JPH0310962Y2 - - Google Patents
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- JPH0310962Y2 JPH0310962Y2 JP1986141339U JP14133986U JPH0310962Y2 JP H0310962 Y2 JPH0310962 Y2 JP H0310962Y2 JP 1986141339 U JP1986141339 U JP 1986141339U JP 14133986 U JP14133986 U JP 14133986U JP H0310962 Y2 JPH0310962 Y2 JP H0310962Y2
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- Japan
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- film
- circuit
- photographing
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- fundus camera
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 15
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 8
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 6
- 208000029436 dilated pupil Diseases 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は眼底カメラ用撮影装置、さらに詳しく
は眼底カメラの撮影光束に対して横切る方向に1
枚のフイルムを第1と第2の位置に移動させ、各
位置において眼底画像に撮影することが可能な眼
底カメラ用撮影装置に関する。
は眼底カメラの撮影光束に対して横切る方向に1
枚のフイルムを第1と第2の位置に移動させ、各
位置において眼底画像に撮影することが可能な眼
底カメラ用撮影装置に関する。
[従来技術]
眼科診断において立体眼底撮影を行うことは、
有用性が極めて大であると言われているが、その
方式について大別すると、特殊な専用機を用いる
数々の方法の他、通常の眼底カメラにより平行移
動法が知られている。実際には双方とも、取扱上
面倒な事が少なからずあり、実際にはあまり利用
されていないのが現実といえる。ここでは、特殊
な専用の光学系を用いない後者を対象とするの
で、その詳細を述べる。
有用性が極めて大であると言われているが、その
方式について大別すると、特殊な専用機を用いる
数々の方法の他、通常の眼底カメラにより平行移
動法が知られている。実際には双方とも、取扱上
面倒な事が少なからずあり、実際にはあまり利用
されていないのが現実といえる。ここでは、特殊
な専用の光学系を用いない後者を対象とするの
で、その詳細を述べる。
この平行移動法とは、散瞳させた瞳孔径内で撮
影のために用いられる眼底カメラの撮影光束を、
数mm(2〜3mm)撮影可能な範囲で左右にぎりぎ
りまでずらして第1と第2の位置で水平移動さ
せ、各位置において左右にそれぞれ1回、合計で
2回区分けして眼底画像を撮影し、この2枚から
ステレオ画像を得て眼科診断に役立てようという
ものであり、通常は35mmカメラを使用して1回毎
に撮影された35mmスライドフイルムのステレオ像
を形成する左右ペアのフイルムの2枚をルーペ付
きのステレオ観測装置に入れてみる方法が行われ
ている。
影のために用いられる眼底カメラの撮影光束を、
数mm(2〜3mm)撮影可能な範囲で左右にぎりぎ
りまでずらして第1と第2の位置で水平移動さ
せ、各位置において左右にそれぞれ1回、合計で
2回区分けして眼底画像を撮影し、この2枚から
ステレオ画像を得て眼科診断に役立てようという
ものであり、通常は35mmカメラを使用して1回毎
に撮影された35mmスライドフイルムのステレオ像
を形成する左右ペアのフイルムの2枚をルーペ付
きのステレオ観測装置に入れてみる方法が行われ
ている。
[考案が解決しようとする問題点]
このような従来の35mmスライドフイルムを用い
た撮影では、即時のステレオ画像による診断は困
難であり、1枚毎に切り離されたフイルムの管理
もはなはだわずらわしいものになるという欠点が
ある。
た撮影では、即時のステレオ画像による診断は困
難であり、1枚毎に切り離されたフイルムの管理
もはなはだわずらわしいものになるという欠点が
ある。
これに対し、大判のインスタントフイルムを用
い、1枚のフイルムに位置をずらして2つの眼底
画像を得ようとする装置も既に試みられていて、
この場合、2つの画像の間隔は立体再現時に便利
な間隔にあらかじめ設定しておくことで即時診断
におけるステレオ観察に極めて有利なものとな
る。
い、1枚のフイルムに位置をずらして2つの眼底
画像を得ようとする装置も既に試みられていて、
この場合、2つの画像の間隔は立体再現時に便利
な間隔にあらかじめ設定しておくことで即時診断
におけるステレオ観察に極めて有利なものとな
る。
このような大判インスタントフイルムを用いた
撮影装置でか、スライドレール型の保持部材とフ
イルムバツク取付板を含むフイルムバツクをフイ
ルム画面の同一面内でクリツプストツプを含む装
置によつて、決められた停止位置まで遮光部を兼
ねた案内板に沿つて手動で動かすようにしたもの
