfn[%1は分量割合回転補正率
で、回転数Neから補間計算付きで所定のテーブルを参
照する。
S13では付着速度Va+f[%〕を次式■にしたが9
て演算する。
Vmf=(Mfh−ML+RsF)X KmL・・■こ
こで、付着速度■ll1fは壁流にとられる燃料流量で
あり、エンジン1回転当たりの流量として求める。付着
IM「[輸S]は今回噴射時に壁流として流れる燃料流
量で、■式中のMf−lREFは萌回噴射時(1回転前
)の付着量Mfを意味させでいる。これは、Mfを単位
回転ごとにサイクリックに求めていく構成としであるた
め、前回の値と今回の値とを区別する必要があるからで
ある。
このため、今回噴射時の付着量Mrは、次式■にて求め
られる。
M f = (M f−IREF)+ V mf−・・
■S14では軽質〃ソリン使用時における減速時のオー
バーリーン防止のための補正率Gl+「[%1を次式■
にしたがって求める。
G hf = G bfgen−0 0式中のGl+fgenは減量補正率で、加速(VlI
lf≧0のとtl)ではG hfgen= 1 、 O
とし、そうでないときは補正率負荷項GhfQと補正率
回転環Ghfdnとのうちいずれか大なる値を用いる。
ここに、Gh f d nは補間計算付きでN e−N
 5et(ただし、N5etはアイドル時の目標回転数
)のテーブルを参照する。GbfqはA vtpから補
間計算なしで所定のテーブルを参照する。
S15では次式■にしたがって過渡補正11Kat1+
os[mslを求めてルーチンを終了する。
KaLI+os=VmfXGbf−0 以上のようにしてKatl+osを求めるのである力1
1ここでは、次式■により、ガソリン性状に関する過渡
学習値ΔTwfにて温度予測値Tfを減量補正する。
Tr’=Tf−ΔTwr・・・■ そして、この過渡学習値ΔTwfにて補正された温度予
測値Tf’の値を改めてTfと置き直して、上記0式の
付着倍率Mfhtvo+■式の基準付着倍率負荷項Mf
l+q+および0式の基本分量割合K afaL等を求
めるのである。つまり、Tf’にはガソリン性状の相違
が織り込まれるのであり、Tf’によればガソリン性状
に応じたK athosが最適に求められる。
第5図はインジェクタ4に出力すべか燃料噴射パルス幅
Ti[mslを決定するためのルーチンで、Katl+
osと同じ(10IIlsecごとに一度実行される。
821は!#1図の基本噴射Fil算手段34の機能を
果たす部分で、基本噴射パルス幅Tp[mslを次式■
にて計算する。
Tp=KXQa/Ne−■ ただし、Kは基本空燃比を設定するための定数である。
S22〜24.26は第1図の@磯増量補正量演算手段
41の機能を果たす部分で、ここでは水温増量補正係数
KTWと始動後増量補正係数KA、の2つを演算する。
まず、S22では次式[株]によりガソリン性状に関す
る過渡学習値ΔTwfを用い、水温センサ11にて検出
される冷却水温Twを減量補正する。
Tw′=Tw−ΔTdXGTW−(IDそして、この冷
却水温Tw’の値を改めてT−とi!f!I直して、第
8図で示した特性を内容とするテーブルを参照させるこ
とにより、水温増量補正係数K TW[無名数]を求め
る。つまり、第8図の特性は一般ガソリンに対するもの
であるから、重質がソリンに対しては、見掛は主冷却水
温が低いとみなすことにより、余分に燃料増量を行わせ
るのである。
ただし、0式と相違して、[相]式では水温修正デイン
GTW[無名数1を導入している。これは、ガソリン性
状に関し、過渡学習値ΔTwfを導入しているとはいえ
過渡時と始動時とでは、必ずしも同じに論することがで
きないからである。水温修正デインGTWの値には1程
度の値を採用する。第6図にTw’に対するKTWの特
性を示す。
S23ではスタートスイッチ13がONであるか否かを
判定し、スタートスイッチ13がONであるときはクラ
ンキング中であると判断してS24に進み、この逆にス
タートスイッチ13がONでないときはクランキングが
終了したと判断してS26に進む。
S24では、I(rwと同様にして、始動後場fill
l正係数K As[無名数]を求める。つまり、次式■
によりガソリン性状に関する過渡学習値ΔTwfにて減
量補正された冷却水温Tw’″の値を改めてT−と置き
直して、第9図で示した特性を内容とするテーブルを参
照させる。
TW”=TIl+−ΔTwfXGAS−■■式において
、始動後修正ゲインGAS[無名数1も1程度の値であ
る。第6図にTw”に対する始動後増量補正係数KA5
の特性を重ねて示す。
S25では始動性を向上させるため、通常時の噴射量よ
りも多口の噴射量が供給されるように始動時噴射パルス
幅TSTを計算する。ただし、T5Tの計算式に824
で求めたKA5は関与しない。
S26では次式@によりKA5を徐々に減少させる。
K AS= K As−1−D K S ・@■式にお
いてKA5−目±前回のに^5の値を意味する。DKS
[無名数]は減少率である。
S27ではフェニルカット中かどうかを判断し、7ユエ
ルカツト中でなければ、82Bに進む、828は第1図
の噴射量決定手段42の機能を果たす部分で、ここでは
次式〇にしたがって、インジェクタ4に出力すべき燃料
噴射パルス幅Ti[■S]を決定する。
T i= (T p+ K atbos)X(1+ K
IJR+ KTW+KAS)X Q +Ts−■■式に
おいて、α[無名数]は空燃比センサ12の出力に基づ
く空燃比フィードバック補正係数、K IJR[無名数
Jは高負荷、高口伝時に増量補正を行うための空燃比補
正係数、Ts[+ms]は無効パルス幅である。
この0式は一般式であり、始動時には、空燃比フィード
