JPH03110053A - 連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方法 - Google Patents

連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方法

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JPH03110053A
JPH03110053A JP24779789A JP24779789A JPH03110053A JP H03110053 A JPH03110053 A JP H03110053A JP 24779789 A JP24779789 A JP 24779789A JP 24779789 A JP24779789 A JP 24779789A JP H03110053 A JPH03110053 A JP H03110053A
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JP
Japan
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slab
roll
drawing roll
continuous casting
speed
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JP24779789A
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Takashi Iwanaga
岩永 隆史
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御
方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、連続鋳造設備の鋳造および鋳片引抜きライン
の概要を示す説明図であって、図において、取鍋21内
の溶鋼22は、ノズル23を介してタンデインシュプ、
24に注湯され、さらにタンデインシュ24から浸漬ノ
ズル25を介して鋳型2Gへと注湯される。鋳型2Gへ
注湯された溶鯛は、鋳型壁面により冷却されて凝固殻を
形成すると共に、鋳片引抜ロール(以下引抜ロールと言
う)27により引抜かれて鋳型下方の冷却帯28を通る
過程で完全に凝固し、引抜ロール27の後方で切断され
て鋳片として次工程へ送られる。
従来、上述した連続鋳造設備の鋳造および鋳片引抜き過
程においては、一般にタンデイツシュ24から浸漬ノズ
ル25を介して鋳型26へ注湯される溶l!装置の制御
は、鋳型26内の場面レベルを測定しながらその場面レ
ベルが常に所定位置にあるように、例えばタンデイツシ
ュ24と浸漬ノズル25との間に設けられたスライディ
ングノズル等により制御され、一方鋳片を鋳型から引抜
く引抜ロール27の駆動制御は、オペレータが設定する
鋳造速度設定に従い一定速度で引抜ロール27が回転す
る制御が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したような鋳型26への溶鋼量制御およ
び引抜ロール27の駆動制御では、連続鋳造中に引抜ロ
ール27がスリップして鋳片が引抜けなくなった場合、
鋳片が鋳型26に焼着くトラブル等の時と同様に、鋳型
26内の場面が上昇するので、場面レベル計からの指示
でスライディングノズル等が全閉しタンデイツシュ24
から鋳型26への注湯が止められ、鋳造が停止すること
になる。この停止までの過程において、オペレータは、
鋳造速度計に表示される鋳造速度が低下すること、鋳型
内の場面が上昇すること等により、何かトラブルが発生
したことは判断できるが、何のトラブルかを特定するこ
とは難しく、まして発生頻度の少ない引抜ロール27が
スリップしているトラブルを判断することは非常に困難
であり、実際引抜ロール27でスリップを生じた場合、
原因究明に時間を要し、原因が判明した時は溶鋼温度が
低下する等していて、連続鋳造の再開不能となっていた
。そして特に、近年は鋳片の内部品質向上のために、冷
却帯28の後段において鋳片内に未凝固部分が有るか無
いかの部位をフリーロール29(第4図に想像線で示す
)で軽圧下することが行われるようになったため、より
連続鋳造中に引抜ロール27のスリップが生じ易くなっ
たことから、引抜ロール27のスリップが生じたことを
判断できる制御が望まれるようになった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、
連続鋳造中に引抜ロールがスリップするトラブルを生じ
た場合、このトラブルを生じたことを早期にTIi認し
て、溶鋼温度が低下する等して再稼働し難(なる前にト
ラブルを修復して連続鋳造設備の稼働率を高める、連続
鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方法を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係わる連続鋳造設
備における鋳片引抜ロールの制御方法の一つは、連続鋳
造設備の鋳型から冷却帯を通して鋳片を引抜ロールによ