が使われているが、これはもともと、古くは別の
目的の利用法の1つで開発されたものの流用であ
つて、大判のインスタントフイルムを用いた場合
には、通常の35mmに要するものの約3倍、または
それ以上の拡大率が必要となるが、過去において
は露光不足となつたり、強力な光源を用いる必要
が生じるなどの理由から、拡大率を極力抑えるよ
うにしていたが、そうするとフイルムのムダな部
分が多くなるので、第9図のように1枚のフイル
ムに2回撮影するようにしたというものであり、
最近では大判インスタントフイルムの感度が上昇
するにつれ、大判のフイルム1枚分まで拡大がで
きるようになると、この方が画質上も診断価値が
高く、フイルムを1枚1回撮影する方法が一般化
してきたので、この方法は不要になりつつあると
いうものであつた。また、そのままの位置で拡大
率を大きくした場合、もともと平行移動法による
ステレオ写真では、特に左右に振つた分だけ照明
光束の外側のけられが生じやすく写真上のかげり
となるが、拡大率を大きくして、第10図のよう
に左右がカツトされるとしても、最初からその分
除去されているので、撮影上使いやすく、かえつ
て好ましくなる面が生じる。
撮影装置でか、スライドレール型の保持部材とフ
イルムバツク取付板を含むフイルムバツクをフイ
ルム画面の同一面内でクリツプストツプを含む装
置によつて、決められた停止位置まで遮光部を兼
ねた案内板に沿つて手動で動かすようにしたもの
が使われているが、これはもともと、古くは別の
目的の利用法の1つで開発されたものの流用であ
つて、大判のインスタントフイルムを用いた場合
には、通常の35mmに要するものの約3倍、または
それ以上の拡大率が必要となるが、過去において
は露光不足となつたり、強力な光源を用いる必要
が生じるなどの理由から、拡大率を極力抑えるよ
うにしていたが、そうするとフイルムのムダな部
分が多くなるので、第9図のように1枚のフイル
ムに2回撮影するようにしたというものであり、
最近では大判インスタントフイルムの感度が上昇
するにつれ、大判のフイルム1枚分まで拡大がで
きるようになると、この方が画質上も診断価値が
高く、フイルムを1枚1回撮影する方法が一般化
してきたので、この方法は不要になりつつあると
いうものであつた。また、そのままの位置で拡大
率を大きくした場合、もともと平行移動法による
ステレオ写真では、特に左右に振つた分だけ照明
光束の外側のけられが生じやすく写真上のかげり
となるが、拡大率を大きくして、第10図のよう
に左右がカツトされるとしても、最初からその分
除去されているので、撮影上使いやすく、かえつ
て好ましくなる面が生じる。
このように、1枚の大判インスタントフイルム
を用いて立体撮影を行う撮影装置では、古くから
の方法そのままで手動によりフイルムバツクを移
動させていたのでは、手動でフイルムバツクを移
動させている間に眼底カメラ本体の微妙な安定度
が欠け、光軸がずれやすく、また少しの時間の間
に患者の位置がずれてしまうなどの恐れもあつ
て、撮影をやり直す場合もしばしばあるという問
題点がある。
を用いて立体撮影を行う撮影装置では、古くから
の方法そのままで手動によりフイルムバツクを移
動させていたのでは、手動でフイルムバツクを移
動させている間に眼底カメラ本体の微妙な安定度
が欠け、光軸がずれやすく、また少しの時間の間
に患者の位置がずれてしまうなどの恐れもあつ
て、撮影をやり直す場合もしばしばあるという問
題点がある。
従つて、本考案はこのような従来の欠点を解決
するためになされたもので、撮影毎の信号により
自動的にフイルムを移動させることにより、前述
からの平行移動法によつて、簡便で確実なステレ
オ画像撮影が可能であつて、即時診断に役立ち、
その有用性が十分に発揮されるような眼底カメラ
用撮影装置を提供することを目的とする。
するためになされたもので、撮影毎の信号により
自動的にフイルムを移動させることにより、前述
からの平行移動法によつて、簡便で確実なステレ
オ画像撮影が可能であつて、即時診断に役立ち、
その有用性が十分に発揮されるような眼底カメラ
用撮影装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、上述の問題点を解決するため、眼底
カメラからの1回目の撮影信号によりフイルムを
第1の位置から第2の位置に移動させ、2回目の
撮影信号によりフイルムを第2の位置から第1の
位置に移動させるよう制御するとともに、1回目
の撮影時のフイルム位置を第1あるいは第2の位
置のいずれかの位置に設定可能とした構成を採用
した。
カメラからの1回目の撮影信号によりフイルムを
第1の位置から第2の位置に移動させ、2回目の
撮影信号によりフイルムを第2の位置から第1の
位置に移動させるよう制御するとともに、1回目
の撮影時のフイルム位置を第1あるいは第2の位
置のいずれかの位置に設定可能とした構成を採用
した。
[作用]
このような構成では、眼底カメラからの1回目
の撮影信号で1枚のフイルムを収納したフイルム
バツクが、自動的に第1の位置から第2の位置に
移動し、2回目の撮影で、逆に第2の位置から第
1の位置の元に復帰させることができる。平行移
動法によるステレオ撮影時には、どちら側に移動
させた撮影光軸がどちら側のフイルムに移し込ま
れるかによつて、立体再現撮影時の被写体の凹凸
方向が逆にみえる結果となるので、左右にずらし
た撮影光軸のいずれからでも撮影が開始できるよ
うに、フイルムの最初の位置を第1あるいは第2
の位置に設定できるように構成されている。