バック制御が停止され(ff=1.0)、かつ空燃比補
正係数KMRは0となるので、0式は実質上次式〇′に
なる。
Ti=(Tp+Katbos) X(1+Krw+KAs)+Ts−・・■′S27で7
ユエルカツト中であればS29に進み、Ti=Tsとお
く。
S25,28.29で求められたTiはI10ボート2
4に転送され、ここでTiに応じて噴射信号Siが作ら
れる。
ここで、この例の作用を説明すると、MS7図は冷却水
温に対するエンジンの安定度限界と水温増量補正係数K
TWを用いての設計空燃比(図では空燃比をA/Fで示
す)の特性図である。同図において、重質ガソリンに対
する安定度限界(破線で示す)は、一般〃ソリンに対す
るそれ(#ff実線で示す)よりもリッチ側にくる。こ
のため、一般ガソリンに対しては細大線に近付けて(た
とえば−点M4gで示す位置に)、重質ガソリンに対し
ては破線に近付けて(たとえば大実線の位置に)設計空
燃比を定めてやれば、燃費が良くなる。なお、安定度限
界とのあいだに所定の幅を設けであるのは、空燃比セン
サ12やアクチュエータ(インジエクタ4)のバラツキ
を考慮したものである。
しかしながら、ガソリン性状がいずれにあるかを判定で
きない場合には、重質ガソリンの使用時のことを考慮に
いれ、大実線の位置を全体としての設計空虚比とせざる
を得ないので、一般ガソリンの使用時には大実線と一点
鎖線との空燃比差だけ不要にリッチ側に設定されること
になる。
これに対して、この例ではガソリン性状の重質度の判定
により、重質がプリンの使用されていることが分かると
、大実線の位置が設計空燃比とされ、燃焼の悪化が防止
される。
この逆に、一般ガソリンの使用されていることが分かる
と、設計空虚比が大実線からり−ン測の一点鎖線の位置
へとずらされる。この結果、一般〃ンリンの使用時にも
、よりリーンリミットに近い空燃比にすることができる
のであり、これにてプラグのくすぶり、暖機中の燃費お
上I/Co、Heの排出量を改良することができる。
実施例では、一般ガソリンと重質ガソリンの2種類で説
明したが、これに限られるものでなく、重質度をさらに
細かく判定することもできる。また、暖機増量として、
KTWとKASの両方を備えるものを示したが、いずれ
か一方だけを備えるものでも構わない。
(発明の効果) この発明によれば、空燃比センサの過渡時出力を用いて
温度補正量としての過渡学習値を求め、この学習値にて
壁流補正量を学習制御するとともに、その学習値を用い
てエンジン暖機中の増量補正量を修正することにしたた
め、ガソリンの重質度に応じたよりリーンリミットに近
い空燃比にすることができ、プラグのくすぶり、暖機中
の燃費およびCo、HCの排出量を改良することができ
る。
【図面の簡単な説明】
PIS1図はこの発明のクレーム対応図、第2図は一実
施例の制御システム図、第3図ないし第5図はこの実施
例の制御動作を説明するための流れ図、第6図はこの実
施例のT w”(= T w−ΔTwfXGTW)に対
するKTWとT u+”(= T w−ΔTIIIfX
GAS)に対するKASの特性を重ねて示す図、第7図
はこの実施例の冷却水温に対する安定度限界と設計空燃
比との関係を示す図である。 第8図と第9図はそれぞれ従来例のKTWとKASの特
性図である。 1・・・エンジン、3・・・吸気管、4・・・インジエ
クタ(燃料噴射装置)、7・・・エア70−メータ(エ
ンジン負荷センサ)、9・・・絞り弁開度センサ、10
・・・クランク角センサ(エンジン回転数センサ)、1
1・・・冷却水温センサ、12・・・空燃比センサ、2
()・・・コントロールユニット、31・・・エンジン
回伝数センサ、32・・・エンジン負荷センサ、33・
・・冷却水温センサ、34・・・基本噴射量計算手段、
35・・・空燃比センサ、36・・・過渡時判定手段、
37・・・ガソリン性状判定手段、38・・・過渡学習
値計算手段、39・・・壁流補正量演算手段、40・・
・スタートスイッチ、41・・・暖機増量補正量演算手
段、42・・・噴射量決定手段、43・・・出力手段、
44・・・燃料噴射装置。 第6図 第7図 メ(1 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンの回転数と負荷をそれぞれ検出するセンサと、
    エンジンの冷却水温を検出するセンサと、前記回転数お
    よび負荷の検出値に基づいて基本噴射量を計算する手段
    と、排気中の空燃比を検出するセンサと、前記負荷の検
    出値に基づいて過渡時であるかどうかを判定する手段と
    、これが判定された場合に過渡時の空燃比センサの出力
    からガソリンの重質度を判定する手段と、この判定結果
    に応じてガソリン性状に関する過渡学習値を計算する手
    段と、この過渡学習値に基づいて壁流補正量を演算する
    手段と、同じくこの過渡学習値および前記冷却水温の検
    出値またはこれらとスタートスイッチからの信号に基づ
    いて暖機増量補正量を演算する手段と、この暖機増量補
    正量および前記壁流補正量にて前記基本噴射量を補正し
    て、出力すべき燃料噴射量を決定する手段と、この噴射
    量を燃料噴射装置に出力する手段とを備えることを特徴
    とするエンジンの空燃比制御装置。
JP24867689A 1989-09-25 1989-09-25 エンジンの空燃比制御装置 Expired - Lifetime JPH0742875B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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