り引抜くに当たり、鋳片引抜中の引抜ロールのモータ電
流を計測すると共に、この計測されるモータ電流が、鋳
片を定常状態で引抜いている時のモータ電流よりも継続
して低い値になった時、鋳片引抜ロールがスリップして
いる警報を発するようにしたものであり、一つは、連続
鋳造設備の鋳型から冷却帯を通して鋳片を引抜ロールに
より引抜(に当たり、鋳片引抜中の引抜ロールのモータ
電流を計測すると共に、この計測されるモータ電流が、
鋳片を定常状態で引抜いている時のモータ電流よりも継
続して低い値になった時、鋳片引抜ロールがスリップし
ている警報を発すると同時に、鋳片引抜速度を所定速度
以下に下げた後、再度引抜ロール周速を所定加速度で定
常引抜速度に復帰させるようにしたものである。
〔作  用〕
本発明者は、連続鋳造中の引抜ロールにスリップが生じ
た場合、正常に引抜いている時の引抜ロールと鋳片の静
止摩擦力での接続が動摩擦力での接続に移行することか
ら、引抜ロールの駆動モータの電流値に何らかの変化が
出ることを想定し、また引抜ロールのスリップは、上述
したように、冷却帯の後段において鋳片内に未凝固部分
が有るか無いかの部位をフリーロールで軽圧下する場合
に多(発生しているので、フリーロールで軽圧下を行っ
ている時に引抜ロールにスリップを生じた場合、軽圧下
装置の架台に振動等の異常がでることを想定し、これら
引抜ロールの駆動モータの電流値と軽圧下装置の架台の
振動とを引抜ロールの回転数、軽圧下装置の圧下シリン
ダの圧力およびスライディングノズルの開度との関連で
測定を行った。その結果、第3図に示す測定結果のグラ
フが得られた。
このグラフ図において、上段に示す引抜ロールの回転数
の変化は、(→は鋳片引抜開始の増速部、ら)は定速引
抜部、(C)は鋳造途中で鋳造速度を上げた部位、(切
は増速後の鋳造速度で定速引抜きを行った部位、(e)
は鋳造途中で鋳造速度を下げた部位、(f)は減速後の
鋳造速度で定速引抜きを行った部位をそれぞれ示す。
このグラフ図によれば、引抜ロールの駆動モータの電流
値は、引抜ロールの回転数に連動し、軽圧下が行われる
とその分電流値が高く変化し、また軽圧下をしたままで
引抜ロールの回転数をかえた場合も引抜ロールの回転数
に連動することが確認された。またスライディングノズ
ルの開度は、当然のことではあるが引抜ロールの回転数
に連動して変化していた。
そして引抜ロールがスリップを起こした時は、引抜ロー
ルの回転数は殆ど変化は認められないが、引抜ロールの
駆動モータの電流値は軽圧下を行っていない定速引抜部
ら)の電流値よりも小さい値で変化すると共に波打ち現
象を起こし、またこの波打ち現象に合わせて軽圧下装置
の架台が振動することも確認された。さらに引抜ロール
がスリップを起こすとほぼ同時にスライディングノズル
は閉じていた。
このようなことから、本発明では、鋳片引抜中の引抜ロ
ールのモータ電流を計測し、この計測されたモータ電流
が、鋳片を定常状態で引抜いている時のモータ電流より
も継続して低い値になった時に、鋳片引抜ロールがスリ
ップしていることを検出するようにしたもので、鋳片引
抜ロールがスリップしたことが分かれば、手動制御ある
いは自動制御により、鋳片引抜ロールによる鋳片引抜速
度を所定速度以下に下げ、その後、再度引抜ロール周速
を所定層′に!!&で定常引抜速度に復帰させるように
することで、はぼ連続鋳造が再稼働でき、連続鋳造設備
の稼働率を高めることができる。
尚、第3図において、dΦ/dtで示すグラフは、引抜
ロールの回転数を時間で微分した値で、この値が所定範
囲(±k)にあることを検出することにより、引抜ロー
ルが定速回転中であるが確認でき、本発明の制御がし易
くなる。またdi/dtで示すグラフは、引抜ロールの
モータ電流を時間で微分した値で、この値が所定下限値
以下になったことを検出することにより、引抜ロールが
スリップをしていることが確認でき、本発明の制御がし
易くなる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係わる連続鋳造設備における鋳片引
抜ロールの制御方法に適用される制御系のブロック図で
あって、図において、1は鋳片引抜ロール(図示せず)
の駆動モータ、2は駆動モータ1の回転数を計測すると
共に、その回転数から鋳造速度を検出する速度検出器、
3は速度制御系、4は電流制御系、5はサイリスク、6
は駆動モータ1の1i流検出器、7は電流検出器6で検
出された電流値の微分回路、8は微分回路7で得られた
値と予め設定された限界値との比較器、9は比較器8か
らの実測電流が限界値を超えたという出力信号を受けて
引抜ロールがスリップしていることを報知する出力を警
報WNlo等へ送信する制御器である。
このような構成の制御系により、万一鋳片引抜ロールが
スリップした場合は、駆動モータ1の実測1i流が限界
値を超え比較器8からの出力信号で制御器9を介して警
報器10が作動し警報音等を発するので、オペレータは
、鋳片引抜ロールがスリップしたことを1iUlでき、
この後、スリップに対する処置手順、例えば鋳片引抜ロ
ールによる鋳片引抜速度を所定速度以下に下げ、その後
、再度引抜ロール周速を所定加速度で定常引抜速度に復
帰させる等の処置が迅速に行える。