の撮影信号で1枚のフイルムを収納したフイルム
バツクが、自動的に第1の位置から第2の位置に
移動し、2回目の撮影で、逆に第2の位置から第
1の位置の元に復帰させることができる。平行移
動法によるステレオ撮影時には、どちら側に移動
させた撮影光軸がどちら側のフイルムに移し込ま
れるかによつて、立体再現撮影時の被写体の凹凸
方向が逆にみえる結果となるので、左右にずらし
た撮影光軸のいずれからでも撮影が開始できるよ
うに、フイルムの最初の位置を第1あるいは第2
の位置に設定できるように構成されている。
また上記の場合で、フイルムが第1の位置、あ
るいは第2の位置にあるかをカメラが使用される
暗い部屋でも確認できるようにするための表示等
も設けるようにした。
るいは第2の位置にあるかをカメラが使用される
暗い部屋でも確認できるようにするための表示等
も設けるようにした。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。
細を説明する。
第1図には本考案の眼底カメラの光学系が図示
されており、符号1で示すものは眼底カメラであ
つて、眼底カメラ1の前方には被検眼Eに対向す
る位置に対物レンズ枠2が取り付けられ、その反
対側後方には本考案に関わる撮影装置11、並び
に接眼レンズ鏡筒10が配置される。
されており、符号1で示すものは眼底カメラであ
つて、眼底カメラ1の前方には被検眼Eに対向す
る位置に対物レンズ枠2が取り付けられ、その反
対側後方には本考案に関わる撮影装置11、並び
に接眼レンズ鏡筒10が配置される。
対物レンズ枠2に組み込まれた対物レンズ2a
は被検眼Eと対向し、その後方眼底カメラ1内に
は光軸L1に沿つて順に孔あきミラー3、フオー
カシングレンズ5、結像レンズ6、可動ミラー7
が配置され、可動ミラー7の光軸L1と交差する
点から分岐した光軸L2上にプリズム(またはミ
ラー)8、プリズム8の反射面で屈曲した光軸L
3に沿つて設けられるピントグラス9、接眼レン
ズ10aが配置される。
は被検眼Eと対向し、その後方眼底カメラ1内に
は光軸L1に沿つて順に孔あきミラー3、フオー
カシングレンズ5、結像レンズ6、可動ミラー7
が配置され、可動ミラー7の光軸L1と交差する
点から分岐した光軸L2上にプリズム(またはミ
ラー)8、プリズム8の反射面で屈曲した光軸L
3に沿つて設けられるピントグラス9、接眼レン
ズ10aが配置される。
以上述べた対物レンズ2aから接眼レンズ10
aまでが観察光学系を構成する。
aまでが観察光学系を構成する。
また、前述した可動ミラー7が図の破線位置で
示した位置にある時には、その後方に光軸L1に
沿つて拡大レンズ22、プリズム23(またはミ
ラー)、プリズム23の反射面で屈曲した光軸L
6に沿つてフイルムバツク24内に装填されたフ
イルム21がそれぞれ配置される。
示した位置にある時には、その後方に光軸L1に
沿つて拡大レンズ22、プリズム23(またはミ
ラー)、プリズム23の反射面で屈曲した光軸L
6に沿つてフイルムバツク24内に装填されたフ
イルム21がそれぞれ配置される。
対物レンズ2aから結像レンズ6までは、観察
光学系の一部である構成の一部であるとともに、
拡大レンズ22からフイルム21までとともに撮
影光学系を構成している。
光学系の一部である構成の一部であるとともに、
拡大レンズ22からフイルム21までとともに撮
影光学系を構成している。
一方、眼底カメラ1の下方には、前述した光軸
L1と平行した光軸L4に沿つて観察用照明光源
としての照明ランプ12、コンデンサーレンズ1
3、撮影用照明光源としてのストロボランプ1
4、コンデンサーレンズ16、プリズム(または
ミラー)17が配置され、プリズム17の反射面
の光軸L4と交差する点が屈曲した光軸L5に沿
つてリングスリツト18、リレーレンズ19、リ
レーレンズ20が配置され、光軸L5の延長した
点が光軸L1の孔あきミラー3と交わる点に合致
している。
L1と平行した光軸L4に沿つて観察用照明光源
としての照明ランプ12、コンデンサーレンズ1
3、撮影用照明光源としてのストロボランプ1
4、コンデンサーレンズ16、プリズム(または
ミラー)17が配置され、プリズム17の反射面
の光軸L4と交差する点が屈曲した光軸L5に沿
つてリングスリツト18、リレーレンズ19、リ
レーレンズ20が配置され、光軸L5の延長した
点が光軸L1の孔あきミラー3と交わる点に合致
している。
従つて照明ランプ12を点灯すると、その光は
コンデンサーレンズ13、コンデンサーレンズ1
6を通過してプリズム17により反射され、光軸
L5に沿つて配置されたリングスリツト18、リ
レーレンズ19、リレーレンズ20を通り、孔あ
きミラー3の孔の周囲の反射面で反射して、光軸
L1に沿つて対物レンズ2aに入射し、収れんさ
れて被検眼Eを照明する。
コンデンサーレンズ13、コンデンサーレンズ1
6を通過してプリズム17により反射され、光軸
L5に沿つて配置されたリングスリツト18、リ
レーレンズ19、リレーレンズ20を通り、孔あ
きミラー3の孔の周囲の反射面で反射して、光軸
L1に沿つて対物レンズ2aに入射し、収れんさ
れて被検眼Eを照明する。
またストロボランプ14を発光させると、その
光はコンデンサーレンズ16からリレーレンズ2
0までを通り、前述したのと同様に孔あきミラー
3で反射し、被検眼Eを照明する。
光はコンデンサーレンズ16からリレーレンズ2
0までを通り、前述したのと同様に孔あきミラー
3で反射し、被検眼Eを照明する。
以上述べた照明ランプ12、コンデンサーレン
