JPH0243573B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0243573B2
JPH0243573B2 JP17524984A JP17524984A JPH0243573B2 JP H0243573 B2 JPH0243573 B2 JP H0243573B2 JP 17524984 A JP17524984 A JP 17524984A JP 17524984 A JP17524984 A JP 17524984A JP H0243573 B2 JPH0243573 B2 JP H0243573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
breakout
maximum value
unsolidified
unsolidified slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17524984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6152974A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17524984A priority Critical patent/JPS6152974A/ja
Publication of JPS6152974A publication Critical patent/JPS6152974A/ja
Publication of JPH0243573B2 publication Critical patent/JPH0243573B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 この発明は、鋼の連続鋳造において、ブレーク
アウトの発生を未然に検知することができる、連
続鋳造におけるブレークアウト予知方法に関する
ものである。 〔従来技術とその問題点〕 連続鋳造の操業において、生産性の向上のため
に、鋳造速度の高速化が要求されている。しかる
に、高速で連続鋳造を行なうと、鋳型直下の未凝
固鋳片にブレークアウトが生じやすくなるため、
このブレークアウトの発生が鋳造速度の高速化の
大きな技術的障害となつている。 ブレークアウトには、一般に、鋳型内のシエル
の成長遅れに起因するものと、未凝固鋳型と鋳型
間の摩擦力が未凝固鋳型の高温強度以上となるこ
とに起因するものとがある。 連続鋳造では、周知の如く、鋳型内の溶鋼の湯
面上に鋳型パウダーが添加されている。このパウ
ダーは、溶融して鋳型と未凝固鋳片間に均一に流
入し、これによつて未凝固鋳片の下方への引抜き
が容易となるような潤滑作用を果たしているもの
である。 しかしながら、溶融したパウダーの鋳型と未凝
固鋳片間への流入が不均一となつたり、その流入
量が減少した場合には、鋳型と未凝固鋳片間の摩
擦力が上昇するので、その摩擦力が未凝固鋳片の
高温強度以上となることによるブレークアウトが
発生する。 そこで、この種のブレークアウトの防止のため
に、種々の対策がとられているが、未だ充分な効
果が得られていないのが現状である。 〔発明の目的〕 この発明は、上述の現状に鑑み、鋳型から引抜
かれる未凝固鋳片のブレークアウトを予知して、
ブレークアウトの発生を未然に防ぐことを可能と
する、連続鋳造におけるブレークアウト予知方法
を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 この発明の連続鋳造におけるブレークアウト予
知方法は、鋳型を振動させるための油圧シリンダ
ーの、押し側と押し戻し側との間における油圧の
差の、前記鋳型の振動の各サイクル中の最大値を
連続的に測定し、一方、前記鋳型の振動の各サイ
クル中の最大値の、未凝固鋳片にブレークアウト
の生ずることのない定常値を予め設定し、前記測
定された最大値が、前記定常値の120〜130%を超
えたときを、前記鋳型から引抜かれる未凝固鋳片
にブレークアウトが生ずる危険状態のときとし
て、前記鋳型から引抜かれる未凝固鋳片のブレー
クアウトの発生を予知することに特徴を有する。 〔発明の構成〕 本発明者等は、上述した未凝固鋳片と鋳型間の
摩擦力が、未凝固鋳片の高温強度以上となつて発
生するブレークアウトを防止すべく、鋭意研究を
重ねた。その結果、油圧力によつて振動される鋳
型では、鋳型に振動を与えるための油圧シリンダ
ーの押し側と押し戻し側との間の油圧の差が、鋳
型と未凝固鋳片間の摩擦力が上昇すると、鋳型の
振幅および振動数を一定に保とうとするために、
大きくなること、従つて、鋳型振動各サイクル中
の油圧の差の最大値を連続的に測定すれば、その
油圧の差の最大値の変化から、鋳型と未凝固鋳片
間の潤滑状態が判り、ブレークアウトの発生を予
知することができることを見い出した。この発明
は、上記知見によりなされたものである。 次に、この発明を図面に基づいて説明する。 第1図は、この発明の一実施態様を示す説明図
である。第1図において、1は水冷鋳型2の水