第2図は、軽圧下装置による軽圧下を行う場合の本発明
に係わる制御系のブロック図であって、上記第】図に示
す制御系に加えて、比較器8と制御H9との間の回路に
アンド回路11を接続すると共に、アンド回路11の入
力側には、速度検出器2の出力を微分する微分回路12
とこの微分回路12で得られた値と予め設定された限界
値とを比較する比較器13とを具備する回路、および軽
圧下装置14の制御装置15からの出力回路とが接続さ
れ、また制御器9の出力側には、スリップ自動復帰制御
のためのスリップ自動復帰回路16が接続された構成の
ものである。
このような構成の制御系により、軽圧下装置14が作動
中に、万一鋳片引抜ロールがスリップした場合は、駆動
モータ1の実測電流が限界値を超えた比較器8からの出
力信号と、駆動モータ1が定速回転中である比較器13
からの出力信号と、軽圧下装置14が軽圧下中である制
御装置15からの出力信号とがアンド回路11に入力さ
れるので、アンド回路11からの出力信号で制御器9を
介して警報器10が作動し警報音等を発すると同時に、
スリップ自動復帰回路16が起動され、駆動モータ1へ
はスリップ自動復帰のための、例えば鋳片引抜速度を所
定速度以下に下げ、その後、再度引抜ロール周速を所定
加速度で定常引抜速度に復帰させる制御信号が送信され
、また軽圧下装置14の制御装置15へは軽圧下を解除
する信号が送信され、軽圧下中の鋳片引抜ロールのスリ
ップに対する処置が迅速に行える。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係わる連続鋳造設備における
鋳片引抜ロールの制御方法によれば、連続鋳造中に引抜
ロールがスリップするトラブルが住した場合、このトラ
ブルを生じたことを早期に確認することができ、これに
より溶鋼温度が低下する等して連続鋳造が再稼働し難く
なる前にトラブルを修復することができ、連続鋳造設備
の稼働率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる連続鋳造設備における鋳片引
抜ロールの制御n方法に適用される制御系のブロック図
、第2図は、本発明に係わる別層様の制御系のブロック
図、第3図は、本発明に係わる連続鋳造設備における鋳
片引抜ロールの制御方法により得られたデータのグラフ
図、第4図は、連続鋳造設備の鋳造および鋳片引抜きラ
インの概要を示す説明図である。 1 駆動モータ     2 3 速度制御系    4 5 サイリスタ     6 7.12  微分回路   8゜ 9 制御器      10 11  アンド回路    14 15  制御装置 16  スリップ自動復帰回路 速度検出器 電流制御系 電流検出器 13  比較器 警報器 軽圧下装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続鋳造設備の鋳型から冷却帯を通して鋳片を引
    抜ロールにより引抜くに当たり、鋳片引抜中の引抜ロー
    ルのモータ電流を計測すると共に、この計測されるモー
    タ電流が、鋳片を定常状態で引抜いている時のモータ電
    流よりも継続して低い値になった時、鋳片引抜ロールが
    スリップしている警報を発するようにしたことを特徴と
    する連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方法。
  2. (2)連続鋳造設備の鋳型から冷却帯を通して鋳片を引
    抜ロールにより引抜くに当たり、鋳片引抜中の引抜ロー
    ルのモータ電流を計測すると共に、この計測されるモー
    タ電流が、鋳片を定常状態で引抜いている時のモータ電
    流よりも継続して低い値になった時、鋳片引抜ロールが
    スリップしている警報を発すると同時に、鋳片引抜速度
    を所定速度以下に下げた後、再度引抜ロール周速を所定
    加速度で定常引抜速度に復帰させるようにしたことを特
    徴とする連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方
    法。
JP24779789A 1989-09-22 1989-09-22 連続鋳造設備における鋳片引抜ロールの制御方法 Pending JPH03110053A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820360A (ja) * 1981-07-28 1983-02-05 Nippon Kokan Kk <Nkk> 鋼の連続鋳造方法
JPS6011588A (ja) * 1983-06-20 1985-01-21 ヒルサ・エス・エ− 炭質化石燃料のガス化

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820360A (ja) * 1981-07-28 1983-02-05 Nippon Kokan Kk <Nkk> 鋼の連続鋳造方法
JPS6011588A (ja) * 1983-06-20 1985-01-21 ヒルサ・エス・エ− 炭質化石燃料のガス化

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