ズ13、ストロボランプ14、コンデンサーレン
ズ16、プリズム17、リングスリツト18、リ
レーレンズ19、リレーレンズ20、孔あきミラ
ー3、対物レンズ2aによつて照明光学系が構成
される。
ズ13、ストロボランプ14、コンデンサーレン
ズ16、プリズム17、リングスリツト18、リ
レーレンズ19、リレーレンズ20、孔あきミラ
ー3、対物レンズ2aによつて照明光学系が構成
される。
第2図には、上述した照明光学系並びに撮影光
学系によつて形成される被検眼前部における撮影
光束S1、照明光束S2が図示されており、同図
から明らかなように、これらの光束は開いた虹彩
S3の内側にリング状の円環並びに円形の光束と
して形成される。
学系によつて形成される被検眼前部における撮影
光束S1、照明光束S2が図示されており、同図
から明らかなように、これらの光束は開いた虹彩
S3の内側にリング状の円環並びに円形の光束と
して形成される。
なお、撮影光束S1は第3図から明らかなよう
に、適当な手段により(図示せず)、被検眼Eの
中心水平軸に対してaだけの距離をずらすことが
できるようになつており、後述するようにステレ
オ撮影を行う場合、いずれの位置に移動されるか
でフイルムのどちらの区画に撮影を行うかが決定
される。
に、適当な手段により(図示せず)、被検眼Eの
中心水平軸に対してaだけの距離をずらすことが
できるようになつており、後述するようにステレ
オ撮影を行う場合、いずれの位置に移動されるか
でフイルムのどちらの区画に撮影を行うかが決定
される。
第4図および第5図には、撮影装置の詳細な構
造が図示されており、例えば大判のインスタント
フイルム21を内蔵したフイルムバツク24がバ
ツク取付板25に固定される。バツク取付板25
並びに撮影装置11には、それぞれスライドレー
ル26が設けられており、スライドレールと各バ
ツク取付板および撮影装置間には軽い力で動作さ
せるために、スライドコロ27が設けられてい
る。またバツク取付板25にはラツクギア28が
設けられており、また撮影装置11にはピニオン
ギア29を有するスライド用モータ30が組み込
まれる。ピニオンギア29とラツクギア28は常
時噛み合つており、モータ30を回転させること
により、撮影装置11とバツク取付板25は相対
的に第4図、第5図に図示したように移動するこ
とができる。なお、モータ30とピニオンギア2
4間には、通常減速ギアなどが設けられる。
造が図示されており、例えば大判のインスタント
フイルム21を内蔵したフイルムバツク24がバ
ツク取付板25に固定される。バツク取付板25
並びに撮影装置11には、それぞれスライドレー
ル26が設けられており、スライドレールと各バ
ツク取付板および撮影装置間には軽い力で動作さ
せるために、スライドコロ27が設けられてい
る。またバツク取付板25にはラツクギア28が
設けられており、また撮影装置11にはピニオン
ギア29を有するスライド用モータ30が組み込
まれる。ピニオンギア29とラツクギア28は常
時噛み合つており、モータ30を回転させること
により、撮影装置11とバツク取付板25は相対
的に第4図、第5図に図示したように移動するこ
とができる。なお、モータ30とピニオンギア2
4間には、通常減速ギアなどが設けられる。
また撮影装置11には、フイルムバツク24が
第4図に位置したのを検出する、マイクロスイツ
チなどで構成される検出スイツチ31、並びに第
5図にきた時の位置を検出する検出スイツチ32
が設けられ、フイルムバツク24のそれぞれの位
置を表示するために標示灯33,34が設けられ
る。これらの表示灯33,34の点灯は、フイル
ムの写し込み位置を示す場合にはフイルムバツク
24の移動方向とは逆に、例えば第4図では右側
の表示灯34を、第5図では左側の表示灯33を
点灯させる。
第4図に位置したのを検出する、マイクロスイツ
チなどで構成される検出スイツチ31、並びに第
5図にきた時の位置を検出する検出スイツチ32
が設けられ、フイルムバツク24のそれぞれの位
置を表示するために標示灯33,34が設けられ
る。これらの表示灯33,34の点灯は、フイル
ムの写し込み位置を示す場合にはフイルムバツク
24の移動方向とは逆に、例えば第4図では右側
の表示灯34を、第5図では左側の表示灯33を
点灯させる。
このように、フイルムバツク24はバツク取付
板25とともに撮影装置11の一面に沿つて平行
に移動するが、両者間の移動によりフイルムで光
がもれるのを防止するために、遮光部材35が設
けられている。
板25とともに撮影装置11の一面に沿つて平行
に移動するが、両者間の移動によりフイルムで光
がもれるのを防止するために、遮光部材35が設
けられている。
なお、図示していないが、撮影装置にはフイル
ムバツク初期位置を設定するスイツチや、その他
回路基板が設けられている。また、第1図に示す
拡大レンズ22からプリズム23等の光学部品を
含む撮影装置11からフイルムバツク24まで
は、1つのユニツトとして他の装置と交換できる
ようにも構成される。
ムバツク初期位置を設定するスイツチや、その他
回路基板が設けられている。また、第1図に示す
拡大レンズ22からプリズム23等の光学部品を
含む撮影装置11からフイルムバツク24まで
は、1つのユニツトとして他の装置と交換できる
ようにも構成される。
第6図には本考案に係る装置の回路ブロク図が
図示されており、同図においてバツク初期位置設
定回路41は、スイツチ等(図示せず)によりフ
イルムバツク24の初期位置を、第4図または第
5図のいずれかに決める回路であり、前述の眼底