箱、3は鋳型2の鋳型フレーム、4は鋳型2を支
持するための鋳型支持フレーム、5は鋳型2を振
動するためのオシレーシヨンフレームである。オ
シレーシヨンフレーム5の一端には、第2図に示
すように、往復動油圧シリンダー6が取付けら
れ、この油圧シリンダー6の押し側6aと押し戻
し側6bに接続された作動油が通る配管7a,7
bには、押し側6a、押し戻し側6bの油圧を測
定するための油圧計8a,8bが設けられてい
る。振動する鋳型2内に注入された溶鋼9は、鋳
型2内で凝固シエル10を生成して未凝固鋳片1
1となり、鋳片支持ロール12に支持されなが
ら、鋳型2から引抜かれる。 この発明においては、油圧シリンダー6の押し
側6aと押し戻し側6bとの間の油圧の差の、鋳
型振動の1サイクル中の最大値の変化を監視し、
これによつて鋳型2と凝固シエル10との間の潤
滑状態を知り、未凝固鋳片11のブレークアウト
を予知するものである。 すなわち、鋳型2と鋳型2内の凝固シエル10
との間の潤滑状態が良好で、未凝固鋳片11が鋳
型2から正常に引抜かれている場合には、油圧計
8aで測定される押し側6aの油圧と、油圧計8
bで測定される押し戻し側6bの油圧との差△P
は、鋳型2の振動の1サイクル中、第3図に実線
で示した曲線gのように一定の変化で推移し、こ
の曲線gからずれない。一方、鋳型2と凝固シエ
ル10との間の潤滑状態が悪化して、鋳型2と未
凝固鋳片11との間の摩擦力が上昇すると、前記
油圧の差△Pは増大し、第3図に点線で示した曲
線lのように変化し、前記曲線gより振幅が大き
くなる。この鋳型2の振動1サイクルのうちの、
曲線l上の油圧の差△Pの最大値△Pmaxと曲線
g上の油圧の差△Pの最大値(定常値)△
P8maxとの比の最大値の変動率ε=△Pmax/△
P0maxは、鋳型2と未凝固鋳片11との間の摩
擦力の大小によつて決まるから、この変動率εか
ら鋳型2と凝固シエル10との間の潤滑状態を知
ることができ、未凝固鋳片11のブレークアウト
を未然に検出することができる。 摩擦力が未凝固鋳片11にブレークアウトの危
険を生ずるときの、前記油圧の差の最大値△
Pmaxは、連続鋳造機の機種および鋳造条件によ
つても異なるが、、実操業上の経験によれば、定
常値△P0maxの120〜130%に選択すれば良いこ
とが確認されている。従つて、油圧の差の最大値
△Pmaxとして、定常値△P0maxの120〜130%の
圧力を設定しておけば、未凝固鋳片11がブレー
クアウトを生ずる危険状態だけを、選択的に取り
出すことができる。 上記により、油圧シリンダー6の押し側と押し
戻し側との間の油圧の差の最大値の変化から、未
凝固鋳片11のブレークアウトの発生が予知され
たときには、この予知からブレークアウトの発生
までに、1〜2分間程度の時間的余裕があるの
で、この間に、鋳型2内への溶鋼9の注入停止、
注入速度の低下、パウダーの変更などの処置を採
れば、ブレークアウトの発生を未然に防止するこ
とができる。 〔発明の実施例〕 次に、この発明を実施例により説明する。 第1表に示す成分組成の厚さ250mm、幅1750mm
の厚板用40キロ級スラブを、10.5mRの湾曲型連
続鋳造機により鋳造し、その間の油圧シリンダー
の、押し側と押し戻し側との間の油圧の差の、鋳
型振動各サイクル中の最大値を、連続的に測定し
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、鋳型
を振動させる油圧シリンダーの押し側と押し戻し
側との間の油圧の差の最大値を測定することによ
つて、その油圧の差の最大値の変化から鋳型と凝
固シエルとの間の潤滑状態を知るので、鋳型から
引抜かれる未凝固鋳片のブレークアウトを確実に
予知することができ、ブレークアウトの発生を未
然に防止することができる。従つて、ブレークア
ウトの発生が障害となつていた鋳造速度の高速化
を可能にするなど、工業上優れた効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法の一実施態様を示す説
明図、第2図は第1図の方法において鋳型を振動
する油圧シリンダーの油圧の差を測定するところ
を示す説明図、第3図は鋳型振動1サイクルの間
の、油圧シリンダーの油圧の差の変化を示すグラ
フ、第4図はこの発明の方法において油圧シリン
ダーの油圧の差の最大値を測定したときの測定値
の一例を示すグラフである。図面において、 1……水箱、2……鋳型、3……鋳型フレー
ム、4……鋳型支持フレーム、5……オシレーシ
ヨンフレーム、6……油圧シリンダー、6a……
押し側、6b……押し戻し側、7a,7b……配
管、8a,8b……油圧計、9……溶鋼、10…
…凝固シエル、11……未凝固鋳片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼の連続鋳造において、鋳型を振動させるた
    めの油圧シリンダーの、押し側と押し戻し側との
    間における油圧の差の、前記鋳型の振動の各サク
    ル中の最大値を連続的に測定し、一方、前記鋳型
    の振動の各サイクル中の最大値の、未凝固鋳片に