カメラ1の適当な手段により、被検眼Eの中心水
平軸に対してaだけの距離をずらすことができる
部分に設けられたホトダイオード等の位置センサ
により自動設定させることも可能な設定回路であ
る。この設定回路41からはRs,Ls信号が出て、
これがモータ正転逆転判別回路47に入力され
る。またバツク位置検出回路42は、例えばマイ
クロスイツチ等の位置センサ31,32で構成さ
れ、フイルムバツク位置が左右またはその中間位
置にあるかを検出する回路であり、表示灯33,
34は左右いずれかの側にある時のみ表示され
る。またバツク位置検出回路からは位置信号を示
すRp,Lp信号が発生し、これがモータオン、オ
フ判別回路に入力される。またシヤツター信号4
3は眼底カメラより撮影が行われるごとに供給さ
れる信号であり、シヤツター動作の完了を満たす
に十分な遅延時間を発生させる遅延回路44を介
して、フイルムバツク移動信号回路46に入力さ
れる。イニシヤルリセツト回路45は、電源のオ
ン、オフ時における各動作の誤動作を防止し、遅
延回路44、バツク移動信号回路46を初期設定
するためのものである。バツク移動信号回路46
はモータ正転逆転判別回路47に接続され、モー
タのオン、オフ判別、並びにモータの正転逆転判
別における判別信号の1つとなる。この回路46
は、インスタントフイルムバツクの内蔵回路41
のインスタントフイルム手動送出スイツチなどに
よる最初のフイルムカバー送出信号あるいはフイ
ルムを途中で手動により出す場合の送出信号によ
り初期設定される。
図示されており、同図においてバツク初期位置設
定回路41は、スイツチ等(図示せず)によりフ
イルムバツク24の初期位置を、第4図または第
5図のいずれかに決める回路であり、前述の眼底
カメラ1の適当な手段により、被検眼Eの中心水
平軸に対してaだけの距離をずらすことができる
部分に設けられたホトダイオード等の位置センサ
により自動設定させることも可能な設定回路であ
る。この設定回路41からはRs,Ls信号が出て、
これがモータ正転逆転判別回路47に入力され
る。またバツク位置検出回路42は、例えばマイ
クロスイツチ等の位置センサ31,32で構成さ
れ、フイルムバツク位置が左右またはその中間位
置にあるかを検出する回路であり、表示灯33,
34は左右いずれかの側にある時のみ表示され
る。またバツク位置検出回路からは位置信号を示
すRp,Lp信号が発生し、これがモータオン、オ
フ判別回路に入力される。またシヤツター信号4
3は眼底カメラより撮影が行われるごとに供給さ
れる信号であり、シヤツター動作の完了を満たす
に十分な遅延時間を発生させる遅延回路44を介
して、フイルムバツク移動信号回路46に入力さ
れる。イニシヤルリセツト回路45は、電源のオ
ン、オフ時における各動作の誤動作を防止し、遅
延回路44、バツク移動信号回路46を初期設定
するためのものである。バツク移動信号回路46
はモータ正転逆転判別回路47に接続され、モー
タのオン、オフ判別、並びにモータの正転逆転判
別における判別信号の1つとなる。この回路46
は、インスタントフイルムバツクの内蔵回路41
のインスタントフイルム手動送出スイツチなどに
よる最初のフイルムカバー送出信号あるいはフイ
ルムを途中で手動により出す場合の送出信号によ
り初期設定される。
モータ正転逆転判別回路47は、バツク移動信
号回路46からのBM信号と、バツク初期位置設
定回路41からの信号によりモータの正転、反転
を判別する回路であり、本実施例ではデータセレ
クタを用い、正転逆転のイニシヤルデータ選択出
力の選択が行われる。モータオン、オフ判別回路
48は、判別回路47並びにバツク位置検出回路
42からの信号に基づき、モータ30をストツプ
させるか否かを判別させるもので、判別回路47
と同じ原理でモータのオン、オフのイニシヤルデ
ータの選択出力が行われる。モータ正転逆転判別
回路47、並びにモータオン、オフ判別回路48
の信号は、それぞれインバータ52、アンドゲー
ト53,54を介し、モータ駆動回路49に入力
される。本49回路は差動増幅器を形成してい
る。オン、オフ信号は、モータオンの時は「1」
レベルで、またオフの時は「0」レベルで入力さ
れ、また正転逆転信号は、正転時は「0」レベル
で、また逆転時は「1」レベルで入力される。従
つて、オン、オフ信号を論理レベル、入力値の半
分の電圧または電流レベルで差動増幅器のプラス
側入力へ、また正転逆転信号を差動増幅器のマイ
ナス側入力へ各々入力すると、モータオンの時で
逆転時の場合は差動出力は負となりモータは逆転
し、モータオンで正転時の場合は差動出力は正と
なりモータは正転する。また2つの入力が「0」
レベルの時は差動出力は0となり、モータ30は
回転しない。モータ駆動回路49の出力はノイズ
を取るため、フイルタ回路50を介してモータ3
0と接続される。
号回路46からのBM信号と、バツク初期位置設
定回路41からの信号によりモータの正転、反転
を判別する回路であり、本実施例ではデータセレ
クタを用い、正転逆転のイニシヤルデータ選択出
力の選択が行われる。モータオン、オフ判別回路
48は、判別回路47並びにバツク位置検出回路
42からの信号に基づき、モータ30をストツプ
させるか否かを判別させるもので、判別回路47
と同じ原理でモータのオン、オフのイニシヤルデ
ータの選択出力が行われる。モータ正転逆転判別
回路47、並びにモータオン、オフ判別回路48
の信号は、それぞれインバータ52、アンドゲー
ト53,54を介し、モータ駆動回路49に入力
される。本49回路は差動増幅器を形成してい
る。オン、オフ信号は、モータオンの時は「1」
レベルで、またオフの時は「0」レベルで入力さ
れ、また正転逆転信号は、正転時は「0」レベル
で、また逆転時は「1」レベルで入力される。従
つて、オン、オフ信号を論理レベル、入力値の半
分の電圧または電流レベルで差動増幅器のプラス
側入力へ、また正転逆転信号を差動増幅器のマイ
ナス側入力へ各々入力すると、モータオンの時で
逆転時の場合は差動出力は負となりモータは逆転
し、モータオンで正転時の場合は差動出力は正と
なりモータは正転する。また2つの入力が「0」
レベルの時は差動出力は0となり、モータ30は
回転しない。モータ駆動回路49の出力はノイズ
を取るため、フイルタ回路50を介してモータ3
0と接続される。
またインスタントフイルムバツク内蔵回路51
が設けられており、この回路はインスタントフイ
ルム手動送出スイツチ、カムスイツチ、ダークス
ライド検出スイツチ、フイルム送出モータ等より
構成されており、バツク移動信号回路46に入力
される。
が設けられており、この回路はインスタントフイ
ルム手動送出スイツチ、カムスイツチ、ダークス
ライド検出スイツチ、フイルム送出モータ等より
構成されており、バツク移動信号回路46に入力
される。
なお、第6図回路には電源回路55が設けられ
ており、各回路に電圧が供給される。
ており、各回路に電圧が供給される。
次に、このように構成された本考案装置の動作
を説明する。
を説明する。
まず、照明ランプ12を通して照明光学系を介
し被検眼Eを照明し、それを観察光学系を介し接
眼レンズ鏡筒10により観察する。続いて、ミラ
ー7を点線の位置に移動させ、撮影用光源14を
点灯し、撮影体勢に入る。この場合、バツク初期
位置設定回路41により、第4図に図示したよう
に右側にフイルムバツク24の初期位置が設定さ
れた場合、設定信号Rs,Lsをそれぞれ1,0と
し、また左側に設定された場合(第5図に図示)
は逆のレベルにする。またバツク位置検出回路4
2により右側に現在フイルムバツク24が設定さ
れている時には、検出信号Rp,Lpはそれぞれ
「1」,「0」、左側にセツトされている場合には
「0」,「1」、左右どちら側でもなく中間位置にあ
る場合には両信号とも「0」になるように設定さ
れる。またモータ30の正転方向をフイルムバツ
クが右から左へ移動するものと定義し、モータの
正転時には出力信号「1」、また逆転の場合には
「0」が出力されるものとする。またバツク移動
信号回路46から出力されるBM信号は、イニシ
ヤルリセツト回路45により初期設定された時に
は「0」が、また第1回目のシヤツター信号がシ
ヤツター信号回路43から入力された時に「1」
が、また第2回目のシヤツター信号入力時には
「0」となり、またインスタントフイルムバツク
内蔵回路51からフイルム送出スイツチがオンと
なつた時は、「0」となるように定められる。
し被検眼Eを照明し、それを観察光学系を介し接
眼レンズ鏡筒10により観察する。続いて、ミラ
ー7を点線の位置に移動させ、撮影用光源14を
点灯し、撮影体勢に入る。この場合、バツク初期
位置設定回路41により、第4図に図示したよう
に右側にフイルムバツク24の初期位置が設定さ
れた場合、設定信号Rs,Lsをそれぞれ1,0と
し、また左側に設定された場合(第5図に図示)
は逆のレベルにする。またバツク位置検出回路4
2により右側に現在フイルムバツク24が設定さ
れている時には、検出信号Rp,Lpはそれぞれ
「1」,「0」、左側にセツトされている場合には
「0」,「1」、左右どちら側でもなく中間位置にあ
る場合には両信号とも「0」になるように設定さ
れる。またモータ30の正転方向をフイルムバツ
クが右から左へ移動するものと定義し、モータの
正転時には出力信号「1」、また逆転の場合には
「0」が出力されるものとする。またバツク移動
信号回路46から出力されるBM信号は、イニシ
ヤルリセツト回路45により初期設定された時に
は「0」が、また第1回目のシヤツター信号がシ
ヤツター信号回路43から入力された時に「1」
が、また第2回目のシヤツター信号入力時には
「0」となり、またインスタントフイルムバツク
内蔵回路51からフイルム送出スイツチがオンと
なつた時は、「0」となるように定められる。
このような設定状態において、まず電源をオン
にした時フイルムバツクの位置が左側(L)にな
つており、バツク初期位置設定回路41が右側に
設定されている場合、右側の表示灯が点灯してお
り、モータ正転反転の判別条件ならびにモータオ
ン、オフの判別条件は、第7図、第8図のA4,
B4の論理状態となり、アンドゲート53からは
モータオンの信号が、またアンドゲート54から
は逆転出力を示す信号がモータ駆動回路に入力さ
れる。従つてフイルムバツク24は、当初左側サ
イドから初期位置設定回路で設定された右側サイ
ドに移動し(すなわち第4図から第5図に図示し
た位置に移動する)、右側表示灯34が消灯する。
この移動の途中は、A6,B2に示された論理状
態となり、モータ逆転動作が維持され、フイルム
バツクの移動が続く。
にした時フイルムバツクの位置が左側(L)にな
つており、バツク初期位置設定回路41が右側に
設定されている場合、右側の表示灯が点灯してお
り、モータ正転反転の判別条件ならびにモータオ
ン、オフの判別条件は、第7図、第8図のA4,
B4の論理状態となり、アンドゲート53からは
モータオンの信号が、またアンドゲート54から
は逆転出力を示す信号がモータ駆動回路に入力さ
れる。従つてフイルムバツク24は、当初左側サ