    ブレークアウトの生ずることのない定常値を予め
    設定し、前記測定された最大値が、前記定常値の
    120〜130%を超えたときを、前記鋳型から引抜か
    れる未凝固鋳片にブレークアウトが生ずる危険状
    態のときとして、前記鋳型から引抜かれる未凝固
    鋳片のブレークアウトの発生を予知することを特
    徴とする、連続鋳造におけるブレークアウト予知
    方法。
JP17524984A 1984-08-24 1984-08-24 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法 Granted JPS6152974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17524984A JPS6152974A (ja) 1984-08-24 1984-08-24 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17524984A JPS6152974A (ja) 1984-08-24 1984-08-24 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6152974A JPS6152974A (ja) 1986-03-15
JPH0243573B2 true JPH0243573B2 (ja) 1990-09-28

Family

ID=15992862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17524984A Granted JPS6152974A (ja) 1984-08-24 1984-08-24 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6152974A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19915269A1 (de) * 1999-04-03 2000-10-26 Sms Demag Ag Verfahren zur Bestimmung der Reibung zwischen Strangschale und Kokille beim Stranggießen
KR101477117B1 (ko) * 2012-06-28 2014-12-29 현대제철 주식회사 연속주조시 브레이크아웃 방지 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6152974A (ja) 1986-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104874758B (zh) 连铸重压下控制方法
US4519439A (en) Method of preventing formation of segregations during continuous casting
KR20140003314A (ko) 연속주조시 브레이크아웃 방지 방법
JPH0235622B2 (ja) Renzokuchuzoniokerubureekuautoyochihoho
JPH0243573B2 (ja)
Xu et al. Molten steel breakout prediction based on thermal friction measurement
JPS6152972A (ja) 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法
JPS61279351A (ja) 連続鋳造方法およびその鋳型
JPH08318359A (ja) 加圧鋳造方法および装置
JP3188148B2 (ja) 連続鋳造機
JP3130053B2 (ja) 連続鋳造材の表面品質を最適化する方法
JP2000210759A (ja) 双ドラム式連続鋳造機による鋳造方法
JP2976854B2 (ja) 連続鋳造方法
KR100472531B1 (ko) 연속주조설비중 구동롤의 압하 제어방법
JPH0479744B2 (ja)
JPH04313453A (ja) 連続鋳造法
JPS60137562A (ja) 薄板連続鋳造方法
JPS5940539B2 (ja) 連続鋳造法
JP2825988B2 (ja) 薄肉鋳片の連続鋳造における縦割れ防止方法
JP2000317596A (ja) 連続鋳造の際のストランド凝固殻と鋳型との間の摩擦を測定する方法。
US5823245A (en) Strand casting process
JP6787235B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
SU1232366A1 (ru) Способ штамповки из жидкого металла
JP2001276958A (ja) 連続鋳造鋳鉄及びその製造方法
JPS62148065A (ja) 連続鋳造方法