イドから初期位置設定回路で設定された右側サイ
ドに移動し(すなわち第4図から第5図に図示し
た位置に移動する)、右側表示灯34が消灯する。
この移動の途中は、A6,B2に示された論理状
態となり、モータ逆転動作が維持され、フイルム
バツクの移動が続く。
フイルムバツク24がセンサ32にあたり、バ
ツク位置検出回路を動作させると、論理状態は第
7図、第8図A2,B2の状態となり、モータ3
0が停止し、ま左側表示灯33が点灯する。
ツク位置検出回路を動作させると、論理状態は第
7図、第8図A2,B2の状態となり、モータ3
0が停止し、ま左側表示灯33が点灯する。
次に、シヤツター信号43から1回目のシヤツ
ター信号が入力されると、論理状態は第7図、第
8図のA1,B1の状態となりモータオン、正転
出力となるので、フイルムバツクは右から左側へ
移動し、左側表示灯33が消灯する。この移動途
中の論理状態は第7図、第8図のA5,B1とな
り、モータの正転が続き、フイルムバツクは右側
から左側へ移動し続ける。
ター信号が入力されると、論理状態は第7図、第
8図のA1,B1の状態となりモータオン、正転
出力となるので、フイルムバツクは右から左側へ
移動し、左側表示灯33が消灯する。この移動途
中の論理状態は第7図、第8図のA5,B1とな
り、モータの正転が続き、フイルムバツクは右側
から左側へ移動し続ける。
さらにフイルムバツクが移動し、センサ31に
当たり検出回路42を作動させ左側にセツトされ
ると、論理状態は第7図、第8図のA3,B1と
なり、モータ30が停止するとともに右側表示灯
34が点灯する。
当たり検出回路42を作動させ左側にセツトされ
ると、論理状態は第7図、第8図のA3,B1と
なり、モータ30が停止するとともに右側表示灯
34が点灯する。
次に2回目のシヤツター信号がシヤツター信号
回路43から入力されると、論理状態はA4,B
2の状態となり、モータは逆転し、フイルムバツ
ク24は左から右へ移動し、最初に述べた動作以
降を繰り返す。この場合、左側表示灯34は消灯
する。
回路43から入力されると、論理状態はA4,B
2の状態となり、モータは逆転し、フイルムバツ
ク24は左から右へ移動し、最初に述べた動作以
降を繰り返す。この場合、左側表示灯34は消灯
する。
なお、第1回目のシヤツター信号入力後にフイ
ルムバツクよりインスタントフイルムを1枚送出
した場合は、インスタントフイルムバツク内蔵回
路51の手動送出スイツチがオンになるか、また
はインスタントフイルム送出がマニユアルの場
合、検出器を設けることによりインスタントフイ
ルム送出を検出し、それをバツク移動信号回路に
入力することにより、初期設定された右側にフイ
ルムバツクが戻ることになる。
ルムバツクよりインスタントフイルムを1枚送出
した場合は、インスタントフイルムバツク内蔵回
路51の手動送出スイツチがオンになるか、また
はインスタントフイルム送出がマニユアルの場
合、検出器を設けることによりインスタントフイ
ルム送出を検出し、それをバツク移動信号回路に
入力することにより、初期設定された右側にフイ
ルムバツクが戻ることになる。
このように大判のインスタントフイルム21上
にbの間隔を隔てて区画21b,21cに分けて
隣接して配置された眼底撮影像が、第9図に図示
されている。この場合、眼底像はE1,E2によ
り定められる有効画面上にbの間隔を隔てて配置
され、ステレオ観察に適する撮影が行われる。な
お、第9図において符号21aはフイルムベース
を示す。また第10図は、bの間隔をステレオ観
察に適するそのままとして眼底像を拡大する場合
を示すが、その全部が撮影されるのではなく、左
右がカツトされた撮影となるが、もともと平行移
動法によるステレオ写真では、特に左右に振つた
分だけ照明光束の外側のけられが生じやすく、写
真上のかげりとなるので、最初からその分除去さ
れていて撮影上使いやすく、かえつて好都合な面
が生じる。
にbの間隔を隔てて区画21b,21cに分けて
隣接して配置された眼底撮影像が、第9図に図示
されている。この場合、眼底像はE1,E2によ
り定められる有効画面上にbの間隔を隔てて配置
され、ステレオ観察に適する撮影が行われる。な
お、第9図において符号21aはフイルムベース
を示す。また第10図は、bの間隔をステレオ観
察に適するそのままとして眼底像を拡大する場合
を示すが、その全部が撮影されるのではなく、左
右がカツトされた撮影となるが、もともと平行移
動法によるステレオ写真では、特に左右に振つた
分だけ照明光束の外側のけられが生じやすく、写
真上のかげりとなるので、最初からその分除去さ
れていて撮影上使いやすく、かえつて好都合な面
が生じる。
[効果]
平行移動法によるステレオ撮影で、特にインス
タントフイルムを用いて即時診断を行おうとする
際、散瞳させた瞳孔の径内で撮影光軸を左右に振
ろうとすると、撮影光束の外側にある照明光束の
導入状況も重要なフアクターとなるので、撮影に
有効な照明が得らるかどうかをあらかじめ確認し
た上で撮影に入らなければならないが、以上説明
した本考案の装置を備える眼底カメラでは、たと
えば眼底のステレオ撮影を行なう場合、左右のど
ちら側からでも撮影が自在に選定でき、また1回
目の撮影により直ちに自動的に他の方向に移動す
るので、眼底カメラの平行移動に合わせて極めて
短時間で、労力を要することなく2回目の撮影が
でき、カメラバツクを移動させる上での操作上の
問題などで眼底カメラ本体の光軸ずれや被検眼の
位置ずれが生じることなく確実で精度の高いステ
レオ写真を即時に得ることが可能になる。
タントフイルムを用いて即時診断を行おうとする
際、散瞳させた瞳孔の径内で撮影光軸を左右に振
ろうとすると、撮影光束の外側にある照明光束の
導入状況も重要なフアクターとなるので、撮影に
有効な照明が得らるかどうかをあらかじめ確認し
た上で撮影に入らなければならないが、以上説明
した本考案の装置を備える眼底カメラでは、たと
えば眼底のステレオ撮影を行なう場合、左右のど
ちら側からでも撮影が自在に選定でき、また1回
目の撮影により直ちに自動的に他の方向に移動す
るので、眼底カメラの平行移動に合わせて極めて
短時間で、労力を要することなく2回目の撮影が
でき、カメラバツクを移動させる上での操作上の
問題などで眼底カメラ本体の光軸ずれや被検眼の
位置ずれが生じることなく確実で精度の高いステ
レオ写真を即時に得ることが可能になる。
なお、何らかの不都合で1回しか撮影を行えな
い場合があつても、次の撮影に何ら支障をきたす
ことなくそのままフイルムを取り出すことも可能
である。
い場合があつても、次の撮影に何ら支障をきたす
ことなくそのままフイルムを取り出すことも可能
である。
第1図は眼底カメラならびに撮影装置の光学系
を示した配置図、第2図は撮影光束ならびに照明
光束の説明図、第3図は撮影光束の移動を説明す
る説明図、第4図、第5図はそれぞれ撮影装置の
要部を示した構成図、第6図は電気回路のブロツ
ク図、第7図、第8図はモータオン、オフ判別回
路ならびにモータ正転逆転判別回路の出力論理表
図、第9図はステレオ観察撮影の説明図、第10
図は拡大撮影時の説明図である。 1……眼底カメラ、10……接眼レンズ鏡筒、
11……撮影装置、12……照明ランプ、21…
…フイルム、24……フイルムバツク、30……
モータ、33,34……表示灯。
を示した配置図、第2図は撮影光束ならびに照明
光束の説明図、第3図は撮影光束の移動を説明す
る説明図、第4図、第5図はそれぞれ撮影装置の
要部を示した構成図、第6図は電気回路のブロツ
ク図、第7図、第8図はモータオン、オフ判別回
路ならびにモータ正転逆転判別回路の出力論理表
図、第9図はステレオ観察撮影の説明図、第10
図は拡大撮影時の説明図である。 1……眼底カメラ、10……接眼レンズ鏡筒、
11……撮影装置、12……照明ランプ、21…
…フイルム、24……フイルムバツク、30……
モータ、33,34……表示灯。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 眼底カメラの撮影光束を横切る方向に1枚の
フイルムを第1と第2の位置の間で往復移動さ
せ、各位置において撮影を行なうことにより、
前記フイルム上に区分けして眼底画像を撮影す
る眼底カメラ用撮影装置において、 眼底カメラからの1回目の撮影信号により前
記フイルムを第1の位置から第2の位置に移動
させ、2回目の撮影信号により前記フイルムを
第2の位置から第1の位置に移動させる制御手
段と、 1回目の撮影時のフイルム位置を前記第1あ
るいは第2の位置のいずれかの位置に設定する
設定手段を有することを特徴とする眼底カメラ
用撮影装置。 2 前記フイルムが前記第1あるいは第2のいず
れの位置にあるかを表示できるようにしたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の眼底カメラ用撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986141339U JPH0310962Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986141339U JPH0310962Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6350302U JPS6350302U (ja) | 1988-04-05 |
JPH0310962Y2 true JPH0310962Y2 (ja) | 1991-03-18 |
Family
ID=31049025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986141339U Expired JPH0310962Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310962Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107234A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-26 | Toshiba Corp | X-rays snapshooting device |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP1986141339U patent/JPH0310962Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107234A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-26 | Toshiba Corp | X-rays snapshooting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6350302U (ja) | 1988-04-05 |
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